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=== アストロズ時代 ===
=== アストロズ時代 ===
2012年7月20日に[[デビッド・カーペンター (1985年生まれの投手)|デビッド・カーペンター]]、[[J.A.ハップ]]、[[ブランドン・ライオン]]とのトレードで[[アッシャー・ウォジェハウスキー]]、[[ベン・フランシスコ]]、[[カルロス・ペレス]]、[[デビッド・ロリンズ]]、[[ジョゼフ・マスグローブ]]、[[ケビン・カマー]]と共に[[ヒューストン・アストロズ]]へ移籍。移籍当初はクローザーを任されたが、炎上続きで1セーブも挙げられないまま故障者リストに入った。[[9月10日]]にアストロズを解雇された<ref>[http://hardballtalk.nbcsports.com/2012/09/10/astros-release-francisco-cordero-and-his-19-80-era/ Astros release Francisco Cordero and his 19.80 ERA] HardballTalk</ref>。
2012年7月20日に[[デビッド・カーペンター (1985年生の投手)|デビッド・カーペンター]]、[[J.A.ハップ]]、[[ブランドン・ライオン]]とのトレードで[[アッシャー・ウォジェハウスキー]]、[[ベン・フランシスコ]]、[[カルロス・ペレス]]、[[デビッド・ロリンズ]]、[[ジョゼフ・マスグローブ]]、[[ケビン・カマー]]と共に[[ヒューストン・アストロズ]]へ移籍。移籍当初はクローザーを任されたが、炎上続きで1セーブも挙げられないまま故障者リストに入った。[[9月10日]]にアストロズを解雇された<ref>[http://hardballtalk.nbcsports.com/2012/09/10/astros-release-francisco-cordero-and-his-19-80-era/ Astros release Francisco Cordero and his 19.80 ERA] HardballTalk</ref>。


=== レッドソックス時代 ===
=== レッドソックス時代 ===

2020年11月17日 (火) 02:16時点における版

フランシスコ・コルデロ
Francisco Cordero
トロント・ブルージェイズ時代
(2012年6月16日)
基本情報
国籍 ドミニカ共和国の旗 ドミニカ共和国
出身地 サントドミンゴ
生年月日 (1975-05-11) 1975年5月11日(49歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
240 lb =約108.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 1994年 ドラフト外
初出場 1999年8月2日 ホワイトソックス
年俸 $4,500,000(2012年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

フランシスコ・ハビエル・コルデロ(Francisco Javier Cordero, 1975年5月11日 - )は、ドミニカ共和国サントドミンゴ出身の元プロ野球選手投手)。右投右打。日本語メディアではフランシスコ・コーデロと表記されることもある。従兄弟は西武ライオンズ読売ジャイアンツでプレーしたドミンゴ・マルティネスである。

現役時代は2000年代後半にシンシナティ・レッズなどでクローザーとして活躍、通算329セーブを挙げた。

経歴

タイガース時代

1994年ドラフト外でデトロイト・タイガースに入団。その後、5年間をタイカース傘下のマイナー球団で過ごした。1999年は当初は2Aでプレーし、47試合の登板で4勝1敗・防御率1.38・27セーブを記録。フューチャーズゲームに選出され[2]、8月2日のホワイトソックス戦でメジャーデビューを果たし、以後11試合連続で無失点に抑えた[2]。この年20試合に登板し、防御率3.32、2勝2敗を記録した。

レンジャーズ時代

テキサス・レンジャーズ時代
(2005年4月11日)

1999年11月2日にフアン・ゴンザレスグレッグ・ゾーンダニー・パターソンとのトレードでゲーブ・キャプラーフランク・カタラノットジャスティン・トンプソンビル・ヘイセルマンアラン・ウェブと共にテキサス・レンジャーズへ移籍した。

レンジャーズ移籍1年目の2000年は56試合に登板し、1勝2敗、防御率5.35だった。4月と5月は防御率が2点台前半だったが、6月は6.30、7月は10.80と悪化していった[3]。8月8日から8月13日にかけて3Aのオクラホマに降格した[4]2001年は疲労骨折のためメジャーで3試合、3Aで12試合しか投げられなかった[5]

2002年、復活を果たし、ブレイク。6月19日のホワイトソックス戦でメジャー初セーブを記録[6]。6月25日から7月26日にかけて故障者リスト入りしたが[6]、復帰後の8月7日から9月24日にかけて19試合連続、19.1回無失点を記録した[6]。この年は防御率1.79・10セーブを記録した。

2003年ボストン・レッドソックスから移籍してきたウーゲット・ウービナがクローザーを務めていたが、ウービナは7月11日にフロリダ・マーリンズへ移籍[7]。その後、コルデロはクローザーとして起用され、最終的にリーグ6位の73試合に登板し、15セーブを記録した

2004年マリアノ・リベラの53セーブに次ぐリーグ2位の49セーブを記録し、オールスターに初めて選出されるなど抑え投手としての地位を確立した。シーズン初登板の4月7日から6月10日にかけて19回連続セーブ機会成功し、ジョン・ウェッテランド(1999年)とジェフ・ジマーマン(2001年)の連続セーブの球団記録17を更新した[8]。その後6月23日から8月28日にかけて21回連続セーブ機会成功し、さらに球団記録を更新した。9月29日のエンゼルス戦でトロイ・グロースにこの年、唯一の本塁打を打たれた。

2005年はスプリング・トレーニングで右肩痛のため出遅れたが[9]、シーズン開幕をメジャーで迎えた。7月30日のブルージェイズ戦で ドミニカ共和国出身の選手としては史上6人目の通算100セーブを達成した[10]。リーグ6位の37セーブを記録し、球団史上、ジョン・ウェッテランドに次ぐ2人目の2年連続で30セーブを記録した[10]

2006年は4月の防御率は11.45で、4月下旬には抑えの座を大塚晶則に奪われるなど精彩を欠いた[11]

ブルワーズ時代

ミルウォーキー・ブルワーズ時代
(2007年7月)

2006年7月28日にトレードでミルウォーキー・ブルワーズへ移籍。移籍後は18セーブ機会中16回セーブ成功・防御率1.69など復調した。

2007年はリーグ2位、球団新記録となる44セーブを記録し、史上8人目となる両リーグで40セーブを記録した[12]。開幕から5月7日まで16試合連続無失点に抑えた[13]。また、6月5日まで球団史上歴代2位となる22試合連続セーブ機会成功した[13][12]。この間、5月5日から5月9日にかけて史上4人目となる5日連続でセーブを記録した[12]。自身2度目のオールスター選出も果たしている。10月29日にFAとなった。

レッズ時代

シンシナティ・レッズ時代
(2009年4月6日)

2007年11月28日に4年総額4600万ドル(5年目2012年は球団オプション)でシンシナティ・レッズと契約した[14]

レッズ移籍1年目の2008年も抑えを務めたが、2003年以来となる38四球を記録するなど制球難に陥った。9月23日の登板を最後にシーズンを終え、関節鏡による右足の手術を受けた[15]

レッズでは4年連続で30セーブ以上を記録し、2011年には通算300セーブも達成した。10月31日にFAとなり、レッズは2年1200万ドルでの再契約を打診したが、コルデロはこれに応じなかった。しかし、翌年で37歳になる年齢と奪三振率の低下が懸念され、コルデロが望む条件を提示する球団は現れなかった[16]

ブルージェイズ時代

2012年1月24日に1年450万ドルでトロント・ブルージェイズと契約。ブルージェイズではセルジオ・サントスに繋ぐセットアッパーを務める予定だった[16]。サントスの故障でクローザーに繰り上がったが、セーブ失敗を繰り返してクローザーの座を追われた。

アストロズ時代

2012年7月20日にデビッド・カーペンターJ.A.ハップブランドン・ライオンとのトレードでアッシャー・ウォジェハウスキーベン・フランシスコカルロス・ペレスデビッド・ロリンズジョゼフ・マスグローブケビン・カマーと共にヒューストン・アストロズへ移籍。移籍当初はクローザーを任されたが、炎上続きで1セーブも挙げられないまま故障者リストに入った。9月10日にアストロズを解雇された[17]

レッドソックス時代

2014年2月16日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結んだ[18]が、3月29日に放出された。

詳細情報

年度別投手成績





















































W
H
I
P
1999 DET 20 0 0 0 0 2 2 0 6 .500 91 19.0 19 2 18 2 0 19 1 0 7 7 3.32 1.95
2000 TEX 56 0 0 0 0 1 2 0 4 .333 365 77.1 87 11 48 3 4 49 7 0 51 46 5.35 1.75
2001 3 0 0 0 0 0 1 0 1 .000 12 2.1 3 0 2 1 0 1 1 0 1 1 3.86 2.14
2002 39 0 0 0 0 2 0 10 1 1.000 177 45.1 33 2 13 1 2 41 1 0 12 9 1.79 1.01
2003 73 0 0 0 0 5 8 15 18 .385 352 82.2 70 4 38 6 2 90 1 0 33 27 2.94 1.31
2004 67 0 0 0 0 3 4 49 0 .429 304 71.2 60 1 32 2 1 79 3 2 19 17 2.13 1.28
2005 69 0 0 0 0 3 1 37 0 .750 302 69.0 61 5 30 2 4 79 0 0 28 26 3.39 1.32
2006 49 0 0 0 0 7 4 6 15 .636 210 48.2 49 5 16 1 3 54 3 0 27 26 4.81 1.34
MIL 28 0 0 0 0 3 1 16 1 .750 112 26.2 20 2 16 1 0 30 1 0 5 5 1.69 1.35
'06計 77 0 0 0 0 10 5 22 16 .667 322 75.1 69 7 32 2 3 84 4 0 32 31 3.70 1.34
2007 66 0 0 0 0 0 4 44 0 .000 261 63.1 52 4 18 1 1 86 2 0 23 21 2.98 1.11
2008 CIN 72 0 0 0 0 5 4 34 0 .556 307 70.1 61 6 38 3 3 78 3 0 28 26 3.33 1.41
2009 68 0 0 0 0 2 6 39 0 .250 276 66.2 58 2 30 2 0 58 3 0 21 16 2.16 1.32
2010 75 0 0 0 0 6 5 40 1 .545 316 72.2 68 5 36 1 2 59 2 0 32 31 3.84 1.43
2011 68 0 0 0 0 5 3 37 0 .625 274 69.2 49 6 22 0 3 42 4 1 20 19 2.45 1.02
2012 TOR 41 0 0 0 0 3 5 2 6 .375 160 34.1 48 7 14 3 1 26 4 0 24 22 5.77 1.81
HOU 6 0 0 0 0 0 3 0 0 .000 32 5.0 13 2 4 1 1 5 1 0 11 11 19.80 3.40
'12計 47 0 0 0 0 3 8 2 6 .273 192 39.1 61 9 18 4 2 31 5 0 35 33 7.55 2.01
MLB:14年 800 0 0 0 0 47 53 329 53 .470 3551 824.2 751 64 375 30 27 796 37 3 342 310 3.38 1.37

年度別守備成績



投手(P)












1999 DET 20 2 5 0 1 1.000
2000 TEX 56 4 5 1 0 .900
2001 3 0 0 0 0 ----
2002 39 5 5 0 0 1.000
2003 73 8 10 1 0 .947
2004 67 6 8 0 2 1.000
2005 69 2 10 0 0 1.000
2006 49 5 4 0 1 1.000
MIL 28 0 2 0 0 1.000
'06計 77 5 6 0 1 1.000
2007 66 2 6 0 1 1.000
2008 CIN 72 1 6 1 0 .875
2009 68 5 8 0 1 1.000
2010 75 1 10 1 0 .917
2011 68 8 8 1 2 .941
2012 TOR 41 1 4 0 0 1.000
HOU 6 1 1 0 0 1.000
'12計 47 2 5 0 0 1.000
MLB 800 51 92 5 8 .966

獲得タイトル・記録

脚注

  1. ^ Francisco Cordero Stats, News, Pictures, Bio, Videos” (英語). ESPN.com. 2011年12月18日閲覧。
  2. ^ a b 1999 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月17日閲覧。
  3. ^ Francisco Cordero 2000 Pitching Splits -” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年2月17日閲覧。
  4. ^ 2000 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月17日閲覧。
  5. ^ 2001 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月17日閲覧。
  6. ^ a b c 2002 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月17日閲覧。
  7. ^ 2003 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月17日閲覧。
  8. ^ CLEVELAND (AP) (2004年6月2日). “Matthews hits first HR since Aug. 26” (英語). ESPN.com. 2009年1月5日閲覧。
  9. ^ Eskew, Alan (2005年2月27日). “Notes: Cordero nearing return” (英語). MLB.com. 2010年1月5日閲覧。
  10. ^ a b 2005 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月17日閲覧。
  11. ^ Sullivan, T.R. (2006年4月28日). “Notes: Otsuka steps into closer role” (英語). MLB.com. 2010年1月5日閲覧。
  12. ^ a b c 2007 Career Highlights:MLB.com” (英語). 2008年2月17日閲覧。
  13. ^ a b Francisco Cordero 2007 Pitching Splits” (英語). Baseball-Reference.com. 2008年2月17日閲覧。
  14. ^ Reds finalize four-year deal with Cordero ESPN.com” (英語). 2008年2月17日閲覧。
  15. ^ Sheldon, Mark (2008年9月26日). “Cordero to miss final three games” (英語). MLB.com. 2010年1月5日閲覧。
  16. ^ a b Chisholm, Gregor(2012-01-24). Cordero signs one-year deal with Blue Jays. bluejays.com(英語). 2012年1月24日閲覧
  17. ^ Astros release Francisco Cordero and his 19.80 ERA HardballTalk
  18. ^ Ian Browne (February 16, 2014). “Red Sox sign former closer Cordero to Minors deal”. MLB.com. February 17, 2014閲覧。

外部リンク