「少女☆歌劇 レヴュースタァライト (アニメ)」の版間の差分
Takenari Higuchi (会話 | 投稿記録) 少女☆歌劇 レヴュースタァライト2021年12月17日 (金) 14:10(UTC)版より分割。 タグ: 参考文献(出典)に関する節がない記事の作成 カテゴリを含まない記事の作成 曖昧さ回避ページへのリンク |
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{{Pathnav|frame=1|少女☆歌劇 レヴュースタァライト}} |
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2018年7月から9月まで[[TBSテレビ]]『[[アニメリコ]]』枠ほかにて放送<ref name="natalie20180108" />。全局で放送開始前週に第零話「放送直前特番」が放送された<ref>{{Cite web|url=https://revuestarlight.com/news/1417/|title=7月5日(木)少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第零話「放送直前特番」放送!|work=少女☆歌劇 レヴュースタァライト|accessdate=2018-07-07}}</ref><ref>{{Cite web|url=http://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/a0317/|title=少女☆歌劇 レヴュースタァライト 第零話 放送直前特番|work=[[TBSチャンネル|TBS CS[TBSチャンネル]]]|publisher=[[TBSテレビ]]|accessdate=2018-07-13}}</ref>。 |
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{{Infobox_animanga/Header |
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| タイトル = 少女☆歌劇 レヴュースタァライト |
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| 画像 = Shōjo Kageki Revue Starlight logo.svg |
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| ジャンル = |
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{{Infobox_animanga/TVAnime |
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| 原作 = [[ブシロード]]、[[ネルケプランニング]]<br/>[[キネマシトラス]] |
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| 監督 = 古川知宏 |
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| シリーズ構成 = 樋口達人 |
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| 脚本 = 樋口達人 |
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| キャラクターデザイン = 齊田博之 |
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| 音楽 = [[藤澤慶昌]]、[[加藤達也]] |
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| アニメーション制作 = キネマシトラス |
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| 製作 = ブシロード、[[TBSテレビ]]<br/>[[ポニーキャニオン]]、[[オーバーラップ (企業)|オーバーラップ]]<br/>ネルケプランニング |
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| 放送局 = TBSテレビほか |
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| 放送開始 = 2018年7月13日 |
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| 放送終了 = 9月28日 |
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| 話数 = 全12話 |
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{{Infobox animanga/Manga |
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| タイトル = 少女☆歌劇 レヴュースタァライト オーバーチュア |
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| 作者 = ブシロード、ネルケプランニング<br/>キネマシトラス |
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| 作画 = 轟斗ソラ |
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| 出版社 = [[KADOKAWA]] |
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| 掲載誌 = [[電撃G'sコミック]] |
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| レーベル = [[電撃コミックスNEXT]] |
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| 開始号 = 2018年3月号 |
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| 終了号 = 2018年12月号 |
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| 巻数 = 全2巻 |
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{{Infobox animanga/Footer |
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| ウィキプロジェクト = [[プロジェクト:アニメ|アニメ]]、[[プロジェクト:漫画|漫画]] |
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| ウィキポータル = [[Portal:アニメ|アニメ]]、[[Portal:漫画|漫画]] |
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『'''少女☆歌劇 レヴュースタァライト'''』(しょうじょかげき レヴュースタァライト)は、[[キネマシトラス]]が制作し、[[古川知宏]]が監督を務める[[日本]]の[[アニメ (日本のアニメーション作品)|アニメ]]。名門歌劇学校に通う9人の少女たちによる「トップスタァ」の座をかけた戦いが描かれる。全12話のテレビシリーズが2018年に放送され、2020年には劇場版総集編が、2021年には[[劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト|新作劇場版]]が公開された。 |
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脚本は樋口達人が、音楽は[[藤澤慶昌]]と[[加藤達也]]が手掛けた。また、本作は[[ブシロード]]と[[ネルケプランニング]]による「二層展開式少女歌劇」と銘打たれたミュージカルとアニメから成る[[メディアミックス]]作品であり、アニメ版の声優とミュージカル版の俳優が共通している{{sfn|アニメブロス|2018|p=80}}{{sfn|声優グランプリ|2019|p=4}}。 |
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テレビアニメ版においては、BGMにフィルムスコアリング(事前発注ではなくシーンに合わせて作曲)を採用している<ref>[https://akiba-souken.com/article/34842/ スマホアプリには新たな学園、新たな舞台少女が登場! 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」プロジェクト大発表会レポート]- アキバ総研 2018年06月26日 15:49</ref>。 |
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テレビ放送での規制に合わせて演出のライトといった光量を調整しているが、YouTube公開版では舞台劇のような光量差を再現したオリジナルの無調整版となっている<ref>{{Twitter status2|TOPPY1218|1017801981467824128|4=古川知宏の2018年7月14日1:04のツイート|5=2018-07-24}}</ref>。また、2018年8月中旬には、アニメ放送話分の無料公開がYouTube、ならびに[[GYAO]]で行われた。 |
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== あらすじ == |
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{{For2|各話ごとのエピソード|少女☆歌劇 レヴュースタァライトのアニメエピソード一覧}} |
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歌劇の名門校である聖翔音楽学園の99期生である愛城華恋はスタァを目指して日々レッスンに励む舞台少女。2年生のある日、幼なじみである神楽ひかりが転入してくる。12年ぶりに再会するひかりを追って学園の地下にある巨大な劇場に迷い込んだ華恋は、キリンが主催するオーディションに出くわす。キリンによると、このオーディションで最もキラめいた舞台少女はトップスタァの座が与えられるという。これに飛び入り参加した華恋は正式に参加者となる{{sfn|メモリアルブック|2018|p=66, 93}}。3日目に華恋は一度敗北するも、これをきっかけに華恋とひかりは互いの気持ちを再確認し、ともにスタァになることを約束する。華恋への想いを暴走させた露崎まひるは華恋とのレヴューを通じてスタァを夢見ていた初心を取り戻し、また、周囲についていけず心が折れかけていた花柳香子は幼馴染である石動双葉とのレヴューで退学を思いとどまるなど、登場人物らは敗北や挫折を乗り越えて高みを目指しつつ、第100回聖翔祭で上演する「スタァライト」の準備を進める{{sfn|メガミマガジン|2018|p=24-25}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=73, 94}}。 |
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第99回聖翔祭で演じた「スタァライト」こそが最高の舞台だと考える大場ななは、ただひとり現状維持を望んでいた。彼女はその願いをかなえるため、オーディションを勝ち抜いてトップスタァになることで「再演」として第99回聖翔祭までの時間を何度も繰り返してきたことが明らかになる{{sfn|メガミマガジン|2018|p=25}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=94}}。しかし、6日目にひかり、7日目に華恋とのオーディションに敗れたことで彼女の「再演」は断たれる{{sfn|メモリアルブック|2018|p=94}}。タッグマッチとなったオーディション最終日、華恋とひかりは天堂真矢と西條クロディーヌに勝利し、2人でオーディション合格かと思われたが、最終オーディションとして一騎打ちをキリンに告げられる。ひかりは華恋を守るため不意を突いて勝利を奪い、その後、姿を消す{{sfn|メモリアルブック|2018|p=82}}。第100回聖翔祭が近づく中、あてどなくひかりを捜索する華恋は「スタァライト」に隠された真実に気付き、学園地下のオーディション会場でひかりと再会する。地下劇場の塔に囚われていたひかりは一度は華恋を突き放すも、華恋は諦めず、ひかりとの一騎打ちに勝利することで彼女を取り戻す{{sfn|メモリアルブック|2018|p=95}}{{R|ann_181001}}。第100回聖翔祭で2人は主人公であるクレールとフローラを演じ、物語は幕を閉じる。 |
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== 登場人物 == |
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{{main article|少女☆歌劇 レヴュースタァライト #登場人物}} |
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{|class = "wikitable" |
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!登場人物!!声!!出典 |
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| 愛城 華恋(あいじょう かれん) || [[小山百代]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=4}} |
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| 神楽 ひかり(かぐら ひかり) || [[三森すずこ]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=5}} |
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| 露崎 まひる(つゆざき まひる) || [[岩田陽葵]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=5}} |
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| 西條 クロディーヌ(さいじょう くろでぃーぬ) || [[相羽あいな]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=6}} |
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| 天堂 真矢(てんどう まや) || [[富田麻帆]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=7}} |
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| 星見 純那(ほしみ じゅんな) || [[佐藤日向]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=7}} |
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| 石動 双葉(いするぎ ふたば) || [[生田輝]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=8}} |
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| 花柳 香子(はなやぎ かおるこ) || [[伊藤彩沙]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=8}} |
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| 大場 なな(だいば なな) || [[小泉萌香]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=9}} |
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| キリン || [[津田健次郎]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=10}} |
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| 櫻木 麗(さくらぎ れい) || [[名塚佳織]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=10}} |
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| 雨宮 詩音(あめみや しおん) || [[広瀬さや]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=10}} |
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| 眞井 霧子(まさい きりこ) || [[篠宮あすか]] || {{sfn|メモリアルブック|2018|p=10}} |
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|} |
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== 設定 == |
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; 聖翔音楽学園(せいしょうおんがくがくえん) |
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: 演劇界に名を馳せる数々の「スタァ」を輩出し、舞台女優の卵が数多く在籍する歌劇の名門校{{sfn|メモリアルブック|2018|p=4, 19}}。学園は主人公らが在籍する俳優育成科と、脚本や演出などを学ぶ舞台創造科に分かれている{{sfn|メモリアルブック|2018|p=10, 67}}。 |
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; 「スタァライト」 |
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: 主人公である華恋とひかりが舞台を志したきっかけとなった戯曲{{sfn|メモリアルブック|2018|p=60}}。歌とダンスを交えて星の光に導かれる女神たちの物語となっている{{sfn|メモリアルブック|2018|p=67}}。本作のなかでは断片としか描かれないが、戯曲脚本を担当した中村彼方は、一本の戯曲としてのストーリーがあると述べている{{sfn|アニメブロス|2018|p=87}}。 |
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; オーディション |
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: 聖翔音楽学園の地下劇場で行われる、トップスタァの座をかけた戦い{{sfn|メガミマガジン|2018|p=24, 31}}。オーディションは下記する「レヴュー」という形式で行われている{{sfn|メモリアルブック|2018|p=66}}。作中において、オーディションの主催者であるキリンは「もっともキラめいたレヴューを見せてくれた方にはトップスタァへの道が開かれるでしょう」と述べており、脚本の樋口は、それがオーディションのルールのすべてであるとしている{{sfn|メガミマガジン|2018|p=31}}。 |
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; レヴュー |
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: 上記のオーディションの開催形式で、オーディションの参加資格を得た舞台少女らが剣や弓といった武器を手にして行う戦い{{sfn|メモリアルブック|2018|p=66}}。衣装の上着を落とされたら負けとなる{{sfn|アニメブロス|2018|p=88}}。レヴューについて脚本の樋口は「キラめきをかけた女の子たちの舞台」であると述べている{{sfn|メガミマガジン|2018|p=31}}。 |
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; トップスタァ |
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: オーディションで最もキラめいた舞台少女に星のティアラと共に与えられる称号。作中では「あなたの望むどんな舞台にも立てる」「時を超えて輝き続ける」存在であるとされている{{sfn|メモリアルブック|2018|p=66, 72}}。 |
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== 制作 == |
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{| class="wikitable" | style="float:right; font-size:80%; " |
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|+ スタッフ{{sfn|リスアニ|2018|p=5}} |
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! [[監督]] |
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| 古川知宏 |
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! [[シリーズ構成]]・[[脚本]] |
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| 樋口達人 |
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! [[キャラクターデザイン]] |
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| 齊田博之 |
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! 副監督 |
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| 小出卓史 |
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! プロップデザイン |
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| [[高倉武史]]、谷紫織 |
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! [[グラフィックデザイン]] |
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| 濱祐斗、山口真生 |
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! 3D監督 |
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| 秋元央 |
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! 3D舞台照明 |
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| カミヤヒサヤス |
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! [[撮影監督]] |
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| 出水田和人 |
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! 編集 |
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| 黒沢雅之 |
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|- |
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! [[音響監督]] |
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| [[山田陽]] |
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! 音楽 |
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| [[藤澤慶昌]]、[[加藤達也]] |
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|- |
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! 戯曲脚本<br/>劇中歌作詞 |
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| [[中村彼方]] |
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|- |
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! [[アニメ制作会社|アニメーション制作]] |
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| [[キネマシトラス]] |
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|} |
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=== メディアミックスプロジェクトとしての始まり === |
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本プロジェクトの企画は2015年に[[ブシロード]]と[[ネルケプランニング]]の共同で始まった。企画はネルケプランニングが手掛ける通常の[[2.5次元ミュージカル]]とは逆のことを行う、つまり原作がある作品をミュージカル化するのではなく、最初にミュージカルを行うというコンセプトで進んだ{{R|akiba_181231}}。ただし、プロデューサーである武次茜によると、ミュージカルをベースにしてアニメが作られたのではなく、プロジェクト共通の原案(後述)が作られた上でミュージカルとアニメのそれぞれのスタッフに委ねられたという{{sfn|メガミマガジン|2018|p=30}}{{Efn|ただし、本プロジェクトの企画を立ち上げた[[木谷高明]]は、ミュージカルが原作であると述べている{{R|nikkei_180319}}。}}。 |
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メディアミックスプロジェクトとしての『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は2017年4月30日に横浜市にある[[横浜アリーナ]]で開催された「ブシロード10ライブ」においてブシロードとネルケプランニングの共同制作として発表され、舞台の公演実施の発表とともにアニメのPVが公開された{{R|2.5news_170502}}。2018年1月6日から8日にかけて行われた舞台「『[[少女☆歌劇_レヴュースタァライト#ミュージカル|少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-]]』#1 revival」の千秋楽においてアニメ版の情報が発表され、ビジュアルが公開された{{R|natalie_180108}}。2018年6月25日には「『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』プロジェクト大発表会」が東京のTBS放送センターで行われ、本作のスタッフや作品の世界観、キャラクターの紹介などが行われた{{R|famitsu_180626}}。 |
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=== 企画 === |
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本作で監督を務める古川知宏は、2016年に放送されたキネマシトラス製作のアニメ『[[NORN9 ノルン+ノネット|ノルン+ノネット]]』の製作に関わっていた。この際に同アニメのプロデューサーを務めていたキネマシトラス代表取締役である小笠原宗紀の誘いを受け、本作の監督を務めることとなった。また、古川と同様に『ノルン+ノネット』の製作に関わっていた小出卓史は、古川によって副監督に起用された{{sfn|メモリアルブック|2018|p=12}}。本作の企画協力として[[古里尚丈]]が参加しているが、これはブシロードの取締役である[[木谷高明]]がかなり初期の段階で起用したという{{R|akiba_181231}}。脚本を務める樋口達人は古里を通じて起用された{{sfn|メガミマガジン|2018|p=30}}。3D舞台照明を務める神谷久泰は古川が副監督を務めた『[[ユリ熊嵐]]』で3D監督を務めており、本作の制作にあたって古川自らが誘って参加した{{R|cgworld_210927}}。 |
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本作の企画はたびたび変遷している{{R|akiba_181231}}。本作のシリーズ構成・脚本を担当した樋口達人が参加した時点では「舞台とアニメの二層展開」「舞台女優とアニメ声優を兼ねる9人のキャスト」「バトルもの」というオーダーがあったという{{sfn|メガミマガジン|2018|p=30}}。2016年のなかごろに当初古川が参加した時点では「舞台もの」「9人の女の子がメイン」「殺陣のようなアクションと歌」「衣装はカワイイよりカッコイイ系」「1クール作品」という基礎を下地にして進んでいた。また、当初の企画は「少女たちが夜の街で人知れず謎の敵と戦う」というものであったが、これは古川が大きく変更させた{{sfn|メガミマガジン|2018|p=30}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=12}}。変更させた理由について古川は以下のように述べている。 |
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{{quotation|脚本上は「夜のビル街」や「どこかの山中」と書けはしますが、それをビジュアルとして画面を成立させるとなると、山でもビル街でも特殊な形にしないといけない。それぞれに設定も必要となります。しかも「外」へ出ていくと「舞台モノ」というテーマが薄くなるという懸念もありました。|古川知宏{{sfn|アニメブロス|2018|p=88}}}} |
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そこで古川は、学園の地下にある舞台に毎晩、敵がやってくるというスタイルに変更したほか、[[プロセニアム・アーチ]]を導入し、演目ごとにパネルやホリゾントを変えることでビジュアルを統一しつつ演劇らしさを出した。その後、本作が9人の女の子から成るキャラクターものであり、1クール作品でキャラクターを描く必要があるという点から、戦うべき敵は級友へ変更された。ただし、全キャラクターを最後まで登場させるために「殺し合い」ではなく、衣装の上着を落とされたら負けという設定となった{{sfn|アニメブロス|2018|p=88}}{{Efn|脚本の樋口によると、バトルロイヤルという構造は物語が終わった時点で世界が完結してしまうという理由で封印されていたという{{sfn|メガミマガジン|2018|p=30}}。}}。これによって「セットだけが異なる同一の舞台」「バトルロイヤル方式」という設定となり、これが本プロジェクトの共通の原案となった{{sfn|メガミマガジン|2018|p=30}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=12}}。 |
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=== 脚本 === |
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脚本の樋口は、通常は脚本のセクションは一番早く作業が終わるが、画面に入れるテロップなど監督からの細かな依頼があったと述べている{{R|akiba_181129}}。また、全12話の話では9人のドラマを描くと同時に「舞台少女」とは何かというのを描かないといけなかったため、話はギュウギュウだったと語っている{{R|oricon_200122}}。このほか、ミュージカル版の初演である「『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-』#1」が上演された時点でアニメ版の脚本は完成しておらず、このミュージカル版から様々なヒントを得たという。その一方で、アニメという特性を生かすために、強烈な感情表現が用いられるミュージカル版と異なり、主人公らの日々を「キャラクターもの」として描くことが第一義であるとされたという{{sfn|メガミマガジン|2018|p=31}}。監督である古川は、1クールでメインキャラクターが9人いることから、1人ずつの過去や生い立ちを語るには尺が足りないためキャラクターをある程度セットにして考えていたとしている{{sfn|メモリアルブック|2018|p=12}}{{Efn|古川は、歌劇がテーマの作品でも登場人物らの友情を厚く描けば男性アニメファンにも見てもらえるだろうという意図であったと述べているが、結果的には「[[カップリング (同人)|カップリング]]」として古川の想像を超える盛り上がりを見せたという{{sfn|メモリアルブック|2018|p=12}}。}}。 |
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オーディションの主催者であり、謎の存在とされている「キリン」は監督である古川の発案である。古川の発案を受けて脚本の樋口は、物語のなかの不思議なことは全て「キリン」に被せた。また、登場人物のひとりである大場ななを「ループを知っている」という設定にし、本来はキリンに受け持たせる予定だった物語上の役割のうちの2割から3割を大場に受け持たせることで、アニメと舞台をつなぐ接着剤にしたという{{sfn|メガミマガジン|2018|p=31}}。 |
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作中作である戯曲「スタァライト」の脚本は、本作の全楽曲の作詞を担当している[[中村彼方]]が担当した。「スタァライト」のベースは監督である古川の発案で、脚本を担当する樋口が戯曲脚本も担当する予定だったが、制作スケジュール上から別の誰かに依頼することになった。しかし新たにライターを制作チームに入れて依頼することも難しかった。そこで本作のプロデューサーである小笠原宗紀が、脚本会議に作詞家として参加していた中村に戯曲の制作を依頼したという{{R|akiba_181130}}。 |
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{{quotation|東京タワーを物語の核に据えた塔押しの作品なのだから、塔を巡る物語を描いた戯曲が必要だろう、というのが発端です。2人の女の子が禁忌に触れて離れ離れになって、というイメージや、「お持ちなさい あなたの望んだその星を」というフレーズ等の断片を中村さんにお伝えしました。|古川知宏{{R|akiba_181130}} }} |
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=== 演出 === |
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[[ファイル:TaroTokyo20110213-TokyoTower-01 Edit.jpg|サムネイル|150px|右|本作のモチーフである東京タワー]] |
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本作は原作がない作品であるため、監督である古川は、見た人に衝撃を与え、惹きつけたかったとし、そのために本作でしか見られない特徴的なビジュアルを求めるところから始まったと述べている{{sfn|メモリアルブック|2018|p=34}}{{sfn|アニメブロス|2018|p=89}}。そこで古川は、旧約聖書の[[バベルの塔]]のように禁忌のようなイメージが強い一方で都市に存在するモニュメントとして身近な存在であると彼自身が考える「塔」をモチーフとすることを企画の初期段階に決め、なかでも[[東京タワー]]をモチーフとして用いた{{sfn|メモリアルブック|2018|p=13}}{{sfn|アニメブロス|2018|p=88-89}}。[[東京スカイツリー]]ではなく東京タワーを選んだ理由について、古川は東京スカイツリーはまだ日本人のなかで馴染んでない感じがすると述べている。また、脚本の樋口は、12年前に愛城華恋と神楽ひかりが約束を交わした場所という設定であるため、それ以上の歴史があることがあることが必要だったためであるとしている{{R|akiba_181129}}{{Efn|本作は2018年という設定であるが、東京スカイツリーの竣工は2012年である{{R|nhk_120302}}。}}。 |
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本作において古川は、作画の枚数を減らしたり、無駄に凝った作画の工数を減らすなど実務上の省略を映像上の演出につなげるという手法を取った{{R|akiba_181129}}。この手法は彼の師である[[幾原邦彦]]から学んだことだという。その一方で映像的リズムは[[庵野秀明]]や[[北野武]]の影響を受けており、詳しい人が見ればカット割りやカッティングは幾原のそれとはかなり異なるのが分かるだろうと述べている{{R|akiba_181130}}。 |
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古川は本作の監督を引き受けた時から[[鈴木清順]]の映画のような演出を行いたかったと述べており、第6話では鈴木清順が『[[関東無宿]]』や『[[東京流れ者]]』で用いた[[ホリゾント]]を使った演出を取り入れた{{sfn|メモリアルブック|2018|p=56}}。 |
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{{external media|video1=[https://twitter.com/KinemacINFO/status/1164589916791009282?s=20 8話の3Dライトワークのメイキング映像]|video2=[https://twitter.com/KinemacINFO/status/1169663800590471168?s=20 10話の3Dライトワークのメイキング映像]}} |
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本作では楽曲を背景にしたアクションシーンがあることから、第8話では同様に楽曲を背景としたアクションが行われる『[[戦姫絶唱シンフォギア]]』シリーズに関わっており、古川とも親交がある光田史亮が絵コンテ・演出に起用された{{sfn|メモリアルブック|2018|p=56}}。本作にはカミヤヒサヤスなど3D舞台照明のスタッフが参加しており、実際の舞台さながらの照明効果が行われているという{{sfn|メモリアルブック|2018|p=34}}。 |
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=== 音楽 === |
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{{Quote box |
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| quote = 本当に、パズルの組み合わせを当てはめていくような感じです。しかも結構、歌っている間に話が動いているんですよね。ただ戦って結果が出るというよりも、そのなかで重要な話が進んでいくので、歌ものの曲ではあるんですけど、劇伴に近いものになっているんじゃないかなと思います。 |
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| source = 藤澤慶昌{{sfn|リスアニ|2018|p=17}} |
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| align = right |
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| width = 250px |
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| fontsize = small |
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}} |
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本作の音楽は[[加藤達也]]と[[藤澤慶昌]]が担当した{{sfn|リスアニ|2018|p=16}}。監督である古川は、学園の清潔感や、9人いても騒がしすぎずにメロディアスで美しいものにしたかったとして、アメリカ合衆国の作曲家である[[フィリップ・グラス]]を劇伴のイメージとして2人に伝えたという。また、このほかにも古川は「真面目で高級な質感。上品に」と伝えていた{{sfn|アニメブロス|2018|p=89, 90}}。楽曲は、ひとつのフレーズを共通項として最初に共同で作り、それを2人で手分けして膨らませるかたちで制作された{{sfn|リスアニ|2018|p=16}}。 |
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本作の楽曲の作詞は中村彼方が担当した{{sfn|メモリアルブック|2018|p=44}}。中村によると、絵コンテに合わせてそれぞれ台詞入りと台詞なしの動画に曲を貼り、歌のメロディを受け取ってから、脚本と照らしあわせながら台詞と台詞の間の感情を埋めながら作詞をしたという{{R|akiba_180925}}。また、舞台用語を歌詞の中に散りばめることで本作らしい世界を意識したとしているほか{{sfn|アニメブロス|2018|p=86}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=44}}、本作において「星」は外せないモチーフであるとして、ほぼすべての楽曲の歌詞に星のイメージが入っているという{{sfn|アニメブロス|2018|p=87}}。 |
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本作において「レヴュー曲」と呼ばれる、作中において登場人物たちの戦いが描かれるパートで用いられる劇中歌の制作はアニメ本編のアフレコが終わってから行われた{{R|akiba_180925|famitsu_180626}}。もともとラフの曲があってこれをレヴュー曲にする場合と、絵コンテが上がってから曲をオーダーされる場合があったが、いずれにしてもすでに出来上がっている映像に楽曲をシンクロさせる「フィルム・スコアリング」という方式で制作された{{R|akiba_180919|akiba_180925}}。また、歌唱する主旋律を目立たせるため9話の「星々の絆」を除く「レヴュー曲」にはコーラスやハモは入っていない{{R|lisani_181012}}。 |
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=== キャスト・演技 === |
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通常の2.5次元舞台と異なり、本作ではミュージカル版の役者とアニメ版の声優が共通している{{R|realsound_181227}}。ミュージカル版の役者をアニメ版の声優としても起用したのは、女性に比べて今まで2.5次元舞台を見る習慣がなかった男性客を舞台に取り込む目的で行われた{{R|akiba_181231}}。キャストの中には声優として活動してきた者がいる一方で舞台一筋の者もおり{{sfn|アニメブロス|2018|p=82}}、なかでも主人公である華恋役の小山百代をはじめ岩田陽葵、小泉萌香は本作が初のアニメのアフレコとなった{{sfn|メモリアルブック|2018|p=86, 88}}。このため、音響監督である山田陽は、いわゆる「声優らしい」演技をさせるのではなく「彼女たちそのもの」を好きになってもらった方が良いと語っていたという{{R|akiba_181130}}。 |
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演じるうえではミュージカルとアニメとで分けて考えるよう指導が行われた{{sfn|メモリアルブック|2018|p=13}}。また、音響監督である山田からはキャラクターやモノとの距離感を掴むため、キャラクターと同じ動きをして覚えたのちにセリフを言うよう指示が行われた{{sfn|メガミマガジン|2018|p=34}}。 |
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== 評価 == |
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=== 批評 === |
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ライターのNick Creamerは[[Anime News Network]]において、以下のような点から本作の全体的な物語は少し漠然としたものに感じられたとした。 |
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# オーディションの結末は曖昧である。 |
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# 主人公らの動機が煮詰まっていない。 |
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# 「キラめき」「運命」のような無意味な言葉を繰り返すだけのシーンがあまりに多い。 |
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こうしたうえで、戦闘シーンのアニメーションは美しく、レイアウトは同年のほかのアニメと比べても別次元である。完璧なカメラフレーミング、魅力的な照明によって物語が停滞しているときも視覚的な喜びがもたらされる。また、特定のキャラクターにフォーカスされたエピソードではストーリーテリングは視覚効果と同じくらい強力なものとなり、痛烈な共感を得ることが出来たと述べ、Creamerは、本作は全体としての完成度は低いものの、個々の要素のすばらしさによって一貫して魅力的な作品に仕上がっていると評した{{R|ann_180926}}。 |
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ライターのLauren OrsiniはAnime News Networkにおいて、本作はファンタジーとリアリズムの融合で舞台パフォーマーを悩ませる独特の精神的な不安が描かれているとしている。また、登場人物たちはそれぞれ10代特有の問題を抱えており、時には登場人物らの洞察力のなさに活を入れたくなるが、キャラクターの長所と短所が上手く調和して全員が成長できる点が本作の美点であるとしている。群像劇としてよくできているだけに主人公である華恋とひかりにあまり魅力を感じなかったとする一方で、豊かな色彩や美しい音楽、迫力のある剣の動きなどで、この作品は演劇的で野心的な作品となっていると評した{{R|ann_180926}}。 |
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ライターであるChristopher FarrisはAnime News Networkにおいて、本作は想像以上に野心的だった点が好ましいとしている。また、本作は演劇界の競争の激しさや、全力を出しても何も成せなかったパフォーマーの燃えつきを鋭く指摘しており、演劇を理解しているものであると評価した。これらを踏まえてFarrisは、本作は特定の芸術様式に結びついた感情を呼び起こし、かき混ぜるものであると述べ、シーズンを通してこの作品に夢中になったとして2018年の夏アニメの中で最高評価を与えた{{R|ann_180926}}。 |
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==== 幾原邦彦の影響 ==== |
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本作の監督である古川知宏は、『[[少女革命ウテナ]]』などのアニメ作品の監督を務めた幾原邦彦のもとで演出のキャリアを積んでおり、『ユリ熊嵐』では副監督も務めた{{R|akiba_181130}}。Anime News NetworkのLauren OrsiniやTheron Martin、また、映画ライターの杉本穂高は、本作は『少女革命ウテナ』を彷彿とさせたと評しているほか、幾原作品のような構造をしていると評している{{R|ann_180926|realsound_181219}}。また、[[アキバ総研]]の中里キリは、美少女のきらびやかな変身とは対照的な工業的で男性的なイメージを与える衣装作成のシーンには幾原の演出が思い出されたと評している{{R|akiba_180720}}。 |
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その一方、中里は古川とのインタビューのなかで、幾原のベースは1980年代以前の文法であるが、本作は『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』以降の1990年代にベースがあると指摘している。古川も、作画の枚数を減らしたり、無駄に凝った作画の工数を減らすなど実務上の省略を映像上の演出につなげるという手法は幾原から学んだものであるが、映像的リズムとして影響を受けたのは庵野秀明や北野武からであり、詳しい人が見れば自分のカット割やカッティングは幾原のそれとは異なるのが分かるだろうと評している{{R|akiba_181130}}。 |
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==== 宝塚歌劇団の影響 ==== |
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J-CASTニュースの大宮高史は、本作のストーリーや用語に[[宝塚歌劇団]]の影響が大きくうかがえ、本作で用いられる「トップスタァ」{{Efn|なお、宝塚歌劇団では「トップスタァ」ではなく「トップスター」という表記になっている{{sfn|川崎|2022|p=298}}。}}「レヴュー」などの用語は宝塚歌劇団などの[[少女歌劇]]で馴染みの言葉であるが、それらの文化をモチーフにしながら独特の世界観でファンを惹きつけているとしている{{R|jcast_210605}}。また、Anime News NetworkのレビュアーであるZeroReq011は、宝塚歌劇団の影響を受けた近年のアニメとして『[[かげきしょうじょ!!]]』{{Efn|『かげきしょうじょ!!』は、2021年7月から放送が開始された日本のアニメ。本作と同様に「少女歌劇」を題材としている{{R|jcast_210605}}。}}『少女革命ウテナ』と共に本作を挙げ、なかでも『かげきしょうじょ!!』と本作はレヴューの厳しい競争原理の概観と批判に焦点を当てているとしている{{R|ann_210915}}。 |
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本作は、『かげきしょうじょ!!』との比較も行われている。J-CASTニュースの大宮高史は、本作と『かげきしょうじょ!!』のストーリーの共通点を挙げる一方で、『かげきしょうじょ!!』では芝居の稽古シーンで登場人物の葛藤を描いてきたのに対して、本作ではあえて全貌を明らかにしないことで視聴者の興味を惹こうとしているようであると評した。また、主人公らの代が本作では「99期」、『かげきしょうじょ!!』では「100期」となっているのは共に2014年に100周年を迎えた宝塚歌劇団の影響があると推測している{{R|jcast_210605}}。 |
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=== 売上 === |
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Anime News Networkの調べによると、本作のBlu-rayボックスの第1巻の売り上げは発売から1週間たった時点で4,549枚、2週間たった時点でで5,460枚で、最高位は劇場アニメーションである『[[さよならの朝に約束の花をかざろう]]』、『[[オーバーロードIII]]』に次いで3位だった{{R|ann_181030|ann_181113}}。Blu-rayボックス第2巻の売り上げは発売から1週間たった時点で4,512枚、2週間たった時点で4,887枚で、最高位は3位だった{{R|ann_190105|ann_190108}}。Blu-rayボックス第3巻の売り上げは発売から1週間たった時点で4,372枚、2週間たった時点で4,724枚で、最高位は6位だった{{R|ann_190305|ann_190312}}。 |
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=== 指標・受賞 === |
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アキバ総研が2018年9月25日から10月9日にかけて行った「どれが面白かった? 2018夏アニメ人気投票」において本作は総投票数22,765票のうち819票を獲得し、42作品中11位となった{{R|akiba_181009}}。「Newtype」「アニメ!アニメ!」「アキバ総研」の3メディアが実施し、ニコニコが集計するかたちで発表されたニコニコ生放送の番組「アニメ総選挙2018夏」において、本作は「メディアが選ぶNo.1アニメ」において『はたらく細胞』に次ぐ2位となり{{R|akiba_181012}}、一般投票では3.21%の得票で7位となった{{R|niconico_181030}}。 |
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{| class="wikitable plainrowheaders sortable" |
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|+ |
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! scope="col"|年 |
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! scope="col"|賞 |
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! scope="col"|部門 |
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! scope="col"|候補 |
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! scope="col"|結果 |
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! scope="col" class="unsortable"|出典 |
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| 2018年 |
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| IGN Awards |
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| Best Animation of 2018 |
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| Revue Starlight |
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| {{nom}} |
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| {{R|ign_181221}} |
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| 2019年 |
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| [[Crunchyrollアニメアワード|Crunchyroll Anime Award]] 2019 |
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| Best Ending |
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| 「Fly Me to the Star」 |
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| {{nom}} |
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| {{R|otakuusa_190217}} |
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|} |
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== 主題歌 == |
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「'''星のダイアローグ'''」は、本作のオープニングテーマ。[[本多友紀]]が作曲、中村彼方が作詞を手がけ、[[少女☆歌劇_レヴュースタァライト#スタァライト九九組|スタァライト九九組]]が歌唱する{{R|lisani_180430}}。作詞を手掛けた中村彼方は{{Harvtxt|アニメブロス|2018}}において「TVサイズの89秒の中に、不穏な始まり、華やかになってテンポも変わって不穏に終わる。それを詰め込みたかった」と語っている{{sfn|アニメブロス|2018|p=87}}。{{Harvtxt|リスアニ|2018}}において仲上佳克は「Aメロ→Bメロ→サビと展開が目まぐるしく変わり、1曲の中でひとつの舞台を観ているかのような気分を味わえる」と評している{{sfn|リスアニ|2018|p=19}}。アキバ総研が2018年8月20日から9月4日にかけて行った「2018夏アニメOPテーマ人気投票」において「星のダイアローグ」は総得票数15,940票のうち685票を獲得し、61候補中6位となった{{R|akiba_180904}}。 |
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* 原作 - [[ブシロード]]、[[ネルケプランニング]]、[[キネマシトラス]] |
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* 監督 - 古川知宏 |
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* 副監督・レヴュー衣装・武器デザイン - 小出卓史 |
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* シリーズ構成・脚本 - 樋口達人 |
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* キャラクターデザイン・総作画監督 - 齊田博之 |
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* キリンデザイン・総作画監督(第2話以降) - 伊藤晋之 |
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* メカデザイン - 高倉武史 |
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* プロップデザイン - 谷紫織 |
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* グラフィックデザイン - 濱祐斗、山口真生 |
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* 美術監督 - [[秋山健太郎]]、福田健二 |
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* 美術設定 - 福田健二 |
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* 色彩設計 - 吉村智恵 |
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* 3D監督 - 秋元央 |
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* 3D舞台照明 - カミヤヒサヤス |
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* 撮影監督 - 出水田和人 |
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* 編集 - 黒澤雅之 |
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* 音響監督 - [[山田陽]] |
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* 音楽 - [[藤澤慶昌]]、[[加藤達也]] |
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* 戯曲脚本・劇中歌作詞 - [[中村彼方]] |
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* 音楽プロデューサー - 野島鉄平、山田公平 |
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* 音楽制作 - [[ポニーキャニオン]]、アップドリーム |
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* プロデューサー - 武次茜、片山悠樹、野島鉄平、岩崎篤史、下泉さやか |
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* アニメーションプロデューサー - 小笠原宗紀 |
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* アニメーション制作 - キネマシトラス |
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* 製作 - ブシロード、[[TBSテレビ]]、ポニーキャニオン、[[オーバーラップ (企業)|オーバーラップ]]、ネルケプランニング |
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「'''Fly Me to the Star'''」は、本作のエンディングテーマ。尋木ヒロが作曲、中村彼方が作詞、めばちがキャラクターデザインを手掛け、スタァライト九九組が歌唱する{{R|tr_fmtts}}。作詞を手掛けた中村彼方は{{Harvtxt|アニメブロス|2018}}において、楽曲の密度が高い本編に重厚なエンディングを重ねると視聴者が疲れるかもしれないため、しっとりとした曲にしたいと思ったと語っている{{sfn|アニメブロス|2018|p=87}}。アキバ総研が2018年8月29日から9月14日にかけて行った「2018夏アニメEDテーマ人気投票」において「Fly me to the star」は総得票数21,498票のうち255票を獲得し、50候補中15位となった{{R|akiba_180914}}。また、2019年に行われた「Crunchyroll Anime Award 2019」の「Best Ending」賞にノミネートされた{{R|otakuusa_190217}}。 |
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=== 主題歌 === |
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; 「星のダイアローグ」<ref name="music">{{Cite web|url=http://revuestarlight.com/music/|title=音楽|work=少女☆歌劇 レヴュースタァライト|accessdate=2018-05-13}}</ref> |
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: [[#スタァライト九九組|スタァライト九九組]]によるオープニングテーマ。作詞は[[中村彼方]]、作曲は本多友紀。 |
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; 「Fly Me to the Star」<ref name="music" /> |
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: スタァライト九九組によるエンディングテーマ。作詞は中村彼方、作曲は尋木ヒロ、編曲は尋木ヒロ・[[小高光太郎]]。 |
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: エピソードごとに参加するキャラクターは異なる。詳細は「[[#各話リスト]]」を参照。 |
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=== 劇中歌 === |
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作詞は全曲、[[中村彼方]]が担当。 |
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{| class="wikitable" style="font-size:small" |
{| class="wikitable" style="font-size:small" |
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! 曲名 !! 作曲 !! 編曲 |
! 曲名 !! 作曲 !! 編曲!! 歌 !! 話数 !! 出典 |
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| 世界を灰にするまで || [[石井健太郎]] |
| 世界を灰にするまで || colspan="2" style="text-align:center;"|[[石井健太郎]]<br />[[藤澤慶昌]](オーケストラアレンジ) || {{hlist-comma|星見純那|神楽ひかり|愛城華恋}} || 1 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=74}} |
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| The Star Knows || 中村康隆 || [[小高光太郎]]、藤井亮太、谷ナオキ || {{hlist-comma|星見純那|愛城華恋}} || 2 |
| The Star Knows || 中村康隆 || [[小高光太郎]]、藤井亮太、谷ナオキ || {{hlist-comma|星見純那|愛城華恋}} || 2 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=74}} |
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| 誇りと驕り || colspan="2" style="text-align:center;"|藤澤慶昌 || {{hlist-comma|愛城華恋|天堂真矢}} || 3 |
| 誇りと驕り || colspan="2" style="text-align:center;"|藤澤慶昌 || {{hlist-comma|愛城華恋|天堂真矢}} || 3 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=75}} |
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| 恋の魔球 || 小高光太郎、UiNA || 藤井亮太、小高光太郎、谷ナオキ || {{hlist-comma|露崎まひる|愛城華恋}} || 5 |
| 恋の魔球 || 小高光太郎、UiNA || 藤井亮太、小高光太郎、谷ナオキ || {{hlist-comma|露崎まひる|愛城華恋}} || 5 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=75}} |
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| 花咲か唄 || [[大川茂伸]] || [[伊藤賢]] || {{hlist-comma|石動双葉|花柳香子}} || 6 |
| 花咲か唄 || [[大川茂伸]] || [[伊藤賢]] || {{hlist-comma|石動双葉|花柳香子}} || 6 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=75}} |
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| RE:CREATE || colspan="2" style="text-align:center;"|三好啓太 || {{hlist-comma|神楽ひかり|大場なな}} || 8 |
| RE:CREATE || colspan="2" style="text-align:center;"|[[三好啓太]]<br/>藤澤慶昌(オーケストラアレンジ) || {{hlist-comma|神楽ひかり|大場なな}} || 8 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=84}} |
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| 星摘みの歌 || colspan="2" style="text-align:center;"|加藤達也 || {{hlist-comma|天堂真矢|西條クロディーヌ}} || 9 |
| 星摘みの歌 || colspan="2" style="text-align:center;"|加藤達也 || {{hlist-comma|天堂真矢|西條クロディーヌ}} || 9 ||{{R|tr_album2}} |
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| 星々の絆 || colspan="2" style="text-align:center;"|藤澤慶昌 || {{hlist-comma|大場なな|愛城華恋}} || 9 |
| 星々の絆 || colspan="2" style="text-align:center;"|藤澤慶昌 || {{hlist-comma|大場なな|愛城華恋}} || 9 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=84}} |
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| -Star Divine- フィナーレ || colspan="2" style="text-align:center;"|本多友紀 || {{hlist-comma|愛城華恋|神楽ひかり|天堂真矢|西條クロディーヌ}} || 10 |
| -Star Divine- フィナーレ || colspan="2" style="text-align:center;"|本多友紀 || {{hlist-comma|愛城華恋|神楽ひかり|天堂真矢|西條クロディーヌ}} || 10 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=84}} |
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| 舞台少女心得 幕間 || 本多友紀 |
| 舞台少女心得 幕間 || colspan="2" style="text-align:center;"|本多友紀<br/>加藤達也(ピアノアレンジ) || {{hlist-comma|愛城華恋|星見純那|露崎まひる||石動双葉|花柳香子|大場なな|天堂真矢|西條クロディーヌ}} || 11 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=84}} |
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| スタァライト || colspan="2" style="text-align:center;"|藤澤慶昌、加藤達也 || {{hlist-comma|愛城華恋|神楽ひかり}} || 12 |
| スタァライト || colspan="2" style="text-align:center;"|藤澤慶昌、加藤達也 || {{hlist-comma|愛城華恋|神楽ひかり}} || 12 ||{{sfn|メモリアルブック|2018|p=84}} |
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== 各話リスト == |
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{{For2|各話ごとのエピソード|少女☆歌劇 レヴュースタァライトのアニメエピソード一覧}} |
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| Title = キラめきのありか |
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| Title = ふたりの花道 |
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| Title = 大場なな |
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| Title = ひかり、さす方へ |
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| Title = 星祭りの夜に |
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| Aux4 = {{hlist-comma|大下久馬|小栗寛子|小里明花|小池裕樹|小出卓史|角谷知美|清水海都|櫂木沙織|高澤美佳|谷紫織|安田祥子|和田伸一|徳田拓也}} |
|||
| Aux6 = {{hlist-comma|星見純那|大場なな}} |
| Aux6 = {{hlist-comma|星見純那|大場なな}}{{R|tr_album2}} |
||
| Aux7 = 9月7日 |
|||
}} |
}} |
||
{{エピソードリスト/base |
{{エピソードリスト/base |
||
| LineColor = #ff0000 |
|||
| Number = {{nobr|第10話}} |
|||
| Number = 第10話 |
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| Title = {{nobr|されど舞台はつづく<br />The Show Must Go On}} |
|||
| Title = されど舞台はつづく |
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| Aux2 = {{hlist-comma|小島正幸|黒田結花|古川知宏}} |
|||
| Subtitle = The Show Must Go On |
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| Aux3 = {{hlist-comma|横内一樹|塚本あかね|小出卓史}} |
|||
| Aux2 = {{hlist-comma|小島正幸|黒田結花|古川知宏}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=95}} |
|||
| Aux4 = {{hlist-comma|大下久馬|小栗寛子|角谷知美|黒田結花|小池裕樹|小出卓史|小里明花|清水海都|櫂木沙織|高澤美佳|谷紫織|錦見楽|樋口香里|松尾亜希子|安田祥子|和田伸一|森賢|多田靖子|徳田拓也}} |
|||
| |
| Aux3 = {{hlist-comma|横内一樹|塚本あかね|小出卓史}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=95}} |
||
| Aux6 = {{hlist-comma|天堂真矢|西條クロディーヌ}}{{R|tr_album2}} |
|||
| Aux7 = 9月14日 |
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}} |
}} |
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{{エピソードリスト/base |
{{エピソードリスト/base |
||
| |
| LineColor = #ff0000 |
||
| Number = 第11話 |
|||
| Title = わたしたちは |
|||
| Title = わたしたちは |
|||
| Aux2 = 佐伯昭志 |
|||
| Aux2 = 佐伯昭志{{sfn|メモリアルブック|2018|p=95}} |
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| Aux3 = {{hlist-comma|三上喜子|鈴木龍太郎}} |
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| Aux3 = {{hlist-comma|三上喜子|鈴木龍太郎}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=95}} |
|||
| Aux4 = {{hlist-comma|大村将司|大下久馬|小栗寛子|小里明花|角谷知美|小池裕樹|清水海都|櫂木沙織|谷紫織|森賢|多田靖子|徳田拓也|辻浩樹}} |
|||
| Aux6 = {{hlist-comma| |
| Aux6 = {{hlist-comma|愛城華恋|神楽ひかり}}{{R|tr_album2}} |
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| Aux7 = 9月21日 |
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}} |
}} |
||
{{エピソードリスト/base |
{{エピソードリスト/base |
||
| |
| LineColor = #ff0000 |
||
| Number = 第12話 |
|||
| Title = レヴュースタァライト |
|||
| Title = レヴュースタァライト |
|||
| Aux2 = {{hlist-comma|古川知宏|小出卓史}} | Aux2ColSpan = 2 |
|||
| Aux2 = {{hlist-comma|古川知宏|小出卓史}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=95}} | Aux2ColSpan = 2 |
|||
| Aux4 = {{hlist-comma|松尾亜希子|小里明花|谷紫織|清水海都|小池裕樹|錦見楽|杉山有沙|大下久馬|小栗寛子|櫂木沙織|角谷知美}} |
|||
| Aux6 = - |
| Aux6 = - |
||
| Aux7 = 9月28日 |
|||
}} |
|||
{{エピソードリスト/base |
|||
| Number = 未放送EP1 |
|||
| Title = 99.419 採寸 |
|||
| Aux2 = 橋本裕之 | Aux2ColSpan = 2 | Aux2RowSpan = 3 |
|||
| Aux4 = 伊藤雅子 |
|||
| Aux6 = - |
|||
| Aux7 = Blu-ray BOX I |
|||
}} |
|||
{{エピソードリスト/base |
|||
| Number = 未放送EP2 |
|||
| Title = 99.419 討論 |
|||
| Aux4 = 松尾亜希子 |
|||
| Aux6 = - |
|||
| Aux7 = Blu-ray BOX II |
|||
}} |
|||
{{エピソードリスト/base |
|||
| Number = 未放送EP3 |
|||
| Title = 99.419 開演 |
|||
| Aux4 = 谷紫織 |
|||
| Aux6 = - |
|||
| Aux7 = Blu-ray BOX III |
|||
}} |
}} |
||
{{エピソードリスト/base/footer}} |
{{エピソードリスト/base/footer}} |
||
== 放送 == |
|||
放送に先駆けるかたちで、今までの展開やストーリーの解説、インタビューや座談会で構成される「放送直前特番」が放送された。放送は2018年7月5日のTBSとCBCを始め、BS-TBSとMBSで7月7日に、RKBで7月11日に放送された{{R|animate_180705}}。 |
|||
{{放送期間 |
{{放送期間 |
||
| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
| 放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 | 備考 |
||
219行目: | 396行目: | ||
| refname=onair |
| refname=onair |
||
| note=TBSテレビ、BS-TBS、TBSチャンネル1では『[[TBSテレビの深夜アニメ枠|アニメリコ]]』第1部。 |
| note=TBSテレビ、BS-TBS、TBSチャンネル1では『[[TBSテレビの深夜アニメ枠|アニメリコ]]』第1部。 |
||
| [[2021年]][[10月6日]] - | 水曜 1:55 - 2:25(水曜深夜)| [[北海道テレビ]] | [[北海道]] |[[テレビ朝日]]系。TBSの系列局である[[北海道放送]](HBC)では未放送。 |
|||
}} |
}} |
||
== 関連商品 == |
|||
{| class="wikitable" style="font-size:small;" border="1" |
|||
! 巻 !! 発売日<ref>{{Cite web|url=https://revuestarlight.com/blu-ray/|title=Blu-ray|work=少女☆歌劇 レヴュースタァライト|accessdate=2018-07-13}}</ref> !! 収録話 !! 規格品番 |
|||
|- |
|||
| 1 || 2018年10月24日 || 第1話 - 第4話、OVA1 || OVXN-0041 |
|||
|- |
|||
| 2 || 2018年12月26日 || 第5話 - 第8話、OVA2 || OVXN-0042 |
|||
|- |
|||
| 3 || 2019年2月27日 || 第9話 - 第12話、OVA3 || OVXN-0043 |
|||
|} |
|||
=== CD === |
=== CD === |
||
{| class="wikitable" style="font-size:small" |
{| class="wikitable" style="font-size:small;"border="1" |
||
! !! 発売日 !! タイトル !! 規格品番 !! 出典 |
|||
|- |
|- |
||
| OP || 2018年7月18日 || 星のダイアローグ || PCCG-70432 || {{R|tr_hnd}} |
|||
! !! 発売日 !! タイトル !! 規格品番 !! 最高位 |
|||
!備考 |
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|- |
|- |
||
| ED || 2018年8月1日 || Fly Me to the Star || PCCG-01703 || {{R|tr_fmtts}} |
|||
! 1st |
|||
| 2018年8月22日 || 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 劇中歌アルバムVol.1 ラ レヴュー ド マチネ || PCCG-01706 || 23位 |
|||
| |
|||
|- |
|- |
||
| 劇中歌 || 2018年8月22日 || 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 劇中歌アルバム Vol.1 ラ レヴュー ド マチネ || PCCG-01706 || {{R|tr_album1}} |
|||
! 2nd |
|||
| 2018年10月17日 || 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 劇中歌アルバムVol.2 ラ レヴュー ド ソワレ || PCCG-01707 || 10位 |
|||
| |
|||
|- |
|- |
||
| 劇中歌 || 2018年10月17日 || 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 劇中歌アルバム Vol.2 ラ レヴュー ド ソワレ || PCCG-01707 || {{R|tr_album2}} |
|||
! OST |
|||
| 2018年10月17日 || 少女☆歌劇 レヴュースタァライト オリジナルサウンドトラック || PCCG-01716 || 16位 |
|||
| |
|||
|- |
|- |
||
| OST ||2018年10月17日 || 少女☆歌劇 レヴュースタァライト ORIGINAL SOUNDTRACK || PCCG-01716 || {{R|tr_ost}} |
|||
! |
|||
|- |
|||
|2019年8月9日 |
|||
|インストアルバム「ラ レヴュー・オン・ボワット」 |
| 劇中歌 || 2019年8月9日 || インストアルバム「ラ レヴュー・オン・ボワット」 || BRCG-00066 || {{R|rs_music_boite}}{{Efn|ポニーキャニオン通販サイトまたは公演やライブ、イベント販売のみの限定CD{{R|rs_music_boite}} }} |
||
|BRCG-00066 |
|||
| |
|||
|「きゃにめ」及び公演・ライブ・イベント会場でのみ販売の限定CD。 |
|||
|} |
|} |
||
== 関連メディア == |
|||
{{前後番組 |
|||
=== 漫画 === |
|||
|放送局= [[TBSテレビ]] |
|||
『'''少女☆歌劇 レヴュースタァライト オーバーチュア'''』は、TVアニメ版の前日譚を描いた轟斗ソラによる全2巻の漫画。脚本はアニメ版で作詞などを担当する中村彼方が手掛ける。『電撃G'sコミック』2018年3月号から連載が開始され、2018年6月27日に[[電撃コミックスNEXT]]から1巻が、同年10月26日に最終巻である2巻が発売された{{sfn|メモリアルブック|2018|p=36}}{{R|kadokawa_ot1|kadokawa_ot2}}。 |
|||
|放送枠= [[TBSテレビの深夜アニメ枠|アニメリコ]] 第1部 |
|||
# 2018年6月27日発売{{R|kadokawa_ot1}}、{{ISBN2|978-4-04-893896-9}} |
|||
|番組名= 少女☆歌劇 レヴュースタァライト |
|||
# 2018年10月26日発売{{R|kadokawa_ot2}}、{{ISBN2|978-4-04-912132-2}} |
|||
|前番組= [[メガロボクス]] |
|||
|次番組= [[学園BASARA]] |
|||
=== 書籍 === |
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}} |
|||
『電撃G'sマガジン』に掲載された特集と、監督である古川とキャスト9人へのインタビューを新規に収録したメモリアルブックが2018年10月19日に発売された{{R|rs_goods_mb}}{{sfn|メモリアルブック|2018|p=83}}。 |
|||
* 2018年10月19日発売{{R|rs_goods_mb}}、{{ISBN2|978-4-04-912139-1}} |
|||
== 劇場版 == |
== 劇場版 == |
||
2019年11月3日に横浜アリーナで行われたライブ「3rdスタァライブ“Starry Diamond”」において総集編と新作劇場版の2作品の制作の決定が発表された{{R|akiba_191107|animeanime_191106}}。 |
|||
=== 少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド === |
=== 少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド === |
||
{{Infobox Film |
|||
再生産総集編(テレビアニメ版の総集編に新規シーンを多数加えて“再生産”したもの)。当初2020年5月29日公開予定であったが、[[新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)|新型コロナウイルスの感染拡大]]を受けて公開延期となった<ref>[https://cinema.revuestarlight.com/news/370/ 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」 公開延期のお知らせ]公式サイト 2020年5月12日</ref>。2020年7月13日の報道で正式な公開日が [[2020年]][[8月7日]]に決定<ref>[https://cinema.revuestarlight.com/news/381/「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」2020年8月7日(金)公開決定!]</ref>。同様に主題歌CD『再生讃美曲』についても発売延期となり同年9月9日に発売<ref>[https://cinema.revuestarlight.com/news/371/ 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」主題歌CD 「再生讃美曲」発売延期のお知らせ]公式サイト 2020年5月12日</ref>。 |
|||
| 作品名 = 少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド |
|||
| 画像 = Revue Starlight Rondo Rondo Rondo logo.svg |
|||
| 監督 = 古川知宏 |
|||
| 脚本 = 樋口達人 |
|||
| 原作 = [[ブシロード]]、[[ネルケプランニング]]、[[キネマシトラス]] |
|||
| 出演者 = [[小山百代]]、[[三森すずこ]]、[[富田麻帆]]、[[佐藤日向]]、[[岩田陽葵]]、[[小泉萌香]]、[[相羽あいな]]、[[生田輝]]、[[伊藤彩沙]]ほか |
|||
| 音楽 = [[藤澤慶昌]]、[[加藤達也]] |
|||
| 主題歌 = スタァライト九九組「再生讃美曲」 |
|||
| 制作会社 = キネマシトラス |
|||
| 公開 = 2020年8月7日 |
|||
| 上映時間 = 119分{{sfn|キネマ旬報|2020a|p=64}} |
|||
|次作 = [[劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト]] |
|||
}} |
|||
『'''少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド'''』は、[[キネマシトラス]]制作の[[日本]]の[[アニメーション映画]]。古川知宏が監督を務め、2020年に公開された。2018年に日本で放送されたテレビアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の総集編である。 |
|||
2020年1月21日に東京のTBSテレビにおいてプロジェクト発表会が行われ、本作は2020年5月29日に公開されることが発表された{{R|cho_200127}}。4月17日には主題歌である「再生讃美曲」のリリックビデオがYouTubeで公開された{{R|oricon_200417}}。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によって公開が延期され、6月10日発売予定だった主題歌「再生讃美曲」のCDも発売が延期された{{R|natalie_200513}}。その後、8月7日に日本国内の28の映画館で公開された{{R|animeanime_200812}}。 |
|||
上映開始後初回のミニシアターランキングで1位(映画全体では11位)を獲得している<ref>[https://news.yahoo.co.jp/articles/519b53e092947ee8742ca70e99f36054be462df3 『映画ドラえもん』最新作が初登場1位!『今日俺』『コンフィデンスマン』の牙城を崩す(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース](記事中盤に当作品に関する記載)</ref>。 |
|||
本作は、テレビシリーズの物語を登場人物の一人である大場ななの視点で再構成されたものであり、テレビアニメ版にはなかった新作シーンが制作された{{R|oricon_200122}}{{sfn|電撃Gsマガジン|2020|p=118}}。監督である古川知宏は、大場ななを依り代に、12本のアニメを「同じだけど別の1本の作品」にすることに挑戦したと述べている{{sfn|電撃Gsマガジン|2020|p=119}}。 |
|||
; 主題歌「再生讃美曲」 |
|||
: 作詞 - 中村彼方 / 作曲・編曲 - [[佐藤純一 (音楽家)|佐藤純一]](fhána) / 歌 - スタァライト九九組 |
|||
: [[平成アニソン大賞|令和2年度のアニソン大賞]]において編曲賞を受賞した<ref>[https://twitter.com/AnisongtaishoAJ/status/1334849758700032004?s=20 「【令和2年アニソン大賞 発表】◼︎編曲賞 再生讃美曲 / スタァライト九九組」]</ref>。 |
|||
==== 主題歌 ==== |
|||
=== 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト === |
|||
「'''再生讃美曲'''」は、本作の主題歌。[[fhána]]の[[佐藤純一 (音楽家)|佐藤純一]]が作曲・編曲を、中村彼方が作詞を手掛け、スタァライト九九組が歌唱する{{R|tr_ss_normal}}。本曲は2020年に行われた[[令和アニソン大賞|令和2年アニソン大賞]]で編曲賞を受賞した。本曲を推薦した音楽プロデューサーの齋藤Pは、「再生讃美曲」は映画音楽、ミュージカルからの引用が多数詰め込まれており、「音楽で出来る手技が全て入っている」と言えるほどのスケールがあると評価した{{R|animate_201230}}。 |
|||
2019年11月3日に横浜アリーナで行われた「3rdスタァライブ“Starry Diamond”」の終演後、特報として完全新作劇場版の制作が発表された<ref>{{Cite web|title=「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」完全新作劇場版と総集編映画の制作が決定|url=https://animeanime.jp/article/2019/11/06/49478.html|website=アニメ!アニメ!|accessdate=2021-06-13|language=ja}}</ref>。公開日は2021年5月21日を予定していたが<ref>{{Cite web|title=劇場版「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」の公開日が決定! {{!}} NEWS|劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト|url=https://cinema.revuestarlight.com/news/584/|website=cinema.revuestarlight.com|accessdate=2020-12-06|language=ja}}</ref>、新型コロナウイルス感染拡大の影響及びそれに伴い多くの対象劇場が休館している関係で2021年6月4日に延期された<ref>{{Cite web|title=「劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト」 公開日変更のお知らせ {{!}} NEWS|劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト|url=https://cinema.revuestarlight.com/news/685/|website=cinema.revuestarlight.com|accessdate=2021-05-15|language=ja}}</ref>。前売り券は2020年12月18日より発売された<ref>{{Cite web|title=新作劇場版の前売券が12月18日より販売開始! {{!}} NEWS|劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト|url=https://cinema.revuestarlight.com/news/586/|website=cinema.revuestarlight.com|accessdate=2020-12-06|language=ja}}</ref>。 |
|||
==== 評価・受賞 ==== |
|||
[[Filmarks]]の「6月第1週公開映画の初日満足度ランキング」及び「2021年上半期_映画満足度ランキング |
|||
{{harvtxt|キネマ旬報|2020b}}において増當竜也は、本作はオーディションをめぐっての舞台少女らの友情や確執がかなりのシュール度で描かれており、美少女キャラクターによるスーパーアングラ展開にアニメーション独自の表現の幅の広さをうかがい知ることが出来たと評している{{sfn|キネマ旬報|2020b|p=115}}。 |
|||
■映画満足度(★スコア)ランキング【レビュー数が500~9,999件の作品】」でいずれも1位を獲得している<ref>[https://filmaga.filmarks.com/articles/112363/ 【発表】映画『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』初日満足度ランキング1位獲得 | FILMAGA(フィルマガ)]</ref><ref>[https://prtimes.jp/main/html/rd/amp/p/000000234.000008641.html 2021年上半期 映画・ドラマ・アニメの満足度ランキング発表!満足度No.1は『シン・エヴァンゲリオン劇場版』と『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』《Filmarks調べ》 | 株式会社つみきのプレスリリース]</ref>。 |
|||
{| class="wikitable plainrowheaders sortable" |
|||
; 主題歌「私たちはもう舞台の上」 |
|||
|+ |
|||
: 作詞 - 中村彼方 / 前奏作曲 - [[本多友紀]](Arte Refact) / 作曲・編曲 - 佐藤純一(fhána) / 歌 - スタァライト九九組 |
|||
: [[平成アニソン大賞|令和3年度のアニソン大賞]]において編曲賞とユーザー投票賞を同時受賞した<ref>[https://twitter.com/AnisongtaishoAJ/status/1471821907838500866?t=7_cFISEV6xGehvSlxSoktg&s=19 #令和3年アニソン大賞 発表 編曲賞 私たちはもう舞台の上 / スタァライト九九組 映画『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』主題歌 / 編曲:佐藤純一(fhána)]</ref><ref>[https://twitter.com/AnisongtaishoAJ/status/1471830543587483654?t=N7NrISg8FxYRzjQ1Wj-LjA&s=19 #令和3年アニソン大賞 発表 ユーザー投票賞 私たちはもう舞台の上 / スタァライト九九組『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』主題歌]</ref>。 |
|||
==== 劇中歌 ==== |
|||
作詞は全曲、[[中村彼方]]が担当。 |
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{| class="wikitable" style="font-size:small" |
|||
! 曲名 !! 作曲 !! 編曲 !! 歌 !! レヴュー名 |
|||
|- |
|- |
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! scope="col"|年 |
|||
|wi(l)d-screen baroque |
|||
! scope="col"|賞 |
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| colspan="2" | 三好啓太 || {{hlist-comma|大場なな}}|| 皆殺しのレヴュー |
|||
! scope="col"|部門 |
|||
! scope="col"|候補 |
|||
! scope="col"|結果 |
|||
! scope="col" class="unsortable"|出典 |
|||
|- |
|- |
||
| 2020年 |
|||
|わがままハイウェイ |
|||
| [[令和アニソン大賞]] |
|||
| colspan="2" | 谷ナオキ || {{hlist-comma|石動双葉|花柳香子}}||怨みのレヴュー |
|||
| 編曲賞 |
|||
| 「再生讃美曲」 |
|||
| {{win}} |
|||
| {{R|animate_201230}} |
|||
|} |
|||
==== 関連商品 ==== |
|||
{| class="wikitable" style="font-size:small;"border="1" |
|||
|+ CD |
|||
! 発売日 !! タイトル !! 規格品番 !! 出典 |
|||
|- |
|- |
||
| 2020年9月9日 || 再生讃美曲(通常盤) || PCCG-01914 || {{R|tr_ss_normal}} |
|||
|MEDAL SUZDAL PANIC◎〇● |
|||
| colspan="2" | 広川恵一 || {{hlist-comma|神楽ひかり|露崎まひる}}||競演のレヴュー |
|||
|- |
|- |
||
| 2020年9月9日 || 再生讃美曲(初回限定盤) || PCCG-01919 || {{R|tr_ss_shokai}}{{Efn|初回限定盤には独占コメントなどが収録されたブックレットが付属する{{sfn|電撃Gsマガジン|2020|p=118}}。}} |
|||
|ペン:力:刀 |
|||
|佐藤純一 |
|||
|矢野達也、小高光太郎 |
|||
| {{hlist-comma|星見純那|大場なな}}||狩りのレヴュー |
|||
|- |
|||
|美しき人 或いは其れは |
|||
| colspan="2" |藤澤慶昌 |
|||
|{{hlist-comma|天堂真矢|西條クロディーヌ}} |
|||
|魂のレヴュー |
|||
|- |
|||
|スーパー スタァ スペクタクル |
|||
| colspan="2" |加藤達也 |
|||
| {{hlist-comma|愛城華恋|神楽ひかり}}||最後のセリフ |
|||
|} |
|} |
||
{| class="wikitable style="font-size:small;"border="1" |
|||
==== CD(劇場版) ==== |
|||
|+ BD |
|||
{| class="wikitable" |
|||
!発売日 |
! 発売日 !! 規格品番 !! 出典 |
||
!タイトル |
|||
!規格品番 |
|||
!備考 |
|||
|- |
|- |
||
| 2021年2月24日 || OVXN-0057 || {{R|bushi_rrr}} |
|||
| rowspan="2" |2020年9月9日 |
|||
| rowspan="2" |再生讃美曲 |
|||
|PCCG-01914 |
|||
|通常盤 |
|||
|- |
|||
|PCCG-01919 |
|||
|初回限定盤(封入特典:豪華ブックレット 72P) |
|||
|- |
|||
|2021年6月30日 |
|||
|私たちはもう舞台の上 |
|||
|PCCG-02035 |
|||
|- |
|||
|rowspan="2"|2021年7月21日 |
|||
|劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 劇中歌アルバムVol.1 |
|||
|PCCG-02036 |
|||
|- |
|||
|劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 劇中歌アルバムVol.2 |
|||
|PCCG-02037 |
|||
|} |
|} |
||
=== 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト === |
|||
{{main|劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト}} |
|||
: [[電撃G'sコミック]]2018年3月号より12月号まで連載。漫画は[[轟斗ソラ]]、脚本は[[中村彼方]]が担当。テレビアニメ版の前日譚を描いた内容となる<ref name="dengeki20171227">{{Cite web|url=http://gs.dengeki.com/news/112137/|title=【新連載】TVアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』前日譚コミック、電撃G’sコミックで連載決定!! |work=電撃G's magazine.com|date=2017-12-27|accessdate=2018-01-25}}</ref>。 |
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新作劇場版である『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は、2021年6月4日に公開された{{R|ann_210513}}。2020年1月21日に東京のTBSテレビで行われたプロジェクト発表会において「テレビに出てこなかったビジュアルが登場する」「9人が3年生になったところからの物語である」「9人の立場や関係に色々と変化が起きる」といったことが公開された{{R|cho_200127}}。2021年5月21日に公開が予定されていたが{{R|akiba_201208}}、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言に伴って映画館の休館が出たことを考慮した結果、6月4日に延期された{{R|ann_210513}}。 |
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:# 2018年6月27日発売 |
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:#2018年10月25日発売 |
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本作は2021年の[[令和アニソン大賞]]において主題歌である「私たちはもう舞台の上」が作詞賞にノミネートされ、編曲賞とユーザー投票賞を受賞した{{R|reiwaanisong}}。また、2022年には[[東京アニメアワード|東京アニメアワードフェスティバル]]でアニメファン賞で2位となり、[[文化庁メディア芸術祭アニメーション部門]]の審査委員会推薦作品に選出された{{R|mediaarts25}}。 |
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; 少女☆歌劇 レヴュースタァライト メモリアルブック |
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: 編集は電撃G’sマガジン編集部。ISBN:9784049121391。2018年10月19日発売<ref>{{Cite web|title=書籍 {{!}} 少女☆歌劇 レヴュースタァライト|url=https://revuestarlight.com/book/|website=revuestarlight.com|accessdate=2021-01-21}}</ref>。 |
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== 脚注 == |
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{{脚注ヘルプ}} |
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=== 注釈 === |
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=== 出典 === |
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| date = 2017-05-02 |
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| title = レヴュー・スタァライト発表会レポート アニメ化and9月舞台開催決定! |
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| publisher = The Stage News |
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| website = 2.5news |
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| accessdate = 2021-10-08 |
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| author = 中里キリ |
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| title = 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」第2話をレビュー、しちゃいます!:夢見るメガネ、壊れるメガネ |
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| title = 2018夏アニメOPテーマ人気投票 |
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| title = 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」第10話をレビュー、しちゃいます!:Méchante…va!(ほんっと、ヤな女!!) |
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| subject = 中村彼方、小泉萌香 |
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| interviewer = 中里キリ |
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| title = 語り部の女神と九九組の魔王が語る!? 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」レヴュー曲はいかにして作られるのか。中村彼方×小泉萌香インタビュー |
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| title = どれが面白かった? 2018夏アニメ人気投票 |
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| title = 【お知らせ】10/13(土)ニコ生番組「アニメ総選挙2018夏」にアキバ総研が登場! 「メディアが選ぶNo.1アニメ」は「はたらく細胞」に決定! |
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| subject = 古川知宏、樋口達人、中村彼方 |
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| interviewer = 中里キリ |
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| title = 古川知宏(監督)、樋口達人(シリーズ構成)、中村彼方(作詞家)が集結! TVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」放送打ち上げロングインタビュー(前編) |
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| subject = 古川知宏、樋口達人、中村彼方 |
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| title = 古川知宏(監督)、樋口達人(シリーズ構成)、中村彼方(作詞家)が集結! TVアニメ「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」放送打ち上げロングインタビュー(後編) |
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| subject = 木谷高明 |
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| interviewer = 中里キリ |
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| title = 2019年のブシロードは「鶴翼の陣」で勝負! 「バンドリ!」「スタァライト」から宣伝戦略まで──ブシロードの仕掛け人・木谷高明スペシャルインタビュー |
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| title = 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」再生産総集編&完全新作劇場版の制作が決定! |
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| title = 劇場版「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」、2021年5月21日(金)公開決定! 12月18日(金)より前売券販売開始! |
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| title = 小山百代さん、三森すずこさんらが出演する『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の第零話「放送直前特番」が本日より放送! |
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| website = [[アニメイトタイムズ]] |
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| author = 篭法 |
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| title = 配信イベント「令和2年アニソン大賞ノミネート発表特番~2020年末SP~」レポート|3時間超に及ぶ大議論!モメにモメた「声優ソング賞」の栄冠に輝いたのは……? |
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| website = アニメイトタイムズ |
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| publisher = アニメイト |
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| title = 「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」完全新作劇場版と総集編映画の制作が決定 |
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| publisher = アニメ!アニメ! |
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| title = 劇場版再生産総集編「少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド」絶賛上映中!上映館の追加も決定! |
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| title = The Best (and worst) Anime of Summer 2018 |
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| author = Steve Jones |
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| title = Revue Starlight Episode 12 |
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| author = Egan Loo |
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* [https://revuestarlight.com/ 少女☆歌劇 レヴュースタァライト] |
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2024年11月13日 (水) 23:41時点における最新版
少女☆歌劇 レヴュースタァライト | |
---|---|
アニメ | |
原作 | ブシロード、ネルケプランニング キネマシトラス |
監督 | 古川知宏 |
シリーズ構成 | 樋口達人 |
脚本 | 樋口達人 |
キャラクターデザイン | 齊田博之 |
音楽 | 藤澤慶昌、加藤達也 |
アニメーション制作 | キネマシトラス |
製作 | ブシロード、TBSテレビ ポニーキャニオン、オーバーラップ ネルケプランニング |
放送局 | TBSテレビほか |
放送期間 | 2018年7月13日 - 9月28日 |
話数 | 全12話 |
漫画:少女☆歌劇 レヴュースタァライト オーバーチュア | |
原作・原案など | ブシロード、ネルケプランニング キネマシトラス |
作画 | 轟斗ソラ |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 電撃G'sコミック |
レーベル | 電撃コミックスNEXT |
発表号 | 2018年3月号 - 2018年12月号 |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ、漫画 |
ポータル | アニメ、漫画 |
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』(しょうじょかげき レヴュースタァライト)は、キネマシトラスが制作し、古川知宏が監督を務める日本のアニメ。名門歌劇学校に通う9人の少女たちによる「トップスタァ」の座をかけた戦いが描かれる。全12話のテレビシリーズが2018年に放送され、2020年には劇場版総集編が、2021年には新作劇場版が公開された。
脚本は樋口達人が、音楽は藤澤慶昌と加藤達也が手掛けた。また、本作はブシロードとネルケプランニングによる「二層展開式少女歌劇」と銘打たれたミュージカルとアニメから成るメディアミックス作品であり、アニメ版の声優とミュージカル版の俳優が共通している[1][2]。
あらすじ
[編集]歌劇の名門校である聖翔音楽学園の99期生である愛城華恋はスタァを目指して日々レッスンに励む舞台少女。2年生のある日、幼なじみである神楽ひかりが転入してくる。12年ぶりに再会するひかりを追って学園の地下にある巨大な劇場に迷い込んだ華恋は、キリンが主催するオーディションに出くわす。キリンによると、このオーディションで最もキラめいた舞台少女はトップスタァの座が与えられるという。これに飛び入り参加した華恋は正式に参加者となる[3]。3日目に華恋は一度敗北するも、これをきっかけに華恋とひかりは互いの気持ちを再確認し、ともにスタァになることを約束する。華恋への想いを暴走させた露崎まひるは華恋とのレヴューを通じてスタァを夢見ていた初心を取り戻し、また、周囲についていけず心が折れかけていた花柳香子は幼馴染である石動双葉とのレヴューで退学を思いとどまるなど、登場人物らは敗北や挫折を乗り越えて高みを目指しつつ、第100回聖翔祭で上演する「スタァライト」の準備を進める[4][5]。
第99回聖翔祭で演じた「スタァライト」こそが最高の舞台だと考える大場ななは、ただひとり現状維持を望んでいた。彼女はその願いをかなえるため、オーディションを勝ち抜いてトップスタァになることで「再演」として第99回聖翔祭までの時間を何度も繰り返してきたことが明らかになる[6][7]。しかし、6日目にひかり、7日目に華恋とのオーディションに敗れたことで彼女の「再演」は断たれる[7]。タッグマッチとなったオーディション最終日、華恋とひかりは天堂真矢と西條クロディーヌに勝利し、2人でオーディション合格かと思われたが、最終オーディションとして一騎打ちをキリンに告げられる。ひかりは華恋を守るため不意を突いて勝利を奪い、その後、姿を消す[8]。第100回聖翔祭が近づく中、あてどなくひかりを捜索する華恋は「スタァライト」に隠された真実に気付き、学園地下のオーディション会場でひかりと再会する。地下劇場の塔に囚われていたひかりは一度は華恋を突き放すも、華恋は諦めず、ひかりとの一騎打ちに勝利することで彼女を取り戻す[9][10]。第100回聖翔祭で2人は主人公であるクレールとフローラを演じ、物語は幕を閉じる。
登場人物
[編集]登場人物 | 声 | 出典 |
---|---|---|
愛城 華恋(あいじょう かれん) | 小山百代 | [11] |
神楽 ひかり(かぐら ひかり) | 三森すずこ | [12] |
露崎 まひる(つゆざき まひる) | 岩田陽葵 | [12] |
西條 クロディーヌ(さいじょう くろでぃーぬ) | 相羽あいな | [13] |
天堂 真矢(てんどう まや) | 富田麻帆 | [14] |
星見 純那(ほしみ じゅんな) | 佐藤日向 | [14] |
石動 双葉(いするぎ ふたば) | 生田輝 | [15] |
花柳 香子(はなやぎ かおるこ) | 伊藤彩沙 | [15] |
大場 なな(だいば なな) | 小泉萌香 | [16] |
キリン | 津田健次郎 | [17] |
櫻木 麗(さくらぎ れい) | 名塚佳織 | [17] |
雨宮 詩音(あめみや しおん) | 広瀬さや | [17] |
眞井 霧子(まさい きりこ) | 篠宮あすか | [17] |
設定
[編集]- 聖翔音楽学園(せいしょうおんがくがくえん)
- 演劇界に名を馳せる数々の「スタァ」を輩出し、舞台女優の卵が数多く在籍する歌劇の名門校[18]。学園は主人公らが在籍する俳優育成科と、脚本や演出などを学ぶ舞台創造科に分かれている[19]。
- 「スタァライト」
- 主人公である華恋とひかりが舞台を志したきっかけとなった戯曲[20]。歌とダンスを交えて星の光に導かれる女神たちの物語となっている[21]。本作のなかでは断片としか描かれないが、戯曲脚本を担当した中村彼方は、一本の戯曲としてのストーリーがあると述べている[22]。
- オーディション
- 聖翔音楽学園の地下劇場で行われる、トップスタァの座をかけた戦い[23]。オーディションは下記する「レヴュー」という形式で行われている[24]。作中において、オーディションの主催者であるキリンは「もっともキラめいたレヴューを見せてくれた方にはトップスタァへの道が開かれるでしょう」と述べており、脚本の樋口は、それがオーディションのルールのすべてであるとしている[25]。
- レヴュー
- 上記のオーディションの開催形式で、オーディションの参加資格を得た舞台少女らが剣や弓といった武器を手にして行う戦い[24]。衣装の上着を落とされたら負けとなる[26]。レヴューについて脚本の樋口は「キラめきをかけた女の子たちの舞台」であると述べている[25]。
- トップスタァ
- オーディションで最もキラめいた舞台少女に星のティアラと共に与えられる称号。作中では「あなたの望むどんな舞台にも立てる」「時を超えて輝き続ける」存在であるとされている[27]。
制作
[編集]監督 | 古川知宏 |
---|---|
シリーズ構成・脚本 | 樋口達人 |
キャラクターデザイン | 齊田博之 |
副監督 | 小出卓史 |
プロップデザイン | 高倉武史、谷紫織 |
グラフィックデザイン | 濱祐斗、山口真生 |
3D監督 | 秋元央 |
3D舞台照明 | カミヤヒサヤス |
撮影監督 | 出水田和人 |
編集 | 黒沢雅之 |
音響監督 | 山田陽 |
音楽 | 藤澤慶昌、加藤達也 |
戯曲脚本 劇中歌作詞 |
中村彼方 |
アニメーション制作 | キネマシトラス |
メディアミックスプロジェクトとしての始まり
[編集]本プロジェクトの企画は2015年にブシロードとネルケプランニングの共同で始まった。企画はネルケプランニングが手掛ける通常の2.5次元ミュージカルとは逆のことを行う、つまり原作がある作品をミュージカル化するのではなく、最初にミュージカルを行うというコンセプトで進んだ[29]。ただし、プロデューサーである武次茜によると、ミュージカルをベースにしてアニメが作られたのではなく、プロジェクト共通の原案(後述)が作られた上でミュージカルとアニメのそれぞれのスタッフに委ねられたという[30][注釈 1]。
メディアミックスプロジェクトとしての『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は2017年4月30日に横浜市にある横浜アリーナで開催された「ブシロード10ライブ」においてブシロードとネルケプランニングの共同制作として発表され、舞台の公演実施の発表とともにアニメのPVが公開された[32]。2018年1月6日から8日にかけて行われた舞台「『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-』#1 revival」の千秋楽においてアニメ版の情報が発表され、ビジュアルが公開された[33]。2018年6月25日には「『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』プロジェクト大発表会」が東京のTBS放送センターで行われ、本作のスタッフや作品の世界観、キャラクターの紹介などが行われた[34]。
企画
[編集]本作で監督を務める古川知宏は、2016年に放送されたキネマシトラス製作のアニメ『ノルン+ノネット』の製作に関わっていた。この際に同アニメのプロデューサーを務めていたキネマシトラス代表取締役である小笠原宗紀の誘いを受け、本作の監督を務めることとなった。また、古川と同様に『ノルン+ノネット』の製作に関わっていた小出卓史は、古川によって副監督に起用された[35]。本作の企画協力として古里尚丈が参加しているが、これはブシロードの取締役である木谷高明がかなり初期の段階で起用したという[29]。脚本を務める樋口達人は古里を通じて起用された[30]。3D舞台照明を務める神谷久泰は古川が副監督を務めた『ユリ熊嵐』で3D監督を務めており、本作の制作にあたって古川自らが誘って参加した[36]。
本作の企画はたびたび変遷している[29]。本作のシリーズ構成・脚本を担当した樋口達人が参加した時点では「舞台とアニメの二層展開」「舞台女優とアニメ声優を兼ねる9人のキャスト」「バトルもの」というオーダーがあったという[30]。2016年のなかごろに当初古川が参加した時点では「舞台もの」「9人の女の子がメイン」「殺陣のようなアクションと歌」「衣装はカワイイよりカッコイイ系」「1クール作品」という基礎を下地にして進んでいた。また、当初の企画は「少女たちが夜の街で人知れず謎の敵と戦う」というものであったが、これは古川が大きく変更させた[30][35]。変更させた理由について古川は以下のように述べている。
脚本上は「夜のビル街」や「どこかの山中」と書けはしますが、それをビジュアルとして画面を成立させるとなると、山でもビル街でも特殊な形にしないといけない。それぞれに設定も必要となります。しかも「外」へ出ていくと「舞台モノ」というテーマが薄くなるという懸念もありました。 — 古川知宏[26]
そこで古川は、学園の地下にある舞台に毎晩、敵がやってくるというスタイルに変更したほか、プロセニアム・アーチを導入し、演目ごとにパネルやホリゾントを変えることでビジュアルを統一しつつ演劇らしさを出した。その後、本作が9人の女の子から成るキャラクターものであり、1クール作品でキャラクターを描く必要があるという点から、戦うべき敵は級友へ変更された。ただし、全キャラクターを最後まで登場させるために「殺し合い」ではなく、衣装の上着を落とされたら負けという設定となった[26][注釈 2]。これによって「セットだけが異なる同一の舞台」「バトルロイヤル方式」という設定となり、これが本プロジェクトの共通の原案となった[30][35]。
脚本
[編集]脚本の樋口は、通常は脚本のセクションは一番早く作業が終わるが、画面に入れるテロップなど監督からの細かな依頼があったと述べている[37]。また、全12話の話では9人のドラマを描くと同時に「舞台少女」とは何かというのを描かないといけなかったため、話はギュウギュウだったと語っている[38]。このほか、ミュージカル版の初演である「『少女☆歌劇 レヴュースタァライト -The LIVE-』#1」が上演された時点でアニメ版の脚本は完成しておらず、このミュージカル版から様々なヒントを得たという。その一方で、アニメという特性を生かすために、強烈な感情表現が用いられるミュージカル版と異なり、主人公らの日々を「キャラクターもの」として描くことが第一義であるとされたという[25]。監督である古川は、1クールでメインキャラクターが9人いることから、1人ずつの過去や生い立ちを語るには尺が足りないためキャラクターをある程度セットにして考えていたとしている[35][注釈 3]。
オーディションの主催者であり、謎の存在とされている「キリン」は監督である古川の発案である。古川の発案を受けて脚本の樋口は、物語のなかの不思議なことは全て「キリン」に被せた。また、登場人物のひとりである大場ななを「ループを知っている」という設定にし、本来はキリンに受け持たせる予定だった物語上の役割のうちの2割から3割を大場に受け持たせることで、アニメと舞台をつなぐ接着剤にしたという[25]。
作中作である戯曲「スタァライト」の脚本は、本作の全楽曲の作詞を担当している中村彼方が担当した。「スタァライト」のベースは監督である古川の発案で、脚本を担当する樋口が戯曲脚本も担当する予定だったが、制作スケジュール上から別の誰かに依頼することになった。しかし新たにライターを制作チームに入れて依頼することも難しかった。そこで本作のプロデューサーである小笠原宗紀が、脚本会議に作詞家として参加していた中村に戯曲の制作を依頼したという[39]。
東京タワーを物語の核に据えた塔押しの作品なのだから、塔を巡る物語を描いた戯曲が必要だろう、というのが発端です。2人の女の子が禁忌に触れて離れ離れになって、というイメージや、「お持ちなさい あなたの望んだその星を」というフレーズ等の断片を中村さんにお伝えしました。 — 古川知宏[39]
演出
[編集]本作は原作がない作品であるため、監督である古川は、見た人に衝撃を与え、惹きつけたかったとし、そのために本作でしか見られない特徴的なビジュアルを求めるところから始まったと述べている[40][41]。そこで古川は、旧約聖書のバベルの塔のように禁忌のようなイメージが強い一方で都市に存在するモニュメントとして身近な存在であると彼自身が考える「塔」をモチーフとすることを企画の初期段階に決め、なかでも東京タワーをモチーフとして用いた[42][43]。東京スカイツリーではなく東京タワーを選んだ理由について、古川は東京スカイツリーはまだ日本人のなかで馴染んでない感じがすると述べている。また、脚本の樋口は、12年前に愛城華恋と神楽ひかりが約束を交わした場所という設定であるため、それ以上の歴史があることがあることが必要だったためであるとしている[37][注釈 4]。
本作において古川は、作画の枚数を減らしたり、無駄に凝った作画の工数を減らすなど実務上の省略を映像上の演出につなげるという手法を取った[37]。この手法は彼の師である幾原邦彦から学んだことだという。その一方で映像的リズムは庵野秀明や北野武の影響を受けており、詳しい人が見ればカット割りやカッティングは幾原のそれとはかなり異なるのが分かるだろうと述べている[39]。
古川は本作の監督を引き受けた時から鈴木清順の映画のような演出を行いたかったと述べており、第6話では鈴木清順が『関東無宿』や『東京流れ者』で用いたホリゾントを使った演出を取り入れた[45]。
映像外部リンク | |
---|---|
8話の3Dライトワークのメイキング映像 | |
10話の3Dライトワークのメイキング映像 |
本作では楽曲を背景にしたアクションシーンがあることから、第8話では同様に楽曲を背景としたアクションが行われる『戦姫絶唱シンフォギア』シリーズに関わっており、古川とも親交がある光田史亮が絵コンテ・演出に起用された[45]。本作にはカミヤヒサヤスなど3D舞台照明のスタッフが参加しており、実際の舞台さながらの照明効果が行われているという[40]。
音楽
[編集]本作の音楽は加藤達也と藤澤慶昌が担当した[47]。監督である古川は、学園の清潔感や、9人いても騒がしすぎずにメロディアスで美しいものにしたかったとして、アメリカ合衆国の作曲家であるフィリップ・グラスを劇伴のイメージとして2人に伝えたという。また、このほかにも古川は「真面目で高級な質感。上品に」と伝えていた[48]。楽曲は、ひとつのフレーズを共通項として最初に共同で作り、それを2人で手分けして膨らませるかたちで制作された[47]。
本作の楽曲の作詞は中村彼方が担当した[49]。中村によると、絵コンテに合わせてそれぞれ台詞入りと台詞なしの動画に曲を貼り、歌のメロディを受け取ってから、脚本と照らしあわせながら台詞と台詞の間の感情を埋めながら作詞をしたという[50]。また、舞台用語を歌詞の中に散りばめることで本作らしい世界を意識したとしているほか[51][49]、本作において「星」は外せないモチーフであるとして、ほぼすべての楽曲の歌詞に星のイメージが入っているという[22]。
本作において「レヴュー曲」と呼ばれる、作中において登場人物たちの戦いが描かれるパートで用いられる劇中歌の制作はアニメ本編のアフレコが終わってから行われた[50][34]。もともとラフの曲があってこれをレヴュー曲にする場合と、絵コンテが上がってから曲をオーダーされる場合があったが、いずれにしてもすでに出来上がっている映像に楽曲をシンクロさせる「フィルム・スコアリング」という方式で制作された[52][50]。また、歌唱する主旋律を目立たせるため9話の「星々の絆」を除く「レヴュー曲」にはコーラスやハモは入っていない[53]。
キャスト・演技
[編集]通常の2.5次元舞台と異なり、本作ではミュージカル版の役者とアニメ版の声優が共通している[54]。ミュージカル版の役者をアニメ版の声優としても起用したのは、女性に比べて今まで2.5次元舞台を見る習慣がなかった男性客を舞台に取り込む目的で行われた[29]。キャストの中には声優として活動してきた者がいる一方で舞台一筋の者もおり[55]、なかでも主人公である華恋役の小山百代をはじめ岩田陽葵、小泉萌香は本作が初のアニメのアフレコとなった[56]。このため、音響監督である山田陽は、いわゆる「声優らしい」演技をさせるのではなく「彼女たちそのもの」を好きになってもらった方が良いと語っていたという[39]。
演じるうえではミュージカルとアニメとで分けて考えるよう指導が行われた[42]。また、音響監督である山田からはキャラクターやモノとの距離感を掴むため、キャラクターと同じ動きをして覚えたのちにセリフを言うよう指示が行われた[57]。
評価
[編集]批評
[編集]ライターのNick CreamerはAnime News Networkにおいて、以下のような点から本作の全体的な物語は少し漠然としたものに感じられたとした。
- オーディションの結末は曖昧である。
- 主人公らの動機が煮詰まっていない。
- 「キラめき」「運命」のような無意味な言葉を繰り返すだけのシーンがあまりに多い。
こうしたうえで、戦闘シーンのアニメーションは美しく、レイアウトは同年のほかのアニメと比べても別次元である。完璧なカメラフレーミング、魅力的な照明によって物語が停滞しているときも視覚的な喜びがもたらされる。また、特定のキャラクターにフォーカスされたエピソードではストーリーテリングは視覚効果と同じくらい強力なものとなり、痛烈な共感を得ることが出来たと述べ、Creamerは、本作は全体としての完成度は低いものの、個々の要素のすばらしさによって一貫して魅力的な作品に仕上がっていると評した[58]。
ライターのLauren OrsiniはAnime News Networkにおいて、本作はファンタジーとリアリズムの融合で舞台パフォーマーを悩ませる独特の精神的な不安が描かれているとしている。また、登場人物たちはそれぞれ10代特有の問題を抱えており、時には登場人物らの洞察力のなさに活を入れたくなるが、キャラクターの長所と短所が上手く調和して全員が成長できる点が本作の美点であるとしている。群像劇としてよくできているだけに主人公である華恋とひかりにあまり魅力を感じなかったとする一方で、豊かな色彩や美しい音楽、迫力のある剣の動きなどで、この作品は演劇的で野心的な作品となっていると評した[58]。
ライターであるChristopher FarrisはAnime News Networkにおいて、本作は想像以上に野心的だった点が好ましいとしている。また、本作は演劇界の競争の激しさや、全力を出しても何も成せなかったパフォーマーの燃えつきを鋭く指摘しており、演劇を理解しているものであると評価した。これらを踏まえてFarrisは、本作は特定の芸術様式に結びついた感情を呼び起こし、かき混ぜるものであると述べ、シーズンを通してこの作品に夢中になったとして2018年の夏アニメの中で最高評価を与えた[58]。
幾原邦彦の影響
[編集]本作の監督である古川知宏は、『少女革命ウテナ』などのアニメ作品の監督を務めた幾原邦彦のもとで演出のキャリアを積んでおり、『ユリ熊嵐』では副監督も務めた[39]。Anime News NetworkのLauren OrsiniやTheron Martin、また、映画ライターの杉本穂高は、本作は『少女革命ウテナ』を彷彿とさせたと評しているほか、幾原作品のような構造をしていると評している[58][59]。また、アキバ総研の中里キリは、美少女のきらびやかな変身とは対照的な工業的で男性的なイメージを与える衣装作成のシーンには幾原の演出が思い出されたと評している[60]。
その一方、中里は古川とのインタビューのなかで、幾原のベースは1980年代以前の文法であるが、本作は『新世紀エヴァンゲリオン』以降の1990年代にベースがあると指摘している。古川も、作画の枚数を減らしたり、無駄に凝った作画の工数を減らすなど実務上の省略を映像上の演出につなげるという手法は幾原から学んだものであるが、映像的リズムとして影響を受けたのは庵野秀明や北野武からであり、詳しい人が見れば自分のカット割やカッティングは幾原のそれとは異なるのが分かるだろうと評している[39]。
宝塚歌劇団の影響
[編集]J-CASTニュースの大宮高史は、本作のストーリーや用語に宝塚歌劇団の影響が大きくうかがえ、本作で用いられる「トップスタァ」[注釈 5]「レヴュー」などの用語は宝塚歌劇団などの少女歌劇で馴染みの言葉であるが、それらの文化をモチーフにしながら独特の世界観でファンを惹きつけているとしている[62]。また、Anime News NetworkのレビュアーであるZeroReq011は、宝塚歌劇団の影響を受けた近年のアニメとして『かげきしょうじょ!!』[注釈 6]『少女革命ウテナ』と共に本作を挙げ、なかでも『かげきしょうじょ!!』と本作はレヴューの厳しい競争原理の概観と批判に焦点を当てているとしている[63]。
本作は、『かげきしょうじょ!!』との比較も行われている。J-CASTニュースの大宮高史は、本作と『かげきしょうじょ!!』のストーリーの共通点を挙げる一方で、『かげきしょうじょ!!』では芝居の稽古シーンで登場人物の葛藤を描いてきたのに対して、本作ではあえて全貌を明らかにしないことで視聴者の興味を惹こうとしているようであると評した。また、主人公らの代が本作では「99期」、『かげきしょうじょ!!』では「100期」となっているのは共に2014年に100周年を迎えた宝塚歌劇団の影響があると推測している[62]。
売上
[編集]Anime News Networkの調べによると、本作のBlu-rayボックスの第1巻の売り上げは発売から1週間たった時点で4,549枚、2週間たった時点でで5,460枚で、最高位は劇場アニメーションである『さよならの朝に約束の花をかざろう』、『オーバーロードIII』に次いで3位だった[64][65]。Blu-rayボックス第2巻の売り上げは発売から1週間たった時点で4,512枚、2週間たった時点で4,887枚で、最高位は3位だった[66][67]。Blu-rayボックス第3巻の売り上げは発売から1週間たった時点で4,372枚、2週間たった時点で4,724枚で、最高位は6位だった[68][69]。
指標・受賞
[編集]アキバ総研が2018年9月25日から10月9日にかけて行った「どれが面白かった? 2018夏アニメ人気投票」において本作は総投票数22,765票のうち819票を獲得し、42作品中11位となった[70]。「Newtype」「アニメ!アニメ!」「アキバ総研」の3メディアが実施し、ニコニコが集計するかたちで発表されたニコニコ生放送の番組「アニメ総選挙2018夏」において、本作は「メディアが選ぶNo.1アニメ」において『はたらく細胞』に次ぐ2位となり[71]、一般投票では3.21%の得票で7位となった[72]。
年 | 賞 | 部門 | 候補 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
2018年 | IGN Awards | Best Animation of 2018 | Revue Starlight | ノミネート | [73] |
2019年 | Crunchyroll Anime Award 2019 | Best Ending | 「Fly Me to the Star」 | ノミネート | [74] |
主題歌
[編集]「星のダイアローグ」は、本作のオープニングテーマ。本多友紀が作曲、中村彼方が作詞を手がけ、スタァライト九九組が歌唱する[75]。作詞を手掛けた中村彼方はアニメブロス (2018)において「TVサイズの89秒の中に、不穏な始まり、華やかになってテンポも変わって不穏に終わる。それを詰め込みたかった」と語っている[22]。リスアニ (2018)において仲上佳克は「Aメロ→Bメロ→サビと展開が目まぐるしく変わり、1曲の中でひとつの舞台を観ているかのような気分を味わえる」と評している[76]。アキバ総研が2018年8月20日から9月4日にかけて行った「2018夏アニメOPテーマ人気投票」において「星のダイアローグ」は総得票数15,940票のうち685票を獲得し、61候補中6位となった[77]。
「Fly Me to the Star」は、本作のエンディングテーマ。尋木ヒロが作曲、中村彼方が作詞、めばちがキャラクターデザインを手掛け、スタァライト九九組が歌唱する[78]。作詞を手掛けた中村彼方はアニメブロス (2018)において、楽曲の密度が高い本編に重厚なエンディングを重ねると視聴者が疲れるかもしれないため、しっとりとした曲にしたいと思ったと語っている[22]。アキバ総研が2018年8月29日から9月14日にかけて行った「2018夏アニメEDテーマ人気投票」において「Fly me to the star」は総得票数21,498票のうち255票を獲得し、50候補中15位となった[79]。また、2019年に行われた「Crunchyroll Anime Award 2019」の「Best Ending」賞にノミネートされた[74]。
劇中歌
[編集]曲名 | 作曲 | 編曲 | 歌 | 話数 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
世界を灰にするまで | 石井健太郎 藤澤慶昌(オーケストラアレンジ) |
|
1 | [80] | |
The Star Knows | 中村康隆 | 小高光太郎、藤井亮太、谷ナオキ |
|
2 | [80] |
誇りと驕り | 藤澤慶昌 |
|
3 | [81] | |
恋の魔球 | 小高光太郎、UiNA | 藤井亮太、小高光太郎、谷ナオキ |
|
5 | [81] |
花咲か唄 | 大川茂伸 | 伊藤賢 |
|
6 | [81] |
RE:CREATE | 三好啓太 藤澤慶昌(オーケストラアレンジ) |
|
8 | [82] | |
星摘みの歌 | 加藤達也 |
|
9 | [83] | |
星々の絆 | 藤澤慶昌 |
|
9 | [82] | |
-Star Divine- フィナーレ | 本多友紀 |
|
10 | [82] | |
舞台少女心得 幕間 | 本多友紀 加藤達也(ピアノアレンジ) |
|
11 | [82] | |
スタァライト | 藤澤慶昌、加藤達也 |
|
12 | [82] |
各話リスト
[編集]# | タイトル | 画コンテ | 演出 | ED歌唱 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 舞台少女 | 古川知宏[84] |
| - |
第2話 | 運命の舞台 |
| 塚本あかね[84] | - |
第3話 | トップスタァ | 小出卓史[7] |
| 神楽ひかり[85] |
第4話 | 約束タワー | 小島正幸[7] |
|
|
第5話 | キラめきのありか | 久保田雄大[7] | 三上喜子[7] |
|
第6話 | ふたりの花道 | 佐伯昭志[7] | 横内一樹[7] |
|
第7話 | 大場なな | 古川知宏[7] | 塚本あかね[7] | インストゥルメンタル[85] |
第8話 | ひかり、さす方へ | 光田史亮[9] | 愛城華恋[83] | |
第9話 | 星祭りの夜に | 小島正幸[9] | 山田卓[9] |
|
第10話 | されど舞台はつづく
The Show Must Go On |
|
|
|
第11話 | わたしたちは | 佐伯昭志[9] |
|
|
第12話 | レヴュースタァライト |
| - |
放送
[編集]放送に先駆けるかたちで、今までの展開やストーリーの解説、インタビューや座談会で構成される「放送直前特番」が放送された。放送は2018年7月5日のTBSとCBCを始め、BS-TBSとMBSで7月7日に、RKBで7月11日に放送された[86]。
放送期間 | 放送時間 | 放送局 | 対象地域 [88] | 備考 |
---|---|---|---|---|
2018年7月13日 - 9月28日 | 金曜 1:28 - 1:58(木曜深夜) | TBSテレビ | 関東広域圏 | 製作局 / 字幕放送 |
金曜 2:35 - 3:05(木曜深夜) | CBCテレビ | 中京広域圏 | ||
2018年7月15日 - 9月30日 | 日曜 1:00 - 1:30(土曜深夜) | BS-TBS | 日本全域 | BS放送 |
日曜 3:08 - 3:38(土曜深夜) | 毎日放送 | 近畿広域圏 | 字幕放送 / 『アニメシャワー』第3部 | |
2018年7月19日 - 10月4日 | 木曜 2:30 - 3:00(水曜深夜) | RKB毎日放送 | 福岡県 | |
2018年7月23日 - 10月8日 | 月曜 1:00 - 1:30(日曜深夜) | TBSチャンネル1 | 日本全域 | CS放送 / リピート放送あり |
TBSテレビ、BS-TBS、TBSチャンネル1では『アニメリコ』第1部。 |
関連商品
[編集]CD
[編集]発売日 | タイトル | 規格品番 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
OP | 2018年7月18日 | 星のダイアローグ | PCCG-70432 | [89] |
ED | 2018年8月1日 | Fly Me to the Star | PCCG-01703 | [78] |
劇中歌 | 2018年8月22日 | 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 劇中歌アルバム Vol.1 ラ レヴュー ド マチネ | PCCG-01706 | [85] |
劇中歌 | 2018年10月17日 | 少女☆歌劇 レヴュースタァライト 劇中歌アルバム Vol.2 ラ レヴュー ド ソワレ | PCCG-01707 | [83] |
OST | 2018年10月17日 | 少女☆歌劇 レヴュースタァライト ORIGINAL SOUNDTRACK | PCCG-01716 | [90] |
劇中歌 | 2019年8月9日 | インストアルバム「ラ レヴュー・オン・ボワット」 | BRCG-00066 | [91][注釈 7] |
関連メディア
[編集]漫画
[編集]『少女☆歌劇 レヴュースタァライト オーバーチュア』は、TVアニメ版の前日譚を描いた轟斗ソラによる全2巻の漫画。脚本はアニメ版で作詞などを担当する中村彼方が手掛ける。『電撃G'sコミック』2018年3月号から連載が開始され、2018年6月27日に電撃コミックスNEXTから1巻が、同年10月26日に最終巻である2巻が発売された[92][93][94]。
- 2018年6月27日発売[93]、ISBN 978-4-04-893896-9
- 2018年10月26日発売[94]、ISBN 978-4-04-912132-2
書籍
[編集]『電撃G'sマガジン』に掲載された特集と、監督である古川とキャスト9人へのインタビューを新規に収録したメモリアルブックが2018年10月19日に発売された[95][96]。
- 2018年10月19日発売[95]、ISBN 978-4-04-912139-1
劇場版
[編集]2019年11月3日に横浜アリーナで行われたライブ「3rdスタァライブ“Starry Diamond”」において総集編と新作劇場版の2作品の制作の決定が発表された[97][98]。
少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド
[編集]少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド | |
---|---|
監督 | 古川知宏 |
脚本 | 樋口達人 |
原作 | ブシロード、ネルケプランニング、キネマシトラス |
出演者 | 小山百代、三森すずこ、富田麻帆、佐藤日向、岩田陽葵、小泉萌香、相羽あいな、生田輝、伊藤彩沙ほか |
音楽 | 藤澤慶昌、加藤達也 |
主題歌 | スタァライト九九組「再生讃美曲」 |
制作会社 | キネマシトラス |
公開 | 2020年8月7日 |
上映時間 | 119分[99] |
次作 | 劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト |
『少女☆歌劇 レヴュースタァライト ロンド・ロンド・ロンド』は、キネマシトラス制作の日本のアニメーション映画。古川知宏が監督を務め、2020年に公開された。2018年に日本で放送されたテレビアニメ『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の総集編である。
2020年1月21日に東京のTBSテレビにおいてプロジェクト発表会が行われ、本作は2020年5月29日に公開されることが発表された[100]。4月17日には主題歌である「再生讃美曲」のリリックビデオがYouTubeで公開された[101]。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大によって公開が延期され、6月10日発売予定だった主題歌「再生讃美曲」のCDも発売が延期された[102]。その後、8月7日に日本国内の28の映画館で公開された[103]。
本作は、テレビシリーズの物語を登場人物の一人である大場ななの視点で再構成されたものであり、テレビアニメ版にはなかった新作シーンが制作された[38][104]。監督である古川知宏は、大場ななを依り代に、12本のアニメを「同じだけど別の1本の作品」にすることに挑戦したと述べている[105]。
主題歌
[編集]「再生讃美曲」は、本作の主題歌。fhánaの佐藤純一が作曲・編曲を、中村彼方が作詞を手掛け、スタァライト九九組が歌唱する[106]。本曲は2020年に行われた令和2年アニソン大賞で編曲賞を受賞した。本曲を推薦した音楽プロデューサーの齋藤Pは、「再生讃美曲」は映画音楽、ミュージカルからの引用が多数詰め込まれており、「音楽で出来る手技が全て入っている」と言えるほどのスケールがあると評価した[107]。
評価・受賞
[編集]キネマ旬報 (2020b)において増當竜也は、本作はオーディションをめぐっての舞台少女らの友情や確執がかなりのシュール度で描かれており、美少女キャラクターによるスーパーアングラ展開にアニメーション独自の表現の幅の広さをうかがい知ることが出来たと評している[108]。
年 | 賞 | 部門 | 候補 | 結果 | 出典 |
---|---|---|---|---|---|
2020年 | 令和アニソン大賞 | 編曲賞 | 「再生讃美曲」 | 受賞 | [107] |
関連商品
[編集]発売日 | タイトル | 規格品番 | 出典 |
---|---|---|---|
2020年9月9日 | 再生讃美曲(通常盤) | PCCG-01914 | [106] |
2020年9月9日 | 再生讃美曲(初回限定盤) | PCCG-01919 | [109][注釈 8] |
発売日 | 規格品番 | 出典 |
---|---|---|
2021年2月24日 | OVXN-0057 | [110] |
劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
[編集]新作劇場版である『劇場版 少女☆歌劇 レヴュースタァライト』は、2021年6月4日に公開された[111]。2020年1月21日に東京のTBSテレビで行われたプロジェクト発表会において「テレビに出てこなかったビジュアルが登場する」「9人が3年生になったところからの物語である」「9人の立場や関係に色々と変化が起きる」といったことが公開された[100]。2021年5月21日に公開が予定されていたが[112]、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による緊急事態宣言に伴って映画館の休館が出たことを考慮した結果、6月4日に延期された[111]。
本作は2021年の令和アニソン大賞において主題歌である「私たちはもう舞台の上」が作詞賞にノミネートされ、編曲賞とユーザー投票賞を受賞した[113]。また、2022年には東京アニメアワードフェスティバルでアニメファン賞で2位となり、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門の審査委員会推薦作品に選出された[114]。
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ ただし、本プロジェクトの企画を立ち上げた木谷高明は、ミュージカルが原作であると述べている[31]。
- ^ 脚本の樋口によると、バトルロイヤルという構造は物語が終わった時点で世界が完結してしまうという理由で封印されていたという[30]。
- ^ 古川は、歌劇がテーマの作品でも登場人物らの友情を厚く描けば男性アニメファンにも見てもらえるだろうという意図であったと述べているが、結果的には「カップリング」として古川の想像を超える盛り上がりを見せたという[35]。
- ^ 本作は2018年という設定であるが、東京スカイツリーの竣工は2012年である[44]。
- ^ なお、宝塚歌劇団では「トップスタァ」ではなく「トップスター」という表記になっている[61]。
- ^ 『かげきしょうじょ!!』は、2021年7月から放送が開始された日本のアニメ。本作と同様に「少女歌劇」を題材としている[62]。
- ^ ポニーキャニオン通販サイトまたは公演やライブ、イベント販売のみの限定CD[91]
- ^ 初回限定盤には独占コメントなどが収録されたブックレットが付属する[104]。
出典
[編集]- ^ アニメブロス 2018, p. 80.
- ^ 声優グランプリ 2019, p. 4.
- ^ メモリアルブック 2018, p. 66, 93.
- ^ メガミマガジン 2018, p. 24-25.
- ^ メモリアルブック 2018, p. 73, 94.
- ^ メガミマガジン 2018, p. 25.
- ^ a b c d e f g h i j k メモリアルブック 2018, p. 94.
- ^ メモリアルブック 2018, p. 82.
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- ^ a b c d メモリアルブック 2018, p. 10.
- ^ メモリアルブック 2018, p. 4, 19.
- ^ メモリアルブック 2018, p. 10, 67.
- ^ メモリアルブック 2018, p. 60.
- ^ メモリアルブック 2018, p. 67.
- ^ a b c d アニメブロス 2018, p. 87.
- ^ メガミマガジン 2018, p. 24, 31.
- ^ a b メモリアルブック 2018, p. 66.
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- ^ リスアニ 2018, p. 5.
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- ^ "第25回 受賞作品 アニメーション部門". 文化庁. 2022年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月13日閲覧。
参考文献
[編集]書籍
[編集]- 川崎賢子『宝塚―変容を続ける「日本モダニズム」』岩波書店〈岩波現代文庫〉、2022年。ISBN 978-4-00-600442-2。
- 編集 電撃G'sマガジン編集部 編『少女☆歌劇 レヴュースタァライト メモリアルブック(ebookjapan版)』協力 レヴュースタァライト製作委員会, キネマシトラス、発行 KADOKAWA、2018年。ISBN 9784049121391。
雑誌
[編集]- 『ANIME Bros.』2018年7月号、東京ニュース通信社、2018年、ISBN 978-4-86336-776-0。
- 『キネマ旬報』2020年6月上旬号、キネマ旬報社、2020年。
- 『キネマ旬報』2020年9月下旬号、キネマ旬報社、2020年。
- 『声優グランプリ』2019年9月号、主婦の友インフォス、2019年。
- 『電撃G'sマガジン』2020年9月号、KADOKAWA、2020年。
- 『メガミマガジン』2018年10月号、学研パブリッシング、2018年。
- 『リスアニ』2018年8月号、エムオン・エンタテインメント、2018年、ISBN 978-4-7897-7284-6。
外部リンク
[編集]- 少女☆歌劇 レヴュースタァライト
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