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「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」の版間の差分

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最も有名なヴァージョンは、[[1979年]]の[[レインボー (バンド)|レインボー]]によるカヴァーである。5枚目のアルバム『[[ダウン・トゥ・アース (レインボーのアルバム)|ダウン・トゥ・アース]]』収録時には「これはロックではない」と主張する[[コージー・パウエル]]と「どうしても収録する、収録しないならお前をクビにする」と言う[[リッチー・ブラックモア]]との間で確執が起きたが(パウエルとブラックモアの張り合いで、殴り合いの喧嘩にまで発展したという逸話がある)、[[グラハム・ボネット]]のうなるようなヴォーカルと、幾度もキーチェンジされるコーラスが象徴的なこの曲は、[[パブロック]]的であった。しかしポップ路線に変更したこの曲は、1979年にアルバムからの第1弾シングルとしてリリースされ、英国でトップ10入りした。結局はレインボーの代表曲のひとつとなり、さまざまなアーティストがレインボーのヴァージョンをコピーしている。ちなみに、この曲はアメリカ市場を意識してリリースされた曲であるが、アメリカよりもイギリスでヒットしている。レインボーはこの後もポップ路線を進み、1981年には再びラス・バラードの曲「アイ・サレンダー(I surrender)」を取り上げている。
最も有名なヴァージョンは、[[1979年]]の[[レインボー (バンド)|レインボー]]によるカヴァーである。5枚目のアルバム『[[ダウン・トゥ・アース (レインボーのアルバム)|ダウン・トゥ・アース]]』収録時には「これはロックではない」と主張する[[コージー・パウエル]]と「どうしても収録する、収録しないならお前をクビにする」と言う[[リッチー・ブラックモア]]との間で確執が起きたが(パウエルとブラックモアの張り合いで、殴り合いの喧嘩にまで発展したという逸話がある)、[[グラハム・ボネット]]のうなるようなヴォーカルと、幾度もキーチェンジされるコーラスが象徴的なこの曲は、[[パブロック]]的であった。しかしポップ路線に変更したこの曲は、1979年にアルバムからの第1弾シングルとしてリリースされ、英国でトップ10入りした。結局はレインボーの代表曲のひとつとなり、さまざまなアーティストがレインボーのヴァージョンをコピーしている。ちなみに、この曲はアメリカ市場を意識してリリースされた曲であるが、アメリカよりもイギリスでヒットしている。レインボーはこの後もポップ路線を進み、1981年には再びラス・バラードの曲「アイ・サレンダー(I surrender)」を取り上げている。


ヴォーカルを担当したグラハム・ボネットにとっては持ち歌になった。後に所属した[[アルカトラス]]のライヴ・アルバム『[[ライヴ・センテンス]]』や、[[インペリテリ]]のスタジオ・アルバム『[[スタンド・イン・ライン]]』でも、この曲を歌っており、[[2000年]]にはゲスト出演した[[ANTHEM]]の日本ツアーでもアンコールに歌っている。
ヴォーカルを担当したグラハム・ボネットにとっては持ち歌になった。後に所属した[[アルカトラス]]のライヴ・アルバム『[[ライヴ・センテンス]]』や、[[インペリテリ]]のスタジオ・アルバム『[[スタンド・イン・ライン]]』でも、この曲を歌っており、[[2000年]]にはゲスト出演した[[ANTHEM (バンド)|ANTHEM]]の日本ツアーでもアンコールに歌っている。


また、[[クイーン (バンド)|クイーン]]の[[ブライアン・メイ]]はレインボーがカヴァーしたヴァージョンを非常に気に入っており、さまざまなインタビューで「どんな曲が歌いたいか?」という質問に対し、この曲が気に入っていることを答えており、[[1993年]]のソロツアーでは女性コーラスを従えて演奏された。メイはヴォーカルとリードギターを担当。ドラムはレインボー時代にこの曲に難色を示したコージー・パウエルが担当している。また、メイはこの曲のタイトルを 『'''Since You Been Gone'''』から 『'''Since You've Been Gone'''』に変更し(英文法としては'Since You've Been Gone'が正しい使い方)、'Since You've Been Gone'のリピートがある終盤は、レインボーのヴァージョンとはキーを変えて歌われた。この模様は1994年にリリースされた『[[:en:Live at the Brixton Academy (Brian May album)|Live at Brixton Academy]]』に収録されている。コージー・パウエルの事故死後もブライアン・メイのソロツアーでは、コージー・パウエルに捧ぐ曲ということでセットアップされている。
また、[[クイーン (バンド)|クイーン]]の[[ブライアン・メイ]]はレインボーがカヴァーしたヴァージョンを非常に気に入っており、さまざまなインタビューで「どんな曲が歌いたいか?」という質問に対し、この曲が気に入っていることを答えており、[[1993年]]のソロツアーでは女性コーラスを従えて演奏された。メイはヴォーカルとリードギターを担当。ドラムはレインボー時代にこの曲に難色を示したコージー・パウエルが担当している。また、メイはこの曲のタイトルを 『'''Since You Been Gone'''』から 『'''Since You've Been Gone'''』に変更し(英文法としては'Since You've Been Gone'が正しい使い方)、'Since You've Been Gone'のリピートがある終盤は、レインボーのヴァージョンとはキーを変えて歌われた。この模様は1994年にリリースされた『[[:en:Live at the Brixton Academy (Brian May album)|Live at Brixton Academy]]』に収録されている。コージー・パウエルの事故死後もブライアン・メイのソロツアーでは、コージー・パウエルに捧ぐ曲ということでセットアップされている。

2021年2月22日 (月) 09:33時点における版

「シンス・ユー・ビーン・ゴーン」
レインボーシングル
初出アルバム『ダウン・トゥ・アース
B面 バッド・ガール
リリース
規格 7インチ・シングル
ジャンル ハードロック, ポップ・ロック
時間
レーベル ポリドール・レコード
作詞・作曲 ラス・バラード
プロデュース ロジャー・グローヴァー
チャート最高順位
  • 6位(イギリス[1]
  • 47位(オランダ[2]
  • 57位(アメリカ[3]
レインボー シングル 年表
L.A.コネクション
(1978年)
シンス・ユー・ビーン・ゴーン
(1979年)
オール・ナイト・ロング
(1980年)
ミュージックビデオ
「Since You've Been Gone」 - YouTube
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シンス・ユー・ビーン・ゴーン」(Since You Been Gone)は、1976年ラス・バラード(元アージェント)のアルバム『Winning』に収録された楽曲。歌詞は自分の元を去った恋人を思い続ける気持ちが歌われている。失恋ソングであるが歌詞は非常に前向きなものである。

最も有名なヴァージョンは、1979年レインボーによるカヴァーである。5枚目のアルバム『ダウン・トゥ・アース』収録時には「これはロックではない」と主張するコージー・パウエルと「どうしても収録する、収録しないならお前をクビにする」と言うリッチー・ブラックモアとの間で確執が起きたが(パウエルとブラックモアの張り合いで、殴り合いの喧嘩にまで発展したという逸話がある)、グラハム・ボネットのうなるようなヴォーカルと、幾度もキーチェンジされるコーラスが象徴的なこの曲は、パブロック的であった。しかしポップ路線に変更したこの曲は、1979年にアルバムからの第1弾シングルとしてリリースされ、英国でトップ10入りした。結局はレインボーの代表曲のひとつとなり、さまざまなアーティストがレインボーのヴァージョンをコピーしている。ちなみに、この曲はアメリカ市場を意識してリリースされた曲であるが、アメリカよりもイギリスでヒットしている。レインボーはこの後もポップ路線を進み、1981年には再びラス・バラードの曲「アイ・サレンダー(I surrender)」を取り上げている。

ヴォーカルを担当したグラハム・ボネットにとっては持ち歌になった。後に所属したアルカトラスのライヴ・アルバム『ライヴ・センテンス』や、インペリテリのスタジオ・アルバム『スタンド・イン・ライン』でも、この曲を歌っており、2000年にはゲスト出演したANTHEMの日本ツアーでもアンコールに歌っている。

また、クイーンブライアン・メイはレインボーがカヴァーしたヴァージョンを非常に気に入っており、さまざまなインタビューで「どんな曲が歌いたいか?」という質問に対し、この曲が気に入っていることを答えており、1993年のソロツアーでは女性コーラスを従えて演奏された。メイはヴォーカルとリードギターを担当。ドラムはレインボー時代にこの曲に難色を示したコージー・パウエルが担当している。また、メイはこの曲のタイトルを 『Since You Been Gone』から 『Since You've Been Gone』に変更し(英文法としては'Since You've Been Gone'が正しい使い方)、'Since You've Been Gone'のリピートがある終盤は、レインボーのヴァージョンとはキーを変えて歌われた。この模様は1994年にリリースされた『Live at Brixton Academy』に収録されている。コージー・パウエルの事故死後もブライアン・メイのソロツアーでは、コージー・パウエルに捧ぐ曲ということでセットアップされている。

この曲をカヴァーしたアーティスト

など

脚注