「Dragon's Dogma」の版間の差分
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==関連作品== |
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=== Dragon's Dogma Quest === |
=== Dragon's Dogma Quest === |
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2013年7月23日に[[ |
2013年7月23日に[[iOS]]用、2013年12月19日に[[PlayStation Vita]]用にダウンロード配信開始されたRPG。iOS用は2014年10月14日、PSVita用は2015年1月30日に配信終了した。 |
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基本プレイ無料のアイテム課金制。課金アイテム「竜の鼓動」は、ゲームオーバー時の即時コンテニューやカードガチャの利用などに使用する。 |
基本プレイ無料のアイテム課金制。課金アイテム「竜の鼓動」は、ゲームオーバー時の即時コンテニューやカードガチャの利用などに使用する。 |
2021年11月10日 (水) 04:10時点における版
ジャンル | オープンワールドアクションRPG[1] |
---|---|
対応機種 |
PlayStation 3 Xbox 360 |
開発元 | カプコン |
発売元 | カプコン |
プロデューサー | 小林裕幸 |
ディレクター | 伊津野英昭 |
デザイナー | 池田陽一郎 |
シナリオ |
池原実 村田治生 森橋ビンゴ |
音楽 |
牧野忠義 近藤嶺 Inon Zur 伊師正好 |
シリーズ | ドラゴンズドグマ |
人数 | 1人 |
発売日 |
2012年5月24日[2] [プラチナコレクション]2013年2月14日 |
対象年齢 |
CERO:D(17才以上対象) ESRB:M(17歳以上) USK:16(16歳未満提供禁止) PEGI:18 ACB:MA15+ |
エンジン | MT Framework[2] |
売上本数 |
[PS3] 468,108本[3] [XB360] 31,492本[3] |
『Dragon's Dogma』(ドラゴンズドグマ)は、カプコンより2012年5月24日に発売されたPlayStation 3、Xbox 360用ゲームソフト、またそのシリーズ作品。「ドラゴンズドグマ(Dragon's Dogma)」とは作品の鍵となる言葉で「竜の教え」を意味する[4]。同シリーズのゲーム作品に『ドラゴンズドグマ クエスト』や『ドラゴンズドグマ オンライン』があるほか、コミカライズなども行われている。
本項では『Dragon's Dogma』と、その拡張版である『Dragon's Dogma DARK ARISEN』についても併せて記述する。
ドラゴンズドグマシリーズ第一作目で、剣と魔法の正統派ハイ・ファンタジーの世界を舞台とした[5]、サードパーソン・アクションRPG。誰もが知る王道ファンタジーの世界観をイメージして製作され「世界を冒険する感覚」を追及したゲームデザインが特徴[5]。ゲームの世界は3DCGで描かれたオープンワールドとなっており、サバイバルホラーの要素も含まれている[6]。
シリーズ累計出荷本数は470万本[7](本作130万本)[8]。
本作の開発陣は『デビルメイクライ』などの開発に携わった小林裕幸と伊津野英昭がそれぞれプロデューサーとディレクターを担当し、『ストリートファイター』シリーズのイラストで知られるイケノがアートディレクター、『モンスターハンター』などの音楽を手掛けた牧野忠義が作曲を担当している。伊津野が本作の準備中に『デビルメイクライ2』の制作に加わったため、企画は2008年まで凍結され10年近く寝かされていた[9]。
ストーリー
グランシス半島南東の漁村カサディス。突如、飛来した深紅のドラゴンの襲撃を受け村はパニックに陥る。兵士の落とした剣を手に取った主人公はドラゴンに戦いを挑むも、その圧倒的強さには全く歯が立たず、その爪を心臓に突き立てられる。ドラゴンはその心臓を文字通り奪い、飛び去って行った。絶命したかに思われた主人公はドラゴンに選ばれし者“覚者(かくしゃ)”として甦る。主人公は奪われた心臓を取り戻すため旅に出るのであった。
舞台
- グランシス半島
- 『Dragon's Dogma』の主な舞台。
- カサディス
- 半島南東に位置する小さな漁村。主人公が暮らす村であり、冒頭にドラゴンの襲撃を受ける。
- 宿営地
- カサディス近くの軍の野営拠点。メルセデスと初めて出会う場所であり、ハイドラの襲撃を受ける。
- 領都グラン・ソレン
- 半島のほぼ中央に位置する城壁都市。領王の居城と城下町で構成されている。
- 組合宿やポーンギルドが存在し、冒険の拠点となる。
- エヴァーフォール
- 領都地下に広がる巨大な空洞。いつの時代に作られたか不明な謎の施設であり、スケルトンやオーガが巣食っている。
- 終盤、城下町の一部を飲み込み巨大な穴として姿を現す。界王の間へと繋がる輪廻の道。
- 穢れ山
- 半島北西に位置する竜の住処。頂には神殿や古の都市が築かれている。
- 黒呪島
- 『DARK ARISEN』の主な舞台である島。
- カサディスより遠く離れた場所に位置する孤島であり、覚者以外には近づくことができない。
- 地下に迷宮が広がり、半島には生息しない凶暴なモンスターが多数巣食う。幾多の覚者が彷徨い続け、その多くが屍と化した覚者の墓場。
用語
- 覚者
- ドラゴンに選ばれし者とも呼ばれ、ドラゴンに心臓を奪われた者の総称。ドラゴンと関わった結果、強靭な肉体を得ており不老となっているが不死ではない。
- 一般にドラゴンを倒すことのできる唯一の存在とされており、大半の民衆が敬っている。一方で権力者達からは煙たがられている。
- 作中では主人公、エドマン、竜識者、ソフィア、サヴァンが該当する。『DARK ARISEN』ではオルガ、バロック、グレーテ、アッシュが該当し、また多くの覚者の遺骸を見ることができる。
- ドラゴン
- 世界に災いを振り撒くもの、滅びを与えるもの。人間よりはるかに屈強な肉体、高度な知能を有する。
- 相手の心臓を奪うことで、その者を覚者とする。覚者の最も大切なものを生贄として差し出すか、戦うかを選択させる。生贄を差し出した者には王となる力を与え、一定期間の平和を与える。一方で刃向った者に対しては容赦なくその命を奪う。
- 神たる存在、界王の使いであり、より優れた人間を選別するために世界に解き放たれた。
- ポーン
- 人の姿をしていながら、人ではない存在で、異界渡りや戦徒とも呼ばれる。人間に対して従順ではあるが、異端の存在として嫌うキャラクターもいる。
- 覚者はポーンと心を通わせることができ、一人のポーンを連れている(メインポーン)。
- 半島内では道中その姿を見かけることができ、また領都にはギルドが存在する。
- Dark Arisenでの吹き替えは上田燿司、高橋英則、田村聖子、吉田聖子が担当している。
- リム
- ポーンが召喚される石。
- 救済
- 近年、半島内で広がる謎の教団。ドラゴンによる滅びこそが人類を苦しみから救う、としてその教義を広めている。
- 教会や領王といった体制側から敵視されており、教会においては異端宗教とされる。
- 各地にスパイや恭順者がおり、城内においても通じる者がいるといわれている。一方で必ずしも一枚岩ではなく組織の力の利用を企む者もいる。
- 魔物を操る術に長けており、スケルトンの生成やキメラの召喚などを行っている。
- 界王
- 世界を見守るもの、超常の神たる存在。
- 世界にドラゴンを放ち、新たな界王となる者を探している。ドラゴンを倒し、エヴァーフォールを抜けた者の前に姿を現し、後継者として相応しいか最後の試練を与える。自身に打ち勝った者を新たな界王とし、その者に滅ぼされることを望む。試練に敗れた覚者はその身を竜へと変えられ自我を奪い、世界へと放つ。
- 完全なる不死者であり、神断ちの神剣リディルのみによってその身を滅ぼすことができる。
- 物語開始時の界王はサヴァンであり、2周目以降はオフラインでは前周の主人公、オンラインではランダムでオンラインプレイヤーの主人公が選ばれる。
登場人物
声優は『DARK ARISEN』のもの。
主な登場人物
- アダロ
- 声 - 永井一郎
- 漁村カサディスの村長で、主人公やキナの育ての親。かつて各地を旅したことがある。
- キナ
- 声 - 小松由佳
- 主人公の幼馴染でありヒロインの一人。覚者となった主人公の身を案じており、竜と覚者を調べるようになる。村を離れ、呪い師の森へ一人で向かうなど行動力がある。より詳しく竜を知るために教会へ近付くため修道院で暮らすようになる。
- エドマン
- 声 - 菅生隆之
- 領都グラン・ソレンに居城を構えるグランシス半島の領王。元覚者であり、かつて現れたドラゴンを撃退し王となった。そのため竜王とも呼ばれる。しかし、どのようにドラゴンを退けたかは誰も知らず、付き従っていたポーンも見つかっていない。
- 実際は竜の討伐を行っておらず、生贄を捧げ王となった男。生贄を捧げ生き続けたこと、新たな覚者の出現などが重なり精神的に追い詰められており、体調がすぐれない。
- 覚者とドラゴンの関係を知っていることから、ドラゴンを討伐しようとする主人公が王位を奪うのではないかと恐れている。またかつて自身が戦いを放棄したことからも分かるように、人がドラゴンに勝つのは不可能であると考えている。
- ドラゴン討伐後、その身に心臓が戻り急激に老衰。主人公が竜と契約し自身に呪いをかけたと思い込み剣を手に襲いかかるも返り討ちにされる。その後、覚者を反逆者扱いし、兵士たちに捕えさせようとするも逃げられてしまう。
- メルセデス
- 声 - 沢城みゆき
- ドラゴン襲来のため隣国から救援に来た女騎士。宿営地で主人公と出会う。最初は覚者の力に懐疑的だったものの、覚者が宿営地を襲撃したハイドラの首を落とすと言う活躍を見て認め、共に領都を目指すこととなる。
- 隣国の王族関係者であり、竜に対する援軍として馳せ参じた。だが実際には武勇に優れた兄ではなく実力のない彼女が派遣されたことから、政治的要因として遣わされたにすぎない。このことは城内でも囁かれており、自身もそれを認めている。
- 風断ち砦の蜂起の際、功を焦って真っ先に砦へ向かいジュリアンと対峙。互いに国は違えど、援軍として参戦したはずが何故裏切ったのかと訴えるも、上記の政治的要因で派遣されたことを追及され決闘を行うこととなる。ジュリアンのその後に関わらず、半島を離れ隣国へ帰還する。
- メイソン
- 声 - 安元洋貴
- 領都グラン・ソレンにて"救済"の調査を行う男。
- 覚者である主人公に協力を依頼し、共に調査を行うようになる。どこか掴めない男であり、殺人すら許容する冷徹な一面を持つ。正体は教会から派遣された密偵であり、異端である"救済"を調べていたのもそのためである。
- セレナ
- 声 - 潘めぐみ
- 呪い師の森に暮らす魔女の孫でありヒロインの一人。感情の起伏に乏しく、"おばあちゃん"の死後一人で暮らしている。ハーブ酒作りに長けており、各種ハーブと交換に分けてもらえる。
- 正体は覚者ソフィアのポーン。
- ドラゴン出現の原因と思い込んだ市民や兵士たちに家を襲撃され、殺されそうになっていたところを覚者に助けられる。その後、カサディスの覚者の自宅に保護された。
- ソフィア
- 呪い師の森に暮らしていた魔女。セレナの"おばあちゃん"であり元覚者。既に故人であり、幽体で姿を現す。
- セレナにポーンが人間になることを伝える。
- マデリン
- 声 - 甲斐田裕子
- 金にうるさい女商人でヒロインの一人。ドラゴンの襲撃で商品を失い、カサディスで途方に暮れていたが偶然出会った主人公に護衛を依頼し村の外へと旅立って行く。自身の店を持つことが夢であり、領都にて遂にその夢をかなえることとなる。
- 商売に精を出すあまり非合法な品を扱い(ただし、本人はその商品を非合法の品とは知らなかったという)、領都を追われることとなる。
- バルミロ
- 声 - 平川大輔
- 漁村カサディスの漁師。動植物の研究者になるのが夢で、頻繁に村の外を探索しては珍しいものを調べているが、思い立ったら後先考えずに行動する性格のため頻繁に危機に陥っている。
- 村にいないことを心配したメリンに捜索を依頼された覚者に行く先々で行き倒れとなっているところを助けられる。
- 生粋の探究心からか後に村を出て旅に出ることを決意し、覚者に旅のお守りなどの物資集めを頼む。全ての物資を用意すると覚者と一晩酒を酌み交わし、どこかへ旅立つ。
- エリノア
- 声 - 伊瀬茉莉也
- 領王エドマンの正妻でヒロインの一人。
- 隣国より嫁いできたばかりであり、年の離れた領王ともあまり良い関係ではない。
- 謁見のため城にやって来た覚者と偶然出会い、恋に落ちる。その後、侍女マーベルの手引きで覚者を自室に呼び寄せるもエドマンに見つかり、涸離宮に幽閉される。
- 終盤、マーベルの依頼を受けた覚者によって涸離宮から助け出され、国に戻って行った。
- フェステ
- 声 - チョー
- 領王の道化師で、媚びた笑顔ながらも、強い者のそばで生きることを信条としている。
- 常に道化師らしい言動だが、中には領王に関する核心的なことを話すなど様々な事情を知っている模様。
- ジュリアン
- 声 - 浪川大輔
- ドラゴン襲来のためにボルドア領から来た騎士。ドラゴン襲来の危機に隣国共々団結すべきと考えており、城内ですら団結が取れていない様子を見て落胆している。
- 実際は裏で"救済"と通じ、組織内で"無名騎士"と呼ばれる存在。上記の団結など本当は一切考えておらず、エドマンが2度目の竜征を達することで母国よりグランシスが優勢となることを危惧している。中盤、兵を率い風断ち砦にて蜂起し、メルセデスと決闘を行う。
- 決闘の際の主人公の行動によって彼の展開が変わる。決闘を見届けた場合は逃亡、介入して倒した場合は死亡、倒した後に竜の鼓動で蘇生させた場合は自ら出頭し、城の牢屋に監禁となる。監禁された場合、牢屋にいる彼に会いに行くと反乱を起こした本当の理由を覚者に伝え、魔道盾をくれる。
- オルダス
- 声 - 相沢正輝
- 城内に勤務する政務官。覚者に様々な任務を伝える。
- マーベル(英語音声ではミラベル)
- 声 - 中村千絵
- エリノアの小さい頃からの使用人。昔の癖で度々エリノアお嬢様と呼んでしまう。言葉尻に「ねぇ」をつけるのが口癖。覚者とエリノアの逢瀬の手引をした。
- 最後は涸離宮から助け出されたエリノアと隣国の迎えの者と共に、国に戻って行った。
- マクシミリアン
- 声 - 土田大
- 領都正規軍団長。家柄は良いが、家督争いを避け、現在の地位にいる。覚者に竜征の任務を与える他、"救済"の調査も依頼する。
- 終盤に領王の命令で大勢の部下を率いて覚者を捕縛しようとするも、エヴァーフォールの穴に逃げられてしまう(この時のセリフは好感度によって異なり、好感度が低いと覚者を気に入っていなかったことを話す)。以後は富裕区で見回りをしており、立ち入ると襲いかかってくる。
- アッサラーム
- 声 - 立木文彦
- 領都組合宿の主人。領都に敷かれている政令で、覚者に協力する。宿泊、倉庫整理の他、ジョブチェンジなどを扱っている。
- エヴァーフォール出現時に宿を失うも、ポーンギルドで商売を再開している。
- 『DARK ARISEN』では、彼のみ会話で好感度が上がらないようになっている。
- フォーニバル
- 領都富裕区に住んでいる富豪。国益に大きく貢献しているが、献上品の一部を横領するなど、様々な裏の顔を持つ。本人も清廉潔白で無いことは自覚しており、これらは必要悪だと思っている。
- 物語中盤、横領・収賄・機密漏洩・監禁・救済への関連など様々な罪状で査問告発を受ける。覚者が証拠品を集めることで判決を左右することができ、有罪になった場合終身刑となるが、無罪になった場合は覚者に感謝し、商品を安く提供するようになる。
- レイナード
- 声 - 逢坂力
- 半島の各地で商売を続けている旅の商人。海風の街道でゴブリンに襲われているところを覚者に助けられる。
- カサディスや領都の他、宿営地や長城砦など様々な場所でその姿を見ることができる。また、フォーニバルの裁判の際、「判決は金で動かせる」と言いつつ偽物の証明書を販売する。
- 自身の父の痕跡を追っており、クエストでは主人公に痕跡である「日記の切れ端」の捜索を依頼する。全ての切れ端を渡すと真実を知り、目的を果たしたために行商をやめてどこかへ消える。
- バーン
- 宿営地の兵士長。徴募隊員の訓練も担当している。
- メインポーンを呼び出した覚者に、ポーンとの共闘についてレクチャーを行う。
- 終盤になると、訓練所で彼と一騎討ちをすることができるようになる。
- 竜識者
- 声 - 小山力也
- ヒルフィギュアの丘の祠に隠遁する元覚者。心臓を奪われたまま取り返すことができず悠久の時を生きている。既に前線を退いたため、主人公ら次代の覚者へ助言を与えている。
- ドラゴン討伐後、心臓がその身に戻り、止まっていた時が流れたため一瞬にして灰となった。
- 愚者
- 竜識者の元に控える彼のポーン。いつもよくわからないことばかり言うため愚者と呼ばれるようになった。
- バーナビー
- 領土西部にあるポーンギルドのリーダーである青年。エヴァーフォールの調査を覚者に依頼する。
- エリシオン
- 声 - 坂東尚樹
- 「ドラゴンによる人間社会の破壊こそすべての魂にとっての救済である」とうたう教団"救済"のリーダー。
- サイクロプスやハイドラを操り、覚者の行く手を遮る。
- 終盤、一斉蜂起し長城砦を制圧。ドラゴンを呼び出し破滅を与えようとするも、そのドラゴンによって踏みつぶされて死亡する。
- ドラゴン
- 声 - 小川真司
- 突如カサディスを襲撃した深紅の巨竜。主人公の心臓を奪い去り、覚者とした。穢れ山の神殿に巣食い、滅びを与える存在として畏怖されている。
- かつて竜識者、エドマンの心臓を奪い取った竜そのもの。カサディスを去った後、長城砦にて再会。主人公の最も大切なものを穢れ山へと連れ去り、自身に挑むか生贄を差出し力を得るか選択を迫る。
- サヴァン
- 声 - 上田燿司
- プロローグにて操作する古の覚者。
- ファイターのジョブに就いており、穢れ山の頂にある竜の住処を目指す。竜の元へつながる扉を開くところでプロローグは幕を閉じる。
- 終盤、エヴェーフォールを抜けた先にて神たる存在、界王として再び姿を現し、メインポーンと共に覚者に戦いを挑む。
- 覚者に敗れると事情を説明した後、神断ちの剣であるリディルを渡して解放を求め、覚者にリディルで貫かれることで円環の輪から解放される。
- なお、彼が界王として登場するのは初回プレイとタイムアタックモードの時のみ。
その他の登場人物
- ポール
- カサディスにいる兵士。ドラゴンの襲撃時に古井戸の中に逃げ込んだが、その際に井戸の奥の異音に気付く。しかし、臆病な性格のため奥には進まず、そのまま井戸から出て住民に注意を呼び掛けていた。注意を呼び掛けている際、話しかけてきた覚者に井戸の調査を頼む。
- ローリック
- カサディスの住民。井戸の底で一人酒を楽しもうとしていた際、ポールと同じく井戸の奥の異音に気付く。その後、井戸の入口で大声で叫び足止めをしていたが、叫び声を聞きつけた覚者に井戸の調査を依頼する。
- メリン
- カサディスの住民。妻のマイラと子のルイスと3人で暮らしている。コルテスという弟がいたが、ドラゴン襲来の際に命を落としている。頻繁に行方をくらますバルミロを心配し、覚者に捜索を依頼する。
- パブロス
- カサディスで宿屋を営む男性。彼の宿屋は宿泊料金は安いものの、スキル変更・ジョブ変更ができない。ドラゴン襲撃後、村に現れるようになった盗賊の捕縛を依頼する。
- クレメント
- カサディスにある教会の司祭。まだ若いが、村人からは信頼されている。お祈りを行うための経典を失くしてしまい、覚者に捜索を依頼する。
- ステファン
- 領都にいる訳ありの男。元々は領都にあった研究所でサロモの同僚として働いていた。強大な魔力を宿す「サロモの魔道書」を探しており、覚者に捜索を依頼する。魔道書を渡しておくと、後にメインクエストで再登場する。
- 覚者やゲオルグ率いる部隊が蒼月塔の頂上でグリフィンと対峙した際、サロモの手掛かりを追って蒼月塔を調査していたところで覚者やゲオルグ達と出くわし、強力な魔法を使って加勢してくれる。
- オースティン
- 領都職人区で暮らす鍛冶屋の男性。息子が死んだことで絶望し、息子を生き返らせようと藁にもすがる気持ちで様々な方法を試していたが、竜の鼓動の欠片を集めている際に虚しくなり、覚者に竜の鼓動の欠片を託す。その後、竜の鼓動を集めた覚者に息子を生き返らせてもらい、覚者に感謝する。
- ウイラム
- オースティンの息子。幼いころからの心臓の病気で息を引き取るが、竜の鼓動によって生き返る。
- ジャスパー
- 領都で演説をしている男性。金策に困ったフォーニバルの依頼を受けた覚者に説得され、妻のサラ、息子のピップの了承と当面の生活費を条件に家を立ち退くことになる。以降は領都職人区で野営している。ただし、覚者が土地を買うことで立ち退かせずにクエストをクリアすることもでき、その場合は珍しいアイテムをくれる。
- 立ち退かせたか否かでエヴァーフォール出現時の彼の生死が決まり、立ち退かせなかった場合は崩壊に巻き込まれて死亡してしまうが、立ち退いていた場合は職人区にいるため生き残る。
- サラ
- ジャスパーの妻。夫と同じく覚者に説得され、家を立ち退く。
- 立ち退かせていなかった場合、エヴァーフォール出現時に崩壊に巻き込まれ、夫と一緒に死んでしまう。
- ピップ
- ジャスパーの息子。両親同様覚者に説得され、家を立ち退く。
- 立ち退かせていなかった場合でも生き残るが、両親が帰らぬ人になったことで覚者を逆恨みし、悪魔呼ばわりする。
- シモーヌ
- 声 - かないみか
- フォーニバルの娘。反抗期の真っ盛りで、非常に我儘な性格。フォーニバルの依頼でシモーヌの面倒を見ることになった覚者をこき使う。
- フォーニバルが終身刑になった場合、屋敷から追い出されて領都貧民区にいる。
- モンテバンク
- 領都でクズ物屋を営む男性。古代文字の解読なども行える。「人間がドラゴンに勝てるわけがない」と思っており、ドラゴンを討伐したという領王を信用していない。
- また、贋作の製作が得意で、彼に贋作を作ってほしい物と金を渡せば、一日で精巧な贋作を作ってくれる。そのため彼の店は「贋作屋」とも呼ばれている。
- 領都崩壊時にアッサラーム同様店を失うが、アースミスの酒場付近で商売を続けている。その際「領王は民も街も救えなかった」と笑いながら語っている。
- キャクストン
- 領都で武器屋を営む男性。魔法はあまり好きではない。
- ある程度ゲームが進むと覚者に凄腕の商人と取引ができる彫像の捜索を依頼する。
- アースミス
- 領都で酒場を営む男性。元々は兵士だったらしく、覚者に様々な武勇伝を語る。
- 酒場にある掲示板で受けられるクエストは、指定の物を彼に渡すことで達成となる。
- アンセル
- 領都の城で働いていた庭師。作業中にフェデルとフォーニバルの密談を聞いたために投獄されてしまうが、トムリンの依頼を受けた覚者の助けで脱獄に成功、息子と共にカサディスへ逃れる。
- フォーニバルの裁判の際には、有罪の証言をする証人として覚者に同行する。
- トムリン
- アンセルの息子。行方をくらました父の手掛かりを探しにカサディスにやってきたところ、偶然出会った覚者に父親の捜索を依頼。脱獄してきた父親と再会を果たす。
- フェデル
- 領都城内で働く政務官。密書を作成し、領王に取り入ろうとするなど出世欲が強い。フォーニバルと関係があるらしく、裁判の際には彼の無罪嘆願書をくれる。
- ハスレット
- 領都富裕区の教会の修道士。教会の命でジーンと共に水神の祭壇跡の調査に来ていたが、教会一の臆病者であるために内部には進まず、先行したジーンが戻らなかったため恐怖に駆られ、応援に駆け付けた覚者に捜索を依頼する。その後ジーンの死亡が確認されると、「彼の無念を晴らすため」と覚者に石板の回収を依頼する。
- ジーン
- 領都富裕区の教会の修道士。水神の祭壇跡の調査を行っていたが戻らず、覚者が彼を発見した際にはすでに息絶えていた。
- アロン
- 石切り場付近にいる商人。石切り場を抜けて近道をするためにやって来たが、石切り場跡に多数の魔物が棲み着いているせいで通れず、覚者に魔物の掃討を依頼する。
- クエストをクリアすると石切り場内に店を構える。彼の店では映画『ベルセルク』とのコラボ装備が購入できる。(PS3、Xbox360版のみ)
- ダリオ
- 風断ち砦に駐屯する部隊の隊長。思慮深い性格で、部下からの信頼も厚い。
- 彼が駐屯している砦は深刻な物資不足に悩まされており、覚者に補給の催促を依頼する。
- ガブリエン
- 風断ち砦に駐屯している兵士で、ダリオの部下。フェデルの依頼で密書を回収した覚者に接触し、密書の横流しをするよう頼む。
- カストル
- 風断ち砦に駐屯している兵士で、ダリオの部下。フォーニバルの裁判の際、砦を離れられないダリオが自身の代わりに無罪の証言をする証人として彼を遣わす。
- ゲオルグ
- グリフィン討伐部隊の隊長。最初は領都付近でグリフィンを討伐しようとするも、仕損じてしまう。その後、蒼月塔へ逃げたグリフィンを覚者と共に討伐する。
- サイラス
- 宿営地に駐屯している兵士。メルセデスがハイドラの首を輸送する際にも同行しており、グリフィン討伐作戦にも参加している。展開によっては蒼月塔の外壁を進んでいる最中にグリフィンの攻撃で戦死する。
- ウェストリー
- 宿営地に駐屯している兵士。グリフィン討伐作戦に参加するが、蒼月塔の外壁を進んでいる途中、グリフィンに捕まって窮地に陥る。彼の生死は覚者の行動次第で決まり、グリフィンを怯ませることができれば救出できる。
- ロラン
- 領都兵士。蒼月塔にて覚者たちがグリフィンを討伐したところに現れ、領都に戻り戦果を報告するよう伝えた。
- ロベール
- 眩み砦奪還部隊の隊長。覚者が先行して砦内を撹乱している際に多数の兵士を率いて眩み砦に突入、制圧作戦を展開する。彼が生還したか否かでクリア時の報酬が大きく変わる。
- ジェローム
- 峠の関所でロネルと共に見張りを行っている兵士。オルダスから「深手を負った遠征兵士がいるので事情を聴いてきてくれ」という命を受けた覚者が関所に来た際、そのような事は起きていないと説明、急いで領都に戻るべきだと進言した。
- トルス
- 領都兵士。しかし、実は"救済"の一員であり、覚者を偽の情報で峠の関所に向かわせ、オルダスを昏倒させて偽の情報の発覚を遅らせる。その間に献上品であるコカトリスを復活させて領都を混乱に陥れるが、自身もコカトリスの攻撃に巻き込まれて死亡する。
- エストマ
- 長城砦の兵士。"救済"に城を襲撃された際、救済のメンバーが呼び出したキメラに怯えて砦の奥に繋がる扉を施錠し立てこもっていたが、覚者がキメラを倒したことで安心し、扉を開けて逃げて行った。
- マルセロ
- "救済"の幹部。異教の地下墓所で行われていた集会に参加していたが、逃走時にメイソンに捕えられて覚者に突き出されるも、覚者に命乞いをする。
- なお、覚者が見逃してもメイソンに殺されてしまうため、選択に関わらず結局死んでしまう。
- バルザック
- "救済"の幹部。異教の地下墓所の最深部で入団してまだ日の浅い救済のメンバーを殺し、その死体を使ってスケルトンを呼び出していた。裏切り者のタガートとディランを始末し、覚者にも襲いかかる。
- ジョブはメイジで、自身も多数の魔法で攻撃する他、スケルトンを呼び出し続ける。
- タガート
- "救済"のメンバー。世界の滅びなどに興味はなく、金目当てに活動を行っていた。領都歓楽区の橋の下でディランと密会を行っており、密会が発見されると覚者に取引を持ちかける。展開によっては裏切り者として地下墓所の奥深くでアンデッドに襲われている(助けることは可能だが、クエストの展開は変わらない)。
- ディラン
- "救済"のメンバー。まだ入団して日が浅い新人。領都歓楽区の橋の下でタガートと密会を行っており、密会が終わると領都のどこかに鍵を隠し、教団本部へ向かう。展開によってはタガート同様地下墓所でアンデッドに襲われる(同じく助けることは可能)。
- サロモ
- 魔術師。元々は城下町にあった研究所で研究をしていたが、野心と独占欲が強かったためか、研究を自分のものにするために同僚を殺害し研究資料を隠滅、そのまま行方をくらました。その後再び城に現れ、国宝の「竜王の指輪」を奪って逃走。蒼月塔の頂上でオルダスの依頼を受けた覚者と対峙するも、戦いの末に敗れ、頂上から落下して死亡する。
- ジョブはメイジ。バルザック同様スケルトンを呼び出すが、戦闘能力は圧倒的に高く、「竜王の指輪」を持っているため魔法の詠唱が非常に短い強敵。
- モール
- エルンスト城塞跡を根城にしている盗賊団の長。強面な見た目とは裏腹に理知的な性格で、彼の率いる盗賊団は規律や掟に厳しい。
- ステファンが欲している「サロモの魔道書」を奪った人物でもある。
- パイク
- モールの部下。掟を破って盗賊団を抜け、カサディスで盗みを行っていたがパブロスらの依頼を受けた覚者に捕えられる。その後は盗賊から足を洗い、カサディスで暮らしているが、選択によっては盗賊団に戻る。
- オーフィス
- 声 - 織部ゆかり
- 衝天砦跡を根城にしている盗賊団の長。大の男嫌いで、パーティに男がいると即交戦状態になる。モールの盗賊団とは違い、彼女の盗賊団は「ボスの命令に逆らわなければあとは自由」というスタンスをとっている。
- ベシア
- オーフィスの部下。オーフィスのペットであるサイクロプスの餌やりを担当しているが、毎回自身が食べられそうになっており、覚者に代わりに餌をやるよう依頼する。
ポーン
プレイヤーは「異界渡り」ことポーンというAI制御されたサポートキャラクターを最大3名まで召喚してパーティーを組むことが可能である。うち1名はメインポーンと呼ばれ、プレイヤーと一緒に旅をし、成長する。ポーンは各地にあるリムという石から召喚される。
また、他のプレイヤーが育てたポーン(サポートポーン)をオンライン経由で借りてスカウトすることができる。成長はしないが、その他のプレイヤーがレベルを上げるにあたって成長が反映される。
ゲーム中、主人公はヒロインとともにエンディングを迎えることができ、その中にはポーン(NPC)も含まれる。しかし、プレイヤーは育てたポーンとともに結ばれるエンディングを迎えることはできない。
ゲーム中の設定としてのポーンは#用語を参照。
職種
覚者はすべての職、メインポーンは混合強化職以外の6つの職に転職することが可能である。
基本職
- ファイター
- 戦士。盾と片手剣を装備する、近接戦闘のスペシャリスト。ただ、飛行する敵への攻撃手段が皆無。基本職の中では最も力に優れる。プロローグで操作するキャラクターのジョブでもある。また、徴募隊員や衛兵はほとんどがこのジョブに就いている。
- HP、攻撃力、防御力が良く伸びる。その代わり、魔法攻撃と魔法防御は伸びが悪く、スタミナもやや上がりにくい。
- ストライダー
- 軽業師。ダガーと弓を装備し、遠近どちらからでも攻撃できる。また、大型の敵の体に上ることを得意とする。手数に優れ、機動力とスタミナが秀でている。立ち回りによっては非常に有利に戦うことができる。
- 全ての能力が平均的に伸びる。ただし、魔法防御力がやや劣る。
- メイジ
- 魔法使い。杖を装備し、サブ武器はない。唯一のHP回復魔法の使い手。遠距離からの攻撃や回復、サポートに優れる。
- 魔法攻撃、魔法防御が良く伸びる。ただし、それ以外の能力は伸びが悪く、特にスタミナが上がりにくい。
上位強化職
- ウォリアー
- ファイターの上位強化職。両手剣、ウォーハンマーを装備できる。ファイターよりも近接戦闘に更に特化し、重い一撃を放つことができる。
- 能力の伸びはファイターとほぼ同じで、攻撃力の伸びが良いが、スタミナがファイター以上に上がりにくい。
- レンジャー
- ストライダーの上位強化職。大弓とダガーを装備できる。弓の技に秀でており、ストライダー以上の遠距離物理攻撃を行える。
- 能力の伸びはストライダーとほぼ同じで、スタミナが最も良く伸びる。ただし防御力とHPはやや伸びにくい。
- ソーサラー
- メイジの上位強化職。大杖を装備できる。メイジ同様、サブ武器はない。より強力な魔法を扱うことができる。
- 能力の伸びはメイジとほぼ同じで、魔法攻撃と魔法防御はメイジ以上に伸びるがHPが最も上がりにくい。
混成強化職
- ミスティックナイト
- ファイターとメイジの混成強化職。片手剣、杖、メイス、魔道盾を装備できる。エンチャント系のサポート魔法を覚え、近接戦闘も行える。魔撃砲で中距離攻撃もでき、杖を装備すれば基礎攻撃魔法も扱える。ポーン復活の際、一時的に復活したポーンを強化できる。
- 全ての能力が安定して上がる。ただしその性質上、このジョブのみでレベルを上げ続けると器用貧乏に陥りやすい。
- アサシン
- ファイターとストライダーの混成強化職。片手剣、ダガー、弓、盾を装備できる。暗殺者の職故に不意打ちなどを得意とし、カウンター技や毒技などを覚える。
- 攻撃力が全てのジョブの中で最も良く伸び、スタミナも伸びがいい。ただ、それ以外の能力はほとんど伸びない極端なジョブ。
- 唯一のステルス機能を持っており、夜にステータスが上がるというアビリティも持っている。
- マジックアーチャー
- ストライダーとメイジの混成強化職。ダガー、杖、魔道弓を装備できる。固有武器の魔道弓で敵を追尾する魔弾を放つことができる。杖装備時には基礎攻撃魔法を扱える。
- 能力の伸びはミスティックナイトとほぼ同じで、魔法防御力が上がりやすく、HPが伸びにくい。
敵クリーチャー
- ゴブリン
- 赤褐色の肌を持つ小鬼。棍棒を手にし数匹で行動する。棍棒を持つ普通のタイプ以外に、物を投げるタイプ、全身に盾を装備しているタイプなど種類は多彩。一匹の強い個体に従う習性が有り、隊長は他のゴブリンに比べ能力が高く、笛を吹いて味方の士気を上げる。
- 味方の数が減ると逃げ腰になって能力が下がり、逃げ出すものも現れる。
- ホブゴブリン
- 黒褐色の肌を持つ大型の小鬼。棍棒ではなくサーベルを武器にしており、全体的に能力が高くなっている。また、物を投げるタイプは状態異常を引き起こす薬品を使うようになっている。
- グリムゴブリン
- 灰褐色の肌を持つ小鬼。見た目はゴブリンと大して変わらないが、強さは比べ物にならない。他の種に比べ好戦的で仰け反りにくい上、倒れた相手に追撃まで行う。ホブゴブリン並みの大きさのものはリーダー。
- オオカミ
- 集団で行動する狼。大柄なものはリーダーで、リーダーを倒すと連携が乱れる。
- ダイアウルフ
- 半島の北部に生息する白い狼。オオカミの強化版といったところで、オオカミと同じく大柄なリーダーがいる。倒すと連携が乱れるのも同じ。
- ヘルハウンド
- 終盤に出現する黒い狼。火炎弾を吐いて攻撃してくる上、ダウンした相手を遠くに引きずってから噛みつくという行動も行う。さらに炎属性の攻撃を与えると吸収して回復し、さらに強化されるという特性を持つ。油断すると熟練の戦士でもあっさり殺されるほどの強敵。
- ハーピー
- 上空から襲ってくる、顔が女で首から下は鳥というビジュアル。飛行しながらの体当たりや、捕まえて上空へ連れ去ろうとする。また、歌を歌うことがあり、歌声を長く聞くと眠ってしまう。基本的に遠距離攻撃がないと、倒しにくい。
- スノーハーピー
- ハーピーの亜種。歌声の眠り効果が強くなっており、氷のブレスを吐く。
- サキュバス
- コウモリの羽がついた、黒いハーピー。ほかのハーピーに比べ好戦的で、猛スピードでこちらに組み付いて噛み付いてくる。歌声の眠り効果はさらに高くなっている上、呪いの効果まで付与されている。
- リザードマン
- 緑色のトカゲ。水辺に生息し、手に持った槍で攻撃してくる。尻尾を切ると大幅に能力が下がり、猛スピードで逃げだす。
- サルファーリザードマン
- 黄色のリザードマン。リザードマンより強化されており、透明になる能力を持つ。尻尾を切ると逃走するのは同じ。
- ジオリザードマン
- 火山地帯に住む黒色のリザードマン。大型化して能力がさらに上がっており、火炎弾を吐いて攻撃する。しかし尻尾を切ると逃走する性質は残っている。
- リザードマンセージ
- 白色のリザードマン。リザードマン系統の中では最も能力が高い上に魔法まで使うようになっている。尻尾を切っても逃げないどころかむしろ好戦的になる。
- ファントム
- 水色の幽霊。物理攻撃は一切聞かないため、魔法攻撃か武器に属性を付与して攻撃する必要がある。取り憑かれると自力では振りほどけず、体力を徐々に奪われる。
- ファンタズム
- 紫色の幽霊で、雷属性を持つ。触れるだけで感電してしまうため、直接攻撃は不利。
- スペクター
- 緑色の幽霊で、さらに邪悪になったファントム。取り憑き時の体力吸収が早く、ポーンが取り憑かれると混乱状態になる。
- アンデッド
- 動く死体。動きはのろいが仰け反りにくく、ひるまず攻撃してくる。男性と女性がおり、女性の方は能力が低い。アンデッド系は総じて炎と光属性に弱いという特徴がある。
- ファットアンデッド
- 体内にガスを溜め込んだアンデッド。炎属性の攻撃を当てると大爆発を起こす。
- ウォリアーアンデッド
- 兵士の死体がアンデッドと化したもの。武器や防具を身につけており、攻撃力や防御力が高い。
- ラージアンデッド
- ガタイがいいアンデッド。アンデッドの強化型で、非常にタフ。
- スケルトン
- 剣を片手に襲ってくる骸骨。動きが素早く、斬撃に強い。
- スケルトンメイジ
- 魔法を使うスケルトン。ファイアボール、サンダーレインなどの攻撃魔法を使うが、接近戦には弱い。
- スケルトンナイト
- 戦士の骸骨。片手剣を持ったタイプと大剣を持ったタイプの2種類がいる。
- スケルトンソーサラー
- スケルトンメイジの強化版。新たに回復魔法を使うようになっている。
- スケルトンロード
- 魔道盾を持つ重装備のスケルトン。非常に能力が高い上、一閃突きや円月斬りといった多数のスキルを使う強敵。出現数が非常に少ない。
- ガーゴイル
- 動く石像。行動パターンはハーピーとほぼ同じだが、尻尾の針に石化の状態異常があるため非常に厄介。雷属性に弱い。
- ワイト
- 魔術師の亡霊。アンデッドやスケルトンを呼び出し、自身もヴォルテクスレイジなどの魔法で攻撃してくる。亡霊ではあるが、物理攻撃は良く効く。
- リッチ
- ワイトよりも高位の魔術師。ワイトの強化版で、呼び出すモンスターがヘルハウンド・スケルトンロードなどかなり強力になっている。また、使う魔法もインスタントキリング・ペトリファクションなど厄介な魔法が加わっている。
- サイクロプス
- 単眼の巨人。1対の牙を持ち、手にした棍棒で暴れまわる。中には鎧を付けた個体も存在する。総じて雷攻撃が弱点で、目玉はさらに大きなダメージを与えられる。
- オーガ
- 食人鬼。サイクロプスよりは小柄だが機動力、攻撃力に優れる。女性を好み、集中的に襲い掛かる。
- キメラ
- 獅子の頭と前足、山羊の頭と後足、蛇の尻尾を持つ魔獣。
- 獅子の物理攻撃、山羊の魔法攻撃、蛇の状態異常と分担して攻撃をしてくる。本体の体力ゲージは獅子と山羊の合計で、蛇の体力は別。獅子を残すと攻撃力が、山羊を残すと魔法攻撃力が上がる。
- ゴアキメラ
- 黒く染まったキメラの上位種。キメラより凶暴で、蛇は倒しても暫くすると復活するようになっている。特に山羊はインスタントキリングや体力回復など厄介な存在になっている。その一方、氷属性に極端に弱くなっているという弱点もある。
- グリフィン
- 鷲の上半身に獅子の下半身を併せ持つ魔獣。空を自由に飛び回り獲物を狙う。行商を中心に民間人にも被害が出ている。
- フィールドでもランダムで出現するが、倒すごとに出現率が下がっていく。
- コカトリス
- 鶏の姿を持つ魔獣。爪には毒、息には石化の効果を持つ。
- 中盤、"救済"の手により仮死状態のまま領都へと運び込まれ復活。一時城下をパニックに陥らせた。
- ゴーレム
- 岩石でできた巨人。体中に複数のコアを持ち、コア以外への攻撃を受け付けない頑強さを誇る。コアに魔法攻撃は効かず、魔法職は非常に不利。また、口から光線を放つ。コアの中には一つだけ動力源があり、これを壊すと長時間ゴーレムの動きを止められる。
- 呪い師の森最奥に多くのゴーレムが潜む。
- メタルゴーレム
- 金属の体を持つゴーレムの上位種。ゴーレムとは異なり体表にコアを持たず、周囲のフィールドに分散させている。
- ハイドラ
- 4つの首を持つ大蛇。固い鱗に覆われ頭部以外はほとんどダメージを受けない。首を切り落とすと大ダメージを与えられるが、しばらくするとまた生えてくる(ただし、切り口を炎で攻撃すると再生が遅くなる)。4つ全ての首を落とすとしばらくの間隙だらけになり、胴体にもダメージが通るようになる。
- 宿営地を襲撃するも主人公によって首を1つ奪われる。その首を手土産に領都へと向かうこととなる。
- アークハイドラ
- 純白の鱗を持つハイドラの上位種。行動パターンは同じだが能力が高く、首の再生速度が非常に早くなっている。
- ドレイク
- 竜種の1つ。赤い鱗を持った竜で口から火を噴き、自在に空を舞う。胸に心臓を持つ。
- ワイバーン
- 竜種の1つ。緑の鱗を持ち竜巻を操る。他の竜種と異なり背中に心臓を持ち、地上に降りることはあまりない。
- ウィルム
- 竜種の1つ。青い鱗を持ち魔法を操る。腹に心臓を持つ。
- ドラゴン
- 深紅の鱗を持つ竜。冒頭、主人公の心臓を奪った竜。
- 口から火を噴き、空を自由に舞い、魔法も唱える。胸に心臓を持つ。
- ウルドラゴン
- 白色の鱗を持つ巨竜。エヴァーフォールに潜む最強の竜でドラゴンとは比べ物にならない力を持つ。
- 作中における最強クリーチャー。体中に複数の心臓を持つ。オンラインでは体力が他のプレイヤーと共通になるため、間接的に他のプレイヤーと共に戦うことになる。
Dragon's Dogma: Dark Arisen
ジャンル | オープンワールドアクション |
---|---|
対応機種 |
PlayStation 3 Xbox 360 Microsoft Windows(Steam/GOG配信) PlayStation 4 Xbox One Nintendo Switch |
プロデューサー | 松川美苗 |
ディレクター | 木下研人 |
シナリオ | 村田治生 |
シリーズ | ドラゴンズドグマ |
人数 | 1人 |
メディア |
[PS4]ディスク/ダウンロード [XBOne]ダウンロード [PC]ダウンロード(Steam/GOG) [Swicth]ゲームカード/ダウンロード |
発売日 |
[PS3/XB360] 2013年4月25日 [Win] 2016年1月15日 2017年10月5日 [PS4/Xbox One] 2017年10月5日 [Switch] 2019年4月25日 |
対象年齢 |
CERO:D(17才以上対象) ESRB:M(17歳以上) PEGI:18 USK:16(16歳未満提供禁止) ACB:MA15+ |
コンテンツアイコン | [CERO]暴力[10][ESRB]Blood and Gore,Partial Nudity,Suggestive Themes,Violence |
『Dragon's Dogma DARK ARISEN』(ドラゴンズドグマ:ダークアリズン)は、2013年4月25日に発売された『Dragon's Dogma』の拡張版。新ダンジョン「黒呪島」の実装のほか、日本語音声のフルボイス化やキャラクターエディットのパーツ追加といった新要素が増えている。
2017年10月5日にPC、PlayStation 4、Xbox One版が日本国内でそれぞれ発売[11]。こちらはPS3/Xbox360版よりも解像度が向上しているほか、DLCも収録されている。また新機能として、対応したボタンにアイテムを登録しておくことでメニュー画面を開かずにアイテムの使用ができる「ホットキー」機能が実装された[12]。なお、PC版は日本語字幕に対応した海外版が2016年1月にSteamで、2017年6月にDRMフリーのGOG.com版が発売されていたが、Steam版については日本国内からの購入が制限されていた。2019年4月25日にはNintendo Switch版が発売予定[13]。
2018年6月30日現在、累計出荷本数は210万本[8]。
『Dark Arisen』より追加された登場人物
- オルガ
- 声 - 本名陽子
- 夜のカサディスに現れた謎の美女であり覚者。
- 覚者に対し、黒呪島にある迷宮からある人物を救い出してほしいと依頼するが、自分の記憶や黒呪島についてのことは思い出せずにいる。
- また、呪いのかかったアイテム(黒呪アイテム)の呪いを解く力がある。
- その正体はグレーテのポーン、オルガが同名の覚者オルガに憑依した姿。アッシュを絶望から解放するため、彼を打ち倒せるほどの覚者を求めていた。
- バロック
- 声 - 藤原啓治
- 黒呪島地下迷宮を彷徨う覚者。
- 長い間、黒呪島を彷徨っているが正気を失わずプレイヤーに協力してくれる。
- 錬金術に長けており竜強化以上の武具強化を行ってくれる。
- アッシュ
- 声 - 東地宏樹
- 覚者。かつてグレーテに救われ彼女を母として、師として、女として愛した男。
- ドラゴンの手によりグレーテを失うも、自身も覚者となる。グレーテと同じ姿を持った彼女のポーン、オルガを連れる内に彼女を愛するようになる。旅路の末にドラゴンと再度対峙する。
- グレーテ
- 声 - 大原さやか
- 覚者。アッシュの恩人であり、彼を連れ世界を見せた女性。
- ドラゴンを倒すも界王との戦いに敗れる。後に彼女のポーンであるオルガにその姿は受け継がれた。
- ダイモーン
- 声 - 土師孝也
- 黒呪島最深部の聖堂に座する迷宮の主。
- その正体は絶望の末、魔物へと姿を変えた元覚者アッシュ。
- アッシュの心臓を奪い、再度現れたドラゴンは界王に敗れたグレーテのなれの果てであった。自身を倒すか、オルガを差し出すか迫るドラゴンを前にしたアッシュは絶望し、全てのものを、輪廻をも滅ぼす道を選択し、その身を堕とした。
- 2周目以降は覚醒し、胸部に竜の頭部が浮かび上がる。
『Dark Arisen』より追加されたモンスター
- デス
- いわゆる死神。巨大な鎌とランタンを持ち黒衣に身を包んでいる。空中を浮遊し、覚者の命を求め徘徊する。HPと防御力が高く非常にダメージが通りにくく、一定の時間が経つか一定のダメージ(ゲージ1本分)を与えると退却するため、一回の戦闘で討伐するのは難しく、長期戦になりやすい。他のモンスターとは違い撤退されても与えたダメージは回復しないため、複数回に渡って戦うこととなる。持っているランタンを照らし睡眠状態にする攻撃と、鎌による一撃必殺の攻撃を放つ。鎌の攻撃を受けるとプレイヤーは即死、ポーンは即ロストとなる。あるクエストではデスの討伐が目標となる。
- グレーターゴブリン
- ゴブリン種の一種で棍棒を用いた近接攻撃が得意。大型ゴブリンであり耐久力や攻撃力に優れるが、魔法攻撃に弱い。
- ゴブリンシャーマン
- ゴブリン種の一種で魔法による遠隔攻撃が得意。小型ゴブリンであり魔法攻撃と魔法防御に優れるが、物理攻撃にはめっぽう弱い。
- カースドラゴン
- 黒呪島に住まう腐死竜。肉が落ちて骨が見えている個所もある。魔法は使わない代わりに、攻撃力が非常に高くなっているのが特徴。ブレスを受けると持っているアイテムが腐敗してしまう。心臓は胸の部分にあり、そこが弱点なのは他のドラゴン系と同じ。他のドラゴン系に比べ、倒した際に武器が変異する確率が高い。
- ガルム
- 巨大な狼のような姿をしたモンスター。基本的な行動パターンはヘルハウンドなどの狼型モンスターと似ているが、暗闇状態にするブレスや大きく吹き飛ばされ落下ダメージも受ける突き上げ、非常に威力の高いダウン引きずりからの噛み付きなど攻撃手段は多彩。
- サラマンダー
- リザードマン系の最上位種。常に炎を纏っており、触れると延焼状態となる。尻尾を切断するか水をかけることで炎が消え、弱体化する(一定時間でまた点火する)。槍は所持していないが口から火炎を吐く。見た目通り氷属性には非常に弱い。
- エルダーオーガ
- オーガの上位種。行動パターンはオーガと同じだが能力は桁違いに強化されている。女性を好むオーガとは違い、死体(特に男性の肉)を好む。
- ストリゴイ
- 赤いコウモリのような姿をしたモンスター。ガーゴイルの強化版といったところで、素早く飛行して吹き飛ばし効果のある体当たりを行う他、拘束されると尻尾についている鋭い針を刺して血液を摂取する。血液を採取されると能力が大幅に上昇するが、倒した際に落とすアイテムが豪華になる(この状態でしか落とさないアイテムもある)。
- エリミネーター
- 上半身裸の牛頭の人間のような姿をしたモンスター。主な武器は大槌。プレイヤー側で言うところのウォリアーであり、魔人突きや大輪斬を放つ。物理攻撃には強いが、反対に魔法攻撃には弱い。弱点は頭で、そこを狙うと仰け反りやすい。兜の形状が2種類あり、それぞれ落とすアイテムが微妙に違う。
- リビングアーマー
- 死んだ人間の魂によって動かされている鎧で、破壊されてもなお動く。剣技・魔術ともに優れている。一定ダメージを与えると鎧が半壊し、物理ダメージが通りにくくなる。プレイヤー側で言うところのミスティックナイトであり、盾で攻撃を防ぐほか、魔石柱を放つ。
- バンシー
- 金切り声をあげる女性型のアンデッド。声を聞くと一定時間行動不能になってしまう。魔法防御力は高いが、アンデッドにしては珍しく氷属性が有効。
- ポイズンアンデッド
- 大柄な体格が特徴のアンデッド。体内にたまった毒素を用いた攻撃が得意で、地面に毒を吐いてこちらの行動を制限する。耐久力も高いが、炎と聖属性には弱いまま。
- ゴアサイクロプス
- サイクロプスの上位種。サイクロプスより細身であるがより攻撃的であり、近くにある岩や火薬樽を拾って投げつけてくる。弱点が雷属性から氷属性に変わっているが、状態異常に弱い点や、目玉が弱点であることは変わっていない。
- 囚人ゴアサイクロプス
- 手枷と足枷、鉄仮面を身に着けたサイクロプス系の最上位種。通常のゴアサイクロプスよりステータスは高く、下位種より更に大きくまさに巨人。最初は拘束されているが一定のダメージを与えると拘束を引きちぎり、暴れまわる(出現場所によっては最初から動き回っていることもある)。
- ゴールデンナイト&シルバーナイト
- 二人組の骸骨騎士。主に二体一組で登場し、抜群のチームワークを誇る。片手剣と盾を持つゴールデンナイトは直接攻撃を行い、攻撃力が非常に高い。メイスと魔道盾を持つシルバーナイトは魔法を中心に攻撃し、防御力が高い。複数現れた場合は同時に現れた全てのナイトを倒さないと倒したことにならないが、どちらも倒された味方を復活させる魔法を使う。
- ゴールデンナイトは多額の金、シルバーナイトは大量のリムを必ずドロップする。
- スケルトンブルート
- 巨大な骸骨。ステータスは上がっているが、行動パターンはスケルトンと同じ。
- ワーグ
- 小柄な獣の姿をしたモンスター。集団で獲物に襲いかかり、かみついて毒を注入するのが特徴。行動パターンは本編に出てきたオオカミとほぼ同じだが、大柄なリーダーはいない。能力としてはダイアウルフの強化版といったところ。
- セイレーン
- ハーピー系の最上位種。行動パターンはハーピーとほぼ同じだが、癒しの歌で他の魔物を回復させる。
- さまよえる戦徒
- 黒呪島の呪いによって変貌したポーンたちで、主を探し回っているが、本来の考えを失っている。
- かつてファイター、メイジ、ストライダーのジョブについていた者もいる。また、本来はいないはずのマジックアーチャーのポーンもいる。
- レイス
- ファントム系の最上位種で、赤い亡霊。ファントムと同じく憑依して体力を奪うが、強化はされない。ただ、魔法防御力が大幅に上がっている、すれ違いに当たると呪い状態になるなど強化されている点も多い。
- マンイーター
- 宝箱の中に潜む、金色のヘビのような姿をしたモンスター。宝箱を開けたキャラクターに噛み付き、インスタントキリングなどの強力な呪文を唱える。一定の時間が経つと退却する。
- ゲイザー
- 「真理の虚しきを知る祠」に出現するボス。固い外殻に覆われた眼球のモンスターで、イービルアイの強化版と言える。触手攻撃のほかに魔法を使う。目玉以外には攻撃が通らず、近距離職は不利。ただ、触手攻撃を本体に当てることができると地上に落下して攻撃のチャンスとなる。本体に掴まることができるので目玉に直接ダメージを与えることができる。
- ダークビショップ
- 「瘴気の満ちる聖堂」に出現するボス。ワイト系の最上位種。黒呪島にある聖堂に潜む光り輝くアンデッドの司祭であり、ヴォルテクスレイジやインスタントキリング、ゾーンオブザゴッドなどの高位魔法を放つ。必ずカースドラゴンを引き連れて出現し、ダークビショップがドラゴンに憑依することもある(ただし、通常のカースドラゴンよりも能力は低い)。
- リザードマン巨大種
- 黒呪島に生息するリザードマン系の巨大種。リザードマン、サルファーリザードマン、ジオリザードマン、リザードマンセージの4種が存在する。いずれも通常種より体格が大きく、攻撃力や体力も高い。
- ドラゴン凶種
- 黒呪島に生息するドラゴン系の強化種。ドレイク、ワイバーン、ウィルムの3種が存在する。いずれも体表に炎、電気、氷を纏っており通常種より凶暴。ドレイク凶種は物理攻撃に極端に強く、ウィルム凶種はインスタントキリングやスローを連発する強敵と化している。
- ダイモーン
- 黒呪島の主。黒い巨体に翼と角を持ち悪魔のような姿をしている。
- 物理、魔法どちらも使いこなす強敵。体にしがみつくと自身の体を延焼させ振り解いてくる。体力が減ってくると直接、異界の扉を開きポーンをロストさせてくるが、この攻撃のあとは隙だらけになる。
- 2周目以降は体力がわずかになると覚醒する。全パラメーターが上昇し、更に強力な攻撃を放つようになる。前述の異界開きもより長時間行うようになる。
主なスタッフ
- 『Dragon's Dogma』
- プロデューサー:小林裕幸
- ディレクター:伊津野英昭
- 『Dragon's Dogma: Dark Arisen』
- エグゼクティブプロデューサー:小林裕幸
- プロデューサー:松川美苗
- ディレクター:木下研人
主題歌
- B'z『Into Free -Dangan-』
- 『Dragon's Dogma』主題歌。
- Raychell『Colis of Light』
- 『Dragon's Dogma: Dark Arisen』主題歌。
関連作品
Dragon's Dogma Quest
2013年7月23日にiOS用、2013年12月19日にPlayStation Vita用にダウンロード配信開始されたRPG。iOS用は2014年10月14日、PSVita用は2015年1月30日に配信終了した。
基本プレイ無料のアイテム課金制。課金アイテム「竜の鼓動」は、ゲームオーバー時の即時コンテニューやカードガチャの利用などに使用する。
3DタイプのオープンワールドアクションRPGだった『ドラゴンズドグマ』に対し、本作は2DタイプのカードRPGとなっている。プレイヤーはフィールド画面から町やダンジョンにカーソルを合わせ、目的地を決定することでゲームを進めていく。ダンジョン内での移動や戦闘は各種カードによって行われ、プレイヤーは覚者としてポーンに武器やジョブをセットし、行動を指示することで敵と戦う。
本作の世界観は『ドラゴンズドグマ』のパラレルワールドの一つという設定であり[14]『ドラゴンズドグマ』に登場した一部のキャラクターたちも登場している。また、当時連載中だったコミカライズ作品『DRAGON'S DOGMA PROGRESS』とのコラボなども行われた。
開発は『ドラゴンズドグマ』のスタッフの多くが引き続き担当しており[15]、ディレクターを担当した伊津野も本作ではエグゼクティブディレクターとして参加している。なお、本作は最初から『ドラゴンズドグマ』のゲームとして開発されていたわけではなく、当時開発中で名前の決まっていなかった本作に、ゲーム性や知名度などの観点から『ドラゴンズドグマ』のタイトルをつけたという経緯がある[15]。
漫画
- DRAGON'S DOGMA PROGRESS
- 作画・平野博寿、監修協力・カプコン
- 白泉社ヤングアニマルのweb雑誌サイト・ヤングアニマルDensiにて2013年4月26日から2014年6月27日まで連載された。
小説
- Dragon's Dogma -The Beginning-
- 著:水野良、イラスト:末弥純。
- パッケージ版『Dragon's Dogma』の先着購入特典。本編のプロローグに登場する覚者・サヴァンとそのポーン・サルドの冒険を描いた書き下ろし小説。プロローグのさらに前日譚に当たる内容で、サヴァンの主君である覇王レオナールや、その娘でありサヴァンの想い人でもあったエリーゼ王女など独自の人物も登場する。
- 後に『DARK ARISEN』発売時や、PS4/Xbox One/PC版発売時に公式サイトで全文が公開された[16][17]。
Webラジオ
- ドラゴンズドグマ 覚者ラジオ
- 『Dragon's Dogma』公式サイトと音泉にて、2012年8月24日から9月21日まで配信された。パーソナリティは、安元洋貴と逢坂良太[18]。
- ドラゴンズドグマ:ダークアリズン 覚者ラジオ
- 音泉にて、2013年3月28日から5月9日まで配信された。パーソナリティは、前ラジオ番組『ドラゴンズドグマ 覚者ラジオ』に引き続き、安元洋貴と逢坂良太[19]。
アニメ
Dragon's Dogma | |
---|---|
ジャンル | アドベンチャー、アクション |
アニメ | |
原作 | CAPCOM |
監督 | 須貝真也 |
脚本 | 砂山蔵澄 |
キャラクターデザイン | 西村郁 |
音楽 | 牧野忠義 |
アニメーション制作 | サブリメイション |
配信サイト | Netflix |
配信期間 | 2020年9月17日 - |
話数 | 全7話 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ |
ポータル | アニメ |
2019年3月12日に発表された本作のアニメーション作品で、正式タイトルは、NETFLIXオリジナルアニメシリーズ「ドラゴンズドグマ」[20]。オンライン映像配信サービスであるNetflixから2020年9月17日[21] |に全世界独占配信、制作プロダクションはサブリメイション[22][23]。
ストーリーとしては、己の心臓をドラゴンに奪われた覚者による復讐譚で、ドラゴン以外にも七つの大罪を意味するモンスターが登場するとされる[20]。
ストーリー
カサディスの村に住む青年イーサンは、あるときドラゴンの来襲により村を焼かれ、愛する妻と自身の心臓を奪われる。「ポーン」の民の導きにより「覚者」として復活したイーサンは、全てを奪ったドラゴンへの復讐を誓い、戦いの旅へと出発する。
登場人物
- イーサン
- 声 - 中村悠一
- ドラゴンに妻と自分の心臓を奪われたことでドラゴンに復讐を誓う覚者。優しく温厚な性格であったが、旅で訪れた人々の欲にまみれた姿や、闘いの中で覚醒しはじめたことで、荒々しく変貌していく。目的であったドラゴンをハンナとの協力で倒したものの、代償として自らもドラゴンへと変貌してしまう。人間としての心がまだ残ったままハンナに愚かな人間を守ってくれと託し、空へと旅立った。
- ハンナ
- 声 - 水樹奈々
- イーサンの窮地を救い寄り添うポーン。出会った当時は人間の考えや行動力に理解を難していたが、共に旅をすることで徐々に理解を示していく。イーサンの命令は全て聞いてきたが、ドラゴンになる前に自分を殺してくれという命令には大粒の涙を流しながら拒んだ。イーサンが最後に残した形見のブレスレットを付け、その後は、人々の平和を願いながら旅をしている。
- オリビア
- 声 - 沢城みゆき
- イーサンが心から愛する妻。村が襲われドラゴンの吐く炎に包まれた。
- ルイ
- 声 - 三瓶由布子
- イーサンとオリビアが可愛がっている少年。村が襲われドラゴンに飲み込まれる。
- サライ
- 声 - 三森すずこ
- サイクロプスの生贄として差し出されたところをイーサンたちに助けられた少女。
- エリザベス
- 声 - 恒松あゆみ
- 旅の途中、ゴブリンたちに襲われていたところをイーサンとハンナに助けられる。傲慢な性格で金持ちであるデオとは財産目当てで結婚したが、村がドラゴンに襲われたことで水の泡となり、デオに対しても冷めた態度をとっていた。たくましいイーサンに対し体を求めたが拒まれる。護衛であるシモンとも関係をもっていた。再びゴブリンに襲われた際にデオが必死で追い払った姿に惚れ直した。
- デオ
- 声 - 興津和幸
- エリザベスの夫。性格が気弱なため、ゴブリンに襲われているエリザベスに対しても動けずじまいだった。また彼女が他の男性と関係を持っていることを知りつつ言い出せなかったが、再びゴブリン勢に襲われた際に無我夢中で剣を振りかざし追い払ったことで勇気が見につく。ただし、これまでのエリザベスへの嫉妬心から彼女を剣で殺してしまう。彼女が再び自分に振り向いてくれたことを知ると、絶望感からその場で自害した。
- バルタザール
- 声 - 中川慶一
- デオとエリザベスを護衛する領都兵。冷静で慎重な性格で貧しい貴族の三男坊。新たな任務から再会したイーサン達との協力で魔物を倒したものの、隠し持っていた財宝に目がくらみ独占しようとしたため、任務を報告すると語ったシモンを刺す。やがてシモンとの相討ちから目が覚めたもの、お互い致命傷を負ったため、二人で息をひきとった。
- シモン
- 声 - 鶴岡聡
- バルタザールの幼馴染で親友の領都兵。おしゃべりで明るい性格。根は真面目でキレイごとは言わない。
- ドラゴン
- 声 - 菅生隆之
- イーサンから全てを奪ったレッドドラゴン。
評価・受賞歴
- 日本ゲーム大賞2011[24]
- フューチャー部門
- ファミ通アワード2012[25]
- 優秀賞
- ルーキー賞
- プレイステーションアワード2012[26]
- ユーザーズチョイス賞
出典
- ^ Denby, Lewis (2012年1月21日). “Dragon's Dogma preview”. Eurogamer. 2020年5月15日閲覧。
- ^ a b “ドラゴンズドグマ公式サイト”. カプコン (2011年4月12日). 2011年4月12日閲覧。
- ^ a b 『ファミ通ゲーム白書2013 補完データ編(分冊版)』エンターブレイン、2013年。
- ^ “株式会社カプコン|vol05.小林 裕幸(開発者インタビュー2011)”. 2017年11月15日閲覧。
- ^ “Dragon's Dogma: Why Bother? I'll Tell You”. Game Informer (2012年3月21日). 2012年4月15日閲覧。
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- ^ a b “株式会社カプコン|ミリオンセールスタイトル”. カプコン. 2017年5月24日閲覧。
- ^ デビルメイクライは『3』に一番思い入れがある【ゲームクリエイター伊津野英昭】 日刊SPA! 2013年4月22日
GDC 13: カプコン伊津野氏が明かした『Dragon's Dogma』の企画が通るまで Game*Spark 2013年3月29日 - ^ “ドラゴンズドグマ:ダークアリズン(PS4)”. イーカプコン. 2017年7月21日閲覧。
- ^ “PC/PS4/Xbox One版「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」,オリジナルでDLCとして配信されていた各種コンテンツを収録することを発表”. 4Gamer.net (2017年7月20日). 2017年7月20日閲覧。/
- ^ “PC/PS4/Xbox One版「ドラゴンズドグマ:ダークアリズン」,アイテムを素早く使用できる新機能「ホットキー」と基本職3種のジョブアクションが公開”. 4Gamer.net. 2017年11月13日閲覧。/
- ^ “『ドラゴンズドグマ:ダークアリズン』がNintendo Switch向けに4月25日に発売されることが決定!サントラ同梱のコレクターズ・パッケージも”. ファミ通.com (2019年1月9日). 2019年1月13日閲覧。
- ^ “『ドラゴンズドグマ』チームらしいゲーム性を実現した『ドラゴンズドグマ クエスト』! 開発者インタビューでこだわりやゲーム作りについて熱弁”. 電撃オンライン. pp. 2/3 (2013年6月13日). 2017年5月24日閲覧。
- ^ a b “『ドラゴンズドグマ』チームらしいゲーム性を実現した『ドラゴンズドグマ クエスト』! 開発者インタビューでこだわりやゲーム作りについて熱弁”. 電撃オンライン. pp. 1/3 (2013年6月13日). 2017年5月24日閲覧。
- ^ “CAPCOM:Dragon's Dogma (ドラゴンズドグマ) 期間限定公開 -The Beginning-(ザ・ビギニング)”. 2013年5月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月15日閲覧。
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- ^ a b “NETFLIXにてアニメシリーズ化決定!”. Dragon's Dogma DARK ARISEN (ドラゴンズドグマ:ダークアリズン) 公式サイト. カプコン (2019年3月12日). 2019年6月30日閲覧。
- ^ “Dragon's Dogma”. Netflix 2020年8月25日閲覧。
- ^ “Partnerships with Anima, Sublimation, and David Production joins deals with Production I.G and bones in 2018”. Netflix Media Center (2019年3月12日). 2019年3月12日閲覧。
- ^ “『ドラゴンズドグマ』がNetflixでアニメシリーズ化決定! 『スプリガン』新作や『オルタード・カーボン』アニメ版などと合わせて発表”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). (2019年3月12日) 2021年3月24日閲覧。
- ^ “日本ゲーム大賞2011|受賞作品|フューチャー部門”. 2017年11月15日閲覧。
- ^ “ファミ通アワード2012授賞式が開催 ゲーム・オブ・ザ・イヤーは『とびだせ どうぶつの森』”. ファミ通.com (KADOKAWA Game Linkage). (2013年4月17日) 2017年11月15日閲覧。
- ^ “PlayStation Awards|Award results in 2012|プレイステーション”. 2017年11月15日閲覧。