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2021年9月28日 (火) 08:52時点における版
三部作(さんぶさく)は、三つにそれぞれ分かれていながら、同じ一つの主題を持つ作品群のこと。英語を用いてトリロジー(英: trilogy)とも呼ぶ。
概要
古代ギリシア演劇で3編の悲劇を中心として上演されていたことを嚆矢とし、小説や絵画、音楽[1]などにも使用される。
三部作の伝統は古代ギリシア演劇の時代から存在し、悲劇三部作+サテュロス劇の形式を取った。その後、作者が当初から三部作を意識して作ったもの、本来一つの作品を三つに分割したもの、結果的に続編あわせて3部になったもの、他人(評論家、出版社など)が独自にそう呼んでいるものなど、商業的な思惑もあり、様々に使用されている。
三部作は続編・前編関係になっているものもあれば、作品ごとに世界観が異なったりもする。
現在では、映画、漫画、クラシック音楽、ポピュラー音楽、その他メインカルチャーとサブカルチャー双方の分野において広く実施例が見られている。特に、世界観などの設定の説明が必要なSF、ファンタジーの分野に意図した三部作が多い。
近年の作品では、長年にわたり意図された三部作と思われていたが、特に商業作品では人気を博したことなどで4作目以降が作られる例もある。たとえば、アーシュラ・K・ル=グウィンの『ゲド戦記』は、3巻が書かれてから4巻目が刊行されるまでの18年間は三部作と考えられていた。日本でも、金子修介監督による「ガメラシリーズ」が平成ガメラ三部作と呼ばれていたが、6年後に4作目の平成ガメラ映画が作られた(ただし、4作目の平成ガメラ映画は「新生版」といったように、「平成ガメラ三部作」とは別のカテゴリーとされている)。ほかに『銀河ヒッチハイク・ガイド』では「三部作の4番目」が作られている。
実例
劇・詩
- アイスキュロス
- オレステイア三部作 - 『アガメムノン』、『供養する女たち』、『慈しみの女神たち』
- テーバイ三部作 - 『ラーイオス』、『オイディプス』、『テーバイ攻めの七将』
- プロメテイア三部作 - 『火を運ぶプロメテウス』、『縛られたプロメテウス』、『解放されたプロメテウス』
- ソポクレス
- テーバイ三部作 - 『オイディプス王』、『アンティゴネー』、『コロノスのオイディプス』
- エレクトラ三部作
- ダンテ
- 神曲 - 「地獄篇」、「煉獄篇」、「天国篇」
- ウィリアム・シェイクスピア
- ヘンリー六世三部作
- アーノルド・ウェスカー
- ウェスカー三部作 - 『大麦入りのチキンスープ』、『根っこ』、『僕はエルサレムのことを話しているのだ』
- ボーマルシェ
- 三谷幸喜
- 芸術家三部作 - 『コンフィダント・絆』、『国民の映画』、『ホロヴィッツとの対話』
音楽
- プッチーニ
- レスピーギ
- ドヴォルザーク
- マーラー
- 「角笛交響曲」(『少年の魔法の角笛』の詩が使われている交響曲)三部作 - 『交響曲第2番「復活」』、『交響曲第3番』、『交響曲第4番』
- 細野晴臣
- トロピカル三部作 - 『トロピカル・ダンディー』、『泰安洋行』、『はらいそ』
- 加藤和彦
- ヨーロッパ三部作 - 『パパ・ヘミングウェイ』、『うたかたのオペラ』、『ベル・エキセントリック』
- access
- 三部作 - 『DRASTIC MERMAID』『SCANDALOUS BLUE』『TEAR'S LIBERATION』
- Iceman
- 世紀末三部作 - 『GATE Ⅱ』『GATE Ⅰ』『GATE//white』
小説
- 阿川弘之
- 海軍提督三部作[2] - 『山本五十六』、『米内光政』、『井上成美』
- 有川浩
- 井上靖
- 神林長平
- 火星三部作 - 『あなたの魂に安らぎあれ』、『帝王の殻』、『膚の下』
- 栗本薫
- ぼくらシリーズ三部作 - 『ぼくらの時代』、『ぼくらの気持』、『ぼくらの世界』
- 辻仁成
- 音の三部作 - 『アンチノイズ』、『グラスウールの城』、『パッサジオ』
- 筒井康隆
- 津本陽
- 中上健次
- 紀州サーガ秋幸三部作 - 『岬』、『枯木灘』、『地の果て至上の時』
- 夏目漱石
- 「前期三部作」は「中期三部作」と呼ばれる場合もある。この場合の中期とは、漱石の文筆活動における中期という意味合いであり、それ以前にさらに前期三部作があるわけではない。
- 村上春樹
- 羊三部作(「僕と鼠もの」三部作) - 『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』
- 森村誠一
- 山崎豊子
- アガサ・クリスティ
- エルキュール・ポアロシリーズ中近東三部作 - 『メソポタミヤの殺人』、『ナイルに死す』、『死との約束』
- アレクサンドル・デュマ
- ヴェロニカ・ロス
- ダイバージェント三部作 - 『ダイバージェント 異端者』『ダイバージェント2 反乱者』『ダイバージェント3 忠誠者』
- スーザン・コリンズ
- ハンガー・ゲーム三部作 - 『ハンガー・ゲーム』『ハンガー・ゲーム2 燃え広がる炎』『ハンガー・ゲーム3 マネシカケスの少女』
- ヘンリー・ミラー
- 薔薇色の十字架三部作 - 『セクサス』、『プレクサス』、『ネクサス』
- ポール・オースター
- ニューヨーク三部作 - 『シティ・オブ・グラス』、『幽霊たち』、『鍵のかかった部屋』
- 竹本健治
- ゲーム三部作シリーズ -『囲碁殺人事件』、『将棋殺人事件』、『トランプ殺人事件』
- 加納朋子
ドラマ
- 日本テレビ系ドラマ
- 俺たちシリーズ三部作 - 『俺たちの旅』、『俺たちの朝』、『俺たちの祭』
- 大都会シリーズ三部作 - 『大都会 闘いの日々』、『大都会 PARTII』、『大都会 PARTIII』
- フジテレビ系ドラマ
- TBS系ドラマ
- 野島伸司三部作 - 『高校教師』、『人間・失格~たとえばぼくが死んだら』、『未成年』
- 夏純愛三部作 - 『世界の中心で、愛をさけぶ』、『いま、会いにゆきます』、『タイヨウのうた』
- テレビ朝日系ドラマ
- メタルヒーローシリーズ
- 宇宙刑事三部作 - 『宇宙刑事ギャバン』、『宇宙刑事シャリバン』、『宇宙刑事シャイダー』
- レスキューポリス三部作 - 『特警ウインスペクター』、『特救指令ソルブレイン』、『特捜エクシードラフト』
- ウルトラシリーズ - 『ウルトラマンティガ』、『ウルトラマンダイナ』、『ウルトラマンガイア』
- 3年連続で放送された作品のため「平成三部作」と呼ばれることがある。ただし『ティガ』と『ダイナ』は世界観がつながっているが、『ガイア』は独立した世界観を舞台にしている。
- 超星神シリーズ - 『超星神グランセイザー』、『幻星神ジャスティライザー』、『超星艦隊セイザーX』
映画
- 大林宣彦監督
- 小津安二郎監督
- 黒木和雄監督
- 戦争レクイエム三部作 - 『TOMORROW 明日』、『美しい夏キリシマ』、『父と暮せば』
- 五社英雄監督
- 阪本順治監督
- 林海象監督
- 私立探偵 濱マイクシリーズ三部作 - 『我が人生最悪の時 THE MOST TERRIBLE TIME IN MY LIFE』、『遥かな時代の階段を The Stairway to the Distant Past』、『罠 THE TRAP』
- 村川透監督
- 雨宮慶太監督
- 東映スーパーヒーローフェア - 『仮面ライダーZO』、『仮面ライダーJ』、『人造人間ハカイダー』
- フェデリコ・フェリーニ監督
- サタジット・レイ監督
- Apu三部作 - 『大地のうた』、『大河のうた』、『大樹のうた』
- ミケランジェロ・アントニオーニ監督
- イングマール・ベルイマン監督
- 神の沈黙三部作 - 『鏡の中にある如く』、『冬の光』、『沈黙』
- ルキノ・ヴィスコンティ監督
- ドイツ(ゲルマニア)三部作 - 『地獄に堕ちた勇者ども』、『ベニスに死す』、『ルートヴィヒ』
- スタンリー・キューブリック監督
- SF三部作 - 『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』、『2001年宇宙の旅』、『時計じかけのオレンジ』(ただし、この三部作は第三者による勝手な呼び方が定着したものであり、もともと計画されたものではない)
- アッバス・キアロスタミ監督
- ジグザグ道三部作 - 『友だちのうちはどこ?』、『そして人生はつづく』、『オリーブの林をぬけて』
- ペドロ・アルモドバル監督
- 女性賛歌三部作 - 『オール・アバウト・マイ・マザー』、『トーク・トゥ・ハー』、『ボルベール〈帰郷〉』
- レオス・カラックス監督
- アレックス三部作 - 『ボーイ・ミーツ・ガール』、『汚れた血』、『ポンヌフの恋人』
- アキ・カウリスマキ監督
- ラース・フォン・トリアー監督
- コスタ=ガヴラス監督
- テオ・アンゲロプロス監督
- アンジェイ・ワイダ監督
- テンギズ・アブラゼ監督
- テリー・ギリアム監督
- 大魔神
- ゴッドファーザーシリーズ
- スター・ウォーズシリーズ
- 旧三部作(オリジナル・トリロジー) - 『エピソード4/新たなる希望』、『エピソード5/帝国の逆襲』、『エピソード6/ジェダイの帰還』
- 新三部作(プリクエル・トリロジー) - 『エピソード1/ファントム・メナス』、『エピソード2/クローンの攻撃』、『エピソード3/シスの復讐』
- 続三部作(シークエル・トリロジー) - 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』
- 地獄のヒーローシリーズ
- 『地獄のヒーロー』、『チャック・ノリスの 地獄のヒーロー2』、『ブラドック/地獄のヒーロー3』
- デルタ・フォースシリーズ
- バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ
- トリコロール
- ガメラ(平成三部作のガメラ)
- 『ガメラ 大怪獣空中決戦』、『ガメラ2 レギオン襲来』、『ガメラ3 邪神覚醒』
- モスラ(平成三部作のモスラ)
- マトリックスシリーズ
- ロード・オブ・ザ・リングシリーズ
- ホビットシリーズ
- インファナル・アフェア
- 『インファナル・アフェア』、『II/無間序曲』、『III/終極無間』
- パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ
- 『呪われた海賊たち』、『デッドマンズ・チェスト』、『ワールド・エンド』
- X-MENシリーズ
- 旧三部作 - 『X-メン』、『X-MEN2』、『X-MEN:ファイナル ディシジョン』
- ブレイドシリーズ
- トランスフォーマーシリーズ
- カーズシリーズ
- 『カーズ』、『カーズ2』、『カーズ/クロスロード』
- 20世紀少年シリーズ
- 『20世紀少年 第1章 終わりの始まり』、『20世紀少年 第2章 最後の希望』、『20世紀少年 最終章 ぼくらの旗』
- 劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド&パール 神々の戦い三部作
- GOAL!
- 仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー
- 『EPISODE RED ゼロのスタートウィンクル』、『EPISODE BLUE 派遣イマジンはNEWトラル』、『EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』
- ダークナイト トリロジー
- 『バットマン ビギンズ』、『ダークナイト』、『ダークナイト ライジング』
- スパイダーマンシリーズ(サム・ライミ監督版)
- 佐藤泰志原作函館三部作[7]
- スリー・フレーバー・コルネット3部作[8][9][10]
- 『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004年)、『ホット・ファズ -俺たちスーパーポリスメン!-』(2007年)、『ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!』(2013年)
- 北の三部作(脚本・那須真知子、主演・吉永小百合)
- 探偵はBARにいるシリーズ
- 『探偵はBARにいる』(2011年)、『探偵はBARにいる2 ススキノ大交差点』(2013年)、『探偵はBARにいる3』(2013年)
- 北海道映画シリーズ(主演・大泉洋)[12]
- 『しあわせのパン』(2012年)、『ぶどうのなみだ』(2014年)、『そらのレストラン』(2019年)
アニメ
- 世界名作劇場の高畑勲監督作品
- 『アルプスの少女ハイジ』、『母をたずねて三千里』、『赤毛のアン』
- 長浜ロマンロボシリーズ
- J9シリーズ
- 『銀河旋風ブライガー』、『銀河烈風バクシンガー』、『銀河疾風サスライガー』
- 超時空シリーズ
- 『超時空要塞マクロス』、『超時空世紀オーガス』、『超時空騎団サザンクロス』
- アラジン三部作
- トランスフォーマーシリーズ
- マイクロン三部作[13][14](平成三部作と呼ばれるほか、主に海外ではユニクロン三部作と呼ばれている[15] ) - 『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』、『トランスフォーマー スーパーリンク』、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』
- これ以前に放送された『トランスフォーマー カーロボット』を加えて「平成四部作」と呼称する場合もある。
- マイクロン三部作[13][14](平成三部作と呼ばれるほか、主に海外ではユニクロン三部作と呼ばれている[15] ) - 『超ロボット生命体トランスフォーマー マイクロン伝説』、『トランスフォーマー スーパーリンク』、『トランスフォーマー ギャラクシーフォース』
- 勇者シリーズ
- 谷田部勇者三部作 - 『勇者エクスカイザー』、『太陽の勇者ファイバード』、『伝説の勇者ダ・ガーン』
- 高松勇者三部作 - 『勇者特急マイトガイン』、『勇者警察ジェイデッカー』、『黄金勇者ゴルドラン』
- エルドランシリーズ
- 『絶対無敵ライジンオー』、『元気爆発ガンバルガー』、『熱血最強ゴウザウラー』
- トミカわいわいDVD
- マジックライセンス三部作 - 『トミカ王国物語』、『トミカハイパー大作戦!』、『トミカハイパー大冒険!』
- 超平和バスターズ
ゲーム
- 英雄伝説 ガガーブトリロジー
- ガンパレード・オーケストラ
- 『白の章 ~青森ペンギン伝説~』、『緑の章 ~狼と彼の少年~』、『青の章 ~光の海から手紙を送ります~』
- .hack//G.U.
- 『.hack//G.U. 再誕』、『.hack//G.U. 君想フ声』、『.hack//G.U. 歩くような速さで』
- ドラゴンクエストシリーズ
- 天空三部作 - 『ドラゴンクエストIV』・『ドラゴンクエストV』・『ドラゴンクエストVI』
- ファイナルファンタジーシリーズ
- ライトニングサーガ - 『ファイナルファンタジーXIII』『ファイナルファンタジーXIII-2』『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』
- ドルアーガの塔 (ゲームブック)
- 『悪魔に魅せられし者』、『魔宮の勇者たち』、『魔界の滅亡』
- ブローダーバンド「バンゲリング帝国三部作」
- 光栄
- 歴史三部作 - 『信長の野望・全国版』・『三國志』・『蒼き狼と白き牝鹿・ジンギスカン』
- 鬼武者
- スーパーロボット大戦シリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2 - 『第1部:地上激動編』『第2部:宇宙激震編』『第3部:銀河決戦編』
- ジャック×ダクスター
- HALO
- 『Halo: Combat Evolved』・『Halo 2』・『Halo 3』
- Mass Effect
- 『Mass Effect』『Mass Effect 2』『Mass Effect 3』
- メトロイドプライム
- ラチェット&クランク
- FUTURE三部作 - 『ラチェット&クランク FUTURE』、『ラチェット&クランク FUTURE外伝』、『ラチェット&クランク FUTURE2』
- 逆転裁判シリーズ
- 東方Project
- 堀井雄二ミステリー三部作
漫画
- 精霊狩り三部作(萩尾望都) - 「精霊狩り」「ドアの中のわたしのむすこ」「みんなでお茶を」(1971年~1974年)
- ポーの一族三部作(萩尾望都) - 「ポーの一族 (1972年の漫画)」「メリーベルと銀のばら」「小鳥の巣」(1972年~1973年。作者自身が「三部作」と話している。)
- 「一角獣種」三部作(萩尾望都) - 「A-A'」「4/4(カトルカース)」「X+Y」(1981年~1984年)
- 『ときめきトゥナイト』(池野恋) - パートごとにメインヒロインが違う。
- ニコポル三部作(エンキ・ビラル) - 『不死者のカーニバル』『罠の女』『冷たい赤道』(2000年~2001年、河出書房新社より発売。現在は絶版となっている。)
- 長谷川町子
- 手塚治虫
架空の三部作
作品中に登場する、実在しない三部作作品について記す。
- THE CUTTER三部作(ゲーム『ときめきメモリアル Girl's Side』に登場する架空の映画) - 「THE CUTTER」・「THE CUTTER RETURN」・「THE CUTTER FOREVER」
想定外の事例
想定されていなかった結果として、三部作になったものや四部作になったものが存在する。
下記の実例は、代表例や製作者自身が明かしているものなど。
1作(もしくは2作)で終わるはずだったもの
人気作品などに多く見られる。
人気があったために三部作になった場合は、下記の4作目や5作目が作られたものへ続く場合がある。
- バック・トゥ・ザ・フューチャーシリーズ
- 元々は1作のみで終わるはずであったが、テレビ放映時に出した「続く」という冗談のフレーズから続編が作られることとなった。
3部作のはずが1作もしくは2作で終わってしまったもの・構想のみで作られなかったもの
不人気だけでなく、原作者の死亡やスタッフの移動・完結前のネタバレなど多くの理由が存在する。
- ECHOES、人間の進化をテーマにした三部作
- ミス・マープル三部作
- アガサ・クリスティーは、『カリブ海の秘密』『復讐の女神』と“Woman's Realm”で三部作とする予定をしていたが[18]、著者死去につき“Woman's Realm”の執筆が果たせず2作で終わることとなった。
4作目や5作目が作られたもの
一度は三部作で完結した作品。人気作品などによくみられる。
- ドラゴンクエスト:ロトシリーズ
- 『ドラゴンクエスト』・『ドラゴンクエストII』・『ドラゴンクエストIII』の三作品を合わせて長年「ロト三部作」「ロトの伝説三部作」などとも呼称されていたが、ロトシリーズの最古の物語として『ドラゴンクエストXI』が製作され、三部作ではなくなった。竜王の先祖と思しきキャラクターが登場し、「ロト」という称号の起源が明らかとなり、さらには『I』と『III』の主人公が姿を見せ、やがて両作に繋がることが示唆される。
- インディ・ジョーンズ
- 3作目から長い時を置いて4作目が作られた。
- トランスフォーマー/ロストエイジ
- 前作「ダークサイド・ムーン」での戦いから5年後を舞台として新作が作られた。5作目も製作予定。
- 銀河ヒッチハイクガイド
- 「3部作の4作目」という触れ込みで4作目が作られ、さらに5作目も作られた。
- エイリアン4
- ファウンデーションシリーズ
- アイザック・アシモフのSF小説。短・中編の形で発表された作品が3分冊で纏められたが、続編を求めるファンや編集者の声に抗しきれず30年振りに第4作『ファウンデーションの彼方へ』を発表、以後死去までの約10年間に続編やロボット工学三原則シリーズとの統合作が発表された。さらにアシモフの死後に3人の著名なSF作家による新三部作が執筆されている。
- 装甲騎兵ボトムズ
- テレビシリーズの後を受け1985年から1988年に渡り『ザ・ラストレッドショルダー』、『ビッグバトル』、『レッドショルダードキュメント 野望のルーツ』とOVA三部作で一旦シリーズは完結するが、続編を望む根強いファンの声により、1988年に外伝である『機甲猟兵メロウリンク』、1994年には続編である『赫奕たる異端』、同じく続編の2007年『ペールゼン・ファイルズ』、2010年『幻影篇』と異例の長期シリーズとなっている。
- ドリームハンター麗夢
- 3作目の後、Newドリームハンター麗夢として4作目が製作された。
劇場版用に再構成されたもの
ドラマやアニメなど、テレビ放送されていたものが、映画化された際に3部作として分割されたもの。
- 機動戦士ガンダム
- 『機動戦士ガンダム』、『機動戦士ガンダムII 哀・戦士篇』、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙篇』
- 機動戦士Ζガンダム
- 『機動戦士Ζガンダム-星を継ぐ者-』、『機動戦士ΖガンダムII-恋人たち-』、『機動戦士ΖガンダムIII-星の鼓動は愛-』
脚注
- ^ チャイコフスキーの三大バレエ
- ^ 新潮社
- ^ 井上靖文学館(文学館案内)
- ^ 管理人. “資料館 | 森村誠一公式サイト”. 2021年4月7日閲覧。
- ^ “ジョージア映画の不朽の名作「祈り」51年の歳月を経て日本初公開”. 映画.com (2018年5月6日). 2018年5月6日閲覧。
- ^ “今週末見るべき映画「懺悔」”. Excite ism (2008年12月17日). 2018年5月6日閲覧。
- ^ “山下敦弘監督で佐藤泰志「オーバー・フェンス」映画化!「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く函館3部作最終章”. 映画.com. (2015年5月16日) 2018年1月23日閲覧。
- ^ FILMAGA (2017年8月29日). “エドガー・ライトとサイモン・ペッグとニック・フロスト、三馬鹿そろえば文殊の知恵、友情の三部作とは?”. ライブドア・ニュース. ライブドア. 2018年1月25日閲覧。
- ^ “サイモン・ペッグ「ショーン・オブ・ザ・デッド」続編企画は「ただのパブトーク」”. 映画.com (2017年11月19日). 2018年1月25日閲覧。
- ^ 市川遥 (2013年1月24日). “エドガー・ライト&サイモン・ペッグ最新作にはパロディーシーンなし!”. シネマトゥデイ. 2018年1月26日閲覧。
- ^ “吉永小百合“北の三部作”がついに最終章へ! 息子役には堺雅人『北の桜守』”. cinemacafe.net. (2017年2月15日) 2018年2月1日閲覧。
- ^ “大泉洋主演、北海道映画シリーズ第3弾は“チーズ”!岡田将生ら共演『そらのレストラン』”. cinemacafe.net. 2021年5月5日閲覧。
- ^ “幸ヒサシインタビュー”. タカラ. 2012年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月9日閲覧。(2012年3月29日時点のアーカイブ)
- ^ “アニメ ラインナップ”. タカラトミー. 2017年9月5日閲覧。
- ^ Transformers: Universe(2008) Vector Prime with Mini-Con Safeguard!のパッケージの記載など。
- ^ “『堀井雄二ミステリー三部作』インタビュー[部分]”. Webミステリーズ!. 2021年4月7日閲覧。
- ^ ECHOES、2000年9月20日に再発されたアルバム「EGGS」ライナーノーツ
- ^ 『アガサ・クリスティー百科事典』 数藤康雄・編(クリスティー文庫)より、作品事典 - 長編「55 カリブ海の秘密」参照。
参考文献
- Evert Sprinchorn: Dramatic Cycles. In: Gabrielle H. Cody, Evert Sprinchorn (Hrsg.): The Columbia Encyclopedia of Modern Drama. Bd. 1. Columbia University Press, New York 2007, ISBN 978-0-231-14422-3, S. 362–363.
- Fernando Aramburu cierra su trilogía de Antíbula con "La gran Marivián", RTVE.es, 14 de junio de 2013.
- Santos Sanz Villanueva: «Vaticinio Posapocalíptico», Mercurio, n.º 165, noviembre de 2014, pág. 17.
- Jesús Jiménez, RTVE Noticias, 27 de mayo de 2015.
- Carl Kevin Ahrens: J.R.R. Tolkiens Trilogie „The Lord of the Rings“ – eine moderne Mythologie Englands? Hamburg 2002; Annette Simonis: Grenzüberschreitungen in der phantastischen Literatur. Winter, 2005, S. 276; Enzyklopädie des Märchens. Handwörterbuch zur historischen und vergleichenden Erzählforschung. Bd. 6, De Gruyter, Berlin/ New York 1990, S. 122; Richard C. West: Tolkien Criticism. An Annotated Checklist. Kent University Press, 1981, S. 136; Richard Mathews: Lightning from a Clear Sky: Tolkien, the Trilogy, and the Silmarillion. Borgo Press, 1981; John H. Timmerman: Other Worlds. The Fantasy Genre. Bowling Green University Popular Press, 1983, S. 103.
- https://tm112.community.uaf.edu/unit-1/marshall-trilogy-1823-1832/
- http://everything2.com/title/New+Jersey+Trilogy
- http://creationfromchaos.wordpress.com/2013/09/30/spielbergs-running-men-a-master-taking-chances/
- https://ryansmudd.blogspot.com/2010/11/imagination-trilogy.html
- https://web.archive.org/web/20131104044629/http://www.tolkiensociety.co.uk/tolkien/tale.html
- Welcker F. G., Die Äschylische Trilogie, Darmstadt, 1824
- M. Gumkowski, Nota wydawcy w: J.R.R. Tolkien, Władca Pierścieni. Drużyna Pierścienia, Warszawskie Wydawnictwo Literackie Muza SA s. 7
- http://www.osignificado.com.br/trilogia/
- Instituto Antônio Houaiss. Houaiss Eletrônico. [S.l.]: Editora Objetiva S.A., 2009.