コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「Openmoko Linux」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
Cewbot (会話 | 投稿記録)
52行目: 52行目:
| accessdate = 2011-07-22
| accessdate = 2011-07-22
}}</ref>。[[OpenEmbedded]][[ビルド (ソフトウェア)|ビルド]][[ソフトウェアフレームワーク|フレームワーク]]と{{仮リンク|opkg|en|opkg}}と呼ばれる[[ipkg]][[パッケージ管理システム]]の改変版が[[パッケージ管理システム|ソフトウェアパッケージ]]の作成かつ管理に利用される。これは、Linuxカーネル、[[WebKit]]、[[Java]]を除くすべての内部コンポーネントがPC用ディストリビューションと比べ非標準と思われる[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]とは大きく異なるアプローチを取っている<ref group="注釈">
}}</ref>。[[OpenEmbedded]][[ビルド (ソフトウェア)|ビルド]][[ソフトウェアフレームワーク|フレームワーク]]と{{仮リンク|opkg|en|opkg}}と呼ばれる[[ipkg]][[パッケージ管理システム]]の改変版が[[パッケージ管理システム|ソフトウェアパッケージ]]の作成かつ管理に利用される。これは、Linuxカーネル、[[WebKit]]、[[Java]]を除くすべての内部コンポーネントがPC用ディストリビューションと比べ非標準と思われる[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]とは大きく異なるアプローチを取っている<ref group="注釈">
Androidでは、[[標準Cライブラリ]]にBionic、[[Java]]用に[[Dalvik仮想マシン]]、新しい{{仮リンク|Linuxフレームバッファ|label=フレームバッファ|en|Linux framebuffer}}、[[ヒューマン・インタフェース・デバイス|HID]]やその他周辺機器を取り扱うため、新規に[[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]なコンポーネントを作成し利用している。<!--does Openmoko use dbus?--><!--では、Openmokoは[[D-Bus]]を利用していますか?-->[[Google]]はまたコミュニティに対しLinuxのコード変更などを還元していないとして非難されている。詳しくはLinuxカーネル主要開発者[[グレッグ・クロー=ハートマン]]の講演を参照せよ。
Androidでは、[[標準Cライブラリ]]にBionic、[[Java]]用に[[Dalvik仮想マシン]]、新しい{{仮リンク|Linuxフレームバッファ|label=フレームバッファ|en|Linux framebuffer}}、[[ヒューマン・インタフェース・デバイス|HID]]やその他周辺機器を取り扱うため、新規に[[プロプライエタリソフトウェア|プロプライエタリ]]なコンポーネントを作成し利用している。<!--does Openmoko use dbus?--><!--では、Openmokoは[[D-Bus]]を利用していますか?-->[[Google]]はまたコミュニティに対しLinuxのコード変更などを還元していないとして非難されている。詳しくはLinuxカーネル主要開発者[[グレッグ・クロー=ハートマン]]の講演を参照せよ。
{{cite web
{{cite web
| url = http://www.youtube.com/watch?v=L2SED6sewRw
| url = http://www.youtube.com/watch?v=L2SED6sewRw

2020年12月23日 (水) 22:14時点における版

Openmoko Linux
開発者 The Openmoko Team
OSの系統 Linuxディストリビューション
ソースモデル オープンソース
最新開発版 2009年6月
対象市場 スマートフォン
カーネル種別 Linuxカーネル
既定のUI GUIGTK+Qtなど)
ライセンス GNU General Public License
ウェブサイト http://www.openmoko.org/
テンプレートを表示

Openmoko LinuxとはOpenmokoプロジェクトにより開発が進められているスマートフォン向けのOSである。これはÅngström distribution英語版を基にしており、様々なフリーソフトウェアを含んでいる[1]。Openmoko Linuxの主要ターゲットとなるハードウェアはOpenmoko Neo 1973とNeo FreeRunnerであった。更に他の携帯電話プラットフォームシステムに移植した成果も既に得られている[2]

Openmoko Linuxは、2007年から2009年までOpenmoko Inc.により開発が進められていたが財政的問題により開発は中断した。その後、Openmoko用のソフトウェア開発をコミュニティが引き取り、SHRQtMokoHackable:1などを含む様々なプロジェクトが再開された。

コンポーネント

Openmoko LinuxはLinuxカーネルGNU CライブラリX.Org Serverに加え、EFLツールキット英語版GTK+ツールキットQtツールキットを利用し、illumeウィンドウマネージャ(以前はMatchboxだった)により構築される独特のGUI環境が備わっている[3]OpenEmbeddedビルドフレームワークopkgと呼ばれるipkgパッケージ管理システムの改変版がソフトウェアパッケージの作成かつ管理に利用される。これは、Linuxカーネル、WebKitJavaを除くすべての内部コンポーネントがPC用ディストリビューションと比べ非標準と思われるAndroidとは大きく異なるアプローチを取っている[注釈 1]。Androidをターゲットとしたアプリケーションは実質再作成を余儀なくされ、ほとんど移植性がない。一方、Openmokoは既に多く存在するLinuxデスクトップアプリを容易に移植できる。しかしながら、指先で動作するインタフェース指向の実現や極めて小さいスクリーンを持つ環境で利用可能にするため、計算資源やスクリーンの解像度が限られる中、既存アプリケーションの実質的再作成が要求される場合もある。

脚注

注釈

  1. ^ Androidでは、標準CライブラリにBionic、Java用にDalvik仮想マシン、新しいフレームバッファ英語版HIDやその他周辺機器を取り扱うため、新規にプロプライエタリなコンポーネントを作成し利用している。Googleはまたコミュニティに対しLinuxのコード変更などを還元していないとして非難されている。詳しくはLinuxカーネル主要開発者グレッグ・クロー=ハートマンの講演を参照せよ。 Greg Kroah Hartman on the Linux Kernel”. Google Tech Talks. YouTube (2008年6月5日). 2011年7月22日閲覧。

出典

  1. ^ Sean Moss-Pultz (20 January 2007). "[openmoko-announce] Free Your Phone". openmoko-announce (Mailing list). 2011年7月22日閲覧
  2. ^ Openmoko supported devices”. wiki.openmoko.org. 2011年7月22日閲覧。
  3. ^ List of software used by OpenMoko”. wiki.openmoko.org. 2011年7月22日閲覧。

外部リンク