「ディグダグ」の版間の差分
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2021年5月23日 (日) 03:09時点における版
ジャンル | 固定画面アクション |
---|---|
対応機種 |
アーケード (AC) 対応機種一覧
|
開発元 | ナムコ |
発売元 |
ナムコ アタリ アタリ |
デザイナー | 池上まさとし |
プログラマー |
さかいとしお 深谷正一 |
音楽 | 慶野由利子 |
シリーズ | ディグダグシリーズ |
人数 | 1- 2人(交互プレイ) |
メディア |
業務用基板 (57.03キロバイト) |
稼働時期 |
1982年4月19日 1982年5月1日 発売日一覧
|
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 |
デバイス |
4方向レバー 1ボタン |
CPU | Z80 (@ 3.072 MHz)×2 |
サウンド |
Z80 (@ 3.072 MHz) Namco (@ 96.000 kHz) |
ディスプレイ |
ラスタースキャン 縦モニター 288×224ピクセル 60.61Hz パレット544色 |
『ディグダグ』 (DIGDUG) は、ナムコ(後のバンダイナムコエンターテインメント)が1982年3月に発売したアーケードゲーム。および、本作に登場する主人公キャラクターの名称。キャッチコピーは「戦略的穴掘りゲーム」。
概要
縦型固定画面のゲームで、4方向レバーと1つのボタンを使用する。レバーで主人公ディグダグを操作、移動先に地面があるときには掘りながら進んでいく。移動しているときに音楽が流れる(停止時は緊迫する効果音)。地中という設定ではあるが、岩を除くキャラクターに重力の概念は存在せず、地上に対して垂直に掘られた縦穴も難なく上がることができる。
ボタンは銛を投げるのに使用する。敵は銛に当たると気絶し、ボタンを続けて押す(連打、または押したままにすると)とだんだん大きく膨らむ(プクプクポン)。連続して3回膨らませると破裂させて倒すことができ、深い地層で倒すと高得点となる。膨らまされた敵は身動きできなくなり、ディグダグが背後をすり抜けてもミスにならない。膨らんだ敵を放置すると少しずつしぼんで元に戻る。
時間が経つと効果音と共に敵のスピードがアップする。敵が残り1匹になると、短い音楽と共に撤退行動を取る。画面上の敵を全て倒すか、敵が撤退すると面クリアとなる。アーケード版は255面をクリアすると次の面で既にモンスターに触れている状態から始まり、ラウンド開始と同時にミスとなる。残機がなくなるまでゲームオーバーを待つこととなり、その後にコンティニューすると1面から始まる。
ゲーム内容
仕掛け
- 岩
- 岩の直下を掘ると一定時間後に落下する。岩の真下を掘ったら、すぐに主人公を上向きにすることで落下を抑える事ができる(そこから更に他方向に動かすと上向きにしても抑える事はできない)。
- 着地するまで落下し続け、その時下にいた敵や主人公を全て巻き込んで潰してしまう。敵を一度にまとめて潰せば高得点となる。主人公が岩の下敷きになるとミスとなる。敵をおびき寄せながら、岩の下方から縦穴を掘り、タイミングを見計らって岩を落下させるのが基本的な戦略になる。落下後は割れて画面から消滅する。
アイテム
- ベジタブルターゲット
- 岩を2つ落下させると、主人公のスタート位置に出現する。なお、アーケード版は敵に捕まった直後の1つ目の落下はカウントされない。全部で11種類存在する。ベジタブル(野菜)ターゲットという名称ではあるが、ベジタブルと無関係なターゲットも出現する。
- ラウンドが進むと高得点になるので、スコアを稼ぐプレイヤーにとっては重要なものとなる。
- 花
- 現在の面数を表示する。10面毎に大きな花が咲く。大きな花は赤と黄色の2種類があり、ラウンド数が多くなると花が増えなくなる。アーケード版は68面で表示数が最高になる。
バグ
ディグダグのアーケード版の初期に出回ったバージョンには、以下のバグが存在している。
- 敵をポンプで破裂させ、破裂したグラフィックが出ている時に岩石落としで潰す。この岩石落としによって敵を全滅させた場合、またはこの岩石落とし後に他の敵が残っている場合は、残りの敵をポンプで破裂させずに倒すか、あるいは敵が逃げて画面上に存在しなくなると、ラウンド(ステージ)が終わらずに次のラウンドへは進まなくなる。こうなってしまうとベジタブルターゲットを取るか岩石落としで主人公を自殺させる以外にラウンドを終わらせる方法が無くなってしまう。改善されているものは破裂状態に岩石を落としても潰れないようになっている。PlayStation版『ナムコミュージアム Vol.3』でも同様のことが可能だが、ベジタブルターゲットを取ってもラウンドが終わらない。自殺させることで終わる事はできる。
- ベジタブルターゲットを取ると同時に敵を破裂させると、ターゲットの2倍の得点が入る。
キャラクター
- ディグダグ(DIGDUG)
- 主人公。ボタンを押すと向いた方向に銛を放つ。敵に銛を刺した後、ボタンを押してポンプでふくらまして破裂(プクプクポン)させることで倒すことができる。敵にふれる、火炎で焼かれる、岩に潰されるなどでミスになる。
ファミリーコンピュータ版(ファミコンミニやバーチャルコンソールを含む)では目変化状態の敵には接触してもミスにならない様に変更されている。 - 後に、『ミスタードリラー』シリーズに登場する主人公「ホリ ・ ススム」の父親であり、名前は「ホリ ・ タイゾウ」という設定が加えられた。
- プーカァ(プーカ)(POOKA)
- ゴーグル型の水中眼鏡を掛けた風船のモンスター。基本的には掘られた部分を進んでいくが、時々「目変化(めへんげ)」して土中をすり抜け直接主人公に向かってくる。なお、目変化の状態になると移動力は格段に落ちる[注釈 1]。「プーカ」[1]または「プーカァ」[2]と呼ばれる。
- ファイガー(ファイガ)(FYGAR)
- 背びれが光った後に左右に向いている方向へ火炎を放つ緑色の怪獣。火炎は薄い壁をも通り抜け、主人公は当たるとミスとなる。プーカァと同じく目変化して土中をすり抜け、直接主人公に向かってくる。火炎の射程距離が主人公の銛より長いため、横から接近すると銛が届かないところで火炎を浴びる危険が高い。その代わり、横から破裂させると通常の倍の得点が入る。登場初期では「ファイガー」で、現在は作品によっては「ファイガ」と呼ばれることもある。
移植版
発売元「バンナム」は、「バンダイナムコゲームス」および「バンダイナムコエンターテインメント」の略称。(Switch以外は「ゲームス」時代のリリース)
No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 売上本数 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | ディグダグ | 1982年 |
M5 | タカラ | タカラ | ロムカセット | - | - | |
2 | Dig Dug | 1983年 |
Atari 2600 Atari 5200 |
アタリ | アタリ | ロムカセット | CX2677 CX5211 |
- | |
3 | Dig Dug | 1983年 |
PC Booter TI-99/4A コモドール64 |
アタリ | アタリ | フロッピーディスク | - | - | |
4 | ディグダグ | 1983年10月 |
PV-1000 | カシオ | カシオ | ロムカセット | - | - | |
5 | ディグダグ | 1983年12月 |
PC-8001 X1 |
電波新聞社 | 電波新聞社 | フロッピーディスク | - | - | |
6 | ディグダグ | 1984年 |
FM-7 | 電波新聞社 | 電波新聞社 | カセットテープ フロッピーディスク |
- | - | |
7 | ディグダグ | 1984年 |
MSX | ナムコ | ナムコ | ロムカセット | - | - | |
8 | Dig Dug | 1984年 |
Apple II | アタリ | アタリ | フロッピーディスク | - | - | |
9 | ディグダグ | 1985年 |
PC-8801 | 電波新聞社 | 電波新聞社 | フロッピーディスク | - | - | |
10 | ディグダグ | 1985年6月4日 |
ファミリーコンピュータ | ナムコ | ナムコ | 192キロビットロムカセット[3] | NDD-4500 | - | |
11 | ディグダグ | 1986年 |
FM77AV | 電波新聞社 | 電波新聞社 | フロッピーディスク | - | - | |
12 | ディグダグ | 1987年 |
Atari 7800 | アタリ | アタリ | ロムカセット | CX7803 | - | |
13 | Dig Dug | 1987年 |
インテレビジョン | INTV | INTV | ロムカセット | 9005 | - | |
14 | ディグダグ | 1990年7月20日 |
ディスクシステム | ナムコ | ナムコ | ディスクカード片面 | NDS-DIG | - | |
15 | Dig Dug | 1992年9月 1992年 |
ゲームボーイ | ナムコ | ナムコ | ロムカセット | DMG-DY-USA DMG-DY-NOE |
- | |
16 | ディグダグ I&II | 1995年2月24日 |
X68000 | 電波新聞社 | マイコンソフト | フロッピーディスク | - | - | |
17 | ナムコクラシックコレクション Vol.2 | 1996年3月 |
アーケード | ナムコ | ナムコ | 業務用基板 (7.50メガバイト) |
- | - | |
18 | ナムコミュージアム Vol.3 | 1996年6月21日 1997年1月31日 1997年2月12日 |
PlayStation | ナウプロダクション | ナムコ | CD-ROM | SLPS-00390 SLUS-00398 SCES-00268 |
- | アーケード版の移植 |
19 | ナムコギャラリー VOL.2 | 1996年11月29日 |
ゲームボーイ | ナムコ | ナムコ | 4メガビットロムカセット | DMG-AN2J-JPN | - | |
20 | ナムコヒストリー VOL.3 | 1998年6月9日 |
Windows | ナムコ | ナムコ | CD-ROM | - | - | |
21 | Namco Museum 64 | 1999年10月31日 |
NINTENDO64 | Mass Media | ナムコ | ロムカセット | NUS-NNME-USA | - | アーケード版の移植 |
22 | Namco Museum | 2000年6月25日 |
ドリームキャスト | Mass Media | ナムコ | GD-ROM | - | - | アーケード版の移植 |
23 | ナムコミュージアム | INT 2001年12月7日 |
ゲームボーイアドバンス | Mass Media | ナムコ | ロムカセット | AGB-ANMJ-JPN AGB-ANME-USA AGB-ANMP-EUR |
- | アーケード版の移植 |
24 | ディグダグ | 2003年8月27日[4] |
iアプリ | ナムコ | ナムコ | ダウンロード (アプリキャロットナムコ) |
- | - | |
25 | ファミコンミニ16 ディグダグ |
2004年5月21日 |
ゲームボーイアドバンス | ナムコ | 任天堂 | ロムカセット | AGB-FDDJ-JPN | - | ファミリーコンピュータ版の移植 |
26 | ナムコミュージアム Namco Museum Battle Collection Namco Museum Battle Collection |
2005年2月24日 2005年8月23日 2005年12月9日 |
PlayStation Portable | ナムコ・テイルズスタジオ | ナムコ ナムコ SCE |
UMD | ULJS-00012 ULUS-10035 UCES-00116 |
- | アーケード版の移植 |
27 | Namco Museum: 50th Anniversary | 2005年8月30日 XB: 2006年3月24日 PS2・GBA: 2006年3月31日 GC: 2006年5月5日 |
Xbox PlayStation 2 ゲームキューブ ゲームボーイアドバンス |
Digital Eclipse | ナムコ ナムコ エレクトロニック・アーツ |
DVD-ROM ロムカセット |
PS2: SLUS-21164 SLES-53957 GBA: AGB-B5NE-USA AGB-B5NP-EUR GC: DOL-G5NE-USA DOL-G5NP-EUR |
- | アーケード版の移植 |
28 | Namco Museum: 50th Anniversary | 2005年10月25日 2006年5月19日 |
Windows | Digital Eclipse | ナムコ エレクトロニック・アーツ |
DVD-ROM | - | - | アーケード版の移植 |
29 | ナムコミュージアム アーケードHITS! | 2006年1月26日 |
PlayStation 2 | Digital Eclipse | ナムコ | DVD-ROM | SLPS-25590 | - | アーケード版の移植 |
30 | Namco Museum Remix みんなで遊ぼう!ナムコカーニバル Namco Museum Remix |
2007年10月23日 2007年12月6日 2008年4月18日 |
Wii | トーセ | バンナム バンナム アタリ |
Wii用12センチ光ディスク | RVL-RN2E-USA RVL-RNWJ-JPN RVL-RN2P |
- | アーケード版の移植 |
31 | ディグダグ | 2008年6月9日[5] 2008年7月1日[6] 2008年8月29日[5] |
Wii | バンナム | バンナム | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
FEDE FEDJ FEDP |
- | ファミリーコンピュータ版の移植 |
32 | ナムコミュージアム バーチャルアーケード | 2008年11月4日 2009年5月15日 2009年11月5日 |
Xbox 360 (Xbox Live Arcade) |
バンナム | バンナム | ダウンロード | FEDE FEDJ FEDP |
- | アーケード版の移植 |
33 | ナムコミュージアム.comm Namco Museum Essentials Namco Museum Essentials |
2009年1月29日 2009年7月16日 2010年4月1日 |
PlayStation 3 (PlayStation Network) |
バンナム | バンナム | ダウンロード | NPJB-00012 NPUB-30086 NPEB-00104 |
- | アーケード版の移植 |
34 | Dig Dug REMIX | INT 2009年5月7日 |
iPhone (iOS) |
バンナム | バンナム | ダウンロード | - | - | リメイク版 |
35 | Namco Museum Megamix | 2010年11月16日 |
Wii | バンナム | バンナム | Wii用12センチ光ディスク | - | - | リメイク版 |
36 | ディグダグ | 2012年10月3日[7] 2013年2月14日[8] 2013年5月2日[8] |
ニンテンドー3DS | バンナム | バンナム | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
TA9J TA9E TA9P |
- | ファミリーコンピュータ版の移植 |
37 | ディグダグ | 2014年10月15日[9] 2015年2月5日[10] |
Wii U | バンナム | バンナム | ダウンロード (バーチャルコンソール) |
- | - | ファミリーコンピュータ版の移植 |
38 | ディグダグ | INT 2016年4月20日 |
Xbox One PlayStation 4 Windows |
バンナム | バンナム | ダウンロード (アーケードゲームシリーズ) |
- | - | アーケード版の移植 |
39 | Namco Museum Megamix | INT 2017年7月28日 |
Nintendo Switch | バンナム | バンナム | ダウンロード | - | - | アーケード版の移植 |
40 | NAMCO MUSEUM ARCHIVES Vol.1 | INT 2020年6月18日 |
Nintendo Switch(日本国外) PlayStation 4 Xbox One Windows(Steam) |
[注釈 2] | バンナム | ダウンロード | - | - | NES版を収録 |
41 | ディグダグ | 2020年8月20日 |
Nintendo Switch(日本国内) | 「NAMUCO MUSEUM ARCHIVES」と同様。 | バンナム | ダウンロード | - | - | ファミコン版の移植。 『ナムコットコレクション』の一つとしてのリリース |
おもな家庭用汎用ゲーム機・パソコン移植版の特徴
- PC-8001版
- パソコン版の移植としては、おそらく一番に移植された作品。わずか横160ドット、縦50ドットのセミグラフィック画面で構成されている。
- PC-8001mkIISR版
- FM音源に対応し、アーケード版に非常に近いグラフィック画面になっている。
- PC-8801版
- nimiHu-BASICコンパイラーで書かれた初期の作品。効果音はBEEP音のみ。
- PC-8801mkIISR版
- PC-8001mkIISR版とほぼ同じ。
- FM77AV版
- 他の機種では減らされている地層が四層となっている。
- ファミリーコンピュータ版
- 1985年に「ナムコット ファミリーコンピュータゲームシリーズ」第6弾として発売された。2004年5月21日にはファミコンミニ第2弾として発売(ゲームボーイアドバンス版)。
- MSX版
- 1984年に「ナムコットゲームセンターシリーズ」第7弾としてMSX、パソコン用ゲームとして発売された(4,500円)。
- 後に1990年4月26日にフロッピーディスクで発売されたMSX用オムニバスソフト『ディスクNG 2』にも、このMSX版が収録されている。
- ゲームボーイ版
- 北米のみで移植版(パズル要素が加わった『NEWディグダグ』を含む)が発売され、後に『ナムコギャラリー Vol.2』(1996年)に収録された。
- アーケード版
- 1996年に発売されたアーケードゲーム『ナムコクラシックコレクションVol.2』に収録された(後述の『ディグダグ・アレンジメント』を含む)。
- Windows版
- 1998年発売の『ナムコヒストリー Vol.3』に収録され、生産終了後はナムコチャンネル for Sony Style、ナムコチャンネル for VAIOにてダウンロード販売が行われていた。2007年6月28日サービス終了。
- 1996年発売の『Microsoft Return of Arcade』にも収録されている。
- Xbox 360版
- 2006年10月11日にXbox Live Arcadeによるダウンロード配信が開始された。オンライン世界ランキングおよび実績システム(「いずれかのステージで、全ての地面を全て掘れ!」「モンスター4匹を岩石で同時に潰せ!」などそれぞれにポイントがついている)に対応している。
- Nintendo Swich(ナムコットコレクション/NAMCO MUSEUM ARCHIVES)版
- 基本的にオリジナル版(日本は「ファミコン版」北米は「NES版」)そのままだが、「ナムコットコレクション/NAMCO MUSEUM ARCHIVES」自体の機能として、ゲーム中いつでも「セーブ」(ステートセーブ)が可能(最大で4か所)。
- LSIゲーム版について
- 学研より発売。アーケード版との違いは、ポンプのかわりにファイアーガンを使って敵を倒す点にある。右のレバーでディグダグを上下左右に動かし、ファイアーガンを1~2回噴射して敵を足止めし、3回目で撃破。岩で敵を押し潰したり、目変化で追いかけてくるシーンもばっちり再現。ディグダグが歩く音もそれなりに表現している。中々の移植度ではあるがディグダグの遅い動きは難点であり、敵を岩で潰すのも一苦労である。当時の低年齢層の評判は良かったが、青年層は移植度に不満を持っていたとされる[11]。
音楽
- アレンジソング
- 「恋のディグダグ」
- 作詞:弓達公雄、中沢淳 / 作曲:慶野由利子 / 編曲:米光亮 / 歌:まさごろ
- 第1作のBGMに歌詞をつけたもの。『ビデオ・ゲーム・グラフィティ』(1986年)及び『ナムコベストヒットパレード!』(1989年)に収録。
スタッフ
- アーケード版
- FM-7版
- プログラム・アレンジ:紅林俊彦
評価
評価 | ||||||||||||||||||||||
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|
- アーケード版
1998年に刊行されたゲーメストムック『ザ・ベストゲーム2』では、「迷路があらかじめ用意されているそれまでのドットイートタイプのゲームとは一線を画して、自分自身が『地面を掘る』ことにより通路を確保していくという考え方が画期的だった」、「(風船抜け、陰険打ちなどの)テクニックをフル活用してモンスターを一箇所にまとめ、その上から岩と落として高得点をたたき出すパターンを作ることは、ある種のステイタスであり、当時のマニアはパターン作りに熱中した」と紹介されている[21]。
続編
- ディグダグII
- 1985年に発売されたアーケードゲーム。舞台が小さな島の上となり、ゲーム性のキーワードが「掘る」から「崩す」となった。
- ディグダグ・アレンジメント(アーケード版)
- 1996年に同社より発売されたアーケードゲーム『ナムコクラシックコレクションVol.2』内に収録。グラフィックやBGMが1990年代風にアレンジされ、様々な新フィーチャーが追加された。
- ディグダグ・アレンジメント(家庭用ゲーム機版)
- 2005年2月24日発売のPlayStation Portable版『ナムコミュージアム Vol.1』に収録。2009年5月発売のiPhone / iPod touch版『Dig Dug REMIX』、2009年11月5日発売のXbox 360版『ナムコミュージアム バーチャルアーケード』にも収録されたが、PSP版にあったマルチプレイは削除されている。
- ディグダグ ディギング ストライク
- 2005年9月8日に発売されたニンテンドーDS用ゲーム。1作目と『II』を融合させたシステムで、キャラクター設定はミスタードリラーシリーズからの逆輸入。
- ディグダグアイランド
- 『ディグダグII』をベースとしたオンラインゲーム。1作目と『II』の世界観は継承しているもののキャラクターデザインは一新されている。舞台はホラヌ共和国となっており、『ディグダグ ディギング ストライク』については触れられていない。
- 2007年12月にクローズドベータテストが行われ、2008年5月8日にサービス開始。2009年4月21日にサービスを終了した。
関連作品・商品
コラボ版
- DIGDUG BB
- TYPE-MOONによるゲーム『Fate/EXTRA』10周年記念企画の一つとして、バンダイナムコエンターテインメントとのコラボ版『DIGDUG BB』が2020年7月22日から同年12月25日12:00まで特設サイト[1]にて期間限定で無料公開するブラウザゲーム。(HTML5対応のブラウザがインストールされているデジタルデバイスならば概ねプレイ可能)[22]
- ディグダグの主人公「ディグダグ(ホリ・タイゾウ)」がFate/EXTRAシリーズに登場するキャラ「BB」に置き換えられており、全7ステージを概ね原典とおりのゲームルール[注釈 3]でクリアしていく。全ステージをクリアすると「ささやかなプレゼント」(公式リリースより)が贈られる。
商品
- 稼働当時、プーカァのグッズが多数作られた(キャップ、ビーチボール、ゼンマイで歩く人形など)。
- 稼働当時、直営のゲームセンターで豆本『ディグショナリー』が配布された。これは、当時新人だった遠藤雅伸がテストプレイ中に書き留めていたテクニック集が中村雅哉社長の目にとまり、世に出たものである。「目変化」などの用語も、遠藤が考案し本書の中で使用されたことで一般に広まった。
- CIZNAが2000年にTシャツをリリース。
- アートストームが2006年にTシャツをリリース。
- MARS16が2007年にTシャツをリリース。
関連項目
- コンピュータゲーム
- バラデューク(1985年)
- リッジレーサー(1993年)
- GALAGA RT PLID'SとGALAGA RT CARROTの2台にプーカァが描かれている(AC版とその次回作であるリッジレーサー2ではNPC専用だがプレイステーション版とその続編のリッジレーサーレボリューションでは特定の条件を満たせばプレイヤーも使用可能になる)。
- R4 -RIDGE RACER TYPE 4-(1998年)
- 架空のレーシングチーム「ディグレーシングチーム」(DRT)がディグダグをモチーフとしている。また、DRTの車両にプーカァがペイントされている。
- てんこもりシューティング(1998年)
- ミニゲームの一つに本作のキャラクターを使ったものがある。
- パックマンワールド 20thアニバーサリー(1999年)
- プーカァがパックマンの友人として登場。
- ミスタードリラー(1999年)
- NAMCO x CAPCOM(2005年)
- 大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS(2014年)
- フィールドスマッシュに登場する敵としてプーカァが登場している。
- その他
注釈
出典
- ^ “「ディグダグ」とは”. 任天堂. 2014年2月23日閲覧。
- ^ “バーチャルコンソールアーケード ディグダグ”. バンダイナムコゲームス. 2014年2月23日閲覧。
- ^ 「5月10日号特別付録 ファミコンロムカセット オールカタログ」『ファミリーコンピュータMagazine』第7巻第9号、徳間書店、1991年5月10日、78頁。
- ^ 太田亮三 (2003年8月27日). “ナムコ、iモード向けゲームサイトに「ディグダグ」を追加” (日本語). GAME Watch. インプレス. 2018年12月29日閲覧。
- ^ a b “Dig Dug (2008) Wii release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年12月29日閲覧。
- ^ “VC ディグダグ” (日本語). 任天堂ホームページ. 任天堂. 2018年12月29日閲覧。
- ^ “ディグダグ|ニンテンドー3DS” (日本語). 任天堂ホームページ. 任天堂. 2018年12月29日閲覧。
- ^ a b “Dig Dug (2012) Wii release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年12月29日閲覧。
- ^ “ディグダグ|Wii U” (日本語). 任天堂ホームページ. 任天堂. 2018年12月29日閲覧。
- ^ “Galaga (2007) Wii release dates” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2018年12月29日閲覧。
- ^ 『電子ゲーム なつかしブック』コアマガジン〈コアムックシリーズNO.682〉、2016年、p.20。ISBN 9784864369619。
- ^ a b “Dig Dug for Arcade (1982)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ “Dig Dug for Atari 2600 (1983)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ “Dig Dug for NES (1985)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ a b “Dig Dug for Game Boy (1992)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ a b c “Dig Dug for Wii (2008)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ a b “Dig Dug for Xbox 360 (2006)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ “Dig Dug for Atari Atari 8-bit (1982)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ “Dig Dug for Atari 5200 (1983)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ “Dig Dug for Commodore 64 (1983)” (英語). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年12月29日閲覧。
- ^ 「ザ・ベストゲーム」『GAMEST MOOK Vol.112 ザ・ベストゲーム2 アーケードビデオゲーム26年の歴史』第5巻第4号、新声社、1998年1月17日、89頁、ISBN 9784881994290。
- ^ “Fate/EXTRA10th企画「DIGDUG BB」が期間限定で無料公開中。シリーズ10周年を記念したディグダグとのコラボ作品”. 4Gamer.net(Aetas 株式会社). 2020年7月25日閲覧。
外部リンク
- ファミコンミニ ディグダグ
- ディグダグ(ファミリーコンピュータ版) - Wiiバーチャルコンソール
- ディグダグ(ファミリーコンピュータ版) - 3DSバーチャルコンソール
- ディグダグ(ファミリーコンピュータ版) - Wii Uバーチャルコンソール
- バーチャルコンソールアーケード ディグダグ
- ナムコットコレクション ディグダグ
- 4分程度の簡単なプレイ映像も視聴可能(元はバンナム社がYouTubeに公式アップロードした映像をインフレームしたもの)。
- 1982年のアーケードゲーム
- 1982年のコンピュータゲーム
- Apple II用ゲームソフト
- Atari 2600用ソフト
- Atari 5200用ソフト
- Atari 7800用ソフト
- Atari 8ビット・コンピュータ用ゲームソフト
- FM-7シリーズ用ゲームソフト
- IPhone用ゲームソフト
- MSX/MSX2用ソフト
- PC-6000/6600用ゲームソフト
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