コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「花折峠」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 萊の修正依頼 (蓬萊山 (滋賀県)) - log
18行目: 18行目:
かつての[[鯖街道]](若狭街道)のなかで随一の難所といわれた峠でもある。また、[[安曇川]]と[[和邇川]]の分水嶺となっている。鯖街道沿線にある[[明王院 (大津市)|葛川明王院]]への参拝者が、仏前へ供える[[シキミ]]を峠付近で摘んだことが名称の由来となった<ref>[http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/jiten/data/008.html 花折峠](大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館(2010年8月4日閲覧)</ref>。
かつての[[鯖街道]](若狭街道)のなかで随一の難所といわれた峠でもある。また、[[安曇川]]と[[和邇川]]の分水嶺となっている。鯖街道沿線にある[[明王院 (大津市)|葛川明王院]]への参拝者が、仏前へ供える[[シキミ]]を峠付近で摘んだことが名称の由来となった<ref>[http://www.rekihaku.otsu.shiga.jp/jiten/data/008.html 花折峠](大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館(2010年8月4日閲覧)</ref>。


[[国道367号]]は「花折トンネル」(標高500m、詳細は後述)で貫いており峠の交通を成している。このほか、旧道となった峠道(標高591m)も現存しており、[[長距離自然歩道]]のひとつである[[近畿自然歩道]]「鯖街道・花折峠のみち」コースの一部となっている<ref>同コースは、大津市街地側の旧道と国道の合流点がその終点となっている。※出典:[http://www.pref.shiga.jp/d/shizenkankyo/furusato/trail/kinki.html 近畿自然歩道](ふるさと滋賀の自然とのふれあいコーナー) - 滋賀県(2010年8月4日閲覧)</ref>ほか、[[比良山地|南比良]]([[蓬山 (滋賀県)|蓬山]]など)への登山道にもなっている<ref>山と高原地図 46『比良山系』 田中亘 著 p.20-21および地図(昭文社、1993年) ISBN 4398750460</ref>。
[[国道367号]]は「花折トンネル」(標高500m、詳細は後述)で貫いており峠の交通を成している。このほか、旧道となった峠道(標高591m)も現存しており、[[長距離自然歩道]]のひとつである[[近畿自然歩道]]「鯖街道・花折峠のみち」コースの一部となっている<ref>同コースは、大津市街地側の旧道と国道の合流点がその終点となっている。※出典:[http://www.pref.shiga.jp/d/shizenkankyo/furusato/trail/kinki.html 近畿自然歩道](ふるさと滋賀の自然とのふれあいコーナー) - 滋賀県(2010年8月4日閲覧)</ref>ほか、[[比良山地|南比良]]([[蓬山 (滋賀県)|蓬山]]など)への登山道にもなっている<ref>山と高原地図 46『比良山系』 田中亘 著 p.20-21および地図(昭文社、1993年) ISBN 4398750460</ref>。


== 道路状況 ==
== 道路状況 ==

2021年12月14日 (火) 08:27時点における版

花折峠
花折トンネル
国道367号花折トンネル
所在地 滋賀県大津市
座標
花折峠の位置(日本内)
花折峠
北緯35度11分14秒 東経135度51分36秒 / 北緯35.18722度 東経135.86000度 / 35.18722; 135.86000座標: 北緯35度11分14秒 東経135度51分36秒 / 北緯35.18722度 東経135.86000度 / 35.18722; 135.86000
標高 581 m
通過路 国道367号(花折トンネル)
プロジェクト 地形
テンプレートを表示
国道367号標識
国道367号標識

花折峠(はなおれとうげ)は滋賀県大津市にあるである。

国道367号はトンネルになっているが、もとの峠道も旧道として現存している。

概要

かつての鯖街道(若狭街道)のなかで随一の難所といわれた峠でもある。また、安曇川和邇川の分水嶺となっている。鯖街道沿線にある葛川明王院への参拝者が、仏前へ供えるシキミを峠付近で摘んだことが名称の由来となった[1]

国道367号は「花折トンネル」(標高500m、詳細は後述)で貫いており峠の交通を成している。このほか、旧道となった峠道(標高591m)も現存しており、長距離自然歩道のひとつである近畿自然歩道「鯖街道・花折峠のみち」コースの一部となっている[2]ほか、南比良蓬萊山など)への登山道にもなっている[3]

道路状況

旧道となった峠道には、石碑が設けられている。

花折トンネル

花折トンネル(はなおれトンネル)は、峠の直下を貫く国道367号のトンネルである。片側1車線の道路および歩道(かなり狭い)が設けられている。

花折峠はカーブが多く交通の難所であり、1975年(昭和50年)6月にトンネルが新設で難所が解消された[4]

大津市街地・途中越方面から進むと、この花折トンネルのほか、葛川バイパスの牛の鼻トンネル・行者山トンネル・坂下トンネルと4つのトンネルが連続しているが、その中では最長のトンネルである。なお、当トンネルは1975年に竣工したが、葛川バイパスの供用開始時期は2000年代になってからであった。国道367号の全線にわたる改良が進んだ結果、京都市や大津市と福井県小浜市などを結ぶ主要なルートのひとつとなっている。

トンネルの要目

[要出典]

  • 区間:滋賀県大津市伊香立途中町 - 同市葛川坂下町
  • 竣工:1975年5月
  • 延長:727m
  • 幅員:6.0m (片側1車線の道路と歩道を設置)

位置情報

峠へのアクセス

  • 路線バス
  • 自動車
    • 京都市および大津市街地方面からは、途中越より国道367号を北上。
    • 高島市朽木方面からは、国道367号を南下。

脚注

  1. ^ 花折峠(大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館(2010年8月4日閲覧)
  2. ^ 同コースは、大津市街地側の旧道と国道の合流点がその終点となっている。※出典:近畿自然歩道(ふるさと滋賀の自然とのふれあいコーナー) - 滋賀県(2010年8月4日閲覧)
  3. ^ 山と高原地図 46『比良山系』 田中亘 著 p.20-21および地図(昭文社、1993年) ISBN 4398750460
  4. ^ 大津市歴史博物館市史編さん室 1999, p. 157.

参考文献

  • 大津市歴史博物館市史編さん室『図説大津の歴史 下巻』大津市、1999年10月1日。 

関連項目

外部リンク

  • 花折峠(大津の歴史事典) - 大津市歴史博物館