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;『すみっコぐらし おみせはじめるんです』(日本コロムビア、ニンテンドー3DS、[[2015年]][[11月19日]]) |
;『すみっコぐらし おみせはじめるんです』(日本コロムビア、ニンテンドー3DS、[[2015年]][[11月19日]]) |
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:3DSゲーム第二弾。すみっコたちがそれぞれの店を開く内容となっている<ref>[http://www.san-x.co.jp/blog/sumikko/2015/09/post-946.html ニンテンドー3DSソフト第2弾「すみっコぐらし おみせはじめるんです」今冬発売決定!] すみっコぐらし通信 2015年9月2日</ref>。 |
:3DSゲーム第二弾。すみっコたちがそれぞれの店を開く内容となっている<ref>[http://www.san-x.co.jp/blog/sumikko/2015/09/post-946.html ニンテンドー3DSソフト第2弾「すみっコぐらし おみせはじめるんです」今冬発売決定!] すみっコぐらし通信 2015年9月2日</ref>。 |
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;『すみっコぐらし 〜パズルをするんです〜』([[イマジニア]]、[[iOS]]・[[Android]]、2016年[[7月15日]]配信開始) |
;『すみっコぐらし 〜パズルをするんです〜』([[イマジニア]]、[[iOS]]・[[Android (オペレーティングシステム)|Android]]、2016年[[7月15日]]配信開始) |
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:初のスマートフォンゲーム。制限ターン数以内に、同じすみっコの模様が描かれたたま等を一定数集めて消していくパズルゲームとなっている。ステージをクリアしていくとすみっコたちの冒険の旅が進んでいく。基本プレイ無料・アイテム課金制([[Free-to-play]])。 |
:初のスマートフォンゲーム。制限ターン数以内に、同じすみっコの模様が描かれたたま等を一定数集めて消していくパズルゲームとなっている。ステージをクリアしていくとすみっコたちの冒険の旅が進んでいく。基本プレイ無料・アイテム課金制([[Free-to-play]])。 |
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;『すみっコぐらし むらをつくるんです』(日本コロムビア、ニンテンドー3DS、[[2016年]][[7月21日]]) |
;『すみっコぐらし むらをつくるんです』(日本コロムビア、ニンテンドー3DS、[[2016年]][[7月21日]]) |
2020年9月6日 (日) 08:28時点における版
すみっコぐらしは、サンエックスのキャラクター。サブタイトルは「ここがおちつくんです」。キャラクターデザインはサンエックス制作本部デザイン室所属デザイナーの横溝友里(よこみぞゆり)[1]。
2012年に日本人の「すみっこが好き」という気持ちをテーマに作られたキャラクターで、よこみぞが学生の頃授業中にノートの隅に描いた落書きがキャラクターの基になっている[2]。サンエックスのキャラクターの中では「少し異質な存在」として評価されている[3]。
関連商品の売り上げ額は年間約200億円(2019年時点)[3]。
設定
カフェにおける隅の席や部屋の隅=「すみっこ」を好む傾向にある日本人をターゲットとし、動物や物をキャラクター化している。
登場するキャラクターは、メインである「すみっコ」とその他脇役の「みにっコ」に分類される。ほぼ全てのキャラクターの共通点として「性格がネガティブ」「部屋のすみっこを好む」等といった点が挙げられる。
登場キャラクター
すみっコ
メインキャラクター。
- しろくま
- 北から逃げてきた人見知りのシロクマ。寒がりであり、温かいお茶を隅っこで飲んでいるときが一番落ち着く。手先が器用で、料理を作ったりもできる。絵を描く事を好む。ピンク地にクリーム色の水玉柄のふろしきを大切にしている。温泉が好きな、のんびりした性格。
- 北で過ごしていた頃に世界中を旅しているぺんぎん(本物)に出会い、南に暖かい海があることを教わり、それで北から逃げてきてとあるすみっこにたどり着いた。
- 『おみせはじめるんです』で経営する店は「喫茶すみっコテーマ」にも登場した喫茶店「喫茶すみっコ」。
- 原案では「うさぎ」という設定だった[4]。
- ぺんぎん?
- 緑色のペンギン。自分がペンギンなのかどうか自信が無く、昔は頭に皿が乗っていたような気がしている。「すみっこ」を占領するためにずるい手を使うため、よくアームにつまみ出される[5]。好物はきゅうり。趣味は読書と音楽鑑賞。
- 『おみせはじめるんです』で経営する店はレンタルショップ。
- 名前に疑問符がついているが、よこみぞ曰く「イントネーションは生き物としての『ペンギン』と同じ」[4]。
- 初期の没設定には「日向ぼっこが好きで、気付いたら体に苔が生えてしまい河童のようになってしまったペンギン」や「魚嫌いで、きゅうりばかりを食べていたら体が緑色になってしまったペンギン」などというものがあった[4]。
- とんかつ
- とんかつを切った際の一番端の部分。肉部分が1%、脂肪部分が99%と非常に油っぽいため食べ残されてしまった。時々その過去を思い出し落ち込むこともある。自らにソースやからしをかけ、とんかつであることをアピールする。口と思われるピンク色の部分は肉である[5]。食事を採る事は可能。衣がふやけるので普通の風呂には入らず、油風呂に入って自分自身を揚げる。「とんかつ」と自分の名前を書く際「ん」が左右反転するクセがある。
- 3DS版では好き嫌いは特に無いが魚だけは食べず、あげてもぼーっとする(元気は上昇する)。
- 『おみせはじめるんです』で経営する店はたこ焼き屋。
- ねこ
- 気が弱く恥ずかしがり屋な、謙虚な性格の猫。そのため、「すみっこ」にいても、ほかの仲間が来るとすぐにゆずってしまう。巾着の中や猫缶の下など、何かに隠れていると落ち着く。後ろを向いて爪を研いでいることが多い。好物はおにぎり。猫草、猫缶、魚も好き。みかん[注釈 1]やレモンなどの柑橘系[注釈 2]が苦手と好き嫌いが多い。体型を気にしており、本来の猫のような姿に憧れている。財布を持っており、すみっコ達のお金を管理している[5]。財布には色々な物が入っている。
- 『おみせはじめるんです』ではフィットネスジムを経営。
- とかげ
- 水色のトカゲ。実は恐竜の生き残りである。捕まってしまうのを避けるためトカゲのふりをしている。すみっコ仲間に恐竜であること話しても受け入れてもらえると思ってはいるが、危害が及ぶことを恐れ秘密にしている[6]。母とは生き別れになっていたが、後に再会した。
- 好物は魚。同じく魚好きのねことは割と気が合う。元々海の恐竜だった為、泳ぎが得意。新鮮な魚を取って、ねこに感謝されることもある[7]。
- 他の4匹と登場時期が異なるため、初期の公式ムービーの中では登場しなかった[注釈 3]。
- 『おみせはじめるんです』で経営する店は寿司屋。『パズルをするんです』では冒険の途中で他の4匹と運命的な出会いを果たす場面があり、その様子がショートムービーにより描かれている。
みにっコ
サブキャラクター。すみっコたちの半分ぐらいの大きさであり、多くは共通した無表情の顔である(表情が変化するみにっコもいる)。
- ふろしき
- ピンク地にクリーム色の水玉柄の風呂敷。しろくまの荷物で場所取りや、防寒用など様々な用途に使われる。基本的に動きも話しもせずしーんとしているが、表情が動くこともある。
- 仲良しすみっコはしろくま。
- えびふらいのしっぽ
- エビフライの尾と衣部分。固いため、食べられずに残されてしまった。「とんかつ」とは同じような境遇のため、「のこりものなかま」として心が通じ合う友人である。とんかつと同じく油風呂に入る。また、タルタルソースをかけたりミニトマトを添えるなどでエビフライである事をアピールする。
- 「すみっコ弁当テーマ」では、とんかつと共に「のこさないでね…」と書かれたタスキと、「やめようたべのこし」と書かれたプラカードを持って登場した。
- 仲良しすみっコは残り物仲間で、揚げ物仲間のとんかつ。
- 『おみせはじめるんです』ではとんかつのたこ焼き屋を手伝っている。
- ざっそう
- 道端の雑草。なかまの中では珍しくポジティブな性格で、いつか花屋でブーケにしてもらうことを夢見ているしかし、道で踏まれなかなか成長しない。根を使って歩くことができる。
- 仲良しすみっコはねこ。初めて出会った時に水をかけてもらった事がきっかけで[8]、以降よく水をかけてもらうようになる位の仲良しに。
- にせつむり
- 見た目はカタツムリだが、実は殻をかぶったナメクジで[注釈 4]、ざっそうが命名。嘘をついていることを後ろめたく思っており、すぐ謝る癖がある[9]。
- 仲良しすみっコはとかげ。仲間の中で唯一とかげが恐竜であることを知っている。『おみせはじめるんです』ではとかげの寿司屋を手伝っている。
- たぴおか
- 元々はミルクティーに入っていたタピオカ。ミルクティーだけ先に飲まれてしまい、残されてしまった。ミルクティーの中に居た頃はほこりやざっそう同様に笑顔だった[10]が、現在は常に無表情である。ピンク、黄色、水色などのバリエーションがあり、他のすみっコ達とは異なり複数体存在する。稀に現れる「ブラックたぴおか」は他の個体よりもひねくれた性格をしている[9]。
- 『おみせはじめるんです』では他のみにっこ達と一緒にスイーツショップを経営する。『パズルをするんです』ではブラックが行く先々でイタズラをしかけるボスキャラ的位置づけである。
- 2019年4月発売のたぴおか特集ではすみっコたちの着ぐるみを着たたぴおかや、プラカップの底にいるたぴおかが「のこさないでね…」と書かれたタスキと、「やめようのみのこし」と書かれたプラカードを持って登場。
:2020年8月発売の「たぴおかパーク」のテーマではたぴおか達がたぴユニコーンや、レインボーとなって登場。様々なたぴおかの姿が見れるテーマとなっていた。
- ほこり
- 埃。能天気な性格で、「すみっこ」によくたまっている。能天気な性格の為ざっそう同様笑顔。たぴおかと同様複数個体が存在するが、合体して大きくなったり、分裂して小さくなったりすることもできる[11]。水に弱い。
- すずめ
- すみっコと言うよりはただの雀。「とんかつ」のことがお気に入りでよくついばんでいる。ふくろうのお友達。
- おにぎり
- おにぎりのキャラクターであるはずだが、すみっコ達の大好物である。3DS版などのゲームでもアイテム扱いされている。
- おばけ
- 屋根裏の「すみっこ」に住むお化け。喫茶すみっコのアルバイトもしている。面白いものが好きだが、笑って口を開けてしまうと怖がられると思っており、怖がられたくないのでひっそりとしている。掃除が好き。
- ふくろう
- 『おみせはじめるんです』から登場。すずめと仲良しのフクロウ。夜行性だが、すずめに合わせて頑張って日中に起きている。その為、いつも目は半開きで隈ができている。目を開いた時に福を呼び寄せると噂されている。すずめの友達。
- きのこ
- 「とかげのお家にあそびにいきました」テーマから登場。 森に住むきのこ。カサが小さい事を気にしている為、大きいカサを被って誤魔化している。以前、にせつむりとぶつかった際に互いに自分を偽っている事を知り、似た者同士で仲良くなった。
- あじふらいのしっぽ
- 「えびふらいのしっぽのおつかい」テーマから登場。アジフライの尾と衣部分。固いため、食べられずに残されてしまった。しかしとんかつやえびふらいのしっぽと違って、残されたことを幸運だと思っているポジティブな性格。とんかつの為に買い物に行ったえびふらいのしっぽと出会い、意気投合する。
うみっコ
海の隅っこで暮らす生き物達。「ぺんぎん(本物)」以外は「すみっコとうみっコ」テーマから登場。これ以外にもエビやチンアナゴなどのうみっコも描かれている。
- ぺんぎん(本物)
- 「しろくまのともだち」テーマから登場。世界中を旅する本物のペンギン。誰ともすぐに仲良くなれるフレンドリーな性格。しろくまが北にいた頃の友達。遠い南からやってきて、世界中を旅しており、しろくまに南に暖かい海があることを教えた。その後他の所へ旅に行ったが、後に再会している。
- すみっコたちに旅のお土産(岩塩、真珠、写真)を分けた。焼きもちを焼いていたぺんぎん?にもフレンドリーに接し、打ち解けてきゅうりで乾杯した。
- 青と白のボーダー柄のふろしきを持っている。ふろしきにはおみやげとおもいでが沢山詰まっている。
- 後にアイスクリーム屋を始め、おいしいアイスを広めながら旅をするようになる。すみっコ達の所に再び滞在した際にはぺんぎん?も一緒に働き、店名を「ぺんぺんアイスクリーム」とした。
- くまのみ
- クマノミ。イソギンチャクの中から出てきたが、やはり隅っこで隠れている方が落ち着く。
- ひとで?
- ヒトデに似ているが、実は空から落ちてきた星であり、少し光る。プライドが高い。
- ひとで
- こちらは本物のヒトデ。
- うみがめ
- 怖がりなウミガメ。首を引っ込められる陸の亀に憧れている。
- はりせんぼん
- ハリセンボンだが針が一本も無い所為でフグに間違えられるのが悩み。穏やかな性格。
- うみねこ
- 魚の食べ過ぎでまん丸な体型のウミネコ。水面ギリギリを飛ぶ。ねことは気が合う。
- くらげ
- クラゲ。流されたくなくて隅っこにいる。たぴおか同様に何種類も存在し、海をカラフルに彩る。
その他
- アーム
- 突然現れてはすみっコ達を掴んで「すみっこ」からつまみ出す敵。特にずるい手を使って「すみっこ」を独占するとすぐに現れる。すみっコたちに恐れられる一方、崖から落ちたぺんぎん?を助けたり(絵本『ここがおちつくんです』より)、絵本に吸い込まれそうになったすみっコたちを助けようとする(映画より)など、謎が多い存在である。3DSゲームではプレイヤーが任意で使用する事が出来る。
- もぐら
- ゲーム『ここがおちつくんです』から登場。地下の「すみっこ」で暮らしていたモグラ。地上が賑やかになってきたので気になって出てきた。赤い長靴がお気に入り。他のすみっコの真似をする事が多い。
- やま
- 富士山に似ている小さな山。温泉に現れて富士山に成りすますなど、富士山に憧れている。温泉に入ると赤くなる。
- 『おみせはじめるんです』では「ぬくぬく湯ごもりテーマ」で登場した「すみっコの湯」を経営する。
- 2020年8月発売の「たぴおかパーク」テーマでは、たぴおか達にレインボーに塗装された。
- ふたば
- すみっコ散歩等に登場する、小さいなにかの双葉のキャラ。よつばになりたいらしく、「あと2枚…」と思っている。
- ミニミニっコ
- 本や葉っぱ、お茶、電気などいろいろある。顔がついているが、歩くことはできない。
- まめマスター
- 「喫茶すみっコ」テーマから登場。喫茶すみっコのマスターであるコーヒー豆。口数が少ないが、「この世で一番うまい」と噂される美味しいコーヒーを淹れる事が出来る。店で働くおばけ(『おみせはじめるんです』ではしろくまにも)にコーヒーの淹れ方を指南している。
- とかげのおかあさん(スミッシー)
- 「とかげとおかあさん」テーマから登場。「すみっ湖」という湖にネッシーのように現れた謎の首長竜。その正体はとかげの生き別れの母で、とても優しい恐竜。とかげと会う為に海からやってきた。ちなみに他のすみっコ達はとかげが恐竜だと知らない為、二人が親子である事に気付いていない。とかげの回想としては初期から登場していた。
- はずれぼう
- 「だがし屋すみっコ」テーマから登場。あたりぼうに憧れている。はずれぼうが10本集まるとあたりぼうになると聞いて、仲間を探している。
- あたりぼう
- 駄菓子になりきったすみっコの木製スプーン(主にアイスやヨーグルト)として、イラストやグッズに登場している。
- すみ神様
- 2017年の1月にすみっコぐらし5周年を盛り上げるキャラクターとして登場。5年に1度姿を見せるすみっこの神様。すみっコ達をいつもどこかで見守っている。長年すみっこで修行を積み、すみっこにすっぽり収まる体型になった。変幻自在の金のアームを持っている。
- すなやま
- 「おへやのすみで旅きぶん」テーマから登場。ピラミッドに憧れる小さな砂山。やまの友達。
- とかげ(本物)
- 「とかげのお家にあそびにいきました」テーマからレギュラー化。絵本「ここがおちつくんです」や「このままでいいんです」でも、とかげの友達として何度か登場している。森に住む本物のトカゲ。細かい事は気にしない呑気な性格。とかげとは仲良しだが、その正体が恐竜である事には気付いていない。
- わた
- 「しろくまのてづくりぬいぐるみ」テーマから登場。大事にされたぬいぐるみにだけ入っている特別な綿。とかげが大事にしていたおかあさんのぬいぐるみ(しろくま作)がほつれ、直そうとした際に飛び出した。ほこりに似ているが、より幸せそうな顔をしている。
- ねこのきょうだい(グレー、トラ)
- 「ねこのきょうだいにであいました」テーマから登場。「そらいろのまいにち」で存在が語られていたねこの兄弟で、灰色の毛を持つグレーと、トラ柄のトラの二匹。グレーは好奇心旺盛で元気一杯。トラはのんびりな性格でいつも眠そうにしている。どちらもねこ同様に食いしん坊である。かつて三匹一緒に捨てられていたが、ねこを除いた二匹は拾われていった。すみっコ達が花畑に散歩に行った際にねこと再会する。三匹とも子猫の頃はスリムだったが、現在では全員まん丸の体型である。
- パン店長
- 「すみっコパンきょうしつ」テーマから登場。喫茶すみっコの近所にあるパン屋すみっコの店長を務めるフランスパンで、まめマスターとも友人。自身も元々は売れ残りのパンで、パンの美味しさを伝える為に店を始めた。乾燥してひび割れないように普段から牛乳風呂に入っている。
- ひよこ?
- 後述する映画で登場。すみっコたちが迷い込んだ絵本の世界にいた。絵本の中で自分の仲間を探している。
- あげだま
- 「アゲアゲあげっコ」テーマから登場。ちいさなあげっコ達。たぴおかと同様に沢山いるようで「えびふらいになりたかった」「とんかつになりたかった」「あげだまに生まれてラッキーだと思っている」コなど性格も様々である。
- かわうそ
- 「かわうそとすみっコキャンプ」テーマから登場。絶滅したと言われている種類のカワウソ。捕まらないように各地を転々といているが好奇心は旺盛。ソロキャンプをしていたぺんぎん?が野菜を川に流してしまった際、それを取ってあげた。その後、実はこっそりついてきていた他のすみっコ達とも知り合う。ぺんぎん?にもらったきゅうりを気に入った他、ムービーではとかげと一緒に魚を食べているシーンもある。
展開
グッズ面では、文房具やぬいぐるみ、ポーチ、食器類などの商品が展開されている。季節に応じたグッズも存在し、冬には帽子とマフラーを身につけたすみっコや夏にはスイカをもったすみっコといった具合に、様々なバリエーションが登場している。
2014年10月には付録つきムック『すみっコぐらし Fan Book』が出版された。
2017年7月17日から8月1日まで、5周年を記念して山手線でラッピングトレインが運行された[12][13]。
2018年4月27日には、ユニクロですみっコぐらし グラフィックTシャツ(全5柄)が発売された[14]。
2019年11月18日から2020年1月26日まで、京浜急行電鉄で「すみっコぐらし×けいきゅう 京急沿線のすみからすみまであそびにいこうキャンペーン」が開催され、ラッピングトレインの運行や記念乗車券・オリジナルグッズの発売、スタンプラリーなどが実施される[15][16]。グループ会社でも関連イベントが企画・実施され、京急百貨店では展示会「おっきなすみっコぐらし展」を開催、京急油壺マリンパークではクイズラリーや企画展「うみっコとうみのいきもの展」を開催、川崎鶴見臨港バスでは路線バスの一台にラッピングが施される[17]。
2020年9月1日より2021年3月31日まで、阪急阪神ホールディングスグループの阪急電鉄・阪急阪神ホテルズ・エキ・リテール・サービス阪急阪神の三社でコラボレーションを実施[18][19]。本コラボレーションのために新キャラクター「くり駅長」を設定し、阪急電鉄では、神戸線、宝塚線、京都線に各1編成[注釈 5]ずつくり駅長やすみっコ達を装飾した「すみっコぐらし号」を運転。同時に、スタンプラリーに便利な専用デザインの阪急全線一日乗車券やオリジナルグッズを発売する。阪急阪神ホテルズでは、同年10月7日より直営4ホテル(大阪新阪急ホテル・ホテル阪急インターナショナル・ホテル阪急レスパイア大阪・宝塚ホテル)で特製のデザート・ランチメニュー及び菓子の販売を行う。
映画
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ | |
---|---|
監督 | まんきゅう |
脚本 | 角田貴志(ヨーロッパ企画) |
原作 | よこみぞゆり(サンエックス) |
出演者 | 井ノ原快彦、本上まなみ |
音楽 | 羽深由理、出羽良彰、堀川真理子 |
主題歌 | 原田知世「冬のこもりうた」 |
制作会社 | ファンワークス |
製作会社 | 日本すみっコぐらし協会 映画部 |
配給 | アスミック・エース |
公開 | 2019年11月8日 |
上映時間 | 66分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
興行収入 | 14.5億円[20](2020年1月時点) |
ファンワークス制作、アスミック・エース配給の劇場アニメーション『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』が2019年11月8日に約110スクリーン規模で公開[注釈 6]。開発チーム完全監修のオリジナルストーリーが描かれ、ナレーションはV6の井ノ原快彦と本上まなみが担当する[21]。
サンエックス原作のアニメとしては2009年放送のテレビアニメ『クプ〜!!まめゴマ!』、Netflix配信のWebアニメ『リラックマとカオルさん』に続いて3度目となる(劇場映画化は初)。
第29回日本映画批評家大賞アニメーション作品賞受賞作品[22]。
主題歌
スタッフ
- 原作 - よこみぞゆり(サンエックス)
- 監督 - まんきゅう
- 脚本 - 角田貴志(ヨーロッパ企画)
- 絵コンテ・演出 - 浅井幸信、千田宏
- CGディレクター - 熊倉ちあき
- CGプロデューサー - 濱中裕、奥村優子
- 美術監督 - 日野香緒里
- 音楽 - 羽深由理、出羽良彰、堀川真理子
- 音楽プロデューサー - 千田耕平
- アニメーションプロデューサー - 石原由加里
- プロデューサー - 竹内文恵、鈴木正人、望月泰江
- 音楽制作 - CURRENT Inc.
- アニメーション制作 - ファンワークス
- 配給 - アスミック・エース
- 製作 - 日本すみっコぐらし協会 映画部(アスミック・エース、サンエックス、ファンワークス、タカラトミー、イマジニア、日本コロムビア、ジェイアール東日本企画、主婦と生活社、イオンエンターテイメント、システムサービス、日本出版販売)
制作
2018年夏頃から始まった制作にあたっては「いつものすみっコとはかけ離れすぎない」「いつもと違う新鮮な姿をみせる」「グッズがお客さんに喜んでもらえる」という「3つのだいじなこと」を守るようにしたという。この3つの課題を解決するために選ばれたのが「絵本の中に入る」というアイディアであった[23]。
CGアニメーションの制作は2018年秋にスタート。最初は「ぺんぎん?」の3DCGから制作し、3週間ほどかけて各キャラごとに派生していったが、フォルムが微妙に異なる事が発覚し、アニメーションを制作する前に5体のすみっコを一から作り直したという。モデル制作を進める際にはすみっコぐらしチームからグッズ用の三面図等の資料を提供してもらった上で詳細が詰められた。またキャラクターの個性を掴む上で原作に描かれた各キャラのポーズ集を作成する必要があったが、膨大な資料の前に作業が難航。結果的にサンエックスから社内で使用されてるスタイルガイドを提供してもらった上で、作業が進められた。2頭身で可動パーツは少なくて済んだものの、カメラアングルやレンズのミリ数が変わるとキャラ崩れが生じやすいことがわかり、形状を細かく調整できるような複雑なリグが必要になったとされている[24]。
2019年2月にテスト試写を実施。セリフフォント、キャラクターのラインや色味、背景美術の質感など、劇場スクリーンでの見え方を確認した[24]。
また制作にあたっては「すみっコたちのセリフに声をあててしまうと、ファンが違和感を覚える恐れがある」という点が原作者から指摘されており「すみっコたちに声をつけてセリフを喋らせたくない」という申し入れがあったことが明らかになっている[23]。
書籍(映画)
- 小説『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』角川つばさ文庫、2019年10月31日、ISBN 978-4-046-31938-8
- 『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ マグネットブック』主婦と生活社、2019年11月1日、ISBN 978-4-391-15425-2
- 『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ ストーリーブック』主婦と生活社、2019年11月8日、ISBN 978-4-391-15420-7
- 絵本『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』講談社、2019年11月11日、ISBN 978-4-06-517085-4
CD(映画)
- 『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ オリジナル・サウンドトラック』ランブリング・レコーズ、2019年11月8日、RBCP-3347
書籍
- 『すみっコぐらし Fan Book』主婦と生活社、2014年10月1日、ISBN 978-4-391-63663-5
- 絵と文 よこみぞゆり『すみっコぐらし ここがおちつくんです』主婦と生活社、2014年3月28日、ISBN 978-4-391-14500-7
- 監修 サンエックス『すみっコぐらしのすみっこ名言』KADOKAWA、2015年9月17日
- 編集 キャラぱふぇ編集部『すみっコぐらし なぞなぞなんです』KADOKAWA、2016年6月24日
- 絵と文 よこみぞゆり『すみっコぐらし このままでいいんです』主婦と生活社、2016年7月1日
- 監修 サンエックス『すみっコぐらしのすみっこ名言2』KADOKAWA、2017年2月2日
- 監修 サンエックスと武山廣道『すみっコぐらしの毎日がしあわせになる禅語』発行:リベラル社、発売:星雲社、2017年12月19日
- 監修 サンエックス 『すみっコぐらし検定公式ガイドブック すみっコぐらし大図鑑 』主婦と生活社、2018年7月31日
- 絵と文 よこみぞゆり『絵本すみっコぐらし そらいろのまいにち』主婦と生活社、2018年11月12日
- 監修 サンエックス 『すみっコぐらしの四季めぐり』発行:リベラル社、発売:星雲社、2019年4月25日
ゲーム
発売・配信開始順に記載。
- 『すみっコぐらし ここがおちつくんです』(日本コロムビア、ニンテンドー3DS、2014年11月20日)
- ジャンルは「すみっコミュニケーション」。すみっコたちの世話をする内容である。販売本数は10万本を突破している[25]。
- 『すみっコぐらし おみせはじめるんです』(日本コロムビア、ニンテンドー3DS、2015年11月19日)
- 3DSゲーム第二弾。すみっコたちがそれぞれの店を開く内容となっている[26]。
- 『すみっコぐらし 〜パズルをするんです〜』(イマジニア、iOS・Android、2016年7月15日配信開始)
- 初のスマートフォンゲーム。制限ターン数以内に、同じすみっコの模様が描かれたたま等を一定数集めて消していくパズルゲームとなっている。ステージをクリアしていくとすみっコたちの冒険の旅が進んでいく。基本プレイ無料・アイテム課金制(Free-to-play)。
- 『すみっコぐらし むらをつくるんです』(日本コロムビア、ニンテンドー3DS、2016年7月21日)
- 3DSゲーム第三弾。「村づくり」がテーマであり、商店街の福引きで「村のおうち」を当てたすみっコたちが、田舎の「すみっこ」に村を作る所から始まる。
- 『すみっコぐらし ここ、どこなんです?』(日本コロムビア、ニンテンドー3DS、2017年7月20日)
- 3DSゲーム第四弾。「探検」がテーマであり、金ぴかのアームによって不思議な島へと連れて来られたすみっコ達の探索劇を描く。
- 『すみっコぐらし すみっコパークへようこそ』(日本コロムビア、Nintendo Switch、2017年12月7日)
- 初の据置機ゲーム。「すみっコパーク」というテーマパークが舞台のパーティーゲームである。
- 『すみっコぐらし あつまれ!すみっコタウン』(日本コロムビア、Nintendo Switch、2018年10月4日)
- 据置機ゲーム第二弾。すみっコたちの為に「すみごこちのよい町」を作るシミュレーションゲーム(ミニスケープ)。
- 『すみっコぐらし 学校生活はじめるんです』(日本コロムビア、Nintendo Switch、2019年7月18日)
- 据置機ゲーム第三弾。すみっコたちのために「楽しい学校」を作るシミュレーションゲーム。
- 『映画すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ ゲームであそぼう!絵本の世界』(日本コロムビア、Nintendo Switch、2019年11月7日)
- 据置機ゲーム第四弾。映画版とのタイアップ作品。映画に関連したミニゲームを楽しむことができる。
- 『すみっコぐらし農園』(仮称。イマジニア、iOS・Android、2020年夏〜秋配信予定)[27]
- スマートフォンゲーム第二弾。
脚注
注釈
- ^ 3DSゲーム「ここがおちつくんです」の解説によると「酸っぱい匂いを腐っていると勘違いしている」とのこと。また絵本「そらいろのまいにち」 ではさらに詳しい経緯が描かれている。
- ^ ご当地グッズ等で使用されている場合、ねこだけが(苦手なので)震えている。
- ^ 「ひやひやすみっこさんぽ」テーマのように、登場していても一瞬映っていた程度である。
- ^ 他のすみっコたちにはばれている。
- ^ 神戸線、宝塚線は1000系、京都線は1300系を使用。
- ^ 公開直後から上映されていない地方からの問い合わせがアスミック・エースに寄せられ、同年11月末から12月頭にかけて約10スクリーン規模でのセカンド上映が決定した。
出典
- ^ 山中浩之 (2015年10月25日). “「すみっコぐらし」が落ち着く貴方へ”. 日経ビジネスオンライン. 日経ビジネス. 2018年6月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。 Template:Cite webの呼び出しエラー:引数 accessdate は必須です。
- ^ 『すみっコぐらし Fan Book』主婦と生活社、2014年10月1日、14頁
- ^ a b 影山遼「すみっコぐらし原点は落書き かわいそうなかわいさ共感」『朝日新聞デジタル』朝日新聞社、2019年8月1日。2019年8月14日閲覧。
- ^ a b c 後ろ向きキャラ勢ぞろい…なぜ人気?「すみっコぐらし」生みの親語る、withnews(ウィズニュース)、2019年8月1日。
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- ^ 絵本『すみっコぐらし このままでいいです』、100頁
- ^ 絵本『すみっコぐらし ここがおちつくんです』、78頁
- ^ 絵と文 よこみぞゆり『絵本すみっコぐらし そらいろのまいにち』主婦と生活社、2018年11月12日 の『ねこのおはなし』
- ^ a b 絵と文 よこみぞゆり『すみっコぐらし ここがおちつくんです』主婦と生活社、2014年3月28日、70頁
- ^ 3DS版のミニゲームより
- ^ 絵と文 よこみぞゆり『すみっコぐらし ここがおちつくんです』主婦と生活社、2014年3月28日、62頁
- ^ 5周年記念!「すみっコぐらし× やまのてせん」が走ります! すみっコぐらし通信
- ^ すみっコたちとみどりのわっか散歩!すみっコぐらし「山手線のラッピング電車」
- ^ “すみっコぐらし グラフィックTシャツがいよいよ発売!”. San-x (2018年4月26日). 2019年4月18日閲覧。
- ^ “すみっコぐらし×けいきゅう「京急沿線のすみからすみまであそびにいこうキャンペーン」今度は京急グループ6社の施設が すみっコぐらし のなかまでいっぱいに!ラッピング電車やバスに乗って沿線の「すみっこ」まであそびにいこう”. 京浜急行電鉄 (2019年10月30日). 2020年1月14日閲覧。
- ^ “すみっコぐらし×けいきゅう 京急沿線のすみからすみまであそびにいこうキャンペーン”. 京浜急行電鉄. 2020年1月13日閲覧。
- ^ “「すみっコぐらし×臨港バス」コラボラッピングバスの運行について”. 川崎鶴見臨港バス (2019年11月14日). 2020年1月13日閲覧。
- ^ “阪急電鉄×「すみっコぐらし」 コラボレーション企画がはじまります”. 阪急電鉄・サンエックス (2020年8月21日). 2020年8月21日閲覧。
- ^ “人気キャラクターとのコラボ商品を阪急沿線4ホテルで〔関西のホテル初〕「すみっコぐらし」のパンやデザート、ランチセットを販売します 2020年10月7日(水)より”. 阪急阪神ホテルズ (2020年8月21日). 2020年8月21日閲覧。
- ^ “2020年記者発表資料(2019年度統計)”. 2020年1月28日閲覧。
- ^ “映画「すみっコぐらし」ナレーションは井ノ原快彦と本上まなみ、本予告も解禁”. マイナビニュース. 2019年11月6日閲覧。
- ^ “第29回 日本映画批評家大賞受賞作品、受賞者の発表”. 日本映画批評家大賞. 2020年6月16日閲覧。
- ^ a b 映画パンフレットより。
- ^ a b 「HOT STUFF 映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」『CGWORLD』第259号、ボーンデジタル、2020年2月10日、67頁、雑誌14213-03。
- ^ 。[1] すみっコぐらし3DS公式(Twitter) 2015年2月18日
- ^ ニンテンドー3DSソフト第2弾「すみっコぐらし おみせはじめるんです」今冬発売決定! すみっコぐらし通信 2015年9月2日
- ^ すみっコぐらし初のスマートフォン向け農園ゲーム配信決定のお知らせ イマジニア株式会社
外部リンク
- すみっコぐらし official web site
- すみっコぐらし ここがおちつくんです 3DSゲーム第1弾公式サイト
- すみっコぐらし おみせはじめるんです 3DSゲーム第2弾公式サイト
- すみっコぐらし むらをつくるんです 3DSゲーム第3弾公式サイト
- すみっコぐらし ここ、どこなんです? 3DSゲーム第4弾公式サイト
- すみっコぐらし すみっコパークへようこそ Switchゲーム第1弾公式サイト
- すみっコぐらし あつまれ!すみっコタウン Switchゲーム第2弾公式サイト
- すみっコぐらし 学校生活はじめるんです Switchゲーム第3弾公式サイト
- 映画公式サイト