「ようこそ実力至上主義の教室への登場人物」の版間の差分
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: 清隆の父親{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|p=88}}。下の名前や職業は一切明かされていないが、日本という国に対してほぼ全ての場所に手を回すことのできるほどの権力を持っている。政府の運営する高度育成高等学校を、少なからず敵地と考えているため、政府の関係者ではない模様{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=96-97}}。清隆とは互いに親子という認識を持っておらず、互いに淡泊な対応をしている{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=88,98}}。 |
: 清隆の父親{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|p=88}}。下の名前や職業は一切明かされていないが、日本という国に対してほぼ全ての場所に手を回すことのできるほどの権力を持っている。政府の運営する高度育成高等学校を、少なからず敵地と考えているため、政府の関係者ではない模様{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=96-97}}。清隆とは互いに親子という認識を持っておらず、互いに淡泊な対応をしている{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=88,98}}。 |
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: 自分が絶対主義だと確信する程の傲慢さと、敵対する人間を一切の躊躇なく破滅させる非情さを併せ持つ性格{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=86-104}}。坂柳理事長曰く「(清隆の両親・祖父母含み)天才やエリートというわけではないが、その精神力で敵をねじ伏せてきた」とのこと。とある計画・野望を遂行しており、ホワイトルームを稼働させ、自分の意思を継ぐ多くの人間に学問・武術などあらゆる教育を施している{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=94-95}}。中でも息子の清隆は「自身の最高傑作」として自負しており、彼を「いずれ自分を超え日本を動かしていくべき存在」と呼んでいる{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=97-98}}。 |
: 自分が絶対主義だと確信する程の傲慢さと、敵対する人間を一切の躊躇なく破滅させる非情さを併せ持つ性格{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=86-104}}。坂柳理事長曰く「(清隆の両親・祖父母含み)天才やエリートというわけではないが、その精神力で敵をねじ伏せてきた」とのこと。とある計画・野望を遂行しており、ホワイトルームを稼働させ、自分の意思を継ぐ多くの人間に学問・武術などあらゆる教育を施している{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=94-95}}。中でも息子の清隆は「自身の最高傑作」として自負しており、彼を「いずれ自分を超え日本を動かしていくべき存在」と呼んでいる{{Sfnp|小説/1年生編第7巻|2017|pp=97-98}}。 |
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: なお、アニメでは |
: なお、アニメでは'''綾小路父'''と表記されていた。 |
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2022年9月29日 (木) 00:02時点における版
ようこそ実力至上主義の教室への登場人物(ようこそじつりょくしじょうしゅぎのきょうしつへのとうじょうじんぶつ)は、衣笠彰梧による日本のライトノベル作品『ようこそ実力至上主義の教室へ』、および同作を原作としたメディアミックス作品に登場する人物の一覧。
声の項は特記がない限りテレビアニメ版の担当声優。また、本作は作中で度々クラス名が変わるため[注 1]、物語開始時点のクラス名で統一し、クラス名の変遷については補足として表記している。
1年生→2年生
2年生編第1巻において進級する。
Dクラス(堀北クラス)
1年時3学期(1年生編第8巻)時点でCクラスに昇格するも、選抜種目試験終了(1年生編第11巻)時点でDクラスに降格する。無人島サバイバル試験終了(2年生編第4.5巻)時点でCクラスに昇格する。
綾小路清隆 ()- 声 - 千葉翔也[2] / 花江夏樹(2015年PV)[3][4]
- 本作の主人公[5]。Dクラスの男子生徒で、クラス内でも特に目立たず、やる気のない性格をしている[6]。
- 一見すると無気力で特徴のない人間のようだが、実は「ホワイトルーム」の出身者であり[7]、極めて高い学力や身体能力を持っているが[8]、自分なりに一般的な高校生として穏やかに過ごすことを目的としているために実力を隠している[6]。
- →詳細は「綾小路清隆」を参照
堀北鈴音 ()- 声 - 鬼頭明里[2] / 大西沙織(2015年PV)[3][4]
- Dクラスのリーダーを務める女子生徒[9]。読書と勉強に励み、容姿端麗で成績も優秀だが性格に難があり[10]、他人に対する配慮や思いやりに欠け人間関係を疎かにしていたためDクラスに配属された[11][12]。また、学園の生徒会長・堀北学の妹であり[9]、学に対しては尊敬の念を抱くと共に「学に追いつきたい」という願望を持っているが[9]、兄妹仲は険悪になっている[13]。
- →詳細は「堀北鈴音」を参照
軽井沢恵 ()- 声 - 竹達彩奈[2]
- Dクラスのヒエラルキー最上位にいるギャル系の女子生徒で、クラス内の女子をまとめている[14]。入学後早々に平田と交際するが[15]、実際はクラスのまとめ役であるという彼の地位を利用して「寄生」しているだけで恋愛関係ではない[16]。
- →詳細は「軽井沢恵」を参照
櫛田桔梗 ()- 声 - 久保ユリカ[2] / 高橋未奈美(2015年PV)[3][4]
- 学校では男女問わず人気があり[2]、容姿端麗かつコミュニケーション能力が高い[17]。学校中の生徒と友達になることを目標としており、鈴音に対してもアプローチしている[2]。しかし、本性は極度の承認欲求を持ち傲慢で利己的な性格であり、周囲の人間を見下している[17]。
- →詳細は「櫛田桔梗」を参照
佐倉愛里 ()- 声 - M・A・O[2]
- 目立つことを嫌う気弱な少女[6]。1年生編6巻にて「綾小路グループ」の一員となる[18]。
- 優れた容姿とプロポーションを持っているが、猫背と俯きがちなせいで気付く人は少なく、地味な少女として振舞っている[19]。「自分は一人でも構わない」と誰に対しても心を閉ざしており[20]、こういった他人とのコミュニケーション能力に欠ける点は高校生になる前から問題視されており、彼女がDクラスとなる原因となっている[21][17]。普段かけている眼鏡も伊達メガネである[22]。
- 芸能界ではグラビアアイドルの雫(しずく)として活躍している[19]。生徒と学外との連絡の一切を禁じているため在学中はアイドル活動は休止中だが、インターネットは対象外で、ネット上で画像を公開するなどして活動している[23]。ストーカー被害を清隆と一之瀬に助けられて以降[17]、清隆に好意を抱いている[19]。
- 「綾小路グループ」の仲間とは、波瑠加の提案から下の名前で呼び合っている[24]。
- テレビアニメで佐倉愛里役を務めるM・A・Oは「かわいい子なのでそのかわいさは残しつつ、引っ込み思案な感じでお願いします」と指示を受け、「性格上うまく言葉にできなかったり、強く言えなかったりしたが、徐々に言えるようになっていくところを、きちんと表現できるようにした」と振り返っている[25]。
平田洋介 ()- 声 - 逢坂良太[2]
- Dクラスのまとめ役を果たしている男子生徒[17]。櫛田と同様に容姿端麗でコミュニケーション能力が高く、成績も優秀なため女子からの人気も高い[17]。入学後早々に恵と交際し始めているが[15]、実際は彼女の身を護るための偽りの関係である[16]。
- 中学時代にいじめを受けた友達が自殺未遂をするが[17]、翌日から別の生徒へのいじめが始まったことで最下位になる者が変わるだけということに気付き、その後学年全体を自らの暴力による恐怖で支配する[29]。自分以外の全員を最下位にすることでいじめをなくしたものの同時に笑顔も失われ、このことが平田のトラウマとなり人格形成に影響している[29]。
- 清隆に対しては当初抱いていた地味な印象に反ししっかりとした自己を持っていると評価している[17]。清隆の暗躍により結果的にクラスの雰囲気が向上したこと、偽りの彼氏となってまで救おうとした恵を立ち直らせたことに感謝しており、クラスメイトのみーちゃん(王美雨)に清隆のことを「頼りになる」と活き活きとして語るなど、クラスメイトの中でも特別に清隆への信頼を抱いている[17]。2年生進級の直前に、清隆とは互いに下の名前で呼び合うようになっている[30]。
- テレビアニメで平田洋介役を務める逢坂良太は「監督と音響監督に『自分が思っている以上にオーバーなお芝居をやってください』と言われたので、普通に爽やかにやることはできるが、それよりもさらに、嘘くさいくらいでやるようにしている」と振り返っている[31]。
- 評価
須藤健 ()- 声 - 竹内栄治[2]
- バスケ部に所属する、不良っぽい見た目の男子生徒[34]。学力的には高度育成高等学校に入学することが疑問視されるほど問題があるが、中学生の時点で高校生レベルのバスケット選手として頭角を現していたことが評価されている[17]。
- ちょっとしたことで人に手を上げるという「落ちこぼれ」を象徴するような生徒ではあるが、身体能力は学年全体でもトップクラスである[17]。
- 荒っぽい性格ではあるが、根は素直で友達想いであり、部活にも真剣に取り組んでいる[17]。鈴音が暴行事件を解決したと思いこんでおり、鈴音に対し深い感謝と好意的な感情を持つようになる[17]。
- 基本的に粗暴な面は変わらないが、最初の中間テストで自分だけが赤点を取ってしまい気まずくなるなど[35]、これまでの自身の言動がクラス全体に度々迷惑をかけてきたことは自覚するようになったらしく、物事を力づくで解決する性格を抑えるように努力している[17]。学業面は相変わらず芳しくないが、鈴音の指導もあり以前のような赤点状況からは脱しつつある。
池寛治 ()- 声 - 阿部大樹[2]
- 須藤、山内と合わせて「Dクラスの3バカ」と一部で呼ばれている男子生徒[17]。一方で、明るい性格でコミュニケーション能力に優れており、アウトドアが得意な一面も持っている[17]。当初は篠原と口喧嘩が絶えなかったが、1年生編第7.5巻のクリスマスに上級生に絡まれているところを助けて以降、彼女のこと意識するようになる[36][37]。
山内春樹 ()- 声 - 岩中睦樹[2]
- 池、須藤と合わせて「Dクラスの3バカ」と一部で呼ばれている男子生徒[17]。秀でた能力はなく、他人に対して嘘をつくなど自身を大きく見せる癖がある[17]。クラスメイトの愛里に好意を抱いている[17]。
- 同じ「Dクラスの3バカ」である須藤と池が精神的に成長していく中でも特に変化はなく[38][39]、幼稚な行動を繰り返している[40]。その軽薄さでクラスメイトから信用も信頼も抱かれておらず、Dクラスを裏切るような行為も平気で行うような人物であり、10巻で批判票が集まりクラス初の退学者となる。
高円寺六助 ()- 声 - 岩澤俊樹[2]
- 「高円寺コンツェルン」の一人息子であるオールバックの髪型の男子生徒[17]。性格はまさに唯我独尊そのもので、普段から「自分さえ良ければいい」と考え、そうした態度を隠そうともしない言動ゆえ協調性も非常に乏しく、クラス内では完全に孤立しているが、本人は気にもかけていない[17]。普段から授業や試験に真剣に取り組まないため実力は未知数だが、特別試験では驚異的な学力と身体能力の片鱗を覗かせており、清隆を含めた一部の生徒からは評価されている[41]。
- 無計画に行動しているように見えて全てを緻密に計画しており、入学当初に知った卒業時のプライベートポイント現金化の制度からAクラスとして卒業する確実な方法[注 5]に辿り着いていた[42][17]。混合合宿では責任者選抜への不参加を認めさせるためにそれを代償にしたが、卒業時にAクラス所属となる方法の1つに過ぎないため何も問題はないと豪語している[42]。
- テレビアニメで高円寺六助役を務める岩澤俊樹は「同じ高校生なんだけど、一線を画すものがあるっていうところが声で伝わればいいなと思った」と振り返っている。また、回を重ねていくごとに「もっと美しく」「エレガントに!」という指示が増えたとのこと[43]。
幸村輝彦 () /幸村啓誠 ()- 声 - 郷田翼[2]
- 学年内で高い学力を持つ男子生徒[17]。勉強が得意な反面、運動は苦手であり、学校内での友人は少ない[17]。学力のみで人を判断する傾向があったが[17]、クラスの足を引っ張るだけだった体育祭をきっかけにクラスメイトを見下すのをやめ、進んで協力するようになる[44]。1年生編6巻にて「綾小路グループ」の一員となる[45]。
- 自身と父親を置いて出ていった母親を卑劣な人間と嫌悪しており、母親につけられた下の名前(輝彦)で呼ばれるのが嫌で、「綾小路グループ」において、下の名前で呼び合うことになったときに「啓誠」[注 6]と呼ぶように求めている[47]。
三宅明人 ()- 声 - 鈴木崚汰[48]
- 弓道部に所属する男子生徒で[34]、学校内では一人でいることが多い。1年生編6巻にて「綾小路グループ」の一員となる[45]。
- 中学時代は不良で、絡まれると暴力を振るうなど問題児だったが[34]、現在は基本的に自分から喧嘩を売ることはせず[34]、他人がトラブルを起こしているときは率先して止めに入るなど良識的になっている[49]。
長谷部波瑠加 ()- 声 - 巽悠衣子
- 端正な顔立ちの女子生徒で[50]、基本的には一人で過ごしていることが多い[34]。1年生編6巻にて「綾小路グループ」の一員となる[45]。
- 胸が大きいゆえに男子からの視線を向けられることが多く、本人は嫌悪感を抱いている[34]。友達と認めた相手のことをあだ名で呼ぶ癖があり、明人を「みやっち」、啓誠を「ゆきむー」、清隆を「きよぽん」、愛里を「愛里」と呼んでいる[51]。自分の感情・好き嫌いに素直に行動するため[34]、時に他人から不興を買うこともあるが、基本的に悪気はなく自分の振る舞いが不快にさせたと感じたときには素直に謝罪している[52]。
- 交際経験は無いが、恋愛に関してはかなり理想が高いことを自覚している[53]。過去に気になった人はいたが、話しかける勇気が出ずにこの感情が恋だったのかについて確かめられなかったことを後悔している[53]。
外村秀雄 ()- 声 - 川辺俊介
- 太めの外見で男子からは「博士」と呼ばれている男子生徒[17]。身体能力は低く、運動嫌いでもあるが、中学時代からコンピュータ関係の能力は高い[55]。普段は侍口調であるが、かなりアニメオタクで、アニメのキャラの口調を真似して喋る[17]。清隆曰く、「言動や語尾は理解不能な部分も多いが、意外とコミュニケーションは取れる」とのこと[56]。混合合宿以降は口調が普通になり、波瑠加からは「個性がなくなった」と評される[57]。
佐藤麻耶 ()- 声 - Lynn[58]
- 恵の友人の一人で彼女と同じギャル系の女子生徒。池に、「間違いなく男慣れしている」と評されているが、実際は交際経験およびデート経験は一度もない[59]。 体育祭のリレーでの清隆の走りを見て以降、彼に好意を寄せている[60]。
- 小学生時代は真面目で成績も良かったが、中学時代になると友人と遊び回るようになるなど不真面目になっていった[61]。中学3年生になると改善が見られるようになったものの、高校入学後の成績は伸び悩んでいる[61]。
- 櫛田の情報によれば佐藤は小野寺を嫌っており、この事実はそれなりに知れ渡っているとのこと[62]。
- キャラクターデザイン
- トモセはルックス的にメインヒロインっぽさはないが、三白眼気味で特徴のあるイラストであることから、描いてて楽しいキャラであると語る[63]。
篠原さつき ()- 声 - 香田沙織
- 恵や佐藤、松下たちとよく連んでいる女子生徒[64]。人並みの社交性を兼ね備えているが、学力と身体能力は共に低い[65]。当初は池と口喧嘩が絶えなかったが、1年生編第7.5巻のクリスマスに上級生に絡まれているところを池に助けられて以降は、彼のこと意識するようになる[36][37]。
松下千秋 ()- 声 - 田澤茉純[66]
- 恵や佐藤、篠原たちとよく連んでいる女子生徒[67][68]。学力や能力はクラス内では目立っていないが、実は清隆同様自分の実力を表に出しておらず、実際は身体能力や学力はクラス内トップクラス。鋭い感性を持っており、清隆の実力や恵が清隆に好意を抱いていることを確信している[69][70]。
- 裕福な家庭に生まれ、容姿にも恵まれたことから、順風満帆な人生を歩んできたと自負しており、将来に対するビジョンも描いている[71]。高度育成高等学校に入ってからは従来よりも大きな夢を描くようになっていたが、Aクラスでしか希望の進路を叶えられない事実を目の当たりにしてからは、Aクラスで卒業したいと思いながらも能力の高いクラスメイトのピースが足りないことに歯痒い思いを抱いていた[72]。そんな中、清隆が自身と同じく高い能力を有していることを薄々感じていた彼女は、Aクラスでの卒業を叶えたいと同時に日々の退屈さからスリルを求めたいと思うようになり、清隆に接触するようになる[73]。
王美雨 ()- 声 - 桜木アミサ[74]
- 中国出身の留学生で、日本語が極めて堪能な少女[75]。運動は苦手だが英語を筆頭に学力は高い[17]。櫛田を初めとする仲の良い女子からは「みーちゃん」と呼ばれている[75]。口下手で男子と話すのも苦手だが[75]、平田に対しては好意を寄せており、清隆へ相談したこともある[17]。
小野寺かや乃 ()- 声 - 小市眞琴
- 水泳部に所属する女子生徒[76]。高い身体能力を有しており、水泳に留まらずスポーツ全般において非凡な才能を持つ[77]。素行が悪く学力の低かった須藤に対して当初は関わりたくないと感じていたが、部活動に真面目に向き合う彼の姿勢は評価している[78]。
Cクラス(龍園クラス)
1年時3学期(1年生編第8巻)時点でDクラスに降格するも、選抜種目試験終了(1年生編第11巻)時点でCクラスに昇格する。2年生進級(2年生編第1巻)時点ではBクラスへ昇格する。無人島サバイバル試験終了(2年生編第4.5巻)時点でDクラスに降格する。
龍園翔 ()- 声 - 水中雅章[2]
- Cクラスのリーダーを務める男子生徒[79]。頭の回転が速く[79]、勝つためには手段を選ばずに様々な奇策で標的を陥れるため、他の生徒からは危険視されている[80][17]。一方、Cクラス内では彼を恐れつつも実力は認められており[79]、彼自身もクラスメイトの事をそれなりに大事に思っている節がある。本人は「努力が嫌い」と公言しているが、勝利への執着は非常に強く、そのためには労を惜しまない[17]。
- 小学生のときの遠足で蛇が現れたとき、周りが恐れるなか平然と蛇を殺し、そこで初めて相手を屈服させる快感を覚える[81]。恐怖への耐性が非常に高く、勝負に関しても負けを知らないわけでなくむしろ数多くの敗北を経験しているが、恐怖で心が折れることなく相手を倒す手段を模索し、最終的に相手を屈服させて勝利をつかんできており、この精神力が龍園の自信の源と言える[81]。様々な手段を駆使して(最終的な)勝利を手にし続けてきたためか、清隆は自分に似ていると評している。
- テレビアニメで龍園翔役を務める水中雅章は「どっしりと構えていないといけないキャラクターなので、見下すだけではなく余裕を感じさせるよう演じた」と振り返っている[43]。また、第2期では第1期の時にあまり出せなかった「より暴力的でドスの効いた雰囲気や、楽しんでいる様子」を全力で出すことを意識しているという[14]。
伊吹澪 ()- 声 - 小松未可子[2]
- 口数が少なく単独行動を好む女子生徒[17]。身体能力が高く、特に格闘技術に長けている[17]。クラスメイトの大半が入学後に龍園に忠実に従うようになった中で抵抗を示していたが、同時に龍園が最もAクラスに近い男だと認め、反抗心を抱きながらも龍園の方針に従う等、彼に対して複雑な感情を抱いている事が窺える[17]。一方で石崎や真鍋など、他のクラスメイトに対しては露骨に嫌悪感を示している[17]。夏休みに占い屋で伊吹と出くわした清隆から「なかなか清潔感ある私服で好感が持てる」と評されている[85]。また、嘘をつくときに無意識に相手の目を見て話す癖がある[17]。
- キャラクターデザイン
- トモセは猫目な感じが他の女性キャラクターと異なっており、描いていて楽しいキャラクターであると述べている[86]。
椎名ひより ()- 声 - 高橋李依[87]
- 図書室にいつも出入りしている読書好きな女子生徒[88]。授業態度は真面目で高い学力を持っているが、協調性は欠けている[89]。図書館で偶然再会した清隆と意気投合しており、そこで彼と同席する形で初めて学食を利用しており[90]、その後も清隆を気にかけている。
- 石崎からは何故か敬語を使われていて、龍園からも下の名前で呼ばれている[91]。龍園から評価されるほどに頭がキレるが[88]、争いごとを嫌うため手駒としてはあまり重要視されていない。しかし、清隆に敗北しリーダーの座を降りた龍園から自分の後任として名前を挙げられている[92]。
金田悟 ()- 声 - 堀川誉[95]
- 学力が高く、クラスの参謀的な立ち位置にいる男子生徒[96]。感情の起伏が乏しいのが欠点だが、物事を客観的に見れる能力に長けている[97]。
- 無人島特別試験では、伊吹と同様の過程でBクラスに潜入し、リーダーの情報を龍園に伝えることに成功する。ひよりと共に龍園の後任として彼から名前を挙げられている[92]。
山田アルベルト ()- 声 - Ricky
- 高校生離れした体躯を持つ日本人と黒人のハーフ。英語が堪能で授業態度も真面目だが、国語と数学をとても苦手としている[98]。喧嘩の実力は龍園よりも上で3戦3勝している。入学当初は龍園に反抗していたが、最終的には屈する。それ以降は龍園に心酔するようになり[99]、彼のボディーガード的存在として、失態を犯した生徒や龍園に歯向かう生徒に対して暴力による制裁・折檻を行う。ただし本人自身は争いごとが嫌いで、龍園の指示以外で暴力をふるうことはない。
- キャラクターデザイン
- トモセによれば当初のキャラデザはアフロだったという[100]。
石崎大地 ()- 声 - 帆世雄一[101]
- 中学時代から喧嘩などの不良行動を起こしていた問題児の男子生徒[102]。アルベルトと同様に最初は龍園に反抗していたが、彼に屈した後は忠実に従うようになり、召使いのようにこき使われている。
- 龍園に酷使される形でたびたび使えないとやり玉に挙げられるも、本人は龍園の実力を認め彼をリーダーとして仰いでおり、龍園が清隆に敗れ退学を宣言したときには、アルベルトと共に自らの退学を賭けることで龍園の退学を阻止した。
- 屋上での一件以降は過去の件から清隆への態度を大きく改め、親友のように明るく話しかけるなど、仲を深めている。
真鍋志保 ()- 声 - 富田美憂[103]
- 船上特別試験で伊吹と共に清隆と同じ兎グループになった女子生徒[17]。龍園など自分より強い人物には弱腰だが[17]、自分より弱い人物には威圧的な態度を取り[17]、伊吹からも嫌悪されている[17]。以前から軽井沢に反感を抱いていたが、その感情を軽井沢を手駒にしようと考えた清隆に利用され、リーク情報に踊らされて思惑通り彼女を追い詰め虐める。それを助ける事で清隆はまんまと軽井沢を従わせただけでなく、虐めの現場を押さえられ弱みを握られた真鍋もDクラスのスパイに仕立て上げられる。だがスパイであることは龍園に感づかれていた。10巻で批判票が集まり退学者になる。
小宮叶吾 ()- 声 - 長谷川芳明
- バスケ部に所属する男子生徒で、1年生編第2巻の校内暴力事件に関与した一人[104]。同じバスケ部の須藤によれば、2年生編第2巻時点でレギュラー目前の段階まで到達しているとのこと[105]。篠原のことを「さつき」と呼ぶなど親しい間柄であると共に彼女に対して好意も抱いている[106][107]。
西野武子 ()- 伊吹と同様にクラスでは孤立がちな女子生徒[108]。龍園に対しても1年生編第6巻での犯人探しの際に反発するなど肝が据わった一面を見せている[109][110]。
時任裕也 ()- 反龍園派の男子生徒[111]。かねてからリーダーとして振る舞う龍園を嫌っており、移籍後も龍園に対して従順な態度でいる葛城に食って掛かる[112]。
Bクラス(一之瀬クラス)
2年生進級(2年生編第1巻)時点ではCクラスに降格する。無人島サバイバル試験終了(2年生編第4.5巻)時点でBクラスに昇格する。
一之瀬帆波 ()- 声 - 東山奈央[2]
- Bクラスのリーダーを務める容姿端麗でスタイルの良い女子生徒[10]。明るくで社交的な性格からクラスメイトに限らず多くの同級生と幅広く交友関係を持っている[113]。Aクラスの坂柳や葛城に匹敵する高い能力を有しており、担任教師からの信頼も非常に厚いが、中学時代の長期間の欠席のためにBクラスへの配属となる[114]。他の生徒とは比べ物にならないほどの大量のプライベートポイントを所有しているが[113]、その入手方法は不正によるものではない[115]。そのことについて坂柳はBクラス全員のポイントを預かる「金庫番」のような役割を果たしているのではないかと推理している[116]。
- →詳細は「一之瀬帆波」を参照
神崎隆二 ()- 声 - 若山晃久[2]
- 一之瀬を支える参謀的立ち位置にいる男子生徒で[117]、身体能力と学力はクラス内でトップクラス[34]。Aクラス候補であったが、消極的な言動や態度からBクラスに配属となった[17]。人付き合いが苦手で、女子と話すのも苦手だが、同じ志を持つ仲間として一之瀬と協力し、Aクラスを目指している[17]。
白波千尋 ()- 声 - 白城なお[118]
- 一之瀬と親しい間柄の女子生徒[17]。柔らかい物腰で協調性もあるが、身体能力は低い[119]。実は一之瀬に対して恋愛感情を抱いており、告白するも交際を断られる[17]。それ以降も一之瀬とは良好な関係を保っているが[17]、一之瀬への恋はまだ諦めていない模様[120]。男子に対しては当たりがきついという一面を持っている[121]。
- テレビアニメ版では無人島の特別試験でBクラスのリーダーを務める[122][注 8]。
浜口哲也 ()- 声 - 石谷春貴[123]
- 神崎と同様に一之瀬を支える参謀的立ち位置にいる男子生徒[124]。身体能力は低いものの高い学力を有している[124]。中性的な顔立ちをしており[125]、女子からは男性を感じさせない生徒として人気がある[124]。
柴田颯 ()- 平田と同じくサッカー部に属する男子生徒[126]。学力は普通だが身体能力は高く[126]、1年生編5巻の体育祭では1年最優秀賞を受賞した[127]。明るく活発な性格に加えて、仲間思いなため女子からの人気も高い[126]。
姫野ユキ ()- やや高めの学力以外は平凡な女子生徒[128]。内心では団結力の高い他のクラスメイトの言動を鬱陶しく思っているが、クラスの和を乱すことはしない[129]。
Aクラス(坂柳クラス)
下位クラスへの降格は2年生編の夏休み(2年生編4.5巻)時点で一度もない。
坂柳有栖 ()- 声 - 日高里菜[2]
- Aクラスで葛城とリーダーを二分する容姿端麗な女子生徒[130][131]。父親は高度育成高等学校の理事長[132]。自らを「天才」と称するほど高い知力を有しているが[133]、先天性心疾患を患っているため医師から一切の運動を禁じられ[134]、歩行時には杖の使用を学校から許可されている[34][注 9]。表向きは淑やかで普段の言葉遣いも誰に対しても丁寧であるが[135]、その本性はかなり冷酷であり、保守的な葛城とは対照的に非常にプライドが高く攻撃的な思考をしている[135]。そのため自分に屈辱を与えた者は許さず報復を行う。葛城が指揮を執っていた特別試験で仲間を介して度々妨害工作をすることで、彼をクラスのリーダー争いの舞台から引きずり下ろしている。その身体の事情から体を使う試験には参加できず必然的にペナルティを受けざるを得ないハンデを抱えているが、それを帳消しにする以上の頭脳で選抜種目試験頃には独裁体制を確立している。また、生徒会長の学ですらリーダーシップ能力を含めた坂柳の能力を称賛している[133]。
- 実はホワイトルームの関係者であり[133]、清隆の過去を知る数少ない人物の1人[34]。実父が清隆の父親と接点を持っており、実父と共にホワイトルームにいる清隆を目撃するなど、過去に彼と面識があった模様[136]。清隆の存在を認識してからは表向き無関係を装いながらも神室を使って彼を尾行させたり、龍園のDクラスに対する工作に配下と共に割って入り妨害行動を取ったりするなど、清隆に自分の手で勝利することにこだわり、他人に彼の本性が認識されることを避けようとしている。
- 身体のことは本人も気にしているらしく、歩くのが遅いことなどは申し訳なく思っている様子。龍園や清隆が得意とする腕力は彼女の一番の弱点であり[137]、普段は数人のクラスメイトを同行させカバーしているが[138]、清隆と共に月城の攻撃を受けた際には清隆の足を引っ張る形となっている[139]。
- 原作小説では1年生編第5巻にて初登場する[140][注 10]が、テレビアニメ版では既に登場している[131]。
- キャラクターデザイン
- トモセによれば、「他の女性キャラとは一風変わった強キャラ感」を出せるようにしたとのこと[141]。
- 評価
葛城康平 ()- 声 - 日野聡[2]
- Aクラスで坂柳とリーダーを二分する高校生らしからぬ風貌の男子生徒で[131][143]、全頭無毛症により若くして頭髪を失っている[144]。好戦的な坂柳とは対照的に非常に保守的な考えを持つため、クラス内では坂柳と敵対関係にある[34]。2年生編2巻にて龍園からの勧誘を受け、龍園クラスの一員となる[145]。
- 優れた知性で高校入学前でも成績優秀で、生徒会にいた経験を持つ[17]。高校においても生徒会に入ろうとしたが、南雲の影響下に入る事を危惧した学により入る事は出来なかった。リーダー争いにて坂柳に敗れた後は大人しく引き下がるも、考えの違いから坂柳には非協力的な姿勢を示す。
戸塚弥彦 ()- 声 - 本橋大輔[146]
- 葛城派の男子生徒[17]。際立った能力はないが[147]、葛城を慕い、彼からも慕われている[17]側近的存在。Aクラスの生徒としてのプライドが高く、下位クラスの生徒を見下す傾向があり[17]、特にDクラスの生徒を「不良品」と平然と侮辱している[148]。10巻で、葛城に対する見せしめとして坂柳の策で批判票を集められ退学にされる。
神室真澄 ()- 声 - 佐倉綾音[149]
- 坂柳派の女子生徒で、身体に障害を抱える彼女の右腕として行動している[150]。手癖が悪く、入学した直後にコンビニで万引きしようとしたところ、それを坂柳に目撃される[150]。神室の万引き話を聞いた清隆からは「誰にも必要とされてなかった」ことに闇を抱えていたと分析されている[151]。
- 坂柳に上述の弱味を握られて仕方なく従っているだけでおよそ忠誠心は無く、本人は今すぐにでも解放されたいと願っているが、上述での心の闇から万引きを繰り返してきた彼女にとって、坂柳から手駒扱いであれ必要とされていることには、坂柳の冷酷さへの不満とは別に充実感も持っている模様[152]。
- キャラクターデザイン
- 衣笠は「堀北鈴音っぽいキャラ」のデザインを指示したという[63]。
橋本正義 ()- 声 - 阿座上洋平[153]
- 坂柳派の男子生徒[154]。総合的に高い能力を持ち、龍園や神崎など他クラスの生徒とも繋がりを持っている[154]。坂柳には忠実だが、根底は有利な陣営に属していたいというものであり、約束されたAクラスを手に入れるためならば坂柳も裏切ることを示唆している[154][155]。
鬼頭隼 ()- 坂柳派の男子生徒[156]。クラス内では武闘派であり[157]、神室や橋本と共に坂柳の側近として行動することが多い[156]。1年生編11巻の選抜特別試験でのバスケ勝負では須藤と好勝負を繰り広げており、高い身体能力を有していることを窺わせる[156][158]。
2年生→3年生
2年生編第1巻において進級する。
南雲雅 ()- 声 - 斉藤壮馬[87]
- Aクラスに所属する生徒会副会長[159]。1年生編第6巻にて生徒会長に就任した[160]。口調は軽いが自信家な発言が多く、自身の先輩とも言える学に対しても挑戦的な発言を取る。自信家を超えて傲慢さも目立っており、生徒会に引き入れた女子生徒を自分の「私物」と言い放つなど、女性蔑視している部分もある。反面、実力を持ち、自分に刃向かうほどの気骨を持つ生徒に対しては面白いと評価する所もある。しかし、一番評価するのはプライドが高い人物より、プライドを捨ててでも周りを利用してのし上がろうとする人物である。
- 元はBクラスの生徒で自力でAクラスに上がったため、一之瀬は憧れており目標にもされている。生徒会長になった暁には究極の実力主義の学校にすると言っているが、どのような改革かは現時点では不明。しかし現在の学校の制度をろくに退学者を出さない甘い制度と語っており、学から彼の政策が実行されると、前代未聞の退学者を出すと危惧されている。現在の3年生において自身が所属するAクラスのみならず全てのクラスを掌握する等、坂柳や一之瀬、龍園ですら成し遂げられなかった相当難しい戦略を簡単に成功させている。女性関係については、クラスメイトの女子との電話での会話からかなり奔放に行動している事が窺える。
- キャラクターデザイン
- トモセによれば、南雲は描いていて難しく複雑なキャラだったらしく、「イケメンだが色々と腹に抱えてそうな感じ」を出せるように心がけたという[161]。
桐山生叶 ()- Bクラスに所属する男子生徒[162]。南雲の生徒会の副会長を務める[162]。以前はAクラスだったが、南雲の率いるクラスに敗れ、Bクラスに落ちる[162]。学と同様に学校の伝統を守ることを信条としており、それを覆そうする南雲に反発し、表向きは従いながらも学と結託し、南雲の失脚を狙っている[163]。
朝比奈なずな ()- Aクラスに所属する女子生徒[164]。恵に似たラフな外見と口調に反し、性格は義理堅く恩義を忘れないと評判[165]。南雲と親しい間柄だが、南雲を崇拝しているわけではなく、清隆からも2年生の中で「1番まとも」と評されている[166]。一之瀬とも親しくしており、彼女のことを「帆波」と呼んでいる[167]。
- キャラクターデザイン
- トモセによれば、衣笠から「ギャル系」のデザインを指示されており、同じギャル系の軽井沢恵と特徴を変えなければと思い、ひまわりの髪飾りをつけたという[168]。
鬼龍院楓花 ()[注 11]- Bクラスに所属する容姿端麗な女子生徒[170]。全学年で唯一、OAAで学力・身体能力共にA+の評価を受けている[171]。反面、単独行動ばかりでクラス内では異端として見られており、自身の能力ならAクラスでなくともどんな進路でも実現できるという自負もあり、上位クラスを目指すというシステムにも興味を持たない[172][注 12]。クラスメイトの桐山は「高円寺に似ている」と述べるなど鬼龍院を嫌悪しているが、彼女はまったく気にしていない様子[173]。清隆を「面白い生徒」「学や南雲とは違った空気感を持っている」と評価している[174]。
3年生→卒業生
1年生編第11.5巻にて卒業した。
堀北学 ()- 声 - 梅原裕一郎[2]
- Aクラスに所属する生徒会長[34][175]。1年生編第6巻にて生徒会長を退任した[176]。歴代生徒会長の中で最高と言われるほど優秀であるが[6]、厳格な性格ゆえに在校生から向けられる視線も畏怖に満ちている[17]。頭脳明晰だけでなく空手5段、合気道4段と武術の類にも長けている[177]。鈴音の兄だが、鈴音には冷淡な態度で接する上[178]、鈴音への虐待同然の制裁を平然と行う[17]。
- 名声や人望に加え組織を率いるにふさわしい才覚の持ち主であり、人の本質を見極め評価するなどの器も持つが、意外にも保守的で大義がなければ大胆な決断ができないなど内面的には弱い部分がある。故に己の才幹と行動の正しさを疑わない南雲との相性は非常に悪く、彼との権力争いにおいては後手に回る結果となる。また、冷厳な態度とは裏腹にクラスで一人の退学者を出さずに導くことが理想の指導者であるという信念を持ち、クラスメイトを救うためには労力を惜しまないなど、指導者としては平田や体育祭以降の鈴音と同様仲間を重視する善良さを持っている。
- テレビアニメで堀北学役を務める梅原裕一郎は「『とにかく上から目線で高飛車にやってほしい』と指示を受けたので、いつでも戦えるような刺々しさに加えて、他者に対する分かりやすい攻撃性ではなく、『怒らせたらヤバい!』みたいな怖さを感じさせらたらいいなと思い演じた」と振り返っている[178]。
- キャラクターデザイン
- トモセによれば、かっこよさや威厳を出すために乙女ゲームなどを参考にしたという[179]。
橘茜 ()- 声 - 小原好美[2]
- Aクラスに所属する生徒会書記[34]。1年生編第6巻にて生徒会書記を退任した[176]。学を誰よりも信頼しているが[34]、清隆を生徒会へ勧誘した際は動揺を隠せなかった[180][181]。以降学に対しぞんざいな態度を見せる清隆に対して厳しい態度を取っている[182]。
- 生徒会引退後も学の傍に付き添い続けており、清隆曰く「上下関係以外のものを感じさせることは明らか」とのこと[183]。
新1年生
2年生編より登場する新入生たち。
七瀬翼 ()- Dクラスに所属する女子生徒[184]。明るく社交的な性格で、同級生に対しても敬語で接するほど物腰が柔らかい[185]。一方で、暴力に屈さない信念を持っており[186]、天沢や宝泉にも一目置かれている[187]。また、時折鋭い眼光を放ったり、清隆に対して何か含むものを抱くといった、なんらかの裏があるような様子も見せる[188]。
- キャラクターデザイン
- 衣笠・トモセ両名によれば「初期ラフからかなり変わったキャラクター」とのこと[189]。
宝泉和臣 ()- Dクラスに所属する大柄な男子生徒[184]。中学時代に番長格として龍園と並ぶほど名を馳せていた[190]。粗暴な性格で、上級生や龍園に対しても上から目線かつ尊大な態度で接する[191]。
椿桜子 ()- Cクラスに所属する女子生徒[192]。サバサバした印象があり、間延びした話し方をするが[193]、清隆を待たせたまま宇都宮への連絡を優先する大胆さも見せている[194]。学力・身体能力を含めた全体的な能力は高くないものの[195]、清隆には頭脳系ではないかと思われている[196]。
宇都宮陸 ()- Cクラスに所属する男子生徒[192]。宝泉の暴力に不満を抱いており、クラスメイトが退学に追い込まれたのも宝泉の仕業だと疑っている[197]。清隆に対しては敬語で接しているが、敬語が崩れて口調が荒くなる場面もあった[198]。
八神拓也 ()- Bクラスに所属する男子生徒[199]。鈴音や櫛田と同じ中学校出身と自称しており、櫛田とは互いに顔見知りだった模様[200]。学力は非常に高く、櫛田にも「とても頭が良かった生徒」との印象を持たれていたほど[200]。
- キャラクターデザイン
- 衣笠・トモセ両名によれば「初期ラフからかなり変わったキャラクター」とのこと[189]。
天沢一夏 ()- Aクラスに所属する女子生徒[201]。ギャル系の見た目に反した高い学力と身体能力を有している[201][202]。気分屋でデリカシーに欠け、言いたいことを直接言う性格のため[203][190]、クラスでは孤立している[204]。本人によれば好きな男性のタイプは肉体的に強い男と料理が出来る男とのこと[205]。
- キャラクター設定
- 元々は「麻宮」という苗字だったが、現在の名前に変更されている[189]。
石上京 ()[注 13]- Aクラスに所属する長身[注 14]の男子生徒[207]。学力は非常に高い反面、身体能力は低い[208]。神崎によると、「優秀で情に厚いうえに実行力があり、Aクラスのリーダーとして認められている」とのこと[209]。
教職員
茶柱佐枝 ()- 声 - 佐藤利奈[2]
- Dクラス(堀北クラス)の担任教師[33]。 Dクラスの生徒に対して辛辣な態度を取ったり[210]、自分のミスを指摘されても悪びれないなど、教育者として相応しくない言動と態度が目立つ[17]。星之宮と真嶋とは高校時代からの付き合い[17]。
- 高校時代にDクラスとしてAクラスを目指していた時、自らのミスでAクラスへの目標が失われたことにずっと負い目を感じており、Dクラスの担任を任されている今でも自分の担当するDクラスをAクラスにすることに情熱を抱いている[17]。今までは生徒に恵まれなかったため表向きには野望を封じていたが、坂柳理事長から清隆の話を聞き、さらに同クラスに鈴音・櫛田・平田・高円寺などの人材が揃ったことで自らの野望を再燃させ、自分同様Aクラスにこだわる鈴音を利用して清隆がAクラスを目指すよう仕向ける[211]。
坂上数馬 ()- 声 - 山本兼平[213]
- Cクラス(龍園クラス)の担任教師[17]。自身の成績を気にしているため[214]、龍園を中心としたクラスの生徒たちによる数々の問題行動を容認している[17]。
星之宮知恵 ()- 声 - 金元寿子[2]
- Bクラス(一之瀬クラス)の担任教師[17]。明るくフレンドリーな性格のため男女問わず生徒から慕われている[17]。一方で酒好きで二日酔いのままホームルームを行うなどだらしない面もある[17]。茶柱と真嶋とは高校時代からの付き合い[17]。Dクラスの生徒では茶柱が気にかける清隆に注目している[17]。
真嶋智也 ()[注 15]- 声 - 杉崎亮
- Aクラス(坂柳クラス)の担任教師[216]。船上で無人島における特別試験の説明を行うなど、学年の教師陣を取りまとめている[217]。茶柱と星之宮とは高校時代からの付き合い[17]。
- 普段は堅物だが、生徒想いであり[215]、退学者を強制的に選出する特別試験「クラス内投票」の実施が決定した際には学校側に異を唱えている[218]。
司馬克典 ()- Dクラス(新1年)の担任教師[188]。実は月城の配下にあり、清隆を退学にすべく協力している[219]。
坂柳 ()理事長- 声 - 宮本充[220]
- 高度育成高等学校の理事長で、Aクラスに在籍している坂柳有栖の実父でもある[132]。口調は柔らかいが権力者にも臆さない度量と信念を持つ[221]。理事長に就く前から清隆の父親と接点があり、彼を「綾小路先生」と呼んでいる[221][注 16]。
- 高度育成高校の理事長を引き継いでからは清隆の父とは会っていないが、今でも彼に尊敬の念を抱き、自身も父親と学校の考えに賛同して学校運営に専念している[223]。本来清隆は学園の入学者リストに無く不合格となるはずだったが、清隆を昔から知る理事長は彼がこの学園へ入学希望を出すことの事情を察知し、独断で彼の入学を手配する[224]。
月城 ()理事長代行- 不正発覚により謹慎中の坂柳理事長に変わって赴任した理事長代行[225]。高度育成高等学校の在り方に疑問を呈し、学外から人を招いた文化祭の開催を目論むなど大きく改革しようとしている[226]。実は清隆の父の息のかかった人物であり、清隆に自主退学を迫るものの相手にされなかったため[227]、退学の可能性を大きく含んだ特別試験の追加や、1年生最後の試験へ極秘で介入するなどの強硬手段に出る。
その他
綾小路篤臣 ()[注 17]- 声 - 増谷康紀
- 清隆の父親[230]。下の名前や職業は一切明かされていないが、日本という国に対してほぼ全ての場所に手を回すことのできるほどの権力を持っている。政府の運営する高度育成高等学校を、少なからず敵地と考えているため、政府の関係者ではない模様[231]。清隆とは互いに親子という認識を持っておらず、互いに淡泊な対応をしている[232]。
- 自分が絶対主義だと確信する程の傲慢さと、敵対する人間を一切の躊躇なく破滅させる非情さを併せ持つ性格[233]。坂柳理事長曰く「(清隆の両親・祖父母含み)天才やエリートというわけではないが、その精神力で敵をねじ伏せてきた」とのこと。とある計画・野望を遂行しており、ホワイトルームを稼働させ、自分の意思を継ぐ多くの人間に学問・武術などあらゆる教育を施している[234]。中でも息子の清隆は「自身の最高傑作」として自負しており、彼を「いずれ自分を超え日本を動かしていくべき存在」と呼んでいる[235]。
- なお、アニメでは綾小路父と表記されていた。
松雄 ()- 綾小路家の執事[236]。清隆に高度育成高等学校に逃げ込むというアイデアを出した人物[237]。清隆によれば「非常に面倒見が良く、どんな子供にも好かれる人間だった」とのこと[236]。
脚注
注釈
- ^ 例:DクラスのポイントがCクラスを上回ると、DクラスはCクラスに昇格し、CクラスはDクラスに降格となる[1]。
- ^ 衣笠・トモセ両名によれば「アダルトゲームの世界でメガネキャラは殆ど人気が出ず、タブーとされていた」とのこと[26]。
- ^ 各々の生徒が才能や学力を伸ばすこと[33]。
- ^ どのような境遇の生徒であったとしても、誰も見捨てずに格差を是正して全体を底上げすること[33]。
- ^ Aクラスでの卒業が確定した等の理由でプライベートポイントを必要としなくなった生徒に対し、学校側が卒業時に買い取る金額よりも高値で買い取ることを約束してポイントを譲渡して貰うことで、Aクラスへの移籍に必要な2000万ポイントを貯めるというもの[42]。
- ^ 元々は父親が付けようとしていた名前で、母親が家を出た日から、自分自身ではそう名乗っている[46]。
- ^ トモセよればオデコキャラについても「アダルトゲームの世界では殆ど人気が出ず、タブーとされていた」とのこと[54]。
- ^ 原作小説ではBクラスのリーダーについて言及されていない。
- ^ そのため、無人島特別試験や体育祭のような身体能力を必要とする試験には不参加となっている。
- ^ 名前のみそれ以前から言及されている[134]。
- ^ 当初は不明であった下の名前は、原作小説に先んじて公式Twitterにて明かされた[169]。
- ^ 高度育成高等学校を選んだのも気まぐれとのことだが、学校の制度自体は気に入っている模様[172]。
- ^ 2年生編2巻の八神のセリフ内で「石神京(いしがみ きょう)」というAクラスの生徒が登場しているが[206]、石上京と同一人物かは不明。
- ^ 身長は須藤と同等か少し低め[207]。
- ^ 下の名前の読み方は原作小説では「ともなり」だが[157]、公式サイトでは「ともや」となっており[215]、どちらが正しいのかは現時点で不明。
- ^ その経緯からホワイトルームで育てられていた清隆をガラス越しに目撃している[222]。
- ^ 当初は不明であった下の名前は、原作小説に先んじて公式Twitterにて明かされた[229]。
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- 衣笠彰梧(著) / トモセシュンサク(イラスト)『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』 第2巻、KADOKAWA〈MF文庫J〉、2020年6月25日。ISBN 978-4-04-064664-0。
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- 衣笠彰梧(著) / トモセシュンサク(イラスト)『ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編』 第6巻、KADOKAWA〈MF文庫J〉、2022年2月25日。ISBN 978-4-04-681185-1。
関連書籍
- 衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ OTHER SCHOOL DAYS』KADOKAWA、2017年9月23日。ISBN 978-4-04-069483-2。
- 衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ トモセシュンサク Art Works』KADOKAWA、2017年9月23日。ISBN 978-4-04-069291-3。
- 衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ 終・1年生編BOX トモセシュンサク Art Works』KADOKAWA、2020年1月25日。ISBN 978-4-04-064252-9。
- 衣笠彰梧『ようこそ実力至上主義の教室へ1年生編 Short Stories』KADOKAWA、2020年1月25日。
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- 三木浩也(発行) / 水谷隆介(編集)『メガミマガジン 2017年9月号』学研プラス、2017年7月29日、52頁。ASIN B071FMWJ94。
- 青柳昌行(発行) / 角清人(編集)『月刊ニュータイプ 2022年9月号』KADOKAWA、2022年8月10日、12-27頁。ASIN B0B6PYNB7F。
ガイドブック
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