「仙台市民歌」の版間の差分
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[[1931年]]([[昭和]]6年)が[[河北新報]]の創刊35周年に当たることを記念し、同紙を発行する[[河北新報社]]が[[1月17日]]付の紙面で「仙台市民歌」の歌詞募集広告を掲載した<ref name="miyagi">要説 宮城の郷土誌、104ページ。</ref>。作曲は依頼により堀内敬三が手掛け、同年[[7月11日]]付の河北新報に歌詞と楽譜を掲載した別刷りの付録が折り込まれた<ref name="living">{{Cite news|date=2009-08-11|url=http://www.sendailiving.jp/special/detail.php?cid=1&pid=316|title=仙台市の歌はあるの!?|publisher=[[サンケイリビング新聞社|仙台リビング新聞社]]|work=リビング仙台|accessdate=201-10-26}}</ref>。 |
[[1931年]]([[昭和]]6年)が[[河北新報]]の創刊35周年に当たることを記念し、同紙を発行する[[河北新報社]]が[[1月17日]]付の紙面で「仙台市民歌」の歌詞募集広告を掲載した<ref name="miyagi">要説 宮城の郷土誌、104ページ。</ref>。作曲は依頼により堀内敬三が手掛け、同年[[7月11日]]付の河北新報に歌詞と楽譜を掲載した別刷りの付録が折り込まれた<ref name="living">{{Cite news|date=2009-08-11|url=http://www.sendailiving.jp/special/detail.php?cid=1&pid=316|title=仙台市の歌はあるの!?|publisher=[[サンケイリビング新聞社|仙台リビング新聞社]]|work=リビング仙台|accessdate=201-10-26}}</ref>。 |
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[[10月9日]]に河北新報社から仙台市へ楽曲が寄贈され、[[11月14日]]に仙台市公会堂(現在の[[仙台市民会館]])で発表音楽会が開催された<ref name="miyagi" />。同月にはビクターレコード(現在の[[JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント]])から[[徳山璉]]の歌唱で[[SPレコード]]が発売されている<ref name="side-a" />。[[A面/B面|B面]]曲は仙台蔦奴が歌う[[民謡|新民謡]]「伊達小唄」<ref name="side-b" /><ref group="注">[[1935年]](昭和10年)に[[伊藤久男]]の歌唱で同名の「流行歌 伊達小唄」が[[日本コロムビア]]から発売されているが、[[高橋掬太郎]]が作詞、[[佐々紅華]]が作曲した別の楽曲である。</ref>。 |
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戦前・戦中は盛んに演奏されたが、戦後は1番の歌詞にある「覇権」「大旆」などの表現が[[軍国主義]]に繋がるとして忌避され、公的な行事での演奏が自粛されるようになった<ref name="living" />。そのため、政令指定都市の市歌としては同時期に制定された[[福岡市歌]]と同様に市民の認知度が著しく低下しているが、民間のコンサートで演奏されたり広報紙『仙台市政だより』で紹介されるなど折に触れて取り上げられる場合がある<ref group="注">[[2000年代]]以降では、[[伊達政宗]]の仙台開府400年に合わせて[[2001年]](平成14年)1月号で紹介された。</ref>。 |
2020年8月25日 (火) 05:16時点における版
仙台市民歌 | |
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| |
作詞 | 佐々木青 |
作曲 | 堀内敬三 |
採用時期 | 1931年 |
採用終了 | 戦後は公的行事での演奏を取りやめている |
言語 | 日本語 |
「仙台市民歌」(せんだいしみんか)は日本の政令指定都市の1市で、宮城県の県庁所在地である仙台市の市歌。作詞・佐々木青(一般公募)、作曲・堀内敬三。
解説
「仙台市民歌」 | |
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徳山璉/仙台蔦奴 の シングル | |
B面 | 伊達小唄 |
リリース | |
規格 | SPレコード |
ジャンル | 市民歌、新民謡 |
時間 | |
レーベル | ビクターレコード |
作詞・作曲 |
仙台市民歌‥作詞:佐々木青、作曲:堀内敬三 伊達小唄‥作詞:土田廣 |
1931年(昭和6年)が河北新報の創刊35周年に当たることを記念し、同紙を発行する河北新報社が1月17日付の紙面で「仙台市民歌」の歌詞募集広告を掲載した[3]。作曲は依頼により堀内敬三が手掛け、同年7月11日付の河北新報に歌詞と楽譜を掲載した別刷りの付録が折り込まれた[4]。
10月9日に河北新報社から仙台市へ楽曲が寄贈され、11月14日に仙台市公会堂(現在の仙台市民会館)で発表音楽会が開催された[3]。同月にはビクターレコード(現在のJVCケンウッド・ビクターエンタテインメント)から徳山璉の歌唱でSPレコードが発売されている[1]。B面曲は仙台蔦奴が歌う新民謡「伊達小唄」[2][注 1]。
戦前・戦中は盛んに演奏されたが、戦後は1番の歌詞にある「覇権」「大旆」などの表現が軍国主義に繋がるとして忌避され、公的な行事での演奏が自粛されるようになった[4]。そのため、政令指定都市の市歌としては同時期に制定された福岡市歌と同様に市民の認知度が著しく低下しているが、民間のコンサートで演奏されたり広報紙『仙台市政だより』で紹介されるなど折に触れて取り上げられる場合がある[注 2]。
1989年(平成元年)には市制100周年および政令指定都市移行を記念してダ・カーポが歌唱する「風よ雲よ光よ」が“新仙台市民歌”として制定されているが[5]、同曲への“代替わり”ではなく従来の「仙台市民歌」も存続しているため、現在は新旧2曲の市歌が並立する状態となっている。