「韓国における自殺」の版間の差分
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2020年8月22日 (土) 04:11時点における版
韓国の自殺は、OECD30カ諸国の中で最も高い割合であり、OECDによれば2002年以降人口10万あたりの自殺者数では日本を超えている[1][2][3]。2010年のWHO統計では、人口10万人あたりの自殺者数で世界1位となった[4]。韓国の死因に占める自殺は過去10年間で倍増している[5]。韓国の場合、高齢者に自殺が偏っており、60歳以上の自殺率は、2009年は10万人あたり68.25人、2010年は69.27人と極めて高く、その背景には高齢者の生活不安が解消されていないことにあると考えられている[6]。
有名人の自殺
- 田惠麟(1965年) - 翻訳家・随筆家
- 全泰壱(1970年) - 労働運動家
- 禹範坤(1982年) - 大量殺人犯
- 金榮伸(1986年) - プロ野球選手
- 鄭夢禹(1990年) - 鄭周永の四男、現代アルミニウム会長
- ソ・ジウォン(1996年) - 歌手
- キム・グァンソク(1996年) - 歌手、シンガーソングライター
- 鄭夢憲(2003年) - 鄭周永五男、現代峨山会長
- 安相英(2004年) - 釜山市長
- 南相国(2004年) - 元大宇建設社長
- 朴泰榮(2004年) - 全羅南道知事
- 李準源(2004年) - 京畿道坡州市長
- 兪泰興(2005年) - 元大法院院長
- イ・ウンジュ(2005年) - 女優
- U;Nee(2007年) - 歌手・女優
- チョン・ダビン(2007年) - 女優
- チョ・スンヒ(2007年) - 大量殺人犯(バージニア工科大学銃乱射事件)
- 李昊星(2008年) - 元プロ野球選手、殺人犯
- アン・ジェファン(2008年) - タレント・俳優
- チェ・ジンシル(2008年) - 女優、弟はチェ・ジニョン、元夫は趙成珉
- チャン・チェウォン(2008年) - タレント
- 金永哲(2008年) - 前国務総理室事務次長
- キム・ジフ(2008年) - タレント
- イ・ソヒョン(2008年) - 歌手
- キム・ソッキュン(2009年) - 俳優
- チャン・ジャヨン(2009年) - 女優
- イ・チャンヨン(2009年) - 歌手
- ウ・スンヨン(2009年) - タレント
- 盧武鉉(2009年) - 元大統領
- カン・ヒナム(2009年) - 牧師・統一活動家
- 朴容旿(2009年) - 元斗山グループ会長, 元韓国野球委員会の總裁
- キム・ダウル(2009年) - ファッションモデル
- オ・グンソプ(2009年) - 慶尚南道梁山市長
- イ・ウォンソン(2010年) - サムスン電子副社長
- イ・ソンイク(2010年) - 西江大学校教授
- チェ・ジニョン(2010年) - タレント、女優チェ・ジンシルの弟
- カク・チギュン(2010年) - 映画監督
- パク・ヨンハ(2010年) - 俳優・歌手
- チェ・ユンヒ(2010年) - 作家・タレント。※夫とモーテルで心中
- イ・ジナ(2010年) - ドラマ制作会社代表
- ユジュ(2010年) - 歌手・元レースクイーン
- パク・ヘサン(2010年) - タレント
- パク・ジョンミン(2011年) - 歌手・振付師(SS501のメンバーと同名だが別人)
- キム・ユリ(2011年) - ファッションモデル
- ユン・ギウォン(2011年) - サッカー選手 (仁川ユナイテッド)※Kリーグ八百長事件に関連しての自殺ではないかと報じられた。
- ソン・ジソン(2011年) - スポーツアナウンサー(MBCスポーツプラス)
- チェ・ドンハ(2011年) - SG Wannabe元リーダー
- 鄭鐘寛 (サッカー選手)(2011年) - サッカー選手(元全北現代モータース)※Kリーグ八百長事件の渦中、ソウル市内のホテルで首吊り[7]。
- ハン・チェウォン(2011年) - タレント
- イ・スチョル(2011年) - サッカー尚州尚武フェニックス元監督
- キム・チュリョン(2011年) - 俳優
- イ・ギョンファン(2012年) - 元サッカー選手 ※Kリーグ八百長事件で除名
- チョン・アユル(2012年) - 女優
- ナム・ユンジョンナム・ユンジョン(2012年) - 女優
- ウ・ジョンワン(2012年) - クリエーティブ ディレクター
- チョ・ヒョンギル(2013年) - 芸能事務所・制作会社代表(代表作はIRIS-アイリス-、アテナ:戦争の女神)
- 趙成珉(2013年) - 元プロ野球選手(元読売ジャイアンツ)、元妻はチェ・ジンシル
- キム・スジン (女優)(2013年) - 女優
- キム・ジョンハク(2013年) - ドラマプロデューサー(代表作は黎明の瞳、砂時計、太王四神記)
- キム・ジフン(2013年) - 歌手、元DUKEメンバー
- ハン・ジソ(2014年) - 歌手(活動の時芸名はハンナ)女優[8]
- 兪炳彦(2014年) - 実業家、宗教家、セウォル号の実質的オーナー
- アン・ソジン(2015年) - 歌手練習生(2014年、《KARAプロジェクト~KARA The Beginning》に KARA新メンバー候補(Baby KARA)として出演)[9]
- 成完鍾(2015年) - 建設会社会長 ※横領疑惑と李完九首相ら朴槿恵大統領側近への裏金疑惑。
- パン・ヨンジン(2015年) - 俳優
- キム・ヒョンジ(2015年) - 歌手
- カン・ドゥリ(2015年) - 女優
- キム・ソンミン(2016年) - 俳優
- イ・インウォン(2016年)- ロッテグループ副会長 ※横領・背任の疑惑。韓国における同グループをめぐる一連の疑惑のキーマンとみられていた。
- ハ・イルソン(2016年)- 野球解説者、元韓国野球委員会事務総長
- チョ・グムサン(2017年)- コメディアン
- 馬光洙(2017年)- 小説家
- イ・ウィス(2017年)- モデル
- ジョンヒョン(2017年) - アイドル、SHINeeメンバー
- チョ・ミンギ(2018年) - 俳優 ※韓国版MeToo運動による複数のセクハラ疑惑の最中。
- 魯会燦(2018年) - 政治家
- チョン・テス(2018年) - 俳優
- チョン・ミソン(2019年) - 女優
- ソルリ(2019年)- アイドル、f(x)元メンバー、女優
- ク・ハラ(2019年)- 元アイドル、KARA元メンバー
- チェ・スクヒョン(2019年)- トライアスロン韓国代表
- 朴元淳(2020年)- ソウル特別市長 ※元秘書に対するセクハラ疑惑の最中。
- コ・ユミン(2020年)- 女子プロバレーボール選手
自殺率
韓国の自殺率はアジア通貨危機(1997年)直後の1998年から急増し、2004年にはOECDで最も自殺率の高い国となって以降、高い水準が続いている。
ケース別
心中
大韓民国では心中事件が相次いで発生し、懸念が高まっている。特にインターネットが発達した韓国ではコミュニティーサイトをはじめとするウェブサイトを密かに作成し、集まって心中している場合がある。こういったウェブサイトは運営自体が違法だが、非公開活動への取り締まりが容易ではない状況である。様々な地域で会って自殺する場合もある[10]。心中をしようとする人々は、練炭などを利用した有毒ガスでの窒息自殺を選ぶ場合が多い[11]。
テレビ番組
2014年3月5日にテレビの集団お見合い番組『チャク』で、番組収録中に出演していた29歳の女性が首つり自殺した。番組は、振られた出演者には外で食事を取らせるなどして、出演者を心身共に傷つけていると批判された。この事件を受けて、番組は打ち切りとなった。
自殺の名所
- 麻浦大橋 - IMF通貨危機以後、この橋からの飛び降り自殺が急増
参考文献
- ^ Society at a Glance 2009: OECD Social Indicators, Organization for Economic Co-operation and Development
- ^ Suicide in South Korea Case of Too Little, Too Late, OhmyNews KOREA
- ^ S. Korea has top suicide rate among OECD countries, Seoul, September 18, 2006 Yonhap News
- ^ Unless otherwise stated all statistics are from WHO: “Country reports and charts available”. WHO website - Mental health. World Health Organization (2009年). 2010年6月1日閲覧。
- ^ Williamson, Lucy (5 September 2011). “South Korea suicide toll doubles over a decade”. bbc.co.uk/news
- ^ [1]
- ^ “Kリーグ元選手が自殺=「八百長加わった」と遺書-韓国”. 時事通信. (2011年5月30日) 2011年7月29日閲覧。
- ^ “元JYP歌手”ハンナさん、今年1月に自宅で自殺していた…生前パニック障害を患う”. Kstyle. (2014年10月2日) 2014年10月8日閲覧。
- ^ “Baby KARA ソジン、マンションの花壇で遺体で発見…自殺か”. Kstyle. (2015年2月25日) 2015年2月26日閲覧。
- ^ 경찰, '동반 자살' 카페 개설자 구속영장 브레이크뉴스
- ^ 죽음의 바이러스 '동반자살'..전국 '공포' 연합뉴스 2009년 12월 21일