「MAXQDA」の版間の差分
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=== MAXApp === |
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MAXAppは[[Android]]と[[IOS (アップル)|iOS]]で無料使用が可能な携帯アプリで、MAXQDAの基本的な機能を備えています。フィールド調査でコーディングやメモの作成ができ、それらを続けてコンピューター、またはMAXQDAのプロジェクトにエクスポートすることができます。 |
MAXAppは[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]と[[IOS (アップル)|iOS]]で無料使用が可能な携帯アプリで、MAXQDAの基本的な機能を備えています。フィールド調査でコーディングやメモの作成ができ、それらを続けてコンピューター、またはMAXQDAのプロジェクトにエクスポートすることができます。 |
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== バージョン履歴 == |
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* 2012年 MAXQDA11 (Windows) |
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* 2012年 MAXApp [[IOS (アップル)|iOS]]対応 (iOS App) |
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* 2014年 MAXApp [[Android]]対応 (Android App) |
* 2014年 MAXApp [[Android (オペレーティングシステム)|Android]]対応 (Android App) |
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* 2014年 MAXQDA11 ([[macOS|OS X]]) |
* 2014年 MAXQDA11 ([[macOS|OS X]]) |
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* 2015年 MAXQDA12 (WindowsとOS Xに対応) |
* 2015年 MAXQDA12 (WindowsとOS Xに対応) |
2020年9月6日 (日) 09:11時点における版
開発元 | VERBI GmbH |
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初版 | 1995 |
最新版 | |
対応OS | Microsoft Windows, Mac OS |
対応言語 | 多言語 (15) |
種別 | 質的データ分析, 質的調査 |
ライセンス | 独自のソフトウェア |
公式サイト |
www |
MAXQDA[読み疑問点]は、アカデミック分野、科学分野の機関、およびビジネス分野でのコンピューターによる質的、および混合研究法によるデータ、テキスト、マルチメディアの分析のために設計されたソフトウェアプログラムです。MAXQDAはベルリン (ドイツ) を本拠とするVERBI Softwareによって開発、および販売されています。
MAXQDAは質的、量的分析、および混合研究法による調査のために設計されています。[2] その質的調査を超えた特徴は卓越した属性機能 (プログラムでは変数とも呼ばれます) と、多数のインタビューを比較的迅速に処理するプログラムの可能性にあります。[3]
製品
MAXQDA Standard
macOSとWindows対応のMAXQDA Standard版は質的データのオーガニゼーションと分析のためのツールを備えています。[4] それにはテキスト、音声、画像、ビデオ、参考文献ファイル、およびサーベイデータ、ツイッターのツイート、フォーカスグループの文字起こしが含まれます。データは4スクリーンウィンドウ上でコードやメモと共に分析されます。MAXQDAの図解化の機能とエクスポートのオプションはプレゼンテーション化を円滑に実現します。MAXQDAはデータの量的分析のためのいくつかのツールを備えています (例えば混合研究法のツール)。[5]
MAXQDA Plus
MAXQDA PlusはMAXQDAを拡張させたバージョンで、MAXDictioモデュールを含みます。[6] MAXDictioは辞書の作成、そしてテキストファイルの検索とフィルターのために使われます。語彙と単語の頻度分析は質的な研究結果のサポートに使われます。
MAXQDA Analytics Pro
MAXQDA Analytics Proは最上位版のMAXQDAです。MAXDictionモデュールに加えて、質的データの統計分析のための包括的なモデュールを搭載しています。「Stats」モデュールはMAXQDAプロジェクトデータを統計的に分析したり、また ExcelやSPSSの外部の量的データセットにインポートしたり作業したりできるツールを提供します。
MAXQDA Reader
MAXQDA ReaderによってMAXQDAプロジェクトをライセンス無しで読んだり検索したりできます。プロジェクトの編集はできません。
MAXApp
MAXAppはAndroidとiOSで無料使用が可能な携帯アプリで、MAXQDAの基本的な機能を備えています。フィールド調査でコーディングやメモの作成ができ、それらを続けてコンピューター、またはMAXQDAのプロジェクトにエクスポートすることができます。
バージョン履歴
- 1989年 MAX (DOS)
- 2001年 MAXqda (Windows)
- 2003年 MAXDictio(量的テキスト分析機能が加わる)
- 2005年 MAXMaps(図解マッピング機能が加わる)
- 2007年 MAXQDA2007年 (Windows)
- 2010年 MAXQDA10 (Windows)
- 2012年 MAXQDA11 (Windows)
- 2012年 MAXApp iOS対応 (iOS App)
- 2014年 MAXApp Android対応 (Android App)
- 2014年 MAXQDA11 (OS X)
- 2015年 MAXQDA12 (WindowsとOS Xに対応)
- 2016年 VERBI社はMAXQDA BaseとMAXQDA Analytics Proの2種の新製品を発売
- 2017年 MAXQDA2018 (WindowsとmacOSに対応)
- 2019年 MAXQDA2020 (WindowsとmacOSに対応)
MAXQDA2020 の特性
- テキスト文書、表、音声、ビデオ、画像、ツイッターのツイート、およびサーベイのインポート
- データはプロジェクトファイルに格納
- データを読み、編集し、コーディングする
- 文書の一部と他の一部とをリンクする
- メモで注釈をつける
- 図解化のオプション (異なる文書内の多数のコード等)
- デモグラフィックの情報 (属性) をSPSSやExcelからインポート、およびそこへエクスポートする
- SurveyMonkeyからオンラインサーベイをインポートする
- ウェブサイトをフリーのブラウザでインポートしてMAXQDA Web Collectorに加える
- 単語の検索とタグ付け
- 音声とビデオファイルの文字起こし
- 内部プログラム メディアプレーヤー
- データをジオリファレンスとリンクする (*.kml)
- 内容を要約するためのツール
- 絵文字とシンボルでコーディングする
- テキスト、Excel、HTML、XMLや特別のレポートにエクスポートする
- 頻度表やチャートを作成する
- ユーザ管理
- 質的データの統計分析
文学
- Juliet Corbin and Anselm Strauss: Basics of Qualitative Research: Techniques and Procedures for Developing Grounded Theory, 3rd edition, 2008, Sage Publications, Los Angeles, London, New Delhi, Singapore
- Ann Lewins and Christina Silver: Using Software in Qualitative Research: A Step-by-Step Guide, 2nd edition, 2014, Sage Publications, Los Angeles, London, New Delhi, Singapore
脚注
出典
- ^ “Release Notes - MAXQDA for Windows and Mac”. maxqda.com. 27 October 2016閲覧。
- ^ MAXqda Resources (New Media Methods @ Loughborough)
- ^ Ann Lewins and Christina Silver: Using Software in en:Qualitative_Research: A Step-by-Step Guide, 2007, en:Sage_Publications, Los Angeles, London, New Delhi, Singapore
- ^ “MAXQDA products for Qualitative and Mixed Methods Data Analysis”. maxqda.com. 12 October 2016閲覧。
- ^ “MAXQDA's Mixed Methods features”. maxqda.com. 12 October 2016閲覧。
- ^ MAXQDA Plus with MAXDictio for quantitative content analysis