「2018年新潟県知事選挙」の版間の差分
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* 5月17日 - 新潟県市長会は特定の候補者への推薦を見送る方針であることが判明した<ref> {{ cite news |
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[[与党]]である[[自由民主党 (日本)|自民]]・[[公明党|公明]]の支援を受けた花角だが、[[篠田昭]][[新潟市]]長・[[国定勇人]][[三条市]]長・[[二階堂馨]][[新発田市]]長ら地元自治体の17市長が「新潟の明日を考える会」を設立して支援するなど<ref>[https://mainichi.jp/articles/20180523/ddl/k15/010/220000c 「激震 18知事選 花角氏支援、17市長の勝手連発足 「新潟の明日を考える会」 /新潟」]毎日新聞2018年5月23日 地方版</ref>、自身は党派色を薄めた「県民党」の姿勢で選挙戦に臨み、自公両党幹部も応援演説などをあまり積極的に行わなかった。これにより[[無党派層]]を取り込むことに成功し当選につながった。一方、[[立憲民主党 (日本 2017)|立民]]・[[国民民主党 (日本 2018-)|国民]]・[[日本共産党|共産]]・[[自由党 (日本 2016-2019)|自由]]・[[社会民主党 (日本 1996-)|社民]]の[[野党]]各党と[[日本労働組合総連合会|連合]]新潟の推薦を受けた池田は、[[原子力撤廃|反原発]]を積極的にアピールしたほか、[[安倍晋三]][[第4次安倍内閣|政権]]への批判も交えて選挙戦を戦ったものの、及ばなかった。政党や業界団体の推薦・支持を一切受けなかった安中は、原発に関して3候補の中で最も強硬な「柏崎刈羽原発の即時廃炉」を訴えたが、支持が広がらなかった。 |
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== 立候補が取り沙汰された人物 == |
== 立候補が取り沙汰された人物 == |
2020年11月1日 (日) 10:47時点における版
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2018年新潟県知事選挙 新潟県知事 | |||||||||||
2018年6月10日 | |||||||||||
種類: | 知事選挙 | ||||||||||
選挙運動期間: | 5月24日~6月9日 | ||||||||||
基礎データ | |||||||||||
有権者数: | 1,909,379 | ||||||||||
投票数: | 1,112,142 | ||||||||||
58.25% 9.8% | |||||||||||
有効投票数: | 1,101,86637 | ||||||||||
選挙結果 | |||||||||||
花角英世 - 無所属 | |||||||||||
選挙連合: | |||||||||||
得票: | 546,670 | ||||||||||
49.6% | |||||||||||
池田千賀子 - 無所属 | |||||||||||
選挙連合: | |||||||||||
得票: | 509,568 | ||||||||||
46.2% | |||||||||||
安中聡 - 無所属 | |||||||||||
得票: | 45,628 | ||||||||||
4.1% | |||||||||||
新潟県知事 | |||||||||||
新潟県知事選挙特設サイト |
2018年新潟県知事選挙(2018ねんにいがたけんちじせんきょ)は、2018年(平成30年)6月10日に執行された新潟県知事選挙である。
概要
2016年新潟県知事選挙にて当選を果たし、第20代新潟県知事を務めていた米山隆一のスキャンダルが週刊誌に報道されたことを受けて、2018年4月18日に米山が新潟県議会議長宛に辞職願を提出[1]、4月27日付にて新潟県議会臨時会本会議で正式に辞職が承認されたことにより[2]、後任の知事を選ぶ目的で実施された。
2016年の選挙では柏崎刈羽原子力発電所の再稼働問題が大きな争点となったが、今回の選挙では野党が推薦する池田や無推薦の安中が「原発ゼロ」を主張した他、与党が支持する花角も原発再稼働に慎重な姿勢を示していたため、前回ほどの争点化には至らなかった[3]。
本選挙の啓発キャラクターにNGT48元キャプテンの北原里英が起用された[4]。
選挙データ
告示日
執行日
同日選挙
立候補者
3名、立候補届け出順。
候補者名 (読みかた) |
年齢 | 党派 | 新旧 | 推薦・支持団体 | 肩書き | 公式サイト |
---|---|---|---|---|---|---|
安中聡 (あんなか さとし) |
40 | 無所属 | 新 | 前新潟県五泉市議 | 安中さとし 公式Webサイト 安中聡のブログ | |
花角英世 (はなずみ ひでよ) |
60 | 無所属 | 新 | (支持)自由民主党・公明党 | 前海上保安庁次長 元新潟県副知事 元大阪航空局局長 |
花角英世(はなずみひでよ)公式サイト |
池田千賀子 (いけだ ちかこ) |
57 | 無所属 | 新 | (推薦)立憲民主党・国民民主党・日本共産党・自由党・社会民主党 連合新潟 |
前新潟県議 | 『池田ちかこ』公式サイト |
タイムライン
- 4月18日 - 第20代知事の米山隆一が、自身の不祥事が週刊誌によって報道されたことを理由として知事辞職を表明し、同日新潟県議会議長に辞職願を提出[1]。
- 4月23日 - 前新潟県五泉市議の安中聡が、記者会見で立候補を表明した[7]。
- 4月24日 - 新潟県選挙管理委員会が会議を開き、知事選挙及び県議会議員の一部選挙区の補欠選挙の期日を決定した[8]。
- 4月27日 - 新潟県議会が臨時会を召集し、本会議を開催して出席議員の全会一致により知事辞職を承認[2]。
- 5月8日 - 新潟県議の池田千賀子が、記者会見で立候補を表明した[9]。
- 5月15日 - 前海上保安庁次長で元新潟県副知事の花角英世が、記者会見で立候補を表明した[10]。
- 5月15日 - 連合新潟が池田の推薦を決定した[11]。
- 5月17日 - 、立憲民主党・国民民主党・日本共産党・自由党・社会民主党の5党ならびに衆院会派の無所属の会は、池田を「野党統一候補」として支援する方針を決めた[12]。
- 5月17日 - 新潟県市長会は特定の候補者への推薦を見送る方針であることが判明した[13]。
- 5月24日 - 告示。
- 5月25日 - 自由民主党と公明党は花角の支持をそれぞれ決定した[14]。
- 6月6日 - 花角陣営の確認団体「県民信頼度ナンバーワンの県政を実現する会」の代表代行が選対会合で「池田のスキャンダルが選挙後に『週刊文春』に出るようだ」という旨をツイッター情報を元に発言、翌7日付『三條新聞』に掲載された[15][16][17]。数日後これは池田陣営への取材すらない虚偽情報であったことが判明、公職選挙法違反[18]の疑いが浮上することになった[15][16]。
- 6月7日 - 告示前に柏崎市の市立保育園で園児たちに特定の候補者を応援するポスターの作成の手伝いをさせていたとして、柏崎市の桜井雅浩市長が謝罪した[19][20]。公務員である保育士が立場を利用して選挙活動を園児に手伝わせたことは公職選挙法に違反しているが、柏崎市は「市として判断できない」と態度を明確にしなかった[20]。選挙後の11日に行われた柏崎市の桜井市長の記者会見で、市長は特定の候補者が池田陣営であったことを明らかにしている[21]。20日に至り、柏崎市は、保育士ら7人を地方公務員法違反のため懲戒処分としたことを発表した。また、ポスターが自治労新潟県本部の依頼により作成されたことも明らかにされた[22]。
- 6月10日 - 投開票。
- 6月12日 - 新潟県選挙管理委員会による、当選人への当選証書授与[23]。
候補者アンケート
- 柏崎刈羽原子力発電所の再稼働について
- 安中聡 - 反対。
- 花角英世 - どちらとも言えない。
- 池田千賀子 - 反対。
- 東京電力の安全性への意識は欠如しているか
- 安中聡 - どちらかと言えば欠如している。
- 花角英世 - どちらとも言えない。
- 池田千賀子 - 欠如している。
- 安中聡 - 評価しない。
- 花角英世 - 今回の選挙とは直接関係ないので、回答は差し控える。
- 池田千賀子 - 評価しない。
- 安倍政権への評価 (2) 原発を成長戦略の柱の一つとし、原発輸出を進める政策について
- 安中聡 - 評価しない。
- 花角英世 - 今回の選挙とは直接関係ないので、回答は差し控える。
- 池田千賀子 - 評価しない。
選挙結果
投開票の結果、20時時点での各社の出口調査では、花角と池田の接戦が伝えられるも、花角が接戦を制し初当選[26]。両者の票差は約3万7千票であった[27]。
※当日有権者数:1,909,379人 最終投票率:58.25[28]%(前回比:+5.20pts)
候補者名 | 年齢 | 所属党派 | 新旧別 | 得票数 | 得票率 | 推薦・支持 |
---|---|---|---|---|---|---|
花角英世 | 60 | 無所属 | 新 | 546,670票 | 49.6% | (支持)自由民主党・公明党 |
池田千賀子 | 57 | 無所属 | 新 | 509,568票 | 46.2% | (推薦)立憲民主党・国民民主党・日本共産党・自由党・社会民主党 連合新潟 |
安中聡 | 40 | 無所属 | 新 | 45,628票 | 4.1% |
与党である自民・公明の支援を受けた花角だが、篠田昭新潟市長・国定勇人三条市長・二階堂馨新発田市長ら地元自治体の17市長が「新潟の明日を考える会」を設立して支援するなど[29]、自身は党派色を薄めた「県民党」の姿勢で選挙戦に臨み、自公両党幹部も応援演説などをあまり積極的に行わなかった。これにより無党派層を取り込むことに成功し当選につながった。一方、立民・国民・共産・自由・社民の野党各党と連合新潟の推薦を受けた池田は、反原発を積極的にアピールしたほか、安倍晋三政権への批判も交えて選挙戦を戦ったものの、及ばなかった。政党や業界団体の推薦・支持を一切受けなかった安中は、原発に関して3候補の中で最も強硬な「柏崎刈羽原発の即時廃炉」を訴えたが、支持が広がらなかった。
立候補が取り沙汰された人物
※50音順
- 大平悦子 - 元魚沼市長
- 民進党、社民党、連合などの協議で、米山前知事の後継として推されたが固辞した[30]。
- 菊田真紀子 - 衆議院議員
- 一部で推す声が上がったものの「国政に専念したい」と本人が固辞[31]。
- 国定勇人 - 三条市長、元総務官僚
- 一部政界関係者から出馬を期待されたものの、市政運営に全力を注ぎたいとして否定した[32]。
- 古賀茂明 - 元経産官僚
- 立憲民主党より出馬を打診されたが本人が固辞[33]。
出馬表明したもののその後立候補しなかった人物
脚注
- ^ a b “米山隆一新潟県知事が辞職表明「理由は週刊誌報道の中身」女性関係認める”. Sankei Biz. 産業経済新聞社. (2018年4月18日) 2018年5月8日閲覧。
- ^ a b “新潟県議会、米山知事の辞職に同意 県政の信頼回復目指す決議も可決”. 新潟日報モア. 新潟日報社. (2018年4月27日) 2018年5月8日閲覧。
- ^ “新潟知事選で与野党の総力戦過熱 左派野党は「原発問題」争点化に失敗か”. 夕刊フジ (zakzak). (2018年6月9日) 2018年6月11日閲覧。
- ^ “新潟県選管 啓発キャラクターに北原里英さん起用”. 産経新聞 (2018年5月17日). 2018年6月10日閲覧。
- ^ “上越市選出の小林林一県議が辞職 昨年から病気療養”. 上越タウンジャーナル. 株式会社デジコロ. (2017年2月16日) 2018年5月8日閲覧。
- ^ "議会報(平成29年2月定例会 斎藤隆景副議長 逝去)" (HTML) (Press release). 新潟県議会. 20 June 2017. 2018年5月8日閲覧。
- ^ “県知事選 安中氏が出馬表明”. 新潟日報. (2018年4月23日) 2018年5月24日閲覧。
- ^ "新潟県知事選挙並びに新潟県議会議員上越市選挙区及び南魚沼市南魚沼郡選挙区補欠選挙の期日等を決定しました" (PDF) (Press release). 新潟県選挙管理委員会. 24 April 2018. 2018年5月8日閲覧。
- ^ “新潟県知事選、県議の池田氏が出馬表明 野党統一候補”. 日本経済新聞. (2018年5月8日) 2018年5月23日閲覧。
- ^ “新潟知事選 構図固まる 自公推薦の花角英世氏が出馬表明”. 毎日新聞. (2018年5月15日) 2018年5月23日閲覧。
- ^ “連合新潟が池田氏推薦決定 新潟県知事選 政策協定を締結”. 新潟日報. (2018年5月16日) 2018年5月29日閲覧。
- ^ 新潟知事選、野党統一候補へ 与野党の激突鮮明に朝日新聞 2018年5月17日
- ^ “激震 18知事選 県市長会、推薦見送り 原発争点、「勝ち馬」見極め難しく /新潟”. 毎日新聞. (2018年5月18日) 2018年6月8日閲覧。
- ^ “新潟知事選 花角英世氏「支持」、自公が決定”. 毎日新聞. (2018年5月28日) 2018年5月28日閲覧。
- ^ a b “「拉致問題は創作」発言、不倫問題……新潟県知事選で池田候補のデマを流した者は公職選挙法違反!?”. ハーバー・ビジネス・オンライン. 扶桑社 (2018年6月9日). 2018年6月16日閲覧。
- ^ a b “新潟知事選 与党陣営「ニセ文春報道」で選挙妨害疑惑浮上”. 日刊ゲンダイ (2018年6月11日). 2018年6月16日閲覧。
- ^ 「『相手は肩に手が届いた』 まだまだ混戦状態 自民党三条支部緊急議員会議 文春が選挙後にまたの話も」『三條新聞』2018年6月7日
- ^ 公職選挙法235条 虚偽事項の公表罪
- ^ “新潟県知事選、特定候補応援ポスターを園児に作成させていた 関与の保育士「所属団体から依頼」”. zakzak. 夕刊フジ (2018年6月8日). 2018年6月16日閲覧。
- ^ a b “柏崎の保育士、園児に政治活動 応援の模造紙に絵や手形”. 新潟日報. (2018年6月8日) 2018年6月16日閲覧。
- ^ “園児に政治活動、応援先は池田陣営 柏崎市の桜井市長が明らかに”. 新潟日報. (2018年6月12日) 2018年6月16日閲覧。
- ^ “園児に新潟知事選手伝わせた保育士ら処分 自治労の依頼で野党候補応援の絵描かせる”. 産経新聞. (2018年6月20日). 2018-06-20
- ^ "新潟県知事選挙の当選証書付与を行います" (HTML) (Press release). 新潟県(選挙管理委員会). 8 June 2018. 2018年6月12日閲覧。
- ^ 原発、スタンスに差 候補者アンケート 知事選 /新潟県 『朝日新聞』2018年6月6日、朝刊、新潟全県地方版、23頁。
- ^ 原発再稼働の是非、民意どう問う 新潟日報 2018年5月27日
- ^ 新潟知事選、花角氏が初当選…与党に追い風讀賣新聞 2018年6月11日
- ^ 新潟県知事選、花角氏が競り勝つ 池田氏と3万7千票差新潟日報 2018年6月11日
- ^ “新潟県知事選挙開票速報”. NHK NEWS WEB. 2018年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月10日閲覧。
- ^ 「激震 18知事選 花角氏支援、17市長の勝手連発足 「新潟の明日を考える会」 /新潟」毎日新聞2018年5月23日 地方版
- ^ 「大平氏、出馬に否定的新潟県知事選」新潟日報2018/04/30
- ^ 出ません!菊田まきこオフィシャルサイト
- ^ 「三条市長、知事選出馬を否定」新潟日報2018/04/27 12:29
- ^ 注目の新潟県知事選、紆余曲折の末に決まった野党女性候補の素顔AERA2018年5月14日付
- ^ 選挙 知事選 山口節生氏が立候補を表明 埼玉の不動産鑑定士 /新潟毎日新聞 新潟版 2018年4月25日
- ^ 山口氏が起意表明 知事選上越タイムス・糸魚川タイムス 2018年4月25日