コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

「台鉄電源荷物車」の版間の差分

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
削除された内容 追加された内容
m 外部リンクの修正 [https://www.youtube.com/ (Botによる編集)
Cewbot (会話 | 投稿記録)
m Bot作業依頼: 「キョ光号」→「莒光号」の改名に伴うリンク修正依頼 - log
1行目: 1行目:
[[File:PBK32601 at Kaohsiung.jpg|thumb|right|270px|PBK32601電源荷物車([[高雄駅]]にて)]]
[[File:PBK32601 at Kaohsiung.jpg|thumb|right|270px|PBK32601電源荷物車([[高雄駅]]にて)]]
'''台鉄電源荷物車'''(たいてつでんげんにもつしゃ/[[中国語]]:台鐵電源行李車)は、[[台湾鉄路管理局]](台鉄)の[[客車]]である。他の客車用の空調電源発電用の[[ディーゼルエンジン]]と[[発電機]]を搭載する[[電源車]]であり、車体の一部は荷物室を持つ[[合造車]]である。台鉄の路線が[[鉄道の電化|電化]]される以前は、[[ディーゼル機関車]]は空調用の給電設備を持っていなかったので、空調[[対号列車]]の運用には必須であった。路線の電化が進むと大半は非電化区間の[[宜蘭線]]、[[北廻線]]、[[花東線]]、[[南廻線]]、[[屏東線]]の空調列車に用いられる様になった。近年に宜蘭線、北廻線、屏東線が続々と電化が完成し、使用される路線が減少してきた。一部の車輌は発電装置を撤去して単なる[[荷物車]](BK)として使用されている。この様な電源荷物車の前身は[[1963年]]に台湾鉄路管理局が冷房付きの[[観光号]]用として登場させた冷房電源供給専用のEGK32300型電源車である。[[1967年]]にSP32800型客車が登場し、鉄路管理局は新たな電源車を購入した。これはPBK32800型という形式名で台鉄電源荷物車の始祖である。その後は[[キョ光号|<span lang="zh" xml:lang="zh">莒</span>光号]]の運転開始に伴って更に多くの形式の電源荷物車が存在する。台鉄に存在した電源荷物車の形式は以下の通りである。
'''台鉄電源荷物車'''(たいてつでんげんにもつしゃ/[[中国語]]:台鐵電源行李車)は、[[台湾鉄路管理局]](台鉄)の[[客車]]である。他の客車用の空調電源発電用の[[ディーゼルエンジン]]と[[発電機]]を搭載する[[電源車]]であり、車体の一部は荷物室を持つ[[合造車]]である。台鉄の路線が[[鉄道の電化|電化]]される以前は、[[ディーゼル機関車]]は空調用の給電設備を持っていなかったので、空調[[対号列車]]の運用には必須であった。路線の電化が進むと大半は非電化区間の[[宜蘭線]]、[[北廻線]]、[[花東線]]、[[南廻線]]、[[屏東線]]の空調列車に用いられる様になった。近年に宜蘭線、北廻線、屏東線が続々と電化が完成し、使用される路線が減少してきた。一部の車輌は発電装置を撤去して単なる[[荷物車]](BK)として使用されている。この様な電源荷物車の前身は[[1963年]]に台湾鉄路管理局が冷房付きの[[観光号]]用として登場させた冷房電源供給専用のEGK32300型電源車である。[[1967年]]にSP32800型客車が登場し、鉄路管理局は新たな電源車を購入した。これはPBK32800型という形式名で台鉄電源荷物車の始祖である。その後は[[光号|<span lang="zh" xml:lang="zh">莒</span>光号]]の運転開始に伴って更に多くの形式の電源荷物車が存在する。台鉄に存在した電源荷物車の形式は以下の通りである。


#40PBK32800(製造:台鉄[[台北機廠]])<ref>[http://emu300ct.myweb.hinet.net/index/trapcs/power-baggage_cars/45PBK32800.htm 觀光號改造莒光號電源車~45PBK32800型]</ref>
#40PBK32800(製造:台鉄[[台北機廠]])<ref>[http://emu300ct.myweb.hinet.net/index/trapcs/power-baggage_cars/45PBK32800.htm 觀光號改造莒光號電源車~45PBK32800型]</ref>

2020年8月9日 (日) 21:36時点における版

PBK32601電源荷物車(高雄駅にて)

台鉄電源荷物車(たいてつでんげんにもつしゃ/中国語:台鐵電源行李車)は、台湾鉄路管理局(台鉄)の客車である。他の客車用の空調電源発電用のディーゼルエンジン発電機を搭載する電源車であり、車体の一部は荷物室を持つ合造車である。台鉄の路線が電化される以前は、ディーゼル機関車は空調用の給電設備を持っていなかったので、空調対号列車の運用には必須であった。路線の電化が進むと大半は非電化区間の宜蘭線北廻線花東線南廻線屏東線の空調列車に用いられる様になった。近年に宜蘭線、北廻線、屏東線が続々と電化が完成し、使用される路線が減少してきた。一部の車輌は発電装置を撤去して単なる荷物車(BK)として使用されている。この様な電源荷物車の前身は1963年に台湾鉄路管理局が冷房付きの観光号用として登場させた冷房電源供給専用のEGK32300型電源車である。1967年にSP32800型客車が登場し、鉄路管理局は新たな電源車を購入した。これはPBK32800型という形式名で台鉄電源荷物車の始祖である。その後は光号の運転開始に伴って更に多くの形式の電源荷物車が存在する。台鉄に存在した電源荷物車の形式は以下の通りである。

  1. 40PBK32800(製造:台鉄台北機廠[1]
  2. 45PBK32800(40PBK32800より改造)
  3. 45PBK32850(新造:日立製作所 改造:唐栄鉄工廠[2]
  4. 45PBK32950
  5. 45PBK32600(製造:唐栄鉄工廠)[3]
  6. 45PBK10400(製造:唐栄鉄工廠)[4]
  7. 45PBK10500(製造:唐栄鉄工廠)[5]

ディーゼル機関車牽引の光号の他に復興号や冷気平快でもディーゼル機関車牽引の場合に用いられているが、光号に合わせた塗色なので客車と塗色が異なっている。なお、45PBK32850型電源荷物車が16番ゲージNゲージで南洋物産によってキット及び完成品として模型化されている。[6]

出典

外部リンク