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「灼熱カバディ」の版間の差分

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『'''灼熱カバディ'''』(しゃくねつカバディ)は、[[武蔵野創]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。[[小学館]]がリリースする[[iOS]]・[[Android]]用漫画[[アプリ]]『[[マンガワン]]』において2015年7月2日より連載中。また、小学館が配信する[[ウェブコミック配信サイト]]『[[裏サンデー]]』においても2015年7月9日より連載中。男子高校生らが[[部活動]]で[[カバディ]]に打ち込む様子を描いた[[スポーツ漫画]]である。
『'''灼熱カバディ'''』(しゃくねつカバディ)は、[[武蔵野創]]による[[日本]]の[[漫画]]作品。[[小学館]]がリリースする[[iOS]]・[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]用漫画[[アプリ]]『[[マンガワン]]』において2015年7月2日より連載中。また、小学館が配信する[[ウェブコミック配信サイト]]『[[裏サンデー]]』においても2015年7月9日より連載中。男子高校生らが[[部活動]]で[[カバディ]]に打ち込む様子を描いた[[スポーツ漫画]]である。


== 概要 ==
== 概要 ==

2020年9月6日 (日) 09:38時点における版

灼熱カバディ
ジャンル スポーツ漫画カバディ)、学園漫画
漫画
作者 武蔵野創
出版社 小学館
掲載サイト マンガワン
裏サンデー
レーベル 裏少年サンデーコミックス
発表期間 2015年7月2日 -
巻数 既刊14巻(2020年7月現在)
アニメ
原作 武蔵野創
放送局 テレビ東京ほか
放送期間 未定 -
テンプレート - ノート
プロジェクト 漫画アニメ
ポータル 漫画アニメ

灼熱カバディ』(しゃくねつカバディ)は、武蔵野創による日本漫画作品。小学館がリリースするiOSAndroid用漫画アプリマンガワン』において2015年7月2日より連載中。また、小学館が配信するウェブコミック配信サイト裏サンデー』においても2015年7月9日より連載中。男子高校生らが部活動カバディに打ち込む様子を描いたスポーツ漫画である。

概要

2013年、2014年に『裏サンデー』の第2回、第3回「連載投稿トーナメント」において2年連続で第4位を獲得した武蔵野創による初連載作品で、『マンガワン』と『裏サンデー』にて2015年7月から連載を開始。当初は月刊連載であったが、2016年2月から隔週連載に、2017年6月からは週刊連載となると同時に更新が木曜日から火曜日となり、『マンガワン』にて火曜日の「看板連載作品」となった。担当編集者の小林翔が「【月刊】→【隔週】→【週刊】とすべての連載形式をひとつの作品で経ることは非常に珍しいこと」とコメントするなど、連載形式が何度も変化した珍しい作品。

日本では現状マイナースポーツであるカバディの知名度向上に一役買っているという評価も少なくなく[1]、2016年、日本カバディ協会事務局長の河合陽児テレビ番組『ずっと追ってるジャーナル』(テレビ朝日)でカバディが取り上げられた際に本作を紹介し[2]カバディ日本代表選手の下川正將も「漫画(本作)を読み、競技を始める人が増えた」と述べている[3]。 また、インドメディア『Sportskeeda』で取り上げられ[4]、「ある漫画が日本でカバディの人気を上げる救世主を買って出ている」[5]、「インドスポーツの伝統的な魅力を引き出しており、評判の向上に結びつけている。インド国内でも安定した数の愛読者を確保できていることは間違いない」[5]などと絶賛されている。

2017年には「WEBマンガ総選挙」に初ノミネートされた[6]ほか、「このマンガがすごい! 2017 オトコ編」で第19位を獲得した。

あらすじ

宵越入部(単行本1巻 - 2巻)
能京高校に通う1年生・宵越竜哉は、サッカー選手として優れた実力と実績を持ちながら、サッカーをはじめとするスポーツ全般への関心を失い、それらとは無縁の生活をしていた。ある日、カバディ部の1年生・畦道相馬が部活勧誘に訪れ、部の練習を見学することになる。入部する気など無い宵越だったが、副部長・井浦慶にもちかけられた勝負に負け、しぶしぶ入部を了承する。当初はカバディを「イロモノスポーツ」とバカにしていた宵越だったが、練習を続けるうち、その魅力にのめりこんでいく。
初練習試合・能京高校VS奏和高校(単行本2巻 - 3巻)
宵越たちに試合経験をさせる必要があると感じた能京高校カバディ部部長・王城正人は、旧知の仲である奏和高校カバディ部部長・六弦歩に連絡をとり、奏和高校との練習試合を実現させる。水泳経験者のエース攻撃手・高谷煉などを擁する強豪・奏和高校との戦いを経て、能京高校はチームとしての課題を見つけ、また、新たなチームメイトを得る。
世界組取材(単行本4巻)
現カバディ協会会長・水堀新によって王城や六弦ら世界組と呼ばれる元全国中学カバディ選抜一軍チーム所属選手たちの取材に参加した宵越は、神畑樹率いる英峰高校や、不破仁率いる絶対王者・星海高校の存在を知る。
3校合同合宿(単行本4巻 - 8巻)
夏休みを迎えた能京高校は、王城や井浦と旧知の仲である右藤大元佐倉学が率いる埼玉紅葉高校と英峰高校との3校合同合宿を行う。合同練習や練習試合を経て他校のプレーヤーたちから刺激を受けた能京高校の面々は、それぞれ自身の目指すべき方向を見つける。
ミニゲーム(単行本8巻)
3校合同合宿後、宵越と畦道は、突如現れた高谷に誘われ星海高校の公開練習を見学。1年生にして星海高校スタメンの志場命は、不破に敬語を使わない宵越と衝突し、副部長・冴木銀の許可のもと、宵越らと3:3のミニゲームを行う。その場に居合わせた水堀らの見守る中、同じ1年生である志場の攻撃に反応できなかった宵越は、大会でのリベンジに燃える。また、水堀は宵越の攻撃技術の高さに驚くと同時に守備能力の無さを惜しむのであった。
守備特訓(単行本8巻 - 9巻)
水堀から宵越の情報を聞いた元カバディ日本代表主将・久納栄司が能京高校カバディ部の練習を見学しに来ることに。見学後、久納は能京高校コーチ兼監督に就任。「最強の守備」と謳われた久納の指導により、能京高校の守備は大きく変化していく。また、それまで攻撃だけにこだわってきた宵越は、自身の弱みと課題を突きつけられる。
夏大会開幕(単行本9巻)
選手登録を兼ねた大会の抽選時、右藤からカバディには県予選が無く最初から関東大会であることを聞かされた宵越は、関東が最大の戦いになると確信。そして、夏大会が開幕する。
関東大会Bブロック一回戦・能京高校VS伯麗IS(単行本9巻 - 10巻)
Bブロック一回戦。元世界組7番・外園丈治が主将を務める伯麗ISと対戦する能京高校は、序盤に強い宵越をスタメン攻撃手として起用し、大量リードに成功する。しかし、外園の仲間の能力を引き出すキャプテンシーやフェイントを使った巧みな攻撃により逆転を許し、エース攻撃手・王城を引きずり出される。王城の猛攻で再び逆転した能京高校に食らいつく外園だったが、守備特訓により成長した1年生・関隆太に倒され、勝負が決する。そうして、能京高校は初めての二回戦進出を決めることとなった。
関東大会Bブロック二回戦・能京高校VS大山律心高校(単行本10巻 - 12巻)
Bブロック二回戦。能京高校の相手は、前年度冬大会の一回戦で負けた相手、大山律心高校。因縁の相手との対決に過去の記憶が蘇る水澄京平伊達真司ら能京高校の面々だったが、チームの結束を高め試合に臨む。不気味なほどに冷静なエース・大和鉄雄が部長を務める大山律心高校は、久納と旧知の仲である監督・亜川公継の的確な作戦により能京高校を追い詰める。しかし、今や能京の守備の要となった水澄や伊達、そして守備の重要性に気づいた宵越の決死のプレーにより、能京高校が勝利を得る。
関東大会Bブロック三回戦・奏和高校VS埼玉紅葉高校(単行本12巻 - 13巻)
もはや弱小校ではなくなった能京高校は、Bブロック三回戦も難なく突破。そして、同じくBブロック三回戦。勝てば能京高校とのブロック決勝戦となる試合は、前年度冬大会関東ベスト4の奏和高校と、同じくベスト8の埼玉紅葉高校の対決となった。能京高校との練習試合には姿を見せなかった副部長・片桐浩二ら実力者揃いの奏和高校と、優れたリーダーシップを有する右藤と覚醒した天才・佐倉が引っ張る埼玉紅葉高校の戦いは白熱するが、最後は2年生エースの高谷が活躍し奏和高校が勝利を収め、同じ2年生エースの佐倉は雪辱を誓うのだった。
関東大会Bブロック決勝戦・能京高校VS奏和高校(単行本14巻 - )
Bブロック決勝戦。決勝リーグ進出の切符を争う戦いは、世界組時代からのライバルである王城と六弦が部長を務める能京高校と奏和高校の対決となった。能京高校の頭脳・井浦による伴伸賢の奇襲などの作戦や奏和高校の隠されてきた司令塔・緒方蒼介による作戦によって両者共に総力戦の様相を呈する展開となり、試合は延長戦へ突入することとなる。

登場人物

能京高校(のうきんこうこう)

主人公の宵越たちが所属する私立高校。スポーツが盛んだが、成果を残せていないカバディ部は立場が弱い。

宵越 竜哉(よいごし たつや)
本作の主人公。1年生。背番号は6。身長187.5cm、体重75.2kg(第8話時点)→体重75kg(第151話時点)。8月7日生まれ、しし座のA型。右利き(足は多分左利き)。得意科目はしいて言えば英語だが、学業成績は良くない。好きな色は水色で、好きな季節は夏。好きな食べ物はカレーハンバーグからあげ全般。好きな言葉は「最善」。
恵まれた身体能力と抜群の運動神経を持ち、精神力をも兼ね備えた天才型のスポーツエリート。中学まではサッカーのスター選手として活躍し、「不倒」の異名で呼ばれ、雑誌の表紙を飾ることもあった。しかし、チームメイトとの間に軋轢が生まれたことなどが原因でサッカーから離れ、カバディ部入部までは「ナイトエンド」というハンドルネーム生放送主としての活動に精を出していた。
カバディ部では王城に次ぐ攻撃手(レイダー)の役割を担う。
持ち前のリーチとスピード、サッカーで培った「走りのスペシャリスト」としての能力を活かしたロールキック、ブレーキ、カーブ、バックなどの技を駆使する。
顔立ちは整っているが、彼女がいる畦道やファンクラブを有する高谷に対して異常な嫉妬心を燃やしたり、男性の人見に対してまでドギマギした態度をとるなど、非常に残念な一面がある。また、度重なる誤解により一部に男色の噂が広められているが、本人は気づいていない。
王城 正人(おうじょう まさと)
3年生。カバディ部部長。背番号は1。身長171cm、体重58kg(MAX時)(第152話時点)。1月1日生まれ、やぎ座のAB型。両親は他界しており、父親は元カバディ日本代表の選手で、水堀や久納、亜川からは「王城先輩」と呼ばれていたようだ。右利き。得意科目は世界史と家庭科。好きな色はミントブルーと黒で、好きな季節は冬。好きな食べ物はカニチョコパイ。好きな言葉は「カバディ」。料理が趣味で、時には不摂生の宵越に肉じゃがを差し入れしたりすることも。
カバディ歴10年を超えるベテランで、世界組と呼ばれる元全国中学カバディ選抜一軍チーム所属選手の一人。世界組時代の背番号は5。世界組の中でも王城たちの世代は「黄金世代」と呼ばれるほど猛者揃いの世代であったが、その中においても攻撃へのこだわりは突出しており一目置かれる存在であった。
カバディ選手としては小柄で華奢な体格で、目の下には常時クマがあるなど病弱そうな外見だが、凄腕の攻撃手で能京のエース。他校のプレーヤーや指導者にも名を知られる存在である。
攻撃時には普段の温和な雰囲気からは一転、獣のような表情を見せ、その姿を見た者には「魔王」と表現されることも。
人一倍強いカバディへの「愛」が裏目に出た結果、宵越の入部時はオーバーワークにより足を痛め入院していた。
井浦 慶(いうら けい)
3年生。カバディ部副部長。背番号は2。身長172cm、体重63kg(第152話時点)。12月18日生まれ、いて座のB型。姉がいる。右利き。得意科目は英語だが、その他の科目においても優秀で、過去には「模試荒らし」と呼ばれたこともあるというほど学業成績が良い。好きな色は赤と黒で、好きな季節は秋。好きな食べ物は唐辛子。好きな言葉は「真実」。趣味は「変T探し」とゲーム(主に「人を殺すやつ」)。眼鏡にセンター分けの髪型で、一見真面目なヤサ男風。
カバディ歴は6年と少しで、部内では王城に次ぐベテラン。小学生の頃、王城に誘われてカバディを始めた。王城と同じく元全国中学カバディ選抜選手の一人だが、二軍チーム所属だったため世界組ではない。そのためか、幼馴染の王城や後輩の右藤、佐倉などとは仲が良かったが、六弦には「王城の友人」と呼ばれ名前すら覚えられていなかった。
能京きっての頭脳派で、コート内における司令塔的な役割を担う。知識や知恵だけでなくスタミナも有するため、最後まで考えながら動けることが強みのプレーヤー。また、普段は後輩たちの指導や育成にも熱心で、時には自身の練習時間を削ってまでも後輩たちを育てる。
爽やかな外見に反し、人の弱みを握り自分の意に従わせるという恐ろしい一面を持つ。そのような行いのせいか、なぜかクジ運が非常に悪い。
水澄 京平(みすみ きょうへい)
2年生。背番号は3。身長178cm、体重80kg(第154話時点)。3月9日生まれ、うお座のB型。右利き。学業成績は良くなく、数学がマシな程度。好きな色は緑とピンクで、好きな季節は春。好きな食べ物はグラタンピザチーズ。好きな言葉は「根性」。好きなものは「カックイイもの」。カラオケビリヤードダーツなどの趣味を持つ。天然パーマで癖のある髪型が特徴で、筋肉質。
中学までは喧嘩に明け暮れる不良だったが高校では足を洗いハッピーに生活しようとしていたところ、過去の喧嘩の映像を持つ井浦に脅迫され、カバディ部に入部。
闘争心の強い特攻型の守備手(アンティ)で、伊達と共に能京の守備の要として活躍する。
伊達 真司(だて しんじ)
2年生。背番号は4。身長174.2cm、体重79.9kg(第8話時点)→身長174cm、体重80kg(第155話時点)。4月8日生まれ、おひつじ座のA型。左利き。得意科目は化学。好きな色は白と黒で、好きな季節は夏。好きな食べ物はササミホタテ、ノンオイルツナ。好きな言葉は「No pain,No gain」。好きなものは筋肉。趣味はシェイカー探し。かなりの筋肉質で黒目がほぼ無いのが特徴。ちなみに、父と兄も同じようにかなりの筋肉質で黒目がほぼ無い。
野球経験者で、中学まではピッチャーとして活躍していた。怪我の影響で野球を辞め帰宅部として過ごしていたところに水澄からの勧誘を受け、カバディ部に入部。
筋骨隆々の体を活かしたパワープレーが持ち味で、水澄と共に能京の守備の要として活躍する。
畦道 相馬(あぜみち そうま)
1年生。背番号は5。身長166cm、体重64kg(第153話時点)。5月15日生まれ、おうし座のO型。右利き。得意科目は美術と現国。好きな色はオレンジと茶色で、好きな季節は秋。好きな食べ物はたけのこきのこ山菜全般。好きな言葉は「前進」。好きなものはカバディ。趣味は木彫。インパクトのあるスキンヘッドと、田舎育ちのため喋り方が訛っているのが特徴。
カバディ選手としては低身長だが、実家が高い山の上にある窯元で毎日が筋トレのような生活をしていたため、非常に力が強い。
カバディは高校入学から始めた素人だが、周りとの連携を重視したプレーができ、優秀な守備手となる素質を持つ。
自身や周囲の人間の位置や動きをセンサーのように感知することを得意とする。
朗らかな性格で、横柄な態度をとる宵越にも臆せず接し、お互いに良き理解者となっていく。
地元に彼女がおり、そのことで宵越からは理不尽な嫉妬心を燃やされている。
伴 伸賢(ばん のぶたか)
1年生。背番号は7。奏和高校との練習試合後に入部。身長183cm、体重70kg(第156話時点)。9月7日生まれ、おとめ座のA型。右利き。得意科目は数学。好きな色は黄色で、好きな季節は夏。好きな食べ物は。好きな言葉は「忠実」。趣味は昆虫採集。リーゼントヘアの強面だが、声は小さく自己主張も少ない。
サッカー経験者。幼少期に宵越と交流する機会があり、それ以来宵越の熱烈なファンだった。そのため、同学年の宵越に対して「さん付け」かつ敬語で話す。
関 隆太(せき りゅうた)
1年生。背番号は8。奏和高校との練習試合後に入部。身長167cm、体重80kg(第157話時点)。6月18日生まれ、ふたご座のO型。右利き。得意科目は日本史。好きな色は青で、好きな季節は春。好きな食べ物はポテトチップスコンソメ味)。好きな言葉は「Giant Killing」。趣味はボウリング。太目の体格だが、見た目に反して瞬発力もある。
相撲経験者。4年前のちびっこ相撲で優勝し、「『首堕とし』の関」として名が知られていた。
クラスで浮いていた伴や人見とも親しかったり、3校合同合宿時には他校の先輩である神畑と交流するなど、コミュニケーション能力に長けた一面がある。
人見 裕希(ひとみ ゆうき)
1年生。背番号は9。奏和高校との練習試合後に入部。身長169cm、体重56kg(第158話時点)。9月21日生まれ、おとめ座のAB型。左利き。得意科目は古典。好きな色はアイボリーで、好きな季節は冬。好きな食べ物はマカロン寿司(特にサーモン)。好きな言葉は「静謐」。趣味は読書。一見女性のような容姿をしているが、男性。
スポーツ未経験。試合への出場機会はあまり無いものの、時にはマネージャー的な役割もこなして部に貢献している。
宵越をはじめカバディ部の面々に対してはツッコミ役に回ることが多い。
久納 栄司(くのう えいじ)
年齢は30代で、水澄の母親より歳上であるらしい。3校合同合宿後、カバディ部のコーチ兼監督に就任。身長178cm、体重77kg(第159話時点)。11月11日生まれ、さそり座のAB型。右利き。得意科目は家庭科。好きな色は玉虫色で、好きな季節は秋。好きな食べ物はアーモンド。好きな言葉は「調和」。趣味は料理創作で、王城に料理を教えた人物である。長い睫毛が特徴で、髪は束ねていることが多い。
元カバディ日本代表主将であり、「日本一の守備」と呼ばれ、インドのプロリーグで守備手として活躍していた経歴を持つ。
一人称は「アタシ」。オネエ言葉を使い、宵越たちを「ちゃん付け」で呼ぶなど個性的な人物。ちなみに、美容面で尊敬する人見のことは「先生」と呼ぶ。夜はバーのマスターとして働いている。
古賀(こが)
カバディ部顧問の先生。
竹中(たけなか)
サッカー部監督。「不倒」の宵越をサッカー部に入部させようと熱心に勧誘していたが、いつのまにかカバディ部を応援するように。時にはサッカー部員を引き連れて試合会場まで駆けつけ、熱心に観戦することも。紆余曲折あって、宵越にあらぬ誤解を抱いている。
錦野(にしきの)
3年生。野球部部長。安堂には頭が上がらない。
安堂(あんどう)
2年生。野球部のエースピッチャー。日焼けした肌が特徴。旧体育館の使用権を巡り宵越たちカバディ部と対立し、カバディを「マイナースポーツ」と見下していたが、宵越たちが本気でカバディに取り組んでいることを知るとその態度を改めた。夏には甲子園に出場した後、錦野から部長の任を引き継がれる。

奏和高校(そうわこうこう)

世界組の六弦が率いる前年度冬大会関東ベスト4の強豪校。音楽が盛んで、運動部の数は少ないという。

六弦 歩(ろくげん あゆむ)
3年生。カバディ部部長。背番号は1。身長175cm、体重80kg(オフ時90kg)(第161話時点)。7月23日生まれ、しし座のAB型。家族構成は父と母。右利き。苦手教科は現国。好きな色は黄で、好きな季節は夏。好物はバナナで苦手な物は鶏ささみ。好きな言葉は「狩り」。趣味はベース。頭頂部を金髪にしたソフトモヒカン風の髪型で、高校生離れした屈強な体格を有する。
カバディ歴は王城や井浦よりも浅く、中学1年生の春から始めたという。世界組の一人で、世界組時代の背番号は4。
特に守備についての評価が高いが、守備だけではなく攻撃もこなし、センス、パワー、スピードと三拍子揃ったバランスの良いプレーヤー。そのため、世界組では不破や神畑と共にほぼ固定のスタメンとして起用されていた。
王城とは中学時代からお互いに認め合うライバル的存在であり、世界組時代は毎日のように1対1で勝負をしていた。
実直で真面目な性格だが、鈍感なところがあり、六弦自身に悪意は無いものの他人のコンプレックスを刺激してしまうことがある。
片桐 浩二(かたぎり こうじ)
3年生。カバディ部副部長。背番号は2。身長177cm、体重80kg(オフ時86kg)(第162話時点)。5月1日生まれ、おうし座のB型。家族構成は父と母、兄。右利き。苦手教科は数学。好きな色は青で、好きな季節は秋。好物はバナナで苦手な物は「辛いのと熱いの」。好きな言葉は「下克上」。趣味は懸垂。逆立った黒髪で、屈強な体格。
能京との練習試合には精神的な理由により出場しなかった。
技術やセンスの無さをその異常な練習量でカバーしているプレーヤーで、練習嫌いのスポーツエリートである高谷や合理的な練習方法や効果的な作戦を是とする緒方とは正反対のタイプである。
六弦が唯一「振り切ること」ができなかったと認めるほどのストイックさを持つが、そのストイックさの原動力は世界組や天才への「嫉妬」であり「ぶつけようのない、怒り」である。片桐は自身のそういった感情を「醜い」と感じており、口に出すことは一生ないだろうと考えている。
高谷 煉(たかや れん)
2年生。背番号は3。身長185cm、体重75kg(第163話時点)。4月2日生まれ、おひつじ座のB型。家族構成は父と母、妹。右利き。苦手教科は数学。好きな色は透明で、好きな季節は夏。好物は珈琲で苦手な物は揚げ物、「油っぽいの」。好きな言葉は「自由」。趣味はテナーサックス。容姿端麗で、練習試合にすらファンクラブが集うほどの人気者。
宵越と同じく天才型のスポーツエリートで、水泳経験者。中学時代、全国1位の実績をあげ、非公式ながら当時の中学生世界記録に届くなど非凡な才能を持ちながら、突如水泳を辞めた経歴を持つ。
自他共に認める奏和のエース攻撃手で、優れたリーチとスピード、ボディーコントロールの良さと帰陣意識の高さが長所。また、持ち前の肺活量を活かした長い攻撃継続時間(キャント継続時間)を有する。高谷によると「人の3倍」はキャントしていられるという。
耳が非常に良く、時にはその場にいる人間の感情までも察知するほどである。
自らを「頂点の器」と信じて疑わない唯我独尊な性格で、歯に絹着せぬ物言いからチームメイトと衝突することもあるが、自身をカバディ部に勧誘した六弦に対しては一定の敬意を払う。
宵越を「たっつん」、佐倉を「チェリー」と呼ぶなど他人に対して妙なニックネームをつけがちで、他校のプレーヤーとも社交的に接する傾向にあるが、相手を煽るような発言をすることも。
試合前には全身の毛を剃ったり爪を短く切り揃えるなどのこだわりがある。
木崎 新太郎(きざき しんたろう)
3年生。背番号は4。身長175cm、体重72kg(第164話時点)。6月15日生まれ、ふたご座のA型。家族構成は父と母。右利き。苦手教科は英語。好きな色は黒で、好きな季節は冬。好物はおでんはんぺんで苦手な物は昆布。好きな言葉は「長い物には巻かれろ」。趣味はヘアバンド集めで、黒髪にヘアバンドをしていることが多い。
気が強く、高谷とは衝突しがちである。カバディ部に入部した動機は「かっちょいい身体」になりたかったからとのこと。
栄倉 祐(えいくら ゆう)
2年生。背番号は5。身長174cm、体重73kg(第164話時点)。10月5日生まれ、てんびん座のO型。家族構成は父と母。右利き。苦手教科は英語。好きな色は黄色で、好きな季節は春。好物は大福で苦手な物はシナモン。好きな言葉は「不言実行」。趣味はガーデニングおかっぱ風の髪型。
そのプレースタイルは「仕事人」と評されることも。同学年の高谷からは「栄ちゃん」と呼ばれる。高谷の態度には時に腹を立てながらも、その実力は認めている様子。誰とも敵対しない性格ゆえか、高谷と3年生の間で板挟みになってしまうことも多いようだ。
植野 孝(うえの たかし)
3年生。背番号は7。身長176cm、体重71kg(第165話時点)。6月4日生まれ、ふたご座のA型。家族構成は父と母。右利き。苦手教科は数学。好きな色は白で、好きな季節は春。好物はおかゆで苦手な物は牛乳。好きな言葉は「健康」。趣味はビタミンサプリ飲み比べ。坊主頭。
能京との練習試合にはインフルエンザのため出場しなかった。牛乳を飲むと必ず腹を下すなど内臓が弱く、たびたび体調を崩すようだ。
緒方 蒼介(おがた そうすけ)
1年生。背番号は8。身長168cm、体重64kg(第166話時点)。7月18日生まれ、かに座のA型。家族構成は父と母。右利き。苦手教科は現国。好きな色は浅葱色で、好きな季節は冬。好物はスルメで苦手な物は生のイカ。好きな言葉は「効率化」。趣味はスポーツ観戦。天然パーマで癖のある黒髪。
能京との練習試合には出場しなかった。
スポーツライターの父親の影響でスポーツ全般が好きだったが、「外から見てる方が楽しい」と思っており、特段運動神経が良いわけでもなかったため、中学まではスポーツをしていなかった。
カバディ部に入部した折、合理的な練習方法や効果的な作戦が欠けていると感じ、そのことついて提言したいと思うものの、実力主義の奏和では実力=発言力であるため部内である程度の結果を出す必要に迫られる。スポーツ未経験だった緒方だが、部内対抗戦において1年生チームを率い先輩チーム相手に善戦したことで六弦に認められ、発言力、ひいては奏和の司令塔の座を得るに至った。
先輩の中では高谷と比較的仲が良い様子。片桐とは考え方の違いから衝突した過去がある。
室屋 大助(むろや だいすけ)
2年生。背番号は9。身長180cm、体重75kg (第167話時点)。9月30日生まれ。てんびん座のO型。家族構成は父と母、弟。右利き。苦手教科は英語。好きな色は橙で、好きな季節は秋。好物は寿司(特に鮭)で苦手な物は特になし。好きな言葉は「創意工夫」。趣味はクトゥルフ神話TRPG。たらこ唇が特徴。
岩田(いわた)
カバディ部監督。

英峰高校(えいほうこうこう)

世界組の神畑が率いる前年度冬大会関東準優勝の強豪校で、守備力に定評がある。偏差値が高い進学校としても知られる。

神畑 樹(かみはた いつき)
3年生。カバディ部部長。背番号は1。身長203cm、体重82.8kg(第36話時点)。眼鏡をかけており、細身の体格。
世界組の一人で、世界組時代の背番号は2。
攻守をこなす英峰のエースプレーヤー。
超高身長ゆえに体重制限(80kg)のための減量が過酷なものとなっており、スタミナには課題がある。
基本的には冷静な性格だが、常に関東大会準優勝、つまり「万年2位」という結果に終わっているため、打倒星海の意志が人一倍強く、時には感情を露わにすることもある。
八代 一馬(やしろ かずま)
3年生。カバディ部副部長。背番号は2。高身長。色素の薄い髪色。誰に対しても敬語で話す。
君嶋 拓(きみしま たく)
3年生。背番号は3。高身長。パーマがかった黒髪。父親は医者。
若菜 剛(わかな ごう)
2年生。背番号は7。低身長ながら、持ち前のスピードにより広い攻撃範囲を有し、フェイントをかけながらタッチを狙う「シャッフルレイド」などを駆使する実力派の攻撃手。人一倍負けん気の強い性格を神畑に評価され、スタメンに昇格したという。
池上(いけがみ)
カバディ部顧問の先生。

星海高校(せいかいこうこう)

大会発足以来7年連続全国制覇を成し遂げている、高校カバディ界における絶対王者。

不破 仁(ふわ じん)
3年生。カバディ部部長。背番号は1。色素の薄い髪色で、坊主頭。屈強な体格を有する。
猛者揃いの世界組の「黄金世代」の中でも一番の実力者と目されていた圧倒的な存在。世界組時代の背番号も1で、主将を務めた。
攻撃も守備もこなす万能型のプレーヤーだが、志場の入部を機に自身の体型をより守備向きの体型に作り変えたようだ。
親兄弟もカバディ日本代表のサラブレッドで、カバディをやる理由を問われた際には「使命」と即答するなど、強い信念を持つ。
冴木 銀(さえき ぎん)
3年生。カバディ部副部長。背番号は2。下がり気味の眉と無精髭が特徴。
世界組の一人で、世界組時代の背番号は3。
分析力や思考力に長けた星海のブレイン的存在。
高谷には「嘘しかついてねー」、神畑には「信用ならん」と評されるなど、周囲からはうさん臭いイメージで見られがちだが、本人は気にしていない様子で飄々としており、食えない性格。
ちなみに神畑とは中学時代の海外遠征で共に腹を壊した仲である。
本田 貴一(ほんだ きいち)
3年生。背番号は3。ギョロッとした目が特徴。
明朗快活な性格で、後輩や他校の人間に対しても比較的気さくに接する。
早乙女 幹也(さおとめ みきや)
3年生。背番号は6。常に血走った目が特徴で、屈強な体格。
世界組の一人。
好戦的な性格で、特に減量中は気が立っている。
志場 命(しば みこと)
1年生。背番号は7。長めの黒髪で、髪を束ねることもある。
王城たちの2つ下の世代の世界組だった実力派の攻撃手で、他競技からの転向者。高谷は体操バレエの経験者だと予想したが、志場は明確な回答を避けた。
宵越と同等のスピードを持ち、柔軟性のある身体を活かした美しいプレーをする。
仁を敬愛しており、彼に対して無礼な態度をとる宵越にはその態度を改めてほしいようだ。
葉沼 清春(はぬま きよはる)
2年生。背番号は8。坊主頭。
不破 一心(ふわ いっしん)
カバディ部監督。仁の父親でもある。
元カバディ日本代表の選手で、水堀や久納、亜川からは「不破先輩」と呼ばれている。

埼玉紅葉高校(さいたまこうようこうこう)

前年度冬大会にて、創部1年目でチーム全員が1年生だったにも関わらず関東ベスト8を成し遂げた高校。

右藤 大元(うとう ひろもと)
2年生。カバディ部部長。背番号は1。身長169cm、体重65kg(第169話時点)。10月12日生まれ、てんびん座のAB型。家族構成は父と母、妹。右利き。好きな季節は春。好物は地元の煮干しラーメン。趣味はパーティーゲーム。細い目が特徴で、愛称はヒロ。
王城たちの1つ下の世代の世界組で主将を務めていた。世界組時代の背番号は1。
身体的ポテンシャルは決して高くないが、様々な技や作戦を駆使する引き出しの多さが持ち味のプレーヤー。
自身が「天才」と認める佐倉とプレーするためだけに紅葉に入学し、カバディ部を創設した。
非常に社交的で、先輩や他校の人間に対しても臆することなくコミュニケーションを取りにいく。中学時代から、王城を「正人さん」、井浦を「慶さん」と呼び、慕っている。
佐倉 学(さくら まなぶ)
2年生。背番号は2。おかっぱのような髪型をしていたが、夏大会開幕の時期に短髪となった。
元全国中学カバディ選抜選手の一人だったが、精神的な理由によりカバディから一時的に離れていた。
紅葉のエース攻撃手で、スピードに加えパワーもあり、体を回転させ掴まれた手足をほどくなど、高いテクニックも有する圧倒的なプレーヤー。
中学時代に出会った王城を深く尊敬しており、カバディの技術のほとんどを王城から教わったため、3校合同合宿開始時には王城の模倣のようなプレースタイルであったが、徐々に自分なりのプレースタイルを確立していく。
同じように王城から影響を受ける宵越とは兄弟弟子的な関係となり、自身の得意技である回転を宵越に伝授。また、同じように圧倒的な攻撃手であり同学年でもある高谷は佐倉の闘争心を呼び覚ますきっかけの人物となり、佐倉にとって初めてのライバル的な存在となる。
木戸(きど)
2年生。背番号は3。明るめの髪色でスポーツサングラスをかけている。
花井(はない)
2年生。背番号は4。明るめの長髪にヘアバンドをして目元が隠れている。
加治(かじ)
2年生。背番号は5。黒髪にヘアバンドをしている。
石田(いしだ)
2年生。背番号は6。黒い短髪。
三村(みむら)
2年生。背番号は7。黒髪。
武石(たけいし)
カバディ部顧問の先生。

奥武高校(おくぶこうこう)

前年度冬大会にて関東ベスト4となった強豪校。世界組の山田が部長を務める。

山田(やまだ)
3年生。カバディ部部長。背番号は1。褐色の肌とボリュームのある癖毛が特徴。
世界組の一人で、世界組時代の背番号は6。

伯麗IS(はくれいインターナショナルスクール)

世界組の外園が主将を務めるインターナショナルスクール

外園 丈治(ほかぞの じょうじ)
3年生。カバディ部主将。背番号は1。金髪とケツアゴが特徴。
世界組の一人で、世界組時代の背番号は7。カバディ選手としては万能型だが、世界組時代には近くに仁がいたため、自身を「万能型の下位互換」「人から見れば器用貧乏な脇役」と評しつつ、フェイントの技術を磨くなどの努力を重ねた。
陽気かつ豪快な性格で優れたリーダーシップを有し、攻守ともに伯麗を引っ張る。
誰に対しても気さくで、初対面かつカバディに無知な安堂に試合の解説を買ってでたり、世界組時代の後輩である右藤や佐倉と並んで一緒に試合観戦をしたりもする。
ローガン
背番号は2。逆立てた髪が特徴。
タイラン
背番号は3。肌が黒く、コーンロウの髪を束ねている。
唐(とう)
背番号は4。切れ長の眼が特徴。
ホン
背番号は5。肌が黒く、髭を生やしている。
ルーク
1年生。背番号は9。ぽっちゃりとした太目の体型。
チャド
背番号は10。長髪。

大山律心高校(おおやまりっしんこうこう)

カバディ部の歴史が長く、関東大会決勝リーグ常連の古豪。

大和 鉄雄(やまと てつお)
3年生。カバディ部部長。背番号は1。常に微笑むような表情をしている。
野球経験者。ポジションはキャッチャーだった。
世界組を凌ぐほどの実力を持つとの評価もあるが、不気味なほどに意思が見えないミステリアスなプレーヤー。
立石(たていし)
3年生。背番号は2。濃い眉毛ともみあげが特徴。ラグビー経験者。
室井(むろい)
3年生。背番号は3。ゴツゴツした輪郭が特徴。ラグビー経験者。
喜多野(兄)(きたの(あに))
3年生。背番号は4。双子の弟と違い、サイドに剃り込みが入っている。ラグビー経験者。
喜多野(弟)(きたの(おとうと))
3年生。背番号は5。双子の兄と違い、サイドに剃り込みが入っていない。ラグビー経験者。
岩田(いわた)
3年生。背番号は6。下睫毛が特徴。ラグビー経験者。
金澤(かなざわ)
2年生。背番号は7。ヘアバンドをしている。ラグビー経験者。
亜川 公継(あがわ きみつぐ)
カバディ部監督。目が隠れるほどの長い前髪が特徴。
元カバディ日本代表の選手。久納とは同期であり、お互いを「栄司君」「亜川ちゃん」と呼び合う。
かつて大学生カバディチームを指導し日本一に導いた経歴を持つ名将。指導者としては久納を圧倒するが、選手時代は努力や工夫を重ねてもその類稀なる才能からくる実力に追いつけなかったこともあり、彼に対しては複雑な感情を抱いている。

その他

水掘 新(みずほり あらた)
カバディ協会会長で高校大会の責任者。元世界組監督で、王城たち「黄金世代」を指導していた。元カバディ日本代表選手で、王城の父親や一心の後輩、久納や亜川の先輩にあたる。また、インドのプロリーグで守備手として活躍していた経歴を持つ。
木道(きどう)
世界組の一人で、世界組時代の背番号は9。
三島(みしま)
世界組の一人で、世界組時代の背番号は10。
鈴木(すずき)
現世界組監督。

用語

世界組
作中で、全国中学カバディ選抜選手のうち一軍チームに属していた、または属しているプレーヤーたちのことを指す。高い実力と、海外遠征など豊かな経験を有するエリートたちである。特に、王城たちの世代は「黄金世代」と呼ばれるほど猛者揃いであった。
攻撃手(レイダー)
カバディにおいて、攻撃時に相手チームのコートに入り得点の取得を狙うのが主な役割となるプレーヤーのこと。単に攻撃のことは「レイド」という。詳細はカバディの記事を参照。
守備手(アンティ)
カバディにおいて、守備時に相手攻撃手による得点の取得を阻止するのが主な役割となるプレーヤーのこと。単に守備のことも「アンティ」という。詳細はカバディの記事を参照。
キャント
攻撃手は「カバディ、カバディ、……」と息継ぎ無しで発声し続けている間だけ攻撃することができ、その発声をキャントという。詳細はカバディの記事を参照。
ストラグル
攻撃手が相手チームのプレーヤーにタッチした(触れた)状態のこと。攻撃手はストラグルの状態で自チームのコートに戻ることができれば、タッチした人数分の得点を得られる。詳細はカバディの記事を参照。
ロビー
コートの両脇にあるエリア。ストラグルまではどのプレーヤーも入ってはならない。入ってしまった場合はコートアウトとなり1失点となる。
ボークライン
コートの中央から一本目のライン。攻撃手は、このラインを越えなければ1失点となる。
ボーナスライン
ボークラインの奥にあるライン。攻撃手は、相手チームのコート内人数が6人以上の時にこのラインを越えるとボーナスで1得点となる。
サードレイド
作中では夏大会にて採用された新ルール。無得点攻撃が3回続くと1失点となる。Do or Die Raidとも呼ばれる。詳細はカバディの記事を参照。
スーパータックル
作中では夏大会にて採用された新ルール。守備時に自チームのコート内人数が3人以下の場合、相手攻撃手を倒すと2得点となる。
ファイブレイド
試合終了時に同点だった場合の延長戦。各チーム5人の攻撃手を交互に送り出し、全ての攻撃終了後に得点の多いチームが勝利となる。
・守備はチーム全員が守りにつき(最大7人)、ファイブレイド中の守備の人員増減はない。
・ファイブレイド時は通常タッチの得点に加え、ボークラインを越えた時点で1点獲得となる。

書誌情報

  • 武蔵野創 『灼熱カバディ』 小学館〈裏少年サンデーコミックス〉、既刊14巻(2020年7月12日現在)
    1. 2016年2月12日発売[7]ISBN 978-4-09-127027-6
    2. 2016年5月12日発売[8]ISBN 978-4-09-127257-7
    3. 2016年10月12日発売[9]ISBN 978-4-09-127446-5
    4. 2017年2月17日発売[10]ISBN 978-4-09-127530-1
    5. 2017年7月12日発売[11]ISBN 978-4-09-127719-0
    6. 2017年9月19日発売[12]ISBN 978-4-09-127815-9
    7. 2018年1月12日発売[13]ISBN 978-4-09-128119-7
    8. 2018年5月18日発売[14]ISBN 978-4-09-128297-2
    9. 2018年8月17日発売[15]ISBN 978-4-09-128464-8
    10. 2018年11月12日発売[16]ISBN 978-4-09-128719-9
    11. 2019年4月19日発売[17]ISBN 978-4-09-129107-3
    12. 2019年9月12日発売[18]ISBN 978-4-09-129395-4
    13. 2020年2月12日発売[19]ISBN 978-4-09-129584-2
    14. 2020年7月10日発売[20]ISBN 978-4-09-850196-0

テレビアニメ

2020年7月7日、アニメ化が決定したことが発表され、テレビ東京ほかにて放送予定[21]

脚注

  1. ^ まるでキャプテン翼・スラムダンク カバディ熱、急上昇”. 朝日新聞デジタル (2019年2月28日). 2019年7月27日閲覧。
  2. ^ 「灼熱カバディ」 に関するテレビ情報”. TVでた蔵. 2018年3月24日閲覧。
  3. ^ 「カバディ」ショービジネス化、競技レベル向上 日本でも漫画出版、人気高まる (2/2ページ)”. SankeiBiz. p. 2 (2016年12月20日). 2018年3月24日閲覧。
  4. ^ Pro Kabaddi League 2017 Season 5: Kabaddi comic book becoming quite the rage in Japan”. Sportskeeda (2017年7月18日). 2018年3月24日閲覧。
  5. ^ a b 日本のカバディ漫画が本場インドで話題 現地特集「カバディ人気の救世主に」”. livedoor News (2017年7月20日). 2018年3月24日閲覧。
  6. ^ “今もっとも愛されているWebマンガ”を決める「WEBマンガ総選挙」投票開始”. コミックナタリー (2017年7月17日). 2018年3月24日閲覧。
  7. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 1”. 小学館. 2018年3月24日閲覧。
  8. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 2”. 小学館. 2018年3月24日閲覧。
  9. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 3”. 小学館. 2018年3月24日閲覧。
  10. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 4”. 小学館. 2018年3月24日閲覧。
  11. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 5”. 小学館. 2018年3月24日閲覧。
  12. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 6”. 小学館. 2018年3月24日閲覧。
  13. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 7”. 小学館. 2018年3月24日閲覧。
  14. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 8”. 小学館. 2018年5月18日閲覧。
  15. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 9”. 小学館. 2018年8月17日閲覧。
  16. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 10”. 小学館. 2018年11月12日閲覧。
  17. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 11”. 小学館. 2019年4月21日閲覧。
  18. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 12”. 小学館. 2019年10月18日閲覧。
  19. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 13”. 小学館. 2020年3月15日閲覧。
  20. ^ 裏少年サンデーコミックス 灼熱カバディ 14”. 小学館. 2020年7月12日閲覧。
  21. ^ 「灼熱カバディ」TVアニメ化!武蔵野創描き下ろしティザービジュアル、PV公開”. コミックナタリー. ナターシャ (2020年7月7日). 2020年7月7日閲覧。

外部リンク