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『'''ぼっち・ざ・ろっく!'''』 (BOCCHI THE ROCK!) は、[[はまじあき]]による[[日本]]の[[4コマ漫画]]。『[[まんがタイムきららMAX]]』([[芳文社]])にて、2018年2月号から4月号までゲスト連載後<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/261737|title= 音楽好きのぼっち少女描く「ぼっち・ざ・ろっく!」など、きららMAXにゲスト2本|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2017-12-19|accessdate=2019-11-02}}</ref>、同年5月号から連載中<ref name="natalie20191010">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/274168|title=バンド活動に憧れる超人見知り少女4コマ「ぼっち・ざ・ろっく!」が連載化|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018-03-19|accessdate=2019-11-02}}</ref>。略称は「'''ぼざろ'''<ref>{{Twitter status2|mangatimekirara|1363795197977530369|2021年2月22日|accessdate=2021-03-27}}</ref>」。キャッチコピーは「'''陰キャならロックをや |
『'''ぼっち・ざ・ろっく!'''』 (BOCCHI THE ROCK!) は、[[はまじあき]]による[[日本]]の[[4コマ漫画]]。『[[まんがタイムきららMAX]]』([[芳文社]])にて、2018年2月号から4月号までゲスト連載後<ref>{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/261737|title= 音楽好きのぼっち少女描く「ぼっち・ざ・ろっく!」など、きららMAXにゲスト2本|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2017-12-19|accessdate=2019-11-02}}</ref>、同年5月号から連載中<ref name="natalie20191010">{{Cite news|url=https://natalie.mu/comic/news/274168|title=バンド活動に憧れる超人見知り少女4コマ「ぼっち・ざ・ろっく!」が連載化|newspaper=コミックナタリー|publisher=ナターシャ|date=2018-03-19|accessdate=2019-11-02}}</ref>。略称は「'''ぼざろ'''<ref>{{Twitter status2|mangatimekirara|1363795197977530369|2021年2月22日|accessdate=2021-03-27}}</ref>」。キャッチコピーは「'''陰キャならロックをやりなさい!'''」<ref>雑誌掲載時の扉にこの言葉がついていることが多い。</ref>。 |
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== 概要 == |
== 概要 == |
2022年9月29日 (木) 08:36時点における版
ぼっち・ざ・ろっく! | |
---|---|
ジャンル | 4コマ漫画 |
漫画 | |
作者 | はまじあき |
出版社 | 芳文社 |
掲載誌 | まんがタイムきららMAX |
レーベル | まんがタイムKRコミックス |
発表号 | 2018年2月号 - 4月号(ゲスト連載) 2018年5月号 - |
巻数 | 既刊4巻(2022年8月現在) |
アニメ | |
原作 | はまじあき |
監督 | 斎藤圭一郎 |
シリーズ構成 | 吉田恵里香 |
脚本 | 吉田恵里香 |
キャラクターデザイン | けろりら |
音楽 | 菊谷知樹 |
アニメーション制作 | CloverWorks |
放送局 | TOKYO MXほか |
放送期間 | 2022年10月9日 - |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画・アニメ |
ポータル | 漫画・アニメ |
『ぼっち・ざ・ろっく!』 (BOCCHI THE ROCK!) は、はまじあきによる日本の4コマ漫画。『まんがタイムきららMAX』(芳文社)にて、2018年2月号から4月号までゲスト連載後[1]、同年5月号から連載中[2]。略称は「ぼざろ[3]」。キャッチコピーは「陰キャならロックをやりなさい!」[4]。
概要
前作『きらりブックス迷走中!』(まんがタイムきららMAX)の連載を終えたはまじが漫画以外の自身の趣味からバンドをテーマに選んで描いた4コマ漫画[5]。
次にくるマンガ大賞2019・コミックス部門で8位にランクインした[6]。
系列誌のヒット作で、同じく女子高生によるガールズバンドを取り扱った『けいおん!』の舞台が高校の部活動(軽音楽部)であるのに対し、ライブハウスを中心に活動するバンドを題材としており、はまじ自身も差別化をはかるうえで意識した部分の1つであるとインタビューで述べている[5]。
一部の登場人物の名前は実在するバンドマンに由来しており、各話の扉絵はフレデリックの『オドループ』(5話)やフジファブリックの『若者のすべて』(13話)など、実在するバンドのMVの1シーンをオマージュした構図が用いられている[5]。
2021年2月発売の『きららMAX』2021年4月号にてテレビアニメ化が発表された[7]。
あらすじ
後藤ひとりは動画投稿サイトで評判のギタリストギターヒーローの名で活動する少女だった。その一方で彼女は、極度の人見知りでコミュ障であるため、バンド活動や文化祭ライブに憧れつつも、音楽のパートナーどころか友達すら作れないまま中学を卒業する。
高校生になってからある日の帰り、自分が所属するバンド結束バンドのギタリストを探していた伊地知虹夏にギターを持っているところを見つけられたひとりは、強引にギタリストとしてバンドメンバーに加えられて、ライブハウスで演奏することになる。念願のバンド活動ができるようになったひとりだったが、人前での演奏やセッションでの演奏に慣れていないため実力を発揮できない。それでもバンドメンバーの山田リョウ、喜多郁代と共に、ひとりは次第にギタリストとして成長していき、ライブハウスでの演奏などの他、学校での文化祭にも「結束バンド」のメンバーで参加して演奏する。
そんな中、(最後の最後でのひとりの失態[注 1]が)話題になった文化祭ライブの、ネットに投稿された映像を見て、これを記事にしようと、音楽ライターの「ぽいずん♡やみ」こと佐藤愛子が、ライブハウスまで「結束バンド」を取材しに来る。ぽいずんは、そこでのひとりの演奏のクセを聞いて、ひとりが「ギターヒーロー」であることを確信して[注 2]皆にバラす。ひとりの腕前ならもうプロとして通用すると言う一方、他の「結束バンド」のメンバーは「“ガチ”じゃない」と指摘し、「ちゃんとしたバンドに入った方がいい」と、ひとりだけを引き抜いて音楽業界に紹介しようとする。
虹夏たちはぽいずんの発言を否定できず、ひとりにとって「結束バンド」で演奏し続けるのが良いことなのかどうかも考えあぐねていたが、ひとりも虹夏たちと一緒にロックフェスに出場するという、同じことを考えていた。そして自分たちをアピールするためのミュージックビデオを作ったり、審査のための新曲を作ったり、路上ライブをしたりして、フェスのための活動を始める。
登場人物・バンド
声の項はテレビアニメ版の声優。作中の年次の表記はひとりの学年を基準に高校1年時を1年目、進級後を2年目とする[注 3]。
「結束バンド」
本作で中心として描かれるバンド。虹夏の姉・星歌が店長を務める下北沢のライブハウス「STARRY(スターリー)」を拠点に活動している。バンド名はリョウによる命名で、ライブの物販では実際に結束バンド(ケーブルタイ)をリストバンドと称して販売している。明るく前向きな歌詞にコンプレックスを持つひとりが作詞を担当していることもあり、楽曲は後ろ向きなものが多い。
メンバーの苗字(後藤、伊地知、山田、喜多)はいずれもASIAN KUNG-FU GENERATIONのメンバーの苗字に由来し[5]、誕生日は対応するメンバーの誕生日を逆から読んだものとなっている(12月2日→2月21日等)。
- 後藤 ひとり(ごとう ひとり)
- 声 - 青山吉能[8]
- 誕生日:2月21日 / 血液型:B型[9]
- 本作の主人公。ギター、作詞担当。秀華高校1年→2年。ニックネームはリョウが名前から付けた「ぼっち(ちゃん)」。対人関係が苦手で初対面の相手とは目も合わせられず、服装は常にジャージ[注 4]、家では暗い押し入れでギターばかり弾いている「陰キャラ」少女。何かあるとすぐにゴミ箱や段ボール箱の中などに隠れようとする(初のライブハウスでの演奏も、段ボール箱の中からだった)。場を盛り上げようとしても、スベったりやりすぎたりして失敗することが多い。その性格の反動からか承認欲求が強いところがある。一方で他人のことをよく見ており、悩みやプレッシャーなどを抱えているといち早く気づいている。
- 先述の性格に加え、運動、勉強など取り柄と言えるものががないというコンプレックスを持っていたところ、中学1年の時に、暗い学生時代から一転してスターとなったバンドマンのインタビューを目にしたことで、父親から借りたギターにのめり込むも、結局中学3年間でバンドを組むことはできず、高校に進学して[注 5]1ヶ月が経っても1人の友達も作ることができずにいた。話の合うクラスメイトから声をかけてもらえることを期待してギターを学校へ持参した帰り道、ライブ直前に突然辞めた喜多の代役となるギタリストを探していた虹夏と出会い、押し切られるように彼女の結成した「結束バンド」の初ライブに参加。以降、バンドの一員として活動していくこととなる。
- 毎日6時間の練習と動画投稿サイトでの活動を行ってきたため、個人としての演奏技術は非常に高い。一方で観客を前にしての演奏に不向きな性格であることや、他人と合わせて演奏する経験が不足していることからバンド演奏では実力を十分に発揮することができず、時折その片鱗を覗かせるに留まっている。感情が表に出やすく、切羽詰まった場面では顔面が崩壊する。特に中学生時代は孤独で、青春などとは無縁の生活を送っており、憧れが滑って失敗した経験がトラウマになっていることから、そういった話が出ると嘔吐、吐血、身体が崩れ去るなどなどの拒否反応を示す「青春コンプレックス」。そのため青春に関連したNGワードを避けるため、「結束バンド」内でも逆に自分で作詞を担当するようになる。
- 虹夏と喜多によると(普段の奇行から忘れがちだが)美少女。文化祭のクラスの出し物でメイド服を着させられたときは、皆に似合っていると思われ、リョウには「ビジュアル方面で売り出すのもあり」「(ひとりは)ダイヤの原石」と考えられた。結束バンドのファンからは、顔を上げて表情を整えたらアイドル事務所も狙えるほどのルックスだそうだが、その表情は10秒と持たない。
- 初期設定では普通の可愛い女の子だったが、担当編集から「もっとガチにしたほうがいい」と指摘を受けて修正していき、現在の設定になった[5]。
- ギターヒーロー
- ひとりが動画投稿サイトで活動する際に用いているハンドルネーム。ひとりの、普段人前に出せないが内面に抱えている承認欲求の象徴とも言えるもので、「バスケ部エースの彼氏持ち」や「ラインの友達数は1000人超え」といった現実のひとりからはかけ離れた設定がつけられている[注 6]。顔を隠すアングルから撮影された人気バンドのカバー動画を投稿しており、投稿サイトでの登録者数は8万人近くもいて、ぽいずん♡やみのような音楽関係者からも注目を集めている。動画はひとりの父によって収益化されており、文化祭ライブで壊れたギターを新調する費用等に充てられた。
- 現在の自身の実力では「ギターヒーロー」の名前でファンを集めても満足させるだけの演奏ができないというひとりの考えから、正体が「結束バンドの後藤ひとり」であることは公にはされていない[注 7]。
- 伊地知 虹夏(いじち にじか)
- 声 - 鈴代紗弓[10]
- 誕生日:5月29日 / 血液型:A型[9]
- ドラム担当。下北沢高校2年→3年。明るく世話焼きなバンドのまとめ役。かつてはバンドマンで現在もライブハウスの店長を務める星歌の影響で幼い頃からバンド文化に触れてきており、業界事情にも詳しい。
- 自身の夢を実現させるために親友であるリョウを誘って「結束バンド」を結成した。デザインが得意で「結束バンド」のロゴやCDジャケットの制作の他、ライブ映像を動画投稿サイトに投稿する際の編集なども手がけている。
- もともと「ギターヒーロー」のファンであり、その正体がひとりであることにも最初に気づいたが、ひとりの希望もあり、ぽいずん♡やみによって皆にバラされるまでは他メンバーにはこのことを黙っていた。
- 山田 リョウ(やまだ リョウ)
- 声 - 水野朔[11]
- 誕生日:9月18日 / 血液型:AB型[9]
- ベース、作曲担当。下北沢高校2年→3年。風変わりな趣味をしており、変人と呼ばれると喜ぶ。無口無表情で友達も少ないが、ひとり曰くコミュ症ではなく「1人でいるのが好きな人」。音楽や楽器にうるさく、語りはじめると人が変わったように饒舌になる。
- 以前は別のバンドで活動していたが、個性を捨てて売れ線を目指すメンバーとの志向の違いから脱退(後にバンド自体も解散)。バンド活動そのものに嫌気がさしていたところを親友の虹夏に誘われたことで心機一転し「結束バンド」を結成した。
- 両親が病院を経営する裕福な家庭に暮らしているが、金遣いが荒く小遣いの殆どを楽器に注ぎ込むため、ひとりから借金を重ねたり雑草を食べて空腹を紛らわすほどの金欠に陥ることもある。元々は、自分に過保護な親に反発していることを示し、親が自分にかまわないようになるのではないかと思ってロックを始めたという経緯がある(だが親が嫌いというわけではない)。
- 喜多 郁代(きた いくよ)
- 声 - 長谷川育美[12]
- 誕生日:4月21日 / 血液型:A型[9]
- ギター、ボーカル担当。秀華高校1年→2年[注 8]。「人と関わるのが大好き」と自称するように社交的で友達が多く、SNSなども積極的に活用するいわゆる「陽キャラ」。運動神経も良く、勉強等も無難にこなす一方で、自身をひとりやリョウと比較して特別秀でた部分のない平凡な人間だとも思っている。自身の「郁代」という名前を好ましく思っておらず、周囲には苗字で呼ぶことを強いている[注 9]。
- 楽しいが平凡だと感じる日常を送っていたところ、リョウが以前に所属していたバンドの路上ライブを見たことで「普通じゃない道を歩いているのは羨ましい」と彼女に憧れを抱き、「結束バンド」の初期メンバー募集にギタリストとして応募するも、実際にはギターが弾けなかったことから初ライブを目前にバンドから逃亡する。後にひとりを通じて虹夏、リョウと再会し真実を打ち明けることで和解。ひとりに説得されたことで改めて「結束バンド」に加入する。
- 演奏経験は浅く技術的にも未熟であるものの、ひとりの指導の元で練習を重ねた結果、文化祭ライブでは機材トラブルに見舞われたひとりのためにアドリブで時間を繋ぐまでに成長した姿を見せた。
- 当初はひとりのことを「後藤さん」と呼んでいたが、文化祭ライブを機に「ひとりちゃん」へと呼び方を改める[注 10]。
「SICK HACK」
新宿のライブハウス「FOLT(フォルト)」を拠点に活動している実力派サイケデリックロックバンド。読みは「シク ハック」。ライブ中の(主に廣井による)奇行から大衆受けは良くないもののメンバーの技術は確かで、リョウを始めとしたコアなファンからの人気は高い。
- 廣井 きくり(ひろい きくり)
- ベース、ボーカル担当。星歌の大学時代の後輩にあたり、作中ではほとんどの場面で酔っ払っている。そのためによくライブ中に機材を壊すなどのトラブルを巻き起こすため弁償させられており、それでさらにヤケ酒するため、ライブでの収入はそれなりにあるものの、いつも金欠である。
- 駅前で泥酔していたところ、ライブチケットが売れずに窮していたひとりと偶然出会い、その場で即興のセッションライブを披露。そのときにひとりの才能に気づき、ひとりから購入したチケットで「結束バンド」のライブを訪れて以降「STARRY」にも頻繁に顔を見せるようになる。だが先述の通りいつも酔っ払っているため、迷惑な客でもある。
- 自由奔放な振る舞いを見せる現在とは違い高校までは根暗な性格で、飲酒を始めたきっかけもライブの緊張を誤魔化すためだった。かつての自身と重なる部分のあるひとりの素質を高く買っており、折に触れてはバンドマンの先輩としてアドバイスを送る。
- 清水 イライザ(しみず イライザ)
- 誕生日:1月1日
- ギター担当。カタコト混じりの口調で話す。日本のアニメ漫画文化に関心があり、本当はロックよりもアニソンコピーバンドをやりたいと口にする。同人作家としても活動しており「コミマ」[注 11]に参加するために18歳まで住んでいたイギリスから来日して3年目[注 12]。
- 岩下 志麻(いわした しま)
- 誕生日:5月15日
- ドラム担当。中性的な外見でライブの観客からは「志麻さま」とも呼ばれる。毎回のようにライブを台無しにする廣井に辟易としている。
「SIDEROS」
「結束バンド」と同年代のメンバーで構成されたメタルバンド。読みは「シデロス」。「SICK HACK」と同じく「FOLT」を拠点に活動しており、既にワンマンライブを行えるだけの人気を集めている。結成自体は3年前であるものの、リーダーである大槻の人付き合いに難があるためメンバーの入れ替わりが激しく、現在のメンバーでは1年目[注 13]。
- 大槻 ヨヨコ(おおつき ヨヨコ)
- 誕生日:6月2日
- ギター、ボーカル担当。同じライブハウスで活動する廣井を「姐さん」と呼び慕っており、廣井が目をかける「結束バンド」を強く意識している。友達が少なく目付きの悪さや身長の低さで馬鹿にされることが多かった中、テストで1位を取ったことで周囲から見直され、「一番になれば世界が認めてくれる」「もっと好きな事で一番になりたい」という思いからバンドを始めた過去を持つ。それゆえ順位や数字に対するこだわりが人一倍強く、より上を目指すための努力に妥協がない。人付き合いが得意でない上、勝ち気で素直さに欠けた言動も多く、長谷川からは「コミュニケーション下手」と評される。
- 長谷川 あくび(はせがわ あくび)
- 誕生日:4月4日
- ドラム担当。大槻のことを「先輩」と呼び、語尾に「っす」と付けて話す。「SICK HACK」のライブのゲストに呼ばれた「SIDEROS」と「結束バンド」が同じ楽屋を使うことになった際には率先して交流を図るなどフランクな性格。
- 本城 楓子(ほんじょう ふうこ)
- ギター担当。大槻のことは「先輩」と呼び、長谷川とは互いを「はーちゃん」「ふーちゃん」と呼び合う。
- 内田 幽々(うちだ ゆゆ)
- ベース担当。ゴスロリ系の服装が多い。オカルト趣味。
その他のバンド・音楽グループ
- 「ケモノリア」
- 「結束バンド」と同年代のメンバーで構成されたエレクトロロックバンド。芸大生のボーカルが所属し、都内を中心に活動している。未確認ライオットではライブ審査で「結束バンド」「SIDEROS」と同グループとなる。
- 「なんばガールズ」
- 「結束バンド」と同年代のメンバーで構成されたバンド。大阪で活動している。
- 「天使のキューティクル」/「屍人のカーニバル」/ 臼井
- 「結束バンド」と同じブッキングライブに呼ばれたそれぞれ地下アイドルグループ/デスメタルバンド/個人による弾き語り。「結束バンド」を含めてライブハウスのスケジュールを埋めるためだけに意図なく集められた面子だったが、その縁から未確認ライオットでは「結束バンド」の応援に回る。
音楽関係の人物
- 伊地知 星歌(いじち せいか)
- 虹夏の姉でライブハウス「STARRY」の店長。クリスマスイブが誕生日で、作中1年目に30歳を迎えた。かつては自身もバンドマンで、その実力はレーベルからスカウトの話が来るほどだった。口では虹夏や「結束バンド」に厳しくあたることもあるが、実際には誰よりも「結束バンド」のことを親身に考えている。
- ひとりの「ギターヒーロー」としての正体まではわからなかったものの、ひとりのギタリストとしての才能にもいち早く気づいている。
- 「STARRY」の店員
- 口ピアスを付けたミステリアスな風貌の女性PAエンジニア。最終学歴は高校中退。プライベートでは「音戯 アルト(おとぎ アルト)」の名前でバーチャルYoutuberとして活動している。具体的な名前については作中で言及されず、主に「PAさん」と呼ばれる[注 14]。
- 吉田 銀次郎(よしだ ぎんじろう)
- ライブハウス「FOLT」の店長。37歳[注 15]。強面の男性だが女言葉で話し、廣井曰く「心が乙女なおっさん」。好きな音楽ジャンルはパンクロック。
- ぽいずん♡やみ
- 誕生日:2月14日
- 音楽情報サイトに寄稿するフリーライター。本名は佐藤 愛子(さとう あいこ)。23歳→24歳。「結束バンド」の取材に「STARRY」を訪れ、演奏の癖からひとりと「ギターヒーロー」が同一人物であることを見抜く。「ギターヒーロー」の動画に注目する1人で、その実力を既にプロでも通用すると評価している。一方で「結束バンド」については「高校生にしたらレベルはまぁ高いと思う」としつつも、その活動姿勢を「ガチじゃない」「本気でプロを目指しているバンドに見えない」と評し「こんなところでうだうだやってると才能腐っちゃいますよ」と、ひとりに忠告を送る。
- もともとは「いいバンドをもっと大勢に知って欲しくて」音楽系ライターを始めており、また自ら「バンドに対してはいつだって真面目」と語るように、最初に演奏を聴いてから後の「結束バンド」の成長を認めるといった面もある。
その他の登場人物
- ひとりの母
- 名前は美智代(みちよ)。人見知りなひとりを何かと心配している。喜多が家に来たときは場を盛り上げようと、喜んで学生コスプレまでした(21年ぶりに制服を着たとのこと)。
- ひとりの父
- 洋楽趣味でギターを所持しており、ひとりは当初そのギターを借りて使用していた。ひとりの音楽活動については「洋楽にハマってほしかった」としながらも好意的に見守っており、文化祭ライブでギターを壊したことを告白された際には「ライブ中に壊すなんて興奮しちゃうなあ」と話すなどロックに対する理解も高い。
- ひとりの動画投稿サイトでの収益を貯金していて、ギターを壊してしまったひとりにそのお金を与えた。
- 後藤 ふたり(ごとう ふたり)
- ひとりの妹。5歳[注 16]。初対面の相手にも物怖じしない。無邪気に相手の心を抉るようなことを言って、(特にひとりに)精神的ダメージを与えることが多い。
- ジミヘン
- 後藤家で飼われている犬。ひとりの父によって洋楽由来で名付けられた。初対面の相手にもよくなつく。
- リョウの両親
- 職業は病院の経営。リョウを溺愛しているが、本人からはその愛情を疎ましがられてもいる。
- 「結束バンド」のファン1号・2号
- ひとりと廣井の即興ライブを見て「結束バンド」のライブチケットを購入した二人組の女性ファン。ライブ当日は台風の中「STARRY」まで足を運び、以降も度々「結束バンド」のライブを訪れるようになる。普段は美術大学の映像学科で学ぶ学生で、「結束バンド」がMVを制作する際には虹夏の依頼で撮影にも協力している。具体的な名前については作中で言及されず、二人のうちロングヘアの女性が「1号さん」、ミディアムヘアの女性が「2号さん」と呼ばれる[注 14]。
- 佐々木 次子(ささき つぐこ)
- 誕生日:4月2日
- 作中2年目から登場するひとりと喜多のクラスメイト。喜多とは中学から5年連続で同じクラスの腐れ縁で、「さっつー」のニックネームで呼ばれる。趣味はヒップホップ。
用語
- 「STARRY」
- 「結束バンド」が活動拠点とする下北沢のライブハウス。星歌が店長を務めており、1話(1年目5月)時点で「最近オープンした」とされている。「結束バンド」のライブや練習に利用されている他、メンバーがライブ費用を賄うためのアルバイト先にもなっている。外観のモデルとなっているのはライブハウス「下北沢SHELTER」。
- 「FOLT」
- 「SICK HACK」および「SIDEROS」が拠点としている新宿のライブハウス。吉田が店長を務めている。外観のモデルとなっているのはライブハウス「新宿LOFT」。
- 秀華高校
- ひとりと喜多の通う高校。共学。
- 下北沢高校
- 虹夏とリョウの通う高校。喜多によれば秀華高校より「はるかに頭がいい」。
- イシバシ楽器
- ひとりがギターを新調する際に利用した御茶ノ水の楽器店。御茶ノ水に実在する同名の楽器店をモデルにしており、作中では「STARRY」を開く以前の星歌が働いていた設定となっている。
- 未確認ライオット
- ぽいずん♡やみから活動姿勢を否定された「結束バンド」が実力を証明するためにエントリーを決めた、10代アーティスト限定のロックフェス。デモ審査、ウェブ投票、ライブ審査を経て最終審査がフェス形式で行われる。優勝賞金は100万円で、ここからメジャーデビューが決まることもあるとされる。モデルは未確認フェスティバルならびにその前身である閃光ライオット。
書誌情報
- はまじあき『ぼっち・ざ・ろっく!』芳文社〈まんがタイムKRコミックス〉、既刊4巻(2022年8月26日現在)
- 2019年2月27日発売、ISBN 978-4-8322-7072-5
- 2020年2月27日発売、ISBN 978-4-8322-7170-8
- 2021年2月25日発売、ISBN 978-4-8322-7252-1
- 2022年8月26日発売、ISBN 978-4-8322-7252-1
テレビアニメ
この節には放送または配信開始前の番組に関する記述があります。 |
2022年10月よりTOKYO MXほかにて放送予定[13]。
スタッフ
- 原作 - はまじあき[13]
- 監督 - 斎藤圭一郎[13]
- 副監督 - 山本ゆうすけ[13]
- シリーズ構成・脚本 - 吉田恵里香[13]
- キャラクターデザイン・総作画監督 - けろりら[13]
- ライブディレクター - 川上雄介[13]
- ライブアニメーター - 伊藤優希[13]
- プロップデザイン - 永木歩実[13]
- 2Dワークス - 梅木葵[13]
- 色彩設計 - 横田明日香[13]
- 美術監督 - 守安靖尚[13]
- 美術設定 - taracod[13]
- 撮影監督 - 金森つばさ[13]
- CGディレクター - 宮地克明[13]
- ライブCGディレクター - 内田博明[13]
- 編集 - 平木大輔[13]
- 音楽 - 菊谷知樹[13]
- 音響監督 - 藤田亜紀子[13]
- 音響効果 - 八十正太[13]
- アニメーションプロデューサー - 梅原翔太[14]
- 制作 - CloverWorks[13]
主題歌
放送局
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [16] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2022年10月9日 - | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | TOKYO MX | 東京都 | |
とちぎテレビ | 栃木県 | |||
群馬テレビ | 群馬県 | |||
BS11 | 日本全域 | BS放送 / 『ANIME+』枠 | ||
日曜 1:28 - 1:58(土曜深夜) | 宮崎放送 | 宮崎県 | 作者の出身地[17] | |
日曜 3:08 - 3:38(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 『アニメシャワー』第3部 | |
2022年10月10日 - | 月曜 22:30 - 23:00 | AT-X | 日本全域 | CS放送 / 字幕放送[18] / リピート放送あり |
2022年10月14日 - | 金曜 3:00 - 3:30(木曜深夜) | RKB毎日放送 | 福岡県 |
配信開始日 | 配信時間 | 配信サイト |
---|---|---|
2022年10月9日 | 日曜 0:00 - 0:30(土曜深夜) | ABEMA |
2022年10月11日 | 火曜 12:00 更新 | |
火曜 22:30 - 23:00 | ニコニコ生放送 | |
2022年10月12日 | 水曜 0:00(火曜深夜) 更新 |
|
Webラジオ
2022年9月7日より音泉およびアニプレックスのYouTubeチャンネルにて『ぼっち・ざ・らじお!』が配信中。メインパーソナリティは後藤ひとり役の青山吉能。ここに伊地知虹夏役の鈴代紗弓、山田リョウ役の水野朔、喜多郁代役の長谷川育美の3名が交代制パーソナリティを務める。番組の特徴として、青山がスタッフを介さず一人で進行や他のパーソナリティの呼び込みをする[19]。
脚注
注釈
- ^ 観客に受け止めてもらうつもりで檀上からダイブしたが、皆に避けられてそのまま床に落下、激突した。
- ^ ネットに流れていた映像はひとりのダイブの場面だけで、「結束バンド」の演奏シーンは入っていなかった。
- ^ 作中の具体的な年月としてはひとりの高校入学が2017年4月の出来事と設定されている。
- ^ 親には可愛い服も買ってもらっているがいつも着ていない。その服は喜多が借りたこともある。
- ^ 中学時代の自分を知らない学校へ行こうと、県外で通学に片道2時間かかる高校をわざわざ選んだ。
- ^ バンドの皆に正体を知られてからは、そういった設定の妄言投稿はやめている。
- ^ 当初は「結束バンド」メンバーにも秘密にされていたが、2度目のライブ中に虹夏のみが気付き、後にぽいずん♡やみによる指摘を経てリョウ、喜多を含めた「STARRY」関係者にも周知された。その後は「SIDEROS」メンバーにも雑談の中で明かされるなど絶対の秘密というほどではなくなっている。
- ^ 1年時はひとりと別のクラスだったが、進級後は同じクラスとなっている。
- ^ リョウのみが天の邪鬼から「郁代」と名前で呼ぶ。
- ^ 前後してひとりからの呼び方も「喜多さん」から「喜多ちゃん」へと変化している。
- ^ 同じくはまじによる漫画『きらりブックス迷走中!』に、コミックマーケットをモデルとした同名の同人イベントが登場している。
- ^ 作中1年目秋時点。
- ^ 作中1年目11月時点。
- ^ a b 単行本第三巻購入特典の4p公式設定資料集(ブックレット)において「STARRY」の店員と「結束バンド」のファンについては共に名前を設定する予定がないことが述べられている。
- ^ 作中1年目秋時点。
- ^ 作中1年目秋時点。
出典
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- ^ “バンド活動に憧れる超人見知り少女4コマ「ぼっち・ざ・ろっく!」が連載化”. コミックナタリー (ナターシャ). (2018年3月19日) 2019年11月2日閲覧。
- ^ mangatimekiraraの2021年2月22日のツイート、2021年3月27日閲覧。
- ^ 雑誌掲載時の扉にこの言葉がついていることが多い。
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- ^ @kafunsyokougun (2021年12月18日). "ぼっち・ざ・ろっく!もちろんアニメーションプロデューサーはおれだぁぁぁぁ!!!!!!". X(旧Twitter)より2022年4月4日閲覧。
- ^ a b “ON AIR”. TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式サイト. 2022年9月14日閲覧。
- ^ テレビ放送対象地域の出典:
- 政府規制等と競争政策に関する研究会 (2009年10月9日). “放送分野の動向及び規制・制度(資料2)” (PDF). 通信・放送の融合の進展下における放送分野の競争政策の在り方. 公正取引委員会. p. 2. 2018年10月24日閲覧。
- “基幹放送普及計画”. 郵政省告示第六百六十号. 総務省 (1988年10月1日). 2022年5月11日閲覧。
- “地デジ放送局情報”. 一般社団法人デジタル放送推進協会. 2022年8月5日閲覧。
- ^ @hamazi__ (2022年9月14日). "アニメの偉い人が地元で放送したいならできますよって言ってくださり私の地元宮崎で放送してもらえる事になったよ!". X(旧Twitter)より2022年9月18日閲覧。
- ^ “週間番組表 (2022/10/10〜2022/10/16)”. AT-X. エー・ティー・エックス. 2022年9月15日閲覧。
- ^ “ぼっち・ざ・らじお!”. 音泉. タブリエ・コミュニケーションズ. 2022年9月15日閲覧。
外部リンク
- ぼっち・ざ・ろっく! - 芳文社
- ぼっち・ざ・ろっく! - きららベース(ニコニコ静画)
- TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式サイト
- TVアニメ「ぼっち・ざ・ろっく!」公式 (@BTR_anime) - X(旧Twitter)