「彼らが本気で編むときは、」の版間の差分
→概要: あらすじの追加 タグ: モバイル編集 モバイルウェブ編集 |
|||
47行目: | 47行目: | ||
母親が家を出てしまい置き去りにされた11歳のトモ(柿原りんか)が、おじのマキオ(桐谷健太)の家を訪ねると、彼は恋人リンコ(生田斗真)と生活していた。トランスジェンダーのリンコは、トモにおいしい手料理をふるまい優しく接する。母以上に自分に愛情を注ぎ、家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが……。 |
母親が家を出てしまい置き去りにされた11歳のトモ(柿原りんか)が、おじのマキオ(桐谷健太)の家を訪ねると、彼は恋人リンコ(生田斗真)と生活していた。トランスジェンダーのリンコは、トモにおいしい手料理をふるまい優しく接する。母以上に自分に愛情を注ぎ、家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが……。 |
||
== キャスト == |
== キャスト == |
||
; リンコ - [[生田斗真]](中学生時代:[[ |
; リンコ - [[生田斗真]](中学生時代:[[髙橋楓翔]]) |
||
: トランスジェンダーの介護士。 |
: トランスジェンダーの介護士。 |
||
; 小川マキオ - [[桐谷健太]] |
; 小川マキオ - [[桐谷健太]] |
2021年1月22日 (金) 01:38時点における版
彼らが本気で編むときは、 | |
---|---|
Close-Knit | |
監督 | 荻上直子 |
脚本 | 荻上直子 |
出演者 |
生田斗真 桐谷健太 柿原りんか ミムラ 小池栄子 門脇麦 柏原収史 込江海翔 りりィ 田中美佐子 |
音楽 | 江藤直子 |
撮影 | 柴崎幸三 |
編集 | 普嶋信一 |
制作会社 | パラダイス・カフェ |
製作会社 | 「彼らが本気で編むときは、」製作委員会 |
配給 | スールキートス |
公開 |
2017年2月10日(Berlin) 2017年2月25日 2017年3月10日 |
上映時間 | 127分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
『彼らが本気で編むときは、』(かれらがほんきであむときは、英題:Close-Knit)は、2017年2月25日公開の荻上直子監督、生田斗真主演の日本映画。
概要
前作『レンタネコ』から5年ぶりとなる荻上直子監督オリジナル脚本作品[1]。テーマはLGBTと家族の在り方(差別や育児放棄を含む社会問題)[2]。モチーフは編み物。主演の生田がトランスジェンダーの元男性を演じている。また、2016年11月に死去したりりィの遺作となった[3][4]。
トランスジェンダーの真境名ナツキの母親が、我が子に「ニセ乳」を作ったというエピソードが載った新聞記事に着想を得た荻上が、母親に取材をしたのが映画制作のきっかけである[5]。2016年3月11日クランクイン[6]。
文部科学省選定作品(少年向き・青年向き・成人向き)[7]。LGBT先進自治体であり、日本国内で初めて「パートナーシップ証明書」を導入した東京都渋谷区、および渋谷区教育委員会が初の推奨作品に選定した[8]。
第67回ベルリン国際映画祭・パノラマ部門正式出品、ジェネレーション部門特別上映作品[9]。ベルリン国際映画祭で日本映画初のテディ審査員特別賞[10]と観客賞(2nd place)[11]をダブル受賞した。
全国154スクリーンで公開され[12]、2017年2月24日、25日のぴあ映画初日満足度ランキングで1位を獲得[13]。2017年2月25日 - 3月3日の週間映画ランキング(興行通信社調べ)で初登場8位にランクインした[14]。
物語
母親が家を出てしまい置き去りにされた11歳のトモ(柿原りんか)が、おじのマキオ(桐谷健太)の家を訪ねると、彼は恋人リンコ(生田斗真)と生活していた。トランスジェンダーのリンコは、トモにおいしい手料理をふるまい優しく接する。母以上に自分に愛情を注ぎ、家庭の温もりを与えてくれるリンコに困惑するトモだったが……。
キャスト
- リンコ - 生田斗真(中学生時代:髙橋楓翔)
- トランスジェンダーの介護士。
- 小川マキオ - 桐谷健太
- リンコの恋人。
- 小川トモ - 柿原りんか
- マキオの姪。
- 小川ヒロミ - ミムラ
- トモの母。マキオの姉。
- ナオミ - 小池栄子
- カイの母。
- 佑香 - 門脇麦
- リンコの同僚。
- ヨシオ - 柏原収史
- フミコの再婚相手。
- カイ - 込江海翔
- トモの同級生。
- 小川サユリ - りりィ
- マキオとヒロミの母。
- フミコ - 田中美佐子
- リンコの母。
- 金井 - 江口のりこ
- 児童相談所職員。
- 斉藤 - 品川徹
- 老人ホーム入居者。
この節の加筆が望まれています。 |
スタッフ
- 監督・脚本 - 荻上直子
- 企画・プロデュース - 木幡久美、天野真弓
- プロデューサー - 高木徳昭、五十嵐真志、石黒研三
- 撮影 - 柴崎幸三
- 照明 - 上田なりゆき
- 美術 - 富田麻友美
- 録音 - 瀬川徹夫
- 編集 - 普嶋信一
- スタイリスト - 堀越絹衣
- フードスタイリスト - 飯島奈美
- 音楽 - 江藤直子
- イメージソング - ゴスペラーズ「True Colors」(キューンミュージック)
- 助成 - 文化庁文化芸術振興費補助金
- 配給 - スールキートス
- 制作プロダクション - パラダイス・カフェ
- 製作 - 「彼らが本気で編むときは、」製作委員会(電通、ジェイ・ストーム、パルコ、ソニー・ミュージックエンタテインメント、パラダイス・カフェ)
受賞
- 第67回ベルリン国際映画祭(2017年)
- テディ賞 - 審査員特別賞
- 観客賞(2nd place)
- 第16回ニューヨーク・アジア映画祭(2017年)
- 観客賞
- 第12回KINOTAYO現代日本映画祭(2017年)
- ソレイユ・ドール 観客賞(グランプリ)
関連商品
- ノベライズ
- サウンドトラック
-
- 映画「彼らが本気で編むときは、」サウンドトラック(2017年2月15日発売、Sony Music Marketing Inc.)※音楽配信
関連項目
- Fly me to the disco ball - ゴスペラーズがカバーしたイメージソング「True colors」が収録されているシングルCD。
脚注
- ^ “生田斗真&桐谷健太が恋人役に!荻上直子監督がトランスジェンダー描く”. 映画.com. (2016年3月21日) 2016年12月4日閲覧。
- ^ “エンターテインメントから LGBTへの理解を深めてもらいたい”. 電通報. (2016年11月24日) 2016年12月4日閲覧。
- ^ “生田斗真、故・りりィさん追悼 - 遺作はベルリン国際映画祭に”. マイナビニュース. (2017年1月18日) 2017年2月15日閲覧。
- ^ “【遺作公開】“りりィ”さんが遺した一筋縄ではいかない母親像 20歳の歌姫が唯一無二の女優となるまで”. dメニュー映画. (2017年2月20日) 2017年2月21日閲覧。
- ^ “Vol.631 映画監督 荻上直子(映画『彼らが本気で編むときは、』インタビュー)”. OKWAVE. (2017年2月8日) 2017年2月19日閲覧。
- ^ “Facebook限定 〈プロデューサーズノート公開スタート!〉”. 映画「彼らが本気で編むときは、」Facebook. (2017年2月11日) 2017年2月19日閲覧。
- ^ “映像作品等選定一覧(平成28年11月)”. 文部科学省. 2017年1月20日閲覧。
- ^ “渋谷区、映画でLGBT理解促進へ 生田斗真さん主演作とコラボ”. シブヤ経済新聞. (2017年1月25日) 2017年2月18日閲覧。
- ^ “生田斗真主演「彼らが本気で編むときは、」がベルリン映画祭2部門で上映決定!”. 映画.com. (2017年1月18日) 2017年1月20日閲覧。
- ^ “映画『彼らが本気で編むときは、』 第67回ベルリン国際映画祭 テディ審査員特別賞受賞!日本映画“初受賞”の快挙!”. Astage-アステージ-. (2017年2月18日) 2017年2月18日閲覧。
- ^ “荻上監督作品に2賞=ベルリン映画祭”. 時事ドットコム. (2017年2月18日) 2017年2月26日閲覧。
- ^ “生田斗真、ベルリン国際映画祭から凱旋「頑張っていれば思いは伝わる」”. 映画.com. (2017年2月25日) 2017年2月28日閲覧。
- ^ “「真っ直ぐ向き合った作品」生田斗真主演『彼らが本気で編むときは、』が満足度第1位!”. ぴあ映画生活. (2017年2月27日) 2017年2月28日閲覧。
- ^ “2月25日〜3月3日 週間映画ランキング”. - CINEMAランキング通信. 2017年3月7日閲覧。
- ^ “生田斗真「彼らが本気で編むときは、」ノベライズ本発売、今日マチ子がイラスト担当”. 映画ナタリー. (2016年12月15日) 2016年12月16日閲覧。
外部リンク
- 映画『彼らが本気で編むときは、』公式サイト
- 映画『彼らが本気で編むときは、』 (@kareamu) - X(旧Twitter)
- 映画『彼らが本気で編むときは、』 (kareamu) - Facebook
- 彼らが本気で編むときは、 - IMDb