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2008年1月1日現在の人口は23,725人。都市人口はなし。2005年1月1日の推計人口は23,600人。最大の集落は行政中心地の[[ボゴロツコエ (ハバロフスク地方)|ボゴロツコエ]]村([[セロ (行政区分)|セロ]])で、人口4,232人(2002年)。二番目が[[デ=カストリ]]町、人口3,724人(2002年)。 |
2008年1月1日現在の人口は23,725人。都市人口はなし。2005年1月1日の推計人口は23,600人。最大の集落は行政中心地の[[ボゴロツコエ (ハバロフスク地方)|ボゴロツコエ]]村([[セロ (行政区分)|セロ]])で、人口4,232人(2002年)。二番目が[[デ=カストリ]]町、人口3,724人(2002年)。 |
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20を超える民族が居住しており、[[ツングース系民族]](北方ツングース:[[エヴェン]]、[[エヴェンキ]]、[[ネギダール]]、[[ウデヘ]]、[[オロチ族|オロチ]]、南方ツングース:[[ナナイ]]、[[ウリチ]])[[ニヴヒ]]、[[チュクチ・カムチャツカ語族]]([[チュクチ]]、[[コリャーク]])、[[ドルガン人|ドルガン]]、[[ハンティ人|ハンティ]]といった[[北方少数民族]]を含む。 |
20を超える民族が居住しており、[[ツングース系民族]](北方ツングース:[[エヴェン]]、[[エヴェンキ]]、[[ネギダール]]、[[ウデヘ]]、[[オロチ族|オロチ]]、南方ツングース:[[ナナイ]]、[[ウリチ]])[[ニヴヒ]]、[[チュクチ・カムチャツカ語族]]([[チュクチ族|チュクチ]]、[[コリャーク]])、[[ドルガン人|ドルガン]]、[[ハンティ人|ハンティ]]といった[[北方少数民族]]を含む。 |
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== 構成 == |
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2021年5月13日 (木) 02:30時点における版
ウリチ地区(У́льчский райо́н)はロシア連邦ハバロフスク地方の地区(ラヨン)の一つで、行政中心地はボゴロツコエ村。
歴史
1933年までこの地区はボリシェ=ミハイロフスキー(Больше-Михайловский)とウリチ=ネギダル(Ульчско-Негидальский)の二つの地区だった。ウリチ地区となったのは1933年1月17日のことである。1934年まで下アムール管区(Нижне-Амурский округ;首府はニコラエフスク=ナ=アムーレ市)に属していた。1935年1月25日、同地区は新設の下アムール州(Нижне-Амурская область)の一部となり、1938年10月に下アムール州はハバロフスク地方の一部となった。1956年1月23日に下アムール州は廃止され、地方直轄となった。1963年2月に地区合併計画およびハバロフスク地方の領域変更に基づき、ウリチ地区はタフチンスキー地区(Тахтинский район)と合併してウリチ工業地区(Ульчский промышленный район)となり、1965年にウリチ地区へと再編され、行政中心地をボゴロツコエとした。
地理
ウリチ地区はハバロフスク地方の中東部に位置し、アムール川沿い南北340km広がる。面積39,310km2。南はヴァニノ地区、コムソモリスク地区、北西はポーリナ=オシペンコ地区、北はニコラエフスク地区に隣接する。東は間宮海峡に面する。
地区内は大きく分けてウディリスコ=キジンスカヤ低地(Удыльско-Кизинская)とアムール=アムグン低地(Амуро-Амгуньская)の2つの低地に分かれる。北西にはチャヤティンスキー山脈(Чаятынский хребет)の平均標高500~600m、最大980mの尾根が延びる。アムール川右岸は最大標高700~800mの火山性高原であり、小川によって分断されている。カジ湖(Кади)とキジ湖(Кизи)のスシェヴァ岬(Сушева)とチハチェヴァ岬(Чихачева)といった峰々は死火山である。 キジ湖の南からはヤイ川(Яй)とムティ川(Муты)が流れ込んでおり、水源をフンミ山脈(Хумми)の北側に有する。この山脈の最高峰シャマン山(Шаман)は1182m。
アムール川は人々の生活と地区の経済開発において重要な役割を担う。この川は地区内のほぼ全ての集落をニコラエフスク=ナ=アムーレ、コムソモリスク=ナ=アムーレ、アムールスク、ハバロフスクといった都市と繋ぐ。アムールは単なる巨大な水路というだけでなく漁業コルホーズの経済活動の基礎なのである。アムール川へは以下の様な様々な規模の160の河川が流れ込む:アムグン川(Амгунь)、ビチ川(Бичи)、ピリダ川(Пильда)、リムリ川(Лимури)、ヤイ川(Яй)など。
最大の湖ウディリ湖(Удыль;390km2)はウフタ水路によってアムール川と接続されている。その他主要な湖はキジ湖(Кизи)、カジ湖(Кади)、イルクツコエ湖(Иркутское)、ドゥジンスコエ湖(Дудинское)、チェレムシャンノエ湖(Черемшанное)、ハランスコエ湖(Халанское)、ダリジンスコエ湖(Дальжинское)がある。
地区にとって重要なものは東の間宮海峡の海運である。伐採された材木の多くはデ=カストリの港を通じて輸出される。
気候
温暖モンスーン気候。年間平均気温は内陸部で-0.8~-2.8℃、間宮海峡岸で0.5~0.9℃。年平均降水量は470~480mm。
冬は寒冷で乾燥しておりはっきりしている。最寒期1月の平均気温は-25~-28℃で、沿岸では約-18℃。最低気温は-45~-50℃。平均積雪日数170~180日
夏は穏やかで温暖湿潤。7月の平均気温は沿岸部で15~16℃、内陸部で17~19℃となる。最高気温は35℃に及ぶ。植物生育可能日数は約154日。
人口動態
2008年1月1日現在の人口は23,725人。都市人口はなし。2005年1月1日の推計人口は23,600人。最大の集落は行政中心地のボゴロツコエ村(セロ)で、人口4,232人(2002年)。二番目がデ=カストリ町、人口3,724人(2002年)。
20を超える民族が居住しており、ツングース系民族(北方ツングース:エヴェン、エヴェンキ、ネギダール、ウデヘ、オロチ、南方ツングース:ナナイ、ウリチ)ニヴヒ、チュクチ・カムチャツカ語族(チュクチ、コリャーク)、ドルガン、ハンティといった北方少数民族を含む。
構成
18の農村居住区域を含む32の集落からなる。