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== 歴史 ==
== 歴史 ==
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加えて、初代伯は1739年に兄[[チャールズ・ダグラス (第2代セルカーク伯爵)|チャールズ]]が死去すると、[[セルカーク伯爵]]位も併せて継承した。<ref name="Cokayne" />
加えて、初代伯は1739年に兄[[チャールズ・ダグラス (第2代セルカーク伯爵)|チャールズ]]が死去すると、[[セルカーク伯爵]]位も併せて継承した。<ref name="Cokayne" />
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3代伯[[ウィリアム・ダグラス_(第4代クイーンズベリー公爵)|ウィリアム]]<small>(1725-1810)</small>は父が亡くなると、ラグラン伯爵位襲爵前にマーチ伯爵を相続した。さらに、1778年に叔父の[[チャールズ・ダグラス (第3代クイーンズベリー公爵)|第3代クイーンズベリー公爵チャールズ・ダグラス]]が死去すると、クイーンズベリー公爵を始めとする15の爵位の継承者となった。{{sfn|森(1987)|p=128}}
3代伯[[ウィリアム・ダグラス_(第4代クイーンズベリー公爵)|ウィリアム]]<small>(1725-1810)</small>は父が亡くなると、ラグラン伯爵位襲爵前にマーチ伯爵を相続した。さらに、1778年に叔父の[[チャールズ・ダグラス (第3代クイーンズベリー公爵)|第3代クイーンズベリー公爵チャールズ・ダグラス]]が死去すると、クイーンズベリー公爵を始めとする15の爵位の継承者となった。{{sfn|森(1987)|p=128}}


しかし彼には子がなかったため、同人の死を以てラグラン伯爵以下3つの爵位はすべて廃絶した。<ref name=":0" />他方、父系由来の[[マーチ伯爵]]は遠縁の[[ウィームズ伯爵]]家へと流出した。さらに女系継承を認める[[クイーンズベリー公爵]]及びその従属爵位は[[バクルー公爵]]家に相続された一方、特別継承規定を持たない[[クイーンズベリー侯爵]]とその従属爵位は{{仮リンク|チャールズ・ダグラス_(第6代クイーンズベリー侯爵)|label=サー・チャールズ・ダグラス|en|Charles_Douglas,_6th_Marquess_of_Queensberry}}がその後を襲った。<ref name="EB19112">{{1911|no-prescript=1|title=QUEENSBERRY, EARLS, MARQUESSES AND DUKES OF.|url=http://www.archive.org/stream/encyclopaediabri22chisrich#page/730/mode/2up|first=|last=|volume=22|pages=730-731|accessdate=2011-05-08}}</ref><ref name="CP MQ">{{Cite web|url=http://www.cracroftspeerage.co.uk/online/content/queensberry1681.htm|title=Queensberry, Marquess of (S, 1681/2)|accessdate=2016-01-16|last=Heraldic Media Limited|work=[http://www.cracroftspeerage.co.uk/online/content/introduction.htm Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage]|language=英語}}</ref>
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== ラグラン伯爵(1697) ==
== ラグラン伯爵(1697) ==

2020年12月4日 (金) 06:10時点における版

ラグラン伯爵(英:Earl of Ruglen)は、かつて存在したイギリスの伯爵位。スコットランド貴族爵位。

歴史

3代伯ウィリアム・ダグラス

『オールド・Q』のニックネームで知られる好事家で、浪費家としても悪名高かった。[1]

初代セルカーク伯爵ウィリアム・ダグラス・ハミルトン[註釈 1](1634-1694)の四男にあたるジョン・ダグラス=ハミルトン(1665-1744)は、1697年4月14日にラグラン伯爵(Earl of Ruglen)、リッカートン子爵(Viscount of Riccartoun)及びヒルハウス卿(Lord Hillhouse)に叙された。[2][3][4]一連の爵位はいずれもスコットランド貴族爵位である。また爵位には初代伯の男系子孫に加えて、その女系子孫も継承できる特別継承規定[註釈 2]が付与されていた。[3][4]

加えて、初代伯は1739年に兄チャールズが死去すると、セルカーク伯爵位も併せて継承した。[2]

彼の死後、爵位は特別継承規定に基づいて、その娘アンが承継した。またセルカーク伯爵位は2代伯と3代伯の弟の孫ダンバー英語版が相続している。

2代女伯アン(1698-1748)第2代マーチ伯爵ウィリアム・ダグラスと結婚して、一人息子のウィリアムを儲けている。彼女の後はウィリアムが爵位を承継した。[2]

3代伯ウィリアム(1725-1810)は父が亡くなると、ラグラン伯爵位襲爵前にマーチ伯爵を相続した。さらに、1778年に叔父の第3代クイーンズベリー公爵チャールズ・ダグラスが死去すると、クイーンズベリー公爵を始めとする15の爵位の継承者となった。[5]

しかし彼には子がなかったため、同人の死を以てラグラン伯爵以下3つの爵位はすべて廃絶した。[3]他方、父系由来のマーチ伯爵は遠縁のウィームズ伯爵家へと流出した。さらに女系継承を認めるクイーンズベリー公爵及びその従属爵位はバクルー公爵家に相続された一方、特別継承規定を持たないクイーンズベリー侯爵とその従属爵位はサー・チャールズ・ダグラスがその後を襲った。[1][6]

ラグラン伯爵(1697)

脚注

註釈

  1. ^ 初代セルカーク伯ウィリアムは一代貴族ながらハミルトン公爵にも叙されていた。
  2. ^ 特別継承規定の原文は、1904年刊行の『スコッツ・ピレージ(The Scots Peerage)』によれば、『heirs male, whom failing, to the heirs whatsoever of his body.』とある。[4]

出典

  1. ^ a b パブリックドメイン Chisholm, Hugh, ed. (1911). "QUEENSBERRY, EARLS, MARQUESSES AND DUKES OF.". Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 22 (11th ed.). Cambridge University Press. pp. 730–731. 2011年5月8日閲覧
  2. ^ a b c Cokayne, George Edward, ed. (1895). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (N to R) (英語). Vol. 6 (1st ed.). London: George Bell & Sons. p. 449.
  3. ^ a b c Selkirk, Earl of (S, 1646)”. Cracroft's Peerage. 2019年11月27日閲覧。
  4. ^ a b c The Scots peerage; founded on Wood's edition of Sir Robert Douglas's peerage of Scotland; containing an historical and genealogical account of the nobility of that kingdom”. Paul, James Balfour, Sir,(1904),p=361. 2019年11月27日閲覧。
  5. ^ 森(1987), p. 128.
  6. ^ Heraldic Media Limited. “Queensberry, Marquess of (S, 1681/2)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2016年1月16日閲覧。


参考文献

関連項目