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'''2008年北京オリンピックの野球競技・韓国代表'''は、{{by|2008年}}8月13日から23日まで[[中華人民共和国]]の[[北京]]市内にある[[五か松野球場|五棵松野球場]]で開催された[[2008年北京オリンピックの野球競技|北京オリンピックの野球競技]]に出場した[[野球大韓民国代表]]である。 |
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2020年8月28日 (金) 21:50時点における版
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獲得メダル | ||
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男子 野球 | ||
韓国 | ||
オリンピック | ||
金 | 2008 | 野球 |
2008年北京オリンピックの野球競技・韓国代表は、2008年8月13日から23日まで中華人民共和国の北京市内にある五棵松野球場で開催された北京オリンピックの野球競技に出場した野球大韓民国代表である。
2004年のアテネ大会では予選で敗退したため、銅メダルを獲得した2000年のシドニー大会以来、2大会ぶりの出場となった。日本プロ野球の読売ジャイアンツ所属の李承燁を除いた23選手が韓国プロ野球所属選手で占められた。代表監督には斗山ベアーズ監督を務める金卿文が就任し、大会期間中はプロ野球シーズンが中断された。前のアテネ大会で優勝しているキューバと第1回WBCで優勝している日本を下し、7試合全勝で予選リーグを突破した。準決勝の対日本戦では2-2の8回に李承燁が岩瀬仁紀から勝ち越し2点本塁打を放ち、G.G.佐藤のこの試合2つ目となる失点に絡む失策も出て、この回に4得点を重ねて試合を決めた。決勝戦の対キューバ戦では1回表に李承燁が2点本塁打を放ち先制するが、キューバもその裏にミチェル・エンリケスのソロ本塁打で反撃。7回表に李容圭の三塁打で1点を追加するが、その裏にアレクセイ・ベルのソロ本塁打が出て再び1点差。9回に正捕手の姜珉鎬が四球の判定に抗議して退場し、1死満塁の危機を迎えたところで先発投手の柳賢振が降板。リリーフした鄭大炫がユリエスキ・グリエルを併殺に抑えて試合終了となり、9試合全勝で金メダルを獲得した。
試合結果
金メダル(大会通算成績:9勝0敗)
予選リーグ
- 8月13日 ゲーム3、試合開始時刻:18:00(入場者数:1,100人)
韓国(1勝) | 8 - 7(9回サヨナラ) | アメリカ合衆国(1敗) |
---|
- 8月15日 ゲーム11、試合開始時刻:18:00(入場者数:9,859人)
カナダ(1勝2敗) | 0 - 1 | 韓国(2勝) |
---|
- 8月16日 ゲーム16、試合開始時刻:19:00(入場者数:8,124人)
日本(2勝2敗) | 3 - 5 | 韓国(3勝) |
---|
- 8月17日 ゲーム6、試合開始時刻:18:00(入場者数:6,800人)
韓国(4勝) | 1 - 0(延長11回サヨナラ) | 中国(1勝3敗) |
---|
- 8月18日 ゲーム18、試合開始時刻:11:30(入場者数:7,000人)
チャイニーズタイペイ(1勝4敗) | 8 - 9 | 韓国(5勝) |
---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
韓国 | 7 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 9 | 16 | 2 |
チャイニーズタイペイ | 0 | 2 | 0 | 0 | 4 | 2 | 0 | 0 | 0 | 8 | 12 | 2 |
- 8月19日 ゲーム22、試合開始時刻:11:30(入場者数:6,000人)
韓国(6勝) | 7 - 4 | キューバ(5勝1敗) |
---|
- 8月20日 ゲーム26、試合開始時刻:11:30(入場者数:7,681人)
オランダ(1勝6敗) | 0 - 10(8回コールド) | 韓国(7勝) |
---|
準決勝
- 8月22日 試合開始時刻:10:30(入場者数:8,480人)
韓国(8勝) | 6 - 2 | 日本(4勝4敗) |
---|
決勝
- 8月23日 試合開始時刻:18:00(入場者数:9,859人)
キューバ(7勝2敗) | 2 - 3 | 韓国(9勝) |
---|
出場選手
野手はスタメンまたは途中出場の試合数、投手は先発またはリリーフ登板の試合数を記載。
ポジション | 背番号 | 氏名 | 所属球団 | 投 | 打 | 備考 | 起用法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
監督 | 74 | 金卿文 | --- | -- | -- | ||
コーチ | 76 | 趙啓顯 | --- | -- | -- | 投手コーチ | |
77 | 金光洙 | --- | -- | -- | 走塁コーチ | ||
88 | 金杞泰 | --- | -- | -- | 打撃コーチ | ||
投手 | 11 | 吳昇桓 | 三星ライオンズ | 右 | 右 | ☆○ | リ×2 |
13 | 張洹三 | ヒーローズ | 左 | 左 | ○ | 先×1、リ×1 | |
17 | 金廣鉉 | SKワイバーンズ | 左 | 左 | ○ | 先×2、リ×1 | |
21 | 鄭大炫 | SKワイバーンズ | 右 | 右 | ☆○ | リ×3 | |
22 | 韓基周 | 起亜タイガース | 右 | 右 | リ×3 | ||
28 | 尹錫珉 | 起亜タイガース | 右 | 右 | ○ | リ×5 | |
47 | 權奕 | 三星ライオンズ | 左 | 左 | リ×3 | ||
51 | 奉重根 | LGツインズ | 左 | 左 | ☆○ | 先×2 | |
91 | 宋勝準 | ロッテ・ジャイアンツ | 右 | 右 | 先×2 | ||
99 | 柳賢振 | ハンファ・イーグルス | 左 | 右 | ○ | 先×2 | |
捕手 | 20 | 陳甲龍 | 三星ライオンズ | 右 | 右 | ☆ | ス×4、途×2 |
37 | 姜珉鎬 | ロッテ・ジャイアンツ | 右 | 右 | ○ | ス×5、途×1 | |
内野手 | 3 | 高永民 | 斗山ベアーズ | 右 | 右 | ○ | ス×6、途×2 |
7 | 朴鎮萬 | 三星ライオンズ | 右 | 右 | ☆ | ス×5、途×2 | |
8 | 鄭根宇 | SKワイバーンズ | 右 | 右 | ○ | ス×6、途×2 | |
10 | 李大浩 | ロッテ・ジャイアンツ | 右 | 右 | ○ | ス×9 | |
14 | 金敏宰 | ハンファ・イーグルス | 右 | 右 | ☆ | ス×3、途×2 | |
18 | 金東柱 | 斗山ベアーズ | 右 | 右 | ☆ | ス×5、途×1 | |
25 | 李承燁 | 読売ジャイアンツ | 左 | 左 | ☆ | ス×8 | |
外野手 | 15 | 李容圭 | 起亜タイガース | 左 | 左 | ○ | ス×7、途×2 |
29 | 李宅根 | ヒーローズ | 右 | 右 | ○ | ス×4、途×1 | |
35 | 李晋暎 | SKワイバーンズ | 左 | 左 | ☆○ | ス×5、途×2 | |
39 | 李鍾旭 | 斗山ベアーズ | 左 | 左 | ○ | ス×8、途×1 | |
50 | 金賢洙 | 斗山ベアーズ | 右 | 左 | ○ | ス×6、途×2 |