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2020年8月15日 (土) 00:34時点における版
陳春圃 | |
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プロフィール | |
出生: | 1900年(清光緒26年) |
死去: |
1966年3月19日 中華人民共和国上海市 |
出身地: | 清広東省広州府新会県 |
職業: | 政治家 |
各種表記 | |
繁体字: | 陳春圃 |
簡体字: | 陈春圃 |
拼音: | Chén Chūnpǔ |
ラテン字: | Ch'en Ch'un-p'u |
和名表記: | ちん しゅんほ |
発音転記: | チェン チュンプー |
陳 春圃(ちん しゅんほ)は中華民国の政治家。南京国民政府(汪兆銘政権)の要人。汪兆銘夫人・陳璧君の甥に当たる。
事跡
民国初期の活動
広州聖心書院を中退し、汪兆銘夫婦に随従する。1920年(民国9年)、汪が広東省教育会会長に就任した際には、陳春圃は同会図書館主任兼編輯主任となった。1924年(民国13年)1月、汪が中国国民党中央党部宣伝部部長となると、陳春圃は宣伝部秘書をつとめている。
1926年(民国15年)初頭に、ソ連に留学し、モスクワ中山大学で学んだ。翌年5月に帰国すると、汪兆銘の武漢国民政府に参加し、国民党組織部秘書となった。上海・武漢の両国民政府が合流すると、広州特別市党部常務委員となる。1928年(民国17年)10月、陳春圃はフランスを経由してニューヨークに向かう。汪の指示により『民気日報』という新聞社を創刊し、総編輯となった。
1931年(民国20年)に、満州事変(九・一八事変)が勃発すると帰国する。翌年5月に国民政府僑務委員会常務委員となった。1934年(民国23年)には、僑民教育処処長も兼任した。1938年(民国27年)12月、ハノイから香港へと移動し、汪兆銘の脱出工作等に従事した。翌年、汪が上海入りすると、陳春圃は機密文書の管理を担当する。9月、汪派国民党の中央常務委員会副秘書長に任ぜられた。
汪兆銘政権での活動
1940年(民国29年)3月、正式に南京国民政府が成立すると、中央政治委員会副秘書長、行政院秘書長、国民党海外党務委員会主任委員、中央儲備銀行監事に任ぜられた。翌年には、清郷委員会委員、社会行動指導委員会委員を、1942年(民国31年)には、時局策進委員会秘書長、新国民運動促進委員会常務委員をつとめた。1943年(民国32年)に国防会議副秘書となる。同年2月、敵産管理委員会委員、全国経済委員会委員をつとめた。
同年9月、陳春圃は建設部部長、中央党部組織部部長に抜擢されたが、この人事には、陳璧君の後押しがあったとされる[1]。翌年2月、教育部部長[2]、さらに中央党務工作人員訓練団教育長も兼任した。4月、広東省省長兼広州綏靖主任となる。12月には広東省保安司令も兼ねた。1945年(民国34年)1月に軍事委員会委員、2月に国民政府委員となる。同年4月、広東省省長から罷免された。
日本敗北後の9月、陳春圃は上海の軍統支部に自首し、上海市高等法院で審問を受けることになった。1946年(民国35年)10月、漢奸の罪で無期懲役の判決を受けている。
中華人民共和国建国後も、陳春圃は収監され続ける。1966年3月19日、上海市の監獄で病没した。享年67。
注
参考文献
- 徐友春主編『民国人物大辞典 増訂版』河北人民出版社、2007年。ISBN 978-7-202-03014-1。
- 劉傑『漢奸裁判 対日協力者を襲った運命』中央公論新社(中公新書)、2000年。ISBN 978-4121015440。
- 劉寿林ほか編『民国職官年表』中華書局、1995年。ISBN 7-101-01320-1。
南京国民政府(汪兆銘政権)
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