「花折峠」の版間の差分
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かつての[[鯖街道]](若狭街道)のなかで随一の難所といわれた峠でもある。また、[[安曇川]]と[[和邇川]]の分水嶺となっている。鯖街道沿線にある[[明王院 (大津市)|葛川明王院]]への参拝者が、仏前へ供える[[シキミ]]を峠付近で摘んだことが名称の由来となった<ref>[http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/jiten/data/008.html 花折峠](大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館(2010年8月4日閲覧)</ref>。 |
かつての[[鯖街道]](若狭街道)のなかで随一の難所といわれた峠でもある。また、[[安曇川]]と[[和邇川]]の分水嶺となっている。鯖街道沿線にある[[明王院 (大津市)|葛川明王院]]への参拝者が、仏前へ供える[[シキミ]]を峠付近で摘んだことが名称の由来となった<ref>[http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/jiten/data/008.html 花折峠](大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館(2010年8月4日閲覧)</ref>。 |
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[[国道367号]]は「花折トンネル」(標高500m、詳細は後述)で貫いており峠の交通を成している。このほか、旧道となった峠道(標高591m)も現存しており、[[長距離自然歩道]]のひとつである[[近畿自然歩道]]「鯖街道・花折峠のみち」コースの一部となっている<ref>同コースは、大津市街地側の旧道と国道の合流点がその終点となっている。※出典:[http://www.pref.shiga.jp/d/shizenkankyo/furusato/trail/kinki.html 近畿自然歩道](ふるさと滋賀の自然とのふれあいコーナー) - 滋賀県(2010年8月4日閲覧)</ref>ほか、[[比良山地|南比良]]([[蓬 |
[[国道367号]]は「花折トンネル」(標高500m、詳細は後述)で貫いており峠の交通を成している。このほか、旧道となった峠道(標高591m)も現存しており、[[長距離自然歩道]]のひとつである[[近畿自然歩道]]「鯖街道・花折峠のみち」コースの一部となっている<ref>同コースは、大津市街地側の旧道と国道の合流点がその終点となっている。※出典:[http://www.pref.shiga.jp/d/shizenkankyo/furusato/trail/kinki.html 近畿自然歩道](ふるさと滋賀の自然とのふれあいコーナー) - 滋賀県(2010年8月4日閲覧)</ref>ほか、[[比良山地|南比良]]([[蓬萊山 (滋賀県)|蓬萊山]]など)への登山道にもなっている<ref>山と高原地図 46『比良山系』 田中亘 著 p.20-21および地図(昭文社、1993年) ISBN 4398750460</ref>。 |
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== 道路状況 == |
== 道路状況 == |
2021年12月14日 (火) 08:27時点における版
花折峠 | |
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国道367号花折トンネル | |
所在地 | 滋賀県大津市 |
座標 | 北緯35度11分14秒 東経135度51分36秒 / 北緯35.18722度 東経135.86000度座標: 北緯35度11分14秒 東経135度51分36秒 / 北緯35.18722度 東経135.86000度 |
標高 | 581 m |
通過路 | 国道367号(花折トンネル) |
プロジェクト 地形 |
国道367号はトンネルになっているが、もとの峠道も旧道として現存している。
概要
かつての鯖街道(若狭街道)のなかで随一の難所といわれた峠でもある。また、安曇川と和邇川の分水嶺となっている。鯖街道沿線にある葛川明王院への参拝者が、仏前へ供えるシキミを峠付近で摘んだことが名称の由来となった[1]。
国道367号は「花折トンネル」(標高500m、詳細は後述)で貫いており峠の交通を成している。このほか、旧道となった峠道(標高591m)も現存しており、長距離自然歩道のひとつである近畿自然歩道「鯖街道・花折峠のみち」コースの一部となっている[2]ほか、南比良(蓬萊山など)への登山道にもなっている[3]。
道路状況
旧道となった峠道には、石碑が設けられている。
花折トンネル
花折トンネル(はなおれトンネル)は、峠の直下を貫く国道367号のトンネルである。片側1車線の道路および歩道(かなり狭い)が設けられている。
花折峠はカーブが多く交通の難所であり、1975年(昭和50年)6月にトンネルが新設で難所が解消された[4]。
大津市街地・途中越方面から進むと、この花折トンネルのほか、葛川バイパスの牛の鼻トンネル・行者山トンネル・坂下トンネルと4つのトンネルが連続しているが、その中では最長のトンネルである。なお、当トンネルは1975年に竣工したが、葛川バイパスの供用開始時期は2000年代になってからであった。国道367号の全線にわたる改良が進んだ結果、京都市や大津市と福井県小浜市などを結ぶ主要なルートのひとつとなっている。
トンネルの要目
[要出典]
位置情報
峠へのアクセス
脚注
- ^ 花折峠(大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館(2010年8月4日閲覧)
- ^ 同コースは、大津市街地側の旧道と国道の合流点がその終点となっている。※出典:近畿自然歩道(ふるさと滋賀の自然とのふれあいコーナー) - 滋賀県(2010年8月4日閲覧)
- ^ 山と高原地図 46『比良山系』 田中亘 著 p.20-21および地図(昭文社、1993年) ISBN 4398750460
- ^ 大津市歴史博物館市史編さん室 1999, p. 157.
参考文献
- 大津市歴史博物館市史編さん室『図説大津の歴史 下巻』大津市、1999年10月1日。
関連項目
外部リンク
- 花折峠(大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館