「タンクバタリアン」の版間の差分
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:本作独自のフィーチャーとしてスーパータンクが存在する。敵戦車の中に混じって登場するレインボータンクに近づいて破壊すると、自機が2連射可能となる。さらにその状態でレインボータンクを真正面の至近距離から破壊すると、自機と自弾がスピードアップしたスーパータンクへ変貌する。 |
:本作独自のフィーチャーとしてスーパータンクが存在する。敵戦車の中に混じって登場するレインボータンクに近づいて破壊すると、自機が2連射可能となる。さらにその状態でレインボータンクを真正面の至近距離から破壊すると、自機と自弾がスピードアップしたスーパータンクへ変貌する。 |
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:またアーケード版には[[ |
:またアーケード版には[[背景音楽|BGM]]が一切存在しなかったが、本作よりゲームスタートとゲームオーバーの曲が追加された。 |
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:サウンドやパワーアップ要素など、本作アーケード版と「バトルシティー」を繋ぐ中間点的な存在。 |
:サウンドやパワーアップ要素など、本作アーケード版と「バトルシティー」を繋ぐ中間点的な存在。 |
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:プログラムは[[田中京太]]<ref>[http://www.bandainamcogames.co.jp/gallery/namcoden/pdf/namcoden10.pdf バンダイナムコゲームス公式サイト アナタとワタシのナムコ伝 ナムコ伝10 ドラゴンスピリット]</ref>。 |
:プログラムは[[田中京太]]<ref>[http://www.bandainamcogames.co.jp/gallery/namcoden/pdf/namcoden10.pdf バンダイナムコゲームス公式サイト アナタとワタシのナムコ伝 ナムコ伝10 ドラゴンスピリット]</ref>。 |
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:中央に川があり、川向こうの戦車を撃つと点数が倍になる(戦車に川という概念は『バトルシティー』にも使われた)。 |
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:敵の数が減るほど[[ |
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:ゲーム名は当時話題になった映画『[[戦国自衛隊 (映画)|戦国自衛隊]]』からとられたが、ただ名前を借用したのみである。 |
:ゲーム名は当時話題になった映画『[[戦国自衛隊 (映画)|戦国自衛隊]]』からとられたが、ただ名前を借用したのみである。 |
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:このタイトルは海外では意味不明なため、"No Man's Land"([[無人地帯]])の名で、アメリカの大手[[ピンボール]]会社で最後にテレビゲームに参入した[[ゴットリーブ (ゲーム)|ゴットリーブ]]社に[[ライセンス生産]]され、同社発売ゲーム第1号となった。 |
:このタイトルは海外では意味不明なため、"No Man's Land"([[無人地帯]])の名で、アメリカの大手[[ピンボール]]会社で最後にテレビゲームに参入した[[ゴットリーブ (ゲーム)|ゴットリーブ]]社に[[ライセンス生産]]され、同社発売ゲーム第1号となった。 |
2021年11月23日 (火) 09:02時点における版
ジャンル | シューティングゲーム |
---|---|
対応機種 |
アーケード[AC] MSX |
開発元 | ナムコ |
発売元 | ナムコ |
人数 | 1人 |
メディア | [MSX]カセット |
発売日 |
[AC]1980年10月 [MSX]1984年8月30日 |
『タンクバタリアン』(Tank Battalion)は、ナムコから1980年10月に発売されたアーケード用ビデオゲーム。
概要
固定画面で黄色い戦車を動かして敵を倒していくゲーム。4方向レバーと1ボタン。自機タンクは画面上に一発の砲弾を発射でき、迷路状の壁は全て破壊できる。画面端から出現する青い敵タンクを一定数倒せば面クリア。敵の弾は自機の弾で相殺可能。
スコアの配点は敵との距離で決まる。敵戦車と密着して倒せばスコアは高く、密着してなおかつ正面で倒すとミステリーボーナスが入る。
自機が全て破壊されるとゲームオーバー。また、画面中央最下段に壁で囲まれた「司令部」があり、これに敵あるいは自機の弾が当たると自機の残数に関係なく即ゲームオーバーとなる。テーブル筐体の定価は58万円[1]。
類似作品
移植版
- タンクディフェンダー(MZ-80K/C版)
- ゲーム名は当時人気のゲーム『ディフェンダー』から拝借したものだが、名前のみの借用である。
- プログラム言語はFORM(ハドソンがMZ-80K/Cに開発した整数型FORTRAN)で書かれている。FORMは『I/O』にも発表されたため、FORMで書かれたゲームはほとんどが『I/O』に掲載、このゲームも同様である。
- まだ細かいグラフィックが使用できず、事実上キャラクターグラフィックのみだったため、戦車は四角と三角のキャラクターを組み合わせ、将棋の駒のような型で表現されている。
- ゲーム自体はアーケード版にかなり忠実で、ゲーム中常にサウンドが鳴る(音楽ではない)、戦車の破壊時にも他のキャラクターが動きながら破壊シーンの演出が行なわれるなど、細かい作りになっている。
- アーケード版に無い特徴として、キーを2つ押すと(例えば上と左、右と下など)戦車が斜めに動く点が挙げられる(ただし戦車は斜めにならず、縦横方向だけである)。壁の有無状況によっては、この移動方法はかなり有利な戦術となる。
- MSX版
- ナムコットゲームセンターシリーズの第9弾として発売。
- 本作独自のフィーチャーとしてスーパータンクが存在する。敵戦車の中に混じって登場するレインボータンクに近づいて破壊すると、自機が2連射可能となる。さらにその状態でレインボータンクを真正面の至近距離から破壊すると、自機と自弾がスピードアップしたスーパータンクへ変貌する。
- またアーケード版にはBGMが一切存在しなかったが、本作よりゲームスタートとゲームオーバーの曲が追加された。
- サウンドやパワーアップ要素など、本作アーケード版と「バトルシティー」を繋ぐ中間点的な存在。
- プログラムは田中京太[2]。
- 後に1990年3月9日にフロッピーディスクで発売されたMSX用オムニバスソフト『ディスクNG 1』にも、このMSX版が収録されている。
- ゲームパソコン(SORD-M5)版
- キャラクターが全て8×8ドットになっており、相対的にフィールド面積が4倍になっている。
亜流
当ゲームはある程度のヒットを収めたため、他社からも「縦2文字×横2文字分のサイズの戦車が、同じサイズの敵戦車を砲撃する」タイプのゲームが作られた。
- 戦国の自衛隊(ユニバーサル→ユニバーサルエンターテインメント)
- 戦車が斜めにも動く。
- 中央に川があり、川向こうの戦車を撃つと点数が倍になる(戦車に川という概念は『バトルシティー』にも使われた)。
- 敵の数が減るほどBGMが早くなる。
- ゲーム名は当時話題になった映画『戦国自衛隊』からとられたが、ただ名前を借用したのみである。
- このタイトルは海外では意味不明なため、"No Man's Land"(無人地帯)の名で、アメリカの大手ピンボール会社で最後にテレビゲームに参入したゴットリーブ社にライセンス生産され、同社発売ゲーム第1号となった。
- パンサー(アイレム→後のアピエス)
- 当時ミリタリーゲームが多かった同社の『アイレムコマンダー』『グリーンベレー』(コナミの同名ゲームとは別)に次ぐ戦車ゲーム第3弾として発売されたが、この前2作は戦車が1文字分のキャラクターであり、ゲームの印象はかなり異なる。
- 通常のシューティングゲームはレバーで移動、ボタンで射撃だが、このゲームは戦車移動用と照準移動用2つのレバーを持つ。
- 敵戦車は被弾すると破壊されるだけでなく、移動不能だが攻撃可能、攻撃不能だが移動可能などの部分ダメージがある(これは古くからウォーゲームに使われている概念である)。
- 緑色の森林に入ると、敵戦車が被弾しない(『タンクフォース』では見えにくくなる)。
- 当時としてはまだ珍しいボスキャラクターが存在する。ボスは大きめの戦車で、これが登場すると雑魚キャラクター戦車は後退する。
- コクピット筐体の定価は99万8千円、テーブル筐体の定価は59万8千円[3]。
リメイク版
- バトルシティー(ファミリーコンピュータ版)
- 2人同時プレイが可能になり、敵戦車の種類やアイテムによる自機パワーアップ等の新要素が増えた。任天堂のVSシステム対応でアーケードに逆移植もされた。VSシステム版では、ファミコン版とステージの順番が一部異なっている。
- タンクフォース(アーケード版)
- 『バトルシティー』をさらにリメイクしたもので、ボスキャラクターなどが登場。
- ショーでは4人同時プレイ版のバージョンがメインで出展されたが、製品版としては数が少なく、2人同時プレイ版が主に流通している。
- なお、司令部の外壁及び司令部本体は自機の弾では破壊できないようになった(司令部への敵からの被弾は従来どおり即ゲームオーバー)。
- ミニバタリアン(テスト基板)
- キャラクターはロボットとなり、壁は破壊できなくなった。
- 一定面数をクリアするごとに画面が段階的に拡大していき、画面外からも弾が飛んでくるため難しくなる。
- 正式な続編ではなく、筐体を販売する際に筐体のみだと半完成品となり電気用品取締法に抵触する時期があったため、完成品として販売するため(バタリアンというゲーム機として販売)のダミー基板用に開発された。
- 筐体のテストとして用意したため、基板の性能もかなり低いが、セガの「ドットリ君」やタイトーの「ミニベーダー」と比べると凝った作りとなっている。
- タンくる(Windows用オンラインゲーム版)
- Windows用オンライン対戦アクションゲーム。2009年4月21日にサービス終了。
- ゲームシステムは3DグラフィックのTPSとなり、チーム対抗戦や成長要素などのアレンジを追加。
- キャラクターデザインもカジュアルゲーム的な可愛らしいものとなっている。
その他
- アーケード基板はアタリの『スーパーブレイクアウト』の流用。
- 1980年当時、本作品はヒットした作品だった為、海賊版(コピー基板)が多数出回っていた。タイトル画面に表示されているはずのメーカー名("NAMCO“)およびクレジット投入後の画面に表示されるメーカー名と登場年("NAMCO.と1980.の表示)が海賊版では削除されてしまっている。
- 登場してから既に40年以上が経過している為、現存数の関係から純正基板は現在、中古基板店でも見掛ける事は少なくなってきており、希少価値もあり流通された際は高値が付けられる物と思われる。
脚注
- ^ “ゲームマシン no.156 p.14” (PDF). アミューズメント通信社. 2019年6月7日閲覧。
- ^ バンダイナムコゲームス公式サイト アナタとワタシのナムコ伝 ナムコ伝10 ドラゴンスピリット
- ^ “ゲームマシン no.156 p.14” (PDF). アミューズメント通信社. 2019年6月7日閲覧。
参考文献
- 『オールアバウト・ナムコ』、電波新聞社、1994年5月20日発行
- pp.69-71(アーケード版)
- p.262(MSX版)