「ヤマタニシ科」の版間の差分
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| label1 = 古腹足類から分岐 |
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上のような進化は、海水温度や気温の変動、平均海面水位の変動、大陸の移動、小惑星の衝突などの影響を受ながら進行した<ref name=糸魚川/><ref name=平野/>。 |
上のような進化は、海水温度や気温の変動、平均海面水位の変動、大陸の移動、小惑星の衝突などの影響を受ながら進行した<ref name=糸魚川/><ref name=平野/>。 |
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2021年8月29日 (日) 00:04時点における版
ヤマタニシ科 | |||||||||||||||||||||
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分類 | |||||||||||||||||||||
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ヤマタニシ科 Cyclophoridaeは、東南アジアなど温暖な地域の陸上に棲む巻貝である。カタツムリとは体の構造が異なり、淡水に棲むタニシ科や、淡水性と海水性の両方を含むオニノツノガイ上科その他多数の海に棲む巻貝類と同様に、蓋つきで雌雄の別があり、新生腹足類 Caenogastropodaに分類される[2]。カタツムリとの主な相違点を下表に示した[3]。メスはオスと交尾して卵を育て、産卵する。卵からは直接稚貝が孵化する。幼生が海流に乗って拡散することが無いため、同じ種でも地域による差が認められる[4]。落葉の下や葉の裏側などに生息する[5]。
特徴 | ヤマタニシ | カタツムリ |
---|---|---|
蓋 | 丸い蓋をもつ | 蓋は無い |
触角 | 1対 | 大小2対[6] |
眼の位置 | 触角のつけね | 触角の先 |
雌雄の別 | 雌雄異体 | 雌雄同体 |
呼吸 | 外套膜腔、空気呼吸 | 肺、空気呼吸 |
糞 | 粒状 | ひも状 |
種類
主な属と種を以下に示す[2]。
- Cyclophorinae Gray, 1847 ヤマタニシ亜科
- Cyclotus アツブタガイ属;アツブタガイ。
- Cyclophorus ヤマタニシ属;ヤマタニシ, オキナワヤマタニシ。殻径約2cm。
- Japonia ヤマトガイ属;トウカイヤマトガイ, モジャモジャヤマトガイ。殻径5~6mmの小型種。
- Leptopoma アオミオカタニシ属;アオミオカタニシ。殻径約15mm, 緑色の貝。
- Spirostomatinae Tielecke, 1940 ヤマクルマガイ亜科
- Spirosoama ヤマクルマガイ属;ヤマクルマガイ。
古腹足類から分岐 |
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上のような進化は、海水温度や気温の変動、平均海面水位の変動、大陸の移動、小惑星の衝突などの影響を受ながら進行した[9][10]。
出典
- ^ “Cyclophoridae”. WoRMS. 2021年8月9日閲覧。
- ^ a b 『世界文化生物大図鑑『貝類』湊宏ら p.66』世界文化社、2004年。ISBN 4-418-04904-5。
- ^ a b “カタツムリ展2012児嶋格”. 貝塚市立自然遊学館. 2021年8月9日閲覧。
- ^ 『貝類の多様性保全 久保弘文 p.47』日本貝類学会、2021年。
- ^ “沖縄の陸産貝類”. カエル商会. 2021年8月9日閲覧。
- ^ “ウミウシのツノ、カタツムリのメダマ:Euthyneuraの触角と進化的放散”. 日本貝類学会 狩野泰則. 2021年5月22日閲覧。
- ^ “Cretaceous amber fossils highlight the evolutionary history and morphological conservatism of land snails”. Takahiro Hirano. 2021年8月11日閲覧。
- ^ “Phylogeny of the Caenogastropoda (Mollusca), based on comparative morphology”. Luiz Ricardo & L. Simone. 2021年8月11日閲覧。
- ^ 『日本列島の歴史 糸魚川淳二』講談社、1973年。
- ^ “東アジア産陸産貝類の多様化パターン”. 日本貝類学会 平野尚浩. 2021年5月22日閲覧。