「インビジブル (2000年の映画)」の版間の差分
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| 上映時間 = 112分 |
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2021年8月17日 (火) 22:38時点における版
インビジブル | |
---|---|
Hollow Man | |
監督 | ポール・バーホーベン[1][2][3] |
脚本 | アンドリュー・W・マーロウ |
原案 |
ゲイリー・スコット・トンプソン アンドリュー・W・マーロウ |
製作 |
アラン・マーシャル ダグラス・ウィック |
製作総指揮 | マリオン・ローゼンバーグ |
出演者 |
ケヴィン・ベーコン エリザベス・シュー |
音楽 | ジェリー・ゴールドスミス |
撮影 | ヨスト・ヴァカーノ |
編集 | マーク・ゴールドブラット |
配給 |
SPE/コロンビア映画 SPE |
公開 |
2000年8月2日 2000年10月14日 |
上映時間 | 112分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $95,000,000[4] |
興行収入 |
$73,209,340[4] $190,213,455[4] |
次作 | インビジブル2 |
『インビジブル』(原題: Hollow Man)は、2000年のアメリカ映画。コロンビア映画制作のSF映画。
キャッチコピーは「姿は見えないが、殺意は見える」。
原案はH・G・ウェルズの小説『透明人間』(原題:The Invisible Man)。透明人間になり次々に犯行を重ねる男と、彼が起こす事件に立ち向かう人々を描く。
本作においては、「生物の透明化には既に成功しているが、元に戻すことが困難」と設定されている。CGによる透明人間の表現は以前の映像作品にも存在するが、本作では人体が「皮膚→筋肉→骨格→透明人間」と次第に透き通っていく過程を描いている。
クリスチャン・スレーター主演で続編『インビジブル2』が製作された。
原題は当初『インビジブル・マン』となる予定だったが、使用権の問題で変更された[5]。日本では「ホロウマン」では日本の観客にわかりづらく、「透明人間」では今の時代に合わないとの判断から邦題を「インビジブル」とした[5]。
ストーリー
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
天才科学者であるセバスチャンは、国家の極秘プロジェクトとして「生物の透明化とそこからの復元」を研究している。彼と研究チームは、動物実験において既に透明化を成功させていたが、透明化させた動物はその状態が長時間続くと精神に悪影響が及んで凶暴性が増大してしまい、復元も成功できるような結果では無かった。ある日、セバスチャンは透明化した動物の復元薬の開発に成功するが、更なる名声を求めてこの事を国家には報告せず、メンバーの反対を押し切り、自らの体で初となる人体実験を行う。
透明化は問題無く成功し、セバスチャンは透明人間の状態を楽しむ。しかし、いざ復元となった段階で実験は失敗、メンバーが必死に研究に取り組む中、彼は透明のままに置かれる。
やがてその状態に苛立ちを募らせたセバスチャンは、自身が透明人間であることを悪用し、不法侵入やレイプなどの犯罪行為に走る。 その際、彼は研究所内の自室に置かれたカメラに細工をするが、後に彼の無断外出がチームの知るところとなる。 チームは研究成果を国家に報告しようとするが、セバスチャンはこれに反対。更に研究チームの同僚で元恋人でもあるリンダが、同僚のマットと密かに交際していたことを知った怒りも加わり、ひいてはメンバーの殺害を企てる。 セバスチャンは、研究チーム外のプロジェクト関係者を殺害した後、研究所のセキュリティシステムから他のメンバーのIDを消去する。 閉じ込められたことに気づいたチームはサーモカメラでセバスチャンを追うが、リンダとマット以外のメンバーがセバスチャンによって殺される。 セバスチャンはマットを気絶させ、リンダを冷凍室に閉じ込めた後、研究室を爆発させるように仕向ける。 冷凍室から脱出したリンダはマットを救出し、脱走の手はずを整えたセバスチャンと対峙。科学知識と機転を活かして彼に深手を負わせ、マットと共にエレベーターシャフトからの脱出を試みる。 仕掛けが作動しタイムリミットが迫る中、復活したセバスチャンが追い縋るが、リンダは彼を炎の中へと突き放し、マットとともに研究室から脱出する。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
---|---|---|---|---|
ソフト版 | テレビ朝日版 | |||
セバスチャン・ケイン | ケヴィン・ベーコン | 山路和弘 | 安原義人 | |
リンダ・マッケイ | エリザベス・シュー | 佐々木優子 | 田中敦子 | |
マシュー “マット”・ケンジントン | ジョシュ・ブローリン | てらそままさき | 宮本充 | |
サラ・ケネディ | キム・ディケンズ | 篠原恵美 | 水谷優子 | |
フランク・チェイス | ジョーイ・スロトニック | 大滝寛 | 牛山茂 | |
ジャニス・ウォルトン | メアリー・ランドル | 山像かおり | 高乃麗 | |
カーター・アビー | グレッグ・グランバーグ | 坂口賢一 | 星野充昭 | |
セバスチャンの隣人女性 | ローナ・ミトラ | 横手久美子 | 野村須磨子 | |
ハワード・クレイマー博士 | ウィリアム・ディヴェイン | 佐々木梅治 | たかお鷹 |
- テレビ朝日版 - 初放送2003年10月26日 『日曜洋画劇場』
VFX
- 視覚効果:ソニー・ピクチャーズ・イメージワークス(VFXスーパーバイザー:スコット・E.アンダーソン、スコット・ストックダイク)、ティペット・スタジオ(VFXスーパーバイザー:クレイグ・ヘイズ)、バンド・フロム・ザ・ランチ・エンターテインメント(BFTRE)、リズム&ヒューズ・スタジオ
- 特殊効果監修:スタン・パークス
他作品への影響
セガの内田誠は、本作における人体の透明化のシーンがコンピュータゲーム『獣王記 -PROJECT ALTERED BEAST-』の開発のきっかけの一つになったことを認めている[6]。
脚注
- ^ インビジブルの上映スケジュール・映画情報|映画の時間
- ^ インビジブル(2000) : 作品情報 - 映画.com
- ^ 映画 インビジブル (2000)について 映画データベース - allcinema
- ^ a b c “Hollow Man (2000)”. Box Office Mojo. 2010年1月4日閲覧。
- ^ a b 「原題? いいえ、日本だけ 外国映画、配給元が『日本オリジナル』」『朝日新聞』2000年8月30日付朝刊、27面。
- ^ SEGA VOICE VOL.10 蘇る『獣王記』 第1週 スーパーバイザー 内田 誠(1ページ目) - ウェイバックマシン(2007年11月16日アーカイブ分) - 2021年1月16日閲覧。
関連項目
- インビジブル2 - 本作の続編。
- 透明人間
- デビッド・マニング (架空のライター) - 本作を絶賛した架空の映画評論家
- みうらじゅん賞 - 第7回みうらじゅん賞がケビン・ベーコンに贈られている。
外部リンク
- インビジブル - ウェイバックマシン(2008年10月23日アーカイブ分) - 金曜ロードショー(2008年11月7日放送分)
- インビジブル - allcinema
- インビジブル - KINENOTE
- Hollow Man - オールムービー
- Hollow Man - IMDb
- Hollow Man - TCM Movie Database
- Hollow Man - Box Office Mojo
- Hollow Man - Rotten Tomatoes
- Hollow Man - Metacritic