「大井川鉄道スロニ200形客車」の版間の差分
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[[画像:Oigawa-Suroni-202-inside.jpg|250px|thumb|none|スロニ200形の車内。手前が荷物室]] |
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2021年11月16日 (火) 09:15時点における版
大井川鉄道スロニ200形客車 | |
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スロニ200形客車(車体右奥の部分が荷物室) | |
基本情報 | |
製造所 | 日本車輌製造 |
主要諸元 | |
編成 | 1 |
軌間 | 1067 mm |
車両定員 | 42 |
全長 | 11000 mm |
車体長 | 10400 mm |
全幅 | 1840 mm |
全高 | 2690 mm |
制動装置 | 自動空気ブレーキ |
大井川鉄道スロニ200形客車(おおいがわてつどうスロニ200がたきゃくしゃ)は、大井川鐵道が所有する井川線用の客車。
概要
中部電力の専用線から大井川鉄道(現・大井川鐵道)井川線に変わってから初の新型車で、観光鉄道として本格的に急増する登山客を受け入れる目的で製造された。1961年(昭和36年)に日本車輌製造でcトキ200形の台車などの走行機器を利用して、2両が製造された。
本形式の特徴は、一方の車端部が荷物室になっていることで、この部分はステンレス無塗装の外板なので識別は容易である。スロニ201の井川方、202の千頭方が荷物室である。窓は2段窓(バス窓)が並び、車端部は切妻で2枚窓、デッキは2か所にある。この車体構造は、翌年に製造されたスロフ300形以降の井川線客車のベースとなっている。定員は42名で、そのうち座席定員は28名である。また、荷物室の荷重は1.1tである。
車内はロングシートであるが、荷物室の部分は床も1段高くなっており、この部分には当初は座席は設置されていなかった。もともと展望デッキとして使用されていることが多かったが、近年座席が設置されている。
また、2015年(平成27年)のきかんしゃトーマス号運転に伴い、6月7日 - 7月24日の同列車運転日に千頭 - 川根両国間で臨時列車が運転され、その車両にスロニ201+202が使用された。スロニのみの編成の列車はかなり珍しいものとなっていた。
参考文献
- 保育社「私鉄の車両14 大井川鉄道」
- ネコ・パブリッシング「RM LIBRARY 96 大井川鐵道井川線」