「IPA (ファイルフォーマット)」の版間の差分
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2020年9月6日 (日) 09:26時点における版
IPAは、 iOS上で動作するアプリケーションを含むアーカイブファイルの一種である[1]。IPAファイルはARMアーキテクチャ向けのバイナリを格納しており、iOSデバイスにのみインストールすることが可能となっている。
IPAファイルにはx86アーキテクチャ向けのバイナリが含まれていないため、ほとんどの場合iPhone Simulatorにインストールすることはできず、Xcode SDK固有のプロジェクトファイルが必要となる。ただし、一部のシンプルなIPAファイルは、解凍して生成されるPayloadフォルダに含まれるアプリケーションの実行ファイルをコピーすることでiPhone Simulator上でも開くことが可能である。
未署名のIPAファイル
未署名のIPAファイルは、アプリケーションの実行ファイルを含むXcode SDKのProductsフォルダをコピーし、Payloadフォルダにリネームしたあとzipで圧縮することで生成でき、iOS jailbrokenなどのサードパーティーOS上でインストールして実行することができる。また、未署名のIPAファイルはしばしば著作権侵害、 改造アプリ、jailbreak、目的で使用される。
IPAファイルの構造
IPAファイルは、アプリケーションの情報をiTunesやApp Storeに認識させるための構造をもつ。以下に構造の一例を示す。
/Payload/ /Payload/Application.app /iTunesArtwork /iTunesArtwork@2x /iTunesMetadata.plist /WatchKitSupport/WK
上に示したPayloadフォルダはアプリケーションの全てのデータを含んでいる。 iTunesArtworkフォルダにはiTunes、App Store、iOSデバイス上で表示されるアプリケーションのアイコンとして使用される512×512ピクセルのPNG画像が含まれている。iTunesMetadata.plistにはアプリの名前、開発者の名前とID、バンドルの識別子、著作権情報、ジャンル、リリース日、アプリケーション内の購入情報などが含まれている。
脚注
- ^ “IBM Knowledge Center - Creating the IPA file”. IBM Knowledge Center. 2017年8月30日閲覧。