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「グレートマジンガー対ゲッターロボ」の版間の差分

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== 音楽 ==
== 音楽 ==
本作の[[バックグラウンドミュージック|BGM]]は、『グレートマジンガー』『ゲッターロボ』両作品から流用され、新曲は作られなかったものの、[[渡辺宙明]]と[[菊池俊輔]]の音楽が同一作品内で使用されることになった。
本作の[[背景音楽|BGM]]は、『グレートマジンガー』『ゲッターロボ』両作品から流用され、新曲は作られなかったものの、[[渡辺宙明]]と[[菊池俊輔]]の音楽が同一作品内で使用されることになった。


劇場予告編およびオープニングテーマには、「おれはグレートマジンガー」(『グレートマジンガー』OP)のバックコーラス([[音羽ゆりかご会|コロムビアゆりかご会]])なしヴァージョンが使用された<ref name="dvd">いずれも『復刻! 東映まんがまつり 1975春』DVDで確認可能。</ref>。同ヴァージョンは『ETERNAL EDITION ダイナミックプロフィルムズ File No.5&6 グレートマジンガー』に収録されている。
劇場予告編およびオープニングテーマには、「おれはグレートマジンガー」(『グレートマジンガー』OP)のバックコーラス([[音羽ゆりかご会|コロムビアゆりかご会]])なしヴァージョンが使用された<ref name="dvd">いずれも『復刻! 東映まんがまつり 1975春』DVDで確認可能。</ref>。同ヴァージョンは『ETERNAL EDITION ダイナミックプロフィルムズ File No.5&6 グレートマジンガー』に収録されている。

2021年11月23日 (火) 09:09時点における版

グレートマジンガー > グレートマジンガー対ゲッターロボ
ゲッターロボ > グレートマジンガー対ゲッターロボ
グレートマジンガー対ゲッターロボ
Mazinger VS. Getta Robot[1]
監督 明比正行
脚本 藤川桂介
原作 永井豪石川賢とダイナミック企画
製作 今田智憲
ナレーター 柴田秀勝(予告編)
出演者 野田圭一神谷明
音楽 渡辺宙明菊池俊輔
主題歌 水木一郎「おれはグレートマジンガー」
撮影 菅谷信行
編集 本山収
製作会社 東映フジテレビ
配給 東映
公開 1975年3月21日
上映時間 30分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
前作 マジンガーZ対暗黒大将軍
ゲッターロボ(映画)
次作 グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突
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グレートマジンガー対ゲッターロボ』(英文:Mazinger VS. Getta Robot[1])は、1975年3月21日東映まんがまつりで上映された日本のアニメーション映画作品。

概要

グレートマジンガー』(原作:永井豪)と『ゲッターロボ』(原作:永井豪、石川賢)のクロスオーバー作品。タイトルに「対」とついているが、『マジンガーZ対デビルマン』と同様、両者の直接対決が描かれているわけではない。

各作品の設定ではグレートマジンガーが身長25m、ゲッターロボ(ゲッター1)は38mとサイズに差があるが、本作中では演出上、同等のサイズに描かれている。

グレート側では『マジンガーZ対暗黒大将軍』では登場しなかった炎ジュンとビューナスAが映画初登場している。

主な出演者

科学要塞研究所
早乙女研究所
予告編
  • ナレーター:柴田秀勝

ゲストキャラクター

ギルギルガン
円盤で地球に飛来した宇宙怪獣。金属を食べて成長し、姿を変えてゆく。
第一形態
恐竜のような体に蜘蛛のような6本の脚が生えている。両目から怪光線を放ち、口からは超合金ニューZをも溶かす緑色の溶解液を吐く。防御力はのちの形態より高い。また敵から攻撃を受けると亀のように首を引っ込めて無効化する。グレートマジンガーは繰り出す攻撃が全く通用しない上に両腕と片脚を失う大ダメージを受け、撤収を余儀なくされた。
第二形態
一定量の金属を摂取したことで、第一形態の背中を突き破って巨人のような上半身が現れた状態。体色は変化したが下半身は第一形態のままなので武器も怪光線と溶解液。ビューナスAとボスボロットこそ圧倒したものの、ゲッター1のトマホークブーメランで脚を切断されたり、グレートのマジンガーブレードを胸に突き刺された。
最終形態
第二形態が倒されそうになったため、円盤が自ら餌となって食われたことでさらに巨大化。下半身の第一形態部分が完全になくなり、二本脚の巨人タイプへと変化した。背中に生えた巨大な翼で飛行も可能となっている。武装は翼から放つ閃光、指先から放つビーム、尻尾による打撃、腰の左右に装備した巨大な鎌状のブーメランを使用する。しかしブーメランを投げると腰の付け根に弱点が露出し、この好機を見逃さず腰の付け根から進入したグレートとゲッター2により内部を破壊され、両目にマジンガーブレードを突き立てられた後にダブルサンダーブレークとゲッタービームの同時攻撃を受け、空中へ逃げる途中で力尽きて爆死した。なお、第二形態で切り落とされた脚の断面や最終形態の体内の描写は機械的なものとなっている。
後年のゲームソフトでもある『スーパーロボット大戦』でボスキャラクターとして登場し、さらに『第2次スーパーロボット大戦』以降はオリジナル形態のメカギルギルガンが登場している。
宇宙円盤
異星人の母艦。最初の攻撃の際ゲッター1を翻弄する。ギルギルガンが敗色濃厚となったため自らが餌となる。

スタッフ

音楽

本作のBGMは、『グレートマジンガー』『ゲッターロボ』両作品から流用され、新曲は作られなかったものの、渡辺宙明菊池俊輔の音楽が同一作品内で使用されることになった。

劇場予告編およびオープニングテーマには、「おれはグレートマジンガー」(『グレートマジンガー』OP)のバックコーラス(コロムビアゆりかご会)なしヴァージョンが使用された[2]。同ヴァージョンは『ETERNAL EDITION ダイナミックプロフィルムズ File No.5&6 グレートマジンガー』に収録されている。

なお、オープニング映像では、歌に水木一郎ささきいさお、コロムビアゆりかご会がクレジットされているが、ささきいさおの歌は実際には使用されなかった[2]

主題歌・挿入歌

オープニングテーマ「おれはグレートマジンガー」
作詞:小池一雄 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:水木一郎(バックコーラスなしヴァージョン)
挿入歌「勇者はマジンガー」
作詞:小池一雄 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:水木一郎、コロムビアゆりかご会
挿入歌「グレートマジンガーのバラード」
作詞:永井豪 / 作曲・編曲:渡辺宙明 / 歌:水木一郎
備考
メロオケ版「ゲッターロボ!」[2](『ゲッターロボ』オープニングテーマ)
作曲・編曲:菊池俊輔

同時上映

1975年春の『東映まんがまつり』において、本作を含む6作品が上映された。

作品名 原作 (声の)出演 備考
アンデルセン童話 にんぎょ姫 H・C・アンデルセン 樫山文枝志垣太郎宮城まり子 劇場用新作
これがUFOだ!空飛ぶ円盤 (なし) 野田圭一
魔女っ子メグちゃん 月よりの使者 成田マキホ
ひろみプロ
吉田理保子つかせのりこはせさん治山口奈々山本圭子
仮面ライダーアマゾン 石森章太郎 岡崎徹小林昭二中田博久槐柳二
がんばれ!!ロボコン 山本圭子、野田圭一、島田歌穂大野しげひさ加藤みどり

興行 

二週間上映で配収3億6千万円、売店収入約1億円、最終的には5億円突破と見られる大ヒット[3]岡田茂東映社長が丸の内東映前で客の様子を見ていたら、子どもが劇場前に座り込み、泣きわめき、大暴れした挙句、母親を劇場に引きずり込んだ[3]。感激した岡田は社内での"ジャリ"、"ガキ"という言葉を使用禁止にし「わが社では"コドモサマ"に統一する」と発表した[3]。同時にこの年の夏休みまんがまつりは、テレビで人気抜群のずうとるびの舞台や私生活を映画にした『ずうとるび 前進!前進!大前進!!』を目玉にマンガ4本をくっつけると話していたが[3]、『ずうとるび 前進!前進!大前進!!』は一番組前に出て『新幹線大爆破』の併映作になった。

映像ソフト化 

コミカライズ

石川賢作でテレビマガジン1975年8月増刊号に掲載、大都社ゲッターロボ大決戦に収録。

脚注

  1. ^ a b 「東映動画 長編アニメ大全集 下巻」(徳間書店)222頁 1978年
  2. ^ a b c いずれも『復刻! 東映まんがまつり 1975春』DVDで確認可能。
  3. ^ a b c d “なになにッ! 大人気"コドモ様映画" 夏も『ずうとるび』便乗作戦”. サンケイスポーツ (産業経済新聞社): p. 15. (1975年4月15日) 
  4. ^ 「DVD & VIDEO Selection」『宇宙船』Vol.100(2002年5月号)、朝日ソノラマ、2002年5月1日、102頁、雑誌コード:01843-05。 
  5. ^ <東映まんがまつり>公開の「マジンガーZ」関連劇場版を収めた単巻Blu-ray2タイトルが同日発売

関連項目

  • デビルマン対ゲッターロボ - 永井豪の漫画作品。雑誌掲載時、本作の前日譚とされていた。
  • ロボットガールズZ - 「+」編でのボスキャラとして、ギルギルガンを萌え擬人化した「ギルギルガン子」が登場する。
  • マジンカイザー対真ゲッターロボ - 『不滅のスーパーロボット大全』収録の読み切り。Moo.念平が作画、赤星政尚が脚本を担当。ギルギルガン登場する他、『スーパーロボット大戦』シリーズオリジナルメカであるメカギルギルガンも登場。同シリーズ以外の作品でメカギルギルガンが登場するのは現在の所この作品のみ。