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政治家[[シドニー・ゴドルフィン (初代ゴドルフィン伯)|シドニー・ゴドルフィン]]{{Fontsize|small|(1645-1712)}}は[[第一大蔵卿]]や[[北部担当大臣|北部担当国務大臣]]を歴任した人物で<ref>{{Cite EB1911|wstitle=Godolphin, Sidney Godolphin, Earl of|volume=12|pages=174–175}}</ref><ref name=":2">{{Cite web|title=Godolphin, Sidney, first earl of Godolphin (1645–1712), politician|url=https://www.oxforddnb.com/view/10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-10882|website=Oxford Dictionary of National Biography|accessdate=2020-07-27|doi=10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-10882|language=en}}</ref>、彼に与えれられた例が第1期の創設にあたる。彼は[[1684年]][[9月28日]]に[[イングランド貴族]]として「'''コーンウォール州リアルトンのゴドルフィン男爵'''{{Fontsize|small|(Baron Godolphin, of Rialton in the County of Cornwall)}}」に叙された<ref name=":2" /><ref name=":0">{{Cite web|title=Godolphin, Earl of (E, 1706 - 1766)|url=http://www.cracroftspeerage.co.uk |
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その子である2代伯[[フランシス・ゴドルフィン (第2代ゴドルフィン伯爵)|フランシス]]{{Fontsize|small|(1678-1766)}}は爵位継承後の[[1735年]][[1月23日]]に「'''コーンウォール州ヘルストンのゴドルフィン男爵'''{{Fontsize|small|(Baron Godolphin, of Helston in the County of Cornwall)}}」を授けられた<ref name="DNB">{{Cite DNB|wstitle=Godolphin, Francis|volume=22|pages=39-40|last=Boase|first=George Clement|authorlink=ジョージ・クレメント・ボーズ}}</ref><ref name=":1">{{Cite web|title=Godolphin, Francis, second earl of Godolphin (1678–1766), politician and officer of the royal household|url=https://www.oxforddnb.com/view/10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-10877|website=Oxford Dictionary of National Biography|accessdate=2020-07-27|doi=10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-10877|language=en}}</ref>。これが第2期の創設であり、彼は2つのゴドルフィン男爵位を帯びることとなった。また、この爵位は[[グレートブリテン貴族]]爵位であり、フランシスが男子を欠いた場合は伯父{{仮リンク|ヘンリー・ゴドルフィン_(1648-1733)|en|Henry_Godolphin|label=ヘンリー・ゴドルフィン}}{{Fontsize|small|(1648-1733)}}とその男子にも継承を認める特別規定が備わっていた<ref name=":1" />。その後、フランシスが死去した時点で存命の男子を欠いたことから、ゴドルフィン伯・男爵位は廃絶した<ref name=":1" />。他方、1735年創設のゴドルフィン男爵位のみは伯父の子フランシスが継承した<ref name=":1" /><ref>{{cite news2|title=London, Saturday January 18.|work=Salisbury and Winchester Journal|date=20 January 1766|accessdate=17 January 2016|url=http://www.britishnewspaperarchive.co.uk/viewer/bl/0000554/17660120/012/0003|language=en|url-access=subscription}}</ref>。 |
その子である2代伯[[フランシス・ゴドルフィン (第2代ゴドルフィン伯爵)|フランシス]]{{Fontsize|small|(1678-1766)}}は爵位継承後の[[1735年]][[1月23日]]に「'''コーンウォール州ヘルストンのゴドルフィン男爵'''{{Fontsize|small|(Baron Godolphin, of Helston in the County of Cornwall)}}」を授けられた<ref name="DNB">{{Cite DNB|wstitle=Godolphin, Francis|volume=22|pages=39-40|last=Boase|first=George Clement|authorlink=ジョージ・クレメント・ボーズ}}</ref><ref name=":1">{{Cite web|title=Godolphin, Francis, second earl of Godolphin (1678–1766), politician and officer of the royal household|url=https://www.oxforddnb.com/view/10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-10877|website=Oxford Dictionary of National Biography|accessdate=2020-07-27|doi=10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-10877|language=en}}</ref>。これが第2期の創設であり、彼は2つのゴドルフィン男爵位を帯びることとなった。また、この爵位は[[グレートブリテン貴族]]爵位であり、フランシスが男子を欠いた場合は伯父{{仮リンク|ヘンリー・ゴドルフィン_(1648-1733)|en|Henry_Godolphin|label=ヘンリー・ゴドルフィン}}{{Fontsize|small|(1648-1733)}}とその男子にも継承を認める特別規定が備わっていた<ref name=":1" />。その後、フランシスが死去した時点で存命の男子を欠いたことから、ゴドルフィン伯・男爵位は廃絶した<ref name=":1" />。他方、1735年創設のゴドルフィン男爵位のみは伯父の子フランシスが継承した<ref name=":1" /><ref>{{cite news2|title=London, Saturday January 18.|work=Salisbury and Winchester Journal|date=20 January 1766|accessdate=17 January 2016|url=http://www.britishnewspaperarchive.co.uk/viewer/bl/0000554/17660120/012/0003|language=en|url-access=subscription}}</ref>。 |
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2020年12月4日 (金) 05:40時点における版
ゴドルフィン男爵(英: Baron Godolphin)は、かつて存在したイギリスの男爵位。これまでに3度創設され、第1期がイングランド貴族、第2期がグレートブリテン貴族、第3期が連合王国貴族としての叙爵だったが、いずれも現存しない。
歴史
ゴドルフィン家への叙爵(第1期、第2期)
政治家シドニー・ゴドルフィン(1645-1712)は第一大蔵卿や北部担当国務大臣を歴任した人物で[1][2]、彼に与えれられた例が第1期の創設にあたる。彼は1684年9月28日にイングランド貴族として「コーンウォール州リアルトンのゴドルフィン男爵(Baron Godolphin, of Rialton in the County of Cornwall)」に叙された[2][3]。シドニーはさらに1706年に「ゴドルフィン伯爵(Earl of Godolphin)」へと昇叙した[2][3]。
その子である2代伯フランシス(1678-1766)は爵位継承後の1735年1月23日に「コーンウォール州ヘルストンのゴドルフィン男爵(Baron Godolphin, of Helston in the County of Cornwall)」を授けられた[4][5]。これが第2期の創設であり、彼は2つのゴドルフィン男爵位を帯びることとなった。また、この爵位はグレートブリテン貴族爵位であり、フランシスが男子を欠いた場合は伯父ヘンリー・ゴドルフィン(1648-1733)とその男子にも継承を認める特別規定が備わっていた[5]。その後、フランシスが死去した時点で存命の男子を欠いたことから、ゴドルフィン伯・男爵位は廃絶した[5]。他方、1735年創設のゴドルフィン男爵位のみは伯父の子フランシスが継承した[5][6]。
しかし、その2代男爵フランシス(1707-1785)も後継者を欠き、再びゴドルフィン男爵は廃絶した[7]。
オズボーン家への叙爵(第3期)
政治家フランシス・オズボーン[註釈 1]に対して与えられた例が第3期の創設にあたる。彼はヘルストン選挙区やルイス選挙区選出の庶民院議員を務めたのち、1832年5月14日に連合王国貴族爵位の「バッキンガム州ファーナム・ロイヤルのゴドルフィン男爵(Baron Godolphin, of Farnham Royal in the County of Buckingham)」に叙せられた[8][9][10]。彼ののちは、長男ジョージが爵位を継承した。
2代男爵ジョージ(1802-1872)は襲爵後に、従兄弟にあたる第7代リーズ公爵からリーズ公爵位を継承したため、男爵位は公爵位の従属爵位となった[8][11]。これ以降は、4代・104年にわたってその直系男子によって継承され続けた[8]。
しかし、その曾孫にあたる5代男爵ジョン(1901-1963)が嗣子なく没すると、初代男爵の系統はすべて途絶えたため、男爵位は廃絶した[8]。他方、公爵位は遠縁のダーシーに相続されたが、彼の死とともに公爵位も廃絶した[8][12]。
一覧
ゴドルフィン男爵(第1期;1684年)
- 初代ゴドルフィン男爵(初代ゴドルフィン伯爵)シドニー・ゴドルフィン (1645–1712)
- 第2代ゴドルフィン男爵(第2代ゴドルフィン伯爵)フランシス・ゴドルフィン (1678–1766) (1735年にゴドルフィン男爵(第2期)叙爵)
ゴドルフィン男爵(第2期;1735年)
- 初代ゴドルフィン男爵(第2代ゴドルフィン伯爵)フランシス・ゴドルフィン (1678–1766)
- 第2代ゴドルフィン伯爵フランシス・ゴドルフィン (1707–1785)(1785年に男爵位廃絶)
ゴドルフィン男爵(第3期;1832年)
- 初代ゴドルフィン男爵フランシス・ゴドルフィン・オズボーン (1777–1850)
- 第2代ゴドルフィン男爵(第8代リーズ公爵)ジョージ・ゴドルフィン・オズボーン (1802–1872) (1859年にリーズ公爵位継承)
- 第3代ゴドルフィン男爵(第9代リーズ公爵)ジョージ・ゴドルフィン・オズボーン (1828–1895)
- 第4代ゴドルフィン男爵(第10代リーズ公爵)ジョージ・ゴドルフィン・オズボーン (1862–1927)
- 第5代ゴドルフィン男爵(第11代リーズ公爵)ジョン・フランシス・ゴドルフィン・オズボーン(1901–1963)(1963年に男爵位廃絶)
脚注
註釈
出典
- ^ Chisholm, Hugh, ed. (1911). . Encyclopædia Britannica (英語). Vol. 12 (11th ed.). Cambridge University Press. pp. 174–175.
- ^ a b c “Godolphin, Sidney, first earl of Godolphin (1645–1712), politician” (英語). Oxford Dictionary of National Biography. doi:10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-10882. 2020年7月27日閲覧。
- ^ a b “Godolphin, Earl of (E, 1706 - 1766)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年7月27日閲覧。
- ^ Boase, George Clement (1890). . In Stephen, Leslie; Lee, Sidney (eds.). Dictionary of National Biography (英語). Vol. 22. London: Smith, Elder & Co. pp. 39–40.
- ^ a b c d “Godolphin, Francis, second earl of Godolphin (1678–1766), politician and officer of the royal household” (英語). Oxford Dictionary of National Biography. doi:10.1093/ref:odnb/9780198614128.001.0001/odnb-9780198614128-e-10877. 2020年7月27日閲覧。
- ^ "London, Saturday January 18". Salisbury and Winchester Journal (英語). 20 January 1766. 2016年1月17日閲覧。
- ^ Cokayne, George Edward; Gibbs, Vicary; Doubleday, H. Arthur, eds. (1926). Complete peerage of England, Scotland, Ireland, Great Britain and the United Kingdom, extant, extinct or dormant (Eardley of Spalding to Goojerat) (英語). Vol. 5 (2nd ed.). London: The St. Catherine Press, Ltd. p. 749.
- ^ a b c d e f “Leeds, Duke of (E, 1694 - 1964)”. www.cracroftspeerage.co.uk. 2020年7月27日閲覧。
- ^ "No. 18935". The London Gazette (英語). 11 May 1832. p. 1045. 2020年7月28日閲覧。
- ^ Arthur G.M. Hesilrige. “Debrett's peerage, and titles of courtesy, in which is included full information respecting the collateral branches of Peers, Privy Councillors, Lords of Session, etc : Free Download, Borrow, and Streaming” (英語). Internet Archive. p. 550. 2020年7月27日閲覧。
- ^ “The Dukes of Leeds and their connections to Kiveton, Harthill, Todwick, Thorpe Salvin, Wales and Woodall: - Sir George Godolphin Osborne (1802 – 1872) 8th Duke of Leeds”. www.harthillwoodallhs.uk. 2020年4月20日閲覧。
- ^ (英語) A Christmas Cracker (1 ed.). John Julius Norwich. (2017). p. 2. ISBN 0993212611