「ハリー・ポッターと死の秘宝」の版間の差分
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{{for|この小説を原作とした映画|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2}}{{基礎情報 書籍 |
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{{ウィキプロジェクト ハリーポッターシリーズ}} |
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{{基礎情報 書籍 |
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| title = ハリー・ポッターと死の秘宝 |
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| orig_title = Harry Potter and the Deathly Hallows |
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| image = Deathly Hallows Sign.svg |
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| image_caption = 物語に登場する「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]」のシンボルマーク |
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| author = [[J・K・ローリング]] |
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小説として刊行された最後のシリーズ作品であり、当初から全7巻構想とされていたシリーズの完結巻である。しかし[[2016年]][[7月31日]]に当シリーズの後日談を描いた第8巻『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』(舞台脚本の書籍化)が発売されたために「完結巻」ではなくなった。 |
小説として刊行された最後のシリーズ作品であり、当初から全7巻構想とされていたシリーズの完結巻である。しかし[[2016年]][[7月31日]]に当シリーズの後日談を描いた第8巻『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』(舞台脚本の書籍化)が発売されたために「完結巻」ではなくなった。 |
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[[映画]]は前後編の2部に分けられ『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が[[2010年]][[11月19日]]に、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が[[2011年]][[7月15日]]に公開された。 |
[[映画]]は前後編の2部に分けられ『[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1]]』が[[2010年]][[11月19日]]に、『[[ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2]]』が[[2011年]][[7月15日]]に公開された。 |
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闇の魔法使い[[ヴォルデモート]]の不死の秘密を握る「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ホークラックス|分霊箱]]」を探す[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]たちの旅と、ヴォルデモートとの最終決戦を中心に描く。そのなかで、[[アルバス・ダンブルドア]]の驚くべき真実や、母・[[不死鳥の騎士団#リリー・ポッター|リリー]]と[[セブルス・スネイプ]]の間にあった知られざる過去、それによるスネイプの悲壮な覚悟と決意、そして分霊箱のありかなど、これまで明かされなかったすべての真実が解き明かされる。 |
闇の魔法使い[[ヴォルデモート]]の不死の秘密を握る「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ホークラックス|分霊箱]]」を探す[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]たちの旅と、ヴォルデモートとの最終決戦を中心に描く。そのなかで、[[アルバス・ダンブルドア]]の驚くべき真実や、母・[[不死鳥の騎士団#リリー・ポッター|リリー]]と[[セブルス・スネイプ]]の間にあった知られざる過去、それによるスネイプの悲壮な覚悟と決意、そして分霊箱のありかなど、これまで明かされなかったすべての真実が解き明かされる。 |
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[[セブルス・スネイプ]]が放った[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#アバダ・ケダブラ|死の呪い]]によって[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ホグワーツ魔法魔術学校|ホグワーツ]]校長・[[アルバス・ダンブルドア]]は死亡し、[[死喰い人]]として帰還したスネイプは、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ドラコ・マルフォイ|ドラコ・マルフォイ]]たちを連れて姿を消した。 |
[[セブルス・スネイプ]]が放った[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#アバダ・ケダブラ|死の呪い]]によって[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ホグワーツ魔法魔術学校|ホグワーツ]]校長・[[アルバス・ダンブルドア]]は死亡し、[[死喰い人]]として帰還したスネイプは、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ドラコ・マルフォイ|ドラコ・マルフォイ]]たちを連れて姿を消した。 |
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スネイプに敗れた[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]は、7年生に進級するはずだったが、[[ハリー・ポッターと謎のプリンス|前年]]にダンブルドアがハリーに遺した、[[ヴォルデモート]]を滅ぼす唯一の手段である「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ホークラックス|分霊箱]]」の破壊という仕事を遂行するため、学校には戻らず、親友の[[ロン・ウィーズリー|ロン]]や[[ハーマイオニー・グレンジャー|ハーマイオニー]]とともに旅に出る。しかし、困難な旅のなかで仲間割れが起きる。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残さなかったダンブルドアに対して、疑念と不信感を強めていく。 |
スネイプに敗れた[[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]]は、7年生に進級するはずだったが、[[ハリー・ポッターと謎のプリンス|前年]]にダンブルドアがハリーに遺した、[[ヴォルデモート]]を滅ぼす唯一の手段である「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ホークラックス|分霊箱]]」の破壊という仕事を遂行するため、学校には戻らず、親友の[[ロン・ウィーズリー|ロン]]や[[ハーマイオニー・グレンジャー|ハーマイオニー]]とともに旅に出る。ビルとフラーの結婚式が執り行われる中、魔法省が掌握される。すぐに3人は逃げ、トッテンハムコートで死喰い人に襲撃される。その後やってきたブラック邸で、サラザール・スリザリンのロケットを命懸けで奪い、破壊しようと試みた、”RAB”なる人物が、シリウス・ブラックの弟、レギュルス・アルクトゥルス・ブラックであると判明する。そして、魔法省に侵入し、ロケットを奪取。しかし、死喰い人に掴まれ、ブラック邸に逃げられず、森でキャンプをしながら分霊箱を探すことに。その頃、ホグワーツも死喰い人のスネイプが校長になるといった、数々の異変が起きる。さらに、困難な旅のなかで仲間割れが起きる。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残さなかったダンブルドアに対して、疑念と不信感を強めていく。そんなとき、突如ハリーの頭のなかにヴォルデモートの動向が映し出される。ヴォルデモートはとある杖を手に入れるために、杖作りの[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#グレゴロビッチ|マイキュー・グレゴロビッチ]]の店を襲撃してその記憶を覗き込んだ。しかし、大昔に謎の青年にその杖を奪われていたことを知り、命乞いをするグレゴロビッチを殺害する。 |
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ハリーたち |
ハリーたちは[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ゴドリックの谷|ゴドリックの谷]]を訪れ、手がかりを探す途中で、ダンブルドア家と強い繋がりを持つ魔法史家の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#バチルダ・バグショット|バチルダ・バグショット]]と出会う。バチルダの屋敷でハリーはグレゴロビッチの過去の記憶に登場した謎の青年の写真を見つけるが、バチルダはすでに殺害されてヴォルデモートの蛇[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ナギニ|ナギニ]]が化けており、ハリーたちはこれを退けてゴドリックの谷を離れる。 |
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その後、仲間割れして、行方をくらましたロンが戻り、ロケットを破壊する。さらに道中、ハリーたちは、分霊箱の手がかりを探す途中で謎の青年の正体がダンブルドアの親友の闇の魔法使い、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ゲラート・グリンデルバルド|ゲラート・グリンデルバルド]]であることを知るとともに「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]」の伝説を知る。ほとんど知られていない古い物語に記された秘宝の話が本当であるならば、ヴォルデモートは分霊箱以上の力を手に入れることになる。ダンブルドア校長がハーマイオニーに託した『[[吟遊詩人ビードルの物語]]』に、ホグワーツのレイブンクロー寮に所属するハリーたちの親友の女子生徒の[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルーナ・ラブグッド|ルーナ・ラブグッド]]の父が首から提げた印と同じものが書き込んであったことを思い出したハリーたちは、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ゼノフィリウス・ラブグッド|ルーナの父]]に会いに行く。その印は『吟遊詩人ビードルの物語』のなかの「3人兄弟の物語」に出てくる[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#ニワトコの杖|ニワトコの杖]]、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#蘇りの石|蘇りの石]]、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#透明マント|透明マント]]という、3つの[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]のことを示していた。 |
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しかし、ハリーたちがラブグッド家に着いたときにはルーナは連れ去られており、死喰い人がルーナの父の家を攻撃して |
しかし、ハリーたちがラブグッド家に着いたときにはルーナは連れ去られており、死喰い人がルーナの父の家を攻撃する。一方、ヴォルデモートはニワトコの杖を求め、オーストリアの[[ハリー・ポッターシリーズの地理#ヌルメンガード|ヌルメンガード城]]に幽閉されているグリンデルバルドのもとを訪れるが、過去の行いを反省し、改心していた彼にはぐらかされたうえで「お前は勝てない」と予言され、グリンデルバルドを殺害する。ハリーたちは脱出したが、ハリーが「禁句」を言ってしまったことで捕まり、死喰い人の本拠地であるマルフォイの館に連れて行かれる。ハリーとロンは地下牢に監禁され、同じく監禁されていたルーナと再会する。屋敷しもべ妖精・[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ドビー|ドビー]]の手を借りて脱出に成功するが、ドビーは攻撃を受けて命を落とし、ハリーはドビーを埋葬する。そのころヴォルデモートは、ダンブルドア校長の墓を暴き、ニワトコの杖を手に入れる。 |
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ヴォルデモートは以前にも増して強力な存在となり、世界を恐怖に陥れる。宿敵であるハリーを殺すために、ヴォルデモートは死喰い人を総動員してホグワーツ魔法学校を包囲する。その間、ハリーは分霊箱を探し、見つかった箱をことごとく破壊していく。ダンブルドアのいなくなった学校は今や風前の灯火となり、ほかの教師たちがなんとか攻撃を防ぎ持ちこたえていたが、多くの学生や教師たちは闇の力に圧倒される。 |
その後、グリンゴッツ魔法銀行に侵入し、ハップルパフのカップを盗み、のちに破壊する。しかし、ヴォルデモートは以前にも増して強力な存在となり、世界を恐怖に陥れる。宿敵であるハリーを殺すために、ヴォルデモートは死喰い人を総動員して分霊箱探しに戻ったホグワーツ魔法学校を包囲する。その間、ハリーは分霊箱を探し、見つかった箱をことごとく破壊していく。ダンブルドアのいなくなった学校は今や風前の灯火となり、ほかの教師たちがなんとか攻撃を防ぎ持ちこたえていたが、多くの学生や教師たちは闇の力に圧倒される。 |
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ヴォルデモートはニワトコの杖の威力を試そうとするが、うまく作動しない。その原因が前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプであると予想したヴォルデモートは、彼を殺し持ち主の交代を図る。スネイプは死ぬ間際に、ハリーに自らの記憶を託す。その記憶は、スネイプがハリーの母である[[不死鳥の騎士団#リリー・ポッター|リリー]]を心から愛していたことを示していた。スネイプはリリーに恋をしていたが、ふたりはしだいに疎遠となっていき、気づけばリリーはスネイプと犬猿の仲である[[不死鳥の騎士団#ジェームズ・ポッター|ジェームズ]](ハリーの父)と付き合いはじめていた。それでも彼はずっとリリーを思い続けていたが、スネイプはホグワーツ卒業後に死喰い人となり、ヴォルデモートの傘下に入った。予言により7月の暮れにポッター夫妻に子どもが生まれ、それがヴォルデモートにとって脅威になると知ったスネイプは、ヴォルデモートにその予言を伝えた。それが原因でリリーが殺され、自分の行動を悔いたスネイプはダンブルドアの陣営に寝返り、二重スパイとして、生き残ったリリーの息子ハリーを守ることを決意した。 |
ヴォルデモートはニワトコの杖の威力を試そうとするが、うまく作動しない。その原因が前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプであると予想したヴォルデモートは、彼を殺し持ち主の交代を図る。スネイプは死ぬ間際に、ハリーに自らの記憶を託す。その記憶は、スネイプがハリーの母である[[不死鳥の騎士団#リリー・ポッター|リリー]]を心から愛していたことを示していた。スネイプはリリーに恋をしていたが、ふたりはしだいに疎遠となっていき、気づけばリリーはスネイプと犬猿の仲である[[不死鳥の騎士団#ジェームズ・ポッター|ジェームズ]](ハリーの父)と付き合いはじめていた。それでも彼はずっとリリーを思い続けていたが、スネイプはホグワーツ卒業後に死喰い人となり、ヴォルデモートの傘下に入った。予言により7月の暮れにポッター夫妻に子どもが生まれ、それがヴォルデモートにとって脅威になると知ったスネイプは、ヴォルデモートにその予言を伝えた。それが原因でリリーが殺され、自分の行動を悔いたスネイプはダンブルドアの陣営に寝返り、二重スパイとして、生き残ったリリーの息子ハリーを守ることを決意した。 |
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最後の分霊箱を探していたハリーは、自分の中にヴォルデモートの魂の一部があることを知る。最後の分霊箱は自分自身のことだったと知ったハリーは、ヴォルデモートを倒すために、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]]に残る分霊箱である |
最後の分霊箱を探していたハリーは、自分の中にヴォルデモートの魂の一部があることを知る。最後の分霊箱は自分自身のことだったと知ったハリーは、ヴォルデモートを倒すために、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]]に残る分霊箱であるナギニを殺すよう願い、自らの命をかけて戦いに進んで行く。 |
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ハリーは、ぼろぼろになりながらも杖を振ってヴォルデモートと対決する。ヴォルデモートはニワトコの杖の所有者は前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプで、そのスネイプを殺したことにより自分のものになったと思っていたが、実はダンブルドアが死ぬ前ドラコに[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#エクスペリアームス|武装解除]]されていたため、その時に杖の持ち主がドラコになっていたのだった。その後、ハリーがドラコを武装解除したことで、今の杖の持ち主はハリーになっていた。ハリーに忠誠を示した杖はヴォルデモートが使っても真の力を発揮せず、ヴォルデモートは自分の放った死の呪い |
ハリーは、ぼろぼろになりながらも杖を振ってヴォルデモートと対決する。しかし、ハリーは死んで、謎の死と生の間の空間で、ダンブルドアに出会い、全てを知って「ヴォルデモートが生きている時、ハリーは死ねない」ということに従って復活する。ヴォルデモートはニワトコの杖の所有者は前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプで、そのスネイプを殺したことにより自分のものになったと思っていたが、実はダンブルドアが死ぬ前ドラコに[[ハリー・ポッターシリーズの魔法一覧#エクスペリアームス|武装解除]]されていたため、その時に杖の持ち主がドラコになっていたのだった。その後、ハリーがドラコを武装解除したことで、今の杖の持ち主はハリーになっていた。ハリーに忠誠を示した杖はヴォルデモートが使っても真の力を発揮せず、ヴォルデモートは自分の放った死の呪いが跳ね返り、死亡する。 |
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それから19年後、大人になり家庭をもうけたハリーたちが、ホグワーツに入学する子どもたちを駅で見送るところで物語は終わる。 |
それから19年後、大人になり家庭をもうけたハリーたちが、ホグワーツに入学する子どもたちを駅で見送るところで物語は終わる。 |
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== 背景 == |
== 背景 == |
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=== シリーズ === |
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J・K・ローリングは、この巻の最終章を早いうちから書き終えており、金庫にしまっておいた。 |
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シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』は、1997年6月30日に{{仮リンク|ブルームズベリー|en|Bloomsbury Publishing}}社から出版された<ref>{{Cite news2|df=ja|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/820885.stm|title=The Potter phenomenon|date=18 February 2003|publisher=BBC News|access-date=27 September 2008|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20081123221520/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/820885.stm|archive-date=23 November 2008}}</ref>。第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、1998年7月2日に出版された<ref name="Harry Potter UK Release Dates"/>。その後『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は、1年後の1999年7月8日に出版された<ref name="Harry Potter UK Release Dates">{{Cite news2|df=ja|url=https://www.thestar.com/entertainment/article/235354|title=A Potter timeline for muggles|date=14 July 2007|work=Toronto Star|access-date=27 September 2008|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20081220001353/http://www.thestar.com/entertainment/article/235354|archive-date=20 December 2008}}</ref>。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は、2000年7月8日に出版された<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=https://www.theguardian.com/books/2000/jul/19/jkjoannekathleenrowling |title=Speed-reading after lights out |date=19 July 2000 |work=The Guardian |location=UK |access-date=27 September 2008 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20131231101931/http://www.theguardian.com/books/2000/jul/19/jkjoannekathleenrowling |archive-date=31 December 2013 }}</ref>。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、2003年6月21日に出版された<ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.theguardian.com/uk/2003/jan/16/harrypotter.books|title=Harry Potter and the hottest day of summer|last=Cassy|first=John|date=16 January 2003|work=The Guardian|location=UK|access-date=27 September 2008|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20131231091101/http://www.theguardian.com/uk/2003/jan/16/harrypotter.books|archive-date=31 December 2013}}</ref>。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、2005年7月16日に出版され、全世界での発売時点から最初の24時間で900万部を売り上げた<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4113663.stm |title=July date for Harry Potter book |date=21 December 2004 |publisher=BBC News |access-date=27 September 2008 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20090705094109/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/4113663.stm |archive-date=5 July 2009 }}</ref><ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6912529.stm |title=Harry Potter finale sales hit 11m |publisher=BBC News |access-date=21 August 2008 |date=23 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20081128201059/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6912529.stm |archive-date=28 November 2008 }}</ref>。 |
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=== 書名の選択 === |
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タイトル決定以前にローリングは3つのタイトルを考案していたと述べている<ref>{{cite web|url=http://inhome.rediff.com/movies/2007/jul/16harry.htm |title=10 million pounds to guard 7th Harry Potter book |publisher=Rediff News |accessdate=2007-07-16 |date=2007-07-16}}</ref>。最終的にタイトルは、作中に登場する道具である[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]にちなんで『ハリー・ポッターと死の秘宝』となり、2006年12月21日に発表された<ref>{{cite web|url=http://www.mtv.com/overdrive/?vid=163195 |title=Editor Says ''Deathly Hallows'' Is Unleakable |publisher=MTV Overdrive (video) |accessdate=2007-07-19 |date=2007-7-17}}</ref>。ライブチャットにてローリングはほかのタイトル候補に関して尋ねられると、『Harry Potter and the Elder Wand(ハリー・ポッターとニワトコの杖)』、『Harry Potter and the Peverell Quest(ハリー・ポッターとペベレル家の追跡)』だと答えた<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6292128.stm |title=Potter embargo "could be broken" |publisher=BBC News |accessdate=2007-07-17 |date=2007-07-12 | first=Mark | last=Savage}}</ref>。 |
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この本の書名は、作中に登場する伝説の道具である「[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]」、すなわち無敵の魔法の杖(ニワトコの杖)、死者を蘇らせる石(蘇りの石)、透明マントにちなんでいる。書名を発表する少し前、J・K・ローリングは3つの書名を考案していたと述べている<ref name="webchat">{{Cite news2|df=ja|url=http://www.bloomsbury.com/harrypotter/content.asp?sec=3&sec2=1 |access-date=31 July 2007 |publisher=[[:en:Bloomsbury Publishing]] |title=Webchat with J.K. Rowling, 30 July 2007 |archive-url = https://web.archive.org/web/20080106145256/http://www.bloomsbury.com/harrypotter/content.asp?sec=3&sec2=1 |archive-date = 6 January 2008}}</ref><ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=93 |access-date=23 April 2007 |title=Book 7 Update |publisher=J.K.Rowling Official Site |archive-url=https://web.archive.org/web/20070415224736/http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=93 <!--Added by H3llBot--> |archive-date=15 April 2007 }}</ref><ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://inhome.rediff.com/movies/2007/jul/16harry.htm |title=10 million pounds to guard 7th Harry Potter book |publisher=Rediff News |accessdate=2007-07-16 |date=2007-07-16}}</ref>。決定した書名は2006年12月21日にローリングのWebサイトでクリスマスをテーマにした特別な[[ハングマン (ゲーム)|ハングマン]]パズルで公開され、その後すぐに本書の出版社で確認された<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.bloomsbury.com/harrypotter/cont_text.asp?sec=4&unart=yes&artTitle=Harry+Potter+and+the+Deathly+Hallows |title=Harry Potter and the Deathly Hallows |publisher=[[:en:Bloomsbury Publishing]] |date=21 December 2006 |access-date=21 December 2006 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070203070649/http://www.bloomsbury.com/harrypotter/cont_text.asp?sec=4&unart=yes&artTitle=Harry%20Potter%20and%20the%20Deathly%20Hallows |archive-date=3 February 2007 |url-status=dead }}</ref>。ライブチャットにてその他の書名候補に関して尋ねられると、ローリングは『Harry Potter and the Elder Wand(ハリー・ポッターとニワトコの杖)』と『Harry Potter and the Peverell Quest(ハリー・ポッターとペベレル家の冒険)』だと答えた<ref name="webchat"/><ref>{{Cite news2|df=ja|url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6292128.stm |title=Potter embargo "could be broken" |publisher=BBC News |accessdate=2007-07-17 |date=2007-07-12 | first=Mark | last=Savage}}</ref>。 |
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2007年1月、ローリングは[[エディンバラ]]のバルモラル・ホテルに滞在し、彼女の泊った部屋の[[ヘルメース]]の胸像に「J・K・ローリング、この部屋(652号室)にて『ハリー・ポッターと死の秘宝』を書き終える。2007年1月11日」というサインを書き残した<ref>{{cite web |url=http://news.scotsman.com/topics.cfm?tid=3&id=181062007 |title=Finish or bust — J. K. Rowling's unlikely message in an Edinburgh hotel room |work=[[The Scotsman]] |date=2007-02-03 |accessdate=2007-03-29 |last=Cornwell |first=Tim |archiveurl=https://web.archive.org/web/20070205194929/http://news.scotsman.com/topics.cfm?tid=3&id=181062007 |archivedate=2007年2月5日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref>。 |
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=== 脱稿 === |
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[[File:Wellington Statue.jpg|thumb|right|ローリングは{{仮リンク|バルモラル・ホテル|en|Balmoral Hotel}}の552号室で『死の秘宝』の最終章を完成させた。]] |
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2006年のインタビューにてローリングは、シリーズのおもなテーマは死(物語はハリーの両親の死に始まり、ヴォルデモートの不死への執着と探求が描かれる)であり<ref name="tellher">{{cite news|author=Geordie Greig|url=http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/1507438/There-would-be-so-much-to-tell-her....html |title='There would be so much to tell her...'|work = [[デイリー・テレグラフ|The Daily Telegraph]] |accessdate = 2007-04-04|date=2006-01-10 | location=London}}</ref>、1990年に[[多発性硬化症]]によって彼女の母親が亡くなったことが影響していると語った<ref name="personal">{{cite web|first=Meredith|last=Vieira|authorlink=Meredith Vieira|url=http://www.msnbc.msn.com/id/20001720/ns/dateline_nbc-harry_potter/|title=Harry Potter: The final chapter |publisher = [[msnbc.com]] |date=2007-07-30|accessdate=2011-02-06}}</ref><ref name="tellher"/><ref>Shapiro, p. 45</ref><ref>Shapiro, p. 51</ref>。 |
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2007年1月、ローリングは[[エディンバラ]]の{{仮リンク|バルモラル・ホテル|en|Balmoral Hotel}}に滞在中に本書を完成させ、彼女の泊まった部屋にあった大理石の[[ヘルメース|ヘルメス]]の[[胸像]]に『JK Rowling finished writing Harry Potter and the Deathly Hallows in this room (652) on 11th Jan 2007.(J・K・ローリング、この部屋(652号室)にてハリー ポッターと死の秘宝を書き終える。2007年1月11日)』という署名入りの声明を残した<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=https://www.telegraph.co.uk/news/celebritynews/2437835/Harry-Potter-fans-pay-1000-a-night-to-stay-in-hotel-room-where-JK-Rowling-finished-series.html |title=Harry Potter fans pay £1,000 a night to stay in hotel room where JK Rowling finished series |location=UK |date=20 July 2008 |access-date=10 February 2016 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20160220112720/http://www.telegraph.co.uk/news/celebritynews/2437835/Harry-Potter-fans-pay-1000-a-night-to-stay-in-hotel-room-where-JK-Rowling-finished-series.html |archive-date=20 February 2016 }}</ref><ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://news.scotsman.com/topics.cfm?tid=3&id=181062007 |title=Finish or bust — J. K. Rowling's unlikely message in an Edinburgh hotel room |work=[[The Scotsman]] |date=2007-02-03 |accessdate=2007-03-29 |last=Cornwell |first=Tim |archiveurl=https://web.archive.org/web/20070205194929/http://news.scotsman.com/topics.cfm?tid=3&id=181062007 |archivedate=2007-02-05 |url-status=dead}}</ref><ref>{{Cite tweet|user=jk_rowling |number=686668805234397184 |title=脱稿9周年 |date=2016-01-12 |accessdate=2023-03-30}}</ref>。ローリングは彼女のWebサイトの声明で「私の人生でこれほど極端な感情が入り交じったことは一度もなく、胸が張り裂けるような気持ちととても嬉しい気持ちを同時に感じられるとは夢にも思っていませんでした」と述べた。彼女は、その複雑な心境を、[[チャールズ・ディケンズ]]が1850年版『[[デイヴィッド・コパフィールド]]』の序文で表した「2年間にわたる想像力豊かな仕事」と引き合わせた。「それに対して、私はため息しかでません。17年間やってみてください、チャールズ。」と付け加えた。そして「『死の秘宝』は私のお気に入りで、それがシリーズを終わらせる一番すてきな方法です」と言いメッセージを締めくくった<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=https://www.usatoday.com/life/books/news/2007-02-06-rowling_x.htm |title=Rowling reacts to Potter's end |agency=[[Associated Press]] |work=USA Today |date=6 February 2007 |access-date=21 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070823033059/http://www.usatoday.com/life/books/news/2007-02-06-rowling_x.htm |archive-date=23 August 2007 }}</ref>。 |
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出版前に近刊書について尋ねられたとき、ローリングは「たとえ変えたかったとしても結末は変えられません」と述べた。「これらの本は、ずいぶん長い時間を掛けて、しかももう6冊も構想してきましたし、すべてある方向に向かっています。ですので、私には本当にできないんです。」<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://www.accio-quote.org/articles/2005/0705-edinburgh-jones-official.html |access-date=16 June 2007 |title=Jones, Owen. One-on-one interview with J.K. Rowling, ITV Network July 17, 2005 |date=17 July 2005 |publisher=[[:en:ITV Network|ITV]] |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070629084714/http://www.accio-quote.org/articles/2005/0705-edinburgh-jones-official.html |archive-date=29 June 2007 }}</ref> また彼女は、最終巻はシリーズの前作『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』と密接に関係し、「まるで同じ小説を二等分したかのようです」と述べている<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=62 |date=15 March 2004 |access-date=23 December 2006 |title=Progress on Book Six |publisher=J. K. Rowling Official Site |last=Rowling |first=J. K. |archive-url=https://web.archive.org/web/20061216095329/http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=62 <!--Added by H3llBot--> |archive-date=16 December 2006}}</ref>。彼女は、この巻の最終章をシリーズの初期の作業の一端として「1990年ごろに」書き終えたと述べた<ref name="two">{{Cite news2 |df=ja |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/5119836.stm |title=Rowling to kill two in final book |publisher=BBC News |date=27 June 2006 |access-date=25 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20090803133633/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/5119836.stm |archive-date=3 August 2009 }}</ref>。またローリングは、最後の言葉を当初は「彼が愛した者だけが彼の稲妻の傷跡を見ることができた」のように書いていたことを明かした。ローリングは、人々ににヴォルデモートが再び蘇ると思われたり、ハリーの使命は終わったと言われたくなかったため、これを変更した<ref name="personal"/><ref name="Symon, Evan V">{{Cite web2|df=ja|website=listverse.com|url=http://listverse.com/2013/01/14/deleted-book-chapters/|date=14 January 2013|title=10 Deleted Chapters that Transformed Famous Books|author=Symon, Evan V.|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20150905233130/http://listverse.com/2013/01/14/deleted-book-chapters/|archive-date=5 September 2015 |accessdate=2014-09-01}}</ref>。 |
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== 評価 == |
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=== 売上と受賞 === |
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[[File:Potter queue.jpg|thumb|本を購入するために深夜に[[ボーダーズ・グループ|ボーダーズ]]に並ぶファン。発売日前日の23時56分の様子。]] |
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『ハリー・ポッターと死の秘宝』の売り上げは記録的なものだった。『死の秘宝』のアメリカでの初版部数は1200万部で、そして100万部以上が[[Amazon.com]]と[[バーンズ・アンド・ノーブル]]で予約され<ref>{{cite news|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6452987.stm |title=Record print run for final Potter|date=2007-03-15|publisher=BBC News |accessdate=2007-05-22}}</ref>、プレ・セールスは『謎のプリンス』より500パーセント高かった<ref>Shapiro, p. 259-260</ref>。2007年4月12日、バーンズ&ノーブルは『死の秘宝』がサイトを通して50万部以上の注文を受け、予約数の記録を破ったと発表した<ref>{{cite web|url=http://www.rte.ie/arts/2007/0413/potterh.html|title=New Harry Potter breaks pre-order record|date=2007-04-13|publisher=RTÉ.ie Entertainment|accessdate = 2007-04-23}}</ref>。発売日には、アメリカ合衆国で830万部(1秒あたり96部以上)<ref>{{cite news|url=http://www.usatoday.com/life/books/news/2007-07-24-potter-sales_N.htm |title='Deathly Hallows' records lively sales |last=Blais|first=Jacqueline|coauthors=Anthony DeBarros|date=2007-07-25|work=[[USAトゥデイ|USA Today]] |accessdate=2009-07-13}}</ref><ref>{{cite news|url=http://www.nytimes.com/2007/07/22/books/22cnd-potter.html|title=Record First-Day Sales for Last 'Harry Potter' Book|last=Rich|first=Motoko|date=2007-07-22|work=The New York Times|accessdate=2009-07-13}}</ref>、イギリスで265万部の売り上げを記録した<ref>{{cite news|url=http://www.foxnews.com/story/0,2933,290346,00.html|title='Harry Potter and the Deathly Hallows' Breaks Records|date=2007-07-24|agency=Associated Press | publisher = Fox News |accessdate=2009-07-13}}</ref>。これにより24時間以内に米国で最も売れたフィクションの本として[[ギネス・ワールド・レコーズ]]に認定された<ref>{{cite web|url=http://www.guinnessworldrecords.com/Search/Details/Fastestsellingbook-of-fiction-in-24-hours/53237.htm|title=Fastest selling book of fiction in 24 hours|work=Guinness Book of World Records|date=2007-07-21|accessdate=2011-02-05}}</ref>。また、[[W・H・スミス]]では最高で1秒あたりに15部を売り上げた<ref>{{cite news|url=http://www.telegraph.co.uk/culture/books/3666735/Harry-Potter-and-the-hallowed-sales-figures.html|title=Harry Potter and the hallowed sales figures|last=Phelvin|first=Patrick|date=2007-07-23|work=The Daily Telegraph|accessdate=2009-07-13 | location=ロンドン}}</ref>。発売から約1年後となる2008年6月までに世界中で約4400万部を売り上げた<ref name="44mil">[http://www.forbes.com/lists/2008/53/celebrities08_JK-Rowling_CRTT.html #9: J. K. Rowling]. The Celebrity 100. ''Forbes''. 11 June 2008. "The final one, ''Harry Potter and the Deathly Hallows'', has sold 44 million since it was published last July, including 15 million in the first 24 hours." Retrieved 17 July 2009</ref>。 |
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== 主要テーマ == |
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また、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は複数の賞を受賞した<ref name="levine">{{cite web|url=http://www.arthuralevinebooks.com/book.asp?bookid=130|title=Harry Potter and the Deathly Hallows|date=2001-2005|publisher=Arthur A. Levine Books|accessdate=2009-07-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20071022103656/http://arthuralevinebooks.com/book.asp?bookid=130|archivedate=2007年10月22日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>。2007年、『ニューヨーク・タイムズ』の注目の100冊<ref>{{cite news|url=http://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/notable-books-2007.html|title=100 Notable Books of 2007 |date=2007-12-02|work=The New York Times|accessdate=2009-07-17}}</ref>と注目の児童書に選ばれた<ref>{{cite news|url=http://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/Kids-Notables-t.html|title=Notable Children's Books of 2007 |last=Fleischman|first=Paul|date=2007-12-02|work=The New York Times|accessdate=2009-07-17}}</ref>。『[[ニューズウィーク]]』誌の評論家であるマルコム・ジョーンズは本作を2007年の最も良い本とした<ref>{{cite web|url=http://www.newsweek.com/2007/12/12/wizards-warmongers-and-the-west-coast.html|title=Wizards, Warmongers and the West Coast|date=2007-12-13|accessdate= 2011-02-05|last=Jones|first=Malcolm}}</ref>。また、『パブリッシャーズ・ウィークリー』は2007年のベスト・ブックスの中に『ハリー・ポッターと死の秘宝』を入れた<ref>{{cite journal|url=http://www.publishersweekly.com/pw/print/20071105/14780-pw-s-best-books-of-the-year-.html|title=PW's Best Books of the Year|last=Staff|date=2007-11-05|work=[[Publishers Weekly]]|volume=254|issue=44|accessdate=2009-07-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110616182043/http://www.publishersweekly.com/pw/print/20071105/14780-pw-s-best-books-of-the-year-.html|archivedate=2011年6月16日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。2008年、[[アメリカ図書館協会]]は青少年向けのベスト・ブックのひとつとし<ref>{{cite web|title=Best Books for Young Adults 2008|year=2008|url=http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/bestbooksya/08bbya.cfm|publisher=American Library Association|accessdate=2009-07-17|archiveurl=https://web.archive.org/web/20090501041138/http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/bestbooksya/08bbya.cfm|archivedate=2009年5月1日|deadlinkdate=2017年9月}}</ref>、また、注目の児童書のリストに入った<ref>{{cite press release|url = http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2008/january2008/ncb2008.cfm |title=2008 Notable Children's Books|year=2008|publisher=American Library Association|accessdate=2009-07-17}}</ref>。さらに2008年、コロラド・ブルー・スプルース・ブルー・アワードを受賞した<ref name="levine"/>。 |
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[[File:J. K. Rowling 2010.jpg|thumb|[[J・K・ローリング]]は、シリーズのおもなテーマはハリーが死に対処することだと語る|alt=A blonde woman with blue eyes has a red and white robe on over her dress is holding an honorary degree with her left hand.]] |
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=== 死 === |
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2006年のインタビューにてJ・K・ローリングは、シリーズのおもなテーマはハリーが死に対処することであり<ref name="tellher">{{Cite news2 |df=ja |author=Geordie Greig |url=https://www.telegraph.co.uk/news/uknews/1507438/There-would-be-so-much-to-tell-her....html |title=There would be so much to tell her... |work=The Daily Telegraph|location=London |access-date=4 April 2007 |date=10 January 2006 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20090424124744/http://www.telegraph.co.uk/news/uknews/1507438/There-would-be-so-much-to-tell-her....html |archive-date=24 April 2009 }}</ref>(物語はハリーの両親の死に始まり、ヴォルデモートの不死への執着と探求が描かれる)、1990年に[[多発性硬化症]]によって彼女の母親が亡くなったことが影響していると語った<ref name="personal">{{Cite web2|df=ja|first=Meredith|last=Vieira|author-link=Meredith Vieira|url=http://www.nbcnews.com/id/20001720|title=Harry Potter: The final chapter|publisher=NBC News|date=30 July 2007|access-date=6 February 2011|archive-date=26 July 2019|archive-url=https://web.archive.org/web/20190726025227/http://www.nbcnews.com/id/20001720/|url-status=live}}</ref><ref name="tellher"/><ref>Shapiro, p. 45</ref><ref>Shapiro, p. 51</ref>。タイム誌の{{仮リンク|レヴ・グロスマン|en|Lev Grossman}}は、このシリーズのメインテーマは死に直面してもなお愛し続けることの圧倒的な大切さであると述べている<ref name="Time">{{cite magazine |url=http://www.time.com/time/specials/2007/top10/article/0,30583,1686204_1686244_1691862,00.html |last=Grossman |first=Lev |author-link=:en:Lev Grossman |magazine=Time |title=Top 10 Fiction Books: #8. Harry Potter and the Deathly Hallows |access-date=24 December 2007 |date=9 December 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20071222075454/http://www.time.com/time/specials/2007/top10/article/0,30583,1686204_1686244_1691862,00.html |archive-date=22 December 2007 }}</ref>。 |
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<!--Wikipediaは事実暴露の場ではありません。ストーリーの記述は、できるだけ控えて下さい--> |
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* この巻には表紙に今までなかった[[エピグラフ]]が挿入されている。 |
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* 著者はあるインタビュー{{full|date=2020年5月}}で重要人物のうち、「2人が死に、1人が免れるだろう」と語った。しかし、これをあるメディア{{full|date=2020年2月}}が「ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人組のうち2人が死ぬ」という間違った内容で報道した。一部メディア{{full|date=2020年2月}}では「宣伝のための煽り」として批判された。 |
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* 発売日前に作品内容の露呈を防止するため、発行所のセキュリティーに26億円をかけたが情報が流失し、一部が販売される。入手した本をもとに『[[ニューヨーク・タイムズ]]』で批評が載りあらすじの一部が示唆されるなどのアクシデントがあった。 |
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* 日本でも英語版が、世界同時に発売され、英語版にもかかわらず書籍売上で上位にランキングするなど、異例の売上げを記録した。 |
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=== 腐敗した社会での生き方 === |
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== 映画 == |
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学者やジャーナリストは、より複雑なものや、{{仮リンク|ハリー・ポッターの政治|label=政治的な意味合い|en|Politics of Harry Potter}}を含むものなど、本書のテーマについてその他に多くの解釈の展開をしている。{{仮リンク|正常性|en|Normality (behavior)}}、抑圧、生存、圧倒的な困難の克服などのテーマは、すべてシリーズ全体を通して広く行き渡っていると考えられてきた<ref name="Greenwald2005">{{cite journal | last1 = Czubek | first1 = TA | last2 = Greenwald | first2 = J | title = Understanding Harry Potter: Parallels to the Deaf World | journal = Journal of Deaf Studies and Deaf Education | volume = 10 | issue = 4 | pages = 442–50 | date = Fall 2005 | pmid = 16000691 | doi = 10.1093/deafed/eni041 | doi-access = free }}</ref>。同様に、青春期を通して前に進むというテーマや「最もつらい試練を乗り越え、それを受け入れる」というテーマが考慮されてきた<ref name="Duffy2002">{{Cite journal2|df=ja|last=Duffy|first=Edward|title=Sentences in Harry Potter, Students in Future Writing Classes|journal=Rhetoric Review|volume=21|issue=2|year=2002| pages = 170–87 |doi=10.1207/S15327981RR2102_03|s2cid=144654506}}</ref>。ローリングは、本書は「寛容を求める長期の議論、[[差別|偏見]]に終止符を打つための長期の懇願」から成り、また「権力を疑い、(…) 支配層や報道機関が真実をすべて伝えてくれると思い込まない」ためのメッセージを伝えていると述べている<ref>{{Cite news2|df=ja|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/7053982.stm|title=JK Rowling outs Dumbledore as gay|access-date=21 October 2007|date=20 October 2007|publisher=BBC News|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20071022052757/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/7053982.stm|archive-date=22 October 2007}}</ref>。 |
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{{Pathnav|魔法ワールド|ハリー・ポッター (映画シリーズ)|frame=1}} |
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前編と後編の2部作で制作・公開された。小説を映画化する場合、上映時間の関係で原作の一部がカットされるのが通例で、本シリーズもそうであった。しかし、第7巻においては、前後編に分けることによって原作内容の多くが映像に取り入れられ、原作により忠実な映像化となっている。また本作は劇場版としては初めて原作者のJ・K・ローリングが製作として直接映画に携わっている。『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が[[2010年]][[11月19日]]、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が[[2011年]][[7月15日]]に日米同時公開されている。映像面では当初は2D上映のみを予定していたが、のちに3Dでも公開することが決定し、シリーズ初の全編3D上映を目指していた。しかし、『PART1』は3Dへの変換が公開までに間に合わないことを理由に3D版の上映中止が決定し、2D版のみでの上映となった。『PART2』は予定どおり2D版に加えて3D版([[IMAX]] 3Dを含む)も上映された。『PART1』の3D版も、『PART2』のソフト化に合わせてBlu-ray 3Dというかたちで発売された。 |
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一部の政治評論家は、J.K.ローリングが描く[[官僚制|官僚化]]した魔法省や、その後の作品で魔法省がとった抑圧的な措置(ホグワーツ魔法学校への出席の強制や、魔法省への{{仮リンク|血の純度|label=穢れた血|en|Blood purity (Harry Potter)}}の登録など)を、{{仮リンク|反国家主義|label=国家批判|en|Anti-statism}}の寓喩と見る<ref>{{Cite journal2|df=ja|first=Benjamin |last=Barton |title=Harry Potter and the Half-Crazed Bureaucracy |publisher=Michigan Law Review |year=2006 |url=http://www.michiganlawreview.org/archive/104/6/Barton.pdf |access-date=31 July 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070810010003/http://www.michiganlawreview.org/archive/104/6/Barton.pdf |archive-date=10 August 2007 }}</ref>。 |
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=== ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 === |
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{{Expand English|Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1|date=2021年1月}} |
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{{Infobox Film |
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| 作品名 = ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 |
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| 原題 = Harry Potter and the Deathly Hallows Part1 |
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| 画像 = HPatDH - Panache - b&w Harry and camera.jpg |
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| 画像サイズ = |
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| 画像解説 = 撮影中の[[ダニエル・ラドクリフ]](2009年、{{仮リンク|フレッシュウォーター・ウェスト|en|Freshwater West}}) |
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| 監督 = [[デヴィッド・イェーツ|デイビッド・イェーツ]] |
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| 製作総指揮 = [[ライオネル・ウィグラム]] |
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| 製作 = [[デヴィッド・ハイマン|デイビッド・ヘイマン]]<br>[[デイビッド・バロン]]<br>[[J・K・ローリング]] |
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| 脚本 = [[スティーブ・クローブス]] |
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| 音楽 =[[アレクサンドル・デプラ]]<br>[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]](テーマ曲)<br>[[ニコラス・フーパー]](テーマ曲) |
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| 主題歌 = |
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| 撮影 = [[エドゥアルド・セラ]] |
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| 編集 = [[マーク・デイ]] |
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| 製作会社 = {{Plainlist| |
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* [[ワーナー・ブラザース]] |
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* [[ヘイデイ・フィルムズ]]}} |
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| 配給 = ワーナー・ブラザース |
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| 製作国 = {{GBR}}<br />{{USA}} |
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| 言語 = [[英語]] |
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| 製作費 = $250,000,000(2部作合算)<ref>{{cite news| last=Frankel| first=Daniel| title=Get Ready for the Biggest 'Potter' Opening Yet| work=[[The Wrap]]| date=2010-11-17| url=http://www.thewrap.com/movies/article/get-ready-biggest-potter-opening-yet-22607| accessdate=2010-11-21}}</ref>| 公開 = [[2010年]][[11月19日]] |
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| 出演者 = [[ダニエル・ラドクリフ]]<br />[[ルパート・グリント]]<br />[[エマ・ワトソン]]<br />[[ヘレナ・ボナム=カーター]]<br />[[ロビー・コルトレーン]]<br />[[レイフ・ファインズ]]<br />[[マイケル・ガンボン]]<br />[[ブレンダン・グリーソン]]<br />[[リチャード・グリフィス]]<br />[[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]]<br />[[リス・エヴァンス]]<br />[[ジェイソン・アイザックス]]<br />[[ビル・ナイ]]<br />[[アラン・リックマン]]<br />[[フィオナ・ショウ]]<br />[[ティモシー・スポール]]<br />[[イメルダ・スタウントン]]<br />[[デヴィッド・シューリス|デイビッド・シューリス]]<br />[[ワーウィック・デイヴィス|ウォーウィック・デイビス]]<br />[[トム・フェルトン]]<br />[[トビー・ジョーンズ]](声の出演)<br />[[デイブ・レジェノ]]<br />[[サイモン・マクバーニー]](声の出演)<br />[[ヘレン・マックロリー]]<br />[[ニック・モラン]]<br />[[ピーター・マラン]]<br />[[デヴィッド・オハラ]]<br />[[クレマンス・ポエジー]]<br />[[ナタリア・テナ]]<br />[[ジュリー・ウォルターズ]]<br />[[マーク・ウィリアムズ]]<br />[[ボニー・ライト]] |
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| 上映時間 = 146分 |
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| 興行収入 = $295,001,070<ref name="boxoffice1">{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl1248560641/|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 1 (2010) |publisher=[[Box Office Mojo]] |language=英語 |accessdate=2011年7月20日 }}</ref> {{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}}<br />$955,001,070<ref name="boxoffice1"/> {{flagicon|World}}<br />68.6億円<ref name="#2">{{映連興行収入|2011}}</ref>{{Flagicon|JPN}} |
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| 前作 =[[ハリー・ポッターと謎のプリンス#映画|ハリー・ポッターと謎のプリンス]] |
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| 次作=ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 |
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=== キリスト教の寓話 === |
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{{See also|en:Religious debates over the Harry Potter series#Christian allegories in Deathly Hallows}} |
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*監督:[[デヴィッド・イェーツ|デイビッド・イェーツ]] |
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*製作:[[デヴィッド・ハイマン|デイビッド・ヘイマン]]、[[デイビッド・バロン]]、[[J・K・ローリング]] |
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*原作:J・K・ローリング |
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*脚本:[[スティーブ・クローブス]] |
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*音楽:[[アレクサンドル・デプラ]] |
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*テーマ曲:[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]]/[[ニコラス・フーパー]](PART2) |
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*製作総指揮:[[ライオネル・ウィグラム]] |
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*共同製作:[[ティム・ルイス]]、[[ジョン・トレイ]] |
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*撮影:[[エドゥアルド・セラ]] |
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*美術デザイン:[[スチュアート・クレイグ]] |
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*美術総監督:[[アンドリュー・アックランド=ショウ]] |
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*装置監督: [[ステファニー・マクミラン]] |
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*編集:[[マーク・デイ]] |
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*衣装:[[ジェイニー・ティーマイム]] |
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*視覚効果監修:ティム・バーク |
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*特殊メイク効果:[[ニック・ダドマン]] |
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*キャスティング:[[フィオナ・ウィアー]] |
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*VFX:シネサイト、[[ダブル・ネガティブ]]、[[インダストリアル・ライト&マジック|ILM]]、[[ムービング・ピクチャー・カンパニー|MPC]]、ライジング・サン・ピクチャーズ、ほか |
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ハリー・ポッターシリーズは[[ウィッチクラフト|魔術]]や[[オカルト]]を支持していると批判されてきた。『死の秘宝』の出版前、ローリングは自身の宗教について話すことを拒み、「私があまり自由に話すと、すべての読者が、それが10代であっても60代であっても、本の内容が推測できてしまう」と述べた<ref name="Granger86">Granger, p. 86</ref>。しかし、『死の秘宝』に登場する{{仮リンク|キリスト教の神話|label=キリスト教の寓話|en|Christian mythology}}については、多くの人が意見を述べている<ref name="Granger86" />。例えば、キリストのように、ハリーは一度死んでから人類を救うために生き返る。生き返った場所はキングス・クロスである<ref>{{Cite journal2|df=ja|last=Miller|first=Lisa|title=Christ-like|journal=Newsweek|date=6 August 2007|volume=150|issue=6|page=12|issn=0028-9604|url=http://www.thedailybeast.com/newsweek/2007/08/05/beliefwatch-christ-like.html|url-status=dead|archive-url=https://web.archive.org/web/20110816120619/http://www.thedailybeast.com/newsweek/2007/08/05/beliefwatch-christ-like.html|archive-date=16 August 2011|access-date=7 August 2011}}</ref>。それはハリーがダンブルドアへの信頼に葛藤する姿が描かれており、またローリングは「私の信念と宗教的信仰との葛藤 … 私はこの本には非常によく表れていると思います」と述べている<ref name="Granger88">Granger, p. 88</ref>。 |
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==== キャスト(PART1) ==== |
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! colspan="2" | 役名 |
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! 俳優 |
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! 日本語吹替え |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]] || [[ダニエル・ラドクリフ]] || [[小野賢章]] |
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| colspan="2" | [[ロン・ウィーズリー]] || [[ルパート・グリント]] || [[常盤祐貴]] |
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| colspan="2" | [[ハーマイオニー・グレンジャー]] || [[エマ・ワトソン]] || [[須藤祐実]] |
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| colspan="2" | [[ヴォルデモート]] || [[レイフ・ファインズ]] || [[江原正士]] |
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| colspan="2" | [[セブルス・スネイプ]] || [[アラン・リックマン]] || [[土師孝也]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ベラトリックス・レストレンジ|ベラトリックス・レストレンジ]] || [[ヘレナ・ボナム=カーター]] || [[高乃麗]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ジニー・ウィーズリー|ジニー・ウィーズリー]] || [[ボニー・ライト]] || [[高野朱華]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルーナ・ラブグッド|ルーナ・ラブグッド]] || [[イヴァナ・リンチ|イバンナ・リンチ]] || [[三村ゆうな]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#チョウ・チャン|チョウ・チャン]] || [[ケイティ・リューング]] || [[川庄美雪]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]] || [[マシュー・ルイス (俳優)|マシュー・ルイス]] || [[上野容]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#フレッド・ウィーズリー|フレッド・ウィーズリー]] || [[ジェームズ・フェルプス]] || rowspan="2" | [[尾崎光洋]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ジョージ・ウィーズリー|ジョージ・ウィーズリー]] || [[オリバー・フェルプス]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルビウス・ハグリッド|ルビウス・ハグリッド]] || [[ロビー・コルトレーン]] || [[斎藤志郎]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#アラスター・ムーディ|アラスター・ムーディ]] || [[ブレンダン・グリーソン]] || [[小林修 (声優)|小林修]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#リーマス・ルーピン|リーマス・ルーピン]] || [[デヴィッド・シューリス|デイビッド・シューリス]] || [[郷田ほづみ]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#モリー・ウィーズリー|モリー・ウィーズリー]] || [[ジュリー・ウォルターズ]] || [[一龍斎貞友]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#アーサー・ウィーズリー|アーサー・ウィーズリー]] || [[マーク・ウィリアムズ]] || [[梅津秀行]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#ニンファドーラ・トンクス|ニンファドーラ・トンクス]] || [[ナタリア・テナ]] || [[日野未歩]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#キングズリー・シャックルボルト|キングズリー・シャックルボルト]] || ジョージ・ハリス || [[立川三貴]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#マンダンガス・フレッチャー|マンダンガス・フレッチャー]] || [[アンディ・リンデン]] || [[福沢良一]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#バーノン・ダーズリー|バーノン・ダーズリー]] || [[リチャード・グリフィス]] || [[楠見尚己]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ペチュニア・ダーズリー|ペチュニア・ダーズリー]] || [[フィオナ・ショウ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ダドリー・ダーズリー|ダドリー・ダーズリー]] || [[ハリー・メリング]] || [[忍足航己]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ルシウス・マルフォイ|ルシウス・マルフォイ]] || [[ジェイソン・アイザックス]] || [[諸角憲一]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ナルシッサ・マルフォイ|ナルシッサ・マルフォイ]] || [[ヘレン・マックロリー]] || [[佐藤しのぶ (声優)|佐藤しのぶ]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ドラコ・マルフォイ|ドラコ・マルフォイ]] || [[トム・フェルトン]] || [[三枝享祐]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]] || [[ティモシー・スポール]] || [[茶風林]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ドローレス・アンブリッジ|ドローレス・アンブリッジ]] || [[イメルダ・スタウントン]] || [[小宮和枝]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#コーバン・ヤックスリー|ヤックスリー]] || [[ピーター・マラン]] || [[廣田行生]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルーファス・スクリムジョール|ルーファス・スクリムジョール]] || [[ビル・ナイ]] || [[小川真司]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#パイアス・シックネス|パイアス・シックネス]] || [[ガイ・ヘンリー]] || [[家中宏]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ギャリック・オリバンダー|オリバンダー老人]] || [[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]] || [[小林勝也]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ゼノフィリウス・ラブグッド|ゼノフィリウス・ラブグッド]] || [[リス・エヴァンス]] || [[佐々木睦]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#グリップフック|グリップフック]] || [[ワーウィック・デイヴィス|ウォーウィック・デイビス]] || [[宮澤正]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#グレゴロビッチ|グレゴロビッチ]] || [[ラデ・シェルベッジア]] || [[外谷勝由]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#マファルダ・ホップカーク|マファルダ・ホップカーク]] || [[ソフィー・トンプソン]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#ビル・ウィーズリー|ビル・ウィーズリー]] || [[ドーナル・グリーソン]] || [[佐藤拓也 (声優)|佐藤拓也]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#フラー・デラクール|フラー・デラクール]] || [[クレマンス・ポエジー]] || [[小笠原亜里沙]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#エルファイアス・ドージ|エルファイアス・ドージ]] || [[デヴィッド・ライオール]] || [[村松康雄]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ミュリエル・プルウェット|ミュリエル・プルウェット]] || [[マテロック・ギブス]] || [[沢田敏子]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#チャリティ・バーベッジ|チャリティ・バーベッジ]] || [[キャロリン・ピックルズ]] || [[林りんこ]] |
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| rowspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ゲラート・グリンデルバルド|ゲラート・グリンデルバルド]] || 青年時 || [[ジェイミー・キャンベル・バウアー]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| 老年時 || [[マイケル・バーン]] || [[大木民夫]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#レジナルド・カターモール|レジナルド・カターモール]] || [[ステファン・ロードリ]] || |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#メアリー・カターモール|メアリー・カターモール]] || [[ケイト・フリートウッド]] || |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アルバート・ランコーン|アルバート・ランコーン]] || [[デヴィッド・オハラ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#バチルダ・バグショット|バチルダ・バグショット]] || [[ヘイゼル・ダグラス]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]] || [[マシュー・ルイス (俳優)|マシュー・ルイス]] || [[上野容]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#シェーマス・フィネガン|シェーマス・フィネガン]] || [[デヴォン・マーレイ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#コーマック・マクラーゲン|コーマック・マクラーゲン]] || [[フレディー・ストローマ]] || [[小松史法]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#グリフィンドール生|ナイジェル・ウォルバート]] || ウィリアム・メリング || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#チョウ・チャン|チョウ・チャン]] || [[ケイティ・リューング]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#グレゴリー・ゴイル|グレゴリー・ゴイル]] || [[ジョシュア・ハードマン]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ブレーズ・ザビニ|ブレーズ・ザビニ]] || ルイス・コーダイル || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#パドマ・パチル|パドマ・パチル]] || [[アフシャン・アザド]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#パンジー・パーキンソン|パンジー・パーキンソン]] || [[スカーレット・バーン]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ラベンダー・ブラウン|ラベンダー・ブラウン]] || [[ジェシー・ケーブ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ロミルダ・ベイン|ロミルダ・ベイン]] || [[アンナ・シェーファー]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ケイティ・ベル|ケイティ・ベル]] || [[ジョージーナ・レオニダス]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#リーアン|リーアン]] || [[イザベル・ラフランド]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ハンナ・アボット|ハンナ・アボット]] || [[ルイザ・ウォーレン]]||style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#フェンリール・グレイバック|フェンリール・グレイバック]] || [[デイブ・レジェノ]] || [[江川央生]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#スカビオール|スカビオール]] || [[ニック・モラン]] || [[佐藤せつじ]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#アントニン・ドロホフ|アントニン・ドロホフ]] || アーベン・バジラクタラジ ||[[ 山口りゅう]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ソーフィン・ロウル|ソーフィン・ロウル]] || [[ロッド・ハント]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#アレクト・カロー|アレクト・カロー]] || [[スザンヌ・トース]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#アミカス・カロー|アミカス・カロー]] || [[ラルフ・アイネソン]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ワルデン・マクネア|ワルデン・マクネア]] || トニー・カーウッド || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#トラバース|トラバース]] || ジョン・キャンプリング || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#セルウィン|セルウィン]] || サイモン・グローバー || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#オーガスタス・ルックウッド|オーガスタス・ルックウッド]] || [[ポール・カンナ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#リータ・スキーター|リータ・スキーター]] || [[ミランダ・リチャードソン]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#オリンペ・マクシーム|マダム・マクシーム]] || [[フランシス・デ・ラ・トゥーア]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ガブリエル・デラクール|ガブリエル・デラクール]] || [[アンジェリカ・マンディ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | グレンジャー夫人 || [[ミシェル・フェアリー]] || [[小林美奈]] |
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| colspan="2" | グレンジャー氏 || [[イアン・ケリー]] || |
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| colspan="2" | アルダートン(Scared Man) || [[ネッド・デネヒー]] || [[坂本くんぺい]] |
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| colspan="2" | 死喰い人(1) || || [[高岡瓶々]] |
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| colspan="2" | マーティン || || [[町田政則]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#魔法省|魔法省]]の男性職員 || || [[鏡優雅]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの地理#イギリス魔法省本庁|魔法省]]の男性職員 || || [[興津和幸]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#魔法省|魔法省]]の男性職員 || || [[杉野田ぬき|杉野博臣]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ドビー|ドビー]]の声 || [[トビー・ジョーンズ]] || [[高木渉]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#クリーチャー|クリーチャー]]の声 || [[サイモン・マクバーニー]] || [[柴田秀勝]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#ジェームズ・ポッター|ジェームズ・ポッター]] || [[エイドリアン・ローリンズ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#リリー・ポッター|リリー・ポッター]] || [[ジェラルディン・ソマーヴィル]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ヴォルデモート|トム・マールヴォロ・リドル]](回想) || [[フランク・ディレイン]] || [[福山潤]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ホラス・スラグホーン|ホラス・スラグホーン]](回想) || [[ジム・ブロードベント]] || [[森功至]] |
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| rowspan="2" | [[アルバス・ダンブルドア]] || || [[マイケル・ガンボン]] || [[永井一郎]] |
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| 青年時 || [[トビー・レグボ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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* 日本語版制作スタッフ |
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** 演出:[[木村絵理子]]、翻訳:岸田恵子、翻訳監修:[[松岡佑子]] |
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** 録音・調整:阿部直子(オムニバス・ジャパン) |
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** 日本語版制作:[[東北新社]] |
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[[File:Michael Maier Atalanta Fugiens Emblem 21.jpeg|thumb|{{仮リンク|ミヒャエル・マイヤー|en|Michael Maier}}、1617年の錬金術の著作『Atalanta Fugiens』に描かれた[[賢者の石]]、『死の秘宝』や『蘇りの石』の表現に類似している。]] |
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==== ネットへの流出問題(PART1) ==== |
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2010年11月17日、冒頭の36分間の映像が、ネットに流出しているとワーナー・ブラザースが発表した。同社は声明で、「この問題を徹底調査し、関与した者の責任を法律の及ぶ最大限まで追及する」と述べている<ref>{{Cite web|date=2010-11-18|url=http://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-18243620101118|title=「ハリー・ポッター」最新作の一部映像がネットに流出|publisher=ロイター|accessdate=2012-07-06}}</ref>。 |
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『死の秘宝』は、[[クエーカー]]教徒の指導者[[ウィリアム・ペン]]によるものと、[[アイスキュロス]]の『[[コエーポロイ|供養する女たち]]』からの、2つの題辞から始まる。これについて、ローリングは次のように述べている。「あの2つの引用を選ぶのは本当に楽しかったわ。1つは異教徒のもので、当然ですが、もう1つはキリスト教の伝統的なものですから。『[[ハリー・ポッターと秘密の部屋|秘密の部屋]]』が出版されたときから、選ばれるのはこの2つになることは分かっていました。もし第7巻の冒頭で使えるなら、完璧な結末にする手がかりになるってずっと思っていました。もしこの2つに関連性があるとしたら、私は行くべきところに行ったの。この2つの文章が私にすべてを語ってくれます、本当にね<ref name="conference">{{Cite web2|df=ja|title='Harry Potter' Author J.K. Rowling Opens Up About Books' Christian Imagery|author=Shawn Adler|publisher=MTV|url=http://www.mtv.com/news/articles/1572107/20071017/index.jhtml|year=2007|access-date=26 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20071018082559/http://www.mtv.com/news/articles/1572107/20071017/index.jhtml|archive-date=18 October 2007}}</ref>。」 |
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==== 日本におけるキャッチコピー(PART1) ==== |
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* '''ついに、完結へ。''' |
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ハリーが両親の墓を訪れると、墓には「最後の敵なる死もまた亡ぼされん」([[コリントの信徒への手紙一|コリント人への第一の手紙]] 15章26節)という聖書の言葉が刻まれている<ref name="Christian">{{Cite web2|df=ja|first=Elena|last=Garcia|url=http://www.christiantoday.com/article/harry.potter.author.reveals.books.christian.allegory.her.struggling.faith/14052.htm|title=Harry Potter author reveals books' Christian allegory, her struggling faith|work=[[Christian Today]]|date=19 October 2007|access-date=6 February 2011|archive-date=25 November 2010|archive-url=https://web.archive.org/web/20101125053219/http://www.christiantoday.com/article/harry.potter.author.reveals.books.christian.allegory.her.struggling.faith/14052.htm|url-status=live}}</ref>。ダンブルドアの家族の墓には、[[マタイによる福音書]]6章21節より「あなたの宝のあるところに、あなたの心もある」という聖書からの引用も残されている<ref name="Christian" />。ローリングは次のように述べている。「これらはとてもイギリス的な本なので、とても現実的な話として、ハリーは墓石に聖書からの引用を見つけるつもりでした。(……)(でも)彼がゴドリックの谷で見つけた墓石の2つの引用文は、このシリーズ全体を要約して、ほとんどをよく表していると思うんです<ref name="Christian" />。」 |
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==== ソフト化(PART1) ==== |
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日本では[[ワーナー・ホーム・ビデオ|ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント]]よりブルーレイ、DVDが発売。 |
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* 【初回限定生産】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ブルーレイ&DVDセット スペシャル・エディション(4枚組、2011年4月21日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 DVD&ブルーレイセット(3枚組、2011年4月21日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 DVD版(1枚組、2011年4月21日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 3D&2D ブルーレイセット(2枚組、2011年11月16日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 ブルーレイ(1枚組、2012年6月27日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 コレクターズ・エディション(Blu-ray版 / DVD版共に3枚組、2016年6月8日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組、2017年4月19日発売) |
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さらにハリー・ポッターの[[コメンテーター|評論家]]である{{仮リンク|ジョン・グレンジャー|en|John Granger}}は、ハリー・ポッターシリーズが人気を博した理由の1つは、(『[[ロミオとジュリエット]]』、[[C・S・ルイス]]の『{{仮リンク|ペレランドラ:金星への旅|en|Perelandra}}』、[[チャールズ・ディケンズ]]の『[[二都物語]]』に似た)文学的な錬金術と視覚の象徴主義を用いたことであると指摘した<ref>{{cite book|last=Granger|first=John|author-link=:en:John Granger|title=Harry Potter's Bookshelf: The Great Books Behind The Hogwarts Adventures|publisher=Penguin Group Inc.|year=2009|isbn=978-1-101-13313-2}}</ref>。このモデルでは、著者は[[錬金術]]の[[大いなる業]]に沿って寓話から成る物語を紡いでいく。中世以来、錬金術の寓話はキリストの受難、死、復活を映し出してきた<ref>Hereward Tilton. ''The Quest for the Phoenix: Spiritual alchemy and Rosicrucianism in the work of Count Michael Maier (1569–1622).'' 2003. p.67</ref>。シリーズ全体が錬金術に共通する記号を利用する一方、『死の秘宝』ではこのサイクルを完成させ、死、再生、蘇りの石というテーマを、錬金術の寓話の主要なモチーフや、シリーズ第1巻で示されたトピックと結びつけている。 |
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===== その他(PART1) ===== |
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* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売) |
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* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売) |
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== 発売 == |
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==== サウンドトラック(PART1) ==== |
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{{details|ポッタリアン}} |
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{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (soundtrack)}} |
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=== マーケティングおよびプロモーション === |
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==== ゲーム(PART1) ==== |
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[[File:RIAN archive 168856 The seventh book about Harry Potter goes on sale.jpg|thumb|2007年10月13日、[[モスクワ]]の書店Moskvaで第7巻のロシア語訳『ハリー・ポッターと死の贈り物』が発売された]] |
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{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (video game)}} |
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発売を記念して、ローリング自身と投票で選ばれた1,700人のゲストとともに、ロンドンの[[ロンドン自然史博物館|自然史博物館]]で終夜のサイン会と読書会が開催された<ref>{{Cite web2|df=ja|url= http://www.bloomsbury.com/jkrevent/ |title=Harry Potter |publisher=Scholastic |access-date=25 May 2007|archive-url=https://web.archive.org/web/20070525033940/http://www.bloomsbury.com/jkrevent/|archive-date=25 May 2007}}</ref>。ローリングは2007年10月にアメリカを巡回公演し、ニューヨークの[[カーネギー・ホール]]では抽選で配布されたチケットでまた別のイベントが開催された<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=99 |title=The Open Book Tour, October 2007 |access-date=14 July 2007 |publisher=J.K.Rowling Official Site |date=14 July 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070707140702/http://www.jkrowling.com/textonly/en/news_view.cfm?id=99 <!--Added by H3llBot--> |archive-date=7 July 2007}}</ref>。 |
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ハリー・ポッターシリーズのアメリカの出版社である{{仮リンク|スカラスティック|en|Scholastic Corporation}}社は、数百万ドルをかけた「There will soon be 7」(もうすぐ7が出る)マーケティング・キャンペーンを実施した。キャンペーンでは、全米40の図書館を巡回する「夜の騎士バス」、オンラインでのファン同士の議論やコンペ、コレクターズ・ブックマーク(しおり)、(一時的な)タトゥー、そしてファンの間で最も議論されている『死の秘宝』に関する7つの質問の段階的公開などが展開された<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.scholastic.com/aboutscholastic/news/press_03142007_BA.htm |date=14 March 2007 |access-date=9 July 2007 |title=Scholastic announces record breaking 12 million first printing in United States of Harry Potter and the Deathly Hallows |publisher=Scholastic |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070623091107/http://www.scholastic.com/aboutscholastic/news/press_03142007_BA.htm |archive-date=23 June 2007 }}</ref>。この本の発売を前に、スカラスティック社はファンが最終巻の中で答えを見つけられる以下の7つの質問を発表した<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.scholastic.com/harrypotter/activities/shriekingshack/ |title=Harry Potter: Shrieking Shack Poll|publisher=Scholastic|access-date =18 August 2007 |archive-url = https://web.archive.org/web/20070714162403/http://www.scholastic.com/harrypotter/activities/shriekingshack/ |archive-date = 14 July 2007}}</ref>。 |
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==== 興行収入(PART1) ==== |
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{{節スタブ}} |
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# 誰が生き延びて、誰が亡くなるのか? |
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==== 受賞・ノミネート(PART1) ==== |
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# スネイプは善か悪か? |
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{| class="wikitable" |
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# ホグワーツは再開するのか? |
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|- |
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# 誰と誰が結ばれるのか? |
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! 賞 |
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# 分霊箱はどこにあるのか? |
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! 部門 |
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# ヴォルデモートを倒せるのか? |
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! 候補 |
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# 死の秘宝とは何か? |
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! 結果 |
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|- |
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| rowspan="2"| [[第83回アカデミー賞|アカデミー賞]] |
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| [[アカデミー美術賞|美術賞]] |
|||
| 美術監督: スチュアート・クレイグ<br />装置監督: ステファニー・マクミラン |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| [[アカデミー視覚効果賞|視覚効果賞]] |
|||
| ティム・バーク、[[ジョン・リチャードソン (特殊効果)|ジョン・リチャードソン]]<br />クリスチャン・マンツ、ニコラス・アイターディー |
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| {{nom}} |
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|- |
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| rowspan="2"| [[第64回英国アカデミー賞|英国アカデミー賞]] |
|||
| メイクアップ賞 |
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| アマンダ・ナイト、Lisa Tomblin |
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|{{nom}} |
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|- |
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| 視覚効果賞 |
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| ティム・バーク、ジョン・リチャードソン<br />クリスチャン・マンツ、ニコラス・アイターディー |
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|{{nom}} |
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|- |
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| rowspan="6"| [[MTVムービー・アワード2011|MTVムービー・アワード]] |
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| [[MTVムービー・アワード 作品賞|作品賞]] |
|||
| |
|||
| {{Nom}} |
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|- |
|||
| [[MTVムービー・アワード 演技賞|男性演技賞]] |
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| ダニエル・ラドクリフ |
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| {{Nom}} |
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|- |
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| [[MTVムービー・アワード 演技賞|女性演技賞]] |
|||
| エマ・ワトソン |
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| {{Nom}} |
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|- |
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| [[MTVムービー・アワード 悪役賞|悪役賞]] |
|||
| トム・フェルトン |
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| {{Won}} |
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|- |
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| キス賞 |
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| エマ・ワトソンとダニエル・ラドクリフ |
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| {{Nom}} |
|||
|- |
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| 格闘シーン賞 |
|||
| ダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソン、ルパート・グリント<br />vs. ロッド・ハント、アーベン・バジラクタラジ |
|||
| {{Nom}} |
|||
|- |
|||
| rowspan="5"| [[第37回サターン賞|サターン賞]] |
|||
| [[サターンファンタジー映画賞|ファンタジー映画賞]] |
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| |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| [[サターン監督賞|監督賞]] |
|||
| デヴィッド・イェーツ |
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| {{nom}} |
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|- |
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| [[サターン衣装デザイン賞|衣装デザイン賞]] |
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| |
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| {{nom}} |
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|- |
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| [[サターンメイクアップ賞|メイクアップ賞]] |
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| |
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| {{nom}} |
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|- |
|||
| [[サターン特殊効果賞|特殊効果賞]] |
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| |
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| {{nom}} |
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|- |
|||
| rowspan="2"| [[第15回サテライト賞|サテライト賞]] |
|||
| 撮影賞 |
|||
| エドゥアルド・セラ |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| 作曲賞 |
|||
| アレクサンドル・デプラ |
|||
| {{nom}} |
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|- |
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| rowspan="2"| [[第16回放送映画批評家協会賞|放送映画批評家協会賞]] |
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| メイクアップ賞 |
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| |
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| {{nom}} |
|||
|- |
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| 視覚効果賞 |
|||
| |
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| {{nom}} |
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|- |
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| rowspan="1"| [[第9回ワシントンD.C.映画批評家協会賞|ワシントンD.C.映画批評家協会賞]] |
|||
| 美術監督賞 |
|||
| |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| rowspan="2"| [[第15回サンディエゴ映画批評家協会賞|サンディエゴ映画批評家協会賞]] |
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| 撮影賞 |
|||
| エドゥアルド・セラ |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| 美術監督賞 |
|||
| スチュアート・クレイグ |
|||
| {{nom}} |
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|- |
|||
| rowspan="1"| [[第4回ヒューストン映画批評家協会賞|ヒューストン映画批評家協会賞]] |
|||
| 撮影賞 |
|||
| エドゥアルド・セラ |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| rowspan="1"| [[第7回セントルイス映画批評家協会賞|セントルイス映画批評家協会賞]] |
|||
| 視覚効果賞 |
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| |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| rowspan="2"| [[第11回フェニックス映画批評家協会賞|フェニックス映画批評家協会賞]] |
|||
| 撮影賞 |
|||
| エドゥアルド・セラ |
|||
| {{nom}} |
|||
|- |
|||
| 視覚効果賞 |
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| |
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| {{nom}} |
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|- |
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|} |
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J・K・ローリングは、行方不明となっているイギリス人児童[[マデリン・マクカーン失踪事件|マデリン・マクカーン]]の顔写真入りのポスターを、2007年7月21日の『死の秘宝』発売時に書店が利用できるよう出版社と調整し、ポスターが世界中の店で人目に付くよう掲示されることを願うと述べた<ref>{{Cite news2 |df=ja |title=Rowling in Madeleine poster plea |publisher=BBC News |date=16 July 2007 |access-date=17 July 2007 |url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/6901845.stm |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070907130955/http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/6901845.stm |archive-date=7 September 2007 }}</ref>。 |
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==== テレビ放送(PART1) ==== |
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{| class="wikitable" |
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|- |
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!回数 |
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!テレビ局 |
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!番組名 |
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!放送日 |
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!放送時間 |
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!視聴率 |
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!備考 |
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|- |
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| 初回 || rowspan="3"|[[日本テレビ放送網|日本テレビ]] || rowspan="3"|[[金曜ロードSHOW!]] || [[2013年]][[11月1日]] || 19:56 - 22:54 || align="center" | - || 地上波初放送<br>本編ノーカット<br>64分拡大、64分繰上げ |
|||
|- |
|||
| 2回目 || [[2016年]][[6月17日]] || 21:00 - 23:49 |
|||
|10.2%|| 本編ノーカット<br>55分拡大 |
|||
|- |
|||
| 3回目 || [[2018年]][[11月16日]] || 21:00 - 23:29 |
|||
|9.1%|| 35分拡大 |
|||
|- |
|||
| 4回目 || [[TBSテレビ]] || || [[2022年]][[5月27日]]<ref name="シネマ220316">{{Cite news2 |url=https://www.cinematoday.jp/news/N0129150 |title=『ハリー・ポッター』謎のプリンス&死の秘宝、TBSで地上波放送 |newspaper=シネマトゥデイ |date=2022-03-16 |accessdate=2022-03-16 |df=ja}}</ref> || 19:00 - 22:00 || 5.2%|| [[魔法ワールド#ファンタスティック・ビースト映画|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密]]』の公開および、TBS70周年記念舞台[[魔法ワールド#舞台劇|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』の公演を記念して放送<ref name="シネマ220316" />。また映画本編終了後に舞台のPR特集も放送された。 |
|||
|} |
|||
小説『死の秘宝』の発売が2007年7月21日になることが発表されたあと、[[ワーナー・ブラザース]]はすぐに、映画『[[ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (映画)|ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団]]』が『死の秘宝』の発売直前の2007年7月13日に公開されると発表し<ref>Shapiro, p. 258</ref>、多くの人々が「2007年7月はハリー・ポッター月間だ」と祝った<ref>Shapiro, p. 270</ref>。 |
|||
=== ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 === |
|||
{{Expand English|Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2|date=2021年1月}} |
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{{Infobox Film |
|||
| 作品名 =ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 |
|||
| 原題 = Harry Potter and the Deathly Hallows Part2 |
|||
| 画像 = Daniel Radcliffe, Emma Watson & Rupert Grint colour.jpg |
|||
| 画像サイズ = |
|||
| 画像解説 = ワールドプレミアにて。左から[[ダニエル・ラドクリフ]]、[[エマ・ワトソン]]、[[ルパート・グリント]](2011年、ロンドン) |
|||
| 監督 = [[デヴィッド・イェーツ|デイビッド・イェーツ]] |
|||
| 製作総指揮 = [[ライオネル・ウィグラム]] |
|||
| 製作 = [[デヴィッド・ハイマン|デイビッド・ヘイマン]]<br>[[デイビッド・バロン]]<br>[[J・K・ローリング]] |
|||
| 脚本 = [[スティーブ・クローブス]] |
|||
| 音楽 =[[アレクサンドル・デプラ]]<br>[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]](テーマ曲)<br>[[ニコラス・フーパー]](テーマ曲) |
|||
| 主題歌 = |
|||
| 撮影 = [[エドゥアルド・セラ]] |
|||
| 編集 = [[マーク・デイ]] |
|||
| 製作会社 = {{Plainlist| |
|||
* [[ワーナー・ブラザース]] |
|||
* [[ヘイデイ・フィルムズ]]}} |
|||
| 配給 = ワーナー・ブラザース |
|||
| 製作国 = {{GBR}}<br />{{USA}} |
|||
| 言語 = [[英語]] |
|||
| 製作費 = $250,000,000(2部作合算)<ref>{{cite news| last=Frankel| first=Daniel| title=Get Ready for the Biggest 'Potter' Opening Yet| work=[[The Wrap]]| date=2010-11-17| url=http://www.thewrap.com/movies/article/get-ready-biggest-potter-opening-yet-22607| accessdate=2010-11-21}}</ref>| 公開 = [[2011年]][[7月15日]] |
|||
| 出演者 = [[ダニエル・ラドクリフ]]<br />[[ルパート・グリント]]<br />[[エマ・ワトソン]]<br />[[ヘレナ・ボナム=カーター]]<br />[[ロビー・コルトレーン]]<br />[[レイフ・ファインズ]]<br />[[マイケル・ガンボン]]<br />[[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]]<br />[[ジェイソン・アイザックス]]<br />[[ケリー・マクドナルド]]<br />[[ゲイリー・オールドマン]]<br />[[アラン・リックマン]]<br />[[マギー・スミス]]<br />[[デヴィッド・シューリス|デイビッド・シューリス]]<br />[[デイビッド・ブラッドリー]]<br />[[ワーウィック・デイヴィス|ウォーウィック・デイビス]]<br />[[トム・フェルトン]]<br />[[キアラン・ハインズ]]<br />[[ジェマ・ジョーンズ]]<br />[[デイブ・レジェノ]]<br />[[ミリアム・マーゴリーズ]]<br />[[ヘレン・マックロリー]]<br />[[ニック・モラン]]<br />[[ジェームズ・フェルプス]]<br />[[オリバー・フェルプス]]<br />[[クレマンス・ポエジー]]<br />[[ナタリア・テナ]]<br />[[ジュリー・ウォルターズ]]<br />[[マーク・ウィリアムズ]]<br />[[ボニー・ライト]] |
|||
| 上映時間 = 130分 |
|||
| 興行収入 = $381,011,219<ref name="boxoffice2">{{cite web |url=https://www.boxofficemojo.com/release/rl1265337857/|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Part 2 (2011) |publisher=[[Box Office Mojo]] |language=英語 |accessdate=2015年5月26日 }}</ref> {{flagicon|USA}}{{flagicon|CAN}}<br />$1,341,511,219<ref name="boxoffice2"/><br />96.7億円<ref name="#2"/>{{Flagicon|JPN}} |
|||
|次作=ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 |
|||
}} |
|||
=== 公表禁止 === |
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ブルームズベリー社は、発売日の7月21日まで本の内容について機密を守るため、1000万[[スターリング・ポンド|ポンド]]を投資した<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://inhome.rediff.com/movies/2007/jul/16harry.htm |title=10 million pounds to guard 7th Harry Potter book |publisher=Rediff News |access-date=16 July 2007 |date=16 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20071101004843/http://inhome.rediff.com/movies/2007/jul/16harry.htm |archive-date=1 November 2007 }}</ref>。ハリー・ポッターシリーズのアメリカの編集者であるアーサー・レヴィンは、『死の秘宝』をプレス評のための事前配布を否定したが、いずれにせよ、アメリカの2つの新聞が発売日より早く批評を掲載している<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.mtv.com/overdrive/?vid=163195 |title=Editor Says ''Deathly Hallows'' Is Unleakable |publisher=MTV Overdrive (video) |access-date=19 July 2007 |date=17 July 2007 |archive-date=10 August 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070810054922/http://www.mtv.com/overdrive/?vid=163195 |url-status=live }}</ref>。違反した販売業者に対してはシリーズの本が追加納品されないという、以前の巻に対して課せられた罰則はもはや抑止力として機能せず、一部の店舗が公表禁止措置を破り、早く販売するのではないかという憶測があった<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6292128.stm |title=Potter embargo "could be broken" |publisher=BBC News |access-date=17 July 2007 |date=12 July 2007 |first=Mark |last=Savage |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070808233430/http://news.bbc.co.uk/1/hi/entertainment/6292128.stm |archive-date=8 August 2007 }}</ref>。 |
|||
*監督:[[デヴィッド・イェーツ|デイビッド・イェーツ]] |
|||
*製作:[[デヴィッド・ハイマン|デイビッド・ヘイマン]]、[[デイビッド・バロン]]、[[J・K・ローリング]] |
|||
*原作:J・K・ローリング |
|||
*脚本:[[スティーブ・クローブス]] |
|||
*音楽:[[アレクサンドル・デプラ]] |
|||
*テーマ曲:[[ジョン・ウィリアムズ (作曲家)|ジョン・ウィリアムズ]]/[[ニコラス・フーパー]](PART2) |
|||
*製作総指揮:[[ライオネル・ウィグラム]] |
|||
*共同製作:[[ティム・ルイス]]、[[ジョン・トレイ]] |
|||
*撮影:[[エドゥアルド・セラ]] |
|||
*美術デザイン:[[スチュアート・クレイグ]] |
|||
*美術総監督:[[アンドリュー・アックランド=ショウ]] |
|||
*装置監督: [[ステファニー・マクミラン]] |
|||
*編集:[[マーク・デイ]] |
|||
*衣装:[[ジェイニー・ティーマイム]] |
|||
*視覚効果監修:ティム・バーク |
|||
*特殊メイク効果:[[ニック・ダドマン]] |
|||
*キャスティング:[[フィオナ・ウィアー]] |
|||
*VFX:シネサイト、[[ダブル・ネガティブ]]、[[インダストリアル・ライト&マジック|ILM]]、[[ムービング・ピクチャー・カンパニー|MPC]]、ライジング・サン・ピクチャーズ、ほか |
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==== キャスト(PART2) ==== |
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{| class="wikitable" |
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|- |
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! colspan="2" | 役名 |
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! 俳優 |
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! 日本語吹替え |
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|- |
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| rowspan="2" | [[ハリー・ポッター (架空の人物)|ハリー・ポッター]] || || [[ダニエル・ラドクリフ]] || [[小野賢章]] |
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|- |
|||
| 赤ん坊 || [[トビー・パプワース]] || style="background:#d3d3d3;" | |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ロン・ウィーズリー]] || [[ルパート・グリント]] || [[常盤祐貴]] |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ハーマイオニー・グレンジャー]] || [[エマ・ワトソン]] || [[須藤祐実]] |
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|- |
|||
| rowspan="2" | [[ヴォルデモート]] || || [[レイフ・ファインズ]] || [[江原正士]] |
|||
|- |
|||
| 回想 || [[リチャード・ブレマー]]<br />(ノンクレジット) || style="background:#d3d3d3;" | |
|||
|- |
|||
| rowspan="2" | [[セブルス・スネイプ]] || || [[アラン・リックマン]] || [[土師孝也]] |
|||
|- |
|||
| 幼少期 || [[ベネディクト・クラーク]] || 野口響 |
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|- |
|||
| colspan="2" | [[死喰い人#ベラトリックス・レストレンジ|ベラトリックス・レストレンジ]] || [[ヘレナ・ボナム=カーター]] || [[高乃麗]] |
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|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ネビル・ロングボトム|ネビル・ロングボトム]] || [[マシュー・ルイス (俳優)|マシュー・ルイス]] || [[上野容]] |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ドラコ・マルフォイ|ドラコ・マルフォイ]] || [[トム・フェルトン]] || [[三枝享祐]] |
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|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ミネルバ・マクゴナガル|ミネルバ・マクゴナガル]] || [[マギー・スミス]] || [[谷育子]] |
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|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルビウス・ハグリッド|ルビウス・ハグリッド]] || [[ロビー・コルトレーン]] || [[斎藤志郎]] |
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|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#フィリウス・フリットウィック|フィリウス・フリットウィック]] || rowspan="2" | [[ワーウィック・デイヴィス|ウォーウィック・デイビス]] || [[田村錦人]] |
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|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#グリップフック|グリップフック]] || [[宮澤正]] |
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|- |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ホラス・スラグホーン|ホラス・スラグホーン]] || [[ジム・ブロードベント]] || [[森功至]] |
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|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#シビル・トレローニー|シビル・トレローニー]] || [[エマ・トンプソン]] || [[幸田直子]] |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ポモーナ・スプラウト|ポモーナ・スプラウト]] || [[ミリアム・マーゴリーズ]] ||[[山本与志恵]] |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アーガス・フィルチ|アーガス・フィルチ]] || [[デイビッド・ブラッドリー]] || [[浦山迅]]<ref>第6作『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』までフィルチの吹替えを務めた[[青野武]]が本作収録当時[[脳梗塞]]で療養中(2012年4月9日に死去)だったため変更された。</ref> |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#マダム・ポンフリー|マダム・ポンフリー]] || [[ジェマ・ジョーンズ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
|||
|- |
|||
| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#フレッド・ウィーズリー|フレッド・ウィーズリー]] || [[ジェームズ・フェルプス]] || rowspan="2" | [[尾崎光洋]] |
|||
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ジョージ・ウィーズリー|ジョージ・ウィーズリー]] || [[オリバー・フェルプス]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ルーナ・ラブグッド|ルーナ・ラブグッド]] || [[イヴァナ・リンチ]] || [[三村ゆうな]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#アバーフォース・ダンブルドア|アバーフォース・ダンブルドア]] || [[キアラン・ハインズ]] || [[菅生隆之]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ジニー・ウィーズリー|ジニー・ウィーズリー]] || [[ボニー・ライト]] || [[高野朱華]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#モリー・ウィーズリー|モリー・ウィーズリー]] || [[ジュリー・ウォルターズ]] || [[一龍斎貞友]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#アーサー・ウィーズリー|アーサー・ウィーズリー]] || [[マーク・ウィリアムズ]] || [[梅津秀行]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#キングズリー・シャックルボルト|キングズリー・シャックルボルト]] || [[ジョージ・ハリス]] || [[立川三貴]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#ニンファドーラ・トンクス|ニンファドーラ・トンクス]] || [[ナタリア・テナ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#リーマス・ルーピン|リーマス・ルーピン]] || [[デヴィッド・シューリス|デイビッド・シューリス]] || [[郷田ほづみ]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ルシウス・マルフォイ|ルシウス・マルフォイ]] || [[ジェイソン・アイザックス]] || [[諸角憲一]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ナルシッサ・マルフォイ|ナルシッサ・マルフォイ]] || [[ヘレン・マックロリー]] || [[佐藤しのぶ (声優)|佐藤しのぶ]] |
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| rowspan="2" | [[不死鳥の騎士団#リリー・ポッター|リリー・ポッター]] || || [[ジェラルディン・ソマーヴィル]] || [[田中敦子 (声優)|田中敦子]] |
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| 幼少期 || [[エリー・ダーシー=オルデン]] || [[出野泉花]] |
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| rowspan="2" | [[不死鳥の騎士団#シリウス・ブラック|シリウス・ブラック]] || || [[ゲイリー・オールドマン]] || [[辻親八]] |
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| 幼少期 || [[ロハン・ゴトベッド]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| rowspan="2" | [[不死鳥の騎士団#ジェームズ・ポッター|ジェームズ・ポッター]] || || [[エイドリアン・ローリンズ]] || [[後藤敦]] |
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| 幼少期 || [[アルフィー・マクルウェイン]] || 橘敏樹 |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ペチュニア・ダーズリー|ペチュニア・ダーズリー]](幼少期) || [[アリエラ・パラダイス]] || [[諸星すみれ]] |
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| colspan="2" | [[不死鳥の騎士団#ビル・ウィーズリー|ビル・ウィーズリー]] || [[ドーナル・グリーソン]] || [[佐藤拓也 (声優)|佐藤拓也]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#フラー・デラクール|フラー・デラクール]] || [[クレマンス・ポエジー]] || [[小笠原亜里沙]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#パーシー・ウィーズリー|パーシー・ウィーズリー]] || [[クリス・ランキン]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#シェーマス・フィネガン|シェーマス・フィネガン]] || [[デヴォン・マーレイ]] || [[渡辺悠]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ディーン・トーマス|ディーン・トーマス]] || [[アルフレッド・イーノック]] || [[山本隆平]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ナイジェル・ウォルパート|ナイジェル・ウォルパート]] || ウィリアム・メリング || [[海鋒拓也]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#チョウ・チャン|チョウ・チャン]] || [[ケイティ・リューング]] || [[川庄美雪]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#パンジー・パーキンソン|パンジー・パーキンソン]] || スカーレット・バーン || [[東條加那子]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#グレゴリー・ゴイル|グレゴリー・ゴイル]] || [[ジョシュア・ハードマン]] || [[辺土名龍介]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ブレーズ・ザビニ|ブレーズ・ザビニ]] || ルイス・コーダイル || [[河西健吾]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#コーマック・マクラーゲン|コーマック・マクラーゲン]] || [[フレディー・ストローマ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#パドマ・パチル|パドマ・パチル]] || [[アフシャン・アザド]] || |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ラベンダー・ブラウン|ラベンダー・ブラウン]] || [[ジェシー・ケーブ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ケイティ・ベル|ケイティ・ベル]] || [[ジョージーナ・レオニダス]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | リーアン || [[イザベル・ラフランド]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アーニー・マクミラン|アーニー・マクミラン]] || [[ジェイミー・マーク]]||style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ハンナ・アボット|ハンナ・アボット]] || [[ルイザ・ウォーレン]]||style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#パイアス・シックネス|パイアス・シックネス]] || [[ガイ・ヘンリー]] || [[家中宏]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#フェンリール・グレイバック|フェンリール・グレイバック]] || [[デイブ・レジェノ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#スカビオール|スカビオール]] || [[ニック・モラン]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ワルデン・マクネア|ワルデン・マクネア]] || トニー・カーウッド || |
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| colspan="2" | [[死喰い人#アントニン・ドロホフ|アントニン・ドロホフ]] || アーベン・バジラクタラジ || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ソーフィン・ロウル|ソーフィン・ロウル]] || [[ロッド・ハント]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#アレクト・カロー|アレクト・カロー]] || [[スザンヌ・トース]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#アミカス・カロー|アミカス・カロー]] || [[ラルフ・アイネソン]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#トラバース|トラバース]]、[[死喰い人#セルウィン|セルウィン]] || || [[広田みのる]] |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ロドルファス・レストレンジ|ロドルファス・レストレンジ]] || || 宮澤正 |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#灰色のレディ|灰色のレディ]] || [[ケリー・マクドナルド]] || [[愛河里花子]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アリアナ・ダンブルドア|アリアナ・ダンブルドア]] || ヒービー・ベアードサル || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[キングス・クロス駅]]の駅員 || [[ハリー・テイラー]]<br />(最終編集からカット) || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アステリア・グリーングラス|アステリア・グリーングラス]] || [[ ジェイド・オリビア]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ジェームズ・シリウス・ポッター|ジェームズ・シリウス・ポッター]] || [[ウィル・ダン]]|| |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アルバス・セブルス・ポッター|アルバス・セブルス・ポッター]] || [[アーサー・ボーエン]] || |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#リリー・ルーナ・ポッター|リリー・ルーナ・ポッター]] || [[ダフネ・デ・ベイステギ]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ローズ・ウィーズリー|ローズ・ウィーズリー]] || [[ヘレナ・バーロウ]] || |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ヒューゴ・ウィーズリー|ヒューゴ・ウィーズリー]] || [[ライアン・ターナー]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#スコーピウス・マルフォイ|スコーピウス・マルフォイ]] || [[ バーティ・ギルバート]]||style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | ピーター || || [[安達貴英]] |
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| colspan="2" | イアン|| || [[長島真祐]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ギャリック・オリバンダー|オリバンダー老人]] || [[ジョン・ハート (俳優)|ジョン・ハート]] || [[小林勝也]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#ボグロッド|ボグロッド]] ||{{仮リンク|ジョン・キー (俳優)|label=ジョン・キー|en|Jon Key}} || [[後藤哲夫]] |
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| colspan="2" | 年老いた[[ハリー・ポッターシリーズの魔法生物一覧#小鬼|ゴブリン]] || [[ラスティ・ゴフ]] || |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#組分け帽子|組分け帽子]]の声 || [[レスリー・フィリップス]] || [[石森達幸]] |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#クィリナス・クィレル|クィリナス・クィレル]](回想) || [[イアン・ハート (俳優)|イアン・ハート]]<br />(ノンクレジット) || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]](回想) || [[ティモシー・スポール]] || style="background:#d3d3d3;" | |
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| colspan="2" | [[アルバス・ダンブルドア]] || [[マイケル・ガンボン]] || [[永井一郎]] |
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| colspan="2" | 駅の子供|| || [[岡部弦]]<br />[[佐藤友里]]<br />[[林田光輝]] |
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| colspan="2" | 男子学生 || || [[遠藤純平]]<br />[[河田吉正]]<br />[[椎橋和義]]<br />[[高梨謙吾]]<br />[[小野友樹]]<br />[[粟津貴嗣]] |
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| colspan="2" | 女子学生 || || [[宗川めぐみ]]<br />[[角田紗里]]<br />[[長尾明希]]<br />[[岡本ナミ]]<br />[[天神林ともみ]]<br />[[佐藤香織]]<br />[[潘めぐみ]] |
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|- |
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| colspan="2" | [[ハリー・ポッターシリーズの地理#グリンゴッツ魔法銀行|グリンゴッツ銀行]]のガードマン || || [[宮本崇弘]]<br />[[本多早雲|本多諒太]] |
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*日本語版制作スタッフ |
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**演出:[[木村絵理子]]、翻訳:岸田恵子、翻訳監修:[[松岡佑子]] |
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**録音・調整:阿部直子(オムニバス・ジャパン) |
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**日本語版制作:[[東北新社]] |
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=== ネット漏洩と早売り === |
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発売前の1週間で、本物の漏洩と称する多くの文章が様々な形で現れた。7月16日、アメリカ版全759ページを写した一連の写真が流出し、正式な発売日より前に完全に[[転写 (言語学)|文字起こし]]された<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://torrentfreak.com/harry-potter-fans-transcribe-book-from-photos/ |title=Harry Potter Fans Transcribe Book from Photos |publisher=TorrentFreak |access-date=19 July 2007 |date=18 July 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070719062843/http://torrentfreak.com/harry-potter-fans-transcribe-book-from-photos/ |archive-date=19 July 2007 }}</ref><ref>{{Cite news2 |df=ja |url=https://www.smh.com.au/news/web/new-potter-book-leaked/2007/07/18/1184559825094.html |title=New Potter book leaked online |work=The Sydney Morning Herald |access-date=18 July 2007 |date=18 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070829114525/http://www.smh.com.au/news/web/new-potter-book-leaked/2007/07/18/1184559825094.html |archive-date=29 August 2007 }}</ref><ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://torrentfreak.com/harry-potter-and-the-deathly-hallows-leaked-to-bittorrent/ |title=Harry Potter and the Deathly Hallows leaked to BitTorrent |publisher=TorrentFreak |access-date=19 July 2007 |date=17 July 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070719001058/http://torrentfreak.com/harry-potter-and-the-deathly-hallows-leaked-to-bittorrent/ |archive-date=19 July 2007 }}</ref><ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://opinion.latimes.com/bitplayer/2007/07/harry-potter-sp.html |title=Harry Potter Spoiler Count |work=Los Angeles Times |access-date=20 July 2007 |date=20 July 2007 |last=Healey |first=Jon |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070912032732/http://opinion.latimes.com/bitplayer/2007/07/harry-potter-sp.html |archive-date=12 September 2007 }}</ref>。のちにこの写真はウェブサイトや[[Peer to Peer|ピア・トゥ・ピア]]・ネットワークに掲載されたため、{{仮リンク|スカラスティック|en|Scholastic Corporation}}社は流出元の1つを特定するために[[召喚令状]]を求めることになった<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://publiceditor.blogs.nytimes.com/2007/07/19/did-the-times-betray-harry-potter-fans/ |title=Did the Times Betray Harry Potter Fans? |work=The New York Times |access-date=30 July 2007 |date=30 July 2007 |last=Hoyt |first=Clark |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070808080049/http://publiceditor.blogs.nytimes.com/2007/07/19/did-the-times-betray-harry-potter-fans/ |archive-date=8 August 2007 }}</ref>。これはハリー・ポッターシリーズの歴史の中で、最も深刻なセキュリティ侵害であった<ref name="ref1">{{Cite news2 |df=ja |url=http://www.ft.com/cms/s/0fe8abcc-34aa-11dc-8c78-0000779fd2ac.html |title=Web abuzz over Potter leak claims |first=Ben |last=Fenton |newspaper=Financial Times |date=17 July 2007 |access-date=20 July 2007 |archive-date=1 September 2007 |archive-url=https://web.archive.org/web/20070901075406/http://www.ft.com/cms/s/0fe8abcc-34aa-11dc-8c78-0000779fd2ac,Authorised=false.html?_i_location=http%3A%2F%2Fwww.ft.com%2Fcms%2Fs%2F0fe8abcc-34aa-11dc-8c78-0000779fd2ac.html&_i_referer= |url-status=live }}</ref>。ローリングと彼女の弁護士は本物のネット漏洩があったことを確認した<ref name="Symon, Evan V"/><ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article2100186.ece |title=Harry Potter and the great web leak |first=Jack |last=Malvern |date=19 July 2007 |access-date=19 July 2007 |location=London |work=The Times |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20080706142250/http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article2100186.ece |archive-date=6 July 2008 }}</ref>。2007年7月18日の{{仮リンク|ボルチモア・サン|en|The Baltimore Sun}}とニューヨーク・タイムズの両紙に掲載された批評は、この漏洩した物語の多くの要素を裏付けており、発売のおよそ1日前にニューヨーク・タイムズ紙は、主に流れている漏洩が本物であることを確認した<ref name="ref1"/>。 |
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2011年7月15日、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』の一場面の写真がネットに流出していることが分かった。流出した場面とは禁じられた森でネビル・ロングボトムとヴォルデモートが対決するシーンであり、背後にはベラトリックス・レストレンジの姿も写されていた。 |
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スカラスティック社は、アメリカ国内の供給量の約1万分の1(0.0001)が早期に発送されたと発表した。これは約1,200冊を意味すると解釈されている。メリーランド州のある読者は、発売される4日前にDeepDiscount.comから郵送で本を受け取り、スカラスティック社とDeepDiscount社の両方から信じられない反応を起こした。スカラスティック社は当初、それは「人為的ミス」だったと納得し、処罰の可能性を検討しないと報告したが<ref>{{Cite web2 |df=ja |first=Stephen |last=Kiehl |url=http://articles.baltimoresun.com/2007-07-18/news/0707180115_1_potter-harry-early-delivery |title=The spell is broken |access-date=18 July 2007 |date=18 July 2007 |work=[[:en:The Baltimore Sun]] |url-status=live |archive-url=http://archive.wikiwix.com/cache/20070720185731/http://articles.baltimoresun.com/2007-07-18/news/0707180115_1_potter-harry-early-delivery |archive-date=20 July 2007 }}</ref>、翌日になってスカラスティック社はDeepDiscount.comとその販売業者であるLevy Home Entertainment社に対して訴訟に踏み切ることを発表した<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=/www/story/07-18-2007/0004628143&EDATE= |title=Press release from Scholastic |publisher=PR Newswire (from Scholastic) |access-date=18 July 2007 |date=18 July 2007 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20070929131601/http://www.prnewswire.com/cgi-bin/stories.pl?ACCT=104&STORY=%2Fwww%2Fstory%2F07-18-2007%2F0004628143&EDATE= |archive-date=29 September 2007 }}</ref>。スカラスティック社は、シカゴのクック郡巡回裁判所に損害賠償請求を提訴し、DeepDiscount が「この待望の本の注意深く構成された発売の一部であることを知っていた契約に対する完全かつ重大な違反」に携わったと申し立てた<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=https://www.today.com/popculture/distributor-mails-final-potter-book-early-wbna19816389 |title=Distributor mails final Potter book early |publisher=Today.com |access-date=18 July 2007 |date=18 July 2007 |archive-date=12 January 2019 |archive-url=https://web.archive.org/web/20190112141933/https://www.today.com/popculture/distributor-mails-final-potter-book-early-wbna19816389 |url-status=live }}</ref>。早売りされた本の一部はすぐに[[eBay]]に出品され、あるケースでは初値18米ドルから始まり250米ドルで[[パブリッシャーズ・ウィークリー]]に売られた<ref>{{Cite web2 |df=ja |first=Will |last=Collier |url=http://www.nationalreview.com/articles/221638/i-was-ebay-voldemort/will-collier |title=I Was an eBay Voldemort |access-date=20 July 2007 |date=20 July 2007 |work=[[:en:National Review]] |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20100824052333/http://www.nationalreview.com/articles/221638/i-was-ebay-voldemort/will-collier |archive-date=24 August 2010 }}</ref>。 |
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==== 日本におけるキャッチコピー(PART2) ==== |
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* '''これが、最後。''' |
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=== 価格競争とその他の論争 === |
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==== ソフト化(PART2) ==== |
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イギリスのスーパーマーケットである[[アズダ]]は<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article2089458.ece |title=Potter book firm clashes with supermarket over price |work=The Times |location=UK |date=17 July 2007 |access-date=17 July 2009 |first1=Jenny |last1=Booth |first2=Dalya |last2=Alberge |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20080706141331/http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/article2089458.ece |archive-date=6 July 2008 }}</ref><ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.theguardian.com/business/2007/jul/18/retail.harrypotter|title=Harry Potter and the supermarket giant, a very modern publishing tale|last=Addley|first=Esther|date=18 July 2007|work=The Guardian|location=UK|access-date=18 July 2009|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20140427222344/http://www.theguardian.com/business/2007/jul/18/retail.harrypotter|archive-date=27 April 2014}}</ref>、ほかのいくつかの同業者と共に、前々から大幅な割引価格でこの本の予約注文を受け付けていたが、1冊わずか5ポンド(約1235円)で販売することを発売2日前に発表し、価格競争の口火を切った。その後、ほかの小売チェーンも割引価格で販売した。これらの価格で、この本は[[ロスリーダー|目玉商品]]になった。これにより、従来のイギリスの書店は、そのような状況では競争にならないと主張して騒動になった。独立系書店が最も声高に抗議したが、イギリス最大の専業チェーン書店である{{仮リンク|ウォーターストーンズ|en|Waterstones}}でさえ、スーパーマーケットの価格に太刀打ちできなかった。一部の小さな書店は、卸売業者ではなくそのスーパーマーケットから仕入れること対抗した。アズダはこの対策として、大量購入を防ぐために顧客あたり2冊までという制限を設けた。{{仮リンク|英国・アイルランド書店協会|label=英国書店協会|en|Booksellers Association of the UK and Ireland}}の広報担当、Philip Wicksは「これは私たちが参加することすらできない戦争です。ベイクドビーンズの缶詰のように、スーパーマーケットが(『死の秘法』を)目玉商品として扱うことにしたのは、非常に残念なことだと考えています」と述べた。Simba Information社のアナリスト、Michael Norrisは「あなたは本の価格を下げているだけではありません。この時点で、あなたは読書の価値を下げているのです」と述べた<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.iht.com/articles/2007/07/20/arts/0721potter-asda.php|title=British retailer sells final Potter book for $10, setting dangerous precedent for U.S. market|work=[[International Herald Tribune]] |date=20 July 2007|access-date=17 July 2009 | archive-date= 2007-08-22| archive-url= https://web.archive.org/web/20070822145746/http://www.iht.com/articles/2007/07/20/arts/0721potter-asda.php}}</ref>。 |
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日本では[[ワーナー・ホーム・ビデオ|ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント]]よりブルーレイ、DVDが発売。 |
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* 【初回限定生産】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ブルーレイ&DVDセット スペシャル・エディション(4枚組、2011年11月16日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 DVD&ブルーレイセット(3枚組、2011年11月16日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 DVD版(1枚組、2011年11月16日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 3D&2D ブルーレイセット(3枚組、2011年11月16日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 ブルーレイ(1枚組、2012年6月27日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 コレクターズ・エディション(Blu-ray版 / DVD版共に3枚組、2016年6月8日発売) |
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* ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3枚組、2017年4月19日発売) |
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[[マレーシア]]では、同様の価格競争が書籍の販売に関する論争を引き起こした<ref>{{Cite web2|df=ja|first1=M.|last1=Krishnamoorthy|first2=Manjit|last2=Kaur|url=http://www.thestar.com.my/story.aspx?file=%2f2007%2f7%2f21%2fnation%2f18369076&sec=nation|title=Harry Potter and the ugly price war|access-date=21 July 2007|date=21 July 2007|work=[[:en:The Star (Malaysia)|The Star]]|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20140429161101/http://www.thestar.com.my/story.aspx/?file=%2f2007%2f7%2f21%2fnation%2f18369076&sec=nation|archive-date=29 April 2014}}</ref>。マレーシア最大の書店チェーンである{{仮リンク|MPHグループ|label=MPHブックストア|en|MPH Group}}、[[ポピュラー・ホールディングス|ポピュラー・ブックストア]]、タイムズ、ハリーズの4社は、[[テスコ (チェーンストア)|テスコ]]および[[カルフール]]の[[ハイパーマーケット]]に対する抗議として、『ハリー・ポッターと死の秘宝』を棚から撤去することを決定した。本書のマレーシアでの小売価格は109.90リンギットだが、ハイパーマーケットのテスコやカルフールでは69.90リンギットで販売された。書店によるこの動きは、ハイパーマーケットから本書を撤去するよう販売業者の[[ペンギン・ブックス]]に圧力をかける試みとして受け止められた。しかし2007年7月24日現在、価格競争は終結し、関係する4書店は店頭での本書の割引販売を再開している。また、ペンギン・ブックスはテスコとカルフールが本書を赤字販売していたことを確認し、彼らに優れたビジネスセンスと公正な取引を実践するよう求めていた<ref>{{Cite web2|df=ja|first1=Elizabeth|last1=Looi|first2=Michelle|last2=Goh|url=http://www.thestar.com.my/story.aspx?file=%2f2007%2f7%2f24%2fnation%2f18386712&sec=nation|title=Bookstores end ''Harry Potter'' boycott|access-date=24 July 2007|date=24 July 2007|work=[[:en:The Star (Malaysia)|The Star]]|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20140429165737/http://www.thestar.com.my/story.aspx/?file=%2f2007%2f7%2f24%2fnation%2f18386712&sec=nation|archive-date=29 April 2014}}</ref>。 |
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===== その他(PART2) ===== |
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* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 ブルーレイコンプリートBOX(12枚組、2011年11月16日発売) |
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* 【初回限定生産】ハリー・ポッター 第1章〜第7章PART2 DVDコンプリートBOX(17枚組、2011年11月16日発売) |
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本書がイスラエルで土曜日の早朝に発売されたことについて、[[安息日]]に反すると批判された。通商産業大臣の{{仮リンク|エリ・イシャイ|en|Eli Yishai}}は、「このようなことが土曜日の午前2時に行われるのは、ユダヤの価値観やユダヤ文化に反する禁止事項です。別の日に行うようにしていただきたい」と意見を述べた<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.iht.com/articles/2007/07/18/arts/0719potter-israel.php |title=Plans for Sabbath sales of Harry Potter draw threats of legal action in Israel |work=International Herald Tribune |access-date=18 July 2007 |date=17 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070919145737/http://www.iht.com/articles/2007/07/18/arts/0719potter-israel.php |archive-date=19 September 2007 }}</ref>。イシャイは、「労働時間と休息に関する法律」に基づいて起訴および罰金を科すことを示唆した<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://www.haaretz.com/news/yishai-warns-stores-over-harry-potter-book-launch-on-shabbat-1.225679 |agency=Associated Press |author=Shiri Lev-Ari |title=Yishai warns stores over Harry Potter book launch on Shabbat |work=[[Haaretz]] |access-date=18 July 2007 |date=17 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20100711055421/http://www.haaretz.com/news/yishai-warns-stores-over-harry-potter-book-launch-on-shabbat-1.225679 |archive-date=11 July 2010 }}</ref>。 |
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==== サウンドトラック(PART2) ==== |
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{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 (soundtrack)}} |
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=== 版 === |
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『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、ハードカバー版が2007年7月21日に<ref>{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Hardcover)|isbn=978-0-7475-9105-4|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2007|place=London|editor=Bloomsbury}}</ref>、ペーパーバック版が2008年7月10日に英国で<ref>{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Children's Edition) (Paperback)|isbn=978-0747595830|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2008}}</ref>、2009年7月7日に米国で発売された<ref>{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Children's Paperback Edition (Paperback)|isbn=978-0545139700|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2008}}</ref>。ニューヨークの[[ソーホー (ニューヨーク)|ソーホー]]では、アメリカのペーパーバック版の発売記念パーティーが開催され、多くのゲームやアクティビティが行われた<ref>{{Cite news2|df=ja|first=Laurel|last=Graeber|url=https://www.nytimes.com/2009/07/03/arts/03kids.html|title=Spare Times – For Children|work=The New York Times|date=2 July 2009|access-date=12 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20170823192901/http://www.nytimes.com/2009/07/03/arts/03kids.html|archive-date=23 August 2017}}</ref>。2007年7月21日には、表紙絵が異なる「アダルト版」がブルームズベリー社から発売された<ref>{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Adult Edition) (Hardcover)|isbn=978-1551929781|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2007}}</ref>。7月21日に発売された最初のアメリカのハードカバーと同時に、メアリー・グランプレによる新しい表紙絵が特徴のスカラスティック・デラックス版が10万部限定で発売された<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://allday.today.com/_news/2007/06/08/4379551-clues-revealed-in-special-edition-harry-potter-cover |title=Clues revealed in special edition Harry Potter cover |publisher=MSN allDay |date=8 July 2007 |access-date=3 March 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110717070447/http://allday.today.com/_news/2007/06/08/4379551-clues-revealed-in-special-edition-harry-potter-cover |archive-date=17 July 2011 }}</ref>。2010年10月、ブルームズベリー社は箔押しと星印の模様が施された表紙が特徴の「セレブレートリー」ペーパーバック版を発売した<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.bloomsbury.com/childrens/Books/details.aspx?isbn=9781408810293|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Celebratory Edition|publisher=Bloomsbury|access-date=12 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20101017063730/http://bloomsbury.com/childrens/Books/details.aspx?isbn=9781408810293|archive-date=17 October 2010}}</ref>。2010年11月1日、最後にブルームズベリー社からペーパーバックで本書の「シグネチャー」版が発売された<ref>{{Cite web2|df=ja|first=Katie|last=Allen|url=http://www.thebookseller.com/news/bloomsbury-repackages-harry-potter.html|title=Bloomsbury repackages Harry Potter|publisher=TheBookseller.com|date=30 March 2010|access-date=25 March 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20120918144047/http://www.thebookseller.com/news/bloomsbury-repackages-harry-potter.html|archive-date=18 September 2012}}</ref>。 |
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{{main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 (video game)}} |
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=== 翻訳 === |
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{{Main|:en:Harry Potter in translation}} |
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『PART2』は全世界で公開初週末に約4億8150万ドルを稼いでおり、2009年の『[[ハリー・ポッターと謎のプリンス#映画|ハリー・ポッターと謎のプリンス]]』の記録(3億9400万ドル)を破っている<ref name="WorldwideDebut">{{cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-harry-potter-212332|title=Box Office Report: ‘Harry Potter’ Nabs a Record-Breaking $476 Mil in Worldwide Debut|last=McClintock|first=Pamela|date=2011-07-17|publisher=The Hollywood Reporter|accessdate=2011-07-19}}</ref>。 |
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シリーズのこれまでの本と同様に、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は多くの言語に翻訳されている。最初に発売された翻訳は2007年9月25日の[[ウクライナ語]]版だった(『Гаррі Поттер і смертельні реліквії - Harry Potter i smertel'ni relikviji』)<ref name="Ukrainian">{{Cite news2 |df=ja |first=Alexandra |last=Matoshko |url=http://www.kyivpost.com/guide/about-kyiv/ukrainian-potter-comes-first-27427.html |title=Ukrainian Potter comes first |access-date=29 July 2007 |newspaper=Kyiv Post |date=27 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20150402142316/http://www.kyivpost.com/guide/about-kyiv/ukrainian-potter-comes-first-27427.html |archive-date=2 April 2015 }}</ref>。本書のスウェーデン語の書名は、「本書をこれまで読んでいない状態で『死の秘宝』の2語(Deathly Hallows)を訳すのは難しい」というスウェーデンの出版社からの発売前の質問を受けて、ローリングが『Harry Potter och Dödsrelikerna』(ハリー・ポッターと死の遺物)と明かした<ref name="tiden">{{Cite web2|df=ja|url=http://www.panorstedt.se/templates/Tiden/News.aspx?id=46232 |title=Släppdatum för sjunde Harry Potter-boken klar! |publisher=Tiden |access-date=24 July 2007 |archive-url = https://web.archive.org/web/20070704152102/http://www.panorstedt.se/templates/Tiden/News.aspx?id=46232 |archive-date =4 July 2007|language=sv}}</ref>。また、フランス語版(『Harry Potter et les reliques de la mort』)、スペイン語版(『Harry Potter y las Reliquias de la Muerte』)、オランダ語版(『Harry Potter en de Relieken van de Dood』)、セルビア語訳(『Хари Потер и реликвије смрти - Hari Poter i relikvije smrti』)、ブラジルポルトガル語訳(『Harry Potter e as Relíquias da Morte』)でもこの書名が使われている<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://www1.folha.uol.com.br/folha/ilustrada/ult90u300284.shtml |work=[[:en:Folha de S. Paulo]] |title=Último "Harry Potter" tem título definido no Brasil |access-date=15 December 2010 |date=28 May 2007 |language=pt |archive-date=17 October 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20121017052833/http://www1.folha.uol.com.br/folha/ilustrada/ult90u300284.shtml |url-status=live }}</ref>。最初のポーランド語版は、『Harry Potter i Insygnia Śmierci - Harry Potter and the Insignia of Death』(ハリー・ポッターと死の記章)という新しい書名で発売された<ref>{{cite book |url=http://pl.librarything.com/work/3577382 |publisher=LibraryThing |title=Harry Potter i insygnia śmierci |access-date=24 December 2007 |date=24 December 2007 |archive-date=8 January 2016 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160108034344/http://pl.librarything.com/work/3577382 |url-status=live }}</ref>。2008年6月27日、[[ヒンディー語]]版の『Harry Potter aur Maut ke Tohfe』({{lang|hi|हैरी पॉटर और मौत के तोहफे}})(ハリー・ポッターと死の贈り物)がインドでManjul Publicationから発売された<ref name="Hindi">{{Cite web2|df=ja|url=http://www.indiaclub.com/shop/SearchResults.asp?ProdStock=24387 |title=Harry Potter aur Maut Ke Tohfe – Hindi Version of the Deathly Hallows |publisher=India Club |access-date=4 August 2009 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20090703074850/http://www.indiaclub.com/shop/SearchResults.asp?ProdStock=24387 |archive-date=3 July 2009 }}</ref>。2007年12月1日、ルーマニア語版が『Harry Potter și Talismanele Morții』という書名で発売された。 |
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== 評判 == |
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2011年7月13日に26か国で公開初日を迎え、その日だけで4360万ドルを売り上げた。[[オーストラリア]](750万ドル)、[[ニュージーランド]]、[[イタリア]](460万ドル)、[[スウェーデン]](210万ドル)、[[ノルウェー]](180万ドル)、[[デンマーク]](160万ドル)、[[オランダ]](170万ドル)、[[ベルギー]](140万ドル)、[[チェコ]](200万ドル)、[[フィンランド]](74万9000ドル)、[[イギリス]](1480万ドル)、[[メキシコ]](610万ドル)、[[香港]](80万8000ドル)では歴代最高の初日興行収入となった<ref>{{cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/harry-potter-breaks-hong-kong-212432|title='Harry Potter' Breaks Hong Kong Record But 'Transformers' Stands Tall|last=Chu|first=Karen|date=2011-07-18|publisher=The Hollywood Reporter|accessdate=2011-07-19}}</ref><ref name="IMAX Opening"/><ref>{{cite web|url=http://life.ihned.cz/film-a-divadlo/c1-52331930-posledni-potter-otrasl-historickymi-zebricky-rekordni-je-i-v-cesku|title=Poslední Potter otřásl historickými žebříčky. Rekordní je i v Česku|last=Zemanova|first=Irena|date=2011-07-18|publisher=ihned.cz|language=Czech|accessdate=2011-07-19}}</ref>。また、[[日本]](570万ドル)、[[ブラジル]](440万ドル)、[[スペイン]](330万ドル)、[[ポーランド]](125万ドル)では『ハリー・ポッター』シリーズとしての初日興行収入の新記録を築いた<ref name="bom-foreignfirstweekend">{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1618740228/|title='Potter' Targets Foreign Opening Record|last=Subers|first=Ray|date=2011-07-13|publisher=Box Office Mojo|accessdate=2011-07-19}}</ref>。北米外全体での週末興行収入は3億1230万ドルであり、『[[パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉]]』の記録(2億6200万ドル)を破った<ref name="WorldwideDebut"/>。 |
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=== 批評家の反応 === |
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{{仮リンク|ボルチモア・サン|en|The Baltimore Sun}}紙の評論家、メアリー・キャロル・マッコーリーは、本書はシリーズの以前の作品よりも深刻で、より簡潔な文章であると指摘した<ref name="sun">{{Cite web2 |df=ja |url=http://seattletimes.nwsource.com/html/books/2003795766_harry19.html |title=An inevitable ending to Harry Potter series |last=McCauley |first=Mary Carole |work=[[:en:The Baltimore Sun]] |access-date=21 July 2007 |date=19 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070819100124/http://seattletimes.nwsource.com/html/books/2003795766_harry19.html |archive-date=19 August 2007 }}</ref>。さらに、[[タイムズ|ロンドン・タイムズ]]紙の批評家であるアリス・フォードハムは、「ローリングの才能は、ファンタジーの世界を完全に具現化するだけでなく、生き生きと描かれる、現実的で欠点もあるが勇敢で愛すべきキャラクターを創り出す静かな技術である」と書いている。フォードハムは、「私たちは長い道のりを共に歩んできたが、ローリングもハリーも最終的に私たちをがっかりさせなかった」と結んだ<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/book_reviews/article2113614.ece |title=Harry Potter and the Deathly Hallows |last=Fordham |first=Alice |work=The Times |location=UK |access-date=25 July 2007 |date=21 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20110517043702/http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/book_reviews/article2113614.ece |archive-date=17 May 2011 }}</ref>。[[ニューヨーク・タイムズ]]紙の批評家である[[ミチコ・カクタニ]]も同意し、ハリーをヒーローであるだけでなく共感できるキャラクターとしたローリングの手腕を称賛した<ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.nytimes.com/2007/07/19/books/19potter.html|title=An Epic Showdown as Harry Potter Is Initiated into Adulthood|last=Kakutani|first=Michiko|author-link=:en:Michiko Kakutani|date=19 July 2007|work=The New York Times|access-date=20 July 2009|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090411102034/http://www.nytimes.com/2007/07/19/books/19potter.html|archive-date=11 April 2009}}</ref>。 |
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[[タイム (雑誌)|タイム]]誌の{{仮リンク|レフ・グロスマン|en|Lev Grossman}}は、この作品を2007年のフィクション本トップ10の8位に挙げ、「本がまだ世界的なマスメディアであり得ることを証明した」とローリングを称賛した<ref name="Time" />。小説家の[[エリザベス・ハンド]]は、「……物語と人物の壮大で複雑な相互作用は、まるで3部作全体の要約を1冊に詰め込んだように見えることが多い」と批判した<ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/07/21/AR2007072101025.html|title=Harry's Final Fantasy: Last Time's the Charm|last=Hand|first=Elizabeth|author-link=:en:Elizabeth Hand|date=22 July 2007|newspaper=The Washington Post|access-date=20 July 2009|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20100530055211/http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/07/21/AR2007072101025.html|archive-date=30 May 2010}}</ref>。{{仮リンク|カーカス・レビュー|en|Kirkus Reviews}}の星印付きの書評では、「ローリングは、それらを互いに組み合わせたり敵対させたりすることに並外れた技術を示し、また記憶に残る人物が登場し、救いのある、抑えきれない楽しさに満ちた、素晴らしい教養小説に織り込んだ」と評者は述べている。また彼らは、小説の後半を称賛する一方で、終章は「挑発的で大雑把」だと批判した<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.kirkusreviews.com/book-reviews/childrens-books/jk-rowling/harry-potter-and-the-deathly-hallows/|title=Harry Potter and the Deathly Hallows—Editor's Review|work=[[:en:Kirkus Reviews]]|access-date=6 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20110111143010/http://www.kirkusreviews.com/book-reviews/childrens-books/jk-rowling/harry-potter-and-the-deathly-hallows/|archive-date=11 January 2011}}</ref>。ロンドン・タイムズ紙の別の書評では、評者のアマンダ・クレイグは、ローリングについて「独創的でハイ・コンセプト(解りやすく魅力的)な作家ではない」ものの、彼女は「児童小説の他の偉大な作家に肩を並べる」と述べた。さらにクレイグは、本作は「美しく評価され、復帰を勝ち取った」と述べ、ローリングの想像力が世代全体の認識を変えたことについて、「これは過去半世紀において、あらゆるジャンルのほとんどの存命作家が達成できなかったことだ」と述べた<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/books/children/article2153453.ece|title=Harry Potter and the Deathly Hallows|work=The Sunday Times|location=UK|last=Craig|first=Amanda|date=28 July 2007|access-date=6 February 2011|archive-date=16 March 2023|archive-url=https://web.archive.org/web/20230316150842/https://www.the-tls.co.uk/|url-status=live}}</ref>。 |
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アメリカ合衆国とカナダでは前売券が史上最高となる3200万ドルを売り上げた<ref>{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1870398468/ |title='Harry Potter' Already Breaking Records |publisher=Box Office Mojo |date= |accessdate=2011-07-15}}</ref><ref>{{cite web|url=http://today.msnbc.msn.com/id/43770626/ns/today-entertainment/ |title=Magic! 'Potter' finale breaks midnight box-office record |publisher=msnbc.com |date= |accessdate=2011-07-15}}</ref>。公開深夜には4300万ドルを稼ぎ、2010年の 『[[エクリプス/トワイライト・サーガ]]』の記録(3000万ドル)を破って歴代最高となった<ref name="Midnight Opening">{{cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-211757|title=Box Office Report: 'Harry Potter' Headed for Record-Breaking $80 Million-Plus Friday|last=McClintock|first=Pamela|date=2011-07-15|publisher=[[The Hollywood Reporter]]|accessdate=2011-07-18}}</ref>。また、[[IMAX]]劇場のみでの公開深夜記録は200万ドルであり、『PART1』の記録(140万ドル)を破った<ref name="IMAX Opening">{{cite web|url=http://www.boxoffice.com/latest-news/2011-07-13-harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-ii-becomes-fandangos-top-ticket-seller-of-2011|title=Final Figures: 'Harry Potter And The Deathly Hallows: Part II' Opens To $481.5 Million Worldwide|date=2011-07-18|publisher=Boxoffice Media|accessdate=2011-07-19}}</ref>。公開初日全体では約9100万ドルを稼ぎ、『[[ニュームーン/トワイライト・サーガ]]』(7270万ドル)を破って歴代最高を記録し<ref name="Opening Day">{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1836844036/|title=Friday Report: 'Harry Potter' Conjures Opening Day Record|last=Gray|first=Brandon|date=2011-07-16|publisher=[[Box Office Mojo]]|accessdate=2011-07-18}}</ref>、週末3日間では1億6920万ドルを稼いで『[[ダークナイト]]』(1億5840万ドル)を抜き、これもまた史上最高となった<ref name="Opening Weekend">{{cite web|url=http://www.hollywoodreporter.com/news/box-office-report-final-harry-212331|title=Box Office Report: ‘Harry Potter’ Grosses All-Time Domestic Best of $168.6 Million|last=McClintock|first=Pamela|date=2011-07-17|publisher=The Hollywood Reporter|accessdate=2011-07-18}}</ref><ref name="Magic">{{citeweb|url=http://www.latimes.com/entertainment/news/la-et-0718-box-office-20110718,0,7844706.story|title='Harry Potter' makes box-office magic|date=2011-07-18|work=Los Angeles Times|accessdate=2011-07-18}}</ref>。ただし、鑑賞券の売上枚数では史上6位<ref name="Number of Tickets">{{cite web|url=http://www.mtv.com/news/articles/1667382/harry-potter-box-office-record-opening-weekend.jhtml|title='Harry Potter' Zaps Opening-Weekend Box-Office Record - 'Deathly Hallows, Part 2' surpasses 'The Dark Knight' and 'Spider-Man 3' with biggest opening weekend.|date=2011-07-18|publisher=MTV Movie News|accessdate=2011-07-19}}</ref>で、料金が割増になっている[[立体映画|3D版]](IMAX含む)の売上額が43%を占めた<ref name="Magic"/>。 |
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2015年5月26日現在全世界の興行収入は歴代第5位の$1,341,511,219である<ref name="boxoffice2"/>。 |
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その一方、[[クリスチャン・サイエンス・モニター]]のジェニー・ソーヤーは、「ハリー・ポッターシリーズには、その鮮やかに描かれた魔法の世界から重層的な物語まで、愛すべきところがたくさんある」としながらも、「物語とは、登場人物の変化を描くものだ。そして、思春期は別にしてハリーはあまり変わらない。ローリングが思い描いたように、彼は善の道をしっかりと歩んでおり、ヴォルデモートに対する最後の勝利は、必然なだけでなく、虚しく感じられる」と述べた<ref name="hollow">{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.csmonitor.com/2007/0725/p09s02-coop.html |title=Missing from 'Harry Potter" – a real moral struggle |last=Sawyer |first=Jenny |work=[[:en:The Christian Science Monitor]] |access-date=25 July 2007 |date=25 July 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070927193238/http://www.csmonitor.com/2007/0725/p09s02-coop.html |archive-date=27 September 2007 }}</ref>。ニューヨーク・タイムズ紙では、[[クリストファー・ヒッチェンズ]]が、このシリーズを第二次世界大戦時代のイギリスの寄宿学校の物語と対比し、シリーズ全体について「ローリングは不滅の名声を勝ち得た」と書く一方、ローリングの[[デウス・エクス・マキナ]]の使い方や、中盤のキャンプの章が「とてつもなく長い」こと、ヴォルデモートが「[[イアン・フレミング]]の悪役よりもうんざりするようになった」ことが気に入らないと述べた<ref>{{Cite news2 |df=ja |url=https://www.nytimes.com/2007/08/12/books/review/Hitchens-t.html |title=The Boy Who Lived |last=Hitchens |first=Christopher |author-link=Christopher Hitchens |access-date=1 April 2008 |work=The New York Times |date=12 August 2007 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20090416024446/http://www.nytimes.com/2007/08/12/books/review/Hitchens-t.html |archive-date=16 April 2009 }}</ref>。ガーディアン紙のキャサリン・ベネットは、第1作の[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#蛙チョコレート|蛙チョコレート]]のカードにグリンデルバルドが登場するなど、ローリングが以前の作品から些細な物事を引き出し『死の秘宝』で大きく描いたことを称賛した。ベネットは「彼女の批評家の言うように、ローリングはディケンズではない」と指摘しつつも、ローリングは「すべての本で、大勢の新しい登場人物、場所、呪文、規則、そして想像もつかない意外な展開や小筋の数々をつくり、それら架空の存在に意思を持たせた」と述べている<ref>{{Cite web2|df=ja|url=https://www.theguardian.com/books/2007/jul/28/booksforchildrenandteenagers.jkjoannekathleenrowling|title=A send-off fit for a wizard|date=28 July 2007|access-date=12 February 2011|work=The Guardian|location=UK|last=Bennett|first=Catherine|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20141005092955/http://www.theguardian.com/books/2007/jul/28/booksforchildrenandteenagers.jkjoannekathleenrowling|archive-date=5 October 2014}}</ref>。 |
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===== 興行収入記録(PART2) ===== |
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|+ アメリカ合衆国とカナダ |
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! 興行収入記録 !! 記録詳細 !! 前記録 |
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| 公開初週末<ref name="Opening Weekend"/> || $169,189,427 || 『[[ダークナイト]]』(2008年、158万ドル) |
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| 公開初週末(IMAX) || $15,500,000 || 『[[アバター (2009年の映画)|アバター]]』(2009年、950万ドル) |
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| 初日 || $91,071,119 || 『[[ニュームーン/トワイライト・サーガ]]』(2009年、7270万ドル) |
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| 3D公開劇場数<ref>{{cite web|url=https://www.boxofficemojo.com/article/ed1820066820/|title=Weekend Report: 'Harry' Makes History|last=Gray|first=Brandon|date=2011-07-18|publisher=Box Office Mojo|accessdate=2011-07-19}}</ref> || 3100劇場以上 || 『[[トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン]]』(2011年、2,789劇場) |
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| 前売券 || $32,000,000 || 『[[エクリプス/トワイライト・サーガ]]』(2010年、3000万ドル) |
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| 深夜公開<ref name="Midnight Opening"/> || $43,500,000 || 『[[エクリプス/トワイライト・サーガ]]』(2010年、3000万ドル) |
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| IMAX深夜公開<ref name="IMAX Opening"/> || $2,000,000 || 『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』(2010年、140万ドル) |
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| 3日間最多 || $169,189,427 || 『[[ダークナイト]]』(2008年、1億5800万ドル) |
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| 最速1億ドル突破 || 2日 || 『[[ニュームーン/トワイライト・サーガ]]』(2009年) |
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| 最速1億5000万ドル突破 || 3日 || 『[[ダークナイト]]』(2008年) |
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[[スティーヴン・キング]]は、作品について表面的な結論を急ぎすぎていると、マッコーリーを含む一部の批評家の反応を批判した<ref name="king">{{cite magazine |url=https://ew.com/ew/article/0,,20044270_20044274_20050689,00.html |title=J K Rowling's Ministry of Magic |first=Stephen |last=King |author-link=:en:Stephen King |date=17 August 2007 |access-date=21 August 2007 |magazine=Entertainment Weekly |issue=948 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20070816225423/http://www.ew.com/ew/article/0,,20044270_20044274_20050689,00.html |archive-date=16 August 2007 }}</ref>。発売前の徹底的な秘密主義により、批評家が本を読んで検討する時間がなかったため、初期の批評には深みに欠けたものが多く、これは仕方がなかったのではないかと彼は思った。彼はその文体を残念に思うというよりむしろ、成熟し改善されたと感じた。彼は作品の主題がより大人向けになったことや、ローリングがシリーズの中盤から明らかに大人の読者を念頭に置いて執筆していたことを認めた。彼はこの点についてこの作品を、子供だけでなく大人にも魅力的だったことで成功を収め古典として確立している『[[ハックルベリー・フィンの冒険]]』や『[[不思議の国のアリス]]』と対比した<ref name="king"/>。 |
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|+ 世界 |
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! 記録 !! 詳細 |
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| 全世界初週末 || $481,489,427 |
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| 北米外初週末<ref name="WorldwideDebut"/> || $312,300,000 |
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| イギリス初週末 || $36,000,000 |
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| オーストラリア初週末<ref name="IMAX Opening"/> || $26,700,000 |
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| 全世界IMAX公開作品<ref>{{cite web|url=http://news.yahoo.com/potter-takes-down-batman-168-6m-weekend-154438653.html|title='Potter' takes down Batman with $168.6M weekend|last=German|first=David|date=2011-07-17|publisher=[[Yahoo! News]]|accessdate= 2011-07-19}}</ref> || $23,500,000 |
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==== 受賞・ノミネート(PART2) ==== |
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! 賞 |
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! 部門 |
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! 候補 |
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! 結果 |
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| [[ナショナル・ムービー・アワード]] |
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| 最も観たい夏の映画 |
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| {{won}} |
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| rowspan="8"| [[第38回サターン賞|サターン賞]] |
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| [[サターンファンタジー映画賞|ファンタジー映画賞]] |
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| {{won}} |
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| [[サターン監督賞|監督賞]] |
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| [[デヴィッド・イェーツ]] |
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| {{nom}} |
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| rowspan="2"|[[サターン助演男優賞|助演男優賞]] |
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| [[レイフ・ファインズ]] |
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| {{nom}} |
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| [[アラン・リックマン]] |
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| {{nom}} |
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| [[サターン助演女優賞|助演女優賞]] |
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| [[エマ・ワトソン]] |
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| {{nom}} |
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| [[サターン衣装デザイン賞|衣装デザイン賞]] |
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| ジェイニー・ティーマイム |
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| {{nom}} |
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| [[サターンメイクアップ賞|メイクアップ賞]] |
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| ニック・ダドマン、Amanda Knight |
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| {{nom}} |
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| [[サターン特殊効果賞|特殊効果賞]] |
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| ティム・バーク、Greg Butler、John Richardson、David Vickery |
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| {{nom}} |
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| rowspan="3" |[[アカデミー賞]] |
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|[[アカデミー視覚効果賞|視覚効果賞]] |
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|ノミネート |
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|[[アカデミーメイクアップ&ヘアスタイリング賞|メイクアップ&ヘアスタイリング賞]] |
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|ノミネート |
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|[[アカデミー美術賞|美術賞]] |
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|ノミネート |
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==== テレビ放送(PART2) ==== |
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!回数 |
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!テレビ局 |
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!番組名 |
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!放送日 |
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!放送時間 |
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!視聴率 |
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!備考 |
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| 初回 || rowspan="3"|[[日本テレビ放送網|日本テレビ]] || rowspan="3"|[[金曜ロードショー|金曜ロードSHOW!]] || [[2013年]][[11月8日]] || 19:56 - 22:54 || align="center" |- || 地上波初放送<br>本編ノーカット<br>64分拡大、64分繰上げ |
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|- |
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| 2回目 || [[2016年]][[6月24日]] || 21:00 - 23:29 |
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|13.8%|| 本編ノーカット<br>35分拡大 |
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|- |
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| 3回目 || [[2018年]][[11月23日]] || 21:00 - 23:29 |
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|11.7%|| 35分拡大 |
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|- |
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| 4回目 || [[TBSテレビ|TBS系列]] ||style="background:silver"|(なし) || [[2022年]][[5月28日]]<ref name="シネマ220316">{{Cite news2 |url=https://www.cinematoday.jp/news/N0129150 |title=『ハリー・ポッター』謎のプリンス&死の秘宝、TBSで地上波放送 |newspaper=シネマトゥデイ |date=2022-03-16 |accessdate=2022-03-16 |df=ja}}</ref> || 19:00 - 21:54 || 5.2%|| [[魔法ワールド#ファンタスティック・ビースト映画|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密]]』の公開および、TBS70周年記念舞台[[魔法ワールド#舞台劇|ハリー・ポッター魔法ワールド]]最新作『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』の公演を記念して放送<ref name="シネマ220316" />。<br />関東地区では直前の18:51 - 19:00に事前番組を放送。 |
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|} |
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=== 販売 === |
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*視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム。 |
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[[File:Potter queue.jpg|thumb|本を購入するために深夜に[[ボーダーズ・グループ|ボーダーズ]]に並ぶファン。発売日前日の23時56分の様子。]] |
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『ハリー・ポッターと死の秘宝』の売り上げは記録的なものだった。『死の秘宝』のアメリカでの初版発行部数は1200万部で、100万部以上が[[Amazon.com]]と[[バーンズ・アンド・ノーブル]]で予約され<ref>{{Cite news2|df=ja|url=http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6452987.stm|title=Record print run for final Potter|date=2007-03-15|publisher=BBC News|access-date=2007-05-22|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20070325235915/http://news.bbc.co.uk/2/hi/entertainment/6452987.stm|archive-date=2007-03-25}}</ref>、予約販売は『謎のプリンス』より500パーセント高かった<ref>Shapiro, p. 259-260</ref>。2007年4月12日、バーンズ・アンド・ノーブルは『死の秘宝』について同サイトを通じて50万部以上の予約を受け付け、[[予約販売]]の記録を破ったと発表した<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.rte.ie/arts/2007/0413/potterh.html|title=New Harry Potter breaks pre-order record|date=2007-04-13|publisher=RTÉ.ie Entertainment|access-date=2007-04-23|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20070418090204/http://www.rte.ie/arts/2007/0413/potterh.html|archive-date=18 April 2007}}</ref>。発売日には、アメリカで過去最高の830万部(1秒あたり96部以上)<ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.usatoday.com/life/books/news/2007-07-24-potter-sales_N.htm|title='Deathly Hallows' records lively sales|last=Blais|first=Jacqueline|author2=Anthony DeBarros|date=2007-07-25|work=[[USAトゥデイ|USA Today]]|access-date=2009-07-13|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090803130037/http://www.usatoday.com/life/books/news/2007-07-24-potter-sales_N.htm|archive-date=2009-08-03}}</ref><ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.nytimes.com/2007/07/22/books/22cnd-potter.html|title=Record First-Day Sales for Last 'Harry Potter' Book|last=Rich|first=Motoko|date=2007-07-22|work=The New York Times|access-date=2009-07-13|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20130530141655/http://www.nytimes.com/2007/07/22/books/22cnd-potter.html|archive-date=30 May 2013}}</ref>、イギリスで265万部の売り上げを記録した<ref>{{Cite news2|df=ja|url=http://www.foxnews.com/story/0,2933,290346,00.html|title='Harry Potter and the Deathly Hallows' Breaks Records|date=2007-07-24|agency=Associated Press|publisher=Fox News|access-date=2009-07-13|url-status=dead|archive-url=https://web.archive.org/web/20090507173511/http://www.foxnews.com/story/0,2933,290346,00.html|archive-date=2009-05-07}}</ref>。これによりアメリカでの販売で、発売から24時間でもっとも速く売れた小説として[[ギネス世界記録]]を保持している<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.guinnessworldrecords.com/Search/Details/Fastestsellingbook-of-fiction-in-24-hours/53237.htm|title=Fastest selling book of fiction in 24 hours|work=Guinness Book of World Records|date=2007-07-21|accessdate=2011-02-05}}</ref>。また、[[W・H・スミス]]では、報道によると1秒あたり15部を売り上げた<ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.telegraph.co.uk/culture/books/3666735/Harry-Potter-and-the-hallowed-sales-figures.html|title=Harry Potter and the hallowed sales figures|last=Phelvin|first=Patrick|date=2007-07-23|work=The Daily Telegraph|location=ロンドン|access-date=2009-07-13|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090724173603/http://www.telegraph.co.uk/culture/books/3666735/Harry-Potter-and-the-hallowed-sales-figures.html|archive-date=2009-07-24}}</ref>。発売から約1年後となる2008年6月までに世界中で約4400万部を売り上げたと伝えられている<ref name="44mil">[https://www.forbes.com/lists/2008/53/celebrities08_JK-Rowling_CRTT.html #9: J. K. Rowling] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20180217024300/https://www.forbes.com/lists/2008/53/celebrities08_JK-Rowling_CRTT.html |date=2018-02-17 }}. The Celebrity 100. ''Forbes''. 11 June 2008. "The final one, ''Harry Potter and the Deathly Hallows'', has sold 44 million since it was published last July, including 15 million in the first 24 hours." Retrieved 17 July 2009</ref>。 |
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=== 受賞歴および表彰歴 === |
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また、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は複数の賞を受賞した<ref name="levine">{{Cite web2|df=ja|url=http://www.arthuralevinebooks.com/book.asp?bookid=130|title=Harry Potter and the Deathly Hallows|date=2001-2005|publisher=Arthur A. Levine Books|access-date=2009-07-17|url-status=dead|archive-url=https://web.archive.org/web/20071022103656/http://arthuralevinebooks.com/book.asp?bookid=130|archive-date=2007-10-22}}</ref>。2007年、ニューヨーク・タイムズ「今年注目を集めた100冊」<ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/notable-books-2007.html|title=100 Notable Books of 2007|date=2007-12-02|work=The New York Times|access-date=2009-07-17|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090411144025/http://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/notable-books-2007.html|archive-date=2009-04-11}}</ref>、と「注目すべき児童書」に選ばれた<ref>{{Cite news2|df=ja|url=https://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/Kids-Notables-t.html|title=Notable Children's Books of 2007|last=Fleischman|first=Paul|date=2007-12-02|work=The New York Times|access-date=2009-07-17|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20090411144022/http://www.nytimes.com/2007/12/02/books/review/Kids-Notables-t.html|archive-date=2009-04-11}}</ref>。[[ニューズウィーク]]誌の評論家であるマルコム・ジョーンズは、本作を2007年の最優秀作品とした<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.newsweek.com/2007/12/12/wizards-warmongers-and-the-west-coast.html|title=Wizards, Warmongers and the West Coast|date=2007-12-13|access-date=2011-02-05|last=Jones|first=Malcolm|website=[[Newsweek]]|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20101201165940/http://www.newsweek.com/2007/12/12/wizards-warmongers-and-the-west-coast.html|archive-date=2010-12-01}}</ref>。また、[[パブリッシャーズ・ウィークリー]]誌は2007年の最優秀作品の中に『ハリー・ポッターと死の秘宝』を入れた<ref>{{Cite journal2|df=ja|url=http://www.publishersweekly.com/pw/print/20071105/14780-pw-s-best-books-of-the-year.html|title=PW's Best Books of the Year|last=Staff|date=2007-11-05|journal=[[Publishers Weekly]]|volume=254|issue=44|access-date=2009-07-17|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20140424130559/http://www.publishersweekly.com/pw/print/20071105/14780-pw-s-best-books-of-the-year.html|archive-date=2014-04-24}}</ref>。また2007年には、本作はネビュラ賞のヤング・アダルトSFおよびファンタジー部門のアンドレ・ノートン賞を受賞した。2008年、[[アメリカ図書館協会]]は「青少年向け最優秀作品」のひとつとし<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/bestbooksya/08bbya.cfm|title=Best Books for Young Adults 2008|year=2008|publisher=American Library Association|access-date=2009-07-17|archive-url=https://web.archive.org/web/20090501041138/http://www.ala.org/ala/mgrps/divs/yalsa/booklistsawards/bestbooksya/08bbya.cfm <!--Added by H3llBot-->|archive-date=2009-05-01|url-status=dead}}</ref>、また「注目すべき児童書」にも挙げた<ref>{{cite press release|url=http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2008/january2008/ncb2008.cfm|title=2008 Notable Children's Books|year=2008|publisher=American Library Association|access-date=2009-07-17|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20100219233306/http://www.ala.org/ala/newspresscenter/news/pressreleases2008/january2008/ncb2008.cfm|archive-date=19 February 2010}}</ref>。さらに『ハリー・ポッターと死の秘宝』は2008年コロラド・ブルー・スプルース・ブック賞を受賞した<ref name="levine"/>。 |
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== 翻案 == |
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=== 映画 === |
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{{main|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2}} |
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『ハリー・ポッターと死の秘宝』の2部作の[[映画化]]は、[[デヴィッド・イェーツ]]の監督、[[スティーヴ・クローヴス]]の脚本、[[デヴィッド・ハイマン]]、[[デヴィッド・バロン]]および[[J・K・ローリング]]の製作で行われた。PART1は2010年11月19日に、PART2は2011年7月15日に公開された<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=https://comingsoon.net/news/movienews.php?id=53203 |publisher=ComingSoon.net |title=Official: Two Parts for Deathly Hallows Movie |access-date=2 March 2009 |date=25 February 2009 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20101212112620/http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=53203 |archive-date=12 December 2010 }}</ref><ref>{{Cite web2 |df=ja |url=https://comingsoon.net/news/movienews.php?id=44442 |publisher=ComingSoon.net |title=Release Date Set for Harry Potter 7: Part I |access-date=25 May 2008 |date=25 April 2008 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20080518110305/http://www.comingsoon.net/news/movienews.php?id=44442 |archive-date=18 May 2008 }}</ref>。撮影は2009年2月に開始し、2010年6月12日に終了した<ref>{{Cite news2|df=ja|url=http://www.people.com/people/article/0,,20393867,00.html|title=Daniel Radcliffe Calls Wrapping Up ''Harry Potter'' Devastating|date=14 June 2010|access-date=22 January 2011|work=[[People (magazine)|People]]|last=Schwartz|first=Alison|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20110208021622/http://www.people.com/people/article/0%2C%2C20393867%2C00.html|archive-date=8 February 2011}}</ref>。しかし、元々の撮影期間が2日しかなかったため、出演者はエピローグ・シーンを再撮影することを承認した{{citation needed|date=April 2020}}。再撮影は2010年12月頃に終了した<ref group="注釈">公式には確認されていないが、エマ・ワトソンは「クリスマスに取り直しがある」と発言していることから、おそらくこの頃には撮影が終了していたと考えられる。</ref><ref>{{Cite web2 |df=ja |author=Liam |url=http://filmonic.com/deathly-hallows-epilogue-scenes-to-be-reshot-over-christmas |title=Deathly Hallows epilogue scenes to be reshot over Christmas |publisher=Filmonic.com |date=13 November 2010 |access-date=17 August 2011 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20110816092959/http://filmonic.com/deathly-hallows-epilogue-scenes-to-be-reshot-over-christmas |archive-date=16 August 2011 }}</ref>。『PART1』はヴォルデモートがニワトコの杖を手に入れた原作の第24章で終了した<ref>{{Cite news2|df=ja|first=Brian|last=Gallagher|url=http://www.movieweb.com/news/harry-potter-and-the-deathly-hallows-movie-split-revealed|title=Harry Potter and the Deathly Hallows Movie Split Revealed|work=MovieWeb|date=13 August 2010|access-date=12 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20120928200752/http://www.movieweb.com/news/harry-potter-and-the-deathly-hallows-movie-split-revealed|archive-date=28 September 2012}}</ref>。しかし、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ディーン・トーマス|ディーン・トーマス]]や[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#ビクトール・クラム|ビクトール・クラム]]の登場、[[死喰い人#ピーター・ペティグリュー|ピーター・ペティグリュー]]の死などが省略された<ref>{{cite magazine |author1=Staskiewicz, Keith |author2=Franich, Darren |author3=Vary, Adam B |url=https://ew.com/ew/gallery/0,,20431232_20444360_20879995,00.html |title='Harry Potter and the Deathly Hallows—Part 1': What's Changed? |magazine=Entertainment Weekly |access-date=12 February 2011 |url-status=live |archive-url=https://web.archive.org/web/20110706131024/http://www.ew.com/ew/gallery/0,,20431232_20444360_20879995,00.html |archive-date=6 July 2011 }}</ref>。Reelviewsのジェームズ・ベラーディネリは、脚本は『[[ハリー・ポッターと秘密の部屋 (映画)|ハリー・ポッターと秘密の部屋]]』以来、原作に最も忠実だったと述べたが<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.reelviews.net/php_review_template.php?identifier=2213|title=Harry Potter and the Deathly Hallows I|publisher=Reelviews.net|date=17 November 2010|last=Bernadelli|first=James|access-date=13 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20110724031457/http://www.reelviews.net/php_review_template.php?identifier=2213|archive-date=24 July 2011}}</ref>、映画が「原作自体の問題」を受け継いでいることから、一部の観客からは否定的な反応を受けた<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.digitalspy.co.uk/movies/news/a266277/deathly-hallows-screens-to-rave-reviews.html|title='Deathly Hallows' screens to rave reviews|last=Reynolds|first=Simon|work=[[Digital Spy]]|date=23 August 2010|access-date=2 March 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20101227084227/http://www.digitalspy.co.uk/movies/news/a266277/deathly-hallows-screens-to-rave-reviews.html|archive-date=27 December 2010}}</ref>。 |
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=== オーディオブック === |
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『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、2007年7月21日にイギリスとアメリカで同時発売された<ref name="UKaudio">{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows (Book 7) (Children's Edition) (Harry Potter Audio Book) (Audiobook) (Audio CD)|publisher=AbeBooks|isbn=0747591091|url=https://www.abebooks.com/9780747591092/Harry-Potter-Deathly-Hallows-Book-0747591091/plp|access-date=20 January 2020|archive-date=18 September 2020|archive-url=https://web.archive.org/web/20200918111309/https://www.abebooks.com/9780747591092/Harry-Potter-Deathly-Hallows-Book-0747591091/plp|url-status=live}}</ref><ref name="USaudio">{{cite book|title=Harry Potter and the Deathly Hallows (Audiobook, Unabridged) (Audio CD)|isbn=978-0739360385 |last1=Rowling |first1=J. K. |last2=Dale |first2=Jim |date=21 July 2007 }}</ref>。イギリス版は[[スティーヴン・フライ]]の声の出演で約24時間<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.bloomsbury.com/harrypotter/default.asp?sec=8&sec2=1|archive-url=https://web.archive.org/web/20070629123826/http://www.bloomsbury.com/harrypotter/default.asp?sec=8&sec2=1|title=Harry Potter and the Deathly Hallows published by Bloomsbury and HNP as an unabridged audiobook to be published simultaneously with the book for the first time on July 21st 2007|archive-date=29 June 2007|publisher=Bloomsbury|access-date=17 February 2011}}</ref>、アメリカ版は{{仮リンク|ジム・デール|en|Jim Dale}}の声の出演で約21時間である<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.simplyaudiobooks.com/audio-books/Harry+Potter+and+the+Deathly+Hallows/44959/|title=Harry Potter and the Deathly Hallows|publisher=Simply Audiobooks|access-date=17 February 2011|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20110716072337/http://www.simplyaudiobooks.com/audio-books/Harry+Potter+and+the+Deathly+Hallows/44959/|archive-date=16 July 2011}}</ref>。フライとデールの両名が146種類の異なる特徴的なキャラクターの声を収録し、その当時の個人が録音したオーディオブックとして最多となった<ref>{{cite book|editor=Glenday, Craig|title=Guinness World Records 2009|year=2008|publisher=Guinness World Records|isbn=978-1-904994-37-4|url=https://archive.org/details/guinnessworldrec00crai_0}}</ref>。 |
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デールは『死の秘宝』の功績により、2008年の[[グラミー賞]]で{{仮リンク|最優秀子供向けスポークン・ワード・アルバム賞|en|Grammy Award for Best Spoken Word Album for Children}}を受賞した<ref>{{Cite web2|df=ja|first1=Andrew |last1=Gans |first2=Andrew |last2=Ku |url=http://www.playbill.com/news/article/114950-Spring-Awakening-Wins-2008-Best-Musical-Show-Album-Grammy-Krieger-and-Dale-Also-Win |title=Spring Awakening Wins 2008 Best Musical Show Album Grammy; Krieger and Dale Also Win |work=[[Playbill]] |date=10 February 2008 |access-date=17 February 2011 |url-status=dead |archive-url=https://web.archive.org/web/20110629151642/http://www.playbill.com/news/article/114950-Spring-Awakening-Wins-2008-Best-Musical-Show-Album-Grammy-Krieger-and-Dale-Also-Win |archive-date=29 June 2011 }}</ref>。また彼は、{{仮リンク|AudioFile (雑誌)|label=AudioFile|en|AudioFile (magazine)}}誌のイヤホン賞を受賞し、「デールはオーディオブックの演技についてハードルを上げたため、それを飛び越えるナレーターは想像しがたい」と評された<ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.audiofilemagazine.com/dbsearch/showreview.cfm?Num=31492|title=AudioFile review: Harry Potter and the Deathly Hallows|work=[[AudioFile (magazine)|AudioFile]]|date=October–November 2007|access-date=17 February 2011|url-status=dead|archive-url=https://web.archive.org/web/20101228211326/http://www.audiofilemagazine.com/dbsearch/showreview.cfm?Num=31492|archive-date=28 December 2010}}</ref>。 |
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=== ビデオゲーム === |
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{{Main|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (video game)|w:Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 (video game)}} |
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これまでのハリー・ポッター映画と同様に、『死の秘宝』の映画の公開と時を同じくして、[[エレクトロニック・アーツ]](EA)により2本のアクション・アドベンチャー・ビデオゲームが制作された。{{仮リンク|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1 (ゲーム)|label=PART1|en|Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 1 (video game)}}は2010年11月16日に、{{仮リンク|ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 (ゲーム)|label=PART2|en|Harry Potter and the Deathly Hallows – Part 2 (video game)}}は2011年7月12日に発売された。どちらのゲームも批評家からは賛否両論の反応を受け取った<ref>{{Cite web2 |df=ja |url=http://www.metacritic.com/game/pc/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1 |title=Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 1 for PC Reviews |publisher=Metacritic |access-date=2018-10-17 |archive-date=3 July 2012 |archive-url=https://web.archive.org/web/20120703043725/http://www.metacritic.com/game/pc/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-1 |url-status=live }}</ref><ref>{{Cite web2|df=ja|url=http://www.metacritic.com/game/pc/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2/critic-reviews|title=Harry Potter and the Deathly Hallows, Part 2 Critic Reviews for PC|publisher=Metacritic|access-date=2018-10-17|archive-date=26 April 2014|archive-url=https://web.archive.org/web/20140426215912/http://www.metacritic.com/game/pc/harry-potter-and-the-deathly-hallows-part-2/critic-reviews|url-status=live}}</ref>。 |
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== その後の作品 == |
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=== 吟遊詩人ビードルの物語 === |
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2008年12月4日、ローリングはイギリスとアメリカの両国で『吟遊詩人ビードルの物語』を発売した<ref>UK and US Reference: |
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*{{Cite book|isbn=0545128285|title=The Tales of Beedle the Bard, Standard Edition (Harry Potter)}} |
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*{{Cite book|isbn=978-0747599876|title=The Tales of Beedle the Bard (U.K. 1st printing)|year=2008|last1=Rowling|first1=J. K.}}</ref>。『吟遊詩人ビードルの物語』は『死の秘宝』の派生作品であり、「魔法ワールド」の子供たちに伝えられる童話が含まれる。本作には、[[ハリー・ポッターシリーズの用語一覧#死の秘宝|死の秘宝]]の物語である「三人兄弟の物語」を含む5つの短編小説が収録されている。 |
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Amazonは、2007年12月にAmazonが競売で落札した本の複製である限定のコレクターズ・エディションを発売した<ref>{{cite book|title=The Tales of Beedle the Bard, Collector's Edition (Offered Exclusively by Amazon) (9780956010902): J.K. Rowling: Books|isbn=978-0956010902|last1=Rowling|first1=J. K.|year=2008}}</ref>。 |
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この本は7冊作られた内の1冊がロンドンのサザビーズで競売にかけられた。総ページ数157ページが、ローリングのイラストと自身の手書きで執筆された。茶色のモロッコ革で装丁され、5つの手彫りの刻印入りのスターリングシルバーの装飾と、取り付けられたムーンストーンで飾られていた<ref>{{cite web|url=https://www.amazon.com/gp/feature.html/?ie=UTF8&docId=1000179911|title=The Fairy Tales of J.K. Rowling|publisher=Amazon|access-date=23 April 2012|url-status=live|archive-url=https://web.archive.org/web/20120614233811/http://www.amazon.com/gp/feature.html?ie=UTF8&docId=1000179911|archive-date=14 June 2012}}</ref>。 |
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=== ハリー・ポッターと呪いの子 === |
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2016年、ローリング、{{仮リンク|ジャック・ソーン|en|Jack Thorne}}、{{仮リンク|ジョン・ティファニー|en|John Tiffany}}の原作を元にジャック・ソーンが脚本を書いた2部構成の演劇『[[ハリー・ポッターと呪いの子]]』が公開された<ref>{{Cite news|url=https://www.pottermore.com/news/cursed-child-eighth-harry-potter-story|title=Cursed Child is the 'eighth Potter story'|last=|first=|date=|work=|newspaper=Pottermore|access-date=2016-12-22|via=|url-status=live|archiveurl=https://web.archive.org/web/20161223053048/https://www.pottermore.com/news/cursed-child-eighth-harry-potter-story|archivedate=23 December 2016|df=dmy-all}}</ref>。『ハリー・ポッター』シリーズの第8作とされる本作は、『死の秘宝』のエピローグから続く、大人になったハリー・ポッターとその息子、[[ハリー・ポッターシリーズの登場人物一覧#アルバス・セブルス・ポッター|アルバス・セブルス・ポッター]]が描かれる<ref>{{Cite web |last=Evans |first=Greg |date=2 January 2019 |title=Broadway's 'Harry Potter' & 'To Kill A Mockingbird' Break Box Office Records; Musicals Set House. Records |url=https://deadline.com/2019/01/broadway-harry-potter-to-kill-a-mockingbird-box-office-records-musicals-frozen-aladdin-1202527930/ |access-date=12 January 2019 |website=Deadline Hollywood |archive-date=19 October 2019 |archive-url=https://web.archive.org/web/20191019090111/https://deadline.com/2019/01/broadway-harry-potter-to-kill-a-mockingbird-box-office-records-musicals-frozen-aladdin-1202527930/ |url-status=live }}</ref>。この劇の試験公演がロンドンの{{仮リンク|パレス劇場|label=パレス劇場|en|Palace Theatre, London}}で2016年6月7日から始まり<ref name="nyt07june2016">{{Cite news |last=Lyall, Sarah |date=7 June 2016 |title='Harry Potter and the Cursed Child' Begins Previews in London, as Magic Continues |work=The New York Times |url=https://www.nytimes.com/2016/06/08/theater/harry-potter-and-the-cursed-child-preview.html |access-date=29 June 2016 |archive-date=10 April 2017 |archive-url=https://web.archive.org/web/20170410234000/https://www.nytimes.com/2016/06/08/theater/harry-potter-and-the-cursed-child-preview.html |url-status=live }}</ref>、2016年7月30日に初演された。またブロードウェイの{{仮リンク|リリック・シアター (ニューヨーク・1998年)|label=リリック劇場|en|Lyric Theatre (New York City, 1998)}}で2018年3月16日から試験公演が始まり、2018年4月21日に開幕した。 |
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舞台劇の脚本は2部構成のどちらも、『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』として印刷物およびデジタル形式で発売された。最初の版(特別リハーサル版)は、試験公演で使われた脚本に対応しており、本シリーズでのハリーの誕生日でありローリングの誕生日でもある、2016年7月31日に出版された。本の出版後も脚本の改訂が続けられたため、「決定版コレクターズ・エディション」として2017年7月25日に編集版が発売された{{citation needed|date=February 2022}}。CNNによると、これは2016年で最も予約注文された本とのことである<ref>{{Cite web |last=Fashingbauer Cooper |first=Gael |date=21 July 2016 |title=Harry Potter script the most preordered book of 2016 |url=https://www.cnet.com/news/harry-potter-script-is-most-preordered-book-of-2016/ |access-date=22 July 2016 |publisher=CNN |archive-date=22 July 2016 |archive-url=https://web.archive.org/web/20160722122405/http://www.cnet.com/news/harry-potter-script-is-most-preordered-book-of-2016/ |url-status=live }}</ref>。 |
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== その他 == |
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<!--Wikipediaは事実暴露の場ではありません。ストーリーの記述は、できるだけ控えて下さい--> |
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* この巻には表紙に今までなかった[[エピグラフ]]が挿入されている。 |
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* 著者はあるインタビュー{{full|date=2020年5月}}で重要人物のうち、「2人が死に、1人が免れるだろう」と語った。しかし、これをあるメディア{{full|date=2020年2月}}が「ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人組のうち2人が死ぬ」という間違った内容で報道した。一部メディア{{full|date=2020年2月}}では「宣伝のための煽り」として批判された。 |
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* 発売日前に作品内容の露呈を防止するため、発行所のセキュリティーに26億円をかけたが情報が流失し、一部が販売される。入手した本をもとに『[[ニューヨーク・タイムズ]]』で批評が載りあらすじの一部が示唆されるなどのアクシデントがあった。 |
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* 日本でも英語版が、世界同時に発売され、英語版にもかかわらず書籍売上で上位にランキングするなど、異例の売上げを記録した。 |
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* [[タバコ依存症]]の診断基準から判断すると、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は[[タバコ]]と同じぐらいの依存性があるとJournal of General Psychologyで発表された。ハリー・ポッターシリーズの終了後、10%のファンは1日のうち4時間をハリー・ポッターに関連したことで過ごし、食欲不振や睡眠障害・低運動になって幸福を感じにくくなり怒りっぽくなっていると報告されている。[[ペンシルベニア州|ペンシルバニア州]]のミューレンバーグ大学の[[心理学者]]Jeffrey Rudski氏は「ハリー・ポッターや[[インターネット]]、[[ポルノグラフィ|ポルノ]]などへの熱中は[[薬物中毒]]と変わらない。何人かの読者は[[依存症]]の定義にピッタリと当てはまる。しかし[[麻薬]]とは違って[[コミュニティ]]を形成することもあるので、悪いことばかりではない」と述べた<ref>{{Cite web |title=ハリー・ポッターの依存性はタバコと同レベル - GIGAZINE |url=https://gigazine.net/news/20080229_harry_than_cigarettes/ |website=gigazine.net |date=2008-02-29 |access-date=2024-12-21 |language=ja}}</ref>。 |
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== 注釈 == |
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{{Reflist|group="注釈"}} |
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== 出典 == |
== 出典 == |
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898行目: | 191行目: | ||
== 外部リンク == |
== 外部リンク == |
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* {{Official|http://harrypotter.warnerbros.co.jp/hp7a/ Part 1}} |
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* {{Official|http://harrypotter.warnerbros.co.jp/hp7b/ Part 2}} |
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* [http://www.jkrowling.com/ J.K.ローリング 公式サイト] |
* [http://www.jkrowling.com/ J.K.ローリング 公式サイト] |
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* [http://www.bloomsbury.com/harrypotter/ ブルームズベリー社]{{En icon}} |
* [http://www.bloomsbury.com/harrypotter/ ブルームズベリー社]{{En icon}} |
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* [http://www.scholastic.com/harrypotter/ スコラスティック社]{{En icon}} |
* [http://www.scholastic.com/harrypotter/ スコラスティック社]{{En icon}} |
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* [http://www.sayzansha.com/ 静山社] |
* [http://www.sayzansha.com/ 静山社] |
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* [http://www.visitbritain.jp/things-to-see-and-do/interests/films/top-film-titles/harry-potter/locations.aspx/ 英国政府観光庁 - ハリー・ポッター映画ロケ地] |
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* [http://www.harrypotterthequest.com/landing.php クエスト 秘宝を探せ(公式サイト)] |
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* [[wikia:ja.harrypotter:Harry Potter Wiki|Harry Potter Wiki]] - ワーナー社認定Wiki |
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* {{Allcinema title|336887|ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1}} |
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* {{Kinejun title|41394|ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1}} |
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* {{Amg movie|393092|Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I}} |
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* {{IMDb title|0926084|Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I}} |
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* {{Allcinema title|336888|ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2}} |
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* {{Kinejun title|42014|ハリー・ポッターと死の秘宝 Part2}} |
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* {{Amg movie|434402|Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II}} |
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* {{IMDb title|1201607|Harry Potter and the Deathly Hallows: Part II}} |
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{{ハリー・ポッターシリーズ |
{{ハリー・ポッターシリーズ}} |
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{{魔法ワールド}} |
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{{2011年日本週末興行収入1位の映画}} |
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{{オリコン週間DVD総合チャート第1位 2011年|2011年5月2日・9日/11月28日付}} |
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{{オリコン週間DVD映画チャート第1位 2012年|2011年1月16日・23日付・8月6日・13日・20日付・27日・9月10付}} |
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|redirect1= ハリー・ポッターと死の秘宝 Part1 |
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|1-3= アレクサンドル・デスプラの作曲映画 |
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|2-1= 2011年の映画 |
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|2-2= イギリスの3D映画作品 |
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|2-3= アメリカ合衆国の3D映画作品 |
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|2-7= リーブスデン・スタジオで製作された映画作品 |
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2024年12月21日 (土) 06:55時点における最新版
ハリー・ポッターと死の秘宝 Harry Potter and the Deathly Hallows | ||
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物語に登場する「死の秘宝」のシンボルマーク | ||
著者 | J・K・ローリング | |
訳者 | 松岡佑子 | |
イラスト |
ジェイソン・コッククロフト ダン・シュレシンジャー | |
発行日 |
2007年7月21日 2008年7月23日 | |
発行元 |
Bloomsbury Publishing 静山社 | |
ジャンル | ファンタジー | |
ページ数 | 607 | |
前作 | ハリー・ポッターと謎のプリンス | |
次作 | ハリー・ポッターと呪いの子 | |
コード |
ISBN 0-545-01022-5 ISBN 978-4-915512-63-6 | |
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『ハリー・ポッターと死の秘宝』(ハリー・ポッターとしのひほう、原題: Harry Potter and the Deathly Hallows)は、イギリスの児童文学作家J・K・ローリングによって2007年7月21日に発売されている子供向けファンタジー小説。『ハリー・ポッター』シリーズの第7巻である。日本語版は2008年7月23日に静山社より発売された。
小説として刊行された最後のシリーズ作品であり、当初から全7巻構想とされていたシリーズの完結巻である。しかし2016年7月31日に当シリーズの後日談を描いた第8巻『ハリー・ポッターと呪いの子』(舞台脚本の書籍化)が発売されたために「完結巻」ではなくなった。
映画は前後編の2部に分けられ『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』が2010年11月19日に、『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』が2011年7月15日に公開された。
闇の魔法使いヴォルデモートの不死の秘密を握る「分霊箱」を探すハリー・ポッターたちの旅と、ヴォルデモートとの最終決戦を中心に描く。そのなかで、アルバス・ダンブルドアの驚くべき真実や、母・リリーとセブルス・スネイプの間にあった知られざる過去、それによるスネイプの悲壮な覚悟と決意、そして分霊箱のありかなど、これまで明かされなかったすべての真実が解き明かされる。
あらすじ
[編集]セブルス・スネイプが放った死の呪いによってホグワーツ校長・アルバス・ダンブルドアは死亡し、死喰い人として帰還したスネイプは、ドラコ・マルフォイたちを連れて姿を消した。
スネイプに敗れたハリー・ポッターは、7年生に進級するはずだったが、前年にダンブルドアがハリーに遺した、ヴォルデモートを滅ぼす唯一の手段である「分霊箱」の破壊という仕事を遂行するため、学校には戻らず、親友のロンやハーマイオニーとともに旅に出る。ビルとフラーの結婚式が執り行われる中、魔法省が掌握される。すぐに3人は逃げ、トッテンハムコートで死喰い人に襲撃される。その後やってきたブラック邸で、サラザール・スリザリンのロケットを命懸けで奪い、破壊しようと試みた、”RAB”なる人物が、シリウス・ブラックの弟、レギュルス・アルクトゥルス・ブラックであると判明する。そして、魔法省に侵入し、ロケットを奪取。しかし、死喰い人に掴まれ、ブラック邸に逃げられず、森でキャンプをしながら分霊箱を探すことに。その頃、ホグワーツも死喰い人のスネイプが校長になるといった、数々の異変が起きる。さらに、困難な旅のなかで仲間割れが起きる。苛立ったハリーは謎の遺言や、中途半端なヒントしか残さなかったダンブルドアに対して、疑念と不信感を強めていく。そんなとき、突如ハリーの頭のなかにヴォルデモートの動向が映し出される。ヴォルデモートはとある杖を手に入れるために、杖作りのマイキュー・グレゴロビッチの店を襲撃してその記憶を覗き込んだ。しかし、大昔に謎の青年にその杖を奪われていたことを知り、命乞いをするグレゴロビッチを殺害する。
ハリーたちはゴドリックの谷を訪れ、手がかりを探す途中で、ダンブルドア家と強い繋がりを持つ魔法史家のバチルダ・バグショットと出会う。バチルダの屋敷でハリーはグレゴロビッチの過去の記憶に登場した謎の青年の写真を見つけるが、バチルダはすでに殺害されてヴォルデモートの蛇ナギニが化けており、ハリーたちはこれを退けてゴドリックの谷を離れる。
その後、仲間割れして、行方をくらましたロンが戻り、ロケットを破壊する。さらに道中、ハリーたちは、分霊箱の手がかりを探す途中で謎の青年の正体がダンブルドアの親友の闇の魔法使い、ゲラート・グリンデルバルドであることを知るとともに「死の秘宝」の伝説を知る。ほとんど知られていない古い物語に記された秘宝の話が本当であるならば、ヴォルデモートは分霊箱以上の力を手に入れることになる。ダンブルドア校長がハーマイオニーに託した『吟遊詩人ビードルの物語』に、ホグワーツのレイブンクロー寮に所属するハリーたちの親友の女子生徒のルーナ・ラブグッドの父が首から提げた印と同じものが書き込んであったことを思い出したハリーたちは、ルーナの父に会いに行く。その印は『吟遊詩人ビードルの物語』のなかの「3人兄弟の物語」に出てくるニワトコの杖、蘇りの石、透明マントという、3つの死の秘宝のことを示していた。
しかし、ハリーたちがラブグッド家に着いたときにはルーナは連れ去られており、死喰い人がルーナの父の家を攻撃する。一方、ヴォルデモートはニワトコの杖を求め、オーストリアのヌルメンガード城に幽閉されているグリンデルバルドのもとを訪れるが、過去の行いを反省し、改心していた彼にはぐらかされたうえで「お前は勝てない」と予言され、グリンデルバルドを殺害する。ハリーたちは脱出したが、ハリーが「禁句」を言ってしまったことで捕まり、死喰い人の本拠地であるマルフォイの館に連れて行かれる。ハリーとロンは地下牢に監禁され、同じく監禁されていたルーナと再会する。屋敷しもべ妖精・ドビーの手を借りて脱出に成功するが、ドビーは攻撃を受けて命を落とし、ハリーはドビーを埋葬する。そのころヴォルデモートは、ダンブルドア校長の墓を暴き、ニワトコの杖を手に入れる。
その後、グリンゴッツ魔法銀行に侵入し、ハップルパフのカップを盗み、のちに破壊する。しかし、ヴォルデモートは以前にも増して強力な存在となり、世界を恐怖に陥れる。宿敵であるハリーを殺すために、ヴォルデモートは死喰い人を総動員して分霊箱探しに戻ったホグワーツ魔法学校を包囲する。その間、ハリーは分霊箱を探し、見つかった箱をことごとく破壊していく。ダンブルドアのいなくなった学校は今や風前の灯火となり、ほかの教師たちがなんとか攻撃を防ぎ持ちこたえていたが、多くの学生や教師たちは闇の力に圧倒される。
ヴォルデモートはニワトコの杖の威力を試そうとするが、うまく作動しない。その原因が前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプであると予想したヴォルデモートは、彼を殺し持ち主の交代を図る。スネイプは死ぬ間際に、ハリーに自らの記憶を託す。その記憶は、スネイプがハリーの母であるリリーを心から愛していたことを示していた。スネイプはリリーに恋をしていたが、ふたりはしだいに疎遠となっていき、気づけばリリーはスネイプと犬猿の仲であるジェームズ(ハリーの父)と付き合いはじめていた。それでも彼はずっとリリーを思い続けていたが、スネイプはホグワーツ卒業後に死喰い人となり、ヴォルデモートの傘下に入った。予言により7月の暮れにポッター夫妻に子どもが生まれ、それがヴォルデモートにとって脅威になると知ったスネイプは、ヴォルデモートにその予言を伝えた。それが原因でリリーが殺され、自分の行動を悔いたスネイプはダンブルドアの陣営に寝返り、二重スパイとして、生き残ったリリーの息子ハリーを守ることを決意した。
最後の分霊箱を探していたハリーは、自分の中にヴォルデモートの魂の一部があることを知る。最後の分霊箱は自分自身のことだったと知ったハリーは、ヴォルデモートを倒すために、ネビル・ロングボトムに残る分霊箱であるナギニを殺すよう願い、自らの命をかけて戦いに進んで行く。
ハリーは、ぼろぼろになりながらも杖を振ってヴォルデモートと対決する。しかし、ハリーは死んで、謎の死と生の間の空間で、ダンブルドアに出会い、全てを知って「ヴォルデモートが生きている時、ハリーは死ねない」ということに従って復活する。ヴォルデモートはニワトコの杖の所有者は前の持ち主のダンブルドアを殺したスネイプで、そのスネイプを殺したことにより自分のものになったと思っていたが、実はダンブルドアが死ぬ前ドラコに武装解除されていたため、その時に杖の持ち主がドラコになっていたのだった。その後、ハリーがドラコを武装解除したことで、今の杖の持ち主はハリーになっていた。ハリーに忠誠を示した杖はヴォルデモートが使っても真の力を発揮せず、ヴォルデモートは自分の放った死の呪いが跳ね返り、死亡する。
それから19年後、大人になり家庭をもうけたハリーたちが、ホグワーツに入学する子どもたちを駅で見送るところで物語は終わる。
背景
[編集]シリーズ
[編集]シリーズ第1作『ハリー・ポッターと賢者の石』は、1997年6月30日にブルームズベリー社から出版された[1]。第2作『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は、1998年7月2日に出版された[2]。その後『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』は、1年後の1999年7月8日に出版された[2]。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』は、2000年7月8日に出版された[3]。『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』は、2003年6月21日に出版された[4]。『ハリー・ポッターと謎のプリンス』は、2005年7月16日に出版され、全世界での発売時点から最初の24時間で900万部を売り上げた[5][6]。
書名の選択
[編集]この本の書名は、作中に登場する伝説の道具である「死の秘宝」、すなわち無敵の魔法の杖(ニワトコの杖)、死者を蘇らせる石(蘇りの石)、透明マントにちなんでいる。書名を発表する少し前、J・K・ローリングは3つの書名を考案していたと述べている[7][8][9]。決定した書名は2006年12月21日にローリングのWebサイトでクリスマスをテーマにした特別なハングマンパズルで公開され、その後すぐに本書の出版社で確認された[10]。ライブチャットにてその他の書名候補に関して尋ねられると、ローリングは『Harry Potter and the Elder Wand(ハリー・ポッターとニワトコの杖)』と『Harry Potter and the Peverell Quest(ハリー・ポッターとペベレル家の冒険)』だと答えた[7][11]。
脱稿
[編集]2007年1月、ローリングはエディンバラのバルモラル・ホテルに滞在中に本書を完成させ、彼女の泊まった部屋にあった大理石のヘルメスの胸像に『JK Rowling finished writing Harry Potter and the Deathly Hallows in this room (652) on 11th Jan 2007.(J・K・ローリング、この部屋(652号室)にてハリー ポッターと死の秘宝を書き終える。2007年1月11日)』という署名入りの声明を残した[12][13][14]。ローリングは彼女のWebサイトの声明で「私の人生でこれほど極端な感情が入り交じったことは一度もなく、胸が張り裂けるような気持ちととても嬉しい気持ちを同時に感じられるとは夢にも思っていませんでした」と述べた。彼女は、その複雑な心境を、チャールズ・ディケンズが1850年版『デイヴィッド・コパフィールド』の序文で表した「2年間にわたる想像力豊かな仕事」と引き合わせた。「それに対して、私はため息しかでません。17年間やってみてください、チャールズ。」と付け加えた。そして「『死の秘宝』は私のお気に入りで、それがシリーズを終わらせる一番すてきな方法です」と言いメッセージを締めくくった[15]。
出版前に近刊書について尋ねられたとき、ローリングは「たとえ変えたかったとしても結末は変えられません」と述べた。「これらの本は、ずいぶん長い時間を掛けて、しかももう6冊も構想してきましたし、すべてある方向に向かっています。ですので、私には本当にできないんです。」[16] また彼女は、最終巻はシリーズの前作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』と密接に関係し、「まるで同じ小説を二等分したかのようです」と述べている[17]。彼女は、この巻の最終章をシリーズの初期の作業の一端として「1990年ごろに」書き終えたと述べた[18]。またローリングは、最後の言葉を当初は「彼が愛した者だけが彼の稲妻の傷跡を見ることができた」のように書いていたことを明かした。ローリングは、人々ににヴォルデモートが再び蘇ると思われたり、ハリーの使命は終わったと言われたくなかったため、これを変更した[19][20]。
主要テーマ
[編集]死
[編集]2006年のインタビューにてJ・K・ローリングは、シリーズのおもなテーマはハリーが死に対処することであり[21](物語はハリーの両親の死に始まり、ヴォルデモートの不死への執着と探求が描かれる)、1990年に多発性硬化症によって彼女の母親が亡くなったことが影響していると語った[19][21][22][23]。タイム誌のレヴ・グロスマンは、このシリーズのメインテーマは死に直面してもなお愛し続けることの圧倒的な大切さであると述べている[24]。
腐敗した社会での生き方
[編集]学者やジャーナリストは、より複雑なものや、政治的な意味合いを含むものなど、本書のテーマについてその他に多くの解釈の展開をしている。正常性、抑圧、生存、圧倒的な困難の克服などのテーマは、すべてシリーズ全体を通して広く行き渡っていると考えられてきた[25]。同様に、青春期を通して前に進むというテーマや「最もつらい試練を乗り越え、それを受け入れる」というテーマが考慮されてきた[26]。ローリングは、本書は「寛容を求める長期の議論、偏見に終止符を打つための長期の懇願」から成り、また「権力を疑い、(…) 支配層や報道機関が真実をすべて伝えてくれると思い込まない」ためのメッセージを伝えていると述べている[27]。
一部の政治評論家は、J.K.ローリングが描く官僚化した魔法省や、その後の作品で魔法省がとった抑圧的な措置(ホグワーツ魔法学校への出席の強制や、魔法省への穢れた血の登録など)を、国家批判の寓喩と見る[28]。
キリスト教の寓話
[編集]ハリー・ポッターシリーズは魔術やオカルトを支持していると批判されてきた。『死の秘宝』の出版前、ローリングは自身の宗教について話すことを拒み、「私があまり自由に話すと、すべての読者が、それが10代であっても60代であっても、本の内容が推測できてしまう」と述べた[29]。しかし、『死の秘宝』に登場するキリスト教の寓話については、多くの人が意見を述べている[29]。例えば、キリストのように、ハリーは一度死んでから人類を救うために生き返る。生き返った場所はキングス・クロスである[30]。それはハリーがダンブルドアへの信頼に葛藤する姿が描かれており、またローリングは「私の信念と宗教的信仰との葛藤 … 私はこの本には非常によく表れていると思います」と述べている[31]。
『死の秘宝』は、クエーカー教徒の指導者ウィリアム・ペンによるものと、アイスキュロスの『供養する女たち』からの、2つの題辞から始まる。これについて、ローリングは次のように述べている。「あの2つの引用を選ぶのは本当に楽しかったわ。1つは異教徒のもので、当然ですが、もう1つはキリスト教の伝統的なものですから。『秘密の部屋』が出版されたときから、選ばれるのはこの2つになることは分かっていました。もし第7巻の冒頭で使えるなら、完璧な結末にする手がかりになるってずっと思っていました。もしこの2つに関連性があるとしたら、私は行くべきところに行ったの。この2つの文章が私にすべてを語ってくれます、本当にね[32]。」
ハリーが両親の墓を訪れると、墓には「最後の敵なる死もまた亡ぼされん」(コリント人への第一の手紙 15章26節)という聖書の言葉が刻まれている[33]。ダンブルドアの家族の墓には、マタイによる福音書6章21節より「あなたの宝のあるところに、あなたの心もある」という聖書からの引用も残されている[33]。ローリングは次のように述べている。「これらはとてもイギリス的な本なので、とても現実的な話として、ハリーは墓石に聖書からの引用を見つけるつもりでした。(……)(でも)彼がゴドリックの谷で見つけた墓石の2つの引用文は、このシリーズ全体を要約して、ほとんどをよく表していると思うんです[33]。」
さらにハリー・ポッターの評論家であるジョン・グレンジャーは、ハリー・ポッターシリーズが人気を博した理由の1つは、(『ロミオとジュリエット』、C・S・ルイスの『ペレランドラ:金星への旅』、チャールズ・ディケンズの『二都物語』に似た)文学的な錬金術と視覚の象徴主義を用いたことであると指摘した[34]。このモデルでは、著者は錬金術の大いなる業に沿って寓話から成る物語を紡いでいく。中世以来、錬金術の寓話はキリストの受難、死、復活を映し出してきた[35]。シリーズ全体が錬金術に共通する記号を利用する一方、『死の秘宝』ではこのサイクルを完成させ、死、再生、蘇りの石というテーマを、錬金術の寓話の主要なモチーフや、シリーズ第1巻で示されたトピックと結びつけている。
発売
[編集]マーケティングおよびプロモーション
[編集]発売を記念して、ローリング自身と投票で選ばれた1,700人のゲストとともに、ロンドンの自然史博物館で終夜のサイン会と読書会が開催された[36]。ローリングは2007年10月にアメリカを巡回公演し、ニューヨークのカーネギー・ホールでは抽選で配布されたチケットでまた別のイベントが開催された[37]。
ハリー・ポッターシリーズのアメリカの出版社であるスカラスティック社は、数百万ドルをかけた「There will soon be 7」(もうすぐ7が出る)マーケティング・キャンペーンを実施した。キャンペーンでは、全米40の図書館を巡回する「夜の騎士バス」、オンラインでのファン同士の議論やコンペ、コレクターズ・ブックマーク(しおり)、(一時的な)タトゥー、そしてファンの間で最も議論されている『死の秘宝』に関する7つの質問の段階的公開などが展開された[38]。この本の発売を前に、スカラスティック社はファンが最終巻の中で答えを見つけられる以下の7つの質問を発表した[39]。
- 誰が生き延びて、誰が亡くなるのか?
- スネイプは善か悪か?
- ホグワーツは再開するのか?
- 誰と誰が結ばれるのか?
- 分霊箱はどこにあるのか?
- ヴォルデモートを倒せるのか?
- 死の秘宝とは何か?
J・K・ローリングは、行方不明となっているイギリス人児童マデリン・マクカーンの顔写真入りのポスターを、2007年7月21日の『死の秘宝』発売時に書店が利用できるよう出版社と調整し、ポスターが世界中の店で人目に付くよう掲示されることを願うと述べた[40]。
小説『死の秘宝』の発売が2007年7月21日になることが発表されたあと、ワーナー・ブラザースはすぐに、映画『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』が『死の秘宝』の発売直前の2007年7月13日に公開されると発表し[41]、多くの人々が「2007年7月はハリー・ポッター月間だ」と祝った[42]。
公表禁止
[編集]ブルームズベリー社は、発売日の7月21日まで本の内容について機密を守るため、1000万ポンドを投資した[43]。ハリー・ポッターシリーズのアメリカの編集者であるアーサー・レヴィンは、『死の秘宝』をプレス評のための事前配布を否定したが、いずれにせよ、アメリカの2つの新聞が発売日より早く批評を掲載している[44]。違反した販売業者に対してはシリーズの本が追加納品されないという、以前の巻に対して課せられた罰則はもはや抑止力として機能せず、一部の店舗が公表禁止措置を破り、早く販売するのではないかという憶測があった[45]。
ネット漏洩と早売り
[編集]発売前の1週間で、本物の漏洩と称する多くの文章が様々な形で現れた。7月16日、アメリカ版全759ページを写した一連の写真が流出し、正式な発売日より前に完全に文字起こしされた[46][47][48][49]。のちにこの写真はウェブサイトやピア・トゥ・ピア・ネットワークに掲載されたため、スカラスティック社は流出元の1つを特定するために召喚令状を求めることになった[50]。これはハリー・ポッターシリーズの歴史の中で、最も深刻なセキュリティ侵害であった[51]。ローリングと彼女の弁護士は本物のネット漏洩があったことを確認した[20][52]。2007年7月18日のボルチモア・サンとニューヨーク・タイムズの両紙に掲載された批評は、この漏洩した物語の多くの要素を裏付けており、発売のおよそ1日前にニューヨーク・タイムズ紙は、主に流れている漏洩が本物であることを確認した[51]。
スカラスティック社は、アメリカ国内の供給量の約1万分の1(0.0001)が早期に発送されたと発表した。これは約1,200冊を意味すると解釈されている。メリーランド州のある読者は、発売される4日前にDeepDiscount.comから郵送で本を受け取り、スカラスティック社とDeepDiscount社の両方から信じられない反応を起こした。スカラスティック社は当初、それは「人為的ミス」だったと納得し、処罰の可能性を検討しないと報告したが[53]、翌日になってスカラスティック社はDeepDiscount.comとその販売業者であるLevy Home Entertainment社に対して訴訟に踏み切ることを発表した[54]。スカラスティック社は、シカゴのクック郡巡回裁判所に損害賠償請求を提訴し、DeepDiscount が「この待望の本の注意深く構成された発売の一部であることを知っていた契約に対する完全かつ重大な違反」に携わったと申し立てた[55]。早売りされた本の一部はすぐにeBayに出品され、あるケースでは初値18米ドルから始まり250米ドルでパブリッシャーズ・ウィークリーに売られた[56]。
価格競争とその他の論争
[編集]イギリスのスーパーマーケットであるアズダは[57][58]、ほかのいくつかの同業者と共に、前々から大幅な割引価格でこの本の予約注文を受け付けていたが、1冊わずか5ポンド(約1235円)で販売することを発売2日前に発表し、価格競争の口火を切った。その後、ほかの小売チェーンも割引価格で販売した。これらの価格で、この本は目玉商品になった。これにより、従来のイギリスの書店は、そのような状況では競争にならないと主張して騒動になった。独立系書店が最も声高に抗議したが、イギリス最大の専業チェーン書店であるウォーターストーンズでさえ、スーパーマーケットの価格に太刀打ちできなかった。一部の小さな書店は、卸売業者ではなくそのスーパーマーケットから仕入れること対抗した。アズダはこの対策として、大量購入を防ぐために顧客あたり2冊までという制限を設けた。英国書店協会の広報担当、Philip Wicksは「これは私たちが参加することすらできない戦争です。ベイクドビーンズの缶詰のように、スーパーマーケットが(『死の秘法』を)目玉商品として扱うことにしたのは、非常に残念なことだと考えています」と述べた。Simba Information社のアナリスト、Michael Norrisは「あなたは本の価格を下げているだけではありません。この時点で、あなたは読書の価値を下げているのです」と述べた[59]。
マレーシアでは、同様の価格競争が書籍の販売に関する論争を引き起こした[60]。マレーシア最大の書店チェーンであるMPHブックストア、ポピュラー・ブックストア、タイムズ、ハリーズの4社は、テスコおよびカルフールのハイパーマーケットに対する抗議として、『ハリー・ポッターと死の秘宝』を棚から撤去することを決定した。本書のマレーシアでの小売価格は109.90リンギットだが、ハイパーマーケットのテスコやカルフールでは69.90リンギットで販売された。書店によるこの動きは、ハイパーマーケットから本書を撤去するよう販売業者のペンギン・ブックスに圧力をかける試みとして受け止められた。しかし2007年7月24日現在、価格競争は終結し、関係する4書店は店頭での本書の割引販売を再開している。また、ペンギン・ブックスはテスコとカルフールが本書を赤字販売していたことを確認し、彼らに優れたビジネスセンスと公正な取引を実践するよう求めていた[61]。
本書がイスラエルで土曜日の早朝に発売されたことについて、安息日に反すると批判された。通商産業大臣のエリ・イシャイは、「このようなことが土曜日の午前2時に行われるのは、ユダヤの価値観やユダヤ文化に反する禁止事項です。別の日に行うようにしていただきたい」と意見を述べた[62]。イシャイは、「労働時間と休息に関する法律」に基づいて起訴および罰金を科すことを示唆した[63]。
版
[編集]『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、ハードカバー版が2007年7月21日に[64]、ペーパーバック版が2008年7月10日に英国で[65]、2009年7月7日に米国で発売された[66]。ニューヨークのソーホーでは、アメリカのペーパーバック版の発売記念パーティーが開催され、多くのゲームやアクティビティが行われた[67]。2007年7月21日には、表紙絵が異なる「アダルト版」がブルームズベリー社から発売された[68]。7月21日に発売された最初のアメリカのハードカバーと同時に、メアリー・グランプレによる新しい表紙絵が特徴のスカラスティック・デラックス版が10万部限定で発売された[69]。2010年10月、ブルームズベリー社は箔押しと星印の模様が施された表紙が特徴の「セレブレートリー」ペーパーバック版を発売した[70]。2010年11月1日、最後にブルームズベリー社からペーパーバックで本書の「シグネチャー」版が発売された[71]。
翻訳
[編集]シリーズのこれまでの本と同様に、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は多くの言語に翻訳されている。最初に発売された翻訳は2007年9月25日のウクライナ語版だった(『Гаррі Поттер і смертельні реліквії - Harry Potter i smertel'ni relikviji』)[72]。本書のスウェーデン語の書名は、「本書をこれまで読んでいない状態で『死の秘宝』の2語(Deathly Hallows)を訳すのは難しい」というスウェーデンの出版社からの発売前の質問を受けて、ローリングが『Harry Potter och Dödsrelikerna』(ハリー・ポッターと死の遺物)と明かした[73]。また、フランス語版(『Harry Potter et les reliques de la mort』)、スペイン語版(『Harry Potter y las Reliquias de la Muerte』)、オランダ語版(『Harry Potter en de Relieken van de Dood』)、セルビア語訳(『Хари Потер и реликвије смрти - Hari Poter i relikvije smrti』)、ブラジルポルトガル語訳(『Harry Potter e as Relíquias da Morte』)でもこの書名が使われている[74]。最初のポーランド語版は、『Harry Potter i Insygnia Śmierci - Harry Potter and the Insignia of Death』(ハリー・ポッターと死の記章)という新しい書名で発売された[75]。2008年6月27日、ヒンディー語版の『Harry Potter aur Maut ke Tohfe』(हैरी पॉटर और मौत के तोहफे)(ハリー・ポッターと死の贈り物)がインドでManjul Publicationから発売された[76]。2007年12月1日、ルーマニア語版が『Harry Potter și Talismanele Morții』という書名で発売された。
評判
[編集]批評家の反応
[編集]ボルチモア・サン紙の評論家、メアリー・キャロル・マッコーリーは、本書はシリーズの以前の作品よりも深刻で、より簡潔な文章であると指摘した[77]。さらに、ロンドン・タイムズ紙の批評家であるアリス・フォードハムは、「ローリングの才能は、ファンタジーの世界を完全に具現化するだけでなく、生き生きと描かれる、現実的で欠点もあるが勇敢で愛すべきキャラクターを創り出す静かな技術である」と書いている。フォードハムは、「私たちは長い道のりを共に歩んできたが、ローリングもハリーも最終的に私たちをがっかりさせなかった」と結んだ[78]。ニューヨーク・タイムズ紙の批評家であるミチコ・カクタニも同意し、ハリーをヒーローであるだけでなく共感できるキャラクターとしたローリングの手腕を称賛した[79]。
タイム誌のレフ・グロスマンは、この作品を2007年のフィクション本トップ10の8位に挙げ、「本がまだ世界的なマスメディアであり得ることを証明した」とローリングを称賛した[24]。小説家のエリザベス・ハンドは、「……物語と人物の壮大で複雑な相互作用は、まるで3部作全体の要約を1冊に詰め込んだように見えることが多い」と批判した[80]。カーカス・レビューの星印付きの書評では、「ローリングは、それらを互いに組み合わせたり敵対させたりすることに並外れた技術を示し、また記憶に残る人物が登場し、救いのある、抑えきれない楽しさに満ちた、素晴らしい教養小説に織り込んだ」と評者は述べている。また彼らは、小説の後半を称賛する一方で、終章は「挑発的で大雑把」だと批判した[81]。ロンドン・タイムズ紙の別の書評では、評者のアマンダ・クレイグは、ローリングについて「独創的でハイ・コンセプト(解りやすく魅力的)な作家ではない」ものの、彼女は「児童小説の他の偉大な作家に肩を並べる」と述べた。さらにクレイグは、本作は「美しく評価され、復帰を勝ち取った」と述べ、ローリングの想像力が世代全体の認識を変えたことについて、「これは過去半世紀において、あらゆるジャンルのほとんどの存命作家が達成できなかったことだ」と述べた[82]。
その一方、クリスチャン・サイエンス・モニターのジェニー・ソーヤーは、「ハリー・ポッターシリーズには、その鮮やかに描かれた魔法の世界から重層的な物語まで、愛すべきところがたくさんある」としながらも、「物語とは、登場人物の変化を描くものだ。そして、思春期は別にしてハリーはあまり変わらない。ローリングが思い描いたように、彼は善の道をしっかりと歩んでおり、ヴォルデモートに対する最後の勝利は、必然なだけでなく、虚しく感じられる」と述べた[83]。ニューヨーク・タイムズ紙では、クリストファー・ヒッチェンズが、このシリーズを第二次世界大戦時代のイギリスの寄宿学校の物語と対比し、シリーズ全体について「ローリングは不滅の名声を勝ち得た」と書く一方、ローリングのデウス・エクス・マキナの使い方や、中盤のキャンプの章が「とてつもなく長い」こと、ヴォルデモートが「イアン・フレミングの悪役よりもうんざりするようになった」ことが気に入らないと述べた[84]。ガーディアン紙のキャサリン・ベネットは、第1作の蛙チョコレートのカードにグリンデルバルドが登場するなど、ローリングが以前の作品から些細な物事を引き出し『死の秘宝』で大きく描いたことを称賛した。ベネットは「彼女の批評家の言うように、ローリングはディケンズではない」と指摘しつつも、ローリングは「すべての本で、大勢の新しい登場人物、場所、呪文、規則、そして想像もつかない意外な展開や小筋の数々をつくり、それら架空の存在に意思を持たせた」と述べている[85]。
スティーヴン・キングは、作品について表面的な結論を急ぎすぎていると、マッコーリーを含む一部の批評家の反応を批判した[86]。発売前の徹底的な秘密主義により、批評家が本を読んで検討する時間がなかったため、初期の批評には深みに欠けたものが多く、これは仕方がなかったのではないかと彼は思った。彼はその文体を残念に思うというよりむしろ、成熟し改善されたと感じた。彼は作品の主題がより大人向けになったことや、ローリングがシリーズの中盤から明らかに大人の読者を念頭に置いて執筆していたことを認めた。彼はこの点についてこの作品を、子供だけでなく大人にも魅力的だったことで成功を収め古典として確立している『ハックルベリー・フィンの冒険』や『不思議の国のアリス』と対比した[86]。
販売
[編集]『ハリー・ポッターと死の秘宝』の売り上げは記録的なものだった。『死の秘宝』のアメリカでの初版発行部数は1200万部で、100万部以上がAmazon.comとバーンズ・アンド・ノーブルで予約され[87]、予約販売は『謎のプリンス』より500パーセント高かった[88]。2007年4月12日、バーンズ・アンド・ノーブルは『死の秘宝』について同サイトを通じて50万部以上の予約を受け付け、予約販売の記録を破ったと発表した[89]。発売日には、アメリカで過去最高の830万部(1秒あたり96部以上)[90][91]、イギリスで265万部の売り上げを記録した[92]。これによりアメリカでの販売で、発売から24時間でもっとも速く売れた小説としてギネス世界記録を保持している[93]。また、W・H・スミスでは、報道によると1秒あたり15部を売り上げた[94]。発売から約1年後となる2008年6月までに世界中で約4400万部を売り上げたと伝えられている[95]。
受賞歴および表彰歴
[編集]また、『ハリー・ポッターと死の秘宝』は複数の賞を受賞した[96]。2007年、ニューヨーク・タイムズ「今年注目を集めた100冊」[97]、と「注目すべき児童書」に選ばれた[98]。ニューズウィーク誌の評論家であるマルコム・ジョーンズは、本作を2007年の最優秀作品とした[99]。また、パブリッシャーズ・ウィークリー誌は2007年の最優秀作品の中に『ハリー・ポッターと死の秘宝』を入れた[100]。また2007年には、本作はネビュラ賞のヤング・アダルトSFおよびファンタジー部門のアンドレ・ノートン賞を受賞した。2008年、アメリカ図書館協会は「青少年向け最優秀作品」のひとつとし[101]、また「注目すべき児童書」にも挙げた[102]。さらに『ハリー・ポッターと死の秘宝』は2008年コロラド・ブルー・スプルース・ブック賞を受賞した[96]。
翻案
[編集]映画
[編集]『ハリー・ポッターと死の秘宝』の2部作の映画化は、デヴィッド・イェーツの監督、スティーヴ・クローヴスの脚本、デヴィッド・ハイマン、デヴィッド・バロンおよびJ・K・ローリングの製作で行われた。PART1は2010年11月19日に、PART2は2011年7月15日に公開された[103][104]。撮影は2009年2月に開始し、2010年6月12日に終了した[105]。しかし、元々の撮影期間が2日しかなかったため、出演者はエピローグ・シーンを再撮影することを承認した[要出典]。再撮影は2010年12月頃に終了した[注釈 1][106]。『PART1』はヴォルデモートがニワトコの杖を手に入れた原作の第24章で終了した[107]。しかし、ディーン・トーマスやビクトール・クラムの登場、ピーター・ペティグリューの死などが省略された[108]。Reelviewsのジェームズ・ベラーディネリは、脚本は『ハリー・ポッターと秘密の部屋』以来、原作に最も忠実だったと述べたが[109]、映画が「原作自体の問題」を受け継いでいることから、一部の観客からは否定的な反応を受けた[110]。
オーディオブック
[編集]『ハリー・ポッターと死の秘宝』は、2007年7月21日にイギリスとアメリカで同時発売された[111][112]。イギリス版はスティーヴン・フライの声の出演で約24時間[113]、アメリカ版はジム・デールの声の出演で約21時間である[114]。フライとデールの両名が146種類の異なる特徴的なキャラクターの声を収録し、その当時の個人が録音したオーディオブックとして最多となった[115]。
デールは『死の秘宝』の功績により、2008年のグラミー賞で最優秀子供向けスポークン・ワード・アルバム賞を受賞した[116]。また彼は、AudioFile誌のイヤホン賞を受賞し、「デールはオーディオブックの演技についてハードルを上げたため、それを飛び越えるナレーターは想像しがたい」と評された[117]。
ビデオゲーム
[編集]これまでのハリー・ポッター映画と同様に、『死の秘宝』の映画の公開と時を同じくして、エレクトロニック・アーツ(EA)により2本のアクション・アドベンチャー・ビデオゲームが制作された。PART1は2010年11月16日に、PART2は2011年7月12日に発売された。どちらのゲームも批評家からは賛否両論の反応を受け取った[118][119]。
その後の作品
[編集]吟遊詩人ビードルの物語
[編集]2008年12月4日、ローリングはイギリスとアメリカの両国で『吟遊詩人ビードルの物語』を発売した[120]。『吟遊詩人ビードルの物語』は『死の秘宝』の派生作品であり、「魔法ワールド」の子供たちに伝えられる童話が含まれる。本作には、死の秘宝の物語である「三人兄弟の物語」を含む5つの短編小説が収録されている。
Amazonは、2007年12月にAmazonが競売で落札した本の複製である限定のコレクターズ・エディションを発売した[121]。 この本は7冊作られた内の1冊がロンドンのサザビーズで競売にかけられた。総ページ数157ページが、ローリングのイラストと自身の手書きで執筆された。茶色のモロッコ革で装丁され、5つの手彫りの刻印入りのスターリングシルバーの装飾と、取り付けられたムーンストーンで飾られていた[122]。
ハリー・ポッターと呪いの子
[編集]2016年、ローリング、ジャック・ソーン、ジョン・ティファニーの原作を元にジャック・ソーンが脚本を書いた2部構成の演劇『ハリー・ポッターと呪いの子』が公開された[123]。『ハリー・ポッター』シリーズの第8作とされる本作は、『死の秘宝』のエピローグから続く、大人になったハリー・ポッターとその息子、アルバス・セブルス・ポッターが描かれる[124]。この劇の試験公演がロンドンのパレス劇場で2016年6月7日から始まり[125]、2016年7月30日に初演された。またブロードウェイのリリック劇場で2018年3月16日から試験公演が始まり、2018年4月21日に開幕した。
舞台劇の脚本は2部構成のどちらも、『ハリー・ポッターと呪いの子 第一部・第二部』として印刷物およびデジタル形式で発売された。最初の版(特別リハーサル版)は、試験公演で使われた脚本に対応しており、本シリーズでのハリーの誕生日でありローリングの誕生日でもある、2016年7月31日に出版された。本の出版後も脚本の改訂が続けられたため、「決定版コレクターズ・エディション」として2017年7月25日に編集版が発売された[要出典]。CNNによると、これは2016年で最も予約注文された本とのことである[126]。
その他
[編集]- この巻には表紙に今までなかったエピグラフが挿入されている。
- 著者はあるインタビュー[要文献特定詳細情報]で重要人物のうち、「2人が死に、1人が免れるだろう」と語った。しかし、これをあるメディア[要文献特定詳細情報]が「ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人組のうち2人が死ぬ」という間違った内容で報道した。一部メディア[要文献特定詳細情報]では「宣伝のための煽り」として批判された。
- 発売日前に作品内容の露呈を防止するため、発行所のセキュリティーに26億円をかけたが情報が流失し、一部が販売される。入手した本をもとに『ニューヨーク・タイムズ』で批評が載りあらすじの一部が示唆されるなどのアクシデントがあった。
- 日本でも英語版が、世界同時に発売され、英語版にもかかわらず書籍売上で上位にランキングするなど、異例の売上げを記録した。
- タバコ依存症の診断基準から判断すると、『ハリー・ポッターと死の秘宝』はタバコと同じぐらいの依存性があるとJournal of General Psychologyで発表された。ハリー・ポッターシリーズの終了後、10%のファンは1日のうち4時間をハリー・ポッターに関連したことで過ごし、食欲不振や睡眠障害・低運動になって幸福を感じにくくなり怒りっぽくなっていると報告されている。ペンシルバニア州のミューレンバーグ大学の心理学者Jeffrey Rudski氏は「ハリー・ポッターやインターネット、ポルノなどへの熱中は薬物中毒と変わらない。何人かの読者は依存症の定義にピッタリと当てはまる。しかし麻薬とは違ってコミュニティを形成することもあるので、悪いことばかりではない」と述べた[127]。
注釈
[編集]- ^ 公式には確認されていないが、エマ・ワトソンは「クリスマスに取り直しがある」と発言していることから、おそらくこの頃には撮影が終了していたと考えられる。
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