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2021年9月11日 (土) 23:39時点における版
サンフランシスコ・ジャイアンツ (マイナー) | |
---|---|
トロント・ブルージェイズ時代 (2019年4月20日) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ミシガン州ウェイン郡ワイアンドット |
生年月日 | 1986年9月27日(38歳) |
身長 体重 |
6' 2" =約188 cm 225 lb =約102.1 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 アマチュアFA |
初出場 | 2013年9月20日 |
年俸 | $2,000,000(2021年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
獲得メダル | ||
---|---|---|
男子 野球 | ||
アメリカ合衆国 | ||
パンアメリカン競技大会 | ||
銀 | 2011 | 野球 |
マシュー・デビッド・シューメイカー(Matthew David Shoemaker, 1986年9月27日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州ウェイン郡ワイアンドット出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。MLBのサンフランシスコ・ジャイアンツ傘下所属。愛称はシュー(Shoe)[1]。
経歴
プロ入りとエンゼルス時代
高校時代及び東ミシガン大学在学中はMLBドラフトにはかからず、2008年にロサンゼルス・エンゼルスと契約してプロ入り。契約後、傘下のルーキー級アリゾナリーグ・エンゼルスでプロデビュー。3試合に登板して1勝0敗、防御率4.50だった。
2011年途中よりAAA級ソルトレイク・ビーズでプレー。オフの10月に開催されたグアダラハラパンアメリカン競技大会の野球アメリカ合衆国代表に選出された[2]。
2012年はAAA級ソルトレイクで2年連続で二桁勝利を挙げた。
2013年9月15日にメジャー初昇格[3] 。メジャーデビューとなった9月20日のシアトル・マリナーズ戦では先発を任され、5回を無失点に抑えた。同年のメジャーでの登板はこの1試合のみだった。
2014年は開幕からの3試合はリリーフとして登板したが、先発陣の故障と不調で先発ローテーションに加わると5試合に登板して3勝0敗と期待に応えた。その後、故障者が復帰して一時的にリリーフに回るが、7月にC・J・ウィルソンの故障により再び先発ローテーションに復帰した。同年8月は6勝1敗・防御率1.31の好成績を残し、アメリカンリーグのピッチャー・オブ・ザ・マンスとルーキー・オブ・ザ・マンスに選出された[4]。規定投球回には届かなかったものの、アメリカンリーグ4位タイの16勝(18勝で最多勝が3人おり、17勝がいないため勝利数だけではリーグ2番目)を挙げ、勝率.800は同1位に輝き、大躍進を果たした。オフの11月7日に日米野球2014のMLB選抜に選出された[5]。
2015年は先発陣の一角として25試合(うち24試合で先発登板)に投げたが、防御率4.46、7勝10敗と負け越した。
2016年9月4日のマリナーズ戦の2回裏にカイル・シーガーの時速105mph(約169km/h)の打球を頭に受け降板した。検査の結果、頭蓋骨の骨折と頭蓋内の血腫が見つかり、手術を受けた[6]。レギュラーシーズンでは27試合全てに先発登板し、防御率3.88・9勝13敗・WHIP1.23という成績を記録。前述の負傷も重なって、またもや二桁勝利は逃したが、自身初の完封勝利を記録・与四球率を1.0台に、奪三振率を8.0にそれぞれ戻すなど、投球内容としては復活したと言える成績だった。
ブルージェイズ時代
2018年12月28日にトロント・ブルージェイズと単年契約を結んだ[8]。
ツインズ時代
2021年2月18日にミネソタ・ツインズと200万ドルの単年契約を結んだ[10]。7月1日にデレク・ローのメジャー昇格に伴いDFAとなり[11]、5日にマイナー契約となり傘下のAAA級セントポール・セインツへ送られた[12]。8月3日に自由契約となった。
ジャイアンツ傘下時代
同年8月7日にタイラー・チャットウッドとともにサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んだ。
投球スタイル
顔面を覆うヒゲがトレードマーク。
平均球速147km/hのフォーシーム、ツーシーム、カッターの速球3種と、変化球はカーブ、スライダー、チェンジアップ、ナックルカーブを持ち球とする。2015年までフォーシームを軸にツーシーム、チェンジアップの3球種をメインとしていたが、2016年から基本球種をチェンジアップに変更し、投球全体の約40%を投げるようになった。次いでツーシームが約30%、フォーシームが約20%で、この3球種で90%以上を占めている。残りの10%弱はスライダーとナックルカーブを投げており、通常のカーブとカッターは2014年を最後に投げていない[13]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | LAA | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | 19 | 5.0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.80 |
2014 | 27 | 20 | 0 | 0 | 0 | 16 | 4 | 0 | 0 | .800 | 543 | 136.0 | 122 | 14 | 24 | 0 | 4 | 124 | 5 | 0 | 49 | 46 | 3.04 | 1.07 | |
2015 | 25 | 24 | 0 | 0 | 0 | 7 | 10 | 0 | 0 | .412 | 569 | 135.1 | 135 | 24 | 35 | 2 | 4 | 116 | 3 | 0 | 70 | 67 | 4.46 | 1.26 | |
2016 | 27 | 27 | 1 | 1 | 1 | 9 | 13 | 0 | 0 | .409 | 668 | 160.0 | 166 | 18 | 30 | 1 | 7 | 143 | 2 | 0 | 71 | 69 | 3.88 | 1.23 | |
2017 | 14 | 14 | 0 | 0 | 0 | 6 | 3 | 0 | 0 | .667 | 326 | 77.2 | 73 | 15 | 28 | 0 | 4 | 69 | 2 | 1 | 41 | 39 | 4.52 | 1.30 | |
2018 | 7 | 7 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 0 | .500 | 130 | 31.0 | 29 | 3 | 10 | 0 | 1 | 33 | 3 | 0 | 17 | 17 | 4.94 | 1.26 | |
2019 | TOR | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 108 | 28.2 | 16 | 3 | 9 | 0 | 1 | 24 | 1 | 0 | 7 | 5 | 1.57 | 0.87 |
2020 | 6 | 6 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 115 | 28.2 | 22 | 8 | 9 | 0 | 0 | 26 | 0 | 0 | 16 | 15 | 4.71 | 1.08 | |
MLB:8年 | 112 | 104 | 1 | 1 | 1 | 43 | 33 | 0 | 0 | .565 | 2478 | 601.1 | 565 | 85 | 147 | 3 | 21 | 540 | 17 | 1 | 271 | 258 | 3.86 | 1.18 |
- 2020年度シーズン終了時
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2013 | LAA | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2014 | 27 | 7 | 12 | 3 | 1 | .864 | |
2015 | 25 | 12 | 9 | 2 | 1 | .913 | |
2016 | 27 | 9 | 23 | 2 | 4 | .941 | |
2017 | 14 | 2 | 8 | 1 | 1 | .909 | |
2018 | 7 | 0 | 1 | 1 | 0 | .500 | |
2019 | TOR | 5 | 6 | 4 | 1 | 0 | .909 |
MLB | 106 | 36 | 58 | 10 | 7 | .904 |
- 2019年度シーズン終了時
表彰
- ルーキー・オブ・ザ・マンス:1回 (2014年8月)
- ピッチャー・オブ・ザ・マンス:1回 (2014年8月)
背番号
- 52(2013年 - 2018年)
- 34(2019年 - 2020年)
- 32(2021年 - 同年途中)
代表歴
- 2011年パンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表
脚注
- ^ Explaining Angels Players Weekend nicknames MLB.com (2017年8月24日) 2017年8月27日閲覧
- ^ 2011 Pan Am Team Roster USABaseball.com: The Official Site of USA Baseball (2011年12月23日) 2017年7月2日閲覧
- ^ http://www.hustlebelt.com/2013/9/16/4736148/former-emu-baseball-player-called-up-to-the-bigs
- ^ “シューメーカーが8月MVP 月間最優秀新人も同時受賞”. スポーツニッポン (2014年9月4日). 2014年9月15日閲覧。
- ^ MLBオールスターチーム、追加選手発表!来日全29選手が決定 侍ジャパン公式サイト (2014年11月7日) 2015年3月26日閲覧
- ^ Manny Randhawa (2016年9月5日). “Shoemaker recovering after surgery on head” (英語). MLB.com. 2016年9月6日閲覧。
- ^ Maria Torres (2018年11月30日). “Angels decline to offer contracts to pitchers Matt Shoemaker and Blake Parker” (英語). LA Times. 2019年1月12日閲覧。
- ^ Gregor Chisholm (2018年12月28日). “Blue Jays ink Matt Shoemaker to 1-year deal” (英語). MLB.com. 2019年1月12日閲覧。
- ^ Manny Randhawa and Paul Casella (2020年11月7日). “2020-21 free agents, position by position” (英語). MLB.com. 2020年11月8日閲覧。
- ^ “Twins To Sign Matt Shoemaker” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年2月19日閲覧。
- ^ “Twins Designate Matt Shoemaker For Assignment” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月1日閲覧。
- ^ “Twins Outright Matt Shoemaker” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月6日閲覧。
- ^ “Matt Shoemaker Pitch Data”. The Baseball Cube. 2016年9月7日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、Baseball-Reference (Register)
- Matt Shoemaker stats MiLB.com
- Matt Shoemaker (@MattShoemaker33) - X(旧Twitter)