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2020年8月12日 (水) 04:47時点における版
今村 都南雄(いまむら つなお、1941年10月10日[1] - )は、日本の政治学者。専門は行政学、地方自治論。主に組織論のアプローチに基づいた研究を行う。山梨県甲府市生まれ。
来歴
1960年、埼玉県立熊谷高等学校卒業。1965年、中央大学法学部法律学科卒業。1967年、国際基督教大学大学院行政学研究科修了。1967年、中央大学法学部助手。1971年、中央大学法学部助教授。1978年、中央大学法学部教授。1981年、中央大学大学院法学研究科教授。2005年、中央大学公共政策大学院教授。2010年、中央大学法学部名誉教授。山梨学院大学法学部教授・山梨学院大学大学院社会科学研究科長。2002-2004年度日本行政学会理事長。1990年-2003年および2007年-2010年学校法人中央大学選任評議員。2018年~現代行政研究所名誉顧問。
著書
単著
- 『組織と行政』(東京大学出版会、1978年)
- 『行政の理法』(三嶺書房、1988年)ISBN 4-914906-84-8
- 『行政学の基礎理論』(三嶺書房、1997年)ISBN 4-88294-090-6
- 『官庁セクショナリズム』(東京大学出版会、2006年)ISBN 978-4-13-034231-5
- 『ガバナンスの探究 蠟山政道を読む』(勁草書房、2009年)
- 『わたしの行政学研究』(自治総研ブックス)(公人社、2009年)
共著
- 『ホーンブック行政学』(北樹出版、1996年)
- 『現代政治学の透視図』(世界書院、1999年) ISBN 4-7927-9043-3
- 『自治体の構想2 制度』(岩波書店、2002年)
- 『逐条研究 地方自治法〈3〉執行機関』(敬文堂、2004年)
- 『ホーンブック基礎行政学』(北樹出版、2006年)ISBN 4-7793-0021-5
- 『都市政府とガバナンス』(中央大学出版部、2004年])
- 『ゼロからの自治―大潟村の軌跡と村長・宮田正馗 自治に人あり〈4〉』(公人社、2012年)
編著
- 『リゾート法と地域振興』(ぎょうせい、1992年)
- 『「第三セクター」の研究』(中央法規出版、1993年) ISBN 4-8058-1145-5
- 『公共サービスと民間委託』(敬文堂、1998年)
- 『日本の政府体系』(成文堂、2002年) ISBN 4-7923-3174-9
- 『現代日本の地方自治』(敬文堂、2006年)
訳書
- F.E.ローク『官僚制の権力と政策過程(第2版)』(中央大学出版部、1981年)
- G. マヨーネ『政策過程論の視座』(三嶺書房,1996年) ISBN 4-88294-110-4
- プルネンドラ・ジェイン『日本の自治体外交―日本外交と中央地方関係へのインパクト』 (自治総研叢書)(敬文堂、2009年) ISBN 4-7670-0164-1
- ハーバート カウフマン『官僚はなぜ規制したがるのか: レッド・テープの理由と実態』(勁草書房、2015年) ISBN 4-3263-0245-3
恩師
学部生時代は外間寛(行政法)ゼミに所属。国際基督教大学院生時代に蠟山政道に師事。中央大学助手時代には学外指導教授として辻清明に師事。
門下生
- 佐藤克廣(北海学園大学法学部教授)
- 真山達志(同志社大学政策学部教授)
- 山谷清志(同志社大学政策学部教授)
- 前田成東(東海大学政治経済学部教授)
- 武智秀之(中央大学法学部教授)*ただし、大学院はICUで、その際の指導教員は辻清明。
- 衛藤幹子(法政大学法学部教授)
- 嶋田暁文(九州大学大学院法学研究院教授)
- 久保木匡介(長野大学環境ツーリズム学部教授)
- 永松伸吾(大阪大学社会安全学部教授)
- 土屋耕平(中央学院大学法学部准教授)
- 日高昭夫:中村陽一(行政学、中央大学法学部名誉教授)門下ではあるが、日高昭夫(山梨学院大学法学部教授)も、今村都南雄の門下生に近い位置にある(今村の還暦記念で公刊された『日本の政府体系』に日高が寄稿しているのはかくなる理由による)。
脚注
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.301
参考文献
- 『法學新報 第118巻第3・4号』(中央大学法学会、2011年)
外部リンク
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