コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「The Guardian Project (ソフトウェア)」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
otheruses追加
Cewbot (会話 | 投稿記録)
10行目: 10行目:
[[ファイル:Orbot-logo.svg|右|サムネイル|100x100ピクセル|''Orbot'']]
[[ファイル:Orbot-logo.svg|右|サムネイル|100x100ピクセル|''Orbot'']]


* '''Orbot:''' [[Android]]用の[[Tor]]クライアントであり、[[オニオンルーティング]]によってアクセス制限や検閲から保護されたネットワーク環境を実現する。<ref name="apps">{{Cite web|url=https://guardianproject.info/apps/|title=Secure Mobile Apps|accessdate=15 July 2015|author=The Guardian Project|publisher=GuardianProject.info}}</ref>
* '''Orbot:''' [[Android (オペレーティングシステム)|Android]]用の[[Tor]]クライアントであり、[[オニオンルーティング]]によってアクセス制限や検閲から保護されたネットワーク環境を実現する。<ref name="apps">{{Cite web|url=https://guardianproject.info/apps/|title=Secure Mobile Apps|accessdate=15 July 2015|author=The Guardian Project|publisher=GuardianProject.info}}</ref>
* '''Orfox:''' [[Tor|Tor Browser]]のモバイル版。2015年6月30日のに発表とα版の配布が行われた。Orfox''はFennec'' ([[Firefox for Mobile|Android版Firefox]]のコードネーム)およびTor BrowserのコードとTor Browserの開発チームによるセキュリティ強化パッチから成っており、ビルド作業は[[F-Droid]]プロジェクトも協力している。<ref name="Orfox">{{Cite web|url=https://guardianproject.info/2015/06/30/orfox-aspiring-to-bring-tor-browser-to-android/|title=Orfox: Aspiring to bring Tor Browser to Android|accessdate=2015-07-11|author=n8fr8|date=2015-06-30|publisher=The Guardian Project}}</ref> Orfoxでは[[WebRTC]]機能や[[Chromecast]]接続機能を除去し、カメラ、マイク、連絡先(アドレス帳)、位置情報(GPSなど)やNFCへのアクセス権限を廃している。<ref>{{Cite web|url=http://www.androidpolice.com/2015/07/01/orfox-is-the-guardian-projects-latest-app-for-bringing-the-tor-browser-experience-to-android-first-alpha-release-is-available/|title=Orfox Is The Guardian Project's Latest App For Bringing The Tor Browser Experience To Android, First Alpha Release Is Available|accessdate=2015-07-21|date=2015-07-01|work=Android Police|publisher=Illogical Robot LLC}}</ref> 後述のOrwebはこの前身プロジェクトである。
* '''Orfox:''' [[Tor|Tor Browser]]のモバイル版。2015年6月30日のに発表とα版の配布が行われた。Orfox''はFennec'' ([[Firefox for Mobile|Android版Firefox]]のコードネーム)およびTor BrowserのコードとTor Browserの開発チームによるセキュリティ強化パッチから成っており、ビルド作業は[[F-Droid]]プロジェクトも協力している。<ref name="Orfox">{{Cite web|url=https://guardianproject.info/2015/06/30/orfox-aspiring-to-bring-tor-browser-to-android/|title=Orfox: Aspiring to bring Tor Browser to Android|accessdate=2015-07-11|author=n8fr8|date=2015-06-30|publisher=The Guardian Project}}</ref> Orfoxでは[[WebRTC]]機能や[[Chromecast]]接続機能を除去し、カメラ、マイク、連絡先(アドレス帳)、位置情報(GPSなど)やNFCへのアクセス権限を廃している。<ref>{{Cite web|url=http://www.androidpolice.com/2015/07/01/orfox-is-the-guardian-projects-latest-app-for-bringing-the-tor-browser-experience-to-android-first-alpha-release-is-available/|title=Orfox Is The Guardian Project's Latest App For Bringing The Tor Browser Experience To Android, First Alpha Release Is Available|accessdate=2015-07-21|date=2015-07-01|work=Android Police|publisher=Illogical Robot LLC}}</ref> 後述のOrwebはこの前身プロジェクトである。
* '''Orweb:''' Torプロキシを用いてプライバシー保護を強化したブラウザであり、トラッキングによる解析や[[Cookie]]、[[Adobe Flash|Flash]]のブロックによってセキュリティを向上させていた。
* '''Orweb:''' Torプロキシを用いてプライバシー保護を強化したブラウザであり、トラッキングによる解析や[[Cookie]]、[[Adobe Flash|Flash]]のブロックによってセキュリティを向上させていた。

2020年9月6日 (日) 09:49時点における版

The Guardian Project は、オープンソースの安全なソフトウェアとOSの拡張ソフトウェアの提供を目的とし、ソフトウェア開発者やデザイナー、弁護士、活動家や教育者からなる団体である 。[1] 第三者の介入や検閲からの自衛とより自由なコミュニケーションのためのカスタマイズ品携帯機器の開発も行っている。 これらの活動は主に携帯機器や通信回線から監視や介入を受けるようなリスクの高い状況下に置かれているユーザーを想定して行われている。

資金調達

The Guardian ProjectはGoogleカリフォルニア大学バークレー校およびマッカーサー基金を始めとする多くの団体から出資を受けている。[2]

Torプロジェクトなどとの協働を通して米国国務省やオランダ外務省から間接的な出資を受けている。

運営するプロジェクト

Orbot
  • Orbot: Android用のTorクライアントであり、オニオンルーティングによってアクセス制限や検閲から保護されたネットワーク環境を実現する。[3]
  • Orfox: Tor Browserのモバイル版。2015年6月30日のに発表とα版の配布が行われた。OrfoxはFennec (Android版Firefoxのコードネーム)およびTor BrowserのコードとTor Browserの開発チームによるセキュリティ強化パッチから成っており、ビルド作業はF-Droidプロジェクトも協力している。[4] OrfoxではWebRTC機能やChromecast接続機能を除去し、カメラ、マイク、連絡先(アドレス帳)、位置情報(GPSなど)やNFCへのアクセス権限を廃している。[5] 後述のOrwebはこの前身プロジェクトである。
  • Orweb: Torプロキシを用いてプライバシー保護を強化したブラウザであり、トラッキングによる解析やCookieFlashのブロックによってセキュリティを向上させていた。
  • ChatSecure英語版: イメージ転送の申請の の 暗号化されたチャットプロトコルです。 以前はGibberbot[6] というGoogleによるオープンソースのTalkアプリにJabber XMPP プロトコルを使用可能にしたものであった。
  • ObscuraCam: 動画による弁論を保護するための人権団体との協業で作られたアプリで、匿名化のためのぼかしや暗号化やピクセル情報の削除などの機能がある。
  • Ostel: E2Eの暗号化環境での VoIP 通話のためのアプリ。[7] こちらはOSTNプロジェクトの試験実装で、自由でオープンなプロトコル・規格・ソフトウェアの使用を後押しし、パソコンで可能なE2Eの暗号化を携帯電話の音声通話に持ち込もうとする試みである。

アプリ配信

The Guardian ProjectはGoogle PlayAmazon AppstoreAptoideからのアプリ配信を行う他にも、F-Droid対応リポジトリの提供やWebサイトから署名済みファイルの直接配信を行っている。[8] [9]

参考文献

  1. ^ Thomas Lowenthal (19 April 2011). “For paranoid Androids, Guardian Project offers smartphone security”. ArsTechnica.com. 15 May 2013閲覧。
  2. ^ https://guardianproject.info/home/partners/
  3. ^ The Guardian Project. “Secure Mobile Apps”. GuardianProject.info. 15 July 2015閲覧。
  4. ^ n8fr8 (2015年6月30日). “Orfox: Aspiring to bring Tor Browser to Android”. The Guardian Project. 2015年7月11日閲覧。
  5. ^ Orfox Is The Guardian Project's Latest App For Bringing The Tor Browser Experience To Android, First Alpha Release Is Available”. Android Police. Illogical Robot LLC (2015年7月1日). 2015年7月21日閲覧。
  6. ^ Nathan Freitas (24 October 2013). “ChatSecure v12 Provides Comprehensive Mobile Security and a Whole New Look”. GuardianProject.info. 24 October 2013閲覧。
  7. ^ Ostel OSTN”. 6 September 2014閲覧。
  8. ^ Hans-Christoph Steiner (30 June 2014). “New Official Guardian Project app repo for FDroid!”. 27 July 2014閲覧。
  9. ^ Signing Keys”. The Guardian Project. 19 September 2014閲覧。

関連項目

外部リンク