「モータルコンバット」の版間の差分
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'''[[:en:Mortal_Kombat_X|Mortal Kombat X]]'''、略称「''MKX''」。[[ワーナー・ブラザース|Warner Bros. Interactive Entertainment]] が販売し、[[:en:NetherRealm Studios|NetherRealm Studios]]が開発を担当したシリーズ10作目(「X」はローマ数字の「10(テン)」と呼ばれるが、アルファベットの「エックス」が正しい)。 |
'''[[:en:Mortal_Kombat_X|Mortal Kombat X]]'''、略称「''MKX''」。[[ワーナー・ブラザース|Warner Bros. Interactive Entertainment]] が販売し、[[:en:NetherRealm Studios|NetherRealm Studios]]が開発を担当したシリーズ10作目(「X」はローマ数字の「10(テン)」と呼ばれるが、アルファベットの「エックス」が正しい)。 |
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プラットフォームは[[Windows]]、[[PlayStation 4]]、[[Xbox One]]、[[Android|Android端末]]。エンジンは改良された「Unreal Engine 3」を使用。 |
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前作『MK 2011』の終了から25年間に起こる出来事を描く。 |
前作『MK 2011』の終了から25年間に起こる出来事を描く。 |
2020年8月5日 (水) 09:36時点における版
この項目には暴力的または猟奇的な記述・表現が含まれています。 |
ジャンル | 対戦型格闘ゲーム |
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対応機種 |
アーケード Windows Amiga スーパーファミコン NINTENDO64 ゲームキューブ Wii Nintendo Switch ゲームボーイ ゲームボーイカラー ゲームボーイアドバンス ニンテンドーDS セガ・マスターシステム メガドライブ ゲームギア メガCD スーパー32X セガサターン ドリームキャスト PlayStation PlayStation 2 PlayStation 3 PlayStation 4 PlayStation Portable PlayStation Vita Xbox Xbox 360 Xbox One Game.com iOS |
開発元 | NetherRealm Studios(元 Midway Games Chicago) |
発売元 |
アクレイムジャパン |
デザイナー |
エド・ブーン ジョン・トビアス |
音楽 | ダン・フォーデン |
人数 | 1〜2人 |
発売日 |
1作目: モータルコンバット |
その他 | ※日本での発売日はスーパーファミコン版を指す。 |
『モータルコンバット』 (Mortal Kombat、真人快打、略称:MK) は、ミッドウェイゲームズが1992年に開発・発売した対戦型格闘ゲーム、およびそのシリーズの総称。日本においては『モーコン』と略されることもある[1]。
米国での1作目はミッドウェイによるアーケード版が初出。日本では1993年にアーケード版を同年9月にタイトーがライセンス販売[注釈 1]。家庭用ではアクレイムジャパンより『モータルコンバット2』がスーパーファミコン用に移植されたものが初上陸となる。
タイトルの『Mortal Kombat』は本来英語では『Mortal Combat』と綴るのが正しいのだが、このゲームにおいては「C」が頭文字の英単語は先頭の「C」を「K」(「KILL」の意)に意図的に差し替えて表記する(例:Continue → Kontinue)[2]。
概要
1992年10月、実写取り込みのキャラクターによる2D対戦型格闘ゲームとして初代『モータルコンバット』はリリースされた。同作においては対戦に敗れた相手を惨殺するフェイタリティという要素が取り入れられており、賛否両論を呼んだ。
その後も、シリーズを重ねる中で様々な変遷を遂げてきた一方、フェイタリティは目玉要素として取り入れられている。また、本シリーズは「残虐格闘ゲーム」と呼ぶべきジャンルを形成、数多くのフォロワーが生まれた[3][3]。
第1作目は、ゲームボーイ、メガドライブ、メガCD、ゲームギアなど、数多くのプラットフォームに移植されている。『MKII』以降も多くのプラットフォームに移植されており、Amigaやセガ・マスターシステム、スーパー32X、セガサターン、LSIゲームなどに移植された。
本シリーズは、ゲームのみならずコミカライズやアニメ作品といったメディアミックス展開もなされ、後に映画版『バイオハザード』シリーズを手掛けているポール・W・S・アンダーソン監督によって1995年に映画『モータル・コンバット』が制作された。MPAAのレーティングはPG-13であるため、残虐なシーンは皆無に等しく、ヒロイック要素が強い作品に仕上がっている。続編の『モータルコンバット2』も制作されたが、監督をはじめ主要キャストがほぼ交代している。
本編作品
モータルコンバット
Mortal Kombat、略称「MK」、通称「MK1」。シリーズ第一作目。サブ・ゼロのフェイタリティ「Spine Rip」は「脊髄ごと首を引き抜く」というショッキングな内容であり、あまりのインパクトの強さに、北米は勿論のこと日本のゲーマーからも注目を浴びた。本作品の登場が北米のレーティング審査機関であるエンターテインメントソフトウェアレイティング委員会(ESRB)設立の一翼を担ったとされている[4]。2019年にはこの出来事やメディア展開を受け、アメリカのストロング国立演劇博物館が主宰するゲームの殿堂入りを果たした[5]。 日本発売のSFC版は流血表現が規制され、一部キャラのフェイタリティが変更されたが、MD版、GG版、メガCD版の残虐描写はアーケード版のものを忠実に再現している(MD、GG版は隠しコマンドを入力する必要がある)。また、アーケード版も設定により変更可能。なお、本作のみランキングがスコア形式となっている(『II』以降は勝ち抜いた数で順位の決まるランキング形式になっている)。
モータルコンバットII
Mortal Kombat II、略称「MKII」、またはアラビア数字表記の「MK2」。ステージ内に設置されているオブジェクトや地形を利用して止めを刺すステージフェイタリティ("Stage Fatality" 対象ステージの名称からPitsとも呼ばれる)の種類が増え、フレンドシップ、ベイバリティといったユニークなフィニッシュムーブが追加された。また、GENESIS版では、特定の条件下に限り、相手をファーガス・マクガヴァン(Fergus McGovern)という開発スタッフに変える「ファーガリティ」(Fergality)と呼ばれるフィニッシュムーブが導入された。
また、前作では1人1つだったフェイタリティが2つ(スコーピオン、シャン・ツンのみ3つ)に増えている[3]。ジャックスのフェイタリティ「Arm Rip」(SFC版の名称は「ダブル・アーム・ガッチャ」)は「両腕を力任せに捥ぎ取る」という荒業[3]で、初代『MK』のサブゼロの「Spine Rip」と同様、人権保護団体の間で槍玉に挙げられた技であり、キャラクターが3Dポリゴンに移行した『MK4』までは封印されたという経緯を持つ[要出典]。 本作では、アッパーがヒットした際、稀に「トースティー!(Toasty!)」というボイスと共に画面右下から謎の男性が現れるという演出が取り入れられており、次回作である『MK3』にも引き継がれた。この男性はサウンド担当のダン・フォーデンであり[6]。また、日本語話者の耳には登場する際のボイスが「トッシー!」と聞こえることから「トッシー」[1]または「トッシーおじさん」という通称で呼ばれている[要出典]。GENESIS版では裏技を使うとフォーデンの息子が描いた落書きに変化する。
日本では本作までアクレイムジャパンが各機種で販売していた。日本発売のSFC版は前作同様、表現に規制が加えられた。血の色が緑に変更され、フェイタリティ発動の際に白黒画面に変化する演出が追加されたが、一部では白黒画面の方が生々しさが伝わると評判であった。GB版の一部のフェイタリティは別バージョンに差し替えられており[注釈 2]、人骨もカートゥーンチックなグラフィックになっている。メガドライブ版は隠しコマンドを入力するとアーケード版と同じような残虐描写が解禁される[3]。海外では1作目とカップリング移植した『モータルコンバット&モータルコンバットII』というバージョンも発売されている。PlayStation版[7]や同時移植のセガサターン版が存在するが、サウンド関係のバグ[8]、COM戦で投げが繰り出せないなどの不具合があり流通量も少ない。
モータルコンバット3
Mortal Kombat 3、略称「MK3」。人気キャラクターのスコーピオンを筆頭とする色違い忍者およびキタナ、ミレーナがオミットされている。(サブ・ゼロのみ本作独自の衣装で参戦している。)
またシリーズの主要人物であるライデンとジョニー・ケイジも未登場(ケイジに関しては本作のOPデモにて殺害されている)。
一方、新キャラクターとして近代兵器を体内に内蔵したサイバー忍者の登場、従来の「魔界を中心とした(非科学的な)世界観」に加え、現代都市のステージが登場するなど、大胆な改訂が行われている。「The Subway」や「Scorpion's Lair」など、一部のステージでアッパーカットをヒットさせると受け手が天井を突き破ってステージを移動する演出が追加されている。
特定の順番でボタンを押すことで流れるような連続技を繰り出せるチェインコンボが実装。キャラ毎に性能の異なる複数のチェインコンボが存在することからコンボゲームとしての側面が強まり、戦略性が高まった。また、初代モータルコンバットから既に確立されていたジャグルコンボ(空中コンボ)の概念も正式に採用。これらのリニューアルに伴い、コンボを決めた際にヒット数とコンボによるダメージ率が表示され、スタミナゲージを消費する事で素早く移動できる「ダッシュ」が可能になった。ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売のPS版はローカライズが施された唯一の作品で、ナレーションが日本語化されており、ナレーターは麦人が務めた。北米では初期のPlayStation本体に本ソフトが付属していた。
アルティメットモータルコンバット3
Ultimate Mortal Kombat 3、略称「UMK3」。『MK3』のアップデート版であり、一度削除されたスコーピオンやキタナの再登場など、旧作キャラの復活と新キャラクターの拡充が施されている。以降、数多くリリースされた3作目の移植作は、基本的に本作が対象となる。
本作から「MKG」までの1人用モードは「BATTLE PLAN」(Choose Your Destinyとも呼ばれる)の難易度を選択してから対戦がスタートする形式になっている。
海外ではゲームボーイアドバンスで『Mortal Kombat Advance』というタイトルで移植されているが、移植の精度は低く、容赦ないAIを持つCPUキャラによる非常に高い難易度や、少ないボタン数などに起因する劣悪な操作性などの要素により、海外のゲーム雑誌Electronic Gaming Monthlyでは0点という低評価を付けられている。
海外のNDS向けに発売された『Ultimate Mortal Kombat』は、上の画面にコマンド表が常時表示されており(ただしフェイタリティはコマンドのみで間合いは未記載であり、ステージフェイタリティはコマンド自体が記載されていない)、ワイヤレス通信による対戦、ニンテンドーWi-Fiコネクションによるオンライン対戦をサポートしている。後述の『MK:D』のおまけモードであるパズルコンバットも収録。
移植版のうち、iPad版は2011年2月10日に日本でも配信された[9]。
モータルコンバット トリロジー
Mortal Kombat Trilogy、略称「MKT」。『MK』から『UMK3』のキャラクターを登場させた、実写時代の『MK』の集大成とも言える作品。基本的なシステム、ストーリーは『MK3』を踏襲しているが、『UMK3』で中途半端だった追加キャラクターのフェイタリティが修正されているなどの変更点がある。日本ではソフトバンクよりPlayStation向けに発売。
本作では攻撃がヒットないしガードされると画面下に「AGGRESSOR」の文字が少しずつ表示され、ゲージが一杯になると短時間だがスピードと攻撃力が上昇し、移動の際に残像が描かれるAGGRESSOR(アグレッサー)というゲージシステムが追加された。 日本未発売のN64版は容量の関係で一部キャラクターがオミットされた代わりにモタロー、カメレオン(雌)、そしてシャオ・カーンのフェイタリティが追加された。
PS版のみカノウ、ジャックス、クン・ラオ、ライデンの4名はキャラクターセレクト画面にてコマンドを入力すると、旧作のグラフィックに変化する。
モータルコンバット4
Mortal Kombat 4、略称「MK4」。今作よりキャラクターのグラフィックが実写取り込みから3Dポリゴンに移行した[10]。
現時点で最後のアーケード作品であり、家庭版は日本では本作以降発売されていない[10]。 また、本作のマイナーチェンジ版にあたるドリームキャスト用ソフト『Mortal Kombat Gold』(略称 : MKG)」が発売されており、旧作に登場していたバラカ、サイラックス、キタナ、クン・ラオ、ミレーナ、セクター(隠しキャラ)が追加されている。開発期間が短期だったこともあり、本作は非常にバグが多い。発売から1ヶ月後、致命的なバグが修正され、ビジュアルメモリに対応したVer2.0(赤ディスク)がリリースされたが、不具合は完全には修正されていない。
各キャラクター専用の剣、棍などの武器を戦闘中に装備するシステムや緊急回避のアクションが追加されたほか、一部ステージの地面に対戦相手目がけて投擲可能な岩、生首が点在しており戦略の幅が広がっている。
フレンドシップやベイバリティなどのフィニッシュムーブが削除された一方、フェイタリティの多くは過去作のものを再現している。
本作ではキャラクターセレクト画面にてコマンドを入力するとコスチュームが変化し、キャラクターによっては2種類用意されている。
コンボのダメージが40%を超えると、お互いが吹き飛び強制的にコンボがキャンセルされるMAXIMUM DAMAGEというシステムが追加された。これは『MK3』から『MKT』でいくつもの多数の大ダメージ・即死コンボが確立されたため、対策として導入されたものである。
PS、N64、PCに移植されているほか、Digital Eclipseが開発した2Dグラフィックのゲームボーイカラー版が1998年12月12日に発売されている。エンディングはリアルタイムレンダリングだが、PS版および『MKG』ではプリレンダリング映像で再生される。
なお隠し要素として外皮が溶けた状態で闘うことができ、これが『MKA』に登場するミートの元にもなっている。
モータルコンバット:デッドリーアライアンス
Mortal Kombat: Deadly Alliance、略称「MK:DA」。シリーズ5作目。
プラットフォームがPlayStation 2、Xboxに移行し、グラフィックの質、解像度が飛躍的に向上。本作を皮切りにコンシューマと携帯型ゲーム機のみの展開となった。また、ステージの奥行きを利用した軸移動が可能となっている。GBA向けに移植版とマイナーチェンジ版である『Mortal Kombat: Tournament Edition(略称 : MK:TE)」が発売されており、一部キャラクターが差し替えられている。
キャラクターは各々二つの格闘スタイルと一つの武器を持ち、戦闘中に自由にスタイルを切り替えて戦うことが可能。
なお、斬撃系の武器を持つキャラクターは相手に突き刺すことで、そのラウンド中は武器を使用出来なくなるが相手は決着が付くまで体力が減少し続ける。
各スタイルによって攻撃モーション、コンボが異なる。前作はポリゴンとはいえ、2D格闘ゲームに準じたゲームシステムだったが、今回からは既存の3D格闘ゲームの流れを汲むものとなった[11]。フェイタリティを除くフィニッシュムーブが全て廃止され、各キャラクター1つのみに変更されている。
『MK』以来となるステージ間のミニゲーム、「Test Your Might」が復活しており(今作ではクリアすると、スコアではなく隠し要素解禁に必要なコインを獲得できる)、各キャラクターの基本技やコンボを覚えていくコンクエスト(Konquest)が収録されている。日本での発売も予定されていた[11]が、中止となった。
モータルコンバット:ディセプション
Mortal Kombat: Deception、略称「MK:D」。シリーズ6作目。基本的なシステムは前作『MK:DA』をあらかた踏襲。従来通り各キャラクターは2種類のフェイタリティを持つ。
初回限定版にはアーケード版『モータルコンバット』の移植版が収録されている。
シュジンコウを操作してストーリーを進行させるアドベンチャーゲームとしてリニューアルされた「コンクエスト」、キャラクターたちを駒になぞらえたチェスコンバット(Chess Kombat)、2頭身にデフォルメーションされ、戦況を有利に進めるための布石となる特殊能力を持ったキャラクターが登場する落ち物ゲームパズルコンバット(Puzzle Kombat)など、おまけモードも充実。コンクエストでは『MK:DA』までのシリーズに登場する一部のキャラクターがNPCとして登場しており、話しかけるとコインを譲渡されたり、依頼を受ける、勝負を挑まれるなどのイベントが発生する(ただし、近づくと即座に姿を消したり、背景に映っているのみで話しかけられない場合もある)。また、相手に二本先取りされた際に自決する「ハラキリ」(Hara-Kiri)というコマンドが導入された。
2005年3月1日に北米にてシャオ・カーン、ゴローがプレイアブルキャラとして追加されたゲームキューブ版が発売されている。また、PlayStation Portable向けにアップデートした『モータルコンバット:アンチェインド』(Mortal Kombat: Unchained、略称「MK:U」)も発売された。同作は、ゲームキューブ版の登場キャラクターに加えてキタナ、ジャックス、フロスト、ブレイズの4名が追加された。
モータルコンバット:アルマゲドン
Mortal Kombat: Armageddon、略称「MK:A」。『MK』 から『MK:D』までのキャラクターが総登場しており、プレイアブルキャラは総勢63人(後述の派生作品に登場するキャラクターはサリーナを除き未登場)。
パーツの組み合わせ、スタイル、武器、攻撃モーション、特殊技、基本技、性別、配色、ボイスなどを自由に設定してキャラクターを作成するKreate a Fighterモードが追加。
基本システムは「MK:D」を踏襲しているが、各キャラクターの格闘スタイルは一つのみとなり、フェイタリティのシステムもコンボのように連続攻撃を加えていくことでトドメを刺すクリエイトフェイタリティ(Kreate-A-Fatality)に変更され、空中コンボが実装された。同システムは、最高で11段まで攻撃を加えられるが、1段与えるごとに時間制限が短くなっていく。通常キャラクターと巨大キャラクター(ゴロー、キンタロー、モロク、オナガ、ブレイズ)とでは打撃とトドメの順序が異なる。また、決定打を与えるまでの手数によってフェイタリティの名称が変化する(「Fatality」(初手)から「Ultimate Fatality」(11手)まで)。
他にもTPS視点のアクションゲームにリニューアルされたコンクエス」に加え、2頭身のキャラクターでプレイするレーシングゲームモーターコンバット(Motor Kombat)を収録している。
PlayStation 2版のみ初回限定版が発売され、アーケード版『アルティメットモータルコンバット3』の移植版を収録。
モータルコンバット vs. DC Universe
Mortal Kombat vs. DC Universe、略称「MKvs.DCU」。モータルコンバットのキャラクターと『スーパーマン』『バットマン』などで知られる「DC Universe」のクロスオーバー作品であり、Xbox 360とPS3向けに発売された。
本作はUnreal Engine 3を用いて開発された。本作は北米でのレーティングはESRB:T(13歳以上)であり、グロテスクな演出はかなり控えめになっている[12]。
「モータルコンバット」サイドのキャラクターおよび、「DC Universe」のヴィランはフェイタリティを使用する一方、バットマンなどのヒーローキャラクターはヒロイックブルータリティ(Heroic Brutality)という殺人要素のないフィニッシュムーブを持つ[12]。
本作よりチャプター毎に使用キャラクターを切り替えながら1つのストーリーが進行する「ストーリーモード」が実装された。
なおシリーズの開発元であるミッドウェイゲームスは2009年に経営不振により倒産したため今作は同社が開発・発売した最後のシリーズ作品となった。
モータルコンバット(2011)
Mortal Kombat(2011)、通称「MK9」、「MK 2011」。2011年4月19日に北米で発売された第9作目。正式なタイトルは第一作目と同様 『Mortal Kombat』だが、区別のため 『Mortal Kombat 9』, 『Mortal Kombat 2011』 と表記されることが多い。
今作からミッドウェイゲームスの権利を買収した Warner Bros. Interactive Entertainment からの販売となり、開発は同社の傘下グループの NetherRealm Studios が担当している。
プラットフォームは PlayStation 3、Xbox 360、PlayStation Vita。ゲームエンジンは、前作に引き続きUnreal Engine 3が使用されている。
タイトルが示すとおり「原点回帰」をテーマとして開発された本作は、シリーズを重ね様々な派生作品がリリースされたことによるエピソードや設定の氾濫・矛盾を統一させ、初代から『MK:A』までのシリーズを通した正史をストーリーモードで再構築している。
実写取り込み時代のキャラクターがモタローを除き総登場している反面、3D作品以降の追加キャラクターはクァン・チー、ケンシの2名を除き未登場。 (ただし、レイコやフロスト、ボー・ライ・チョーなどの一部のキャラクターは、ステージ背景に登場したり名前のみ言及される形でカメオ出演しており、ストーリーモードのラストシーンではシノックも顔見せ程度に登場している)
実質的な新キャラクターも『MKII』の開発段階でプレイアブルキャラとして登場する案は用意されていたものの長らく採用されることの無かった「スカーレット」、サブゼロがサイボーグ化した「サイバー・サブゼロ」の2名のみ。
システム面ではこれまで続いた3D対戦型格闘ゲームのZ軸移動を廃した「3Dグラフィックの2D座標対戦型格闘ゲーム」に回帰している。 本作で初めて採用されたシステムの一つに、「スーパーメーター」(Super Meter)があり、必殺技の使用、攻撃を受ける、こちらの攻撃をガードさせることでゲージが溜まっていく。ゲージが3セクションに分かれており、1セクション消費で通常の必殺技を強化した「エンハンスドアタック」、2セクション消費で上記の「ブレイカー」を発動可能。3セクション消費で超必殺技に相当する「X-Ray」を発動できる。 「X-Ray」は、初撃がヒットするとさながらレントゲン写真(X-ray)のように皮膚のみを透過して内臓を映し、骨や臓器の破損が描写される。
一方で、シークレットフェイタリティ、ステージフェイタリティのほか、ベイバリティといった過去作の要素も取り入れられている。
衣装やフェイタリティ、追加キャラクターなどの各種ダウンロードコンテンツに対応しており、『エルム街の悪夢』のフレディ・クルーガー、PS3版とPS Vita版のみ『ゴッド・オブ・ウォー』のクレイトスがゲストキャラクターとして配信されている。
Xbox 360版では、特定モードでXbox LIVEのアバターが使用可能。
オリジナルの発売から1年後にリリースされた完全版「Komplete Edition」は既存のダウンロードコンテンツがあらかじめ全て収録された上で、ゲームモードやコスチュームの追加などが為されている。また、PS Vita版も発売。
「Video Game Awards 2011」では、ベスト格闘ゲーム (Best Fighting Game)を受賞している[13]。
モータルコンバットX
Mortal Kombat X、略称「MKX」。Warner Bros. Interactive Entertainment が販売し、NetherRealm Studiosが開発を担当したシリーズ10作目(「X」はローマ数字の「10(テン)」と呼ばれるが、アルファベットの「エックス」が正しい)。 プラットフォームはWindows、PlayStation 4、Xbox One、Android端末。エンジンは改良された「Unreal Engine 3」を使用。
前作『MK 2011』の終了から25年間に起こる出来事を描く。
登場キャラクターはスコーピオン、サブゼロ等の面々に加え、ジョニー・ケイジの娘であり圧倒的な格闘センスを受け継いだ「キャシー・ケイジ」や、ハードボイルドなガンマン風の「エルロン・ブラック」といった個性的な新キャラクターも追加された。前作では名前のみ言及されていた「ボー・ライ・チョー」、「シノック」といった3Dシリーズ以降のキャラクターも一部復活し、外伝作品『スペシャルフォース』にのみ登場していた忍者「トレマー」も参戦。
前作同様、本作においてもゲストキャラクターがダウンロードコンテンツとして配信されており、今作では『プレデター』よりプレデター、『13日の金曜日』よりジェイソン・ボーヒーズ[14]、『悪魔のいけにえ』よりレザーフェイス、『エイリアン』よりエイリアンが参戦している。
本作では、同じくNetherRealm Studios開発の『インジャスティス:神々の激突』に引き続き、ステージ内のオブジェクトを用いることも可能であり、たとえば「スノーフォレスト」という森林のステージの場合、近くにある木の枝を折って相手に殴りつけることができる[15][16]。
また、フェイタリティも以前の作品と異なり、対戦相手が無残な姿になった状態をメインに映すという、より残虐さが増した演出となっている[15][16]。
サブ・ゼロ、スコーピオンなど初期の作品から登場している一部のキャラクターは実写取り込み時代のものを再現したフェイタリティが実装されている(「Spine Rip」、「Toasty」など)。
ブルータリティの仕様は従来とは異なり、特定のムーブで相手の体力をゼロにする事でコマンド入力のプロセスを経ずにダイレクトにトドメを刺すというシステムに変更された。さらに、本作ではネット対戦中故意に通信を切断すると、使用キャラクターが自動的に死亡して敗北扱いとなる「クイタリティ(Quitality)」というシステムが導入された[17]。加えて、本作では所属する組織のメンバーにとどめを刺してもらう「ファクションキル」(Faction Kill)が導入された。
本作から各キャラクター毎に3種類の戦闘バリエーションが追加されており[15]、たとえばスコーピオンの場合は「HELLFIRE / NINJUTSU / INFERNO」から選択できる[16]。また、戦闘スタイルによってキャラクターの容姿が若干変化する。
PS4版、Xbox One版は2015年4月14日発売。iOS、Android版はコンソール版と異なり、ゲームシステムはシンプルなものとなっており[18]、日本においても配信されている。なお、モバイル版は2019年2月27日をもって「MORTAL KOMBAT」へと改題されている。
かねてより発売延期がアナウンスされていたPS3版、Xbox 360版は発売中止となった[19]。
2016年1月、「Kombat Pack 2」を含む全DLCを同梱した新パッケージ『Mortal Kombat XL』を発表し、PS4とXbox One向けに3月1日発売[20]。
評価(MKX)
- モバイル版に対する評価
- アプリレビューサイト「アプリゲット」のむらさきは、タップやスワイプを主体としたモバイル版の操作体系が非常に快適であると評価しており、プレイヤーキャラクターの強化についても評価している[21]。むらさきはグラフィックが美しい分、データ容量が1.5Gと重いと指摘している[21]。アプリレビューサイト「Appliv」編集部も、直感的な操作体系やプレイヤーキャラの強化といった仕様を評価している[22]。
モータルコンバット11
映像外部リンク | |
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MK11 Kombat Pack Roster Reveal Official Trailer - モータルコンバット11のDLC「Kombat Pack」トレーラー。シャン・ツン、ナイトウルフ、シンデル、スポーン、ジョーカー、T-800の順に登場する。 | |
Mortal Kombat 11: Aftermath - Reveal Trailer 大型アップデート「Aftermath」トレーラー |
Mortal Kombat 11、略称「MK11」。『MK4』以来のナンバリング表記となっている。2019年4月23日に米国にて発売。
対応プラットフォームはPlayStation 4、Xbox One、Nintendo Switch、Windows。
キャラクターのカスタマイズ機能が搭載され、装備品、武器のデザイン、必殺技、戦闘前の登場演出などあらゆる要素をカスタマイズすることができるようになっている[23]。
本作ではゲージの仕様が変更されており、従来は技の強化や超必殺技の発動に用いていたのに対し、本作では攻撃用と防御用の2本に分かれている[23]。
前作までの要素のうち、クイタリティなどは引き続き導入されている一方、超必殺技「X-Ray」は、「フェイタルブロウ」(Fatal Blow)という名称に変更され、「体力が30%以下まで減少する」という発動条件が設けられた[23] ほか、 使用できる回数も1マッチにつき一回までとなっている(外した場合は一定時間経過した後に再び発動できる)。 さらに、5月26日の無料アップデートにて「MKT」以来となる「フレンドシップ」が実装されており、一部キャラクターのフレンドシップはウクライナのダンスグループ・ライトバランスのパフォーマンスをモデルとしている[24]。
ストーリーは『MKX』直後の物語を描いており、時を司る古代神「クロニカ」と彼女に立ち向かうリュウ・カンやライデン達の壮絶な戦いを描いており、異なる時間軸の同一人物が登場する場面もある[23]。 今作ではバラカやカバルなどの前作には登場しなかったキャラクターや「MK 2011」にて初登場したスカーレット、「MK:A」以来の参戦となるフロストとフウジンが復活している。
本作の予告編の音楽はベルギーのDJディミトリ・ヴェガスが担当しており、後に見た目や音声を彼のものに差し替えられるスキンが購入者向け無料コンテンツとして配信された[25]。
本作のDLCゲストキャラは『ターミネーター』よりT-800、『バットマン』よりジョーカー、『スポーン』よりスポーン、『ロボコップ』よりロボコップ[26]が参戦している。
派生作品
モータルコンバット ミソロジー:サブゼロ
Mortal Kombat Mythologies: Sub-Zero、シリーズ初の外伝作品。略称「MKM:SZ」。主役はサブ・ゼロ(兄)であり、時系列は1作目の大会前。
ライデンの弟であるフウジンはこの作品から登場した。なお、本作が実写取り込みを用いた最後の『モータルコンバット』である。
モータルコンバット:スペシャルフォース
Mortal Kombat Special Forces、ジャックスを主役に据えた作品。略称「MK:SF」。MKM:SZとは異なり、TPS視点のゲームとなっている。後に『MKX』に参戦するトレマーの初登場作品である。
モータルコンバット:ショウリンモンクス
Mortal Kombat: Shaolin Monks、リュウ・カンとクン・ラオを主役としたTPS視点のアクションアドベンチャーゲーム。略称「MK:SM」。
ストーリーは、『MK1』の大会後から『MKII』のラストまでに倣っているが、一部に設定と食い違う箇所があり賛否両論となった[要出典]。 同作のストリーモードでは、有効範囲内の敵を一網打尽にするフィニッシュムーブ「マルタリティ」(Multality)が導入された。
ゲーム内の隠し要素として、条件を満たすことで『モータルコンバットII』の完全移植版を遊ぶことができる。
用語集
- フェイタリティ、究極神拳(きゅうきょくしんけん) / Fatality
- 「究極神拳」は日本版MK、MKIIで使用された名称。グロッキー状態の相手を完全に抹殺する、各々のキャラクターが持つトドメ専用の技である[3]。ダメージを与える手段として戦闘中に使用することは不可能なため、厳密には必殺技ではなく演出である。
- シリーズにおける一般的なフェイタリティ発動手順は以下の通り。
- 2ラウンド先取し勝利が確定すると、対戦相手はいわゆる気絶(ピヨリ)で直立不動の状態になると共に、Finish Him(Her) !(トドメを刺せ!)のアナウンスがかかる。ただし、この時相手に一発でも攻撃を当ててしまうと単なるK.O.で終了する。
- 対戦相手が倒れる前にフェイタリティのコマンドを正確に入力する。受け付け時間は作品にもよるが、かなり短い。殆どのフェイタリティは、コマンドとは別に相手との距離も発動条件にある。
- フェイタリティが発動し、主に相手を惨殺する演出が流れる。
- シリーズによって数は異なるが、一人当たり1〜3種類のフェイタリティを持つ。主に相手を惨殺するという点は共通しているが、驚かせてショック死、爆弾で地球ごと爆破といった奇抜なフィニッシュも。
- フェイタリティをはじめ、後述するステージフェイタリティ、フレンドシップなどのコマンドは伝統的に“隠し”扱いとなっており、ほとんどのシリーズでは説明書に未記載である。
- ステージフェイタリティ / Stage Fatality (Pits)
- 強酸の沼に叩き落とす、天井の針で串刺しにするなど、ステージの地形を利用して相手にトドメを刺すフェイタリティ。発動手順はフェイタリティに準じており、専用コマンドの入力が必要。一部のステージでのみ使用可能。
- 3D格闘ゲームに移行した「MK:D」および「MK:A」では、通常のリングアウト扱いとなっているため、穴に落としたり特定のオブジェクトに叩きつけるだけで発動する。こちらはデストラップとして区別されることが多い。
- デストラップは、フェイタリティの発動手順に準じていないため、1ラウンド目から対戦相手をいきなり串刺しにしたりミンチにすることが可能だが、次のラウンドでは何事もなかったかのように復活する。
- ステージフェイタリティの初出は『MKII』から。
- 『MK』では、「Pits」ステージでリュウ・カンのフェイタリティかアッパーカットで止めを刺すと、対戦相手が高所から落下する演出が入るため、これをステージフェイタリティの雛形と捉えることもできる。
- フレンドシップ / Friendship
- 『MKII』から『MKT』、『MK11』のみ実装。踊りを踊ったり、相手にプレゼントを贈るなど、一芸を見せることで相手に友好を示す技。
- ベイバリティ / Babality
- 『MKII』から『MKT』、『MK 2011』のみ実装。相手を赤子に変えることで屈辱を与える技。あくまで赤子の姿と精神状態に変えるので、機械化したキャラクターは面影を残したまま赤子に変化する。
- マーシー / Mercy
- 『MK3』から『MKT』、『MK11』のみ実装。勝負が3ラウンド目にもつれ込んだ時のみ使用できる。専用コマンドを入力することで、相手の体力をほんのわずかだけ回復して勝負を再開する。後述のアニマリティを発動するためには、先にマーシーを発動する必要がある。
- アニマリティ / Animality
- 『MK3』から『MKT』のみ実装。動物や恐竜、架空の猛獣などに変身してトドメを刺す。マーシーを実行した側、受けた側どちらでも発動可能。
- ブルータリティ / Brutality
- 『UMK3』(一部機種)と『MKT』のみ実装。各キャラごとに用意されている非常に長いコマンドの入力が必要で、続けざまに拳と蹴りを繰り出し、相手の肉体が破壊されるまで攻撃を叩き込む。
- 『MKX』においても同名のフィニッシュムーブが存在するが、こちらはHPが一定量まで減った相手にスペシャルムーブでダイレクトにトドメを刺す技となっており、演出としてはフェイタリティに近いものとなっている。
- 『MK11』では、コマンド入力で演出が変化する隠し仕様が実装されている。
- チェインコンボ / Chain Combo
- 初出は『MK3』。特定の順番で通常技ボタンを押すと、硬直をキャンセルしたコンボを繰り出せるシステムであり、キャラごとに性能の異なる複数のチェインコンボが存在する。
- 『MK4』および『MKG』では全キャラクターのチェインコンボのモーションが統一され、コンボキャンセルから特殊技を繰り出す事が可能。
- パリー / Parry
- 初出は『MK:A』。ジャストガードを成功させると相手の攻撃を拳で防いで仰け反らせる。後述の「ブレイカー」とは異なり、ゲージ消費無しで発動可能。
- ブレイカー / Breaker (Combo Breaker)
- 初出は『MK:D』。雷のようなマークを消費して発動。相手の攻撃モーションと、こちらのひるみモーションをキャンセルし、専用の反撃技で相手を殴り飛ばして距離を空け仕切り直すことができる。あくまでコンボを中断させるための方法であり、(殴り飛ばしているモーションに見えるが)ダメージを与えることはできない。
- 『MK:D』では、1ラウンドにつき3回まで使用できる全キャラクター共通のシステムである。『MK 2011』および『MKX』では、後述のスーパーメーターを2ゲージ消費することで発動可能。
- X-Ray
- 『MK 2011』と『MKX』のみ実装。通称「X-Ray Attack」、「X-Ray Move」。スーパーメーターを3セクション消費することで使用できる、いわゆる超必殺技。初撃がヒットするとX線(X-Ray)のように皮膚や骨を透過する演出が入り、相手の部位を破壊ないし損傷させて大ダメージを与える(ガードされるか初撃がヒットしなかった場合は不発に終わる)。
- プレイヤーキャラクターのダメージ量は3〜4割程度だが、ボスキャラクターがこちらに与えるダメージ量は5割あるうえ、初撃がガード不能な場合も。逆にこちらがボスキャラクターに与えるダメージ量は大幅に補正がかかる。
登場キャラクター
同作は、エルダー神と呼ばれる存在が作った6つの世界を舞台としており、エルダー神はこれらの世界同士の争いを減らすために「モータルコンバット」という戦いを開いているという設定である。 第一作『モータルコンバット#モータルコンバット』(Mortal Kombat)では、地球( Earthrealm )は一度敗北を喫しているという設定であり、地球側の戦士が負けた場合は滅亡するという設定である。 同作の物語は、地球側の戦士がチャンピオンのゴロー、ならびに大会の主催者であるシャン・ツンを打ち負かしたことにより、シャン・ツンが別の方法で地球制服を画策するという結末を迎える。 また、参加者の中には、大会の趣旨に反して他の世界の征服のために参加する者もいる。 "en:Mortal Kombat: Deception"において、キャラクターの大半がシャン・ツンと冥界の妖術師クァン・チーによって殺されるが、続く "en:Mortal Kombat: Armageddon"の時点では全員復活している。
メディアミックス
- コミック版
- 米国で発売されたコミック版にはハイドロという液体化するサイバネティック忍者等、オリジナルキャラクターが多数登場する。コミック版を初出とするキャラクターのうち、スカーレットが『MK 2011』にも登場したことに加え、サブ・ゼロとスモークの友情関係など、ゲーム本編に継承されていった設定も多い。また、アニメシリーズもコミック版を元にして制作されている。
- 映画版
- →詳細は「モータル・コンバット (映画)」および「モータルコンバット2」を参照
- ストーリーは『1』と『2』がベースとなっており、『1』から『3』までのキャラクターが登場。ただし、シャオ・カーンとライデンが兄弟等、一部ゲームとは異なる設定があるほか、映画には登場しないキャラクターもいる。
- ドラマ版
- 舞台は『1』より500年前。主人公はクン・ラオの先祖である。
シリーズに対する評価
本シリーズは欧米において人気が高く、対戦格闘ゲームの大会Evolution Championship Seriesの競技種目に選ばれたり[27]、ギネスブックにも様々な記録を残している[28]。 鉄拳シリーズのプロデューサを務める原田勝弘は、独特の世界観や、シリーズ全体でキャラクターやゲストがいたことが人気につながったと、電撃オンラインとのインタビューの中で推測している[29]。 一方、日本国内においては、一部のカルト的な人気にとどまっている[30]。 ライターのBJ Foxは日本における本シリーズの知名度の低さについて、本シリーズにおける残酷表現をコメディ(Komedy〔ママ〕)だとしたうえで、日本の審査当局の切断表現に対する厳しい姿勢や、既に負けた相手を残酷な方法で死に至らせるシステムが日本人に受け入れられなかったためではないかと推測している[31]。このほかにも、第一作における珍妙な世界観や操作性の悪さ[32]や、出荷台数の少なさ[33]などが、日本における知名度の低さの理由として挙がっている。
脚注
注釈
出典
- ^ a b ジミー・ライトニングの元ネタから知るカルチャーギャップと、求められる冷静さAUTOMATON公式ホームページ
- ^ ただし、『Continue』『Credit』となっている作品も存在する
- ^ a b c d e f 株式会社QBQ編『懐かしのメガドライブ 蘇れメガドライバー !!』マイウェイ出版発行、2018年。ISBN 9784865118704 p50-51
- ^ “The Creation of the ESRB - Gaming Historian”. 2020年2月20日閲覧。
- ^ RIKUSYO (2019年5月3日). “『マリオカート』『モータルコンバット』など4作品が「ビデオゲームの殿堂」入り”. Game*Spark. イード. 2020年6月21日閲覧。
- ^ “The Minds Behind Mortal Kombat II”. GamePro (58): p. 29. (1994年5月) 2020年7月12日閲覧。
- ^ http://www.jp.playstation.com/software/title/slps00444.html
- ^ http://voltexture.net/mk2-saturn-sound-bug/
- ^ 株式会社インプレス (2011年2月10日). “EA、iPad「アルティメット モータルコンバット3」配信開始 端末1台での2人対戦も可能な対戦格闘ゲーム”. GAME Watch. 2020年7月9日閲覧。
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- ^ RIKUSYO (2019年7月23日). “『Mortal Kombat 11』に人気DJ「ディミトリ・ヴェガス」が参戦!? サブゼロ用スキンとして配信決定”. Game*Spark. 2020年6月2日閲覧。
- ^ “ロボコップがモータルコンバット11に殴り込み。有料追加ストーリー『Afermath』に登場”. Engadget JP (2020年5月6日). 2020年6月2日閲覧。
- ^ 『電撃オンライン』2012年3月15日次にカプコンが戦いたいお相手は? 『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』の開発陣にロングインタビュー!!。
- ^ GameSpy: Guinness World Records Lists Mortal Kombat's Achievements
- ^ kbj 、 栗田親方 (2020年3月4日). “『鉄拳7』稼働5年を原田さんが振り返る。新キャラ作成やバランス調整、シリーズについて明かす【周年連載】”. 電撃オンライン. 2020年7月9日閲覧。
- ^ “「モータルコンバット」海外で大人気の格闘ゲーム - ふぉーEVA eスポーツ - アミューズメントコラム”. 日刊スポーツ. (2019年12月12日) 2020年4月23日閲覧。
- ^ BJ Fox (2019年8月14日). “残虐格闘ゲームのド定番「Mortal Kombat 11」 僕はシスター校長先生がゲームを激しく罵倒したその放課後にメガドラ版を買ったんだよね”. GAME Watch. インプレス. 2020年6月3日閲覧。
- ^ 空閑叉京/HEW (2018年11月8日). “「モータルコンバット」実写取り込みの残虐描写が与えた衝撃を振り返る”. エキサイトニュース. 2020年6月3日閲覧。
- ^ 稲波 (2018年6月10日). “パンフレットで見るアーケード探訪:Mortal Kombat”. 電脳世界のひみつ基地. 2020年6月3日閲覧。