コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「リック・レアード」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
略歴: リンク追加
Cewbot (会話 | 投稿記録)
12行目: 12行目:
|Born = {{生年月日と年齢|1941|2|5}}<!-- 個人のみ -->
|Born = {{生年月日と年齢|1941|2|5}}<!-- 個人のみ -->
|Died =
|Died =
|Origin = {{IRL}}<br>[[ダブリン]][[ダブリン]]
|Origin = {{IRL}}<br>[[ダブリン]][[ダブリン]]
|Instrument = ベース<!-- 個人のみ -->
|Instrument = ベース<!-- 個人のみ -->
|Genre = [[ジャズ]]、[[フュージョン (音楽)|フュージョン]]
|Genre = [[ジャズ]]、[[フュージョン (音楽)|フュージョン]]

2020年8月30日 (日) 21:50時点における版

リック・レアード
Rick Laird
出生名 Richard Quentin Laird
生誕 (1941-02-05) 1941年2月5日(83歳)
出身地 アイルランドの旗 アイルランド
ダブリン県ダブリン
ジャンル ジャズフュージョン
職業 ベーシスト
担当楽器 ベース
活動期間 1957年 -
共同作業者 ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティー
ブライアン・オーガー・グループ
マハヴィシュヌ・オーケストラ

リック・レアードRick Laird1941年2月5日 - )は、アイルランド出身のベーシストである。アメリカ合衆国ジャズ・フュージョン・バンド、マハヴィシュヌ・オーケストラでの仕事ぶりでよく知られている[1]

略歴

アイルランドダブリンで生まれたレアードは、若い頃から音楽の演奏に興味を示し、ギターとピアノのレッスンを受けていた。16歳の時に父親と一緒にニュージーランドに移住した後、ジャズに携わるようになる。アップライトベースを入手する前に、ニュージーランドのジャム・バンドギターを弾くようになった。ニュージーランドでの大規模なツアーの後、彼はオーストラリアシドニーに移り、そこでドン・バロウズを含む多くのトップ・ジャズ・ミュージシャンと演奏することとなる。

1962年、イギリスに渡り、ロンドンのロニー・スコッツ・ジャズ・クラブでハウス・ベーシストとなって、ギタリストのウェス・モンゴメリーソニー・スティットを含む多くの偉人、そして1969年にはバディ・リッチとの共演も行った。1963年から1964年までレアードはロンドンのギルドホール音楽演劇学校に在籍した。彼はソニー・ロリンズのレコード『アルフィー』の録音に参加し、ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティー(1963年7月-1964年2月)とブライアン・オーガー・グループ(1964年2月-10月)で演奏した。

次に選んだステップは、アメリカのボストンにあるバークリー音楽大学に行き、そこでアレンジ、作曲、そして弦楽器のベースを学ぶことだった。その後、ジョン・マクラフリンマハヴィシュヌ・オーケストラを結成し、バンドが解散する1973年までエレクトリック・ベースを演奏するために在籍した。やがてニューヨークに移り、スタン・ゲッツ(1977年のツアー)やチック・コリア(翌年のツアー)と演奏した。レアードはリーダーとして1枚のアルバム『ソフト・フォーカス』を発表した。1980年に『Guitar Player』誌、1999年には『Bass Player』誌でインタビューを受けている。今日、彼は成功した写真家であり、ベースの個人教授でもあり、中級から上級レベルのベースの教則本を数多く執筆している。

レアードは、彼の主要なフレッテッド・ベースとして「S. D. Curlee」を演奏した一握りのミュージシャンのひとりだった[2]

アートの世界ではリチャード・レアードとして知られる彼は、2009年3月、ほとんど忘れかけていた過去に伝説的なジャズ・アーティストを撮影したファイル・キャビネットの中の写真コレクションを見つけた。マイルス・デイヴィス、チック・コリア、ウェイン・ショーター、マハヴィシュヌ・オーケストラ、エルヴィン・ジョーンズキース・ジャレットらを含むこれらの歴史的な写真の発見は、オンライン・アーカイブの形成につながった[3]

ディスコグラフィ

ソロ・アルバム

  • 『ソフト・フォーカス』 - Soft Focus (1977年、Timeless Muse)

参加アルバム

プリンス・ラシャ

  • Insight (1966年、CBS)

エディ・ジェファーソン

  • 『スティル・オン・ザ・プラネット』 - Still on the Planet (1976年、Muse)

エリック・クロス

  • 『バトル・オブ・サックス』 - Battle of the Saxes (1976年、Muse) ※with リッチー・コール

スタン・ゲッツ

  • 『アラン・ドロンのチェイサー』 - Mort d'un Pourri (1977年、Melba) ※サウンドトラック

リッチー・コール

  • 『ニューヨーク・アフターヌーン』 - New York Afternoon (1977年、Muse)
  • 『キーパー・オブ・ザ・フレイム』 - Keeper of the Flame (1979年、Muse)

ヴィック・ジュリス

  • 『ロードソング』 - Roadsong (1978年、Muse)

ユセフ・ラティーフ

  • Live at Ronnie Scott's 15 Jan 1966 (2017年、Gearbox Records) ※リック・レアード (ベース)、スタン・トレイシー (ピアノ)、ビル・イーデン (ドラム)

脚注

  1. ^ Allmusic
  2. ^ Berle, Arnie (July 1980). “Rick Laird”. Guitar Magazine. http://users.cs.cf.ac.uk/Dave.Marshall/mclaughlin/art/laird.html 29 September 2017閲覧。. 
  3. ^ "The Photography of Richard Laird" Archived 2009-03-12 at the Wayback Machine. at Jazz.com