「グラディウスジェネレーション」の版間の差分
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コア系のボスのコアの部分は、攻撃があたると目を瞬くような動作をするという、本作オリジナル仕様である。 |
コア系のボスのコアの部分は、攻撃があたると目を瞬くような動作をするという、本作オリジナル仕様である。 |
2021年11月23日 (火) 08:55時点における版
ジャンル | シューティングゲーム |
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対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
開発元 | モバイル21 |
発売元 | コナミ |
人数 | 1人 |
メディア | ROMカセット |
発売日 |
2002年1月7日 2005年11月3日(廉価版) |
対象年齢 | CERO:全年齢対象 |
『グラディウスジェネレーション』(GRADIUS GENERATION)は、2002年1月7日に発売されたゲームボーイアドバンス専用ソフト。コナミの横スクロールシューティングゲーム『グラディウス』シリーズの1つで、開発はモバイル21。
概要
家庭用オリジナルにして、携帯用ハードでは『ネメシスII』(ゲームボーイ)以来から実に約12年振りに登場した作品である。本編に加え、通過したポイントから続きがプレイできる「CONTINUE」モードや各ポイントからの復活の一例を再生する「HINT」モード、高難易度下での復活に挑戦する「CHALLENGE」モードなど、ハードを考慮したモードが多数収録されている。ハードが携帯ゲーム機ということもあってか、難易度は比較的低くなっている。
本作の取扱説明書では、シリーズに登場する戦闘機「ビックバイパー」の誤植「ビッグバイパー」がオフィシャルで初めて掲載されている。廉価版のパッケージでは修正されているが、説明書の間違いはそのまま。また、モバイル21の表記が削除されている。
全8面。コナミコマンドも(スーパーファミコン版『グラディウスIII』と同様に)使える。なおコナミコマンドを使用するたびに、スコアに1点加算される(通常のプレイでは100点未満のスコアが加算されることはない)。
ステージ間には敵の攻撃などが全くない部分がある。得点による残機増加がなく、ミスが許されない。
条件を満たすとオプション画面で「モーニングミュージック」が流れるようになる。
BGMについては、処理落ちなどを考慮して本作はPSG系の音楽になっている(SEに関してはPCMも使用)。負荷がかからない場面であるオープニングやエンディングなどでは、GBAの性能を活かした音楽が流れる。
コア系のボスのコアの部分は、攻撃があたると目を瞬くような動作をするという、本作オリジナル仕様である。
BGMはバンダイから1999年6月24日に発売されたワンダースワンソフト『ヴァイツブレイド』や同年6月24日に発売されたワンダースワンソフト『ラストスタンド』、PCエンジンソフト『マジカルチェイス』からのアレンジ曲なども収録されている。
著作関連の表記は一切記されていない
ゲームシステム
他のシリーズ作品と同様、パワーアップカプセルを集めてパワーアップを行う。ゲーム開始前に4つの武装タイプから1つを選択、2つのバリアタイプから1つを選択する。武装タイプの並びと自機の色の関係は『グラディウス外伝』と同じだが、機体は1種類であり、装備もTYPE-A以外は異なる。『グラディウス外伝』との類似点はもうひとつあり、ミサイル系、ダブル系、レーザー系に第2段階が存在することが挙げられる。
自機のタイプとパワーアップ
「装備の説明」欄は、ゲーム中で表示される装備の簡単な解説文である。
タイプ | カラー | 装備の説明 | ゲージ | |||||
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1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |||
TYPE-A | 青 | 万能タイプ | スピードアップ | ミサイル | ダブル | レーザー | オプション | ?(バリア) |
TYPE-B | 赤 | 広範囲をカバー | 2WAYミサイル | テイルガン | リップルレーザー | |||
TYPE-C | 緑 | 強力な前方攻撃 | フォトントゥーピドゥ | テイルガン | スラストレーザー | |||
TYPE-D | 紫 | 対地に大打撃 | スプレッドボム | ダブル | ツインレーザー |
上記を選択後、「?」(バリア)は別途選択する。
装備の説明 | ? |
---|---|
前方の攻撃を防ぐ 耐久力大 | シールド |
全方位攻撃を防ぐ 耐久力小 | フォースフィールド |
- TYPE-A:青
- ダブルによる死角の無い攻撃、レーザーによる強力な攻撃など、シリーズ初代と同一の装備。
- ミサイル
- 自機の前方斜め下方向へ投下。接地後は地形の上を滑走する。ただし登坂はできない。
- 2段階目は弾速が速くなる。
- ダブル
- メインショットに加え自機の前方斜め上方向にもショットを撃つ。
- 2段階目は自機後方にもショットを撃てるようになる(ダブル+テイルガン)。
- レーザー
- 自機前方に一直線に伸びるレーザーを発射。耐久力の無い敵機を貫通する。
- 2段階目は『沙羅曼蛇』のレーザーのような螺旋模様がつき、破壊力が高くなる。
- TYPE-B:赤
- 2WAYミサイル・リップルレーザーがいずれも初出だった『沙羅曼蛇』に由来を持つ機体。装備自体は『グラディウスII -GOFERの野望-』のタイプ4を基礎とする。この装備を選択した時にだけオプションを装備した時のボイスが「マルチプル」となる。
- 2WAYミサイル
- 自機の上方と下方にそれぞれミサイルを発射。発射直後は放物線を描きながら落下し、その後斜め方向へ一直線に進む。地形に接触すると消滅する。片方のミサイルが消滅すると、すぐにその方向にミサイルを発射できる(『グラディウスII』の同装備は、上下両方が消滅しないと次弾の発射はできない)。
- 2段階目は弾速が速くなる。
- テイルガン
- メインショットに加え自機の後方にもショットを発射。
- 2段階目は真上にも撃てるようになる(テイルガン+『グラディウスIII』のバーティカル)。
- リップルレーザー
- 徐々に拡大する環状のレーザーを発射。貫通力はない。2連射可能。
- 2段階目はレーザー中央に球体が発生し、攻撃力が高くなる。
- TYPE-C:緑
- スラストレーザーによる前方への攻撃に特化した機体。フォトントゥーピドゥの空中軌道は『グラディウスII』のような真下ではなく『III』のような斜め方向。
- フォトントゥーピドゥ
- 自機前方斜め下方向に敵機を貫通するミサイルを発射。接地後は地形の上を滑走する。登坂はできない。『グラディウスII』の同装備は自機の真下に投下されるが、本作は『グラディウスIII』(AC版)の軌道に近い。
- 2段階目は自機の前方斜め上方向にも同じミサイルを発射する。
- テイルガン
- TYPE-Bの同装備と同じ。
- スラストレーザー
- 自機前方にエネルギー弾を発射。敵を貫通し強力なレーザーだが、飛行速度がかなり遅い。2連射可能。
- 2段階目はレーザーが大きくなる。
- TYPE-D:紫
- スプレッドボムによる対地攻撃に特化した機体。
- スプレッドボム
- 自機の前方斜め下方向にミサイルを投下。敵機や地形に接触すると高威力の爆発を起こす。発射直後は放物線を描きながら落下し、その後斜め方向へ一直線に進む。
- 2段階目は爆発の範囲が広くなる。
- ダブル
- TYPE-Aの同装備と同じ。
- ツインレーザー
- 2連の短いレーザーを自機の前方へ発射する。貫通力はない。2連射可能。上下それぞれ判定が独立しており、片方が消滅してももう片方はそのまま突き進む。
- 2段階目は進行速度が速くなる。
- バリア
- どちらのバリアも、地形に接触すると耐久力が大きく削られる。
- シールド(耐久力:12)
- シリーズ初代から引き継がれている形状のバリア。耐久力は高いが、前方からの攻撃しか防げない。
- フォースフィールド(耐久力:4)
- 自機を包み込むタイプのバリア。全方向からの攻撃を防ぐことができるが、耐久力が極端に低い。
ステージ構成
面 内容 解説 ボス 1 隕石 隕石の間を進んでいく。後半の回転隕石が印象的。最初のステージだけあって攻撃は緩い。ステージ初めが真っ暗な宇宙空間ではなく、背景に惑星のダイアモンドリングが見えるという構成である。 ティエラーコア 2 ガラス 大小のガラスが行く手を阻む。小さいガラスは破壊可能だが、注意しないと大きいガラスに押し潰される。 クリスタルガスト 3 人工銀河 『II』の1面のような構成。前半は炎をまとったライオンが多量に、後半は破壊すると分裂して破壊不能になる火の玉が出現する。 ヴォレオーネ 4 逆火山 ほとんどのシリーズ作品に存在する火山面で、前半には火山が落下してくるなど攻撃も激しい。後半は地下都市へと移動する。 ボルボロス 5 モアイ モアイは破壊すると上部が爆発して無くなる。破壊しても復活するモアイや、小さいモアイを出すものなどがいる。ボスのモアイは、シリーズでは珍しく機械的な外見をしており、歩行を行う。 ドガルデス 6 生体内 大半のシリーズ作品にある細胞面だが、筋肉など新しい敵もいる。ボスは五本の触手を破壊すると攻撃してこない。 ブラキオン・アイ 7 彗星 前半は飛び交う彗星内を進み、後半は高速編隊などがいる。 ペルラ・メラルダ 8 要塞 最終面。『外伝』に似た構成で前半が高速スクロール、中盤から最後が要塞面となっている。レクシオンコアは、2回連続でコアと遮蔽板が復活するという、コア系では珍しいボス。要塞内部は狭く、三速以上では逆に攻略が困難。壁ボスのクリフコアはやはり安全地帯がある。クラブ代わりの歯車は巨大化する演出がある。 レクシオンコア
クリフコア
エレオス・ブレーン
3周目以降は1面のBGMが初代『グラディウス』の1面のものに差し替えられる(エクストラステージもこのBGM)。
チャレンジモード
難易度NORMAL以上でSTARTを選択し、コンティニューを使用せずに573,000点以上を獲得するとチャレンジモードAが出現する。これは各ステージの復活地点から丸腰の装備でスタートし、次の復活地点への到達あるいはボス撃破を目指す、いわゆる「復活」に挑戦するモードである。
チャレンジモードAを全復活地点でクリアするとチャレンジモードBが出現する。チャレンジAが2周目相当(撃ち返し弾あり)の難易度であったのに対し、こちらは3周目相当の難易度で復活に挑戦する。
さらにチャレンジモードBも全てクリアすれば、最終チャレンジ専用のファイナルステージ(背景から、要塞惑星攻撃終了後の離脱を再現していると思われる)が出現する。
なお、ヒント機能を利用することでクリアのパターンを動画で提示する。
日本国外版
本作の日本国外版(海外版)は、北米版では『GRADIUS GALAXIES(グラディウス ギャラクシーズ)』、欧州版では『GRADIUS ADVANCE(グラディウス アドバンス)』という名称になっている。