「クロスオーバーイレブン」の版間の差分
→期間限定復活: 2020.8月の放送を追加した。 |
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2020年8月19日 (水) 23:59時点における版
クロスオーバーイレブン | |
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ジャンル |
音楽番組 (イージーリスニングなど) ミニラジオドラマ (途中、スクリプトドラマを交える) |
放送方式 | 収録 |
放送期間 | 1978年11月23日 - 2001年3月29日 |
放送時間 |
日曜を除く深夜 (主に午後11時台) |
放送局 | NHK-FM |
制作 | NHK |
テーマ曲 | Azymuth |
『クロスオーバーイレブン』(クロスオーバーイレブン)は、かつてNHK-FM放送で放送されていた深夜番組である。
概要
レギュラー放送開始まで、何度か特別番組として放送され、1978年11月23日よりレギュラー化され、以後2001年3月29日まで22年以上にわたり放送される長寿番組となった。
番組開始当初から1987年までは、実質的な深夜の最終番組として放送された。1988年4月からは、FM放送の放送時間が1:00まで延長されたことにより、23:00 - 1:00の2時間の2部構成となった。
前半(23:50まで)は従来の構成で、23:50から10分間、ラジオ第1と同時放送でニュース[1]を挟んだ後、午前0時の時報後に始まる後半(0:00 - 1:00)のパートでは、各界の著名人が1週間交代で軽いおしゃべりを展開していった。
なお、特別編成を除いた定時放送において、地上波(テレビ・ラジオ)を通して、NHK史上初の「日またぎ編成」となった[2]。
その後、1991年4月からは月曜日から木曜日のみの放送となり、1998年4月にNHK-FM放送自体が24時間放送に移行してからは0:00からのパートがなくなり日替わりの音楽番組に移行し、前半のパートも23:00から20分間のニュース放送のために23:20から0:00までの放送に短縮された。
その後も引き続き放送されたが、NHK側の番組リニューアル方針により2001年3月に終了し、「ミッドナイト・ポップライブラリー」(のちに「ポップスライブラリー」にタイトル変更)」に後を譲った。
2005年に『期間限定復活』として1週(5日間)放送された。その後、2009年夏からは夏と新春の特別番組として定着。午後11時放送開始(1時間番組)の鉄則を頑なに守り続けている[3]。毎回新作のスクリプトが制作され、ナレーションはレギュラー番組時代の最後の担当である津嘉山正種。
内容
番組は音楽(1回あたり10曲程度)およびスクリプトと呼ばれるミニラジオドラマで構成され、個性的な男性俳優陣のナレーションによるしっとりとした語りとともに一日の締めくくりにふさわしい落ち着いた時間を演出した[独自研究?]。
なかでも、エンディングでの「もうすぐ、時計の針は12時を回ろうとしています。今日と明日が出会う時、クロスオーバーイレブン…」(以下、担当パーソナリティとスクリプターの紹介)のナレーションは、一日の締めくくりにふさわしいフレーズ[独自研究?]として定着した[4]。
番組構成は、オープニングのあとに3曲ほど流れた後、スクリプトの朗読と1曲の音楽が交互に流れ、最後にまた3曲ほど音楽を流してエンディングだった。
音楽は洋楽(ワールドミュージック)が中心で、インストゥルメンタル・イージーリスニングにとどまらずロック・ポップスなど幅広いジャンルを扱ったが、深夜番組ゆえ比較的アダルティックな音楽が多かった[要出典]。
スクリプトは1回完結のオムニバスやシリーズものなどがあり、『モヤシ君』(スクリプト:高木達)や『遊民爺さん』(スクリプト:小沢章友)などのキャラクターものシリーズが人気を集めた[誰に?]。また、スクリプトが終わる際には「――と、なっ・て・い・た」と、朗読のスピードを落とすことが慣例になっていた。これはエアチェックをするリスナーに音楽が始まることを知らせるためのもの[要出典]であった。
土曜日は主にアーティスト特集を組んでいたことから、平日のようなスクリプトの朗読はなく、定番のエンディングもなかった。
歴代のパーソナリティ
選曲
- など
テーマ曲
- 番組開始 - 1980年3月
- オープニング曲:「Vôo Sobre O Horizonte」(Azymuth)
- エンディング曲:「Tarde」(Azymuth)
- 1980年4月 - 1981年3月
- オープニング曲・エンディング曲:「Sky Love」(茂木由多加)
- 1981年4月 -
- オープニング曲:「Fly over the Horizon(Vôo Sobre O Horizonte)」(Azymuth)
- エンディング曲:「October(Outubro)」(Azymuth)
期間限定復活
- 『よみがえる伝説〜クロスオーバーイレブン2005』(2005年8月15日 - 8月19日・23:20 - 0:20)
- 放送終了後も熱烈なファンからの復活の要望が寄せられた[要出典]結果、期間限定の復活となった。
- 『クロスオーバーイレブン2009[5]』(2009年8月3日 - 8月7日・23:00 - 0:00)
- NHK-FMの放送開始40周年の記念番組として、再び放送された。前週の同時刻に2005年放送分もアンコール放送された。
- 『クロスオーバーイレブン2010新春』(2010年1月4日 - 1月8日)
- 『クロスオーバーイレブン2010夏[6]』(2010年8月16日 - 8月20日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2011新春[7]』(2011年1月3日 - 1月7日・23:00 - 24:00)
- 当特集番組公式サイトでは、新春及び夏季の特集が定例のものであることが示唆されていた。以降も正月を中心に特番として放送されている。
- 『クロスオーバーイレブン2011夏 〜命(ぬち)どぅ宝・沖縄紀行〜[8]』(2011年8月15日 - 8月19日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン・2012新春[9]』(2012年1月2日 - 1月6日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2012夏[10]』(2012年8月20日 - 8月24日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2013新春[11]』(2013年1月2日 - 1月6日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2013夏[12]』(2013年8月19日 - 8月23日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2014新春』(2014年1月2日 - 1月6日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2014夏』(2014年8月11日 - 8月15日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2015新春』(2015年1月2日 - 1月6日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2015夏』(2015年8月10日 - 8月14日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2016新春』(2016年1月3日 - 1月7日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2016夏 老ボクサーの夢』(2016年8月8日 - 8月11日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2017新春』(2017年1月2日 - 1月6日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2017夏 厄介半次郎 かわら版「怪力娘と雷光」』[13](2017年8月7日 - 8月11日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2018新春 「デトロイト!デトロイト!」(磯崎憲一郎 作)』[14](2018年1月2日 - 1月5日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2018夏』[15](2018年8月20日 - 8月24日・24:00 - 25:00)
- 深夜0時からのスタートだったため、リスナーから苦情が殺到した。それがきっかけで翌年から再び夜11時からのスタートになった。
- 『クロスオーバーイレブン2019新春 』(2019年1月2日 - 1月4日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン2019夏』[16](2019年8月12日 - 8月16日・23:00 - 24:00)
- スクリプト:北阪昌人(脚本家・作家), 第1話 再会の湖、第2話 額縁の家、第3話 最終搭乗案内、第4話 海辺の記憶、第5話 川の音[17]
- 『クロスオーバーイレブン2020新春 やっかい半次郎~雷光と神田小町(1)~(3)』[18](2020年1月1日 - 1月3日・23:00 - 24:00)
- 『クロスオーバーイレブン名作選』[19](2020年8月10日 - 8月14日・23:00 - 24:00)出演:津嘉山正種, 8月10日(月)「モヤシ君・夢の球宴 ― 作:高木達 ― 2009.8.4」8月11日(火)「謎のアナウンス ― 作:有栖川有栖 ― 2013.8.23」8月12日(水)「不要なモノ ― 作:藤井青銅 ― 2015.8.12」8/10-12, 選曲:小倉エージ, 8月13日(水)「歩いて国境を越える ― 作:内山安雄 ― 2012.1.2」8月14日(金)「大地に立つ者 ― 作:戸井十月 ― 2013.1.3」8/13-14, 選曲:大伴良則
CD化
この番組のコンセプトをそのままに、2005年3月24日にはCDとしてソニーミュージック・ジャパン・インターナショナルとビクターエンタテインメントの2社から発売された。
脚注
- ^ 1988年3月まではNHK-FMの最終番組であった。
- ^ AM放送の「ラジオ深夜便」は1990年に特番として開始し、1992年から定時放送。総合テレビジョンは1989年から週末深夜に部分的に実施、1993年・1994年に0時から放送日付け上最終の「NHKニュース」を放送したが、実質的には1995年のナイトセレクションから日またぎ放送を開始している。
- ^ 2018夏の放送は、午前0時開始となっている。
- ^ 「もうすぐ、時計の針は~」の台詞は1988年度から言うようになり、それまでは「もうすぐ、時計は12時を~」と言っていた。
- ^ NHK-FMブログ:NHKブログ | お知らせ | 『クロスオーバーイレブン2009』ナレーション担当の津嘉山正種さん出演番組情報! - NHK-FM BLOG
- ^ Listen♪♪NHK-FM
- ^ Listen♪♪NHK-FM
- ^ NHK-FMブログ:NHKブログ | 番組ここが聴きどころ | 8/15(月)から5夜連続放送!『クロスオーバーイレブン2011夏 ~命(ぬち)どぅ宝・沖縄紀行~』 - NHK-FM BLOG
- ^ NHK-FMブログ:NHKブログ | 番組ここが聴きどころ | 2012年もお送りします!今日と明日が出会うとき...『クロスオーバーイレブン・2012新春』新年1月2日(月・祝)から5夜連続放送 - NHK-FM BLOG
- ^ NHK-FMブログ:NHKブログ | 番組ここが聴きどころ | 速報!NHK-FM 2012夏の特集番組ラインナップ - NHK-FM BLOG
- ^ NHK-FMブログ:NHKブログ | 番組ここが聴きどころ | 新年1月2日(水)から5夜連続放送!今日と明日が出会うとき...『クロスオーバーイレブン2013新春』
- ^ クロスオーバーイレブン2013夏 | NHK注目番組ナビ! | NHKオンライン
- ^ 8月11日 金曜 午後11時00分~ 午前0時00分 クロスオーバーイレブン2017夏 厄介半次郎 かわら版「怪力娘と雷光」第5回 - NHK-FM Crossover Eleven (2018-1-4閲覧)
- ^ 番組紹介 2018年1月2日(火)~5日(金)午後11時~午前0時 「デトロイト!デトロイト!」(磯崎憲一郎 作) - NHK-FM Crossover Eleven (2018-1-4閲覧)
- ^ 日本放送協会. “クロスオーバーイレブン2018夏 - NHK”. クロスオーバーイレブン2018夏 - NHK. 2018年7月24日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “クロスオーバーイレブン2019夏 曲目リスト - NHK”. クロスオーバーイレブン2019夏 - NHK. 2019年8月17日閲覧。
- ^ “北阪昌人”. 北阪昌人. 2019年8月17日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “クロスオーバーイレブン2020新春 曲目リスト - NHK”. クロスオーバーイレブン2020新春 - NHK. 2020年1月5日閲覧。
- ^ 日本放送協会. “クロスオーバーイレブン名作選 - NHK”. クロスオーバーイレブン名作選 - NHK. 2020年8月15日閲覧。
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