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「おばさんデカ 桜乙女の事件帖」の版間の差分

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2020年9月9日 (水) 12:01時点における版

おばさんデカ 桜乙女の事件帖
ジャンル 刑事ドラマ
脚本 土屋斗紀雄
倉成柊一郎
石原武龍
監督 加藤彰
森崎東
吉川一義
鶴巻日出雄
出演者 市原悦子
蛭子能収
布川敏和
製作
プロデューサー 赤司学文(オセロット)
制作 フジテレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
第1作 - 第14作
(金曜エンタテイメント)
オープニング歴代テーマ曲を参照
エンディング歴代テーマ曲を参照
放送期間1994年9月9日 - 2006年9月29日
放送時間変遷を参照
回数14
第15作
(金曜プレステージ)
オープニング番組オープニングCGを参照
エンディング番組主題歌を参照
放送期間2007年9月28日
放送時間放送時間の変遷を参照
回数1
金曜プレステージ
第16作
(金曜プレミアム)
エンディングエンディングテーマ
放送期間2017年5月12日
放送時間放送時間の変遷を参照
回数1
金曜プレミアム
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おばさんデカ 桜乙女の事件帖』(おばさんデカ さくらおとめのじけんちょう)は、1994年から2017年までフジテレビ系で放送された刑事ドラマシリーズ。全16回。主演は市原悦子

放送枠は「金曜エンタテイメント」(第1作 - 第14作)、「金曜プレステージ」(第15作)、「金曜プレミアム」(第16作)。

当初は2007年の第15作をもってシリーズ終了としていたが、ファンの声に応える形で10年後の2017年に『さよなら!おばさんデカ 桜乙女の事件帖 ザ・ラスト』(第16作)が制作・放送された。同時にこれをもって正式に終了することとなった[1]

登場人物

桜家

桜乙女(さくら おとめ)
演 - 市原悦子
経歴:警視庁世田谷南警察署刑事課(第1作 - 第6作)
→ 警視庁全国特別捜査班付属分室(ドサ・DOSA)(第7作・第8作)
→ 警視庁玉川東警察署刑事課(第9作 - 第15作)
→ 無職(第16作)
女性警察官として28年務めた後、刑事となった経歴の持ち主。売れない官能小説家の夫・雅樹と都内で2人暮らし。
いつも乙女を知らない巡査からは「おばさん!勝手に入らない!!」と注意され、警察手帳を見せ付けるのもパターンとなっている。
ぼやきや独り言が多くいつも飄々としているが、事件捜査となれば女の勘と主婦としてのノウハウや鋭い観察力と卓越した推理力で毎回難事件を解決に導いている敏腕刑事。だが勝手に現場を歩いて荒らすため鑑識からは疎まれ、さらに許可なく捜査を独断で進めることから上層部からも煙たがられており、そのせいか署内での扱いはあまり良くない。
同僚の男性刑事たちにも余り好感を持たれておらず、いつも理不尽な扱いを受けており特に毎回課長や係長からは「オカメ」と呼ばれ小馬鹿にされている(そしてその度に「オカメじゃありません!乙女です!」と返している)。
本人は「家事をしながら刑事が出来ればそれでいい」と上記の事を余り気にしていない様子。
事件解決後にまた事件が発生し、他の刑事達が出動するところに出勤して来てパトカーに乗れず置いていかれる場面で終わるのが定番となっている。
第16作では物語冒頭で荻野憲治殺害の容疑で関東女子刑務所に4年間服役して仮出所。仮出所日には米田三郎と工藤栄作が迎えに現われる。
桜雅樹(さくら まさき)
演 - 蛭子能収(第1作 - 第6作・第8作 - 第16作)
乙女の夫で通称雅樹さん。売れない官能小説家。特技は料理とマッサージ。
乙女のことをいつも乙女さんと呼んでいる。乙女の最大の理解者であり、彼女が仕事に出ている際には「主夫」として支えている。
彼の何気ない言動・行動が乙女に事件解決のヒントを与えることも多い。
また劇中で彼が書いた官能小説の原稿を乙女が朗読し、批評する場面が恒例となる。
※1998年11月、演じる蛭子が麻雀賭博の現行犯で逮捕され、約4か月間テレビ活動を自粛した。このため、同時期に撮影された第7作では「旅行中」という設定で登場していない。

警視庁世田谷南警察署

田代順吉(たしろ じゅんきち)
演 - 左右田一平(第1作 - 第6作)
ベテラン刑事。
当初は乙女を小馬鹿にして「オカメ」と呼んでいたが、次第に乙女を評価していく。
川久保(かわくぼ)
演 - 鶴田忍(第1作 - 第6作)
刑事副課長。通称デカ長さん
いつも乙女を小馬鹿にしている。
秋山文雄(あきやま ふみお)
演 - 町田真一(第3作 - 第6作)
刑事。
丹羽武史(にわ たけし)
演 - 伊藤洋三郎(第1作・第2作)、石井洋祐(第3作 - 第6作)
刑事。
谷田(たにだ)
演 - 山田吾一(第1作 - 第6作)
刑事課長。

警視庁全国特別捜査班付属分室(ドサ・DOSA)

本田浩平
演 - 火野正平(第7作・第15作)
刑事。
大川信介
演 - 蟹江敬三(第8作・第15作)
刑事。

警視庁玉川東警察署

米田三郎(よねだ さぶろう)
演 - 布川敏和[2](第1作 - 第6作・第9作 - 第16作)
経歴:警視庁世田谷南警察署刑事課(第1作 - 第6作)
→ 警視庁玉川東警察署刑事課(第9作 - 第16作)
係長(第16作)。乙女の同僚の刑事で良き相棒。通称米田さん
元は乙女と同じく世田谷南署にいたが、偶然異動した場所が玉川東署であったため、乙女と再会した。現在独身。
実家は酒屋を営んでいる。
牧村敏明(まきむら としあき)
演 - 斎藤晴彦(第9作 - 第15作)
捜査一係長。
お決まりのセリフは「おい!オカメ!!」。
赤坂慎太郎(あかさか しんたろう)
演 - エド山口(第9作 - 第15作)
刑事課長。通称デカ長さん
いつも乙女を小馬鹿にしている。
北村敏明
演 - きたろう(第16作)
刑事課長。
井上敏夫(いのうえ としお)
演 - 越村公一(第9作 - 第16作)
刑事課の刑事。
中村正治(なかむら まさはる)
演 - 小松正一[3](第9作・第10作)、矢崎文也(第12作 - 第15作)
刑事課の刑事。
島川康之
演 - 田島俊弥[4](第16作)
刑事課の刑事。
工藤栄作(くどう えいさく)
演 - 石橋蓮司(第9作 - 第16作)
経歴:警視庁玉川東警察署刑事課(第9作 - 第15作)
→ 無職(第16作)
刑事。通称工藤さん。乙女の鋭い推理力を評価しており、彼女に対し好意的に接している。
第16作では刑事を退職している。

ゲスト

第1作「主婦兼婦警28年新米刑事の名推理!!美人妻殺害事件のカギは冷蔵庫の中身と領収書のヤマ!?」(1994年)
第2作「残された謎の遺書…」(1995年)
第3作「本年最後の迷捜査 密室殺人に残った卵料理の謎 熟女の直感今夜見せます」(1995年)
第4作「資産家母娘が連続死!!」(1996年)
第5作「名門着付け教室殺人事件!空いたビール缶と不揃いの靴…危険な情事の生んだ巧妙な仕掛け」(1997年)
  • 藤田慎太郎(あおい着物スクール 理事) - 加門良
  • 藤田健次郎(慎太郎の異父弟) - 円谷浩
  • 藤田香織(健次郎の妻) - 海野けい子
  • 栗原瑞穂(慎太郎の婚約者) - 渡辺梓
  • 加藤妙子(婦人警官特別セミナー 教官) - 水木薫
  • 小村八郎(空き巣常習犯) - 森川正太
  • 講師 - 山下容莉枝
  • 九頭竜会 組員 - 草薙良一
第6作「有名シェフに忍び寄る悪女の甘いワナ…女はへそくりをどこに隠すのか?」(1998年)
第7作「鹿児島旅情編!!幻の西郷隆盛の写真にかけられた呪い…推定1億円の秘宝の謎VS倹約主婦刑事魂」(1999年)
第8作「超人気主婦刑事の名推理が密室殺人の謎を解く…詐欺商法が招く憎悪の連続殺人に米国帰りの女刑事も驚天」(2000年)
  • 樋口絵里香(静岡県警) - 国生さゆり
  • 松木奈緒子(松木の妻・旧姓「戸倉」) - 姿晴香
  • 松木達也(工場経営者) - 小倉一郎
  • 多木孝太郎(無職・磯貝の隣人) - 神山繁
  • 竹内万太郎(事務所荒らしの指名手配犯) - 草薙良一
  • 磯貝充(栄進興産 営業課長・東亜銀行 元行員) - 筒井巧
  • 磯貝美枝(磯貝の別居中の妻) - 梓陽子
  • 仁科一美(東亜銀行 浜松支店長) - 松井紀美江
  • 神崎ゆり子(東亜銀行 元行員) - 元井須美子
  • 長田(刑事) - 立川三貴
  • 虻八(鍵屋) - 森川正太
  • 三上輝代(東亜銀行 行員) - 山下容莉枝
  • スーパーの店員 - 小豆畑雅一[7]
第9作「ホスト殺人の真相は愛人の怨み?「オカメ刑事」と敏腕刑事の珍推理対決が不倫殺人を暴く」(2000年)
第10作「夫が犯人!?巧妙に仕組んだ罠に挑むオカメ刑事…謎の女性白骨死体が叫ぶ怨念が犯人を暴く」(2002年)
第11作「事件の鍵を握るおばあちゃんがボケてしまった!?今度こそ幸せになりたかった…10年前の資産家殺人で消えた金が再び女の人生を狂わす」(2002年)
第12作「借金にあえぐ町工場が起死回生の特許申請!!不況と闘う家族に迫る犯罪の罠!圧迫痕と消えた腕時計に事件の鍵が」(2003年)
  • 坪内幸太(桜雅樹の編集者) - 尾美としのり
  • 中村貢(洋食屋「どんぐり」オーナー) - 金田明夫
  • 中村綾乃(ゴールデンファイナンス 専務) - 久野真紀子
  • 荻原拓郎(ゴールデンファイナンス 経営) - 近童弐吉
  • 柳井昭一(柳井工業 社長) - 篠塚勝
  • 柳井種子(柳井の母) - 高田敏江
  • 紅美芳(上海で坪内の世話をした女性) - 清水ゆみ[9]
  • マオ・ハイドン(中国人窃盗団) - 白鳥哲[10]
  • 新垣雪江(愛人) - 小山田みずき[11]
  • 中村萌(中村と綾乃の娘) - 内海つかさ
第13作「戦慄 身代金目的の少年誘拐 1億円を抱え走る乙女が犯人の手に…山中で監禁・救出作戦決行」(2004年)
第14作「企業買収・投資マネー金の魔力に狂った者に乙女が論す真の幸福」(2006年)
第15作「ファイナル 絶体絶命・銃弾に倒れ乙女殉職か…食の安全、政治と金…人をだます社会の闇に挑む乙女…人気シリーズ最終章」(2007年)
第16作「さよなら!おばさんデカ 桜乙女の事件帖 ザ・ラスト」(2017年)

スタッフ

放送日程

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 視聴率
1 1994年09月09日 主婦兼婦警28年新米刑事の名推理!!
美人妻殺害事件のカギは冷蔵庫の中身と領収書のヤマ!?
土屋斗紀雄 加藤彰 27.6%
2 1995年05月26日 残された謎の遺書… 森崎東
3 12月29日 本年最後の迷捜査 密室殺人に残った卵料理の謎 熟女の直感今夜見せます 吉川一義
4 1996年10月04日 資産家母娘が連続死!!
5 1997年03月28日 名門着付け教室殺人事件!
空いたビール缶と不揃いの靴…危険な情事の生んだ巧妙な仕掛け
18.3%
6 1998年07月03日 有名シェフに忍び寄る悪女の甘いワナ…女はへそくりをどこに隠すのか? 鶴巻日出雄 17.7%
7 1999年04月09日 鹿児島旅情編!!幻の西郷隆盛の写真にかけられた呪い…
推定1億円の秘宝の謎VS倹約主婦刑事魂
16.4%
8 2000年03月31日 超人気主婦刑事の名推理が密室殺人の謎を解く…
詐欺商法が招く憎悪の連続殺人に米国帰りの女刑事も驚天
17.5%
9 12月29日 ホスト殺人の真相は愛人の怨み?
「オカメ刑事」と敏腕刑事の珍推理対決が不倫殺人を暴く
18.0%
10 2002年03月22日 夫が犯人!?巧妙に仕組んだ罠に挑むオカメ刑事…
謎の女性白骨死体が叫ぶ怨念が犯人を暴く
19.8%
11 12月27日 事件の鍵を握るおばあちゃんがボケてしまった!?
今度こそ幸せになりたかった…
10年前の資産家殺人で消えた金が再び女の人生を狂わす
19.8%
12 2003年12月26日 借金にあえぐ町工場が起死回生の特許申請!!
不況と闘う家族に迫る犯罪の罠!圧迫痕と消えた腕時計に事件の鍵が
15.9%
13 2004年12月10日 戦慄 身代金目的の少年誘拐
1億円を抱え走る乙女が犯人の手に…山中で監禁・救出作戦決行
倉成柊一郎 15.1%
14 2006年09月29日 企業買収・投資マネー金の魔力に狂った者に乙女が論す真の幸福 17.3%
15 2007年09月28日 ファイナル 絶体絶命・銃弾に倒れ乙女殉職か…
食の安全、政治と金…人をだます社会の闇に挑む乙女…人気シリーズ最終章
17.5%
16 2017年05月12日 さよなら!おばさんデカ 桜乙女の事件帖 ザ・ラスト 石原武龍

脚注

  1. ^ “「さよなら!おばさんデカ」12日フジ系 市原悦子、10年ぶり16作目で幕”. 産経ニュース. (2017年5月9日). https://www.sankei.com/entertainments/news/170509/ent1705090006-n1.html 2018年6月17日閲覧。 
  2. ^ どうも有難う。 - 布川敏和 オフィシャルブログ 2017年5月13日
  3. ^ おばさんデカ 桜乙女の事件帖9 - BSフジ
  4. ^ 映像・舞台 - 青年座映画放送
  5. ^ プロフィール - 円企画
  6. ^ 女優「大村みのり」のテレビ再放送のご案内〜♪笑 - 大村みのり オフィシャルブログ 2013年3月19日
  7. ^ わかるかなぁ〜ッ?! - 小豆畑雅一ブログ 2010年10月23日
  8. ^ プロフィール - セントラル(アーカイブ)
  9. ^ プロフィール - マドモアゼル
  10. ^ 白鳥哲出演作品 - 白鳥哲事務所 OFFICE TETSU SHIRATORI 2017年1月11日
  11. ^ プロフィール - 小山田みずき-MizukiOyamada
  12. ^ プロフィール - ケンズファミリー(アーカイブ)
  13. ^ Drama - ボックスコーポレーション
  14. ^ お知らせ - 松田実里ブログ 2007年9月25日
  15. ^ ☆最近の事〜1569☆ - 湯川尚樹オフィシャルブログ 2017年5月21日
  16. ^ 渡瀬恒彦さん 未公開主演ドラマ放送決定「判事失格!? 弁護士夏目連太郎の逆転捜査」”. ザテレビジョン (2017年3月17日). 2017年4月24日閲覧。

外部リンク