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1815年頃、鉱物を透過光で顕微鏡観察するために、試料を薄く切る方法を開発し、化石木の微細構造を研究した<ref>Albert Edward Musson, Eric Robinson: ''Science and technology in the Industrial Revolution.'' Manchester University Press, 1969, ISBN 0-7190-0370-9, S. 122.</ref>。 |
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月の[[リンクルリッジ]](地形)の名、Dorsum Nicolはニコルに因んで名付けられた<ref>[http://the-moon.wikispaces.com/Dorsum+Nicol Dorsum Nicol auf The-Moon Wiki]</ref>。 |
2021年4月16日 (金) 09:25時点における版
ウィリアム・ニコル(William Nicol FRSE FCS 、1770年4月18日(洗礼日)- 1851年9月2日)はスコットランドの物理学者である。直線偏光を得るための光学機器であるニコルプリズムの発明で知られる。
略歴
スコットランド、イースト・ロージアンのハンビー(Humbie) で生まれた。おじで人気のあった盲目の科学哲学の講演者、ヘンリー・モイーズ(Henry Moyes)の、講演の助手を務めることにより、科学の世界に入った。ニコル自身も研究が認められて、モイーズが没した後の1808年に、エディンバラ大学の講師に任じられた。鉱物の結晶学を研究し、鉱物中の結晶水の研究や化石の微細構造の研究などを行った。1826年まで科学的な著作を行うことはなかった。エディンバラで没した。
1815年頃、鉱物を透過光で顕微鏡観察するために、試料を薄く切る方法を開発し、化石木の微細構造を研究した[1]。
もっとも知られた業績のニコルプリズムについての論文は1828年に発表された[2]。複屈折を起こす性質をもつ方解石単結晶を特定の結晶面で切り出し、2枚を張り合わせるもので、光学軸に対する偏光方向の一方の物だけを透過させ、もう一方を界面で全反射させて、偏光を得る方法であり[3]、偏光顕微鏡の偏光子として広く用いられるようになった。
月のリンクルリッジ(地形)の名、Dorsum Nicolはニコルに因んで名付けられた[4]。
参考文献
- ^ Albert Edward Musson, Eric Robinson: Science and technology in the Industrial Revolution. Manchester University Press, 1969, ISBN 0-7190-0370-9, S. 122.
- ^ W. Nicol (1828), "On a method of so far increasing the divergence of the two rays in calcareous-spar that only one image may be seen at a time", Edinburgh New Philosophical Journal (ドイツ語), vol. 6, pp. 83–94
- ^ [Online Encyclopedia "William Nicol"], Encyclopedia Britannica (ドイツ語), vol. Vol. 19, p. 662, 1911, 2013年1月6日閲覧。
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にvol.など余分の文字が入力されています。 (説明) - ^ Dorsum Nicol auf The-Moon Wiki