「グリード ファストファッション帝国の真実」の版間の差分
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| 上映時間 = 104分 |
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2021年8月18日 (水) 01:04時点における版
グリード ファストファッション帝国の真実 | |
---|---|
Greed | |
監督 | マイケル・ウィンターボトム |
脚本 | マイケル・ウィンターボトム |
製作 |
ダミアン・ジョーンズ メリッサ・パーメンター |
製作総指揮 | オリー・マッデン |
出演者 |
スティーヴ・クーガン デヴィッド・ミッチェル アイラ・フィッシャー ソフィー・クックソン |
音楽 | ハリー・エスコット |
撮影 | ジャイルズ・ナットジェンズ |
編集 |
リアム・ヘンドリックス・ヒース マーク・リチャードソン マッグス・アーノルド |
製作会社 |
ソニー・ピクチャーズ・インターナショナル・プロダクションズ フィルム4・プロダクションズ レボリューション・フィルムズ DJフィルムズ |
配給 |
ソニー・ピクチャーズ・インターナショナル・リリーシング ソニー・ピクチャーズ クラシックス ツイン |
公開 |
2020年2月21日 2020年2月28日 2021年6月 |
上映時間 | 104分 |
製作国 |
アメリカ合衆国 イギリス |
言語 | 英語 |
製作費 | 500万ユーロ[1] |
興行収入 | $1,404,327[2] |
『グリード ファストファッション帝国の真実』(原題:Greed)は2019年に公開されたアメリカ合衆国・イギリス合作のドラマ映画である。監督はマイケル・ウィンターボトム、主演はスティーヴ・クーガンが務めた。なお、本作の主人公はアルカディア・グループのオーナー、フィリップ・グリーンを基にして創造されたキャラクターである[3]
概略
リチャード・マクリディ卿はファストファッションの世界で成功し、巨万の富を築き上げたが、彼の欲望は留まることを知らなかった。リチャードは自らの財力を世に誇示するべく、自身の還暦記念パーティーをエーゲ海のミコノス島で盛大に開催することにした。さらに、リチャードはテレビへの露出を増やす一方で、ライターのニックを雇い、武勇伝や自慢話満載の伝記を世に出そうとしていた。
ちょうどその頃、中東からの難民がミコノス島に多数押し寄せ、地元の観光業者や役所を悩ませていた。この事態がリチャードの知られざる一面を明るみに出してしまうことになろうとは、誰も予想していなかった。
キャスト
- スティーヴ・クーガン - リチャード・マクリディ卿
- ジェイミー・ブラックリー - 若い頃のリチャード・マクリディ
- デヴィッド・ミッチェル - ニック
- アイラ・フィッシャー - サマンサ・マクリディ
- ソフィー・クックソン - リリー・マクリディ
- シャーリー・ヘンダーソン - マーガレット・マクリディ
- オーリー・ロック - ファビアン
- エイサ・バターフィールド - フィン・マクリディ
- サラ・ソルマーニ - メラニー
- シャニーナ・シャイク - ナオミ
- ディニータ・ゴーヒル - アマンダ
- マノリス・エンマヌイル - デメトリウス
- アシム・チョードリー - フランク
- パール・マッキー - ケイシー
- ティム・キー - サム
- ジョニー・スウィート - ジュールス
本人役での出演
製作
2016年11月30日、マイケル・ウィンターボトム監督の新作映画にサシャ・バロン・コーエンが起用され、フォックス・サーチライト・ピクチャーズが配給権の獲得に乗り出しているとの報道があった[4]。2018年9月7日、降板したコーエンの代役としてスティーヴ・クーガンが起用され、デヴィッド・ミッチェルが本作に出演することになったと報じられた[5]。14日、アイラ・フィッシャーの起用が発表された[6]。12月、ソフィー・クックソン、シャニーナ・シャイク、シャーリー・ヘンダーソン、エイサ・バターフィールド、サラ・ソルマーニ、ディニータ・ゴーヒル、アシム・チョードリー、パール・マッキー、ジョニー・スウィート、オーリー・ロック、スティーヴン・フライがキャスト入りした[7]。
公開・興行収入
2018年12月5日、本作の劇中写真が初めて公開された[8]。2019年9月7日、本作は第44回トロント国際映画祭でプレミア上映された[9]。同日、ソニー・ピクチャーズ・クラシックスが本作の全米配給権を獲得したとの報道もあった[10]。2020年1月17日、本作のオフィシャル・トレイラーが公開された[11]。2月28日、本作は全米4館で限定公開され、公開初週末に2万4163ドル(1館当たり6040ドル)を稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場45位となった[12]。
評価
本作に対する批評家からの評価は平凡なものに留まっている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには138件のレビューがあり、批評家支持率は48%、平均点は10点満点で5.51点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『グリード ファストファッション帝国の真実』には期待していたほどの鮮烈さはない。しかし、出演者たちにはスマートな魅力があり、笑えるシーンも複数ある。そのお陰で、同作は風刺が今一つの出来にも拘らず、楽しめる作品になっている。」となっている[13]。また、Metacriticには32件のレビューがあり、加重平均値は52/100となっている[14]。
出典
- ^ “Steve Coogan and Michael Winterbottom on ‘Greed’: ‘We owe Philip Green a debt’”. Financial Times (2020年2月6日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Greed (2020)”. The Numbers. 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Steve Coogan: We ignore the imbalance between rich and poor”. BBC News (2020年2月18日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Fox Searchlight Going For Sacha Baron Cohen-Michael Winterbottom Comedy ‘Greed’”. Deadline.com (2016年11月30日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Steve Coogan & David Mitchell To Star In Sony & Film4-Backed Satire On The Super-Rich”. Deadline.com (2018年9月7日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Isla Fisher Set For Michael Winterbottom’s ‘Greed’”. Deadline.com (2018年9月14日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Sony & Film4 Wrap Steve Coogan Pic ‘Greed’; Sophie Cookson, Asa Butterfield, Stephen Fry Join Cast; First Look Images”. Deadline.com (2018年12月5日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “First look at Steve Coogan in Michael Winterbottom's 'Greed'; production wraps”. ScreenDaily (2018年12月5日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Toronto Fest 2019 Star Power: Hanks’ Mister Rogers, Bale-Damon’s ‘Ford V Ferrari,’ Phoenix’s ‘Joker,’ Streep & Oldman’s ‘Laundromat,’ Eddie Murphy’s ‘Dolemite,’ Daniel Craig’s ‘Knives Out,’ Kidman’s ‘Goldfinch’ Among Premieres”. Deadline.com (2019年7月23日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Toronto: Sony Pictures Classics Closing In On Michael Winterbottom-Directed Satire ‘Greed’”. Deadline.com (2019年9月7日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “GREED Official Trailer (2020)”. YouTube (2020年1月17日). 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Domestic 2020 Weekend 9/February 28-March 1, 2020”. Box Office Mojo. 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Greed”. Rotten Tomatoes. 2020年7月8日閲覧。
- ^ “Greed (2020)”. Metacritic. 2020年7月8日閲覧。