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2021年5月20日 (木) 13:10時点における版
星埜 李奈 (ほしの りな、1987年1月30日 - )[1]は日本のバイリンガル女優[2]、 声優[3]、歌手[4]。横浜生まれ。アメリカ合衆国ワシントン州マーサーアイランド育ちでロサンゼルス在住[5]。DPNタレントエージェンシー所属[1]。母親は佐々木るん[6]。
2019年のハリウッド実写版映画『名探偵ピカチュウ』では伝説のポケモンキャラクター、ミュウツー[7] の声を渡辺幸太郎氏と同時録音で担当している[8]。
経歴
13歳の時に家族で渡米、高校時代をシアトルで過ごす[9]。高校卒業後ハリウッドに渡り、名門校リー・ストラスバーグ演技研究所を経て2020年現在はロサンゼルスを拠点に多面的に活動している[10]。ナレーションを担当した学研の人気絵本ぴよちゃんシリーズは累計200万部を超える[11]。Apple iBooks Best of 2013で『ぴよちゃんのおはなしずかん おてがみきたよ』が今年のベストインタラクティブブックに選ばれる[12]。2014年、コロラド観光局主催の旅番組・ゴー・ウェストシリーズのバイリンガルレポーターとしてブッシュ氏ら歴代米大統領が宿泊したといわれるコロラド州のブロードムアーリゾート地やスティーヴン・キング氏が名作シャイニングを執筆し今では心霊スポットとしても有名なスタンレー・ホテルなどを取材し3週間かけて練り歩く3200マイルの女子旅に初挑戦[13]。オリビア・ニュートン・ジョンを司会として迎えた米海兵隊主催のトイズ・フォー・トッツ『ハリウッド・クリスマスパレード』ではリラックマ(San-X)のスポークスパーソンとして選出され、自らリラックマの着ぐるみを身にまといレッドカーペットを歩きながら[14]。、記者会見では歌手シンディ・ローパーと共に日本のゆるキャラの素晴らしさを世界に発信した[15]。
2019年、ミュウツー役として出演したハリウッド版『名探偵ピカチュウ』が世界中で大ヒット[16]。史上最も成功したビデオゲーム実写映画となる[17]。また、マックス・ブルックス原作の『ワールドウォーZ ゲーム』に登場する人気キャラクター、ブンコ役で出演し[18]、発売から一週間で売り上げ100万本を突破、注目を集める[19]。主演映画『天狗』というホラー作品において数々の映画賞を受賞・ノミネートされる。2020年に入り、東京を舞台に「アンド・ゼン~それから~」というロマンス短編作品を世界6か国から集結した国際チームと共に撮影[20]。この作品においてキックスターターで資金調達をした結果、目標額は一時間で達成。支援金が目標金額を遥かに上回り1500人弱のプロジェクト支援者たちから約1160万円もの資金を集め[21]、キック・スターター公式サイトの表紙を飾る。2021年、多数の映画祭からアカデミー賞正式短編候補作品として選ばれ世界から注目を浴びている[22]。
受賞
- (2011年) アジアン・パシフィック映画祭・正式ノミネート作品『107号室』
- (2013年) iBooks Best of 2013 ベスト・インタラクティブブック賞『ぴよちゃんのおはなしずかん おてがみきたよ』
- (2013年) ロサンゼルス・スリラー映画賞・最優秀賞『天狗』
- (2013年) ロサンゼルス国際アンダーグラウンド映画賞・特別賞『天狗』
- (2013年) ロサンゼルス・ニューウェーブ国際映画賞・特別賞『天狗』
- (2016年) パイオニア映画賞・正式ノミネート作品『夢の叶う場所』
- (2021年) アトランタ・アウト・オン・フィルム映画賞・正式ノミネート作品『アンド・ゼン~それから~』
- (2021年) アウトフェスト・フュージョン映画賞・正式ノミネート作品『アンド・ゼン~それから~』
- (2021年) シアトル・アジアン・アメリカン映画賞・オーディエンス・チョイス賞『アンド・ゼン~それから~』
作品
映画
- プリティー・ウィングズ(2010年、T・フェイ・グリフィン監督) ‐パム講師役
- ブラック・スター(2010年、ジオ・マルクーズ監督)‐ランス役
- 107号室(2011年、エレーン・シェンヤ・フー監督) ‐みちる役
- レガシー(2011年、エリック・デメラス監督)-女性観光客役
- デシデリアム(2011年、ライアン・フィリップス監督) ‐セーラン役
- ナインティー(2011年、カルロス・ラモス・ジュニア監督)-通りすがりの人役
- 天狗(2013年、岩渕健監督) ‐まき役(主演)
- ボム・エキスパート(2013年、エレーン・シェンヤ・フー監督)-FBI役
- デス・オブ・ア・キラー(2014年、エレーン・シェング・ヤ監督)ターゲット役
- ミスプレースド(2014年、ヒロキ・カマダ監督)人形役
- レベレーション(2014年、シャーウィン・ビングアン監督)-ヴァン役
- エグジット・ストラテジー(2015年、アントイン・ファクア監督)‐ファン・ダンサー役
- ベアー・ツアーズ(2015年、ヒデトシ・イムラ監督)‐ナデシコ役
- クラウン VS. ニンジャ(2015年、ティム・へロルド/ジェフ・ピカレロ監督)-レッド・ロータス役
- デザーターズ(2017年、アンドレ・ヌジー監督) ‐愛子役(主演)
- アンバウンド(2017年、マギー・マート監督) ‐ユナ役
- アンジェリック・マジカ(2017年、ケネス・プルガーヴィダル・田中監督) ‐エンジェル役(主役)
- GPSちゃん(2018年、ケネス・プルガーヴィダル・田中監督) ‐GPSちゃん役(主役)
- 名探偵ピカチュウ(2019年、ワーナー・ブラザース) - ミュウツー役 ※声の出演(原語版)
- アンド・ゼン(2019年、ジェン・レヴァナ監督) ‐春役 (主演)
- シナプス(2019年、ケネス・プルガーヴィダル・田中監督) ‐愛叶役(準主役)
テレビ番組
- メンタリスト(2010年、CBS) ‐女性客
- マイ・ルームメイトシリーズ(2011年、ビヤーン・オーウェンズ監督)-学生役
- ボーンズ(2012年、FOX) ‐ヘアサロン客
- バンジー・ジャンプLA(2013年、菅原千夢監督)-アリス・ハナ役(主役)
- アーチャー(2015年、FX) ‐ミチコ、ハツミ役
- エグジット・ストラテジー(2015年、20世紀スタジオ)‐ファンダンサー役
- ロケット・ジャンプ(2015年、ロケットジャンプスタジオ) ‐チキブー役
- ランナウェイズ(2017年、ABC、マーベル・コミック) ‐ウェイター役
- 第85回ハリウッド・クリスマス・パレード(2017年、CW) -リラックマ代表
- 第86回ハリウッド・クリスマス・パレード(2017年、CW) -リラックマ代表
- DCスーパーヒーロー・ガールズ(2019年、ワーナー・ブラザース・アニメーション) ‐カタナ役[2]
ビデオゲーム
- スーパー・マンデーナイト・コンバット(2012年、ウーバー・エンターテインメント) ‐メガベス役
- 雷電V(2016年、MOSS) ‐ エシリア・ポートマン役
- APE-X[リンク切れ](2018年、スターVR) ‐プラント博士役
- ワールド・ウォーZ(2019年、セイバー・インターアクティブ)‐ ブンコ役
- ニード・フォー・スピード ヒート(2019年、エレクトロニック・アーツ) ‐ナリ役
劇中歌
- ビデオゲーム・ハイスクール(2012年、ネットフリックス番組)‐劇中歌
- レギュラーSHOW〜コリない2人〜(2015年、カートゥーン ネットワーク) ‐主題歌
- ロケット・ジャンプ(2015年、ロケットジャンプスタジオ)‐劇中歌
- アニメ・クライム・ズディビジョン(2017年、ロケット・ジャンプ) ‐主題歌
- 出張ヒーローZERO(2017年、ディズニーXD) ‐劇中歌
- アニメ・モバイル・ゲーム(2019年、JOYAミュージック) -主題歌
ミュージックビデオ
- Ki-Yo:イフ・ユー・ウォナ・メーク・イット(2015年、ケネス・プルガーヴィダル・田中監督)-ガール役
- ウィッシング・カバー(2017年、ケネス・プルガーヴィダル・田中監督) ‐レム役
オーディオブック
- ぴよちゃんのわくわく絵本シリーズ(学研・Apple)
- 『ぴよちゃんのおはなしずかん おてがみきたよ』ー英単語つき(2012年) ‐ぴよちゃん役、ゆうびんやさん役、やぎさん役、ネコさん役、おじいさん役、はくちょうさん役、がーこちゃん役、ナレーション
- 『ぴよちゃんとひまわり(』2013年) ‐ぴよちゃん役、ひまわりさん役、ナレーション
- 『ぴよちゃんとはりねずみ(』2013年) ‐ぴよちゃん役、はりねずみくん役、はりねずみのお母さん役、ナレーション
ブルーレイ・DVD
- ピクニック(2010年、岩井俊二監督)-ビルボードの女性役
吹き替え
- スーパー・カインド(2018年、LAメトロ) ‐スーパーカインド役
- 愛なき森で叫べ(2019年、ネットフリックス) ‐まなみ役
- 初恋は初めてなので(2019年、Netflix) ‐店長役
- バック・トゥ・スクール(2019年、Netflix) ‐エリース役
場内アナウンス
- ディズニー・バケーション・クラブ(2015年、ディズニーリゾート) ‐ケイリー役
レポーター
- ゴー・ウェストシリーズ・ノッツ・ベリー・ファーム(2013年、エレファントプロダクション) ‐バイリンガル・レポーター
- ゴー・ウェストシリーズ・フォー・コーナーズ・メサ・ヴェルデ国立公園(2014年、TVジャパン) ‐バイリンガル・レポーター
- ゴー・ウェストシリーズ・NAMMショー(2014年、エレファントプロダクション) ‐バイリンガル・レポータ―
通訳
- マッスル・ミュージカル(2008年、デジタル9) ‐キャスト及び米ディレクター・米プロデューサーの通訳担当
- ヴァンパイア(2010年、岩井俊二監督) ‐カメラマンスタッフの通訳を担当
- 英雄伝説 閃の軌跡 プレミアム3Dミュージカル(2017年、日本ファルコム) - 翻訳・字幕担当
翻訳
- 岩井俊二『岩井俊二映画祭presents マイリトル映画祭』星埜李奈訳、ロックウェルアイズ、2011年、散らかった部屋
- 岩井俊二『リリイ・シュシュのすべて・ウェブシリーズ』星埜李奈訳、ロックウェルアイズ、2011年、第7話
- フレディー・ウォン『ビデオゲーム・ハイスクール・タイム・ゴーズ・バイ・劇中歌』星埜李奈訳、2012年、歌詞翻訳
- ケネス・プルガー・ヴィダル・田中『アンジェリック・マジカ』星埜李奈訳、2015年、21頁
- ケネス・プルガー・ヴィダル・田中『シナプス』星埜李奈訳、2015年、12頁
- フレディー・ウォン『ロケットジャンプスタジオ』星埜李奈訳、2015年、歌詞翻訳
- 堺三保『オービタル・クリスマス』星埜李奈訳、2016年、18頁
- フレディー・ウォン『アニメ・クライムズ・ディビジョン・主題歌』星埜李奈訳、2017年、歌詞翻訳
ネイティブチェック・ローカリゼーション
- ルパン三世 PART5(2018年、トムス・エンタテインメント) ‐ローカリゼーション
- フォロワーズ(2019年、蜷川実花監督・ネットフリックス番組)-英語版脚本ローカリゼーション担当
- 斉木楠雄のΨ難 Ψ始動編(2019年、桜井 弘明監督、ネットフリックス番組)-英語版脚本ローカリゼーション担当
- からかい上手の高木さん(2019年、赤城博昭監督、ネットフリックス番組)-英語版脚本ローカリゼーション担当
- 虫籠のカガステル(2019年、千明 孝一監督、ネットフリックス番組)-英語版脚本ローカリゼーション担当
外部リンク
- 星埜李奈 - IMDb
- 所属事務所による公式プロフィール
- 星埜 李奈 (@rinahoshino) - X(旧Twitter)
- 公式インスタグラム (@officialrinahoshino) - Instagram
出典
- ^ a b Our Talent, DPN Talent Database
- ^ a b Tatsu Yamashiro/Katana, DC Super Hero Girls Wiki
- ^ Rina Hoshino Voices, Behind the Voice Actors
- ^ Series Info, Rotten Tomatoes
- ^ Biography, Wall of Celebrities
- ^ 植田益朗のアニメ!マスマスホガラカ 1月15日配信 (ゲスト:佐々木るん、星埜りな、ケネス・プルガーヴィダル), エジオンプレミアム
- ^ No.150 ミュウツー, ポケモンずかん
- ^ Detective Pikachu: 20 Pokémon Secrets You Missed, Screen Rant
- ^ 「意外性の発見楽しい」, Weekly LA LA LA
- ^ Check out Rina Hoshino’s Artwork, Voyage LA
- ^ 「私の転機」, Lighthouse ロサンゼルス
- ^ iBooks Best of 2013 今年のベストインタラクティブブックに、学研グループ「ぴよちゃんのおはなしずかん おてがみきたよ」が選出!, EdTech Media
- ^ 3週間かけてコロラド州の魅力を探る究極の女子旅, Elephant Production
- ^ In Pictures: The 85th Annual Hollywood Christmas Parade, The Straits Times
- ^ 85th Annual Hollywood Christmas Parade, Getty Images
- ^ 「Los Angelesの顔 No. 84 星埜 李奈(ほしの りな)さん」, 日刊サン
- ^ Detective Pikachu surpasses Warcraft as highest-grossing video game film of all time, The Verge
- ^ Meet the Voice Actors of WWZ Voice Cast,Twinfinite
- ^ World War Z passes 1 million copies sold in a week,Games Beat
- ^ And Then - 2021 SAAFF Short Film Review, Two Oh Six Film Review
- ^ AND THEN: A Girl-Meets-Girl Short Film Set in Tokyo, Kickstarter
- ^ REVIEW: ‘And Then’ (2021) is a Beautifully Unsettled Musing on Love, Flipscreen