「M21 (天体)」の版間の差分
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2020年9月6日 (日) 04:18時点における版
M21 Messier 21[1] | ||
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散開星団M21
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仮符号・別名 | NGC 6531 | |
星座 | いて座 | |
見かけの等級 (mv) | 6.5[2] | |
視直径 | 14.0' × 14.0'[1] | |
分類 | 散開星団[1] | |
発見 | ||
発見日 | 1764年6月5日[2] | |
発見者 | シャルル・メシエ[2] | |
発見方法 | 望遠鏡による観測 | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 18h 04m 13.0s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | −22° 29′ 24″[1] | |
赤方偏移 | -0.000049[1] | |
視線速度 (Rv) | -14.71 km/s[1] | |
固有運動 (μ) | 赤経: -0.24 ミリ秒/年[1] 赤緯: -2.20 ミリ秒/年[1] | |
距離 | 4250光年[2](約1.30kpc) | |
M21の位置
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物理的性質 | ||
年齢 | 4.6×106年[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
Mel 188 | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
座標: 18h 04m 13.0s, −22° 29′ 24″ M21 (NGC 6531) はいて座にある散開星団。
概要
青い星を多く含む若い星団である。8等級の星が1個、9等級が4個と明るい星が少ない星団である。
条件が良ければ肉眼でも発見できる。双眼鏡では数個の星がコンパクトにまとまっていて、M20やM8と同じ視野に見える。口径10cm程度の望遠鏡から星団らしい姿を楽しむことができる。小望遠鏡で約50個の星を楽に見ることができる。中心部に三角形の星の集まりがあり、そこから星団の渦巻き構造を見る人もいる。
M20を土台として、M21を北端とする「十字形の群れ」は「ウェッブの十字架」と呼ばれている。腕の曲がった十字形の星の一団である[3]。
観測史
1764年6月5日にシャルル・メシエが発見した[4]。メシエは「前のもの(M20)の近くにある星団。知られている星でこの2つの星団に最も近いのは、いて座11番星である。この2つの星団には8等ないし9等の星が含まれ、星雲状の物質につつまれている」と記している[4]。ウィリアム・ヘンリー・スミスはそれを受けて「メシエの言う星雲状物質というのは微星の集合を指している」と記している[4]。ジョン・ハーシェルはジェネラルカタログに「とても多くの星からなり、星の集まり方のまばらな星団。9等から12等の星からなる」と記している[4]。
出典
- ^ a b c d e f g h i j “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M21. 2016年3月10日閲覧。
- ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月21日). “Messier Object 21”. SEDS. 2016年3月10日閲覧。
- ^ ステファン・ジェームズ・オメーラ 著、磯部シュウ三 訳『メシエ天体カタログ』ニュートンプレス、2000年5月、86頁。ISBN 978-4-3155-1563-3。
- ^ a b c d Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年1月2日). “Messier 21 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月10日閲覧。