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「プチポワン」の版間の差分

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'''プチポワン''' ([[:en:Tent stitch|Petit Point]]) (プチポアン)は[[刺]]の一種。[[18世紀]]の[[ウィーン]]で編み出された技法で、[[拡大鏡]]を使用して手刺で 1 平方センチあたり 121-225 目のテント・ステッチ(ハーフ[[クロスステッチ]]と似ており、布地の裏に多く糸を渡して刺す技法)を施した物をさす。
'''プチポワン''' ([[:en:Tent stitch|Petit Point]]) (プチポアン)は[[刺]]の一種。[[18世紀]]の[[ウィーン]]で編み出された技法で、[[拡大鏡]]を使用して手刺で 1 平方センチあたり 121-225 目のテント・ステッチ(ハーフ[[クロスステッチ]]と似ており、布地の裏に多く糸を渡して刺す技法)を施した物をさす。


目が細かいことから、通常のクロスステッチと異なり、絵画的な表現を行うことができる。ウィーンの伝統刺だが、近年では、安価な[[韓国]]製機械刺のものが多く出回っている。
目が細かいことから、通常のクロスステッチと異なり、絵画的な表現を行うことができる。ウィーンの伝統刺だが、近年では、安価な[[韓国]]製機械刺のものが多く出回っている。


[[マリー・アントワネット]]をはじめ、[[ハプスブルク家]]の女性たちが好んだと言われている。
[[マリー・アントワネット]]をはじめ、[[ハプスブルク家]]の女性たちが好んだと言われている。
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[[de:Sticken#Gobelin]]
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2020年9月15日 (火) 12:57時点における版

プチポワン (Petit Point) (プチポアン)は刺繡の一種。18世紀ウィーンで編み出された技法で、拡大鏡を使用して手刺繡で 1 平方センチあたり 121-225 目のテント・ステッチ(ハーフクロスステッチと似ており、布地の裏に多く糸を渡して刺す技法)を施した物をさす。

目が細かいことから、通常のクロスステッチと異なり、絵画的な表現を行うことができる。ウィーンの伝統刺繡だが、近年では、安価な韓国製機械刺繡のものが多く出回っている。

マリー・アントワネットをはじめ、ハプスブルク家の女性たちが好んだと言われている。

日本では、手芸作家の久家道子がプチポワンに関する本を出版している[1][2]

また、小さな宝石真珠アクセサリーのことをプチポアンと呼ぶことがある。袖口などにワンポイントとして用いられる。

参考文献

  1. ^ 久家道子『プチポアン―刺しゅうの宝石』日本ヴォーグ社、2000年。
  2. ^ 久家道子『プチポアンの花―久家道子のエンブロイダリー』文化出版局、1992年