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[[1957年]][[5月30日]]に[[日本国有鉄道]](国鉄)鉄道技術研究所(現在の[[鉄道総合技術研究所]])がその創立50周年記念講演会の席で、[[東京 - 大阪間3時間への可能性|東京 - 大阪間3時間の超特急列車構想に関する講演]]を行い、これがきっかけとなって[[新幹線]]のプロジェクトがスタートした。この講演を当時高校3年生であった曽根が聴いて、[[信号保安]]に関する話が分からなかったため、電気工学を専攻するきっかけとなった、と東京大学最終講義で語っている(外部リンク参照)。その後、[[卒業論文|卒論]]・[[修士]]の研究で新幹線に関わっている。
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[[電車]]は[[鉄道車両の座席#ロングシート(縦座席)|ロングシート]]ではなく[[鉄道車両の座席#クロスシート(横座席)|クロスシート]]にすべきであると主張し、その影響で[[東海旅客鉄道]](JR東海)元会長の[[須田]]が「今後はクロスシートで造る」と発言した、とされる。ただし実際にはその後のJR東海の電車でもロングシート車両([[JR東海313系電車#2000番台|313系2500番台]]など)が存在する。


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2020年12月21日 (月) 03:28時点における版

曽根 悟(そね さとる、1939年4月23日 - )は日本工学者鉄道技術者で、工学院大学教授東京大学名誉教授、2005年から2013年まで西日本旅客鉄道(JR西日本)社外取締役を務めていた。専門は電気工学・交通システム工学・パワーエレクトロニクス鉄道に関する著作・発言を広範に行っている。

経歴

人物

1957年5月30日日本国有鉄道(国鉄)鉄道技術研究所(現在の鉄道総合技術研究所)がその創立50周年記念講演会の席で、東京 - 大阪間3時間の超特急列車構想に関する講演を行い、これがきっかけとなって新幹線のプロジェクトがスタートした。この講演を当時高校3年生であった曽根が聴いて、信号保安に関する話が分からなかったため、電気工学を専攻するきっかけとなった、と東京大学最終講義で語っている(外部リンク参照)。その後、卒論修士の研究で新幹線に関わっている。

電車ロングシートではなくクロスシートにすべきであると主張し、その影響で東海旅客鉄道(JR東海)元会長の須田寬が「今後はクロスシートで造る」と発言した、とされる。ただし実際にはその後のJR東海の電車でもロングシート車両(313系2500番台など)が存在する。

リニアモータ地下鉄や、日本鉄道技術協会が開発した軽快電車などの設計に携わっている。その時の経験から、摩擦に頼った機械的なブレーキをバックアップのみに用いて、通常はすべて電気的な手段でブレーキを行う純電気ブレーキの研究を始めている。

鉄道ダイヤに関する研究にも取り組んでいる。都市圏鉄道における停車駅パターンの最適化や、電力システムを考慮した上でエネルギー消費を最小にするダイヤの検討などを行っている。

鉄道事故が起きた際には、テレビ番組に出演して事故に関するコメントを述べることがある。

著書

他、寄稿・投稿多数

脚注

  1. ^ JR西社外取締役に曽根氏 東大名誉教授”. 47ニュース. 2010年1月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月11日閲覧。
  2. ^ エクステンションセンター新発足のお知らせ”. 工学院大学 (2007年6月6日). 2009年9月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月11日閲覧。
  3. ^ 役員等の異動” (PDF). 西日本旅客鉄道. 2013年5月16日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • 教授紹介 — 工学院大学 交通・電力・環境システム研究室ウェブサイト内の指導教員紹介ページ
  • 曽根名誉教授 最終講義 音声公開ページ — 東京大学 工学系研究科 古関研究室(元曽根研究室)のサイトで、曽根教授最終講義「交通システム工学の歩み -新幹線との40年-」の音声データを公開している