「ミサイル追跡艦」の版間の差分
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[[ソビエト連邦]]では、民間の[[衛星追跡船]]に加えて[[ソビエト連邦海軍]]のミサイル追跡艦を自国のロケットやICBM、人工衛星の追跡のために運用していた。[[ソビエト連邦の崩壊]]後に大半の艦が退役しており、[[ロシア海軍]]でマーシャル・クルイロフのみ運用されている。 |
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2020年12月25日 (金) 23:55時点における版
ミサイル追跡艦(ミサイルついせきかん)とは、大型レーダーを搭載し、弾道ミサイル発射やロケット打ち上げの追跡・監視を行う艦船のこと。ミサイル実験支援艦、ミサイル観測艦とも呼ばれる。
敵国の弾道ミサイルの性能を調査するにあたっては、ミサイルやロケットの軌道をできる限り正確に測定する必要がある。それには、大型レーダーを艦船に搭載し、その射場または着弾地付近において、レーダー観測を行うことが有効手段の一つである。
ミサイル追跡艦一覧
アメリカ軍においては、自国および敵国のミサイルの性能を調査するために、ミサイル追跡艦の運用を行っている。自国のミサイル・ロケットの観測のために、アメリカ海軍のみならず、陸軍・空軍においてもこの種の船舶を保有していた時期があった。
2013年時点においては、アメリカ海軍は2隻のミサイル追跡艦を運用しており、これらは北朝鮮の弾道ミサイル実験に対する観測可能性に備えて、朝鮮半島近海を遊弋していることがある。
- T-AGM-19 ヴァンガード Vanguard(退役)
- T-AGM-20 レッドストーン Redstone(退役)
- T‑AGM‑21 マーキュリー Mercury(退役)
- T-AGM-22 レンジ・センチネル Range Sentinel(退役)
- T-AGM-23 オブザヴェーション・アイランド Observation Island(退役)
- T-AGM-24 インヴィンシブル Invincible(就役中)
- T-AGM-25 ハワード・O・ローレンツェン Howard O. Lorenzen (就役中)
ソビエト連邦では、民間の衛星追跡船に加えてソビエト連邦海軍のミサイル追跡艦を自国のロケットやICBM、人工衛星の追跡のために運用していた。ソビエト連邦の崩壊後に大半の艦が退役しており、ロシア海軍でマーシャル・クルイロフのみ運用されている。
- マーシャル・ネデリン級ミサイル追跡艦
- マーシャル・ネデリン Marshal Nedelin (退役)
- マーシャル・クルイロフ Marshal Krylov (就役中)
中国におけるミサイル追跡艦は、宇宙開発における衛星追跡の任務を併せて行っている。