「熊本鉄道事業部」の版間の差分
表示
削除された内容 追加された内容
21年4月現在に更新 |
|||
131行目: | 131行目: | ||
** 1000番台の4両(1195・1206・1207・1209)と、1500番台の3両(1638・1753・1756)の計7両が配置されている。レール輸送などの[[特殊列車#工事列車|工事列車]]の牽引、車両基地内での[[入換 (鉄道)|入換作業]]に使用される。状況により、客車列車を牽引する運用がある(SL人吉の58654号機代走や、[[トワイライトエクスプレス#大阪 - 札幌間運行終了後の動向#団体専用列車『特別な「トワイライトエクスプレス」』|特別なトワイライトエクスプレス]]の九州内走行時、マヤ34形を連結しての軌道検測運用など)。 |
** 1000番台の4両(1195・1206・1207・1209)と、1500番台の3両(1638・1753・1756)の計7両が配置されている。レール輸送などの[[特殊列車#工事列車|工事列車]]の牽引、車両基地内での[[入換 (鉄道)|入換作業]]に使用される。状況により、客車列車を牽引する運用がある(SL人吉の58654号機代走や、[[トワイライトエクスプレス#大阪 - 札幌間運行終了後の動向#団体専用列車『特別な「トワイライトエクスプレス」』|特別なトワイライトエクスプレス]]の九州内走行時、マヤ34形を連結しての軌道検測運用など)。 |
||
** このうち、1195・1638は車番が銀色、その他の5両は車番が金色である。なお、全車両黒色塗装、手摺は金色塗装となっている。 |
** このうち、1195・1638は車番が銀色、その他の5両は車番が金色である。なお、全車両黒色塗装、手摺は金色塗装となっている。 |
||
** 「[[ななつ星in九州]]」に関連し、編成最後尾に連結して牽引するティータイム列車運用や、博多 - 博多運転区間の回送運用等があるため、[[竹下駅]]横の[[博多運転区]]や[[大分鉄道事業部|大分車両センター]]、[[長崎駅]]などに常駐している車両がある。 |
** 「[[ななつ星 in 九州]]」に関連し、編成最後尾に連結して牽引するティータイム列車運用や、博多 - 博多運転区間の回送運用等があるため、[[竹下駅]]横の[[博多運転区]]や[[大分鉄道事業部|大分車両センター]]、[[長崎駅]]などに常駐している車両がある。 |
||
=== 過去の所属車両 === |
=== 過去の所属車両 === |
2021年9月3日 (金) 11:07時点における版
熊本鉄道事業部 | |
---|---|
基本情報 | |
鉄道事業者 | 九州旅客鉄道 |
帰属組織 | 熊本支社 |
所属略号 | 熊クマ、熊 |
配置両数 | |
蒸気機関車 | 1両 |
内燃機関車 | 7両 |
電車 | 50両 |
気動車 | 40両 |
客車 | 4両 |
合計 | 102両 |
備考 | 2021年4月1日現在のデータ |
熊本鉄道事業部(くまもとてつどうじぎょうぶ)とは、熊本県熊本市西区の熊本駅構内にある九州旅客鉄道(JR九州)の事業部の一つであり、熊本支社の管轄。
管轄路線
現在は熊本支社管内全区間を管轄対象としているため、JR九州熊本支社の管轄路線を参照されたい。
歴史
- 1891年(明治24年)4月1日 - 九州鉄道が熊本延伸にさきがけ熊本機関庫を創設[1]。
- 1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道の国有化により官設鉄道の熊本機関庫となる。
- 1936年(昭和11年)9月1日 - 熊本機関区に改称。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - JR九州発足に伴い、当時の国鉄熊本機関区を組織変更してJR九州熊本運転所に名称変更[2]。
- 1992年(平成4年)6月1日 - 人吉鉄道事業部が発足[3]。
- 1999年(平成11年)12月1日 - 熊本鉄道事業部発足[3]。熊本運転所が熊本鉄道事業部の下部組織となり熊本運輸センターに改称。
- 2004年(平成16年)6月1日 - 人吉鉄道事業部と統合。
- 2006年(平成18年)3月18日 - 熊本運輸センターの車両部門を熊本車両センターに分離。
- 2008年(平成20年)4月1日 - 阿蘇鉄道事業部と統合。
熊本乗務センター
熊本乗務センター(くまもとじょうむセンター)は、熊本県熊本市西区の熊本駅付近にある、熊本鉄道事業部管轄の運転士・車掌所属区所である。2012年度のダイヤ改正より熊本車掌センターと統合の上、現在の名称へ変更となった。
熊本車両センター
熊本車両センター(くまもとしゃりょうセンター)は、熊本県熊本市西区蓮台寺の熊本駅付近にある、熊本鉄道事業部管轄の車両基地である。
配置車両の車体に記される略号
所属車両
配置両数の内訳は、特定日の配置両数が記載された資料に基づいて編集して下さい。 |
以下は、2021年4月1日現在の所属車両である[4][5][6]。
電車
当センター配置の電車は全車両がワンマン運転に対応している。
- 815系 (NT編成)
- 2両編成14本 (NT001 - 014) の計28両が配置されている。このうち、NT007 - 010の4編成は豊肥本線高速鉄道保有の所有車両であったが、2015年度に九州旅客鉄道へ売却された。なお、これまで当センター所属だったNT027(元NT015)編成は、2016年3月に大分車両センターへ転属した。
- 817系 (VT編成)
- いずれも2両編成で、0番台が7本(VT001・012・013・015 - 017・021)と、1000番台が4本(VT105 - 107・112)の計11編成22両が配置されている。VT021編成以外の全車が直方車両センターからの転属車(ただし、VT012・013編成は直方→大分→当センター、VT105編成は直方→鹿児島車両センター→当センターの順で配置)である。
- 2017年3月に直方から1000番台1本 (VG112) が転属、VT112となった[7]。2019年3月に佐世保車両センターから0番台1本 (VN021) が転属、VT021となった[8]。
- 運用区間は815・817系ともに、鹿児島本線(博多 - 鳥栖 - 熊本 - 八代間)、豊肥本線(熊本 - 肥後大津間)で運用される。ただし、博多 - 鳥栖間のみ通常は817系が運用される。なお、両系列とも運用自体は分離されている(ただし、互いに代走での運用や両系列を併結した運用がある)。
気動車
当センターに配置されている気動車の中で、キハ40系・キハ185系・キハ200形の全車両は機関換装施工済み車両である。また、キハ183系を除く各系列(形式)車は全車両ワンマン運転に対応している。
- キハ185系
- キハ183系
- キハ40形
- キハ140形
- キハ47形
- 3500番台の1両 (3509) 、4500番台の1両 (4510) 、8000番台の5両(8076・8087・8129・8135・8159)と、9000番台の4両(9031・9041・9051・9082)の計11両が配置されている。
- このうち、3509・4510の2両は寒冷地仕様(2軸駆動・エアサス)車、8159・9082の2両は観光特急「いさぶろう・しんぺい」仕様車、8087・9051の2両は同じく観光特急の「かわせみ やませみ」仕様車となっている。
- 2017年3月に8087(大分)と9051(直方)が転属してきた(代わりに、当センター所属だった3509・4510・8158の3両が2017年3月に大分へ、9049が同月に直方へ転属したが、3509・4510の2両は2018年3月17日付で大分から当センターに再転属、さらに同日付で8135が上記のキハ40 8102との交換により直方から転属している)。
- 2019年3月に8129と9031が、同年6月に8076が、同年7月に9041が、それぞれ直方から転属してきた。
- キハ147形
- キハ200形
- キハ220形
- 200番台の2両(207・208)と1100番台の1両 (1102)の計3両が配置されている。鹿児島本線(熊本 - 八代間)・肥薩線(八代 - 人吉 - 吉松間)・豊肥本線(熊本 - 宮地間)の普通列車で運用されている。
- 1102は指宿枕崎線の快速「なのはなDX」仕様に改造されて鹿児島に所属していた車両で、2011年3月のダイヤ改正後に営業運転終了となり、同年6月4日から6日にかけて小倉総合車両センターへ回送され、再改造を経て同年10月1日付で当センターへ転属配置されている[10]。令和2年7月豪雨の際に水没被害を受け、自走が不能な状態になり、人吉駅に留置されている。
- 2021年3月13日付で207・208の2両が佐世保から転属してきた[4]。
客車
- マヤ34形客車
- 2009の1両が配置されている。軌道試験車で現役稼働しているのは同形式で唯一の車両である。
機関車
- DE10形ディーゼル機関車
- 1000番台の4両(1195・1206・1207・1209)と、1500番台の3両(1638・1753・1756)の計7両が配置されている。レール輸送などの工事列車の牽引、車両基地内での入換作業に使用される。状況により、客車列車を牽引する運用がある(SL人吉の58654号機代走や、特別なトワイライトエクスプレスの九州内走行時、マヤ34形を連結しての軌道検測運用など)。
- このうち、1195・1638は車番が銀色、その他の5両は車番が金色である。なお、全車両黒色塗装、手摺は金色塗装となっている。
- 「ななつ星 in 九州」に関連し、編成最後尾に連結して牽引するティータイム列車運用や、博多 - 博多運転区間の回送運用等があるため、竹下駅横の博多運転区や大分車両センター、長崎駅などに常駐している車両がある。
過去の所属車両
気動車
- キハ31形
- 6・9・10・11・17・22の6両が最後まで配置されていたが、2019年11月から12月にかけて廃車された。
- かつては豊肥本線、肥薩線でも使用されていたが、晩年は三角線のみの運用に限定されていた。
客車
- 24系客車
- 14系客車24系と同じく寝台特急「さくら」と「みずほ」の基本編成を品川運転所から14系と同じく1986年11月1日のダイヤ改正で寝台特急「はやぶさ」「富士」の付属編成を品川運転所から、「なは」の付属編成を向日町運転所から移管する形で転入し、一部を除きすべて24系25形100番台であった。当初は付属編成のみであったが、「はやぶさ」西鹿児島乗り入れ廃止の1997年11月と「なは」西鹿児島乗り入れ廃止の2004年3月にかけて電源車を含む基本編成が鹿児島運転所から転入した。「はやぶさ」「富士」の14系化と「なは」の廃止により全車廃車となった。後、向日町運転所から14系15形の一部の車両を移管転入する形で寝台特急「さくら」と「みずほ」で使用を開始した。
貨車
- チキ6000形貨車
- チキ6245・6302の2両が配置されていたが、2019年4月に廃車された。レール輸送用長物車。(『八代駅常備』表記がされていた)
設備保全区所(保線・電気)
- 熊本工務センター(同一建物内に九州電気システム熊本支店がある。)
- 八代工務センター
- 玉名工務センター
脚注
- ^ 『鉄輪の轟き』p.54
- ^ 『鉄道ジャーナル』第21巻第14号、鉄道ジャーナル社、1987年12月、58頁。
- ^ a b “JR7社14年のあゆみ”. 交通新聞 (交通新聞社): p. 9. (2001年4月2日)
- ^ a b c d e 交友社『鉄道ファン』 2021年7月号「JR旅客会社の車両配置表」
- ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2021夏 交通新聞社、2021年、p.224-225。ISBN 9784330025216。
- ^ 『JR気動車客車編成表』2018 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2018年
- ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2017夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2017年、p.359。ISBN 9784330787176。
- ^ ジェー・アール・アール編『JR電車編成表』2019夏 ジェー・アール・アール、交通新聞社、2019年、p.360。ISBN 9784330972190。
- ^ 鹿児島本線の熊本 - 宇土間を含む。
- ^ キハ220-1102が小倉総合車両センターへ - ネコ・パブリッシング『鉄道ホビダス』RMニュース 2011年6月7日
- ^ 交友社『鉄道ファン』 2018年7月号「JR旅客会社の車両配置表」