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2011年の欧州ジュニア選手権では決勝で同胞の[[ラスムス・フラッドバーグ]]を破って金メダルを獲得した。同年の世界ジュニア選手権では決勝でマレーシアの[[ズルファドリ・ズルキフリ]]に敗れて銀メダルを獲得した。2012年初頭には[[コペンハーゲン]]に転居した<ref name="fs"/>。[[フランス・オープン (バドミントン)|フランス・オープン]]では決勝でダレン・リューに敗れて準優勝だった。ヨーロッパバドミントン選手権では準決勝でスウェーデンの[[ヘンリ・ハースカイネン]]に敗れて銅メダルを獲得した。
2011年の欧州ジュニア選手権では決勝で同胞の[[ラスムス・フラッドバーグ]]を破って金メダルを獲得した。同年の世界ジュニア選手権では決勝でマレーシアの[[ズルファドリ・ズルキフリ]]に敗れて銀メダルを獲得した。2012年初頭には[[コペンハーゲン]]に転居した<ref name="fs"/>。[[フランス・オープン (バドミントン)|フランス・オープン]]では決勝でダレン・リューに敗れて準優勝だった。ヨーロッパバドミントン選手権では準決勝でスウェーデンの[[ヘンリ・ハースカイネン]]に敗れて銅メダルを獲得した。


2014年1月には[[スイス・オープン (バドミントン)|スイス・オープン]]に出場し、決勝で中国の[[田厚威]]を破って優勝した。2014年の世界選手権では銅メダルを獲得し、同年のヨーロッパ選手権でも銅メダルを獲得した。2015年にはスイス・オープン、[[オーストラリア・オープン (バドミントン)|オーストラリア・オープン]]、[[ヨネックスオープンジャパン]]の3大会で準優勝しており、決勝ではそれぞれインドの[[スリカンス・キダンビ]]、[[シン龍]]、[[林丹]]に敗れている。
2014年1月には[[スイス・オープン (バドミントン)|スイス・オープン]]に出場し、決勝で中国の[[田厚威]]を破って優勝した。2014年の世界選手権では銅メダルを獲得し、同年のヨーロッパ選手権でも銅メダルを獲得した。2015年にはスイス・オープン、[[オーストラリア・オープン (バドミントン)|オーストラリア・オープン]]、[[ヨネックスオープンジャパン]]の3大会で準優勝しており、決勝ではそれぞれインドの[[スリカンス・キダンビ]]、[[龍]]、[[林丹]]に敗れている。


フランスの[[ラ・ロッシュ=シュル=ヨン]]で開催された2016年5月の{{仮リンク|ヨーロッパバドミントン選手権|label=ヨーロッパ選手権|en|European Badminton Championships}}では、決勝で前回大会覇者の[[ヤン・ウ・ヨルゲンセン]]にストレートで勝利して優勝した。同年の国別対抗戦である[[トマス杯]]では、デンマークに初優勝をもたらし、第29回大会にして初めてアジア以外の国が優勝した。アクセルセンは6試合で5勝しており、デンマーク代表vsインドネシア代表戦では5番手で出て[[トミー・スギアルト]]に勝っている。
フランスの[[ラ・ロッシュ=シュル=ヨン]]で開催された2016年5月の{{仮リンク|ヨーロッパバドミントン選手権|label=ヨーロッパ選手権|en|European Badminton Championships}}では、決勝で前回大会覇者の[[ヤン・ウ・ヨルゲンセン]]にストレートで勝利して優勝した。同年の国別対抗戦である[[トマス杯]]では、デンマークに初優勝をもたらし、第29回大会にして初めてアジア以外の国が優勝した。アクセルセンは6試合で5勝しており、デンマーク代表vsインドネシア代表戦では5番手で出て[[トミー・スギアルト]]に勝っている。


ブラジルの[[リオデジャネイロ]]で開催された[[2016年リオデジャネイロオリンピックのバドミントン競技]]には第4シードとして出場。決勝トーナメント1回戦ではアイルランドの[[スコット・エヴァンス]]に勝ち、準々決勝ではイギリスの[[ラジブ・オーセフ]]に勝ったが、準決勝では第2シードの中国の[[シン龍]]に負けた。3位決定戦では中国の[[林丹]]に勝って銅メダルを獲得した。
ブラジルの[[リオデジャネイロ]]で開催された[[2016年リオデジャネイロオリンピックのバドミントン競技]]には第4シードとして出場。決勝トーナメント1回戦ではアイルランドの[[スコット・エヴァンス]]に勝ち、準々決勝ではイギリスの[[ラジブ・オーセフ]]に勝ったが、準決勝では第2シードの中国の[[龍]]に負けた。3位決定戦では中国の[[林丹]]に勝って銅メダルを獲得した。


2017年の世界選手権では、決勝で中国の[[林丹]]に勝って優勝した。[[フレミング・デルフス]](1977年大会)、[[ピーター・ラスムッセン]](1997年大会)に次いで、デンマーク人として同大会で優勝した3人目の選手である。この試合で林丹との対戦成績を4勝3敗とし、トップ20選手の中では唯一勝ち越しに成功している<ref>{{cite web|title=Lin's head-to-head record against other players|url=http://bwfcontent.tournamentsoftware.com/profile/selectheadtohead.aspx?id=296B69A5-3C25-4E3D-964E-DDFA46A1333A|author=[[世界バドミントン連盟]]|publisher=TournamentSoftware.com|accessdate=September 1, 2017}}</ref>。2017年9月の[[ヨネックスオープンジャパン]]では決勝でマレーシアの[[リー・チョンウェイ]]に勝って優勝し、[[BWF世界ランキング]]で初めて1位となった<ref name=ToI>{{cite web|url=http://timesofindia.indiatimes.com/sports/badminton/viktor-axelsen-wins-first-japan-open-title/articleshow/60815974.cms|title=Viktor Axelsen wins first Japan Open title|author=[[Agence France-Presse]]|publisher=''[[The Times of India]]''|date=September 24, 2017|access-date=September 29, 2017}}</ref>。
2017年の世界選手権では、決勝で中国の[[林丹]]に勝って優勝した。[[フレミング・デルフス]](1977年大会)、[[ピーター・ラスムッセン]](1997年大会)に次いで、デンマーク人として同大会で優勝した3人目の選手である。この試合で林丹との対戦成績を4勝3敗とし、トップ20選手の中では唯一勝ち越しに成功している<ref>{{cite web|title=Lin's head-to-head record against other players|url=http://bwfcontent.tournamentsoftware.com/profile/selectheadtohead.aspx?id=296B69A5-3C25-4E3D-964E-DDFA46A1333A|author=[[世界バドミントン連盟]]|publisher=TournamentSoftware.com|accessdate=September 1, 2017}}</ref>。2017年9月の[[ヨネックスオープンジャパン]]では決勝でマレーシアの[[リー・チョンウェイ]]に勝って優勝し、[[BWF世界ランキング]]で初めて1位となった<ref name=ToI>{{cite web|url=http://timesofindia.indiatimes.com/sports/badminton/viktor-axelsen-wins-first-japan-open-title/articleshow/60815974.cms|title=Viktor Axelsen wins first Japan Open title|author=[[Agence France-Presse]]|publisher=''[[The Times of India]]''|date=September 24, 2017|access-date=September 29, 2017}}</ref>。


2018年1月にはインドで[[プレミア・バドミントン・リーグ]]に参加した<ref>{{cite web|url=http://www.umayinfotechs.com/2018/01/01/pbl-2017-viktor-axelsen-guides-bengaluru-blasters-to-big-win-over-mumbai|title=Premier Badminton League which held on Jan 5, 2018 in Nehru Stadium |date=2018-01-01 |accessdate=2018-09-25}}</ref>。2018年5月の[[トマス杯]]では準々決勝で韓国戦に勝利したが、準決勝の日本戦では自身が初戦で[[桃田賢斗]]に敗れ、またチームも2-3で敗れた。2018年8月の世界選手権では、3回戦で第10シードの香港の[[伍家朗]]に勝ったが、準々決勝で第8シードの中国の[[シン龍]]に負けた。
2018年1月にはインドで[[プレミア・バドミントン・リーグ]]に参加した<ref>{{cite web|url=http://www.umayinfotechs.com/2018/01/01/pbl-2017-viktor-axelsen-guides-bengaluru-blasters-to-big-win-over-mumbai|title=Premier Badminton League which held on Jan 5, 2018 in Nehru Stadium |date=2018-01-01 |accessdate=2018-09-25}}</ref>。2018年5月の[[トマス杯]]では準々決勝で韓国戦に勝利したが、準決勝の日本戦では自身が初戦で[[桃田賢斗]]に敗れ、またチームも2-3で敗れた。2018年8月の世界選手権では、3回戦で第10シードの香港の[[伍家朗]]に勝ったが、準々決勝で第8シードの中国の[[龍]]に負けた。


== 成績 ==
== 成績 ==

2020年8月5日 (水) 08:39時点における版

ビクター・アクセルセン
Viktor Axelsen
2018年のアクセルセン
基本情報
生年月日 (1994-01-04) 1994年1月4日(30歳)
性別 男性
国籍  デンマーク
出身地 オーデンセ
身長 194cm
選手情報
利き腕
種目 男子シングルス(MS)
主な戦績
世界ランク(最高) 1位
獲得メダル
オリンピック
2016 リオデジャネイロ シングルス
世界選手権
2017 グラスゴー シングルス
2014 コペンハーゲン シングルス
ヨーロッパ選手権
2018 ウエルバ シングルス
2016 ラ・ロッシュ シングルス
2017 コリング シングルス
2014 カザン シングルス
2012 カールスクルーナ シングルス

ビクター・アクセルセンデンマーク語: Viktor Axelsen, 1994年1月4日 - )は、デンマークオーデンセ出身の男子バドミントン選手。母国語のデンマーク語のほかに、英語中国語官話)を流ちょうに話すことができる[1]

2010年の世界ジュニアバドミントン選手権大会の優勝者であり、同大会で優勝した初のヨーロッパ人選手である[2]。2016年のリオデジャネイロオリンピックでは銅メダルを獲得した。2016年と2018年にはヨーロッパバドミントン選手権で優勝した[3]。2017年には世界バドミントン選手権大会で優勝した[4]

経歴

1994年にオーデンセに生まれ、父親の勧めで6歳の時にバドミントンを始めた[5][6]。2009年にはドイツジュニア国際で優勝し、さらにU-17ヨーロッパ選手権でも優勝した[7]。2009年にはデンマーク・オープンでシニア大会デビューし、ステフェン・ラスムッセンと組んで男子ダブルスに出場した[5]

2010年1月にはスウェーデン国際に出場し、決勝でにイタリアのIndra Bagus Ade Chandra敗れて準優勝した[8]。2010年にメキシコのグアダラハラで開催された世界ジュニアバドミントン選手権大会では、準々決勝で第1シードの黄宇翔に勝ち、準決勝でインドのB. サイ・プラニースに勝ち、決勝で韓国のカン・ジウクに勝って優勝した[7]。2010年10月のキプロス国際では16歳にしてシニア大会初優勝を飾った。数週間後のデンマーク・オープンBWFスーパーシリーズデビューしたが、優勝するヤン・ウ・ヨルゲンセンに2回戦で敗れた。

2011年の欧州ジュニア選手権では決勝で同胞のラスムス・フラッドバーグを破って金メダルを獲得した。同年の世界ジュニア選手権では決勝でマレーシアのズルファドリ・ズルキフリに敗れて銀メダルを獲得した。2012年初頭にはコペンハーゲンに転居した[6]フランス・オープンでは決勝でダレン・リューに敗れて準優勝だった。ヨーロッパバドミントン選手権では準決勝でスウェーデンのヘンリ・ハースカイネンに敗れて銅メダルを獲得した。

2014年1月にはスイス・オープンに出場し、決勝で中国の田厚威を破って優勝した。2014年の世界選手権では銅メダルを獲得し、同年のヨーロッパ選手権でも銅メダルを獲得した。2015年にはスイス・オープン、オーストラリア・オープンヨネックスオープンジャパンの3大会で準優勝しており、決勝ではそれぞれインドのスリカンス・キダンビ諶龍林丹に敗れている。

フランスのラ・ロッシュ=シュル=ヨンで開催された2016年5月のヨーロッパ選手権では、決勝で前回大会覇者のヤン・ウ・ヨルゲンセンにストレートで勝利して優勝した。同年の国別対抗戦であるトマス杯では、デンマークに初優勝をもたらし、第29回大会にして初めてアジア以外の国が優勝した。アクセルセンは6試合で5勝しており、デンマーク代表vsインドネシア代表戦では5番手で出てトミー・スギアルトに勝っている。

ブラジルのリオデジャネイロで開催された2016年リオデジャネイロオリンピックのバドミントン競技には第4シードとして出場。決勝トーナメント1回戦ではアイルランドのスコット・エヴァンスに勝ち、準々決勝ではイギリスのラジブ・オーセフに勝ったが、準決勝では第2シードの中国の諶龍に負けた。3位決定戦では中国の林丹に勝って銅メダルを獲得した。

2017年の世界選手権では、決勝で中国の林丹に勝って優勝した。フレミング・デルフス(1977年大会)、ピーター・ラスムッセン(1997年大会)に次いで、デンマーク人として同大会で優勝した3人目の選手である。この試合で林丹との対戦成績を4勝3敗とし、トップ20選手の中では唯一勝ち越しに成功している[9]。2017年9月のヨネックスオープンジャパンでは決勝でマレーシアのリー・チョンウェイに勝って優勝し、BWF世界ランキングで初めて1位となった[10]

2018年1月にはインドでプレミア・バドミントン・リーグに参加した[11]。2018年5月のトマス杯では準々決勝で韓国戦に勝利したが、準決勝の日本戦では自身が初戦で桃田賢斗に敗れ、またチームも2-3で敗れた。2018年8月の世界選手権では、3回戦で第10シードの香港の伍家朗に勝ったが、準々決勝で第8シードの中国の諶龍に負けた。

成績

オリンピック

男子シングルス
開催地 対戦相手 スコア 結果
2016 ブラジルの旗 ブラジルリオデジャネイロ 中華人民共和国の旗 林丹 15–21, 21–10, 21–17 銅メダル

世界選手権

男子シングルス
開催地 対戦相手 スコア 結果
2017 スコットランドの旗 スコットランドグラスゴー 中華人民共和国の旗 林丹 22–20, 21–16 金メダル
2014  デンマークコペンハーゲン マレーシアの旗 リー・チョンウェイ 9–21, 7–21 銅メダル

ヨーロッパ選手権

男子シングルス
開催地 対戦相手 スコア 結果
2018 スペインの旗 スペインウエルバ イングランドの旗 ラジブ・オーセフ 21–8, 21–7 金メダル
2017  デンマークコリング デンマークの旗 アンダース・アントンセン 17–21, 16–21 金メダル
2016 フランスの旗 フランスラ・ロッシュ=シュル=ヨン デンマークの旗 ヤン・ウ・ヨルゲンセン 21–11, 21–16 金メダル
2014 ロシアの旗 ロシアカザン デンマークの旗 ヤン・ウ・ヨルゲンセン 11–21, 13–21 銅メダル
2012  スウェーデンカールスクルーナ スウェーデンの旗 ヘンリ・ハースカイネン 21–18, 18–21, 17–21 銅メダル

脚注

  1. ^ Danish Badminton Player Speaks Chinese During Olympics (English + Chinese subs 中英字幕)”. youtube.com (23 August 2016). 2 April 2017閲覧。
  2. ^ Sachetat, Raphaël (25 April 2010). “World Juniors – Axelsen creates history”. Badzine.net. https://www.badzine.net/2010/04/world-juniors-axelsen-creates-history/ 5 August 2018閲覧。 
  3. ^ “'Viktor-ious' Danes Dominate – Finals: European Championships 2016”. 世界バドミントン連盟. (2 May 2016). http://bwfbadminton.com/news-single/2016/05/02/viktor-ious-danes-dominate-finals-european-championships-2016/?pcat=224 5 August 2018閲覧。 
  4. ^ “Badminton World Championships: Viktor Axelsen beats Lin Dan to win singles gold”. BBC. (28 August 2017). https://www.bbc.com/sport/badminton/41071944 5 August 2018閲覧。 
  5. ^ a b Players: Viktor Axelsen”. 世界バドミントン連盟. 5 August 2018閲覧。
  6. ^ a b “Viktor Axelsen” (Danish). Fyens Stiftstidende. (4 September 2016). https://www.fyens.dk/sport/Viktor-Axelsen/artikel/3062183 5 August 2018閲覧。 
  7. ^ a b Sukumar, Dev (3 May 2010). “Players – Axelsen – Hope springs anew for Denmark”. Badzine.net. http://www.badzine.net/2010/05/players-axelsen-hope-springs-anew-for-denmark/ 5 August 2018閲覧。 
  8. ^ Bendix, Lasr (24 January 2010). “Gennembrud for fynsk badminton-es” (Danish). Fyens Stiftstidende. https://www.fyens.dk/sport/Gennembrud-for-fynsk-badminton-es/artikel/1408904 5 August 2018閲覧。 
  9. ^ 世界バドミントン連盟. “Lin's head-to-head record against other players”. TournamentSoftware.com. September 1, 2017閲覧。
  10. ^ Agence France-Presse (September 24, 2017). “Viktor Axelsen wins first Japan Open title”. The Times of India. September 29, 2017閲覧。
  11. ^ Premier Badminton League which held on Jan 5, 2018 in Nehru Stadium” (2018年1月1日). 2018年9月25日閲覧。

外部リンク