「DEEMO」の版間の差分
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『'''DEEMO'''』(ディーモ)は、[[Rayark]]が開発した[[スマートフォン]]用[[音楽ゲーム]]。[[2013年]][[11月14日]]に[[iOS (アップル)|iOS]]版、同年[[12月28日]]に[[Android]]版、[[2014年]][[4月17日]]に[[auスマートパス]]向けアプリ『'''DEEMO for au'''』が配信された。 |
『'''DEEMO'''』(ディーモ)は、[[Rayark]]が開発した[[スマートフォン]]用[[音楽ゲーム]]。[[2013年]][[11月14日]]に[[iOS (アップル)|iOS]]版、同年[[12月28日]]に[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]版、[[2014年]][[4月17日]]に[[auスマートパス]]向けアプリ『'''DEEMO for au'''』が配信された。 |
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== ゲーム内容 == |
== ゲーム内容 == |
2020年9月6日 (日) 08:30時点における版
ジャンル | 音楽ゲーム |
---|---|
対応機種 |
iOS Android auスマートパス PlayStation Vita Nintendo Switch |
開発元 |
Rayark [Switch]エスカドラ |
発売元 |
iOS,Android Rayark Playstation Vita ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパンアジア PM Studios Rising Star Games Nintendo Switch Circle Entertainment フライハイワークス |
バージョン |
3.5.0(iOS, Android) 3.1(PS Vita) 3.1(Switch) |
メディア |
[iOS,Android,PS VITA, Switch]ダウンロード [PS VITA]PSVitaカード |
発売日 |
[iOS]2013年11月14日 [Android]2013年12月28日 [au]2014年4月17日 [PSVita] 2015年6月24日 2017年3月14日 2017年5月16日 2017年5月 [Switch] 2017年9月21日 2017年9月28日 |
対象年齢 |
CERO:A(全年齢対象) ESRB:E(6歳以上) PEGI:3 |
コンテンツアイコン | ESRB: Mild Language |
『DEEMO』(ディーモ)は、Rayarkが開発したスマートフォン用音楽ゲーム。2013年11月14日にiOS版、同年12月28日にAndroid版、2014年4月17日にauスマートパス向けアプリ『DEEMO for au』が配信された。
ゲーム内容
音楽ゲームとしては珍しく、ストーリーが用意されている[1]。ある日、ピアノを弾く謎の人物「DEEMO」の元に空から「少女」が落ちてくる。DEEMOはピアノの音色によって伸びる木を成長させて少女を元の世界に戻そうとする、というストーリーである。
プレイヤーは、画面奥から流れてくるノーツを画面下にあるラインに合わせてタップしていく [1]。黄色のノーツはなぞることでも演奏成功となる。正しいタイミングでタップすると「Charming Hits」、少し外れると「Hits」、大きく外れるとミスとなる[1]。ミスしても途中で楽曲が終了することはなく、Hits成功率65%以上でクリアとなる[1]。プレイ終了後の評価に応じて木が成長する[2]。
楽曲は最初は1曲しか選べず、木の成長や追加楽曲パックの購入により増えていく[1]。
参加アーティストは主に台湾の人物だが、日本からもゲーム「ファイナルファンタジーシリーズ」のBGM担当者である植松伸夫が率いるバンド「EARTHBOUND PAPAS」や、メタルバンド「地獄カルテット」のギタリストである小林信一、アーティスト集団のMili(ミリー)が参加している[1]。
一部の楽曲は本作品と同じくRayarkが開発した『Cytus』のアレンジ版となっている[1]。各楽曲にはそのバックボーンを表すイラストが設定されている[3]。
音楽のジャンルは様々だが、いずれの楽曲もピアノをフィーチャーしており[1]、プレイにおいては鍵盤を見ずにピアノを弾いているかのような感覚が得られる[4]。
開発
開発期間は1年、開発人数は7人[5]。世界観はエグゼクティブ・プロデューサーのMing Yangがほぼ1人で作っており[6]、「DEEMO」というタイトルはMing Yangの頭の中で最初にひらめいたもの[5]。音色にピアノが選ばれたのは、人はピアノを弾きたいという潜在的な衝動を持っている、というMing Yangの考えによる[6]。
家庭用ゲーム機版
2015年6月24日にはPlayStation Vita用ダウンロードソフト『DEEMO〜ラスト・リサイタル〜』が配信された。アプリ版と比較し新規楽曲を追加している他、ストーリーがフルアニメとして再構成され、アプリ版のその後のストーリーを描いた後日談を収録。主人公の少女の声を竹達彩奈が担当している。更にアドホックモードを選択することで二人で対戦や協奏を行うことも可能である。
2017年9月21日にはフライハイワークスよりNintendo Switch版が配信された。2018年2月16日に「楽曲追加パッチVer1.1」が無料配信され、楽曲24曲とコントローラー操作モードが追加された。これによりTVモード、テーブルモードでのプレイに対応した。その後も断続的に楽曲追加パッチが無料で配信されている。10月には一部の楽曲がNintendo Laboバラエティキットの「ピアノToy-Con」での操作に対応した[7]。
2019年11月21日には3Dリメイク版となるPlayStation 4用ソフト『DEEMO -Reborn-』がUNTIESより発売された[8]。
反響
評価 | ||||||||||||
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配信から1か月弱で20万ダウンロードを記録している[5]。ダウンロードは日本からが1番多く、次は韓国、アメリカ、中国、台湾の順である[5]。
配信以来、2014年10月現在700万ダウンロードを記録している[11]。App Storeでは100か国以上の音楽ゲームカテゴリで1位を獲得している[11]。
『DEEMO for au』は2014年にその年にauスマートパスでリリースされたアプリから選ばれる「ベストアプリ賞」のゲーム部門を受賞した。ゲーム部門の選考対象は全427アプリ中210アプリと最多で、本作品は実績やユーザー反響などが評価されての受賞となった[12]。
『DEEMO』は概ね肯定的なレビューを受けた。スマートフォンゲームレビューサイトTouchArcadeは4.5の星を与え「アートスタイルと精緻なストーリーが綺麗に合わさり、簡単に機能する全体的なプレゼンテーションを作り上げた」と評した[10]。Kotakuでは感情のスペクトラムを伝えるストーリーを賞賛、「ミュージカルシアターのリズムゲーム」のようなそれにふさわしいサウンドトラックを伴っているとした[13]。『DEEMO〜ラスト・リサイタル〜』はファミ通クロスレビューで8、8、9、8の33点でゴールド殿堂入り[14]。レビュアーは「グラフィックと音色が絶妙にマッチ。独特の世界観を醸し出している」「協奏、対戦、後日談といった新要素がうれしい」「物語がアニメーションになっているのがいい」「両手弾きができるインターフェースが秀逸」「マルチプレイの連弾ができるのがいい」「リズムゲームパートは世界観に埋没する手段として完璧」とした一方、奥から流れてくるノートがぱっと見でリズムが分かり辛いなど改良が必要な点がいくつかあるとした[14]。
Apple App Store台湾で独立系開発部門の「Best of 2013」にノミネートされた[15]。Google Play台湾の論説で「Best Game Music」と呼ばれた[16]。
プレイアブルソングの『I Race the Dawn』はゲームミュージックオンラインの2013年Game Music Awardsのボーカルテーマ賞で優秀賞を受賞した[17]。
劇場版アニメ
この節には公開前の映画に関する記述があります。 |
DEEMO THE MOVIE | |
---|---|
監督 | 松下周平 |
脚本 |
藤咲淳一 藤沢文翁 |
原作 | Rayark『DEEMO』 |
出演者 | 竹達彩奈 |
音楽 | 梶浦由記 |
制作会社 |
Signal.MD Production I.G |
製作会社 | ポニーキャニオン |
公開 | 未定 |
製作国 | 日本 |
『DEEMO THE MOVIE』は、Signal-MDとProduction I.Gの制作によるアニメ映画。2020年完成予定で公開日は未定[18]。
ニューヨークで2019年11月に開催されたイベント「Anime NYC 2019」の中で行われたパネルディスカッションにおいて、RayarkのCEOである游名揚(ユウ・ミンヤン)より発表された[18]。
出典
- ^ a b c d e f g h “台湾発のスマホ向け音ゲー「Deemo」はどうしてこんなに面白いのか。人気の理由を、あれこれ考えてみた”. 4Gamer.net (2014年7月11日). 2014年12月8日閲覧。
- ^ “レビュー:Deemo”. AppsJP (2013年11月21日). 2014年12月8日閲覧。
- ^ “数字で見る幻想的な音楽ゲーム『Deemo』の力強さ…有料ランキングで堂々の首位、売上でも50位に迫る勢い”. Social Game Info (2013年11月18日). 2014年12月8日閲覧。
- ^ “【新作情報】大ヒット音ゲー『Cytus』開発チームが送る新作『Deemo』のクオリティがハンパじゃない!”. ファミ通app (2013年11月14日). 2014年12月8日閲覧。
- ^ a b c d “話題のピアノ演奏ゲーム『Deemo』HARDモード楽曲でフルコンに挑戦! 開発者インタビューもあり”. ファミ通app (2013年12月27日). 2014年12月8日閲覧。
- ^ a b “DeemoやCytusのデベロッパー、Rayarkに直撃インタビュー”. AppsJP (2013年11月22日). 2014年12月8日閲覧。
- ^ “Toy-Conであそべる”. 任天堂 (2018年8月25日). 2018年8月25日閲覧。
- ^ “アドベンチャーパートを加え“新生”した「DEEMO -Reborn-」が本日発売。城に隠された謎を解き明かし物語の核心に迫ろう”. 4Gamer.net (2019年11月21日). 2020年5月7日閲覧。
- ^ “Deemo for Switch Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 3 July 2018閲覧。
- ^ a b Ford, Eric (5 December 2013). “'Deemo' Review – A Beautiful Rhythmic Experience”. TouchArcade. 9 November 2014閲覧。
- ^ a b “スマホ向け音楽ゲーム「Deemo」がNTTドコモの「スゴ得コンテンツ」に登場”. 4Gamer.net (2014年10月7日). 2014年12月8日閲覧。
- ^ “音楽ゲーム『Deemo for au』au スマートパス「2014 ベストアプリ(ゲーム部門)」受賞!〜 全世界で累計700万ダウンロードの音楽ゲーム 〜” (PDF). アムタス (2014年12月25日). 2015年1月18日閲覧。
- ^ “A Remarkable Rhythm Game With A Touching Tale To Tell”. Kotaku. 26 January 2015閲覧。
- ^ a b ファミ通No.1387 2015年7月16日号 39ページ
- ^ “App Store 公布 2013 年度最佳遊戲”. 巴哈姆特電玩資訊站. 9 November 2014閲覧。
- ^ “Google Play 編輯公布「2014 上半年度最佳遊戲」名單”. 巴哈姆特電玩資訊站. 9 November 2014閲覧。
- ^ “Annual Game Music Awards 2013 – Productions of the Year”. Game Music Online. 9 November 2014閲覧。
- ^ a b “リズムゲーム「DEEMO」の劇場版アニメ化が発表。Production I.Gがサポートし,2020年完成予定”. 4Gamer.net (2019年11月16日). 2020年5月7日閲覧。