「劉髆」の版間の差分

削除された内容追加された内容

インライン

2020年8月24日 (月) 09:48時点における版

劉髆（りゅうはく、紀元前100年代? - 紀元前88年）は、前漢の武帝と李夫人の間に生まれた第5子。

劉弗陵（後の昭帝）が生まれる以前には武帝の末子であった。そのため父帝に可愛がられた。紀元前97年（天漢4年）に昌邑王に封じられた。

紀元前90年（征和3年）、武帝の甥であり丞相であった劉屈氂と劉髆の叔父である李広利（李夫人の兄）により劉髆を立太子する政略が謀られるが事前に露見、劉屈氂は刑死、李広利は匈奴に亡命した。劉髆は事情を知らなかったということで連座を免れている。紀元前88年正月に劉髆は死去し、諡号を哀とされ、子である劉賀が王位を継承している。

昭帝崩御後に劉賀は皇帝に短期間即位している。また劉髆は4女を儲けたが、こちらは劉賀廃位後に湯沐邑千戸が下賜されている。

@@ 3行目: / 3行目: @@
 劉弗陵（後の[[昭帝 (漢)|昭帝]]）が生まれる以前には武帝の末子であった。そのため父帝に可愛がられた。[[紀元前97年]]（[[天漢 (漢)|天漢]]4年）に[[山陽郡|昌邑]]王に封じられた。
-[[紀元前90年]]（[[征和]]3年）、武帝の甥であり[[丞相]]であった[[劉屈リ|劉屈氂]]と劉髆の叔父である[[李広利]]（李夫人の兄）により劉髆を立太子する政略が謀られるが事前に露見、劉屈氂は刑死、李広利は[[匈奴]]に[[亡命]]した。劉髆は事情を知らなかったということで[[連座]]を免れている。紀元前88年正月に劉髆は死去し、[[諡|諡号]]を'''哀'''とされ、子である[[劉賀]]が王位を継承している。
+[[紀元前90年]]（[[征和]]3年）、武帝の甥であり[[丞相]]であった[[劉屈氂]]と劉髆の叔父である[[李広利]]（李夫人の兄）により劉髆を立太子する政略が謀られるが事前に露見、劉屈氂は刑死、李広利は[[匈奴]]に[[亡命]]した。劉髆は事情を知らなかったということで[[連座]]を免れている。紀元前88年正月に劉髆は死去し、[[諡|諡号]]を'''哀'''とされ、子である[[劉賀]]が王位を継承している。
 [[昭帝 (漢)|昭帝]]崩御後に劉賀は皇帝に短期間即位している。また劉髆は4女を儲けたが、こちらは劉賀廃位後に湯沐邑千戸が下賜されている。