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* [http://www.outlaw-movie.jp/ 映画『アウトロー』公式サイト] |
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* [https://paramount.jp/outlaw/ DVD『アウトロー』公式サイト] |
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== 参考文献 == |
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2021年12月17日 (金) 20:24時点における版
ジャック・リーチャー Jack Reacher | |
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初登場 |
『キリング・フロアー』(1997年) 『アウトロー』(映画・2012年) |
最後の登場 | ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年) |
作者 | リー・チャイルド |
演 | トム・クルーズ(『アウトロー』(映画・2012年)) |
詳細情報 | |
性別 | 男性 |
職業 | 元・米陸軍憲兵隊捜査官 |
肩書き | 少佐 |
家族 |
父・スタン・リーチャー(元米海兵隊員/大尉・故人) |
生日 | 10月29日 |
ジャック・リーチャー(Jack Reacher)は、在米イギリス人推理小説家リー・チャイルド(Lee Child, 1954年 -)による小説シリーズの主人公で架空の人物。今は流れ者だが、かつては米陸軍憲兵隊捜査官だったという設定。同シリーズの9作目を映画化した『アウトロー』(原題:Jack Reacher・2012年製作)では、トム・クルーズがジャック・リーチャーを演じている。
人物設定
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経歴
ベルリンの米軍基地で、アメリカ海兵隊員の父とフランス人の母の間に生まれる。ウェストポイントの陸軍士官学校を卒業後、13年にわたって米陸軍憲兵隊で犯罪捜査官として働いていた。陸軍を除隊してからは流れ者となり、アメリカ全土を放浪している。
性格
ストイックで寡黙、孤独を好む。怒りをあらわにすることはほとんどない。正義のためなら手段を選ばず悪を罰するが、良心の呵責といった感情は持ち合わせない。
能力
- 時計なしに時刻を知る鋭い能力。いつでも思った通りの時刻に起きることができる。
- 特定の武術のエキスパートではないが、様々な格闘技に熟練した能力を発揮することができる。
- 優れた狙撃能力。軍のライフルやピストルの射撃大会での優勝経験を持ち、拳銃のインストラクターも務めていた。いろいろなタイプの火器、銃・武器について精通している。
- 鋭い観察眼を持ち、敵との対決で発揮される。
映画版(『アウトロー』)においての人物像
映画概要
原題は、“Jack Reacher”。ジャック・リーチャー・シリーズ初の映画化作品(2012年製作)。シリーズ9作目の“One Shot”(邦訳タイトルは「アウトロー」)を、『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー賞脚本賞を受賞したクリストファー・マッカリーが監督を務め、トム・クルーズが主人公ジャック・リーチャーを演じている。 また、トム・クルーズの新たな主演映画シリーズの第一弾として製作され、続編も噂されている。映画化第一弾の原作シリーズに9作目を選んだ理由について、プロデューサーのドン・グレンジャーは「シリーズで最も映画的な作品だからだ。リーチャーを紹介するのに最適だと思った」とコメントしている。
キャスティング
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原作シリーズでは、2メートル近い身長と100キロ以上の体重の巨漢でダークなイメージのジャック・リーチャーを、小柄で明るいイメージのトム・クルーズが演じることについて、アメリカでは映画製作発表の際話題となった。原作者チャイルドは、リーチャー役を演じさせたい俳優について、「ブルース・ウィリスをもっと長身にして、さらに体格をよくし、首の上にウィリアム・ハートの頭を載せた男」と述べ、また、後にはラッセル・クロウの名を挙げていたが、プロデューサーのマッカリーからリーチャー役にトム・クルーズをキャスティングしたいと聞かされると、「私が作ったキャラクターを演じるのに、史上最大の映画スターを断る理由はないね」と承諾したという。クルーズ自身も「もし彼(原作者リー・チャイルド)がOKしなければ、この役を引き受けなかった」と語っている。
人物設定
アウトロー7カ条
- 職には就かない(陸軍憲兵隊の捜査官だったが、除隊後は全米を放浪)。
- 住居は持たない(徒歩やヒッチハイク、バスで移動し、流れ着いた街の安宿を転々)。
- 身分や居所を明かす物は持たない(携帯電話、免許証、クレジットカードなどは持たない)。
- 人とは絶対につながらない(恋人、家族、友人など面倒な人間関係は必要なし。女も一夜限り)。
- 証拠は信じない(警察はまったく信用せず、証拠も信じない)。
- 法律は関係ない(自分に絶対的な自信を持ち、己が定めたルールこそが法)。
- 悪は決して許さない(悪を見過ごすことができず、正義のためには手段を選ばない)。
続編
ドラマ
映画2部作の世界興収1億6200万ドルとトム・クルーズ主演作としては期待外れの結果となったため、シリーズ継続が困難になり、原作小説により忠実なテレビドラマのシリーズの製作が決定した。原作のジャック・リーチャーは身長195㎝で大柄な体格という設定のため、ドラマ版のジャック・リーチャーでは、原作のイメージに合った役者が選ばれると推測されている。ドラマ化の権利をAmazonが2019年に勝ち取った。
登場小説
ジャック・リーチャー・シリーズは、2020年までに25作の小説が発表された。これまで95カ国、40言語に翻訳されており、邦訳は12作が、いずれも講談社文庫から刊行されている。
- Killing Floor(1997) 「キリング・フロアー」(講談社文庫・刊)
- Die Trying(1998) 「反撃」(講談社文庫・刊)
- Tripwire(1999)「警鐘」(講談社文庫・刊)
- The Visitor(2000)
- Echo Burning(2001)
- Without Fall(2002)
- Persuader(2003)「宿敵」(講談社文庫・刊)
- The Enemy(2004)「前夜」(講談社文庫・刊)
- One Shot(2005)「アウトロー」(講談社文庫・刊)
- The Hard Way(2006)
- Bad Luck and Trouble(2007)
- Nothing to Lose(2008)
- Gone Tomorrow(2009)「葬られた勲章」(講談社文庫・刊)
- 61 Hours(2010)「61時間」(講談社文庫・刊)
- Worth Dying for(2010)
- The Affair(2011)
- A Wanted Man(2012)「最重要容疑者」(講談社文庫・刊)
- Never Go Back(2013)「ネバー・ゴー・バック」(講談社文庫・刊)
- Personal(2014)「パーソナル」(講談社文庫・刊)
- Make Me(2015)
- Night School(2016)
- The Midnight Line(2017)「ミッドナイト・ライン」(講談社文庫・刊)
- Past Tense(2018)
- Blue Moon(2019)
- The Sentinel(2020)
外部リンク
参考文献
- 英語版
- One Shot(2005) 「アウトロー」(講談社文庫・刊)
- 映画『アウトロー』公式サイト
- DVD&ブルーレイでーた(エンターブレイン・刊)